ヤクルト(★3対9☆)DeNA =リーグ戦16回戦(2023.08.15)・明治神宮野球場=
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DeNA
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ヤクルト
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勝利投手:バウアー(9勝3敗0S)
敗戦投手:小澤 怜史(5勝3敗0S)

本塁打
【DeNA】宮﨑 敏郎(16号・1回表ソロ),伊藤 光(1号・2回表ソロ),佐野 恵太(9号・3回表ソロ),ソト(8号・5回表2ラン),牧 秀悟(21号・9回表ソロ)
【ヤクルト】武岡 龍世(1号・7回裏ソロ)

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◆DeNAは初回、宮崎のソロで先制する。その後は2回表に伊藤がソロを放つと、4-0で迎えた4回には伊藤と佐野に適時打が飛び出すなど、小刻みに得点を重ねた。投げては、先発・バウアーが7回3失点の力投で今季9勝目。敗れたヤクルトは、先発・小澤が乱調だった。

◆DeNA伊藤光捕手(34)が、自身2年ぶりの今季1号ソロで先発のバウアーをバットで援護した。1点リードの2回2死、ヤクルト小沢のスライダーを左翼席に運んだ。21年6月19日の広島戦以来、787日ぶりの1発だった。伊藤は「追い込まれていたので、何とか出塁しようと思っていました。いい結果になって良かったです」とコメントした。

◆始球式でヤクルト長岡秀樹内野手(21)がEXILEメンバーとコラボした。EXILE MAKIDAI(47)、白濱亜嵐(30)、DJ DARUMA(47)らで形成するユニットPKCZが試合前にパフォーマンスを披露。続いて、始球式も務め、打者には長岡が立った。PKCZの面々は縦に3人、マウンドに立ち投球前に人気曲「Choo Choo TRAIN」のロールダンスを披露。その後、白濱がノーバウンド投球を見せ「ストライクを狙っていたんですが、緊張で球が上ずってしまった」と語った。小学時代はボーイズリーグで野球をやっていたといい「また久しぶりに野球をやりたいな」と最近グローブを新調したという。ロールダンスはMAKIDAIのアイデアだったといい「みんなでどうやったら盛り上がるかなと考えた。盛り上がって良かった」と胸をなで下ろした。白濱は「球場の皆さんがこの試合を楽しみにしているんだなと、立ってみて感じた。(ロールダンスは)盛り上がって良かった。(野球のルールでは)大ボークですけどね」と笑った。DJ DARUMAは「マウンドが聖域なのでふざけていいのか」と少々ためらったことも明かした。そのため投球する白濱以外は、若干マウンドの外に立ったという。長岡は登場曲にEXILEの「Heads or Tails」を使用している縁がある。白濱は長岡に対し「やっぱり気持ちも入りますよね」と話し、MAKIDAIも「ごり押ししたくなる。うれしいですよね」と語り、真夏の神宮を盛り上げた。【三須一紀】

◆DeNA佐野恵太外野手(28)が、5月18日の広島戦以来となる約3カ月ぶりの9号ソロを放った。2点リードの3回1死、ヤクルト小沢のフォークを右翼席にたたき込み、本塁打パフォーマンス「デスターシャ」を決めた。「打ったのはフォークです。追い込まれていたので、食らいついていきました。久しぶりにホームランが打てて良かったデスターシャ!」1回は宮崎、2回は伊藤光が2年ぶりのアーチ、3回は佐野が本塁打を放ち、初回から3イニング連続でソロが飛び出し、バウアーを援護した。

◆/お待たせしました\約3ヶ月ぶりの一撃佐野恵太が第9号ソロ?プロ野球(2023/8/15)??ヤクルト×DeNA??Live on DAZN#DAZNプロ野球#baystars pic.twitter.com/vVOWwpRGU9

◆DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、7回8安打3失点の好投で、2ケタ勝利に王手をかける9勝目の権利を手にマウンドを降りた。ピンクのグラブを手に、腕を振った。1回は2死から山田に三塁打を浴びたが、主砲村上を3球三振。2回は無死からサンタナ、オスナに連打を浴びたが、内山壮を三ゴロ併殺、武岡を空振り三振でピンチを脱出した。3回には、浜田の投ゴロを背面キャッチ。2試合連続で"特技"を披露し、スタンドのファンを沸かせた。序盤から打線の大量援護を受け、5回までスコアボードにゼロを刻んだ。6回に浜田の適時二塁打で自身25イニングぶりに失点し、サンタナの適時二塁打で2点目を許した。7回には武岡にプロ初本塁打を浴び、7回109球で降板した。

