ソフトバンク(☆8対0★)西武 =リーグ戦16回戦(2023.08.18)・福岡PayPayドーム=
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西武
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ソフトバンク
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勝利投手:石川 柊太(4勝5敗0S)
敗戦投手:平良 海馬(7勝6敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】栗原 陵矢(11号・3回裏ソロ),柳田 悠岐(16号・6回裏ソロ)

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◆ソフトバンクは2回裏、柳町が適時打を放つなど、打者一巡の猛攻で一挙5点を先制する。その後は3回に栗原のソロ、6回には柳田のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・石川が9回を4四死球のみに抑える快投でノーヒットノーランを達成。敗れた西武は先発・平良が乱調で、打線も沈黙した。

◆ソフトバンクナインが、元守護神のデニス・サファテ氏(42)から猛烈なゲキを受けた。19日のイベント出演を翌日に控え、ペイペイドームに姿を見せたサファテ氏。試合前の円陣にサプライズ登場し「昨日の試合を見ましたけど、ホークスはあんなもんじゃないはずです。明日、みんなのバッティング練習に投げましょう。1位ですよ。ホークスは1位じゃなきゃダメなんですよ」などとエールを送った。この様子は、X(旧ツイッター)の球団公式アカウントで配信されている。熱いメッセージを受け取った打線は、2回に打者一巡の猛攻で一挙5得点を挙げるなど応えた。サファテ氏は11年に広島へ入団。西武を経て、14年にソフトバンクへ移籍。17年には日本新となる54セーブを挙げ、日本一に貢献。18年以降は故障に苦しみ、21年11月30日に現役引退を発表した。通算427試合で27勝20敗、48ホールド、234セーブ。生涯防御率は1・57だった。ダブルアニバーサリーデーとして開催する19日の西武戦(ペイペイドーム)で、セレモニアルピッチに登場する。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(34)が、史上135人目の通算1500安打に到達した。2回に中前打、4回に右翼線二塁打でリーチをかけると、6回に左翼ソロで達成。球界を代表するアーチストらしく、豪快な16号ソロで決めた。今季13度目の猛打賞で記録に花を添え「松田さん(現巨人)が1500安打達成時にホームランだった記憶があり、僕も1500安打をホームランで達成し、松田さんに続くことができてうれしいです。今まで試合で使っていただいた首脳陣の方々に感謝しかありません」と喜んだ。通算1500安打=柳田(ソフトバンク) 18日の西武16回戦(ペイペイドーム)の6回、本田から本塁打を放って達成。プロ野球135人目。初安打は12年6月23日の日本ハム8回戦(ヤフードーム)で吉川から。柳田は1358試合目で達成。スピード記録には19年青木(ヤクルト)の1156試合があるが、球団では68年広瀬の1390試合を抜く最速記録。

◆/ビッグイニングは突然に\序盤から打者一巡の猛攻??柳田悠岐のタイムリーで5点目?#プロ野球(2023/8/18)??ソフトバンク×西武??Live on DAZN#DAZNプロ野球#sbhawks pic.twitter.com/BmeYShFb1a

◆/節目の決め方がギータらしい...\逆方向特大弾で通算1500安打を達成?8月4日以来 柳田悠岐の16号ソロHR???#プロ野球(2023/8/18)??ソフトバンク×西武??Live on DAZN#DAZNプロ野球#sbhawks pic.twitter.com/zrdHYhM7mR

◆ソフトバンク石川柊太投手(31)が、8回を終えてノーヒットノーランを継続している。許した走者は四球による3人のみ。無安打無得点試合を達成すれば、プロ野球88人目(通算99度目)。日本ハム・ポンセが昨年8月27日に達成して以来で、ソフトバンクでは昨年5月11日の東浜巨に次いで4人目となる。また、育成出身では19年9月6日の千賀滉大に続いて2人目の快挙となる。今季の石川は5月19日に3勝目を挙げた後、約3カ月白星から遠ざかっている。

