楽天(☆2対1★)ソフトバンク =リーグ戦16回戦(2023.08.26)・楽天モバイルパーク宮城=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ソフトバンク
0000100001511
楽天
01000100X2710
勝利投手:田中 将大(7勝8敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝3敗28S))
敗戦投手:板東 湧梧(4勝3敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】今宮 健太(8号・5回表ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 楽天戦チケット予約 ソフトバンク戦チケット予約
◆楽天が接戦を制した。楽天は2回裏、阿部の適時打で1点を先制する。その後同点とされるも、6回には2死一二塁から岡島が適時打を放ち、再びリードを奪った。投げては、先発・田中将が7回1失点の力投で今季7勝目。敗れたソフトバンクは、打線がつながりを欠いた。

◆Hey! Say! JUMPの八乙女光(32)が、セレモニアルピッチを行った。八乙女にちなみ、背番号「8」の楽天FAN'Sユニホームを着て登場した。髪色も楽天のチームカラーのクリムゾンレッドと、白星を願って白色の紅白ヘアーで登板。捕手役は太田光が務め、"光バッテリー"が実現。セットポジションからノーバウンドで太田のミットに収まった。「相手も太田光さんだったので、光から光という気持ちを込めて投げました」と笑顔だった。八乙女は仙台市出身。地元での凱旋(がいせん)登板を飾り、「(サヨナラ勝ちの)昨日の勢いに乗って今日も頑張ってほしいですし、いい流れの楽天を見たいなと思っています」とエールを送っていた。

◆あと3つ! 楽天田中将大投手(34)が、日米通算197勝目を挙げた。前回登板から中8日でのマウンド。スライダーとスプリットの精度を改善してきた。「いろいろ変えましたし、考えながらやりました」。変化球を低めに集める投球。1点リードの7回2死一塁では、代打野村大に対し、スプリットを続けた。2球目、一塁走者周東に二盗を許したが、お構いなし。2ストライクから、低めのスプリットで空振り三振を奪った。3球すべてで落とし、ピンチの芽を摘んだ。要所で決める集中力。その意識を持ち続けるからこそ、勝利をここまで積み上げることができた。ルーキー時代から知る長坂ブルペン捕手は「キャッチボール1つ1つから、自分のイメージ通りに投げられるボールやコントロールを意識して投げているというのは、最初から今も変わらない」と明かす。人一倍、1つ1つを大事に丁寧に確認と改良。常に変化して、試合に臨んでいる。7回4安打1失点で今季7勝目。今シーズンは残り6試合程度の先発が予想される。今季中の大台達成へ-。「僕もなかなか勝ててないですし、ただ、チームのいるところもそうですし、勢いに乗って、1試合1試合戦って、数多く勝ちたいですね」と前を向いた。【湯本勝大】

◆ズシリと重く1点がのしかかった。ソフトバンクにたった1点をはね返すだけの反発力はなかった。楽天に痛すぎる連敗。敵地・仙台ではこれで5連敗。最大15あった貯金も使い果たし5月3日以来、約3カ月半ぶりに勝率5割となってしまった。交流戦の貯金4を差し引けば同一リーグには借金4。2位ロッテに4ゲーム差と離され、気がつけば4位楽天が3ゲーム差と迫ってきた。千葉、仙台と続いたロードは2カード連続の負け越し。今季5度目の3連敗...。数え上げれば「負」の要因しか見当たらない。「1点差ゲームでなかなか勝てないね。投手も野手もみんな頑張っているんやけどね」。試合後、藤本監督は惜敗を淡々と振り返った。3度の満塁機でチャンスをつぶした楽天打線だが、それ以上にホークス打線はつながりを欠いた。5回に今宮の8号ソロで同点としたものの、6回以降は2安打。2回無死一塁の場面では柳町が三振ゲッツー。4回1死から柳田が三塁打を放ったものの、近藤、柳町がともに一ゴロに倒れた。さらに7回2死一塁で代走周東が二盗を決めたものの、代打野村大が空振り三振に倒れ好機を生かせなかった。「(2回の)三振ゲッツーね。何とかチーム打撃ができないといけないよね。技術がないと練習しかないからね。(7回も)盗塁成功であと1本というところがね。いい投手来ているからしんどいとこあるよね。お互いさまやから。投手と野手は共同作業。それが悪い方向にいっている」と藤本監督も渋い表情で振り返るしかなかった。先制を許したのは2回のリチャードの悪送球がきっかけだった。前夜(25日)に続いてエラー絡みの失点と攻守に精彩を欠く。「残り33試合、選手も疲れているけど、あとひと踏ん張りしてもらって頑張ってもらいましょう」。藤本監督には打開策は見えているのだろうか。【佐竹英治】