◆ヤクルト武岡龍世内野手(22)がDeNAバウアーからプロ初本塁打を放った。6点を追う7回1死、1ボールから152キロの真ん中への直球を振り抜き、バックスクリーン右に1号ソロを放った。打撃不振もあり遊撃手のレギュラーで同期入団の長岡が2試合連続でスタメンを外れる中、武岡が先発。「チャンスをいただいている中で、前の打席でなかなか結果を出せていなかったのでなんとか1本打ちたかった」と結果につなげた。武岡は八戸学院光星から19年ドラフト6位で入団。プロ4年目での初アーチとなった。

◆ヤクルトは今季最後となる神宮6連戦の初戦で痛い黒星スタートとなった。チームトップの6勝目を目指した先発小沢怜史投手が4被弾の5回11安打8失点と炎上し、3敗目。高津監督は「向こうがある球種に絞って対応してきた。何度も対戦しているので研究しているでしょう」と語った。チームは4連敗となり3位DeNAとは9・5ゲーム差に広がった。

◆プロ4年目のヤクルト武岡龍世内野手(22)が、DeNAバウアーからプロ初本塁打を放った。6点を追う7回1死、1ボールから152キロ直球を振り抜き、バックスクリーン右に1号ソロ。バウアーから打ったことには「一生自慢できますね」と笑った。前打席まではチェンジアップを意識しつつ配球を考えていたため「その分打てなかった」という。本塁打を放った第3打席は「思い切って真っすぐ1本で行こうとコーチとも話をして結果につながった」と、記念すべき初アーチの打席を説明した。打撃不振もあり遊撃のレギュラーで同期入団の長岡が2試合連続でスタメンを外れる中、結果を出し「1日でも1軍に残れるようにやっていきたい」と謙虚に語った。

◆/雨は止んだ\サイ・ヤング賞受賞投手から武岡龍世がプロ初ホームラン?プロ野球(2023/8/15)??ヤクルト×DeNA??Live on DAZN#DAZNプロ野球#swallows pic.twitter.com/G8nKqeFRXQ

◆ヤクルト塩見泰隆外野手(30)が負傷交代した。3回1死でDeNAバウアーから遊ゴロを放った後の走塁中、左手で左腰付近を押さえながら一塁ベース上でうずくまった。歩くことが出来ず担架に腰をかける形でベンチに下がった。高津監督は「腰が抜けた感じになった。これまで体の張りというのはあったが、腰はなかった」と語った。16日に病院で検査をする予定。出場登録については「まあ無理でしょうね」と話した。この日、4日に右足痛で出場登録を抹消されていたホセ・オスナ内野手(30)が1軍に復帰。いよいよ主力がそろい万全なチーム状況になった直後のアクシデントに指揮官は「そろわないですね。先発ピッチャーもそうですけど、そろわないですね。なかなかね。ケガが多いですね」と悩ましかった。塩見は今季、下半身のケガに悩まされてきた。開幕に間に合わず、1軍に初昇格したのは5月4日。わずか約3週間後の同26日に下半身のコンディション不良で離脱した。ファームでの調整が2カ月続き、7月27日に再昇格したばかりだった。

◆ヤクルト塩見泰隆外野手(30)が負傷交代した。3回1死で、DeNAバウアーから遊ゴロを放った後の走塁途中、左腰付近を手で押さえながら一塁ベース上でうずくまってしまった。担架が用意されたが、痛みから体勢を変えられずに寝そべることはできず、担架に腰をかける形でベンチに下がった。今季、下半身のケガに悩まされてきた。2月のキャンプ途中に1軍を離れ、2軍キャンプに合流。開幕にも間に合わず、1軍に初昇格したのは5月4日にまでずれ込んだ。そのわずか約3週間後の同26日に下半身のコンディション不良で離脱。ファームでの調整が2カ月以上続き、再昇格は7月27日となった。合流してからは好調で、8月6日中日戦(バンテリンドーム)で連覇した際の定位置、1番に戻るとそこから4連勝するなどチームに貢献。この日からホセ・オスナ内野手(30)が右足痛から復帰し、万全な戦力が整った直後だった。本拠地神宮の6連戦が始まったばかりでのアクシデントは、逆襲の8月を誓うチームにとって痛手となった。

