1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 |
ORIX | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0 | 0 |
勝利投手:- 敗戦投手:- |
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◆日本ハムは2回表、2死一三塁の好機から奈良間の適時打が飛び出し、先制に成功する。対するオリックスはその裏、頓宮が犠飛を放ち、同点とした。その後は延長戦に突入するも両軍の投手陣が相手に得点を許さず、3時間42分の熱戦は規定により引き分けに終わった。
◆オリックス山下舜平大投手(21)が、18日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)に先発し10勝目を目指す。13日楽天戦(楽天モバイルパーク)に先発予定だったが、雨天により12日先発予定のルーキー曽谷がスライド登板した影響で、今回は中12日空いてのマウンド。「前日に中止になったので。また、あの日に1から気持ちを作り直して準備しました」。2ケタ勝利が目前も、意識は「まったくないです」ときっぱり。足元を見つめながら、目指すところはもっと先にある。「勝てることの積み重ねだと思っているので。何勝しようと変わらず積み重ねていきたいなと思います」と頼もしい。前回7月28日に日本ハムと対戦した時は、3回2/3を5安打4失点(自責3)で3敗目。「前の試合がちょっとやられてしまったので。自分の原因でもあるんですけど。そこは明日で課題をクリアできたらと思っています」とリベンジを誓った。
◆高卒3年目のオリックス山下舜平大が今季10勝目を目指す。高卒3年目以内に2桁勝利を記録すれば2年目の21年に13勝、3年目の22年に11勝した宮城(オリックス)以来になるが、山下は今季1軍デビュー。新人の2桁勝利は珍しくないものの、新人以外で1軍デビューのシーズンにいきなり2桁勝利は97年に高卒3年目の横山(広島)が10勝、大卒2年目の岡本(近鉄)が10勝したのが最後。今季の開幕戦が1軍初登板だった山下が、26年ぶりの記録に挑戦する。
◆日本ハムが2試合連続で8番打者が先制打を記録した。2回2死一、三塁、2試合連続スタメンの8番奈良間大己内野手(23)が、オリックス先発山下から右前適時打を放ち「先制点をとることができて良かったです。次も打ちます!」と意気込んだ。17日ロッテ戦(エスコンフィールド)は2回に「8番・DH」でスタメン出場していた8番王柏融外野手(29)が右越えの先制1号ソロ。3打数2安打1打点と気を吐き、勝利を引き寄せていた。ちなみ16日のロッテ戦も「8番・DH」で先発出場した王が1点リードの2回1死一、三塁から2点適時三塁打。マルティネス、清宮、万波の中軸も好調だが、ここ3試合は下位打線がチャンスで貴重な一打を放ち、5連勝につなげている。
◆オリックス山下舜平大投手(21)の10勝目は次戦へ持ち越しとなった。7回まで3安打1失点、自己最多タイの10三振を奪う好投を見せたが、打線が援護することができず。101球を投じ、同点のままマウンドを降りた。この日は初回の1球目に、自己最速タイの159キロを計測。先頭の松本剛から3者連続三振を奪う完璧なスタートを決めた。2回は先頭の清宮を四球で出塁させ、2死一、三塁から日本ハム奈良間に先制適時打を許すも最少失点。4回、5回と四球で先頭を出塁させ得点圏に走者を背負うも、勝ち越しは許さなかった。今年の開幕戦で開幕投手を務め、プロ初登板&初先発を果たした山下。新人以外で1軍デビューシーズンに2ケタ勝利を挙げれば、大卒2年目の岡本(近鉄)以来26年ぶりの快挙だった。当の本人は10勝にも「(意識は)まったくないです」ときっぱり。チームの勝利のために腕を振った。
◆オリックス先発の山下舜平大投手は7回3安打1失点と好投するも、10勝目は持ち越しとなった。この日の初球に自己最速タイの159キロをマークし3者連続三振。3イニングで先頭に四球を出すも最少失点で踏ん張った。「投げていく中で修正しながら、なんとか最少失点で抑えることができたところはよかったと思います」。奪三振数も自己最多タイの10。次戦こそ2ケタ勝利をつかむ。