◆西武がソフトバンク石川柊太投手(31)にノーヒットノーランを喫し、大敗した。西武がノーヒットノーランを喫したのは、昨年6月18日のオリックス戦(ベルーナドーム)でオリックス山本に達成されて以来。昨年は5月11日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)でもソフトバンク東浜に大記録を達成されている。西武はこの日、初回にペイトン、3回に蛭間、6回に源田がそれぞれ四球で、9回に平沼が死球で出塁したものの、安打は1本も出ず。強い打球が正面を突くケースも続いた。石川には今季4度の対戦で5本塁打するなど相性は決して悪くなかったものの、この日は屈辱の結果になった。今季はここまで5月4日の日本ハム戦(ベルーナドーム)では日本ハム北山以下の継投で9回2死まで、5月14日の楽天戦(ベルーナドーム)では楽天滝中に9回1死まで、それぞれノーヒットノーランペースで進めていたが、ともに土壇場で阻止していた。

◆/記録にも記憶にも残る8月18日\今日は2つの大記録 史上99度目の偉業石川柊太がノーヒットノーラン達成?回数:9失点:0安打:0三振:8四球:3死球:1球数:127?#プロ野球(2023/8/18)??ソフトバンク×西武??Live on DAZN#DAZNプロ野球#sbhawks pic.twitter.com/rvn9rO5Syn

◆ソフトバンク石川柊太投手(31)が、プロ野球88人目(通算99度目)のノーヒットノーランを達成した。9回、万雷の拍手を浴びながら先頭蛭間を空振り三振。平沼には死球、西川を空振り三振、中村を一ゴロに打ち取った。「できると思ってなかったといったらアレですけど...本当にいろんなことが重なっての事だと思う。これで次の登板が悪くて、あの日だけかよってならないようにしたいです」と笑顔を見せた。日本ハム・ポンセが昨年8月27日に達成して以来で、ソフトバンクでは昨年5月11日の東浜巨に次いで4人目。育成出身では19年9月6日の千賀滉大に続いて2人目の快挙となった。石川にとっては5月19日以来、約3カ月ぶりの4勝目(5敗)。最高の形で自身の連敗も4で止めた。石川柊太(いしかわ・しゅうた)1991年(平3)12月27日生まれ、東京都出身。都立校の総合工科から創価大を経て、13年育成ドラフト1位でソフトバンク入団。3年目の16年7月に支配下選手登録。20年に11勝3敗で最多勝、最高勝率。185センチ、90キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億5000万円。今年1月に元SKE48の大場美奈との結婚を発表。ソフトバンク石川が昨年8月27日のポンセ(日本ハム)以来、プロ野球88人目、99度目のノーヒットノーランを達成した。ソフトバンクでは昨年5月11日西武戦の東浜以来4人目。同じ球団の投手が2年連続でマークしたのは、広島の71年藤本和宏、72年外木場義郎以来51年ぶり。また、同一カードで2年連続達成は国鉄の56年大脇照夫、57年金田正一がともに中日戦で記録して以来になり、パ・リーグでは初めて。石川は6月3日広島戦から4連敗中だった。4連敗以上の投手がノーヒットノーランを達成したのは史上初めて。育成ドラフト出身選手の達成は、19年千賀滉大(ソフトバンク=現メッツ)に次いで2人目。東京都出身では98年川尻哲郎(阪神)以来。石川は都立の総合工科出身だが、都立高出身選手では初めて。西武がノーヒットノーランを喫したのは、昨年6月18日のオリックス戦(ベルーナドーム)でオリックス山本に達成されて以来。昨年は5月11日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)でもソフトバンク東浜に大記録を達成されている。

◆西武平良海馬投手(23)が乱れ、期待に応えられなかった。初回は3者凡退で終えたものの、19球。制球が安定しない中で2回に入ると、5安打3四死球で5点を失った。49球を要し、24分半かかった悪夢の時間。許した5本の安打は、いずれも2ストライクと追い込んでからのもの。直球にスプリット、スライダーと決め球をコンパクトに弾かれ、修正できずにソフトバンク打線にのみ込まれた。続投した3回、4回も失点し、4回109球で自己ワースト7失点での降板に。球団広報を通じ「球速も出ていて、状態も良かったのですが、ずっと走者を背負った状態での投球だったので、もっと三振を取らなければいけないと思って投げていました。内野安打はあまり気にせず、外野に打たれた球の内容をしっかり見直したいと思います」とコメントした。

