オリックス(★2対3☆)ソフトバンク =リーグ戦18回戦(2023.08.16)・京セラドーム大阪=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ソフトバンク
0021000003800
ORIX
0100000102920
勝利投手:有原 航平(5勝3敗0S)
(セーブ:オスナ(2勝1敗18S))
敗戦投手:山本 由伸(11勝5敗0S)
  DAZN
チケットぴあ ORIX戦チケット予約 ソフトバンク戦チケット予約
◆ソフトバンクは1点を追う3回表、柳町の適時打で2点を奪い、逆転に成功する。続く4回には柳田の二塁打に相手失策が絡み1点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・有原が8回2失点の粘投で今季5勝目。敗れたオリックスは、打線が好機を生かしきれなかった。

◆ソフトバンクは2試合ぶりにスタメン復帰した6番柳町達外野手が試合をひっくり返した。1点を追う3回2死満塁。山本にカウント1-2と追い込まれたが、直球を中前にはじき返す逆転決勝の2点適時打。「つないでくれたので、絶対に打ってやろうと思った。必死に食らいついて打つことができた。チャンスを生かすことができてよかった」。7回にも中前打を放ちマルチ安打も決めた。この日、母校慶応が甲子園で15年ぶりの8強入り。後輩たちの活躍も刺激に存在感を示した。

◆オリックス山本由伸投手の24歳ラスト登板は、ほろ苦いものになった。17日に25歳の誕生日を迎える右腕は、2回に1点を先制してもらったが、3回に失策もあり2失点で逆転された。4回にもエラーがからみ1失点。計3失点も自責点はゼロ。山本自身もカウントを悪くする場面が多く「フォアボールでランナーをためてしまったことを反省しなければいけないです。ピンチの場面、なんとか粘りたかったです」と反省。球数も110球とかさみ、今季最短の5回で降板。12勝目はお預けとなった。ソフトバンク有原と、今季4度目の投げ合いで敗れ、1勝3敗となった。8回には森の適時二塁打で1点差に迫り、さらに2死二塁から紅林の左前打で二走の森が本塁突入もタッチアウト。1点が遠かった。中嶋監督は「粘って、超さないといけないというのが最後の目標ですので。そこに届かなかったということはやっぱり、僕らの力不足だと思います」と淡々と振り返った。

◆ソフトバンクの主砲柳田悠岐外野手がベンチもびっくりのバントを試みた。1点を追う3回無死一、二塁。山本の初球155キロの直球にセーフティー気味にバント。ファウルとなったが、続く2球目もバットを差しだし2球連続でファウル。初球バントには藤本監督も大笑いだったが、さすがに2球連続にはベンチで複雑な表情。結果的にカウント1-2からの5球目をハーフスイングして空振り三振。柳田は「1点取られたんで、1つ送れば1点くらい取れるかなという浅はかな気持ちでやりました。すみませんでした。バント練習します」と苦笑いだった。

◆ソフトバンク有原航平投手(31)が首位オリックスのエース山本に、また投げ勝った。先発で8回113球を投げ、8安打を許しながら2失点の粘投で5勝目。山本とは今季4度目の対決となったが3勝をマークしキラーぶりを発揮だ。チームは連敗を2で止め、首位オリックスとは8・5ゲーム差。台風7号の影響で初戦は水入り。今日17日は左腕和田毅投手(42)が先発予定。2人の早大OBの快投で8月反攻に勢いをつけたいところだ。背番号「17」はあくまでもニヒルに投げた。「今日はしっかりと真っすぐとツーシームを投げることができたと思います。最初はふらついていましたが、いい感じで投球ができたと思います」2回に1点を先制された。でも有原は動じなかった.杉本、中川圭、頓宮、紅林。右の好打者をそろえる猛牛打線の攻略のカギは力強い直球と、内角へ食い込む自慢のツーシーム。初回に2安打され2死一、三塁。打席に頓宮を迎えると、自己最速となる155キロの直球を外角いっぱいに投げ込み見逃し三振に切った。「最高の投手」と評価するオリックス山本との今季4度目の先発対決。日本を代表する絶対的な相手エースだからこそ、負けるわけにはいかなかった。逆転に成功した3回から7回までは2安打に封じ込んだ。山本が5回110球で降板。有原は5回を77球。勝利投手の権利を手にしてマウンドに立ち続けた。8回は2連続二塁打など1点を失ったが近藤の好守もあってリードを守った。「最後は近藤に助けられた。感謝しないと」と苦笑いだった。ちょうど1年前の8月16日に有原は3Aからメジャー昇格。21日のツインズ戦で6回0/3を無失点投球し、489日ぶりにメジャーで白星(3勝目)を挙げた。夏場の約1カ月、灼熱(しゃくねつ)の米アリゾナで有原とともに過ごした元ホークス投手コーチの倉野信次氏(現レンジャーズ傘下の投手コーチ)は当時を振り返る。「まったく周りに流されない信念を感じた。異国の地でもしっかりと自分を出せる男」。そんなブレない右腕が、チームの窮地でしっかり答えを出した。藤本監督も「有原が8回まで投げてくれたことが大きい」と称賛した。オリックス戦はこれで3連勝。ゲーム差こそ8・5とまだ遠い存在だが、巻き返しへ大きな自信となる1勝となったことは間違いない。【佐竹英治】