◆人気アイドルグループ「Hey! Say! JUMP」のメンバーで仙台市出身の八乙女光(32)が、セレモニアルピッチを務めた。名字(八乙女)にかけた背番号「8」のユニホームを着用して登場。左腕から放たれた白球は、ノーバウンドで捕手役を務めた太田光捕手(26)のミットへ。スタンドから大きな拍手を受け、笑顔で応えた。投球後に報道陣の取材に応じ、「本当にすごく練習しました。相手も太田光さんだったので、〝光から光〟という気持ちを込めて投げました」と明かした。ヘアカラーについて「きょうに合わせて、半分(楽天カラーの)クリムゾンレッドにして、楽天が白星になりますようにという意味で赤と白にして、紅白にしてきました」と説明した。

◆楽天が競り勝った。田中将は要所で踏ん張り、7回1失点でチームトップの7勝目を挙げた。九回は松井裕が締めて28セーブ目。打線は1―1の六回に岡島の適時打で勝ち越した。ソフトバンクは3連敗を喫し、貯金がなくなった。

◆ついに、カウントダウンが始まった。楽天・田中将大投手(34)が7回を4安打1失点、5奪三振の力投で7勝目をマーク。自身3試合ぶりの白星で日米通算197勝として、大台到達に前進した。「味方の好守でリズムに乗っていくことができた。皆さんに背中を押してもらっていい投球ができました」2日連続で満員御礼が出た本拠地のファンに感謝した。失点は1-0の五回に浴びた今宮のソロのみ。六回2死二塁では近藤を速球で遊ゴロに抑え、その裏に2-1と再びリードを奪うと、丁寧に低めに集めて91球で救援陣に託した。10日に六回途中6失点で黒星を喫した3位ソフトバンクに雪辱し、クライマックスシリーズ行きを争う3連戦で2連勝。3ゲーム差に詰め寄った石井監督は「引き出しを多く使った投球」とたたえた。尊敬する米大リーグ、パドレスのダルビッシュは現地25日の試合で敗れて日米通算196勝で足踏み。この日、2000安打を達成した中日・大島に次ぐ名球会入りが注目される中、田中将は「お互いになかなか簡単ではない」と産みの苦しみを吐露しながらも「残りの登板もシーズンも少ない。勢いに乗って戦って、数多く勝ちたい」と力を込めた。(広岡浩二)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
67404 0.626
(-)
M24
(-)
32406
(-)
329
(-)
90
(-)
36
(-)
0.252
(↓0.002)
2.730
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
56485 0.538
(-)
9.5
(-)
34390
(-)
401
(-)
76
(-)
59
(+1)
0.241
(-)
3.420
(↑0.04)
3
(-)
ソフトバンク
54542 0.500
(↓0.005)
13.5
(↓0.5)
33411
(+1)
392
(+2)
84
(+1)
52
(+2)
0.247
(-)
3.320
(↑0.02)
4
(-)
楽天
52581 0.473
(↑0.005)
16.5
(↑0.5)
32387
(+2)
438
(+1)
88
(-)
81
(-)
0.242
(↓0.001)
3.580
(↑0.02)
5
(-)
西武
49621 0.441
(↓0.004)
20
(↓0.5)
31320
(-)
372
(+7)
71
(-)
64
(+1)
0.232
(-)
3.000
(↓0.04)
6
(-)
日本ハム
50641 0.439
(↑0.005)
20.5
(↑0.5)
28393
(+7)
390
(-)
86
(+1)
62
(+1)
0.236
(↑0.001)
2.970
(↑0.02)