オリックス(☆2対1★)ソフトバンク =リーグ戦19回戦(2023.08.17)・京セラドーム大阪=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ソフトバンク
1000000001700
ORIX
10010000X2501
勝利投手:宮城 大弥(8勝4敗0S)
(セーブ:平野 佳寿(3勝1敗20S))
敗戦投手:和田 毅(6勝5敗0S)

本塁打
【オリックス】森 友哉(13号・4回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ ORIX戦チケット予約 ソフトバンク戦チケット予約
◆オリックスは1点を追う1回裏、森の犠飛で試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた4回には森のソロが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・宮城が6回1失点の好投で今季8勝目。敗れたソフトバンクは、打線が相手を上回る7安打を放つも、つながりを欠いた。

◆/豪快なフォームが帰ってきた\復帰後初のホームラン森友哉が第13号勝ち越しアーチ?プロ野球(2023/8/17)??オリックス×ソフトバンク??Live on DAZN#DAZNプロ野球#bs2023 pic.twitter.com/3q30HHAABO

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手の先制打も勝利に結びつかなかった。初回1死二塁から宮城のスライダーを右前にはじき返した。「いいところに飛んでくれました」。5試合ぶりとなる打点も、チームは逆転負け。通算1500安打まで残り3本としたが、試合後は厳しい表情だった。

◆バッテリーの奮闘で接戦を制し、連敗を阻止した。先発の宮城大弥投手(21)が、6回5安打1失点の粘投で8勝目。1-1で迎えた4回に、女房役の森友哉捕手(28)が決勝の13号ソロを放った。お立ち台にはバッテリー2人で登場。宮城は「なんとか野手陣のおかげで粘れましたし、森さんのリードがあっての最少失点だと思いますので、感謝したいなと思います」。森の1発について話題を振られると「いやもうずっと願っていましたし、森さんならなんとかやってくれると思って見ていましたし、いつもやってもらいたいなと思います」とさらなる援護を願って、球場を沸かせた。話題となっている、選手がお笑いコンビに扮(ふん)した夏の恒例ポスターには「なかなかいいコンビだと思います」と同学年の紅林と組んだコンビ「ベニボウズ」を自画自賛? していた。森は8日に左太もも裏のケガから復帰して以来、初アーチ。離脱していた期間のチームについて聞かれると「自分おらん方が強いんかなと思いながらテレビで見ていました」とおどけた。前夜の敗戦の悔しさを晴らす白星。「全員で優勝したいです。明日からも応援よろしくお願いします」と力を込めた。

◆大敗も惜敗も負けられないソフトバンクにとっては痛恨の黒星であることは間違いない。プレーボール直後に柳田の右前適時打で先手を握ったものの、スコアボードを動かしたのは初回の1点のみ。オリックス宮城攻略に失敗し、逆転負けを喫してしまった。「試合の中ではこっちが優勢だったと思うし、あと1本というところがね。何とか得点圏で1本というところを意識して試合を運んだけど、なかなかうまくいかない」試合後、藤本監督が悔しげに振り返ったのは1-1の同点で迎えた4回1死二、三塁の好機。約2カ月半ぶりに先発出場した7番野村大はカウント1-2と追い込まれると147キロの高めの直球にバットは空を切った。さらに栗原の死球で2死満塁としたが、9番甲斐も空振り三振に倒れ無得点。先発和田毅投手に援護点をプレゼントすることができなかった。直後の4回裏に和田が先頭森に13号ソロを右翼へ運ばれてしまった。6回78球を投げ4安打2失点で降板した和田は「ヒットはしょうがないにしても、ホームランは一番もったいない打たれ方。ホームランではなく0で抑えていれば、また違った展開になったと思う」。勝負どころでの痛すぎる1発。42歳のベテラン左腕は唇をかんだ。オリックス宮城対策として今季初めて中村晃を先発メンバーから外し、デスパイネ、野村大を起用。藤本監督の戦略は実を結ばなかった。再び首位オリックスとは9・5ゲーム差。「8月反攻」を掲げながら、波に乗れない。お盆を過ぎながら8月は5勝7敗と苦しい戦いが続く。つながらなかった打線、1発に泣いたベテラン和田の粘投を振り返り藤本監督は悔しげに言った。「和田が悪いわけでもないし、だれも悪くない。悪いのはオレだけや」。ホークスにとっては何ともつらい「大阪夏の陣」となってしまった。【佐竹英治】▽ソフトバンク野村大(4回の好機に空振り三振に倒れるなど3打席無安打)「自分の力不足です。(4回の三振は)思わず手が出た。あそこを我慢できるようにやっていくしかない。読み違いもあった。もっとやっていかないといけない」

◆オリックス宮城大弥投手が6回5安打1失点の粘投で8勝目を挙げた。「なんとか野手陣のおかげで粘れましたし、森さんのリードがあっての最少失点。感謝したいなと思います」。5回1死一塁で迎えた柳田には、この日一番遅い87キロのカーブを投げるなど翻弄(ほんろう)して中飛。「正直、頭にはなかった。ピッチングの幅を広げてくれたというか、森さんがサインを出してくれたので、勇気を持って投げることができました」。2人で力を合わせて守り抜いた。

◆オリックス森友哉捕手(28)が、復帰後初アーチをかけて連敗を阻止した。1-1のまま迎えた4回。ソフトバンク和田の129キロスライダーを振り抜き、右翼スタンドへ届けた。「しっかりといいスイングが出来たと思います」。復活を印象づける決勝の13号ソロとなった。捕手としても粘投を続けていた先発の宮城からリリーフ陣を好リード。先制の犠飛を含む全2打点を挙げた森に、中嶋聡監督(54)も「はい、いなかったら0(点)ですね」と最敬礼。「そんな絶好調じゃなかったんですけれども、だんだん上がってきてるのと、それでも1本打ってくれたり、勝負どころでしっかり打点上げてくれたりしてたんでね。これからもっともっと上がってきそうな雰囲気はあります」。さらなる活躍を確信していた。

