1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 5 | 13 | 0 | 1 |
広島 | 3 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | X | 7 | 6 | 2 | 3 |
勝利投手:玉村 昇悟(3勝0敗0S) (セーブ:栗林 良吏(2勝7敗11S)) 敗戦投手:メンデス(4勝4敗0S) 本塁打 |

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◆広島は初回、西川の犠飛とデビッドソンの2ランで幸先良く3点を先制する。その後は2回裏に末包のソロ、5回に堂林の3ランが飛び出すなど、一発攻勢で試合を優位に進めた。投げては、先発・玉村が今季3勝目。敗れた巨人は、先発・メンデスが精彩を欠いた。
◆巨人岡本和真内野手(27)が通算200号に王手をかける34号3ランを放った。4点を追う4回無死一、二塁、広島玉村の134キロチェンジアップを芯で捉えた。左翼スタンド中段に運ぶ確信の2戦連続アーチで、今季マツダスタジアムでは12戦7発。「走者をかえせて良かったです。まだリードされているので、次の打席も頑張ります」と前を向いた。この一打で通算199号とし、史上114人目の200本塁打の大台に王手をかけた。
◆セ界のキングが熱帯夜でも暴れた。巨人岡本和真内野手(27)が4点を追う4回、2戦連発となる34号3ランを放った。8月に入って17戦で12本は月間本塁打で球団の右打者の最多記録を更新。リーグ本塁打争いも2位のヤクルト村上に10本差をつけて独走態勢に入った。チームは敗れ、カード負け越しで借金1。主砲は「目の前の試合を頑張りたい」と終盤戦に差し掛かっていくペナントレースを見据えた。岡本和が確信のフォロースルーで跳ねた。4点を追う4回無死一、二塁、広島玉村の高めに浮いた134キロチェンジアップを見逃さなかった。反撃ののろしを上げる左翼スタンド中段への2戦連発の34号3ラン。「走者をかえせて良かったです」と史上114人目の通算200号に王手をかけた。8月に入って量産態勢をキープする。9試合を残して17戦12発。球団右打者の月間本塁打では単独最多とした。打率2割2分1厘、4本塁打と苦しんだ7月を抜け、圧倒的存在感でチームをけん引するが「意識しないですし、目の前の試合を頑張りたい」と意に介さなかった。マツダスタジアムで気を吐いている。今季12戦7発で本拠地にするデビッドソンに次ぐ本塁打数をマーク。要因の1つは試合前練習にある。守備練習が終わると、バットや打撃用手袋を手におもむろにブルペンへ。「中の方が暑い...」と汗だくになりながらも、屋外でのフリー打撃は行わず、室内で黙々とバットを振り込む。5日の同戦からルーティンとなり、以降は同球場で5戦6発。8月の12本塁打の半分をたたき出している。4番の一振りで、4点を先制された嫌なムードを変えたが、白星には結び付かなかった。シーズンも残り35試合。「勝たないと意味ないので、明後日は勝てるように頑張りたい」。最優先事項は常にチームが勝つこと。ぶれない4番が勝利に導く。【小早川宗一郎】
◆"Gキラー"マット・デビッドソン内野手が、2戦連発となる14号2ランで打線を勢いづけた。1点を先制し、なお2死一塁とした1回。巨人先発メンデスの高め直球を捉えた打球は中堅に飛び込んだ。「2ストライクだったので、コンパクトに前に飛ばそうとシンプルな気持ちで打ちにいきました」。14本のうち、8本が巨人戦という本塁打だけでなく、35打点の約半分の17打点、打率ともに対戦別でトップと相性の良さを発揮する。打撃フォームの微修正も奏功した。前日19日試合前に右肘を開く構えから、右肘を閉じて構える形に修正。無駄な動きを省き、始動がスムーズになったことで2戦連発を含む2戦4安打につながっている。新井監督は「打撃コーチと練習やいろいろ対策をやっていく中で、また新しいマットになってきているなと思います」と目を細めた。シーズン終盤に進化を見せる助っ人とともに、チームは2カード連続勝ち越しだ。○...来日2年目のアンダーソンが来日初ホールドを記録した。先発から中継ぎに配置転換となり、15日の再昇格後初登板は2点リードの7回。1死後、安打を許すも、続く秋広を遊撃併殺に打ち取り、バトンをつないだ。「先発でも中継ぎでも、しっかりと自分の投球ができたらいいと思っている」。矢崎が再調整中の中継ぎ陣に厚みをもたらす存在と期待される。
