DeNA(★2対5☆)広島 =リーグ戦20回戦(2023.08.23)・横浜スタジアム=
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広島
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DeNA
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勝利投手:大瀬良 大地(5勝9敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(2勝7敗12S))
敗戦投手:濵口 遥大(2勝6敗0S)

本塁打
【DeNA】佐野 恵太(11号・3回裏2ラン)

  DAZN
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◆投打のかみ合った広島が4連勝。広島は初回、西川の適時打で幸先良く先制する。その後3-2となって迎えた7回表、西川と松山の連続適時打で2点を加え、リードを広げた。投げては、先発・大瀬良が5回2失点で今季5勝目。敗れたDeNAは、打線が振るわなかった。

◆広島大瀬良大地がDeNA戦に先発する。DeNA戦は通算14勝10敗だが、14~20年が6勝10敗、防御率3・47に対し、21年以降は8勝0敗、防御率1・53。このカードは21年4月2日から8連勝中で、横浜スタジアムでも19年8月16日から6連勝中。20年終了時点では、対セ・リーグ5球団の中でDeNA戦が唯一負け越している苦手カードだったのに、21年からは一番のお得意さん。大瀬良がDeNA戦の連勝を伸ばすか。

◆DeNA西浦直亨内野手(32)が、広島戦(横浜)に臨む1軍に合流した。西浦は、7月末に阪口皓亮投手(24)との交換トレードでヤクルトから加入。同28日のヤクルト戦から登録され、代打で5打席立ったが、無安打で8月6日に抹消された。2軍降格後は、イースタン・リーグに8試合に出場し、打率1割7分9厘、0本塁打、2打点。直近2試合では2試合連続で安打をマークした。

◆DeNA佐野恵太外野手(28)が、同点の11号2ランを放ち、チーム23イニングぶりの得点を挙げた。2点を追いかける3回2死一塁、カウント2-2から、広島大瀬良のカットボールを右翼席に運んだ。「自分のスイングで力強く仕留めることができました。追い込まれていたので、食らいついていきました。同点に追いつくことができ、よかったデスターシャ!」大きな声を上げながら、ベンチで迎えるチームメートとタッチを重ね、本塁打パフォーマンス「デスターシャ」を決めた。佐野が横浜スタジアムで本塁打を放つのは、5月18日の広島戦以来だった。

◆DeNA浜口遥大投手(28)が、6回途中7安打3失点(自責1)で降板した。1回に1死から一ゴロのベースカバーで一塁ベースを踏み損ねると、1死二、三塁から西川の適時打で先制点を許し、3回には小園の適時打で追加点を奪われた。3回に佐野の同点の11号2ランで追いついたが、6回に2本の安打と三塁の林の失策で2死満塁のピンチを招き、押し出し四球で勝ち越し点を許し、降板を告げられた。

◆DeNAが今季7度目の4連敗を喫し、首位阪神との差が今季最大の13ゲームに開いた。2位広島とは6ゲーム差に拡大。貯金も消滅し、再び勝率5割に戻った。先発浜口遥大投手(28)が6回途中7安打3失点(自責1)で降板。7回に2番手の山崎が死球からの3連打で2点を奪われ、リードを広げられた。故障の宮崎を欠く打線は、3回に佐野の同点の11号2ランで追いつき、チーム23イニングぶりの得点を挙げたが、4回以降はつながりを欠き、浜口に白星を贈れなかった。今季6敗目(2勝)を喫した浜口は「全体的に苦しい投球となり、球数も多く、いいリズムをつくれなかったです。次回登板はゾーン内で勝負する中で、粘られても球種の使い方を工夫して、少ない球数で抑えられるようにしたいです」とコメントした。

◆広島が勝ちパターン2投手を欠く中で、5投手のリレーで逃げ切った。上位争いする阪神、巨人、DeNAとの3カード連続勝ち越しとなる、4連勝。DeNAとのゲーム差をさらに広げた。1回に西川が5戦連続打点となる先制打を放つと、3回は小園の中前適時打で加点した。同点の6回は2死満塁から代打田中が押し出し四球を選び勝ち越し。7回には西川、松山の連続適時打でリードを広げた。先発大瀬良は2点リードの3回、佐野に同点2ランを浴びながら、5回まで追加点を許さなかった。代打が送られた6回に勝ち越し、1カ月ぶりの5勝目を手にした。6回以降は大道、中崎、島内、栗林とつないで逃げ切った。