◆ソフトバンク石川柊太投手(31)が、プロ野球88人目(通算99度目)のノーヒットノーランを達成した。ソフトバンク石川が昨年8月27日のポンセ(日本ハム)以来、プロ野球88人目、99度目のノーヒットノーランを達成した。ソフトバンクでは昨年5月11日西武戦の東浜以来4人目。同じ球団の投手が2年連続でマークしたのは、広島の71年藤本和宏、72年外木場義郎以来51年ぶり。また、同一カードで2年連続達成は国鉄の56年大脇照夫、57年金田正一がともに中日戦で記録して以来になり、パ・リーグでは初めて。石川は6月3日広島戦から4連敗中だった。4連敗以上の投手がノーヒットノーランを達成したのは史上初めて。育成ドラフト出身選手の達成は、19年千賀滉大(ソフトバンク=現メッツ)に次いで2人目。東京都出身では98年川尻哲郎(阪神)以来。石川は都立の総合工科出身だが、都立高出身選手では初めて。

◆ソフトバンク石川柊太投手(31)が、プロ野球88人目(通算99度目)のノーヒットノーランを達成した。日本ハム・ポンセが昨年8月27日に達成して以来で、ソフトバンクでは昨年5月11日の東浜巨に次いで4人目。育成出身では19年9月6日の千賀滉大に続いて2人目の快挙となった。ヒーローインタビューは以下の通り。-記録達成で今、どんな気持ち「出来ると思ってなかったといえばあれですが、本当にいろんな運が重なって、野手の方がたくさん点を取ってくれ気持ちよく投げられた」-達成の瞬間は「自然と笑みがこぼれた。チームの勝利に貢献できたところで、1つほっとできた」-どのあたりから意識「毎試合ノーヒットノーランを目指してやってて、初回にヒット打たれてなんでだって...そういうピッチングしているので、意識というよりこの打者を抑える気持ちで投げていた。最後まで意識はしてなかったかもしれない」-9回は場内の大きな拍手の中、マウンドに「あの声援が力になったのは間違いない。ありがとうございました」-フライアウトが2桁。良かった点は「インコースのストレート。試合前にも(甲斐)拓也と話し合って投げていこうと。それでアウトカウント取れたの大きかったし、拓也がひっぱてくれ、ありがたかった」-狙い通りの投球?「四球があるのでまだまだ、というところもある。いいところは自信にして悪いところは反省して次に生かしたい」-好投しても勝ちがつかない時期があった。この1勝は?「これで次の投球よくなてくて『あれだけかよ』って言われたら野球選手としてなんだって自分は思うので。次も同じような投球が出来るよう頑張るだけです」-88人目の大記録「この瞬間は忘れられない瞬間。そこに一緒にいてくれたファンの皆さんに感謝しない。ありがとうございました」

◆ソフトバンク栗原陵矢外野手が7月7日の楽天戦以来、約1カ月半ぶりの11号ソロを放った。2回に5点を先制し、直後の3回に先頭で平良のフォークをすくい上げ右翼テラス席へ。「いいスイングができました」。自画自賛の1発に乗って、4回には2死一、二塁から左前適時打。「走者をかえそうと集中した。チャンスを生かすことができてよかった」。2打点に笑顔だった。

◆頼れる主砲らしくメモリアルを豪快に飾った。ソフトバンク柳田悠岐外野手(34)が通算1500安打を16号ソロで達成した。7点リードの6回だった。1死後。打席に入った柳田は狙っていた。西武3番手本田の2球目の外角高めの142キロの直球。強振すると打球は左翼席へ舞い落ちた。推定飛距離124メートル。柳田の代名詞でもある逆方向への豪快弾で節目に到達した。「いいスイングができたなと。久々ですけどよかったです」。ダイヤモンドを周回すると一塁側ベンチ前でナインとハイタッチを交わし笑顔を見せた。一気に決めるところが何とも柳田らしい。残り3安打として本拠地ペイペイドームに戻ってきた。敵地・大阪で首位オリックスに連勝できずなかなかチームは波に乗れない。それでもキャプテンとして何とかチームをけん引したい気持ちはあったはずだ。大量5点を挙げた2回には中前適時打。4回には1死から右翼線へ二塁打を放ち、栗原の左前打で7点目のホームを駆け抜けた。「王手」をかけた4打席目。巨人に移籍した松田が通算1500安打を本塁打で飾ったことは脳裏に焼き付いていたという。「松田さんが打っていたんで。もちろん、その気持ちはあったけど、まさか打てるとは思わなかった」。ヒーローのお立ち台で笑顔で振り返った。プロ13年目。今季は2年連続で主将を任された。3年ぶりV奪回を目指すチームにとって存在は大きい。開幕から打率は残しながらも打球が上がらず、本塁打をなかなか打てなかった。「バットの面でしっかり打てるように、振っています」と、打撃フォームを微調整しながら腐心する姿もあった。「(プロで)1本も打てないと思っていた。1500本は奇跡です。2000本? 無理でしょう。1本、1本、ケガなくやりたいと思います」。チーム浮上へまだまだキャプテンの仕事は残っている。【佐竹英治】通算1500安打=柳田(ソフトバンク) 18日の西武16回戦(ペイペイドーム)の6回、本田から本塁打を放って達成。プロ野球135人目。初安打は12年6月23日の日本ハム8回戦(ヤフードーム)で吉川から。柳田は1358試合目で達成。スピード記録には19年青木(ヤクルト)の1156試合があるが、球団では68年広瀬の1390試合を抜く最速記録。