◆日本ハムは延長12回の末、勝負がつかず今季初の引き分けとなった。12回1死二塁から代打郡司が右前打。代走江越が二塁から本塁を突くもアウトになった。投手陣は先発上沢が9回120球を投げ6安打8三振1失点。「点をとってもらった後にすぐとられてしまった。良い投手が相手だったので1失点も許されなかった」と反省したが、粘りの投球を披露。10回は池田、11、12回は守護神の田中正が無失点に抑え、首位相手に渡り合った。
◆オリックスは今季3度目の引き分けとなった。10回から登板した山岡が3回を無失点に抑えるなど投手陣が力投するも、得点は2回の頓宮の左犠飛のみ。中嶋監督も「なんか、言葉ないですよね、今日。ピッチャーに対して、申し訳ないという言葉しか出てこないですね」と話すしかなかった。前夜も2得点にとどまった打線に「もうずっとですよね」と奮起を促した。
◆首位オリックスは、今季3度目の引き分けとなった。先発の山下舜平大投手(21)は7回3安打1失点の力投も白星つかず。10勝目は次戦へ持ち越しとなった。リリーフ陣も宇田川、平野佳、延長10回から登板し3イニングを無失点に抑えた山岡と懸命につないだ。しかし打線は走者を出してからあと1本が出ず、得点は2回の頓宮の左犠飛のみだった。中嶋聡監督(54)は「なんか、言葉ないですよね、今日。ピッチャーに対して、申し訳ないという言葉しか出てこないですね」と話すしかなかった。前夜も2得点にとどまった打線に「もうずっとですよね。変なところで力んだり、変なところでボール球に手を出したり。あの場で修正するのは僕らじゃない。そこは選手の力しかない」と奮起を促した。「9番左翼」で先発するも2打数無安打で交代となった杉本についても「この時期に来て覇気のないスイングになってしまったと見えたら、変えなきゃいけないですし。1打席目にね、いい感じで打ったと思ったんですけど、それが続かないというのが現状なんでね。苦しいでしょうけど」と復調を願った。
◆日本ハム新庄剛志監督が守護神の田中正義投手を初めて回またぎで登板させた。延長11回は先頭の紅林に右前打を許すも、続く森を遊ゴロ併殺打、小田を一ゴロに抑えて無失点。12回は3球で3者凡退に抑え、引き分けに持ち込んだ。指揮官は「こういう経験もさせとけば、次こういう試合になった時に彼も自信になっただろうしね。(2回)11球で終わったんかな。明日は多分投げないと思う」と話した。▽日本ハム奈良間(2回に山下から先制の右前適時打)「先制点を取ることができて良かったです」
◆日本ハムは今季初の引き分け。同点の延長12回1死二塁から、代打郡司裕也捕手が右前打。ライナー性の打球に代走の江越大賀外野手が1度、二塁へ戻ってからスタートし勝ち越しを狙ったが、相手の連係プレーに阻まれ本塁憤死に終わった。新庄監督は「ちょっと打球が速かった。難しいね。(俊足の)江越君じゃなかったら、もちろん(三塁で)ストップだし。こればっかしは正解がない」と、残念がった。
◆日本ハムは109試合目で、今季初めて延長戦の末、引き分けた。エース上沢直之投手(29)と、オリックス山下舜平大投手(21)の息詰まる投げ合いは、決着つかず。120球を投げ、9回6安打1失点でマウンドを降りた上沢は、18年から京セラドーム大阪で5戦連続負けなしとなった。チームは、今季最長の6試合連続で負けなし。首位たたきへ、救援陣も含めて投手陣が踏ん張った。160キロ近い直球とブレーキのかかった変化球で、首位を支える21歳の若き新星。一方で、際どいボールをうまく振らせて、幅広い投球術で打者を打ち取る29歳の熟練の技。オリックス山下を相手に投手戦を演じた日本ハム上沢は「フォーム的には今年で一番、自分の感覚的にも一番良かった」。新庄監督も「打者のタイミングを外すところで、しっかり外して完璧だった」と、120球の熱投を絶賛した。直近2試合連続で被弾していた1回を3者凡退に仕留め、波に乗った。味方が先制した直後の2回、先頭に右翼線二塁打を許し、暴投と犠飛であっという間に追い付かれたが、3回以降は得点圏に走者を背負っても粘った。闘志がむき出しになったのは、7回2死一、二塁。オリックス渡部をフォークで空振り三振に仕留めると、マウンドでほえた。2人の投げ合いは、8回1失点で上沢が勝利した7月28日以来で、今季2度目。初対戦の前回登板後、上沢は「底が知れない。他の人が持ち得ないような能力を持っている」と8歳下の右腕をたたえながらも、「僕は僕で、いろいろ考えながらやっている。めちゃめちゃ速い球もないし、めちゃめちゃエグい変化球もないけど、工夫して抑えられる」と、自身の特性に胸を張っていた。勝敗は付かなかったが、京セラドーム大阪では18年から5試合連続の負けなし。「(山下は)やっぱり、いい投手。勝つには0じゃなきゃいけなかった」。勝てなかった悔しさを、次回対戦への糧にする。【中島宙恵】▽日本ハム建山投手コーチ(上沢について)「立派でした。上沢の9回も見たかったし、今日が絶好のチャンスだと思った」