◆DeNA佐野恵太外野手が、約3カ月ぶりの9号ソロを含む3安打と大暴れした。2点リードの3回1死、ヤクルト小沢のフォークを右翼席に運び、本塁打パフォーマンス「デスターシャ」を決めた。「自分のスイングができた。久しぶりにホームランが打てて良かったデスターシャ!」。宮崎、伊藤、ソト、牧もアーチを放ち、計5発で大勝した。▽DeNA牧(9回に21号ソロを放ち、8試合連続打点で球団記録に王手)「今年は打点王を目指しているので、今日みたいな1本を積み重ねたいです」▽DeNA宮崎(先制の16号ソロを含む3安打2打点)「(先制弾は)スライダーを自分のスイングで捉えることができた。後ろにつなぐ気持ちが最高の結果になってうれしいです」▽DeNAソト(5回に今季8号2ラン)「カンペキ!(日本語)。甘い球が来たら積極的にいこうと思っていました。1発で捉えることができて良かった」

◆DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、7回3失点の好投で9勝目を挙げ、2ケタ勝利に王手をかけた。7月27日中日戦から続けた連続無失点イニングは24回まで継続。6回に浜田の適時二塁打で自身25イニングぶりに失点したが、打線の大量援護も受け、チームの連敗を2で止めた。次回は中4日で20日の阪神戦(横浜)の先発が濃厚。首位阪神の背中を追いかけ、サイ・ヤング賞右腕がフル回転する。シーズン終盤の夏場に、バウアーが無尽蔵のスタミナを証明した。2試合連続の中5日での登板で打線から大量援護を受ける中、6回終了時で97球。次回登板は中4日で20日の阪神戦の先発が有力な中、7回109球を投げ切って、2ケタ勝利に王手をかける9勝目を挙げた。「10はすごくいい数字だと思いますし、でも、もっと目標は高く、15勝以上したいと思っていますので、そこまでいけるように頑張りたいです」原点である外角低めの速球でカウントを稼ぎ、緩急も自在に使い分けた。1回2死三塁では、村上をナックルカーブで空振り三振。6回2死二塁では、オスナにこの日96球目に最速となる157キロでファウルを打たせ、155キロの速球を続け、見逃し三振でピンチを脱出した。前回登板2日後の11日の休養日には、両親とともに東日本大震災の被災地の福島を訪れた。津波に襲われた街、震災遺構として、一般公開される浪江町立請戸小学校などで震災の被害を目にした。「衝撃を受けた。元々の自分の故郷に住めないっていうことを思うと、とても胸が苦しい思いをした」と心情を吐露した。日本式の配球やクイックなどを学び、グラウンド外では日本の文化に触れ、人間力を高める。「人として成長できる部分はあると思います。野球選手である前に人としての成長が何らかの形で野球選手としての成長にもつながるんじゃないかなと思っています」。広島では原爆ドーム、大阪では道頓堀などを訪れた。チームの連敗を2で止め、勝ち星、奪三振でリーグ2位に浮上した。「最終的には沢村賞を取ることが目標なので勝ち数、イニング、三振で1位になりたいと強く思っています」と力を込めた。「次は土曜日に投げるつもりで準備します」。可能だと主張する中3日での登板に備えることを真顔で答えた。【久保賢吾】○...伊藤が、自身2年ぶりの1号ソロでバウアーを援護した。1点リードの2回2死、ヤクルト小沢のスライダーを左翼席に運んだ。21年6月19日の広島戦以来、787日ぶりの1発に「追い込まれていたので、何とか出塁しようと。いい結果になって良かったです」と汗をぬぐった。三浦監督は「捕手が打つとリードもさえてくるし、非常に大きなホームランだった」と評価した。▽DeNA三浦監督(バウアーについて)「良かったと思います。緩急を使いながら、相手を観察しながら、光(伊藤)と2人で攻めたと思います」

