DeNA(☆3対1★)広島 =リーグ戦21回戦(2023.08.24)・横浜スタジアム=
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広島
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DeNA
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勝利投手:東 克樹(11勝2敗0S)
(セーブ:森原 康平(2勝0敗8S))
敗戦投手:床田 寛樹(10勝4敗0S)

本塁打
【DeNA】ソト(9号・3回裏2ラン)

  DAZN
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◆DeNAは2回裏、2死二塁から大田の適時打で幸先良く先制に成功する。続く3回には、ソトが2ランを放ち、リードを広げた。投げては、先発・東が7回5安打1失点の力投で今季11勝目。敗れた広島は、先発・床田が試合をつくるも、打線がつながりを欠いた。

◆今季のDeNA東克樹はここまで10勝2敗。黒星は5月11日と、同25日の巨人戦だけで、6月1日楽天戦から6連勝中だ。DeNA投手のシーズン7連勝以上は17年ウィーランドまで9人17度あるが、左腕では野村弘樹(3度=91年7連勝、93年9連勝、98年7連勝)1人だけ。今季10勝を挙げる床田に投げ勝ち、球団左腕25年ぶり2人目の7連勝を飾れるか。

◆DeNA打線が苦手の広島床田寛樹投手を攻略した。まずは2回2死二塁。6月9日以来、今季2度目の1番起用となった大田泰示外野手が先制の左前適時打を放った。「好投手なので集中力高く、甘いボールがきたら積極的にいこうと決めていました」と真剣な表情で振り返った。さらに3回1死一塁でネフタリ・ソト内野手が続いた。大田と同じく、浮いたツーシームを捉えると打球は左翼ポールを直撃。9号2ランに「バットの先だったので、打った瞬間は正直、入るとは思わなかったです。ポール際だったので『切れないでくれー!』と思いながら走っていました」と笑った。床田とは今季早くも7度目の対戦で、ここまでは防御率1・47に抑えられて0勝3敗。前回3日は9回を0点に封じられ、三浦監督は「早めに主導権を握れるように」と話していた。ともに10勝を挙げている東との投手戦が予想されたが、序盤にリードを奪った。

◆広島床田寛樹投手が5回3失点で4敗目を喫した。1回2死満塁は切り抜けるも、2回に先制を許し、3回にはソトに左翼ポール直撃の2ランを被弾。変化球の精度を欠いて失点を重ねた。「ツーシームが良くなかった。あと緩急がまったく使えなかった」。猛省の左腕に、新井監督は「試合自体はつくってくれた。相手がいいスイングだったということ」と責めなかった。打線も1得点に抑えられ、連勝が4で止まった。▽広島デビッドソン(7回にチーム唯一の得点となる適時打に)「チェンジアップが必ず来るだろうと思って、ゾーンを高めに設定してしっかりとバットを振り抜きました」

◆広島が先発東らDeNA投手陣に1得点に抑えられ、連勝が4で止まった。先発床田寛樹投手は2回に先制を許すと、3回にはソトに2ランを浴びた。5回3失点降板で4敗目となった。打線は7回に西川の二塁打からデビッドソンの中前打で1点を返すも、8回以降はDeNA中継ぎ陣の前に走者を出すことができなかった。試合後の広島新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-床田投手について新井監督 (DeNAと)対戦がすごく多いからね。(打たれたのは)ツーシームだったかな。あれも相手がうまく打ったと思います。-相性は良かったが、相手も攻略してきた新井監督 相手もしっかりと対策を練ってくると思いますし、そこらへんはイタチごっこなのでね。トコ(床田)も点差が3点あったので、攻撃との絡みで代わりましたけど、試合自体はつくってくれたと思います。まあ、相手がいいスイングだったということですかね。打線の方も東、いい投手なのでね。今日もコントロールが良かったですね。序盤から両サイドに投げ分けて。いい投手に対しては、なかなか点は取れないので。そこも東投手が良かったと思います。-早めに投手をつないだ中で登板間隔が空いた中継ぎ陣が抑えた新井監督 そこは収穫ありましたね。アンディにしても益田にしても。森浦が久しぶりの1軍マウンドだったんですけど、いい球を投げていましたし、いいものを見せてもらいました。-明日、広島に移動して本拠地3連戦新井監督 自分たちはいつも言っているけど、相手がどこだろうと、1試合1試合全員野球で戦うということです。