◆広島菊池涼介内野手(33)がレジェンドとともに球団史に名を残した。5回、DeNA浜口から左前打を放ち、シーズン100安打を記録した。13年から11年連続100安打となり、球団では山本浩の17年連続、衣笠、高橋の12年連続に次ぐ記録となった。試合後、報道陣から連続記録について知らされた菊池は驚きながらも感謝の言葉を口にした。「丈夫に生んでくれた親に感謝。いいときも悪いときもあった中で試合に使ってくれた監督さんに感謝です」。昨季まで10年連続ゴールデングラブ賞受賞の名手が、バットでも通算1500安打に続く記録を打ち立てた。

◆広島4番西川龍馬内野手がこの日も火付け役となった。1回1死二、三塁からDeNA浜口の浮いたチェンジアップを中前にはじき返した。3試合続けて1回に先制点をもたらし、5戦連続打点となった。6回は先頭で勝ち越し点の起点となり、7回は適時打で追加点を奪った。「前のバッターがうまいことつないでくれるので、たまたま打点がついている」。4連勝中の大きな得点源となっている。

◆広島大瀬良大地投手が5回2失点で7月23日中日戦以来の5勝目を手にした。2点リードの3回2死から四球後、佐野に右翼席へ同点2ランを浴びながら、5回まで追加点を許さなかった。「良くはなかった。あの2点だけで何とか食い止めて、野手陣に頼んだっていう感じで、粘り強く投げようと思いました」。代打が送られた6回に味方が勝ち越したことで、1カ月ぶりの白星が転がり込んできた。

◆5投手のリレーで逃げ切った広島が、4連勝で3カード連続勝ち越しを決めた。1回に西川が先制打を放つと、3回は小園の中前適時打で加点。同点の6回は2死満塁から代打田中が勝ち越しの押し出し四球を選び、7回には西川、松山の連続適時打でリードを広げた。先発大瀬良は5回2失点で1カ月ぶりの5勝目を手にした。6回以降は大道、中崎、島内、栗林とつないで逃げ切った。試合後の広島新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-先発大瀬良投手が1カ月ぶり勝利新井監督 ナイスピッチングでした。1つ1つの球種に力があった。真っすぐにしても、カットにしても。ナイスピッチングだったと思います。-打線は中軸がそろって打点をマーク新井監督 しっかり対応してくれるので、頼もしいですね。今日は(代打出場の田中)広輔が選んだのが、いろんな意味で値千金の押し出し四球だったと思います。あれで(大瀬良)大地にも勝ちが付いた。-6回以降は2投手を欠く中継ぎ陣が無失点リレー新井監督 ブルペン陣もいつも頑張ってくれているので、こちらは安心して任せていました。-西川選手が3戦連続1回に先制点をもたらしている新井監督 大きいですよね。やっぱり彼のバットは本当に頼りになります。主導権を握れるので、こちらとしてはすごくありがたい。今日もナイスバッティング。その後も見事だったし、本当に頼りになる4番バッターだと思います。

◆DeNAが今季7度目の4連敗を喫し、2カード連続の負け越しで4位に転落した。対広島戦は7勝12敗1分けで、今季の勝ち越しが消えた。首位阪神との差は今季最大の13ゲームに開き、2位広島とは6ゲーム差に拡大。貯金も消滅し、再び勝率5割に戻った。先発浜口は試合をつくったが、1回は自らの失策をきっかけに先制され、同点の6回1死一、二塁では併殺を焦った三塁林の失策も絡み、押し出し四球で決勝点を与えた。三浦大輔監督(49)は「細かいミスが、結果的に痛い失点につながった。細かいミスの積み重ねが、響いてるのかなと思います」と苦言を呈した。林の失策については「ダブルプレーを取ろうと慌てたんだと思うんですけど、浜口も打ち取ったわけですから、何とかしてやらないといけないプレー」と指摘した。連敗ストップがかかる24日の広島戦に向け「もう1回ここからね、積み上げていけるようにしないといけないですし、得点力というところでも何とか守って、失点を少なくしていって、勝負していかないといけないです」と話した。▽DeNA浜口(6回途中3失点で今季6敗目)「全体的に苦しい投球となり、球数も多く、いいリズムをつくれなかったです」

◆DeNAが今季7度目の4連敗を喫し、4位に転落した。浜口はミスも絡み、6回途中3失点で6敗目。宮崎を欠く打線は3回に佐野の11号2ランで追いつき、チーム23イニングぶりの得点を挙げたが、4回以降はつながりを欠いた。三浦監督は「細かいミスが痛い失点につながった」と苦言。首位阪神とは今季最大の13ゲーム差、2位広島とも6ゲーム差に開き、勝率は5割に戻った。

