日本ハム(☆6対2★)楽天 =リーグ戦19回戦(2023.08.22)・エスコンフィールド北海道=
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楽天
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日本ハム
40000110X61002
勝利投手:加藤 貴之(7勝8敗0S)
敗戦投手:早川 隆久(6勝7敗0S)

本塁打
【日本ハム】郡司 裕也(2号・1回裏2ラン),郡司 裕也(3号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆日本ハムは初回、郡司の2ランなどで幸先良く4点を先制する。4-2となって迎えた6回裏には、郡司がこの試合2本塁打目となるソロを放ち、リードを広げた。投げては、先発・加藤貴が6回2失点の好投で今季7勝目。敗れた楽天は、打線が相手を上回る11安打を放つも、2得点とつながりを欠いた。

◆7月28日~8月17日までエスコンフィールド開催の12試合を対象にビール販売数を競う「売り子NO・1決定戦」で、各銘柄1位になった売り子が、ファーストピッチに臨んだ。「キリン一番搾り」は、北海道・恵庭市出身のくるみ、「サッポロクラシック」は神奈川県出身のまひろ、「アサヒスーパードライ」は札幌市出身のNOIが総合ランキングトップ。3人は売り子の衣装で並んでマウンドに立ち、力強く白球を投げ込んだ。約20キロのたるを背負って階段を上り下りする売り子たち。12試合累計で約300キロを歩いた売り子もおり、これはエスコンフィールドがある北海道・北広島から、稚内市の手前にある幌延町までの距離に相当するという。

◆夏の甲子園で2年連続決勝に進出した仙台育英(宮城)出身の日本ハム郡司裕也捕手(25)が、後輩達に負けじとアーチをかけた。「6番DH」で2試合ぶりにスタメン出場。2点をリードした直後の1回2死二塁、1ボールから楽天先発早川のカットボールを振り抜き、左翼ブルペンに放り込んだ。郡司は慶大OBで早川は早大出身。「打ったのはカットボールです。早慶戦で負けるわけにはいきません」とコメントした。甲子園では21日の準決勝で、仙台育英が神村学園(鹿児島)を下し2連覇に王手をかけ「刺激になります。ファイターズでも母校が勝ち残っているのは僕だけなので。それもなんかちょっと励みになっている」と意気込んでいた。7月4日ソフトバンク戦以来48日ぶりの2号2ランで、先輩としての意地を見せた。ちなみに、郡司は高校進学時、23日の甲子園決勝で後輩たちが対戦する慶応を受験したが不合格となり仙台育英に進学。大学進学時に"リベンジ"で慶大に入った経緯がある。

◆日本ハムが初回では今季最多タイとなる4点を奪い、序盤で引き離した。1回1死から上川畑大悟内野手(26)が右中間への二塁打で出塁すると、アリエル・マルティネス捕手(27)が中越え適時二塁打を放ち先制。続く清宮幸太郎内野手(24)が右中間へ3者連続となる二塁打で、2点目を奪った。マルティネスは「初回から思いきっていこうと、ストライクゾーンに来るボールを狙っていました」。清宮は「最近いい当たりが無かったので、一本出て良かったです。何よりもグワチョ(マルティネス)が打ってくれて、気持ちを楽にしてくれました」とコメントした。さらに2死二塁で、2試合ぶりスタメンの郡司裕也捕手(25)が、楽天早川からエスコンフィールド初本塁打となる2号2ランを放ち、突き放した。日本ハムの初回4得点は、4月9日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来2度目で、本拠地エスコンフィールドでは初となる。

