1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0 | 0 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | X | 4 | 7 | 0 | 0 |
勝利投手:隅田 知一郎(7勝7敗0S) (セーブ:青山 美夏人(0勝1敗3S)) 敗戦投手:田中 将大(6勝8敗0S) |
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◆西武は2点を追う4回裏、渡部の適時二塁打などで同点とする。続く5回には、源田の犠飛と中村の適時二塁打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・隅田が7回2失点の粘投で今季7勝目。敗れた楽天は、打線が9回に一打同点の好機をつくるも、あと1本が出なかった。
◆西武先発の隅田知一郎は、前回登板の9日日本ハム戦でプロ初完封。2試合続けての完封勝ちは今年の7月16、25日に高橋(西武)もマークしており、チームメートに続く連続完封を狙う。同一シーズンにチームの複数投手が連続完封を記録したのは、12年ヤクルトのロマンと村中が最後。西武では92年の郭泰源(3試合)と工藤以来31年ぶりになる。楽天には通算5試合で1勝3敗、防御率4・13と相性は良くないが、前回登板に続く快投となるか。
◆元プロテニスプレーヤーの杉山愛さん(48)が、始球式を行った。背番号「100」のブルーのユニホーム姿で登場。投球は惜しくもワンバウンドとなったが、笑顔でマウンドを後にした。登板後には「緊張しましたね。コースは良かったんですけど、若干距離が足りなかったです」と、少し悔しそうな表情。「80点くらいはあげたいと思います」と自己採点した。杉山さんは、グランドスラムの女子ダブルスと混合ダブルスで日本人最多4回の優勝を誇り、日本人選手として初のダブルス世界ランク1位に輝いたほか、シングルスでも最高8位を記録し、単複ともに世界トップ10入りした日本を代表するテニスプレーヤー。09年の現役引退後は、コメンテーターや解説者としても活躍し、現在は女子テニスの日本代表監督を務めている。
◆西武平井克典投手(31)が今季20ホールド目を挙げた。20ホールド到達は4年ぶり3度目となる。この日は2点リードの8回に登板。1四球を許したものの、小郷と島内から三振を奪い、無失点に抑えた。15日の楽天戦(ベルーナドーム)では1失点。しっかりやり返した。ここまで39試合に登板し3勝3敗20ホールド、防御率2・56となっている。春季キャンプでは「数字より貢献度というか。でもホールドにはこだわってやっていきたいなと。防御率も」と見すえていた。リリーフ投手は大変だ。19年にはパ・リーグ新記録となる81試合に登板した。「あれは本当にオススメしないです。やっと(疲れが)抜けてきた感じです」と苦笑いする。メンテナンスに力を入れながら、毎年タフに投げている。今季は39試合に投げ、9試合で失点した。登板イニングは短いから、失点ですぐに防御率が悪化する。「抑えて当たり前、打たれたら...。すぐ勝ち負けが動くところなので。そこがやっぱり大変ですね」防御率もそうだが、失点がチームの負けにつながりやすい立場でもある。タフな役割における、ストレス解消法は。「何も考えない。でも考えないって言っても、もう7年やってますけど、やっぱり考えますよ...。次に抑えるまではモヤモヤが続くんですよ」自分の力でモヤモヤを消して、また次へ向かう。20ホールドは節目ではない。「ホールド数は終わってみて、っすね。シーズン終わりに尻すぼみで取れなかったら、あまり意味ないというか。なるべく一定の成績を出せるようにやらなきゃいけないというのは大前提です」遅くなったが、8月の初ホールドでもあった。平井の獅子奮迅が、西武を勝ちに近づける。【金子真仁】
◆楽天田中将大投手が6回途中4失点で8敗目を喫した。逆転を許した。2点リードの4回、先頭を含む2四球に暴投も絡んで2失点。5回は先頭の西武長谷川にスライダーを痛打され、左二塁打から2失点した。「四球が絡んでしまった。質の高い、打者が嫌がる球を投げていかないといけない」。今季は好投と早い回での降板が交互にあり、勝ち、負け、勝ち、負けを繰り返していたが、自身2連敗で、日米通算200勝まで残り4勝で足踏みとなった。▽楽天石井監督(田中将に)「4回は四球、四球、パスボール(記録上は暴投)でランナーをただで進ませてしまった」
◆5月時点で1勝5敗だった西武隅田知一郎投手が、この日の白星で7勝7敗まで盛り返した。楽天打線を7回2失点。「先制点を与えてしまったのですが、その後粘り強く0点に抑えることができて良かったです。野手の皆さんの勢いに乗せていただきました」と笑顔を見せた。8回にリリーフした平井は、自身4年ぶり3度目の20ホールドをマーク。不調の増田に代わってクローザーを務めた新人青山も、3セーブ目を挙げた。