◆下半身のコンディション不良で2軍調整していたヤクルトのホセ・オスナ内野手(30)が出場選手登録された。12日ぶりに1軍合流すると、神宮球場に隣接する室内練習場で午後1時時頃から30分ほど早出練習をこなし、試合前練習も通常通りこなした。来日3年目の今季は94試合に出場し打率・240、15本塁打、48打点。4日に出場選手登録を抹消されたが、13日に降雨ノーゲームとなったイースタン・リーグ、DeNA戦(横須賀)で実戦復帰しており、頼もしい助っ人が帰ってきた。

◆待望の一本が飛び出した。「7番」で出場したDeNA・伊藤光捕手(34)が二回に左翼席へとびこむソロ。今季134打席目で記録した1号は、2021年6月19日の広島戦(東京ドーム)以来、自身2年ぶりの本塁打となった。「追い込まれていたので、なんとか出塁しようと思っていた。いい結果になり良かった」1―0の二回、ソトと関根が凡退し、2死走者なしで迎えた第1打席。ヤクルト先発の横手投げ右腕、小沢に対しカウント1―2と追い込まれてからの5球目、外角へのスライダーを捉え、左翼席へと運んだ。今季はバウアーの女房役としてマスクをかぶり続けるベテランが、バットでもチームに貢献した。

◆ヤクルト・塩見泰隆外野手(30)が負傷して途中交代した。三回1死の第2打席で遊ゴロを放って走り始めた直後、腰を押さえて失速。最後は歩いて一塁ベース付近に到達し、担架に座った状態でベンチに引き揚げた。塩見は今季、下半身のコンディション不良で開幕2軍スタート。5月上旬に初昇格するも5月末に再び下半身のコンディション不良で離脱し、7月末に1軍復帰していた。

◆DeNA・佐野恵太外野手(28)が2―0の三回に右翼席へ9号ソロ。打撃不振に苦しむ主将が、5月18日の広島戦(横浜)以来、約3カ月ぶりの一発を放った。「追い込まれていたので、食らいついていきました。久しぶりにホームランが打てて良かったデスターシャ!」第1打席は3球三振を喫したヤクルト先発の小沢に対して、フルカウントからの7球目の直球を完璧に捉えた。外野手が追うことをあきらめる鮮やかな放物線は、そのまま右翼席へと突き刺さった。2020年にはセ・リーグ首位打者、昨季は最多安打のタイトルを獲得した強打者だが、今季は本来の力を発揮できず。6日の阪神戦で好機に代打を送られるなどした。悔しさをバネに待望の一発を放った。

◆DeNAのトレバー・バウアー投手(32)=前ドジャース=が三回2死、浜田の投ゴロを背中にグラブを回して捕球。2試合連続の「背面キャッチ」を見せて場内を沸かせた。前回9日の中日戦(横浜)では、大島の鋭い投ゴロを背面キャッチ。「あれは新鮮に見えたかもしれないけど、ずっと練習していたプレーだよ」と語っていた。

◆頼もしい助っ人が帰ってきた。下半身のコンディション不良で2軍調整していたヤクルト・オスナが、1軍復帰すると「6番・一塁」で先発に名を連ねた。二回には復帰後初安打となる左前打を記録。DeNA先発、バウアーに対して高めカットボールを一閃し、勢いよく左翼フェンスを直撃する鋭い当たりをみせた。一塁ベースに到達するとほっとした表情を浮かべた。来日3年目の今季は試合前時点で94試合に出場し打率・240、15本塁打、48打点。4日に出場選手登録を抹消されたが、13日に降雨ノーゲームとなったイースタン・リーグ、DeNA戦(横須賀)で実戦復帰していた。この日は神宮球場に隣接する室内練習場で午後1時頃から30分ほど早出練習をこなし、試合前練習も通常通りこなした。早出練習をする意図は「自分の打席の中のリズム、タイミングを取り戻すため。野球って、ずっと(打撃が)好調なわけではない。不調の時期も前もあるし、それをどう乗り越えるか。毎日コツコツと(努力を)重ねるだけ」と明かす。離脱する前から積み重ねてきた努力で結果を残した。助っ人の復帰を白星で祝いたいところだったが、先発の小沢が踏ん張れず。一回からDeNA打線に捕まり、五回までに8失点。バウアーの前に打線もつながらなかった。