◆オリックス森友哉捕手(28)が復帰後初アーチをかけ、チームの連敗を阻止した。1-1のまま迎えた4回。ソフトバンク和田の129キロスライダーを振り抜き、右翼スタンドへ届けた。「しっかりといいスイングが出来たと思います」。復活を印象づける決勝の13号ソロだ。台風7号の影響で15日の今カード初戦は中止。空いた時間を上昇のきっかけにつなげた。「強く振ろうとしても振れないというのがあって、なんかもどかしいというか、なんやろなと思っていた時に、火曜日の練習がすごく効いた」。左太もも裏のケガから8日に復帰したばかり。どこか鈍さを感じていた。ロングティーやウエートトレーニングを増やすなど試行錯誤する中で、しっくり来たのがジャンプ系のトレーニング。メディシンボールを投げたりジャンプの動きを繰り返すことで、打撃フォームのバランスが良くなった。「肉離れをやってたんで、あまり動けなくてちょっと不安があった」。よぎる思いを払拭する1日となった。打点44はチームトップ、13本塁打は頓宮に並んでトップタイ。さらに勝利打点はリーグ単独トップの11と、頼もしさは数字にも表れている。この日の先制犠飛を含む2打点に、中嶋監督はさらなる活躍を確信。「そんな絶好調じゃなかったんですけれども、それでも1本打ってくれたり、勝負どころでしっかり打点を上げてくれたりしていた。これからもっともっと上がってきそうな雰囲気はあります」。これで2位ロッテとは再びゲーム差7。負けられない終盤戦も、主砲が決める。【磯綾乃】

◆マーウィン・ゴンザレス内野手(34)が1軍に合流し、出場選手登録された。ゴンザレスは7月12日に「右ふくらはぎの筋損傷」で登録抹消。これまで59試合に出場し、打率・228、9本、26打点の成績。けがが癒え、内野のすべてを守れる万能さと強打で3連覇へ向けてのピースとなる。また、小木田敦也投手(24)も出場選手登録をされた。代わって、村西良太投手(26)が抹消された。

◆オリックスが逆転勝ち。0―1の一回に同点の犠飛をマークした森が四回に勝ち越しの13号ソロを放った。宮城は6回1失点で8勝目を挙げ、平野佳が20セーブ目。ソフトバンクは和田が6回2失点と粘ったが、打線の逸機が痛かった。

◆オリックスの先発宮城は6回被安打5で1失点と好投し、8勝目を挙げた。前回のソフトバンク戦は5失点と崩れたが「今回は粘り切れた。なんとか最少失点でいけた」と振り返った。勝負どころを直球でねじ伏せた。三回2死三塁で迎えた柳田は内角高めを突き、二ゴロに打ち取った。四回は1死二、三塁で野村大、2死満塁で甲斐を140キロ台後半の速球で三振に。森の強気の配球に、ほぼ首を振らずにテンポよく投げ込んだ。「森さんのリードのおかげ。気が合ってると思いました」と口も滑らかだった。

◆バットを振りぬく豪快なフォロースルーが帰ってきた。期間限定の緑に染まった右翼席へ描くアーチ。オリックス・森が勝ち越しソロを含む2打点とチーム全得点をたたき出した。「完璧でした。全員で優勝したいです」1-1の四回、和田に対し、低めのスライダーを豪快にすくい上げた。8日に左太もも裏の筋損傷から復帰し、これが6月27日のロッテ戦(京セラ)以来の一発となり、13号でチームトップの頓宮に並んだ。1点を追う一回には同点の左犠飛。4番として威厳を示した。台風7号の影響で試合が中止になった3連戦の初戦の今月15日は京セラでの自主練習で瞬発力を高めるトレーニングを行った。「ちょっと不安があった」という患部に刺激を入れ、「よくなった」と力強い打撃がよみがえった。11度目のコンビを組んだ先発の宮城とは六回まで最少失点で切り抜け、救援陣も好リード。復帰後、2試合目のマスクでフル出場し、「しんどかったですよ」と汗をぬぐった。この日が2試合目となった「Bs夏の陣」の緑のユニホームは「目に優しいですね」とお気に入りだ。2位ロッテが敗れ、再び7ゲーム差と独走態勢に。「いつも通りやることが一番大事かな」。西武時代にも優勝経験がある扇の要は頼もしい。(北池良輔)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
61402 0.604
(↑0.004)
-
(-)
40385
(+2)
323
(+1)
87
(+1)
31
(-)
0.255
(↓0.001)
2.910
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
52454 0.536
(↓0.006)
7
(↓1)
42359
(-)
370
(+5)
70
(-)
55
(-)
0.237
(-)
3.410
(↓0.01)
3
(-)
ソフトバンク
51492 0.510
(↓0.005)
9.5
(↓1)
41377
(+1)
364
(+2)
71
(-)
48
(-)
0.247
(-)
3.320
(↑0.01)
4
(-)
楽天
49541 0.476
(↓0.004)
13
(↓1)
39365
(+2)
406
(+4)
87
(-)
75
(+1)
0.241
(-)
3.530
(↓0.01)
5
(-)
西武
47561 0.456
(↑0.005)
15
(-)
39306
(+4)
337
(+2)
68
(-)
62
(-)
0.234
(-)
2.900
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
47610 0.435
(↑0.005)
17.5
(-)
35368
(+5)
375
(-)
82
(+2)
60
(+1)
0.237
(↑0.001)
3.070
(↑0.03)