◆DeNA東克樹投手(27)が7回1失点で、ハーラー単独トップの11勝目を挙げた。ストライク先行で投げ込み、6回まで二塁を踏ませなかった。だが久々の中5日登板に疲労もたまる。「7回はバテていた。最後は本当に気合で投げました」。広島デビッドソンに中前適時打を許したが後続を断ち、2試合連続の無四球でマウンドを降りた。10勝左腕対決を制した。打線は床田に今季ここまで1度も勝てず、3日の対戦でも9回を0点に封じられていた。チームの連敗を4で止め「床田さんとの投げ合いに勝てたことがすごく大きい」と喜んだ。6月1日の楽天戦から自身7連勝。球団の左腕では、3度記録した野村弘樹以来、2人目となった。11勝もルーキーイヤーに並ぶ自己最多タイだが「(重みが)全然違う。新人の時はがむしゃらに投げていた。今季はカード頭だったり重要な1戦が多くて、その中で勝てているのは財産になる」と価値を感じていた。▽DeNA三浦監督(連敗が4でストップ)「(前夜の負けで)貯金がなくなっただけで、シーズンが終わったわけじゃない。思い切ってやろうという話はしました」

◆DeNAは東が7回5安打1失点で、リーグ単独トップの11勝目を挙げた。チームは連敗を4で止めた。打線は二回に大田が先制打、三回にソトが2点本塁打を放った。広島は床田が5回3失点で4敗目。チームの連勝は4でストップ。

◆2桁勝利投手同士の投げ合いで意地を見せた。中5日で先発したDeNA・東克樹投手(27)が7回97球を投げ5安打1失点の好投。2点リードを守って勝ちパターンの救援陣につなぎ、チームの連敗を「4」で止めた。最多勝争いでトップに並ぶ広島・床田との投げ合い。両左腕は序盤に明暗が分かれた。「夏場なので疲労をためないように。リカバリーを中心に意識して取り組んできた」とマウンドに上がった東。立ち上がりから制球が安定し、テンポよく広島打線を打ち取り6回まで無失点。0―3の七回に1死二塁からデビッドソンに中前適時打を浴びたが、後続の反撃は断ち切った。試合前時点で防御率トップに君臨し、前回対戦では9回無得点だった床田に対し、二回2死二塁から大田が左前適時打を放ち先制。三回には1死一塁からソトが左翼ポールに直撃する9号2ランで追加点を挙げた。いずれも浮いたツーシームを捉えた当たりで、少ないチャンスで攻略に成功した。3-1の九回を森原が3人で締めてチームは連敗を4で止めた。夏場に入り打撃陣が不振を極める中で東は安定した投球を続けてきた。6月以降は黒星なく、この日で7連勝をマークした左腕。セ・リーグで3投手しかいない2桁投手の中で一歩抜け出す、11勝目を挙げた。(横山尚杜)

◆広島の床田はDeNA東との左腕対決に屈し、5回3失点で4敗目を喫した。二回に大田の適時打で先制を許し、三回にはソトに2点本塁打を浴びるなど先に崩れた。「いい投手相手に先制点を取られたら厳しい」と肩を落とした。痛打されたのはやや高めに浮いたツーシーム。カーブやパームボールでカウントが取れず、狙い球を絞られた。DeNAは既に3勝を挙げていたお得意様だったが、新井監督は「相手も対策を練ってくる。相手のスイングがよかった」とかばった。(横浜)

◆DeNAは東が7回5安打1失点で、リーグ単独トップの11勝目を挙げた。チームは連敗を4で止めた。DeNA・東がリーグ単独トップで1年目の2018年以来となるシーズン11勝目を挙げ、6月1日の楽天戦から自身の連勝を7に伸ばした。7連勝は、球団(前進を含む)では2017年のウィーランド以来6年ぶり10人目。球団の左腕では野村弘樹(1991、93、98年の3度)以来25年ぶり2人目。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
67414 0.620
(-)
M23
(↑1)
31432
(-)
340
(-)
57
(-)
58
(-)
0.249
(-)
2.710
(-)
2
(-)
広島
61503 0.550
(↓0.005)
7.5
(↓0.5)
29402
(+1)
397
(+3)
76
(-)
65
(-)
0.244
(↓0.001)
3.140
(↓0.01)
3
(-)
巨人
56541 0.509
(↑0.004)
12
(↑0.5)
32432
(+5)
408
(+3)
134
(+2)
40
(+1)
0.258
(-)
3.540
(-)
4
(-)
DeNA
55543 0.505
(↑0.005)
12.5
(↑0.5)
31399
(+3)
399
(+1)
79
(+1)
21
(-)
0.247
(-)
3.270
(↑0.03)
5
(-)
ヤクルト
47632 0.427
(↓0.004)
21
(↓0.5)
31413
(+3)
446
(+5)
97
(+1)
55
(-)
0.238
(-)
3.710
(↓0.02)
6
(-)
中日
41673 0.380
(-)
26
(-)
32316
(-)
389
(-)
50
(-)
30
(-)
0.241
(-)
3.180
(-)