◆広島が巨人に連勝し、2カード連続勝ち越しとなった。1回、西川の先制犠飛の直後デビッドソンが2戦連発となる2ランで加点。2回には末包も、2戦連発となるソロ。1点差に迫られた5回は堂林の7号3ランで突き放した。6回途中まで投げた先発玉村の後を大道、アンダーソン、中崎とつなぎ、最後は栗林が締めた。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-本塁打3発が大きかった新井監督 大きかったね。マット(デビッドソン)も本当に大きかったし、スエ(末包)もね。"今日も打ちますよ"と言っていたので(笑い)。本当に打っちゃいましたね。ナイスバッティングでした。マット(デビッドソン)は状態が上がっているというより、成長と言うとおかしいけど、そう見えますね。打撃コーチがしっかりやってくれているので、その成果が出ていると思います。あと堂林のホームランも大きかったですね。詰め寄られた後の3ラン。すごくあのホームランも大きかったと思います。-デビッドソン選手は巨人戦8本目の本塁打新井監督 そこは彼に聞いてみないと分からないけど、彼の謙虚で素直な性格があって、日々打撃コーチと練習やいろいろ対策をやっていく中で、また新しいマットになってきているなと思います。-7回は勝ちパターンではなく、再昇格後初登板となるアンダーソン投手を起用新井監督 ナイスピッチングでしたね。彼も(1軍に)上がってきて初めての登板だったんですけど、落ち着いてましたね。-中継ぎ転向後初登板。もっと楽な展開で登板と、考えていたのでは新井監督 そうだね。タフな場面だったけど、そこはいつも言っているように、信頼して送り出しているので。でも、落ち着いてましたね。-僅差で勝ちパターンの島内投手、ターリー投手を起用しなかった新井監督 島内はちょっと登板数と球数もすごく最近増えていたので。今日も緊急要員だと思っていた。最後の最後、イレギュラーなことが起こったときに行ってもらうよと。極力、使わない方向だった。-そういうチーム状況で僅差を勝ち切った新井監督 タマ(先発玉村)も粘りながら頑張ってくれたと思いますし、向こうに流れがいっている中で大道もしっかり抑えてくれた。アンディー(アンダーソン)も、ザキ(中崎)も抑えてくれた。タマも頑張って粘って投げてくれたし、ブルペン陣もみんな素晴らしいピッチングだったと思います。-二遊間による3つの併殺も大きかった新井監督 欲しいところで併殺を取れたというのは、ピンチなんだけど併殺で切り抜けたというのも試合の流れ上、大きかったと思います。しっかり併殺を取れる二遊間です。自慢の。
◆巨人は今季マツダスタジアム最終戦は黒星に沈んだ。先発メンデスは制球が安定せず、2回2/3、4失点で降板。2番手で送り込んだ田中千も2回1/3、3失点と粘りきれず。打線は13安打5得点と追い上げたが及ばなかった。原監督は「まあ、でも切り替えて我々は戦うしかないから。それでいきます」と次戦以降に目を向けた。
◆巨人のヨアンデル・メンデス投手(28)が来日最短の2回2/3を4安打4失点でKOされた。制球がままならず4四球と苦戦し、球数は80。一回にデビッドソンに2ラン、二回に末包にソロを浴びた。来日1年目の助っ人は試合前時点で防御率1・80と安定していたが、自身4連勝を目指したこの日は精彩を欠いた。