◆1カ月半ぶりに1軍復帰した体重115キロの「ベッケン」こと西武渡部健人が、楽天田中将大から同点適時打を含む2安打を放ち、勝利に貢献した。1-2の4回2死二塁、低め139キロスプリットを左翼線にはじき返し、二塁上でベンチに向かってガッツポーズ。4-2の6回1死では、全力疾走で遊撃への内野安打。久々の1軍で結果を残し「(先発)隅田も頑張っていたので、なんとか同点にしたら試合もわからないと。ほんと1本出てよかった」と喜んだ。今季序盤に中村の離脱などでチャンスをつかみ主軸として活躍したが、7月1日ソフトバンク戦の走塁中に左足の内転筋を負傷。翌2日に登録抹消となった。2軍でじっくり鍛え直し、この日は1軍では初となる三塁で先発出場。軽快な動きを披露した。4位楽天を相手にカード勝ち越し。巻き返しへ貴重な戦力が帰ってきた。西武松井監督(渡部の活躍に)「しっかりと結果を出す、渡部らしいナイスバッティングだったと思います」
◆日が落ちても蒸し暑さが残る所沢のマウンド。楽天先発の田中将大投手(34)は、2-1の四回2死二塁で、7番・渡部に左翼線への適時二塁打を浴びると、滴る汗を拭いながら、悔しそうに顔をゆがめた。2点リードの四回、2四球と暴投で自ら招いた1死二、三塁のピンチで踏ん張れなかった。6番・マキノンに中犠飛を浴びると、続く渡部の適時二塁打で同点に追いつかれた。流れを取り戻せず、五回には1死三塁から源田に中犠飛を浴びて勝ち越しを許すと、ペイトン、中村の連打でさらに1点を追加された。六回途中6失点で7敗目を喫した10日のソフトバンク戦後に「自分で前に進んでいくためにしっかりとやっていくしかない」と話していた右腕。雪辱を果たす快投とはいかなかった。日本球界復帰3年目の今季は浮き沈みが激しく、連勝がない。それでも、石井監督は日米で勝ち星を重ね、通算200勝に迫る経験豊富な右腕を柱として期待。「先頭に立って頑張ってほしい投手」と信頼を寄せている。新人王や沢村賞など数々の栄誉をつかんできた大投手。苦境を乗り越えた先に、日米通算200勝が待つ。
◆西武が逆転勝ち。0―2の四回に渡部の適時二塁打などで追い付き、五回に源田の犠飛、中村の適時二塁打で2点を勝ち越した。隅田が7回2失点で7勝目。青山が3セーブ目を挙げた。楽天の田中将はリードを守れず8敗目を喫した。
◆西武の隅田は一回に3長短打を浴びるなどして2点を失ったが、その後は辛抱強くゼロを並べた。7回を投げて7安打2失点と好投。自身4連勝で7勝目とし「追加点を与えないというところができているんじゃないかと思う」と心地よさそうだった。4―2の七回は1死三塁から小深田、代打伊藤裕を連続三振。ともに速球で追い込んでから低めのチェンジアップで空を切らせた。116球を投げて試合をつくり「イニングを追うごとに真っすぐもしっかり腕を振れた。そこで抜けるチェンジアップが余計きいたかな」と胸を張った。
◆左脚の負傷からこの日、1軍復帰した西武・渡部健人内野手(24)が2安打1打点。1-2の四回、田中将から左翼線へ同点二塁打を放った。「べっけん」の愛称で親しまれる長距離砲は「何とかやってやろうという気持ちだった」と胸を張った。六回には体重116キロの巨体を揺らして全力疾走し、遊撃内野安打を記録。今季1軍で初めて就いた三塁守備も難なくこなし、「緊張した」と笑った。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
61 | 40 | 2 | 0.604 (↑0.004) | - (-) |
40 | 385 (+2) | 323 (+1) | 87 (+1) | 31 (-) |
0.255 (↓0.001) | 2.910 (↑0.02) |
2 (-) |
ロッテ |
52 | 45 | 4 | 0.536 (↓0.006) | 7 (↓1) |
42 | 359 (-) | 370 (+5) | 70 (-) | 55 (-) |
0.237 (-) | 3.410 (↓0.01) |
3 (-) |
ソフトバンク |
51 | 49 | 2 | 0.510 (↓0.005) | 9.5 (↓1) |
41 | 377 (+1) | 364 (+2) | 71 (-) | 48 (-) |
0.247 (-) | 3.320 (↑0.01) |
4 (-) |
楽天 |
49 | 54 | 1 | 0.476 (↓0.004) | 13 (↓1) |
39 | 365 (+2) | 406 (+4) | 87 (-) | 75 (+1) |
0.241 (-) | 3.530 (↓0.01) |
5 (-) |
西武 |
47 | 56 | 1 | 0.456 (↑0.005) | 15 (-) |
39 | 306 (+4) | 337 (+2) | 68 (-) | 62 (-) |
0.234 (-) | 2.900 (↑0.01) |
6 (-) |
日本ハム |
47 | 61 | 0 | 0.435 (↑0.005) | 17.5 (-) |
35 | 368 (+5) | 375 (-) | 82 (+2) | 60 (+1) |
0.237 (↑0.001) | 3.070 (↑0.03) |
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