ソフトバンク(★4対6☆)西武 =リーグ戦18回戦(2023.08.20)・福岡PayPayドーム=
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西武
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ソフトバンク
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勝利投手:松本 航(4勝7敗0S)
(セーブ:増田 達至(4勝3敗19S))
敗戦投手:津森 宥紀(3勝4敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】今宮 健太(7号・3回裏ソロ),柳田 悠岐(17号・6回裏ソロ),栗原 陵矢(12号・8回裏2ラン)

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◆西武は初回、外崎の押し出し四球で先制する。1-1で迎えた6回表には、蛭間と源田の連続適時打が飛び出すなど、打者一巡の猛攻で5点を加えた。投げては、先発・松本が6回2失点の好投で今季4勝目。敗れたソフトバンクは、打線が8回に2点差まで迫るも及ばなかった。

◆西武栗山巧外野手(39)が賞金100万円をゲットした。「5番DH」でスタメン出場、5回2死でソフトバンク武田から右翼フェンス直撃の安打。当たりが良すぎて一塁ストップとなったが、栗山本人には思ってもいない展開が。右翼フェンスにある福岡銀行の広告。ここにある同行マスコット「ユーモ」のイラストに打球が直接当たると、当てた打者に「ふくぎん賞」として賞金100万円が贈られることになっている。プロ22年目で奮闘を続けるベテラン栗山が、17年のソフトバンク今宮以来8人目の受賞となった。

◆18日のノーヒットノーランの屈辱を喫した西武が、集中打で勝ち越した。1-1の6回、佐藤龍世内野手(26)が詰まりながらの安打で出塁。犠打で進塁後、9番西川愛也外野手(24)も安打で1死一、三塁。1番に回ると蛭間拓哉外野手(22)と源田壮亮内野手(30)が連続適時打で2点を勝ち越した。さらに3番マーク・ペイトン外野手(31)デビッド・マキノン内野手(28)栗山巧外野手(39)もシングルヒットを重ね、18打席連続無安打だった外崎修汰内野手(30)にもヒット。佐藤龍も安打を放ち、8打者連続安打の怒濤(どとう)の攻めで5点を加えた。5回に、栗山が福岡銀行看板への直撃打で賞金100万円をゲット。大いにわいた西武ナインが、次の攻撃で一気に盛り上がった。このイニングの9安打は全てシングルヒット。西武の1イニング9安打は、14年8月9日のロッテ戦(QVCマリン)の9回に記録して以来となった。

◆西武栗山巧外野手(39)が今季初の1試合4安打で勝利に貢献した。この日は5番DHでスタメン出場。初回に右肘に死球を受け、3回に安打を放つと、5回には偶然にも賞金100万円が付いてくるフェンス直撃安打。さらに6回には5者連続安打の勢いに乗り、レフト前へ流してチャンスを広げた。プロ22年目のシーズンを戦う中、1試合3安打は今季初。この安打で通算2109安打となり、谷繁元信氏(52=日刊スポーツ評論家)の記録を抜いた。8回にもう1安打し、20年9月16日以来の1試合4安打をマークした。プロ22年目のシーズン、打率1割台が続いた。前半戦を終えたタイミングでは「迷惑かけてる部分もあるし、でも変わらず、1試合1試合集中してやっていきたいと思います」とコメント。巻き返しを誓っていた通り、後半戦はここまで打率3割5分。シーズン通算打率も、4月29日時点では0割8分7厘と不振を極めていたが、この日で2割台に乗せた。長打率3割8分1厘、出塁率3割5分7厘と、打率だけでは見えないチームへの貢献度もある。たゆまぬ準備、たゆまぬ努力で、若いチームの見本になる。【金子真仁】