◆巨人・岡本和真内野手(27)が2試合連発となる34号3ランを放った。球団の右打者で単独最多となる8月12本目のアーチ。0-4の四回無死一、二塁で浮いたチェンジアップを完璧に捉え、左翼席にたたき込んだ。
◆巨人は四回に岡本和真内野手(27)の3ランで1点差に迫ったが、五回に3点を奪われる。六回に2点を返したのもの反撃はここまで。広島に2連敗を喫した。乗りに乗る巨人の主砲が、またしても鮮やかな放物線を描いた。白球は突き抜けるような打球音を置き去りにして左翼席へ。リーグトップを独走する2試合連発の34号3ランは、球団の右打者で月間最多となる8月12本塁打目となった。絶好調の岡本和は「走者をかえせてよかった」と冷静に語り、6年続けて80打点に達した。分が悪いマツダスタジアムで二回までに4点を先行される厳しい展開。重苦しい空気を吹き飛ばしたのが4番のバットだった。4点を追う四回無死一、二塁で浮いたチェンジアップを完璧に捉え、反撃ののろしを上げた。8月は17試合でアーチを量産。6日にはこの日と同じ敵地での広島戦で自身初の1試合3本塁打と大暴れした。酷暑が続いた今回の同一カード3連戦では試合前に一日も屋外で打撃練習を行わず、屋内でバットを振った。「センター返しや反対(右)方向を意識している」。34本塁打のうち中堅から左方向が実に33本を占めるが、練習で心掛けているのは基本に忠実なスイングだ。「次の打席も頑張る」。通算200本塁打に王手をかけた〝夏男〟は、謙虚に打席に立つ。(鈴木智紘)
◆広島は3本塁打で効果的に得点した。一回はデビッドソンの2ランなどで3点を先行、二回は末包のソロで加点。4―3の五回は堂林の3ランで突き放した。玉村が六回途中5失点で3勝全てこのカード。巨人は再び勝率5割を切った。
◆4位・巨人は追い上げも及ばず、2連敗で借金1となった。原辰徳監督(65)は序盤に4点のビハインドを背負った展開に「今年...そうですね。非常にジャイアンツらしさというものが出づらかった」と肩を落とした。先発のメンデスが一回、いきなり先頭打者に四球を与え、その後デビッドソンに3ランを浴びた。二回にも末包に被弾し、0-4となった。打線は四回に岡本和が34号3ラン、六回には岸田、門脇の適時打で追い上げたが、七回、八回に併殺打で好機を潰した。指揮官は「ちょっとやっぱり、かなり初回がね」と先手を取られた展開を悔やんでいた。
◆広島は3本塁打で連勝を飾り、2カード連続の勝ち越し。一回にデビッドソンの2ラン、二回に末包のソロ、五回には堂林の3ランと効果的に得点。投げては玉村が5回?を9安打5失点と粘り3勝目を挙げた。試合後の新井貴浩監督(46)の一問一答は次の通り。──序盤から中盤にかけての3本塁打が大きかった「大きかったね。マット(・デビッドソン)も本当に大きかったし、スエ(末包)もね。『今日も打ちますよ』って言っていたんで、本当に打っちゃいましたね。ナイスバッティングでした。マットは状態が上がっているというより、成長しているように見える。打撃コーチがしっかりやってくれているんで、その成果が出ていると思う。あと堂林のホームランも大きかったですね。(1点差に)詰め寄られた後の3ラン。すごくあのホームランも大きかったと思います」──デビッドソンは巨人戦8本目「そこは彼に聞いてみないとわからないけど、彼の謙虚で素直な性格がある。日々、打撃コーチと練習とかいろいろ対策とかをやっていく中で、だんだんと成長というのかな。また新しいマットになってきているなと思います」──2点リードの七回にはアンダーソンが来日初の中継ぎ登板し1回無失点「ナイスピッチングでしたね。彼も上がってきて初めての登板だったんですけど、落ち着いてましたね」
◆広島の堂林が効果的な一発を放った。四回に1点差に迫られた中、五回2死一、三塁で田中千の真ん中付近に入った直球を中越えに運ぶ7号3ラン。「点を取られた後だったのでいい追加点になった」と納得の表情だった。六回に2点を返されたため、結果的にこの一打が勝利につながった。8月は出場13試合で打率3割4分2厘、3本塁打、9打点。17日に32歳となったプロ14年目の内野手が、酷暑での戦いで頼もしい存在となっている。シーズン最終盤に向け「最後までカープらしく、泥くさく食らい付いていきたい」とチームの思いを代弁した。