◆ソフトバンク石川柊太投手(31)が、プロ野球88人目(通算99度目)のノーヒットノーランを達成した。ソフトバンク石川から"取材"を受けたのは、まだ開幕直後の4月だった。「やっぱり板東の記事とかって読まれるんですか?」。イケメン右腕の人気に嫉妬していたわけではない。自己プロデュースについて考えていた。「SNSをやってると、DM(ダイレクトメッセージ)でよく言われるんですよ。『柊太君の記事が少ない』って。やっぱりそういうのって自分でも発信した方がいいんですかね」。プロ野球、まして先発投手なら新聞やネットニュースで取り上げられる事は多い。それでも石川ファンにとっては、物足りない様子だったという。本人に解決策を聞いてみた。「いつかユーチューブチャンネルを作ってライブ配信するのも面白い。記事じゃなくてもそういうプロデュースもある。まあ成績残してからやれよって言われそうなので、今はまだ」。いつか...ではなく、「石川柊太チャンネル」作るなら今ですよ!。【ソフトバンク担当=只松憲】

◆西武は昨年5月11日の東浜巨(ソフトバンク)、同6月18日の山本由伸(オリックス)に次ぎ、またもノーヒットノーランを許した。2年で3度は、1リーグ時代の名古屋が40年に1度、41年に4度(継投2度を含む)の計5度許して以来の屈辱となった。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】18日の西武戦でソフトバンク石川柊太が史上88人目99度目のノーヒットノーランを達成。3打席連続安打となる本塁打で球団最速の1500安打を達成した柳田悠岐と、嬉しい記録の同日達成です。

◆ソフトバンク石川柊太投手(31)が、史上88人目、通算99度目のノーヒットノーランを達成した。本拠地の西武戦で打者31人に対して3四球1死球を与えただけだった。球団では昨年5月の東浜巨以来4人目で、育成出身では、同僚だった19年の千賀滉大(現メッツ)に次いで2人目の快挙。その千賀から助言をもらい、約3カ月ぶりの4勝目を最高の形で飾った。ノーノーまであと1人。9回2死。最終関門で難敵の4番中村と対峙(たいじ)したが、石川に恐怖感はなかった。「相手があって自分。相手がいるから自分を高められて思った以上に投げられたと思います」。初球カットボールで一ゴロに仕留めた。「僕はいつもノーヒットノーランを目指してました。逆に目指さない人っているんですか? それって打たれると思って投げるということになりますよね」。いつも通りの「理論派石川」がいた。打者31人に127球を投げ、出塁は4四死球による4度だけ。自分でも無安打無得点には気づいていた。「中盤からカットボールもカーブもうまく操れた。野手のみんなも最初は声をかけてくれたのに、途中から全く声をかけてくれなくて、よそよそしくなって」。周りの配慮に、マウンドではクスっと笑ったりもした。6月、2軍再調整を経験した。真っ先に相談したのは、昨季までの同僚メッツ千賀だった。「勝てない」と言うと、メジャーでもまれる元エースから言われた。「アメリカは気づいたら隣のロッカーの選手がいない。マイナー落ちがざら。日々お隣さんが違う」。先発陣は中4、5日が主流のメジャー。中6日で回る石川は「余計なことは考えてられない」と開き直った。同じ育成出身では千賀以来のノーノー。「千賀がやってない育成出身初の~をもっと作っていきたいです」。約3カ月ぶりの4勝目は、野球人として偉大な勲章がついてきた。「ウィキペディアに載ることが増えますね。(自分のページに)厚みが出るからうれしいです」。何より逆転優勝を目指す藤本ホークスにとっては弾みのつく快勝だ。「喜んでくれる人がいたらそれでいいです。これで次の登板が悪くて、あの日だけかよってならないように」。苦しむ右腕が、未踏の境地から復活する。【只松憲】石川柊太(いしかわ・しゅうた)1991年(平3)12月27日生まれ、東京都出身。都立校の総合工科から創価大を経て、13年育成ドラフト1位でソフトバンク入団。3年目の16年7月に支配下選手登録。20年に11勝3敗で最多勝、最高勝率。185センチ、90キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億5000万円。今年1月に元SKE48の大場美奈との結婚を発表。