◆このまま沈み続けるわけにはいかない。DeNA・佐野恵太外野手(28)が0―2の三回2死一塁で右翼席へ11号2ラン。「自分のスイングで力強く仕留めることができた。追い込まれていたので食らいついていきました」とさっそうとダイヤモンドを駆け抜け、DeNAファンで埋まる右翼席へデスターシャポーズを披露した。大瀬良が投じたカットボールに反応し、打球角度23度、最高到達点16メートルと低空でスタンドに運んだ。1球前も内角低めに食い込む軌道のカットボールにハーフスイングの空振り。その直後の同球種を今度は捉えた。チームは20日の阪神戦(横浜)、22日の広島戦(同)と2試合連続零封負けを喫しており23イニングぶりの得点を刻んだ。低調から脱却しようともがく。6、7月は本塁打がなく長打が極端に減少した。8月も試合前時点で打率・187と好調とはいえないが、15、17日のヤクルト戦(神宮)で久しぶりに本塁打が飛び出した。そして、5試合ぶりに放った本塁打は5月18日の広島戦以来となる本拠地でのアーチだった。クライマックスシリーズ進出へ、これ以上落としたくないDeNA。しかし、2―2の六回に先発の浜口が2安打と失策が絡み2死満塁とされ、代打・田中に押し出し四球を与え、勝ち越しを許した。

◆広島が4連勝。2―2の六回に代打田中が押し出し四球を選び、七回には西川の適時打と松山の適時二塁打で加点した。5回2失点の大瀬良が5勝目を挙げ、栗林は12セーブ目。DeNAは浜口が粘れず4連敗となった。

◆DeNAは失策が響いた。一回は、一塁のカバーに入った浜口がベースを踏み損ねる失策をきっかけに失点。六回は併殺を焦った三塁手の林がゴロをお手玉。満塁になり、浜口が押し出し四球を与えた。三浦監督は「細かいミスが痛い失点につながった」と渋い表情だった。4連敗で貯金が尽き、4位に転落。三浦監督は「もう一度積み上げていけるように、全員で必死にやっていくしかない」と言葉を絞り出した。(横浜)

◆広島の大瀬良が1カ月ぶりの5勝目を挙げた。三回に佐野に2点本塁打を浴びて、5回2失点。六回に田中が押し出し四球を選んで勝ち越したことで勝ちが付き「内容がよくなくても粘り強く、チームが勝てればいい」と胸をなで下ろした。DeNAとは好相性で、2021年から負けなしの9連勝。佐野に捉えられはしたが、左打者の内を鋭く突くカットボールは効果的だった。(横浜)

◆DeNAは4連敗で阪神、広島に2カード連続で負け越し。貯金が尽きて4位に転落した。三浦監督は「もう一回積み上げていけるようにしないといけない」と表情は暗かった。佐野が三回に11号2ランを放ったが、負傷の宮崎を欠く打線はそれ以降得点なし。2―3の七回に登板した山崎は、打者4人に3安打1死球で2失点と、投打に精彩を欠いた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
67414 0.620
(↑0.003)
M24
(↑1)
31432
(+7)
340
(+2)
57
(+2)
58
(-)
0.249
(↑0.001)
2.710
(-)
2
(-)
広島
61493 0.555
(↑0.005)
7
(-)
30401
(+5)
394
(+2)
76
(-)
65
(+1)
0.245
(-)
3.130
(↑0.01)
3
(1↑)
巨人
55541 0.505
(↑0.005)
12.5
(-)
33427
(+4)
405
(+3)
132
(-)
39
(+1)
0.258
(-)
3.540
(↑0.01)
4
(1↓)
DeNA
54543 0.500
(↓0.005)
13
(↓1)
32396
(+2)
398
(+5)
78
(+1)
21
(-)
0.247
(↓0.001)
3.300
(-)
5
(-)
ヤクルト
47622 0.431
(↓0.004)
20.5
(↓1)
32410
(+3)
441
(+4)
96
(+1)
55
(-)
0.238
(-)
3.690
(↑0.02)
6
(-)
中日
41673 0.380
(↓0.003)
26
(↓1)
32316
(+2)
389
(+7)
50
(+1)
30
(-)
0.241
(↑0.001)
3.180
(↓0.02)