1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 1 | 1 |
楽天 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 2 | 7 | 1 | 0 |
勝利投手:田中 将大(7勝8敗0S) (セーブ:松井 裕樹(1勝3敗28S)) 敗戦投手:板東 湧梧(4勝3敗0S) 本塁打 |
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◆楽天が接戦を制した。楽天は2回裏、阿部の適時打で1点を先制する。その後同点とされるも、6回には2死一二塁から岡島が適時打を放ち、再びリードを奪った。投げては、先発・田中将が7回1失点の力投で今季7勝目。敗れたソフトバンクは、打線がつながりを欠いた。
◆Hey! Say! JUMPの八乙女光(32)が、セレモニアルピッチを行った。八乙女にちなみ、背番号「8」の楽天FAN'Sユニホームを着て登場した。髪色も楽天のチームカラーのクリムゾンレッドと、白星を願って白色の紅白ヘアーで登板。捕手役は太田光が務め、"光バッテリー"が実現。セットポジションからノーバウンドで太田のミットに収まった。「相手も太田光さんだったので、光から光という気持ちを込めて投げました」と笑顔だった。八乙女は仙台市出身。地元での凱旋(がいせん)登板を飾り、「(サヨナラ勝ちの)昨日の勢いに乗って今日も頑張ってほしいですし、いい流れの楽天を見たいなと思っています」とエールを送っていた。
◆あと3つ! 楽天田中将大投手(34)が、日米通算197勝目を挙げた。前回登板から中8日でのマウンド。スライダーとスプリットの精度を改善してきた。「いろいろ変えましたし、考えながらやりました」。変化球を低めに集める投球。1点リードの7回2死一塁では、代打野村大に対し、スプリットを続けた。2球目、一塁走者周東に二盗を許したが、お構いなし。2ストライクから、低めのスプリットで空振り三振を奪った。3球すべてで落とし、ピンチの芽を摘んだ。要所で決める集中力。その意識を持ち続けるからこそ、勝利をここまで積み上げることができた。ルーキー時代から知る長坂ブルペン捕手は「キャッチボール1つ1つから、自分のイメージ通りに投げられるボールやコントロールを意識して投げているというのは、最初から今も変わらない」と明かす。人一倍、1つ1つを大事に丁寧に確認と改良。常に変化して、試合に臨んでいる。7回4安打1失点で今季7勝目。今シーズンは残り6試合程度の先発が予想される。今季中の大台達成へ-。「僕もなかなか勝ててないですし、ただ、チームのいるところもそうですし、勢いに乗って、1試合1試合戦って、数多く勝ちたいですね」と前を向いた。【湯本勝大】
◆ズシリと重く1点がのしかかった。ソフトバンクにたった1点をはね返すだけの反発力はなかった。楽天に痛すぎる連敗。敵地・仙台ではこれで5連敗。最大15あった貯金も使い果たし5月3日以来、約3カ月半ぶりに勝率5割となってしまった。交流戦の貯金4を差し引けば同一リーグには借金4。2位ロッテに4ゲーム差と離され、気がつけば4位楽天が3ゲーム差と迫ってきた。千葉、仙台と続いたロードは2カード連続の負け越し。今季5度目の3連敗...。数え上げれば「負」の要因しか見当たらない。「1点差ゲームでなかなか勝てないね。投手も野手もみんな頑張っているんやけどね」。試合後、藤本監督は惜敗を淡々と振り返った。3度の満塁機でチャンスをつぶした楽天打線だが、それ以上にホークス打線はつながりを欠いた。5回に今宮の8号ソロで同点としたものの、6回以降は2安打。2回無死一塁の場面では柳町が三振ゲッツー。4回1死から柳田が三塁打を放ったものの、近藤、柳町がともに一ゴロに倒れた。さらに7回2死一塁で代走周東が二盗を決めたものの、代打野村大が空振り三振に倒れ好機を生かせなかった。「(2回の)三振ゲッツーね。何とかチーム打撃ができないといけないよね。技術がないと練習しかないからね。(7回も)盗塁成功であと1本というところがね。いい投手来ているからしんどいとこあるよね。お互いさまやから。投手と野手は共同作業。それが悪い方向にいっている」と藤本監督も渋い表情で振り返るしかなかった。先制を許したのは2回のリチャードの悪送球がきっかけだった。前夜(25日)に続いてエラー絡みの失点と攻守に精彩を欠く。「残り33試合、選手も疲れているけど、あとひと踏ん張りしてもらって頑張ってもらいましょう」。藤本監督には打開策は見えているのだろうか。【佐竹英治】