◆待望の一本が飛び出した。DeNAの主将、佐野恵太外野手(28)が三回に右翼席へ9号ソロ。打撃不振に苦しむ今季、5月18日の広島戦(横浜)以来、自身3カ月ぶりとなる一発を放った。「追い込まれていたので、食らいついていった。久しぶりにホームランが打ててよかった」2―0の三回、第1打席は3球三振を喫したヤクルト先発の横手投げ右腕・小沢に対して、フルカウントからの7球目の直球を完璧に捉えた。外野手が追うことをあきらめる鮮やかな放物線はそのまま右翼席へ。ダイヤモンドを一周した佐野は、三塁ベンチ前で右肘を突き出し拳を握る本塁打パフォーマンス「デスターシャ」をファンとともに披露した。2020年にはセ・リーグ首位打者、昨季も最多安打のタイトルを獲得した強打者だが、今季は本来の力を発揮できずにいた。6日の阪神戦(横浜)では、七回1死二、三塁の好機に代打を送られた。三浦監督も「難しかった」と語る重要な決断に「自分の打撃を見つめ直すいい機会にもなった」と悔しさをバネに奮起を決意した佐野。苦しい戦いは続くが、主将として意地の一発を放ってみせた。打線は一回に宮崎の16号ソロ、二回に伊藤光が1号ソロ、そして佐野の約3カ月ぶりの9号ソロ。3イニング連続アーチで主導権を握った。五回にもソトが8号2ランで、五回までに8―0と大量リードを奪った。

◆ヤクルト・武岡龍世内野手(22)が、2―8の七回1死からプロ初本塁打となるソロを放った。米大リーグでサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)の受賞歴もあるバウアーの真ん中直球を一閃。完璧に捉えた打球は、きれいな弧を描いてバックスクリーン右へ吸い込まれていった。ベンチに戻ると、つば九郎から頭を叩かれるなど手荒い祝福を受けた。青森・八戸学院光星高から入団4年目の今季は、試合前時点で自己最多の59試合に出場し、打率・222、5打点。8月13日の阪神戦から2試合連続でスタメンに名を連ねると、期待に応える活躍をみせた。

◆DeNA・牧秀悟内野手(25)が九回、中越えの21号ソロを放ち、8試合連続打点をマーク。高木由一が1980年に樹立した球団記録にあと「1」に迫った。8―3の九回1死走者なし。4番手・大西の変化球を中堅バックスクリーン下へと運んだ。打球が跳ね返り一時は二塁打の判定も、三浦監督のリクエストでリプレー検証の結果、本塁打に覆った。「いい形で捉えることができた。最高の結果になりよかった」と拳を握った。

◆DeNA打線が5本塁打を放ち快勝。トレバー・バウアー投手(32)が、7回3失点5奪三振でチームトップに並ぶ9勝目をあげ、2桁勝利に王手をかけた。バウアーの試合後のインタビューは以下の通り。ーー投球を振り返って「守備もすごく助けてくれたし打線もつながって、自分としてはベストではなかったけど、野手に助けられて勝てたと思います」ーーベストではないとき、どんなことを意識するか「しっかり勝負をしていこうと、打者を歩かせないようにと考えてやっていきました」ーー雨で中断もある中、最後まで待っていたファンにメッセージを「本当に雨が強い中、最後まで残って声援をいただきありがとうございました。皆さんのことが大好きです」

◆ヤクルト・塩見泰隆外野手(30)が三回の走塁中にアクシデントが見舞われ、負傷交代した。試合後に高津臣吾監督(54)は「腰が抜けたような感じになったみたい。体が張っているとかはあったのですが、腰がというのは(今まで)なかった」と状態を明かし、16日以降については「(出場は)無理でしょうね。明日病院に受診の予定です」と話した。塩見は「1番・中堅」で先発し、三回1死の第2打席で遊ゴロを放って走り始めた直後、腰を押さえて失速。最後は歩いて一塁ベース付近に倒れ込むように到達した。そのまま動くことができず、担架に座った状態でベンチに引き揚げた。今季は下半身のコンディション不良で開幕2軍スタート。5月上旬に初昇格するも同月末に再び下半身のコンディション不良で離脱し、7月末に1軍復帰していた。

