1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 8 | 1 | 0 |
楽天 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | X | 7 | 10 | 0 | 0 |
勝利投手:渡辺 翔太(5勝1敗1S) (セーブ:松井 裕樹(1勝2敗27S)) 敗戦投手:ペルドモ(1勝3敗1S) |
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◆楽天が逆転勝利。楽天は3点を追う3回裏、阿部の2点適時打で1点差に迫る。両軍1点ずつを追加して迎えた8回には、代打の島内、小深田、辰己の3者連続適時打が飛び出し、試合をひっくり返した。投げては、3番手・渡辺翔が今季5勝目。敗れたロッテは、5番手・ペルドモが誤算だった。
◆ロッテはセ・パ両リーグトップ35ホールドのルイス・ペルドモ投手が、1点リードの8回に登板して3失点(自責0)し、逆転負けを喫した。味方失策での走者を背負った2死三塁から、代打島内に左翼へ適時二塁打を許すなど3連続適時打を浴びた。吉井理人監督は「大ピンチじゃないのにムキになってテンポが一定になっちゃっていた。こっちも、もっと間をとったり出来たかなと。申し訳ないことをした」と反省。首位オリックスとは今季最大7・5ゲーム差に広がった。
◆楽天小深田大翔内野手(27)が、チームの連敗を3で止めた。同点の8回2死二塁で第4打席を迎えた。前の打者の代打島内が同点二塁打を放ち、スタンドが一段と沸いている中での打席だった。「島内さんが打ってくれたので、何とか自分が決めようと思っていった結果。応援の勢いで打つことができました」。カウント1-1から、ペルドモの甘く入った154キロツーシームをコンパクトにスイング。打球を右中間へ運び、快足を飛ばし、一気に三塁に到達した。決勝打で勝利に貢献。負ければ3位ソフトバンクと5・5差に開くところで踏みとどまった。「1戦1戦勝てるように。勝たないといけない。勝ちたいという気持ちでやっています」と力を込める。強調する「勝つ」の言葉。逆転Aクラス入りへ向けて、まだまだ諦めない。
◆頼れる男が帰ってきた! 楽天島内宏明外野手が代打でチームを救った。1点を追う8回2死三塁で登場。名前がコールされると、声援が一段と大きくなった。「なかなか期待に応えられることは少ないんですけど、今日は届いた」。カウント1-1から、ペルドモの外角145キロチェンジアップを左翼線へ運んだ。同点の適時二塁打。ベンチへ向け、少し日焼けした左腕を上げた。不動の4番として、21年は打点王、昨季は最多安打とベストナインを獲得。しかし今季は不振にあえいだ。7月6日に出場選手登録抹消。ファームで積極的に声をかけてくれたのは、西村2軍内野守備走塁コーチや、牧田育成外野守備走塁コーチだった。入団当時の先輩選手たち。遠慮なく助言をしてくれた。「すごく久々に気をつかわない人と触れあった。今まで気をつかわれていたので、新鮮でした」と初心を思い出しながら、一から体力強化。内野ノックも受け、がむしゃらにボールを追った。11日に1軍に復帰し、直近は4試合連続安打。苦しみ抜いて、ようやく状態が上がってきた。「代打が多くなってくると思うので、なんとか相手に嫌だなと思わせられるように」。再び打線の真ん中に戻れるように、勝利の一打を積み重ねていく。【湯本勝大】○...ドラフト3位ルーキーの渡辺翔が、リリーフのみで今季5勝目を挙げた。1点を追う8回に3番手として登板。直球とパームを中心に、3者凡退で打ち取った。直後に打線が3得点し、逆転。白星を手にした。前回登板の15日西武戦では、1回2失点ながらも勝利投手に。「前回は申し訳なかったですけど、全力で抑えられて良かったです」と笑顔だった。▽楽天石井監督(島内について)「人生は苦しいことばかりではない。島内も大きな苦労をした分、戻ってきてくれればいい」
◆楽天が逆転勝ちで連敗を3で止めた。4―5の八回に代打島内の二塁打で同点とし、続く小深田の三塁打で勝ち越し。さらに辰己の適時打と畳みかけた。3番手の渡辺翔が5勝目を挙げた。ロッテはペルドモが誤算だった。
◆楽天は4―5の八回に相手失策をきっかけに2死三塁の好機を迎え、代打島内、小深田、辰己の3連続タイムリーでひっくり返した。負ければ3位ソフトバンクとのゲーム差が5・5に広がっていた窮地で踏みとどまり、石井監督は「(打線が)じりじりと詰めてくれて、八回の3点につながった」と話した。一昨年に打点王、昨年は最多安打に輝いた島内は不振で途中出場が多くなる中、一振りで試合を振り出しに戻した。「打つ打たないではなく、何とか相手に嫌だと思わせられるようにしたい」と必死の姿勢を口にした。
◆ロッテは5―4の八回、勝ち継投のペルドモが粘れなかった。藤岡の失策から2死三塁とされ、代打島内に左翼線へ同点二塁打。小深田には右中間へ勝ち越し三塁打を浴び、辰己にも適時打と一挙3点を失った。逃げ切り失敗の吉井監督は「テンポが一定になってしまった。ちょっとむきになっていたところもあった」と淡々と話した。8月はこれで6勝11敗と苦戦が目立つ。3位ソフトバンクに1・5ゲーム差に迫られた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
62 | 40 | 3 | 0.608 (↑0.004) | - (-) |
38 | 388 (+2) | 325 (+1) | 89 (+2) | 33 (+1) |
0.254 (↓0.001) | 2.860 (↑0.02) |
2 (-) |
ロッテ |
53 | 46 | 4 | 0.535 (↓0.006) | 7.5 (↓1) |
40 | 368 (+5) | 378 (+7) | 71 (-) | 57 (-) |
0.237 (-) | 3.400 (↓0.01) |
3 (-) |
ソフトバンク |
53 | 49 | 2 | 0.520 (↑0.005) | 9 (-) |
39 | 388 (+3) | 366 (+2) | 74 (+1) | 48 (-) |
0.247 (↓0.001) | 3.270 (↑0.02) |
4 (-) |
楽天 |
50 | 55 | 1 | 0.476 (↑0.005) | 13.5 (-) |
37 | 373 (+7) | 415 (+5) | 87 (-) | 77 (+2) |
0.242 (↑0.001) | 3.530 (↓0.01) |
5 (-) |
西武 |
47 | 58 | 1 | 0.448 (↓0.004) | 16.5 (↓1) |
37 | 308 (+2) | 348 (+3) | 70 (+2) | 62 (-) |
0.232 (-) | 2.950 (-) |
6 (-) |
日本ハム |
47 | 62 | 1 | 0.431 (↓0.004) | 18.5 (↓1) |
33 | 370 (+1) | 378 (+2) | 82 (-) | 60 (-) |
0.236 (-) | 3.030 (↑0.01) |
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