◆先発した西武・平良海馬投手(23)は今季からの先発転向後、自己最短となる4回9安打7失点で降板となった。「今日は球速も出ていて状態もよかったのですが、ずっとランナーを背負った状態での投球だったので、もっと三振を取らなければいけないと思って投げていました。打たれたヒットの中で内野安打はあまり気にせず、外野に打たれた球の内容をしっかり見直したいと思います」。立ち上がりの一回こそ三者凡退に仕留めたが二回に崩れた。1死一、三塁から柳町に先制適時打を浴びた。なおも1死満塁から甲斐に死球を与え2点目を失うと、その後も三森、柳田に適時打を許すなど打者11人に猛攻に遭いこの回一挙5点を与えた。続く三回にも栗原にソロ本塁打を浴びるなど、自己ワーストの7失点で4回109球でマウンドを降りた。今季8勝目はならず6敗目を喫した。

◆ソフトバンクの石川が自身初の無安打無得点試合を果たし、5月19日以来の4勝目を挙げた。打線は二回に柳町の適時打など5長短打で5点を先行。三回は栗原のソロ、四回は栗原の適時打、六回は柳田のソロで加点した。西武は完敗。ソフトバンク・藤本監督の話 「まさか無安打無得点試合をするとは思っていなかった。素晴らしい投球だった。緩急をうまく使っていた。甲斐もいいリードをしていた」

◆プロ野球ソフトバンクの石川柊太投手(31)が18日、福岡市のペイペイドームで行われた西武16回戦で今季初、史上88人目(通算99度目)の無安打無得点試合を成し遂げた。達成は昨年8月27日のコディ・ポンセ(日本ハム)以来で、パ・リーグでは33人目(34度目)。石川はテンポ良く、速球が走り、許した走者は四死球の4人だった。チームは8―0で勝利した。石川は東京都出身。東京・総合工科高から創価大を経て2014年に育成ドラフト1位でソフトバンク入りし、20年に最多勝と勝率第1位のタイトルを獲得した。記念の白星は今季4勝目、通算49勝目。プロ野球ソフトバンク・石川柊太投手の話 「うれしさと達成感、反省がある。常にヒットは打たれないように、毎試合ノーヒットノーランをしようと思っている。それが巡り巡って、運もあって最後までいけた。最後はファンの声援が力になった」

◆ソフトバンク・石川柊太投手(31)が史上88人目(99度目)のノーヒットノーランを達成し、5月19日以来の4勝目(5敗)を挙げた。許した走者は一回2死から四球のペイトン、三回2死から四球の蛭間、六回2死から四球の源田、九回1死から死球の平沼の4人。奪三振は8、球数は127球だった。今季達成されたノーヒットノーランはこれが初めてとなった。試合後の石川のヒーローインタビューは以下の通り。--今はどんな気持ち「できると思ってなかったと言ったらあれですけど...いろんな運が重なって、野手の人がいっぱい点数取ってくれて気持ちよく投げれたんじゃないかなと思います。本当に感謝してます」--記録達成の瞬間は「自然とちょっと笑みがこぼれたのもそうですし、チームの勝利に貢献できたっていうところで1つホッとできた瞬間でしたね」--どのあたりからノーヒットノーランを意識した「毎試合ノーヒットノーラン目指してやって、初回にヒット打たれて『なんだよ』みたいな。そういうピッチングをしてるので、意識とかよりはこのバッター、このバッター抑えるんだって気持ちでずっと投げてた。最後まで意識はそんなしてなかったかもしれないですね」--1つずつアウトを積み重ねた結果だった「そういうことですね」--九回は場内の大きな拍手の中でマウンドに立った「あの声援が力になったのは間違いないですし、ホントにありがとうございました」--今日はどんなところが良かった「インコースのストレートを試合前に(甲斐)拓也と話し合って投げていこうっていうところで、それでアウトカウント取れたのも大きいですし、もう拓也が引っ張ってくれてたので本当にありがたかったです」--狙い通りのピッチングが最後までできた「四球があるのでまだまだだなってところもあるんですけど。いいとこは自信にして、悪いところは反省して次に生かしたいなと思います」--勝ちがつかない時期が長かった「これで次のピッチングが良くなくて『あれだけかよ』って言われたら、やっぱ野球選手として『なんだ』って自分は思うので、次も同じようなピッチングできるように頑張りたいです」--この喜びはどなたに伝えたい「応援してくれるたくさんの人のおかげでこのマウンドに立ててるのは間違いないですし、全ての支えてくれてる人に感謝したいなって思います」--場内のファンに祝福されて改めてどんな気持ち「この瞬間っていうのは忘れられない瞬間なので、そこに一緒にいてくださったファンの皆様には本当に感謝したいなって思います。今日はありがとうございました」--今後の意気込みを「ここまでホントにもうひとつのピッチングが多かったので、ここからなんとかチームを勝利に結びつけれるようなピッチングができるように頑張っていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします」

