阪神(☆5対3★)ヤクルト =リーグ戦19回戦(2023.08.13)・京セラドーム大阪=
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ヤクルト
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阪神
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勝利投手:伊藤 将司(7勝4敗0S)
(セーブ:岩崎 優(3勝1敗24S))
敗戦投手:山野 太一(1勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】山田 哲人(10号・5回表2ラン)

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◆阪神が10連勝。阪神は1点を追う3回裏、小野寺の適時打などで3点を挙げ、逆転に成功する。その後4-3となって迎えた7回には、坂本の適時打で1点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・伊藤将が今季7勝目。敗れたヤクルトは、先発・山野が試合をつくれなかった。

◆前夜に今季12球団最長5時間16分の激闘の末、サヨナラ勝ちを収めた阪神は、一夜明けた13日も通常通り早出特打を行った。森下、小幡、熊谷、原口、小野寺、渡辺諒が参加した。平田ヘッドコーチらが見守り、水口1軍打撃コーチ、藤本1軍内野守備走塁コーチらが打撃投手を務めた。午後1時過ぎから始動していた。この日のヤクルト戦に勝利すれば今季初、07年以来16年ぶりとなる、10連勝に到達する。

◆今季最長の10連勝を目指す首位阪神は、小野寺暖外野手(25)を「5番左翼」でスタメン起用する。小野寺のスタメンは今季6度目で7月15日以来、約1カ月ぶり。昨夜は今季12球団最長5時間16分のゲームを戦い、疲労も残るチームにフレッシュなメンバーを投入した。前日12日に「6番左翼」でスタメン出場していたシェルドン・ノイジー外野手(28)はベンチ外となった。また、前夜にプロ初のサヨナラ打を放った佐藤輝明内野手(24)は2試合ぶりに6番に下がった。先発は伊藤将司投手(27)。自身4連勝で7勝目を目指す。

◆上新電機株式会社が協賛した「Family with Tigers Day×Joshin」のイベントの一環で、NMB48渋谷凪咲(26)が始球式に登場した。8月7日に卒業発表したばかり。選手らと同じファミリーデーのユニホームで登場すると、京セラドームは温かい拍手に包まれた。コースはそれたものの、見事にノーバウンドで捕手のミットにおさめた。「私が、これ以上は出せない体だと思うので(笑い)。自分史上で言ったら100点です! 世間的に言ったら2点もないくらいだと思うんですけど、自分史上100点だと思っています」と笑わせた。「今年はすごい絶好調で、この試合で10連勝になると聞いたので、私がその連勝を止めてはいけないという責任感もちょっとあって。少しでも会場が盛り上がるように頑張ろうと思いました」昨年の8月にも京セラドーム大阪で始球式を務めていた。その際もノーバウンド投球で沸かせていた。

◆阪神がリクエスト実らず先制点を許した。先発伊藤将司投手(27)が2回1死二、三塁のピンチを迎えた。ヤクルト7番北村の右飛で、三塁走者のサンタナがタッチアップ。これに対し右翼手の森下翔太外野手(23)が本塁へ全力で返球。捕手梅野がキャッチし、ヘッドスライディングするサンタナの足にタッチした。判定はセーフで、岡田監督がリクエストを行使。だが、判定は覆らずホームインが認められた。07年以来の10連勝を狙う阪神が、先制を許した。

◆上新電機株式会社が協賛した「Family with Tigers Day×Joshin」のイベントの一環で、NMB48渋谷凪咲(26)が始球式に登場した。8月7日に卒業発表したばかり。選手らと同じファミリーデーのユニホームで登場すると、京セラドームは温かい拍手に包まれた。コースはそれたものの、見事にノーバウンドで捕手のミットにおさめた。YouTubeの企画で元阪神投手コーチの金村暁氏からピッチング指導を受けていたという。「美しいかれんなフォームを目標にしてまして、それも金村さんに直々にYouTubeで教えてもらっていたので、金村さん(の思い)を背負って投げさせていただいた」と胸を張った。昨年8月にも京セラドーム大阪で始球式に臨んだ。その際は「トルネード投法」を披露。これも球団OB下柳剛氏にYouTube企画で指導を受けたものだった。「去年はトルネード投法を下柳さんに教えていただいてやってみたんですけど、視界がぶれるなって思って難しかったので」と笑わせ「今回は金村さんに美しいフォームを教えていただいた。下柳さんのことも背負って投げました」と2人の"コーチ"に感謝した。グラウンド入りした瞬間、多くの拍手が降り注ぎ「すごくビックリ」。さらに「野球のファンのみなさんが来られている中で、出て行った時に『頑張れ!』と声が聞こえて、それがすごいうれしくて。始まる前に選手のみなさんも『頑張ってください』って声をかけてくださったりして、緊張をほぐしていただいて、できました」と続けた。