◆2日前にノーヒットノーランの屈辱を味わった西武打線が、ソフトバンクにやり返した。同点の6回、佐藤龍が安打で出塁し、犠打で1死二塁に。9番西川の右前打から始まった。1番蛭間が勝ち越し適時打を打つと、源田、ペイトン、マキノン、栗山、外崎、佐藤龍とHランプが続き、球団初の9打数連続安打を達成し、5点を取った。18打席連続無安打だった外崎は「みんなの良い勢いに乗れました」と喜んだ。4回まで拙攻続きも、5回にベテランが意図せず空気を変えた。栗山の安打が偶然、右翼フェンスに描かれた福岡銀行のマスコット「ユーモ」のイラストを直撃。賞金100万円ゲットとなり、西武ベンチがわきにわいた。栗山はこの日3年ぶりの1試合4安打をマークし、苦しんでいた打率も今季初めて2割台に乗せた。今季チーム最多の17安打。勢いを付けて、次は首位オリックスに挑む。

◆西武松本航投手(26)がソフトバンク打線を6回2失点でかわし、今季4勝目を挙げた。5月19日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)では2回途中5失点KOを喫するなど、今季ここまで打たれていた相手。この日も序盤から強い打球や大きい飛球を打たれ、3回には今宮にソロを打たれた。4回は先頭中村晃に二塁打を打たれ、その後満塁のピンチを作ったものの無失点に。大崩れしなかった投球に「初回からテンポ良く投げることができて良かったと思います」と振り返った。6回に味方が5得点したものの、直後に柳田のソロで失点し連打でピンチも作った。「点を取ってもらった後に打たれてしまったのは反省点です。次回はもっと長いイニングを投げることができるよう調整していきたいと思います」と白星を喜びつつも、反省も口にしていた。

◆2日前にノーヒットノーランの屈辱を味わった西武打線が、ソフトバンクにやり返した。同点の6回、佐藤龍が安打で出塁し、犠打で1死二塁に。9番西川の右前打から始まった。1番蛭間が勝ち越し適時打を打つと、源田、ペイトン、マキノン、栗山、外崎、佐藤龍とHランプが続き、球団初の9打数連続安打を達成し、5点を取った。西武が6回に犠打を挟んで9打数連続安打。チームの1イニング連続安打記録は09年6月14日ヤクルトの11打数で、9打数以上は18年7月31日日本ハム以来。西武の9打数連続安打は初めてで、パ・リーグの現6球団の中で西武だけが9打数連続安打を記録していなかった。また、西武の安打はすべて単打。「9打数連続単打」は、9連続単打→四球→本塁打→二塁打で11打数連続安打を記録した09年ヤクルトに次いで2度目となり、パ・リーグでは初めてだ。

◆ソフトバンクは「徳俵」に足をかけてしまったのだろうか。西武に先発全員安打を含め、計17安打を許して敗戦。「全員野球」で3連勝のもくろみもはかなく散った。オリックスが日本ハムに延長サヨナラ勝ちしたため、首位とは9日以来、2度目となる今季最大の10ゲーム差が開いてしまった。先発マウンドに送り込んだ高橋礼が大誤算だった。初回に押し出しで1点を先制された。制球に苦しみながらも大量失点しなかったのが救いだったが、続く2回にもいきなり内野安打と四球などで1死二、三塁のピンチを招くと藤本監督はすかさずベンチを出て交代を告げた。「今日は(ブルペンを含め)全員でいく予定だった。(高橋礼は)長いイニングを投げるとは考えていなかった。悪かったらすぐ代える。悪かったということやね」2番手又吉、3番手武田がしっかりバトンを引き継ぎ5回まで無失点投球。3回には今宮の7号ソロで試合を引き戻しただけに、必勝リレーで逆転勝利を目指したが、6回に暗転した。津森、田浦がレオ打線に犠打を挟んで9打数連続安打を許し大量5失点。終盤の柳田、栗原の2本のアーチも空砲に終わった。藤本監督は厳しい表情で振り返った。「(継投で)勝ちゲームの投手が行っているわけですからね。今日は全員で行くと最初から言っている。その辺はもうちょっとしっかりと投げてもらいたかったですね」西武3連戦は4カードぶりに勝ち越したものの、3連勝はならず8月は7勝8敗。試合を消化しながら、首位オリックスとの差はジワジワと広がってきた。週明けは千葉、仙台で2位ロッテ、4位楽天との6連戦。敵地で大きく負け越すようなことになれば、V奪回どころか「Aクラス入り」が現実路線となってしまう。【佐竹英治】○...スクランブル救援した又吉がしっかりピンチを封じた。2回1死二、三塁の場面で先発高橋礼からスイッチ。源田を149キロの直球で空振り三振。続くペイトンには死球を与えたものの、4番マキノンも148キロの直球で見逃し三振に切った。「2三振はでき過ぎですが、僕は与えられた場所で求められる結果を出すだけ」。続く3回も2安打を許したが、無失点で切り抜けた。「結果を残さないと生き残れない。アピールできたのでは」と納得の表情だった。▽ソフトバンク高橋礼(先発も2回途中40球で降板)「投球内容について話せることはありません。チームに迷惑をかけて本当に申し訳ないという気持ちだけです。すみません」▽ソフトバンク今宮(2回に7号ソロ)「とにかく真っすぐに負けないように、コンパクトにスイングすることを心掛けて打席に入った。いい角度で打球が上がってホームランにつながりました」