◆夏の甲子園で2年連続決勝に進出した仙台育英(宮城)出身の日本ハム郡司裕也捕手(25)が、後輩たちを勇気づける、プロ初の1試合2本塁打を放った。「6番DH」で2試合ぶりにスタメン出場。2点をリードした直後の1回2死二塁、1ボールから楽天先発早川のカットボールを振り抜き、左翼ブルペンに放り込んだ。郡司は慶大OBで早川は早大出身。「打ったのはカットボールです。早慶戦で負けるわけにはいきません」とコメントした。さらに6回1死で再び早川の初球、144キロの高めストレートに反応。左翼ブルペン脇の壁まで届く大きな1発を放ち「もう1本打ちたいです!」と、貪欲に3本目を思い描いた。甲子園では21日の準決勝で、仙台育英が神村学園(鹿児島)を下し2連覇に王手をかけ「刺激になります。ファイターズでも母校が勝ち残っているのは僕だけなので。それもなんかちょっと励みになっている」と意気込んでいた。7月4日ソフトバンク戦以来48日ぶりの2号2ランに加え、豪快な3号もたたき込み、先輩としての意地を見せた。ちなみに、郡司は高校進学時、23日の甲子園決勝で後輩たちが対戦する慶応を受験したが不合格となり仙台育英に進学。大学進学時に"リベンジ"で慶大に入った経緯がある。

◆日本ハム松本剛外野手(30)が日本ハム-楽天19回戦(エスコンフィールド)の6回の第3打席で右肘に死球を受け、出塁後は大事を取って代走を送られた。試合後は「大丈夫です。病院にも行きません」と笑顔で話した。4試合無安打と不調で新庄監督は「引っ張りなさいと言っている。ヘッドがうまく使えていない。いいファウルはあったのですが。つかんでしまえば去年みたいに戻ってくる」と復調を期待した。

◆敵地エスコンフィールド初登板の楽天早川隆久投手が、初回に郡司の2ランなどで一挙4点を失い、7敗目(6勝)を喫した。6回にも郡司にソロを被弾し、5回1/3を8安打5失点。早大時代から東京6大学リーグで何度も対戦した相手に打たれ、チームも連敗。「大学時代に打たれているコースをまた打たれている。同じ失敗を繰り返したら良くない」と悔しさをにじませた。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手が13日ソフトバンク戦以来7試合ぶりの打点を挙げた。1点先制した直後の1回1死二塁で右中間に適時二塁打。安打自体も16日ロッテ戦以来5試合ぶりで「もやもやしてました。打たしてくれよ~って感じでした」。7回の第4打席は左翼フェンス手前への打球を放ったが好捕され左飛になり「行ってくれ~って感じでしたけど。あれが今の僕だな」と冷静に振り返っていた。

◆日本ハムのアリエル・マルティネス捕手が今季7度目の決勝打を放った。初回1死二塁で、先制の中越え適時二塁打。早川の8球目、チェンジアップを捉えた。「ストレート、チェンジアップ、カット。球を多く見られたので、最後に仕留められた」。最近10試合で10打点。得点圏打率3割6分9厘と高い数字を誇っており「特に複雑なことは考えていない。得点圏で打つことが本当に好きなんだ」と満足げだった。

◆日本ハムがエスコンフィールドでの連勝を球団新の5試合に伸ばした。1回1死から上川畑大悟内野手(26)が右中間への二塁打で出塁すると、アリエル・マルティネス捕手(27)が中越え適時二塁打を放ち先制。続く清宮幸太郎内野手(24)が右中間へ3者連続となる二塁打で、2点目を奪った。さらに2死二塁で、2試合ぶりスタメンの郡司裕也捕手(25)が、楽天早川からエスコンフィールド初本塁打となる2号2ランを放ち、突き放した。一丁締めは山田遥楓内野手(26)が務め「きょうはぐんちゃん(2本塁打の郡司)がヒーローかと思いましたが監督から『いってくれ』と言われましたので。今日勝ちましたが、明日も勝って勢いに乗っていきましょう!」と雄たけびを挙げ、盛り上げた。