◆阪神小野寺暖外野手(25)が先発起用に応える逆転打を放った。0-1の3回1死満塁、ヤクルト左腕山野から右前へはじき返した。走者2人が生還する逆転の2点タイムリーとなった。スタメン起用は今季6度目。代打や途中出場での適時打はあるが、先発時の適時打はプロ入り初だった。

◆阪神が守備で見せた。3-1と逆転して迎えた4回、1死一、二塁のピンチでヤクルトの7番北村の打球は三遊間へ。これを佐藤輝明内野手(24)が横っ跳びで好捕。すぐに立ち上がり二塁へ送球して走者を封殺した。さらに2死一、三塁となり、8番武岡のライナー性の打球がライトへ。これも右翼手森下翔太外野手(22)が難なくスライディングキャッチ。好守連発でピンチを無失点でしのぎ、伊藤将司投手(27)を助けた。

◆まさかの言い間違いに岡田監督も苦笑いだ。阪神がこの試合2度目のリクエストを成功させた。4回無死一塁、近本のセンターへの打球をヤクルト中堅塩見が地面すれすれで捕球したかに見えた。一度はノーバウンドの判定となったが、岡田監督が2回に続いてリクエスト。ビデオで打球がワンバウンドしている映像が球場に流れると、阪神ファンから大歓声。マイクを手にした有隅責任審判の説明に聞き入ったが、ワンバウンドのジェスチャーをしながら「ノーバウンドということが確認できましたので、走者一、二塁で試合を再開します」とまさかのアナウンス。場内からは「えーっ?」というざわめきが起こった。他の審判員から指摘され、有隅責任審判は再びマイクを握り「ワンバウンドで」と言い間違いを訂正。これにはベンチの岡田監督も苦笑いしていた。このチャンスを生かして、中野の適時打で1点を追加した。

◆前回登板でプロ初勝利を挙げたヤクルト先発の山野太一投手(24)が今季初失点を喫した。1点リードの3回1死満塁、阪神5番小野寺に右前へ2点適時打を打たれ、逆転を許した。4回にはリクエストにより場面がガラっと変わる、複雑な展開に屈した。1-3の無死一塁。近本が放った中前への飛球を、塩見が猛チャージし、捕球。一塁走者の伊藤将を刺そうとすかさず二塁へ送球したがセーフに。そこで事態の異変に気づく。三塁塁審が塩見の捕球をダイレクトと判定し、アウトのジェスチャー。ボールはゆっくりと一塁北村に渡り、伊藤将もアウトとなった。これに阪神岡田監督がリクエスト。スロー映像により塩見の捕球がワンバウンドと確認されたが、この日の責任審判、有隅一塁塁審が場内アナウンスで「ノーバウンドが確認されたので」と説明すると、京セラドームの虎党から大ブーイングが起きた。有隅塁審は言い間違いと気づき「失礼いたしました。ワンバウンドと確認しました」と訂正し、無死一、二塁で試合が再開した。どよめきが収まらない中で、続く中野に左前適時打を許し、4点目を献上した山野。次の回に代打を送られ、4回7安打4失点で降板となった。【三須一紀】

◆ヤクルトのキャプテン、山田哲人内野手(31)が10年連続の2桁本塁打を記録した。3点を追う5回2死二塁、阪神先発伊藤将の140キロ直球を左翼席へ運んだ。10号2ランに「並木が盗塁してくれたのでとにかく、かえすことを心がけました。良い角度であがってくれました」と語った。山田は履正社から10年ドラフト1位でヤクルトに入団。4年目の14年に29本塁打を記録して以来、10シーズン連続で2桁本塁打となった。プロ通算で281本となり、300本塁打まで19本に迫った。

◆阪神梅野隆太郎捕手(32)が死球で途中交代を余儀なくされた。5回1死。ヤクルト2番手今野の7球目、直球が左手首付近を直撃。その場で倒れ込み、苦悶(くもん)の表情で左手をおさえた。球場全体がどよめき、阪神ファンからの「頑張れ」コールも響き渡った。トレーナーに付き添われてベンチに下がり治療したが、岡田監督は代走坂本をを送った。虎の正捕手の状態が心配される。