◆西武が先発全員、今季最多の17安打を放ち快勝した。1―1の六回に蛭間の勝ち越し打など8者連続安打をマークし5点を奪った。6回2失点の松本は6月5日以来の白星で4勝目。ソフトバンクは先発、救援ともに振るわなかった。

◆ソフトバンクは18日に無安打無得点試合と圧倒したはずの西武打線に、8者連続を含む計17安打とめった打ちを食らった。藤本監督は「勝ち試合の(救援)投手がいったので、しっかり投げてもらいたかった」と悩ましい表情だった。1―1の六回、46試合目登板の津森が連続適時打を許し、たまらず防御率1点台の田浦を投入。だが、流れを止められず、この回に一気に5点を奪われた。ベンチは3四死球と荒れた先発の高橋礼を1回?で早々に諦めたが、3連勝とはならなかった。

◆西武が先発全員、今季最多の17安打を放って快勝。1―1の六回に蛭間の勝ち越し打など8者連続安打(1イニング9安打)をマークし5点を奪った。?西武の1イニング9安打は2014年8月9日のロッテ戦(九回に8打数連続を含む9安打)以来9年ぶり。1イニング9打数連続安打は球団新記録(前身を含む)で、1992年7月15日のダイエー戦(五回に8者連続を含むプロ野球記録の13安打)と14年の各8打数連続を上回った。途中に四死球、犠打を挟まない8者連続安打は球団タイ記録で、92年以来31年ぶり2度目。?連続打数安打のプロ野球記録はヤクルトが09年6月14日のオリックス戦の五回にマークした11打数。連続打者安打は10者で、10年6月7日にロッテ(対ヤクルトの七回)とオリックス(対広島の六回)が記録。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
63403 0.612
(↑0.004)
-
(-)
37389
(+1)
325
(-)
89
(-)
34
(+1)
0.253
(↓0.001)
2.830
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
54464 0.540
(↑0.005)
7.5
(-)
39372
(+4)
381
(+3)
71
(-)
57
(-)
0.238
(↑0.001)
3.390
(↑0.01)
3
(-)
ソフトバンク
53502 0.515
(↓0.005)
10
(↓1)
38392
(+4)
372
(+6)
77
(+3)
48
(-)
0.248
(↑0.001
3.300
(↓0.03)
4
(-)
楽天
50561 0.472
(↓0.004)
14.5
(↓1)
36376
(+3)
419
(+4)
87
(-)
79
(+2)
0.243
(↑0.001)
3.540
(↓0.01)
5
(-)
西武
48581 0.453
(↑0.005)
16.5
(-)
36314
(+6)
352
(+4)
70
(-)
63
(+1)
0.234
(↑0.002
2.960
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
47631 0.427
(↓0.004)
19.5
(↓1)
32370
(-)
379
(+1)
82
(-)
60
(-)
0.234
(↓0.002)
3.010
(↑0.02)