◆DeNAが快勝した。一回に宮崎のソロで先制。二回は伊藤のソロ、三回は佐野のソロと宮崎の適時打で加点し、四、五回にも2点ずつ加えた。バウアーはテンポ良く7回を3失点でまとめて9勝目を挙げた。データBOXは以下の通り。?DeNA・バウアーが今季9勝目(3敗)。DeNA(前身を含む)の外国人投手がシーズン9勝以上したのは2014年のモスコーソ(9勝)、17年のウィーランド(10勝)に次いで6年ぶり3人目。シーズン115奪三振以上は03年のドミンゴ(123)以来20年ぶり2人目。?チーム1試合5本塁打は今季最多タイで、5月5、6日のヤクルト戦に次いで今季3度目で、いずれも神宮球場。神宮では今季8試合全てで本塁打を放ち合計22本。1979年(10試合)、83年(11試合)、2008年(12試合)の各18本を上回り、同球場でのシーズン最多本塁打を更新。?一回から五回まで毎回得点(1→1→2→2→2)。DeNAが初回から五回まで得点を奪ったのは、21年6月5日のロッテ戦(5回=1→1→1→5→3、横浜)以来2年ぶり。

◆ヤクルト・小沢怜史投手は5回を投げ4本塁打含む11安打を浴び、自己ワーストの8失点と大崩れした。中8日で6連戦初戦の先発を任されたが役目を果たせず3敗目を喫し、コメントを残すことなく球場を後にした。一回に宮崎に左中間へ先制ソロを打ち込まれると、二回は伊藤に左翼席へ運ばれ、三回は佐野に右翼へ持っていかれた。高津監督は「向こうが対応してきた。何回も対戦しているので研究しているのでしょう。何とかゲームをつくって耐えるイニングがほしかった」と話した。(神宮)

◆ヤクルトは4連敗を喫した。先発の小沢が、一回から毎回失点を許し5回11安打8失点で踏ん張れず3敗目。打線は七回に武岡がDeNA先発、バウアーからプロ初本塁打となるソロで一矢報いたが、空砲に終わった。高津臣吾監督(54)の主な一問一答は以下の通り。――先発の小沢が3被弾するなど、長打を許した「そうですね。あれだけ長打を打たれたらね。この狭い神宮なら点になりやすいのは当然。向こうが非常に、ある球種に絞って対応してきたんじゃないかな、と思いました」――研究された...「それはしてると思います。何回も対戦しているので、それは研究してるでしょうね」――少ない失点で長く投げてほしかった「そうですね。どこかでゼロをいれてほしかったなと。最後までずるずるいってしまった。今回中8日で(間隔を)空ければ、いいピッチングをするわけではないでしょうけど。先発ピッチャーとして、なんとかゲームをつくって耐えるイニングがほしかったなと思います」

◆DeNAのトレバー・バウアー投手(32)が、7回3失点5奪三振でリーグ2位タイの9勝目。来日1年目で2桁勝利に王手をかけ「10はすごくいい数字だと思います。でも、もっと目標は高く15勝以上したいなと思っているので、何とかそこまでいけるようにこれから頑張りたい」と語った。5月の1軍合流ながら驚異的なペースで奪三振数も115とし、中日の高橋宏(114)を上回り、同僚の今永(121)に次ぐリーグ2位に浮上。「沢村賞をとりたいという目標がずっとあるので、勝ち星、イニング、三振数では1位になりたい思いは強い」と誓った。DeNA・バウアーが今季9勝目(3敗)。DeNA(前身を含む)の外国人投手がシーズン9勝以上したのは2014年のモスコーソ(9勝)、17年のウィーランド(10勝)に次いで6年ぶり3人目。シーズン115奪三振以上は03年のドミンゴ(123)以来20年ぶり2人目。