◆のらりくらりと開幕戦のリベンジを果たした。日本ハム加藤貴之投手(31)が、6回9安打2失点で、チームトップに並ぶ7勝目(8敗)を挙げた。再三ピンチを招きながらも、犠飛で許した2失点のみ。3月30日の新球場開幕戦で敗れた楽天戦で、今季6度目の登板で初めて白星を挙げた。加藤貴がピンチを招きながらも、淡々と楽天打線をいなした。2回2死一、二塁では、フランコをスローカーブ、小深田を外角低めのスライダーで、いずれも右飛に。1点を失った3回1死二、三塁のピンチでは、浅村に四球を与えた直後、バランスを崩しマウンドに倒れ込んだが、すぐ立ち上がり続く阿部を低めカットボールで遊撃併殺に仕留めた。転んでもめげないベテラン左腕は「最初に打線が大量点を取ってくれたおかげ」とまず、仲間に感謝した。因縁の相手から、やっと勝利をつかんだ。3月30日、記念すべき新球場エスコンフィールド開幕戦は、7回8安打3失点で敗れた。以降、同カードは4度登板したが、いずれも白星をつかめなかった。「ずっと負け続けてきたので。そこはチームとして勝てて良かったです」。5カ月前のリベンジを果たした。もっと投げたい気持ちを、ぐっとこらえた。建山投手コーチには7回のマウンドを志願したが、同コーチは「左肘に張りがあったので断固、拒否しました」。前カードのオリックス戦では上沢、伊藤、上原がそろって完投。自身も最後まで投げて中継ぎ陣を楽にさせたいという思いも強かったが、先を見据え従った。今後は登録を抹消することなく、次回も予定通りに登板する見込みだ。この日の投球で3年連続規定投球回へ到達。「先発投手として規定にいきたいというのはあった。トレーナー始め、みなさんに感謝したい」。さらにチームトップタイの7勝目を挙げ自己最多8勝にあと1勝に迫った。「そこは特に意識せず、次もいつも通り初回から全力で投げるだけ」。ひたむきに腕を振り続け、次の白星を引き寄せる。【永野高輔】

◆仙台育英出身で慶大OBの日本ハム郡司裕也捕手(25)が、プロ4年目で初の1試合2本塁打を記録した。早大OBの楽天・早川隆久投手(25)から、1回に2ラン、6回にソロをいずれも左翼へ運んだ。フルスイングで"早慶戦"に完勝し「甲子園決勝の両校に1本ずつということで」。夏の甲子園決勝に進んだ縁のある仙台育英と慶応の高校球児へ、ド派手な祝砲をプレゼントした。フルスイングで飛ばした2つの打球は、いずれも左翼後方へ"ぐんぐん"伸びた。日本ハム郡司は1回、楽天早川のカットボールをかち上げ、左翼後方のブルペンへ2ラン。6回は「めちゃくちゃ狙ってました」と、144キロを引っ張った。思い切りのいい打撃に、新庄監督も「何が素晴らしいって1発で仕留めるところが素晴らしい」と大絶賛。夏の甲子園決勝へ進んだ縁がある2校へ「うまくエールを伝えられた」と、ありったけの思いを込めた。マウンドには楽天の左腕、早川がいた。郡司は慶大、早川は早大出身。郡司が1学年上で、同じ時代に東京6大学でしのぎを削った。19年秋季リーグの早慶戦では、郡司が早川から2打席連続本塁打を放って優勝。「相性はいいと思っていた」というが"プロ初対戦"となった今年3月のファーム交流戦では2三振で完敗。早川に「過去の栄光に浸らないでください。郡司さん、あれは過去の話です(笑い)」と挑発された。「早慶戦で負けるわけにはいきません。やり返してやりました」と郡司。公式戦初対戦は3打数2本塁打3打点と圧勝だった。プロ4年目で初の1試合2発は「甲子園決勝に進んだ両校に、1本ずつ」。1本は母校の仙台育英に。もう1本は兄の母校であり、過去に進学を目指しながら不合格だった慶応への"エール"だ。「仙台育英は東北の強さを見せて欲しいし、慶応は新しい高校野球の形を見せている。実質、これ(決勝)は郡司対郡司(笑い)。どっちが勝っても郡司が優勝みたいなところがあるので、どっちも応援してあげて下さい」。本拠地のお立ち台で、ペコリと頭を下げた。【中島宙恵】▽日本ハム奈良間(5試合連続安打も5回にバント失敗)「ヒットを打てたことよりも、チームとしての打撃ができなかったことの方が悔しい」