◆4位・巨人は追い上げも及ばず、2連敗で借金1となった。巨人は四回に岡本和真内野手(27)が四回に3ランを放ち、通算200本塁打に王手をかけた。?巨人・岡本和が8月に12本目となる今季34号本塁打を放った。月間12本塁打を放ったのは、昨年8月のヤクルト・村上宗隆(12本)以来。巨人では2010年6月の阿部慎之助(14本)以来13年ぶり。右打者に限ると1963年8月と64年4月の長嶋茂雄、82年5月の原辰徳、2004年7月と05年5月の小久保裕紀の各11本を抜いて月間最多となった。巨人での月間最多は04年4月に阿部が放った16本。?岡本和はマツダスタジアムで今季7本目。ビジター球団の選手が同球場で7本以上打ったのは10年の巨人・ラミレス(8本)、同年の中日・和田一浩(7本)、昨年のヤクルト・村上(8本)に次いで4人目。
◆白球は突き抜けるような打球音を置き去りにして左翼席へ飛んだ。巨人・岡本和真内野手(27)が球団の右打者で月間最多の8月12発目。2試合連発の34号3ランと気を吐いたものの空砲となり「勝たないと意味がない」と悔やんだ。0-4の四回無死一、二塁で浮いたチェンジアップを仕留めた。6年連続で到達した80打点との2冠に立ち、通算200号に王手をかけた。今回の広島3連戦は試合前に屋内での打撃練習を継続。センター返しを意識し、黙々と振り込んだ。絶好調の4番に導かれた打線は相手を上回る13安打を放ったが、2点を追った七、八回は好機で立て続けに併殺打。原監督は「切り替えて戦うしかない」と前を向き、岡本和は「もう一歩しっかり頑張って勝てるように」と語気を強めた。(鈴木智紘)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
65 | 41 | 4 | 0.613 (↑0.003) | M26 (↑1) |
33 | 421 (+2) | 335 (-) | 55 (-) | 57 (-) |
0.247 (-) | 2.720 (↑0.03) |
2 (-) |
広島 |
59 | 49 | 3 | 0.546 (↑0.004) | 7 (-) |
32 | 391 (+7) | 392 (+5) | 74 (+3) | 64 (-) |
0.245 (-) | 3.170 (↑0.01) |
3 (-) |
DeNA |
54 | 52 | 3 | 0.509 (↓0.005) | 11 (↓1) |
34 | 394 (-) | 388 (+2) | 77 (-) | 21 (-) |
0.248 (-) | 3.280 (↑0.01) |
4 (-) |
巨人 |
53 | 54 | 1 | 0.495 (↓0.005) | 12.5 (↓1) |
35 | 415 (+5) | 398 (+7) | 130 (+1) | 38 (-) |
0.257 (↑0.001) | 3.550 (↓0.04) |
5 (-) |
ヤクルト |
47 | 60 | 2 | 0.439 (↑0.005) | 18.5 (-) |
34 | 403 (+1) | 429 (-) | 95 (+1) | 55 (-) |
0.239 (-) | 3.670 (↑0.04) |
6 (-) |
中日 |
41 | 65 | 3 | 0.387 (↓0.003) | 24 (↓1) |
34 | 311 (-) | 378 (+1) | 49 (-) | 30 (-) |
0.240 (↓0.001) | 3.160 (↑0.01) |
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