◆ソフトバンク・柳田悠岐外野手(34)が犠打を試み、場内にどよめきが起こった。1点を追う三回。無死一、二塁での打席。先発・山本に対し、初球155キロにバットを寝かせたが、バックネット側への飛球となり失敗。2球目も続けて同じ構えで失敗。異例の出来事に球場内がざわついた。結局、カウント1-2と追い込まれての5球目、153キロの速球に空振り三振。走者を送れなかったが、その後、2死満塁と好機を広げ、6番・柳町達の中前への2点打で逆転に成功した。「打ったのは真っすぐです。追い込まれてしまいましたが、必死に食らいついて打つことができました。チャンスを生かすことができて良かったです。この後も援護できるように頑張ります」と柳町。柳田はプロ2年目の2012年に2犠打を記録しているが、プロ通算253本塁打の主砲にも自己犠牲を強いて、全員で難敵右腕に襲い掛かった。

◆真夏の戦いに一度、水を差されたが、仕切り直し。ローテーションを守り、鷹退治へ鍛錬を積んできたオリックス・山本由伸だったが、守備に足を引っ張られた。「残り試合も少なくなってきて、1試合の重みというのも増してきますので、とにかくチームが勝てるピッチングができるようにということだけ」当初予定されていた15日は台風7号の影響で中止に。予告先発されていた右腕がスライド。京セラドームでは2019年以来、4年ぶりの珍事にも気持ちを切り替えた。ソフトバンクには今季の4敗中、2敗を喫するなど因縁の相手だった。試合がなかった15日にも自主練習し、万全の状態で仕上げてきた。8月は2試合、14イニング連続無失点と好調。夏本番に状態は万全だった。ところが、1点リードの三回、1番・三森の二塁内野安打と味方失策を皮切りに2死満塁と傷口を広げ、6番・柳町に中前への2点打で失点し、逆転を許した。試合前まで11勝、防御率1・57はリーグトップ。三振数もリーグ3位となる118。1位のロッテ・佐々木朗が離脱しているため、3年連続でタイトル総なめが見えてくる。しかし、1-2の四回にも失点。2死一塁から柳田の左中間フェンス直撃の二塁打で、二塁を回った柳田を二、三塁間で挟殺するも、一塁手・頓宮の悪送球でさらに3点目を奪われた。結局、5回110球で降板となったが、3失点で自責点は0。頼みの打線は、今季2度目の1番で起用された杉本も不発と、有原の前に沈黙。エースで白星をつかみたかったが、主導権を握れなかった。(北池良輔)

◆ソフトバンクは0―1の三回に柳町の2点適時打で逆転し、四回には悪送球の間に1点を加えた。有原が8回2失点の力投で5勝目、オスナが18セーブ目を挙げた。オリックスは守備の乱れも響き、山本が5回3失点で5敗目を喫した。

◆京セラドームには今季最多の3万5996人が詰めかけた。お盆休み期間とはいえども、集客を呼びかけたのはオリックス・山本。自らのSNSで「京セラ集合~」とメッセージをつづったのだが、多くのファンに悔しい戦いを味わわせてしまった。「ピンチの場面、なんとか粘りたかったです」台風7号の影響で15日の試合が中止となり、自身4年ぶりのスライド登板は今季最短となる5回で降板。今季5敗目(11勝)を喫した。3失点とはいっても、自責点はゼロ。まさかの拙守に引っ張られた形となった。ハイライトは1-2の四回。2死一塁から柳田に左中間フェンス直撃の打球を許した。二塁を暴走気味に回った柳田に対し、二、三塁間で挟殺プレーに持ち込もうとしたが、頓宮が二塁へ悪送球。3点目を献上した。頓宮は三回にも失策を犯しており、2死満塁から、柳町への逆転2点打につなげていた。相手よりも思わぬ落とし穴にはまった。珍しく7安打、3四球を許しながら、何とか粘ろうとしたが、110球と球数が重なったため、降板。17日は25歳の誕生日だった。前祝いといきたかったが...。右腕は「変わらずしっかり1週間過ごすだけなので、頑張ります」と前を向く。今度は手も足も出させない快投を演じる。オリックスファンに、リーグ3連覇をプレゼントする。(北池良輔)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
60402 0.600
(↓0.006)
-
(-)
41383
(+2)
322
(+3)
86
(-)
31
(-)
0.256
(-)
2.930
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
52444 0.542
(↓0.005)
6
(-)
43359
(-)
365
(+6)
70
(-)
55
(-)
0.237
(-)
3.400
(↓0.03)
3
(-)
ソフトバンク
51482 0.515
(↑0.005)
8.5
(↑1)
42376
(+3)
362
(+2)
71
(-)
48
(-)
0.247
(-)
3.330
(↑0.01)
4
(-)
楽天
49531 0.480
(↓0.005)
12
(-)
40363
(+1)
402
(+4)
87
(+1)
74
(-)
0.241
(-)
3.520
(↓0.01)
5
(-)
西武
46561 0.451
(↑0.005)
15
(↑1)
40302
(+4)
335
(+1)
68
(-)
62
(-)
0.234
(-)
2.910
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
46610 0.430
(↑0.005)
17.5
(↑1)
36363
(+6)
375
(-)
80
(-)
59
(-)
0.236
(↑0.001)
3.100
(↑0.03)