◆後輩たちへのエール弾だ! 「6番・DH」で先発出場の日本ハム・郡司裕也捕手(25)が2-0の一回に2号2ラン。そして4―2の六回に3号ソロ。ともに早川から放った。プロ初本塁打をマークした今季、今度は初の1試合2発で勝利に貢献した。郡司は宮城・仙台育英高から慶大を経て、2020年ドラフト4位で中日に入団。そして今年6月にトレードで日本ハムに移籍してきた。23日の甲子園大会では母校と〝弟分〟の慶応高が決勝であいまみえる。試合前には「決勝は明日なんですけど、僕は今日、早稲田出身の早川君を倒していきたい」と気合十分。有言実行の2発を放ち「早慶戦で負けるわけにはいきません」とうなずいた。千葉出身の右打者は「小さい頃から塾高で野球がやりたかった」と慶応高を志望したが合格通知を得ることができなかった。ただ大学では長年の夢をかなえ、慶大に進学。ゆかりのある2校の対決に「世の中の摂理にしたがって高校で分けているだけ。ひとつの義塾なので全員(どちらも)僕からしたら後輩。(応援は)中立でお願いします」と複雑な胸中を明かした。優勝こそ逃したが、自身も高校3年時に甲子園大会の決勝に進出。〝後輩〟たちへ「最高のカード。本人たちもすごく燃えていると思う。盛り上げて一生懸命やってくれれば」とエールを送った。甲子園大会決勝前日。〝先輩〟がプロ野球の舞台で景気づけの2発を放った。

◆楽天・早川隆久投手は郡司に2本塁打を浴びるなど5回?を5失点で7敗目と負け数が先行した。1発目は2点を先制された後の一回2死二塁でカットボール、2発目は2―4の六回1死無走者から直球が、ともに浮いたところを見逃してもらえず左越えに運ばれた。早大出の早川は自身が3年だった2019年秋の早慶戦でも1学年上の郡司に2発喫した。プロの舞台でその再現を許し「大学時代に打たれているコースをまた打たれている。同じ失敗を繰り返したら良くない」と反省した。

◆「4番・三塁」で先発出場の日本ハム・清宮幸太郎内野手(24)が一回、適時二塁打を放った。1点を先制したあとの1死二塁、2ストライクから先発左腕、早川の137キロのカットボールを一閃。「自分のスイングできました」と右中間へ、はじき返した。自身5試合ぶりの安打がタイムリーとなり「最近いい当たりがなかったので一本出てよかったです」と胸をなで下ろした。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
64403 0.615
(↑0.003)
-
(-)
36394
(+5)
326
(+1)
89
(-)
34
(-)
0.253
(-)
2.810
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
55464 0.545
(↑0.005)
7.5
(-)
38377
(+5)
384
(+3)
73
(+2)
57
(-)
0.238
(-)
3.390
(-)
3
(-)
ソフトバンク
53512 0.510
(↓0.005)
11
(↓1)
37395
(+3)
377
(+5)
79
(+2)
48
(-)
0.247
(↓0.001)
3.320
(↓0.02)
4
(-)
楽天
50571 0.467
(↓0.005)
15.5
(↓1)
35378
(+2)
425
(+6)
87
(-)
80
(+1)
0.243
(-)
3.570
(↓0.03)
5
(-)
西武
48591 0.449
(↓0.004)
17.5
(↓1)
35315
(+1)
357
(+5)
71
(+1)
63
(-)
0.233
(↓0.001)
2.980
(↓0.02)
6
(-)
日本ハム
48631 0.432
(↑0.005)
19.5
(-)
31376
(+6)
381
(+2)
84
(+2)
61
(+1)
0.235
(↑0.001
3.000
(↑0.01)