◆ソフトバンク・石川柊太内野手(31)がプロ野球史上88人目(通算99度目)のノーヒットノーラン(9回無安打4四死球)を達成した。ノーノー達成は昨年8月27日のコディ・ポンセ(日本ハム)以来で今季初。「できると思ってなかったと言ったらあれですけど、いろんな運が重なった。野手の人がたくさん点を取ってくれて気持ちよく投げれたんじゃないかと思います」立ち上がりから打たせて取るテンポのいい投球で西武打線からアウトの山を築き、スコアボードにゼロを並べた。九回は1死から平沼に死球を与えたが、その後も落ち着いて最後は中村を一ゴロに打ち取って偉業を達成した。

◆ソフトバンクの柳田が7―0の六回に本田から左越えへ16号ソロを放ち、節目の1500安打に到達した。昨季まで同僚だった松田(巨人)も2019年にアーチで区切りを飾ったとあって「めちゃくちゃ覚えていたので狙った」と声を弾ませた。二回に中前打、四回には二塁打。三塁打ならサイクル安打だったが、八回は一ゴロに倒れ「そんなに甘くはなかった」と笑った。11年のプロ入りからこつこつと数字を積み重ね「1本も打てないと思っていた。奇跡」と感慨深げに話した。

◆ソフトバンクの甲斐が快挙を達成した石川を好リードした。無安打無得点試合でマスクをかぶったのは2019年の千賀、昨季の東浜に続いて3度目となり「一番は投手の力。感謝したい」と喜びをかみしめた。今季の石川は2軍調整を経験するなど好不調の波が激しかった。甲斐は「どうしたらもっとよくなるかを考えるのが捕手の仕事」と昨季の投球映像を見直して臨んだという。緩急を駆使しながら、内角速球を増やし「投げ切ってくれた」とたたえた。

◆西武は石川の速球に手を焼いて最後まで安打を放てず、ペイペイドームでは昨季の東浜に続いて2年連続でノーヒットノーランを食らった。大差で迎えた終盤、主力数人を交代した松井監督は「1敗は1敗なので。結局あすが大事になってくる」と切り替えを強調した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
61403 0.604
(-)
-
(-)
39386
(+1)
324
(+1)
87
(-)
32
(+1)
0.255
(-)
2.880
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
53454 0.541
(↑0.005)
6.5
(↑0.5)
41363
(+4)
371
(+1)
71
(+1)
57
(+2)
0.237
(-)
3.390
(↑0.02)
3
(-)
ソフトバンク
52492 0.515
(↑0.005)
9
(↑0.5)
40385
(+8)
364
(-)
73
(+2)
48
(-)
0.248
(↑0.001
3.290
(↑0.03)
4
(-)
楽天
49551 0.471
(↓0.005)
13.5
(↓0.5)
38366
(+1)
410
(+4)
87
(-)
75
(-)
0.241
(-)
3.520
(↑0.01)
5
(-)
西武
47571 0.452
(↓0.004)
15.5
(↓0.5)
38306
(-)
345
(+8)
68
(-)
62
(-)
0.232
(↓0.002)
2.950
(↓0.05)
6
(-)
日本ハム
47611 0.435
(-)
17.5
(-)
34369
(+1)
376
(+1)
82
(-)
60
(-)
0.236
(↓0.001)
3.040
(↑0.03)