◆サヨナラ打を放ったオリックス中川圭太内野手(27)が、素直なヒーローインタビューでファンを沸かせた。0-0のまま迎えた延長11回、1死満塁から日本ハム・ロドリゲスのツーシームを振りに行くと、遊撃への内野安打となり、激戦に終止符を打った。手荒いウオーターシャワーの祝福に、2日連続のお立ち台で「めちゃくちゃ寒いです」と笑顔。この日は前日に続き名物イベント「じゃがいもデー」として開催されており、マイクにもじゃがいもが...。インタビュアーからマイクに付いているものは? と振られると「紅林のじゃがいもです」と、前日ともにお立ち台に上がった後輩の名前を出して笑わせた。中川圭は「キャンプ地みやざきシリーズ」でお立ち台に立った時にもマンゴーを手にしており「その前が僕はマンゴーの日だった。マンゴーとじゃがいもで、食べ物ばっかりだなと思います」と笑った。そして、前日「ジャーマンポテト」と答えた紅林に続き、好きなじゃがいも料理を聞かれると「面白いことは言えないですけど、肉じゃがが好きです」。ほっこりする受け答えでファンの心を温かくさせた。
◆19日の18回戦に先発するオリックス・山崎福也投手(30)がキャッチボールなどで調整した。前回登板の11日の楽天戦(楽天モバイルパーク)では、相手の道具が届かないハプニングに巻き込まれ、予定より1時間46分後にマウンドに上がったが、六回途中4失点で3敗目を喫した。それでも「大して気にはしてないので、頑張ります」と意には介さず。今季3度目の日本ハムには、「清宮君に1発2戦連続いかれてるんでね、しっかりとあしたは抑えられるように頑張ります」と気合を入れた。
◆オリックスは山下、日本ハムは上沢の両先発が好投し、救援陣は無失点と粘って引き分けた。日本ハムは二回に奈良間の右前打で先行。オリックスは直後に森の二塁打を足場に頓宮の犠飛で追い付いた。その後はともに決め手を欠いた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
61 | 40 | 3 | 0.604 (-) | - (-) |
39 | 386 (+1) | 324 (+1) | 87 (-) | 32 (+1) |
0.255 (-) | 2.880 (↑0.03) |
2 (-) |
ロッテ |
53 | 45 | 4 | 0.541 (↑0.005) | 6.5 (↑0.5) |
41 | 363 (+4) | 371 (+1) | 71 (+1) | 57 (+2) |
0.237 (-) | 3.390 (↑0.02) |
3 (-) |
ソフトバンク |
52 | 49 | 2 | 0.515 (↑0.005) | 9 (↑0.5) |
40 | 385 (+8) | 364 (-) | 73 (+2) | 48 (-) |
0.248 (↑0.001) | 3.290 (↑0.03) |
4 (-) |
楽天 |
49 | 55 | 1 | 0.471 (↓0.005) | 13.5 (↓0.5) |
38 | 366 (+1) | 410 (+4) | 87 (-) | 75 (-) |
0.241 (-) | 3.520 (↑0.01) |
5 (-) |
西武 |
47 | 57 | 1 | 0.452 (↓0.004) | 15.5 (↓0.5) |
38 | 306 (-) | 345 (+8) | 68 (-) | 62 (-) |
0.232 (↓0.002) | 2.950 (↓0.05) |
6 (-) |
日本ハム |
47 | 61 | 1 | 0.435 (-) | 17.5 (-) |
34 | 369 (+1) | 376 (+1) | 82 (-) | 60 (-) |
0.236 (↓0.001) | 3.040 (↑0.03) |
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