◆痛い一敗となりそうだ。台風7号の影響で3度降雨中断する中、ヤクルトは序盤から主導権を握られて4連敗。「1番・中堅」で先発した塩見泰隆外野手(30)が打撃時に腰を痛めて途中交代し、高津臣吾監督(54)は心配そうに状況を説明した。「腰が抜けたような感じみたいです。体が張っているとかというのはあったんですけど、腰がというのはなかった」神宮全体がざわついた。塩見は三回に遊撃へのゴロで走り出した直後に腰を押さえて失速。最後は倒れ込む形で一塁に到達し、担架に座って途中交代となった。今季は下半身のコンディション不良で開幕前を含め2度離脱。7月末に1軍復帰したばかりだったが、また戦線を離れそうだ。16日に病院で検査を受ける予定で、高津監督は出場について「まあ無理でしょうね」と説明。下半身を痛めていたオスナが戦列復帰した日の思わぬアクシデントに「(戦力が)そろわないですね。結局」と嘆いた。(赤尾裕希)

◆盤石の勝利だ!! DeNAは15日、ヤクルト16回戦(神宮)に9―3で快勝。連敗を2で止めた。トレバー・バウアー投手(32)=前ドジャース=が六回に失点するまで24イニング連続無失点を記録するなど、7回3失点で自身3連勝。リーグ2位に並ぶ9勝目を挙げ、2桁勝利に王手をかけた。次回は中4日で20日の阪神戦(横浜)の先発が濃厚。残り39試合、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)右腕がフル回転する。真夏の神宮のマウンドに、ポケモンキャラクター「プリン」をイメージしたピンクのグラブが映えた。バウアーが大量援護を味方に、7回3失点で自身3連勝。5月の1軍合流ながらリーグ2位タイの9勝目を挙げた。「ベストではなかったが、野手みんなに助けられて勝てた。10(勝)はすごくいい数字だと思うけど、目標はもっと高く、15勝以上したい」初の神宮のマウンドで躍動した。三回には浜田のゴロで、2戦連続の背面キャッチを披露。「才能もパワーもあり、彼との対戦では質の高い球が求められる」と警戒した主砲の村上はカーブ、直球で2三振を奪い、今季2度の対戦で計7打数無安打、4奪三振と封じ込めた。六回に25イニングぶりの失点を喫するも、しっかりと7回109球を投げ切った。

◆攻守に精彩を欠いたヤクルト。象徴のようなプレーが、21歳の内山にみられた。打っては二回無死一、二塁。送りバントを空振り、ファウルしたあと、三ゴロ併殺打。反撃ムードをしぼませた。そもそも、バントの仕方がなっていない。外角低めのボールになるスライダーに対し、上からバットを落とすばかりでは、ファウルになるのが関の山だ。リード面も淡泊だった。小沢のサイドハンドからのスライダー系とシュート系に対し、構える位置が中途半端。はっきりと内外角へと体を寄せれば、球筋と制球にメリハリがついたはずだ。捕手と外野の両方で出場している苦労は、理解できる。考えることが増えるだろう。それでも、試合に出ている以上、任されたことは、こなさなければいけない。若いのだからなおさらだ。体を動かして、気持ちも乗せてもらいたい。(サンケイスポーツ専属評論家)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
62394 0.614
(↓0.006)
-
(-)
38407
(+6)
322
(+7)
54
(+1)
55
(+1)
0.246
(↑0.001)
2.760
(↓0.04)
2
(-)
広島
56473 0.544
(↑0.005)
7
(↑1)
37365
(+7)
374
(+6)
69
(+2)
62
(+4)
0.244
(↑0.001)
3.200
(↓0.03)
3
(-)
DeNA
52493 0.515
(↑0.005)
10
(↑1)
39379
(+9)
368
(+3)
74
(+5)
21
(-)
0.248
(↑0.001
3.240
(↑0.01)
4
(-)
巨人
51511 0.500
(-)
11.5
(↑0.5)
40399
(-)
379
(-)
127
(-)
37
(-)
0.255
(-)
3.550
(-)
5
(-)
ヤクルト
43592 0.422
(↓0.004)
19.5
(-)
39378
(+3)
414
(+9)
87
(+1)
54
(+1)
0.238
(-)
3.730
(↓0.05)
6
(-)
中日
40613 0.396
(-)
22
(↑0.5)
39305
(-)
361
(-)
48
(-)
29
(-)
0.242
(-)
3.140
(-)