◆人気アイドルグループ「Hey! Say! JUMP」のメンバーで仙台市出身の八乙女光(32)が、セレモニアルピッチを務めた。名字(八乙女)にかけた背番号「8」のユニホームを着用して登場。左腕から放たれた白球は、ノーバウンドで捕手役を務めた太田光捕手(26)のミットへ。スタンドから大きな拍手を受け、笑顔で応えた。投球後に報道陣の取材に応じ、「本当にすごく練習しました。相手も太田光さんだったので、〝光から光〟という気持ちを込めて投げました」と明かした。ヘアカラーについて「きょうに合わせて、半分(楽天カラーの)クリムゾンレッドにして、楽天が白星になりますようにという意味で赤と白にして、紅白にしてきました」と説明した。
◆楽天が競り勝った。田中将は要所で踏ん張り、7回1失点でチームトップの7勝目を挙げた。九回は松井裕が締めて28セーブ目。打線は1―1の六回に岡島の適時打で勝ち越した。ソフトバンクは3連敗を喫し、貯金がなくなった。
◆ついに、カウントダウンが始まった。楽天・田中将大投手(34)が7回を4安打1失点、5奪三振の力投で7勝目をマーク。自身3試合ぶりの白星で日米通算197勝として、大台到達に前進した。「味方の好守でリズムに乗っていくことができた。皆さんに背中を押してもらっていい投球ができました」2日連続で満員御礼が出た本拠地のファンに感謝した。失点は1-0の五回に浴びた今宮のソロのみ。六回2死二塁では近藤を速球で遊ゴロに抑え、その裏に2-1と再びリードを奪うと、丁寧に低めに集めて91球で救援陣に託した。10日に六回途中6失点で黒星を喫した3位ソフトバンクに雪辱し、クライマックスシリーズ行きを争う3連戦で2連勝。3ゲーム差に詰め寄った石井監督は「引き出しを多く使った投球」とたたえた。尊敬する米大リーグ、パドレスのダルビッシュは現地25日の試合で敗れて日米通算196勝で足踏み。この日、2000安打を達成した中日・大島に次ぐ名球会入りが注目される中、田中将は「お互いになかなか簡単ではない」と産みの苦しみを吐露しながらも「残りの登板もシーズンも少ない。勢いに乗って戦って、数多く勝ちたい」と力を込めた。(広岡浩二)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
67 | 40 | 4 | 0.626 (-) | M24 (-) |
32 | 406 (-) | 329 (-) | 90 (-) | 36 (-) |
0.252 (↓0.002) | 2.730 (↑0.03) |
2 (-) |
ロッテ |
56 | 48 | 5 | 0.538 (-) | 9.5 (-) |
34 | 390 (-) | 401 (-) | 76 (-) | 59 (+1) |
0.241 (-) | 3.420 (↑0.04) |
3 (-) |
ソフトバンク |
54 | 54 | 2 | 0.500 (↓0.005) | 13.5 (↓0.5) |
33 | 411 (+1) | 392 (+2) | 84 (+1) | 52 (+2) |
0.247 (-) | 3.320 (↑0.02) |
4 (-) |
楽天 |
52 | 58 | 1 | 0.473 (↑0.005) | 16.5 (↑0.5) |
32 | 387 (+2) | 438 (+1) | 88 (-) | 81 (-) |
0.242 (↓0.001) | 3.580 (↑0.02) |
5 (-) |
西武 |
49 | 62 | 1 | 0.441 (↓0.004) | 20 (↓0.5) |
31 | 320 (-) | 372 (+7) | 71 (-) | 64 (+1) |
0.232 (-) | 3.000 (↓0.04) |
6 (-) |
日本ハム |
50 | 64 | 1 | 0.439 (↑0.005) | 20.5 (↑0.5) |
28 | 393 (+7) | 390 (-) | 86 (+1) | 62 (+1) |
0.236 (↑0.001) | 2.970 (↑0.02) |
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