◆阪神が緊急事態に見舞われた。5回にスタメンマスクをかぶっていた梅野隆太郎捕手(32)が左手首付近に死球を受け、途中交代。坂本誠志郎捕手(29)が代走出場し、そのまま6回からマスクをかぶった。梅野が退いたことで、捕手登録は坂本のみ。捕手経験者で昨季から内野手登録に変更した原口文仁内野手(31)が控えているとはいえ、危機的状況に変わりはない。

◆阪神坂本誠志郎捕手(29)が、適時打で貴重な追加点を挙げた。1点リードの7回1死一、三塁、ヤクルト星から中前にタイムリー。2試合連続打点で2点差に広げた。スタメンマスクをかぶっていた梅野隆太郎捕手(32)が5回、左手首付近に死球を受けて途中交代。坂本は代走で出場し、そのまま捕手に就いた。梅野が退いたことで、捕手登録は坂本のみ。捕手経験者で昨季から内野手登録に変更した原口文仁内野手(31)が控えているとはいえ、危機的状況に変わりはない。限りなく「替えのきかない」状況の中、ヤクルトを突き放す一打を放った。

◆阪神がヤクルトに競り勝ち、07年以来16年ぶりの10連勝を果たした。貯金は17年ぶりに24まで膨らみ、2位広島が敗れたため、ゲーム差は今季最大の8に広がった。2回に先発の伊藤将司投手(27)が1点を先制されたが、3回、5番で先発起用された小野寺暖外野手(25)の2点タイムリーで逆転。梅野隆太郎捕手(32)の犠飛で追加点を挙げ、4、7回にも1点を追加した。4回には近本のセンターへの飛球をノーバウンドで捕球したかどうかで阪神ベンチがリクエスト。判定が覆りワンバウンドでセーフとなったが、場内への説明で審判が「ノーバウンドで」と言い間違えるアクシデントもあった。一方で、梅野が5回に左手に死球を受けて途中交代した。伊藤将は山田に2ランを浴びるなど5回8安打3失点で降板したが、救援陣の踏ん張りに助けられ、今季7勝目を挙げた。阪神が連勝を10に伸ばした。同一年の2桁連勝は、前回の岡田監督時代の07年8月30日広島戦~9月9日巨人戦10連勝以来、16年ぶり11度目。前回07年の10連勝は藤川が10連投するなど、延べ50人が登板する継投策で記録したが、今回はその07年を上回る延べ53人の投手をつぎ込んで10連勝した。阪神で10連勝以上を複数回記録した監督は、若林忠志の44年10連勝、47年の11連勝以来、76年ぶり2人目。2リーグ分立後では初となった。なお2桁連勝を記録したシーズンの阪神の優勝はいずれも1リーグ時代で、37年秋14連勝、44年10連勝、47年11連勝の3度。今季優勝がなれば、2リーグ分立後では初となる。

◆ヤクルトは首位阪神に3タテを食らった。4連勝後に臨んだ3連戦だったが1、1、2点差と全て接戦だっただけに白星を拾えなかったショックは大きい。先発山野が、4回4失点でKO。阪神とは19・5ゲーム差にまで広がったが高津監督は「行けそうで行けずストレスのたまる3連戦だったので(15日から6連戦となる)神宮に帰って頑張りたい」と必死に前を向いた。

◆阪神シェルドン・ノイジー外野手が腰の張りのためヤクルト戦を欠場した。試合前練習には姿を見せていたが、ベンチ入りを外れた。試合後、岡田監督は「前の、いつもの腰が悪い、ちょっと痛いというだけや。キャンプの時のな」と説明。春季キャンプでも左腰の張りを訴えて一時別メニューだった。

◆阪神がヤクルトに競り勝ち、07年以来16年ぶりの10連勝を果たした。貯金は17年ぶりに24まで膨らみ、2位広島が敗れたため、ゲーム差は今季最大の8に広がった。 試合後の岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。(テレビインタビュー)-試合後のベンチの盛り上がりがすごい「いや、いつもですよ。いつもの通りですよ」-梅野が死球「ああ、骨折みたいですよ。今年は無理でしょう」-長期離脱に「いやあ、もうそれは無理やと思いますよ」-来週以降に向けていろいろ考えないといけない「いやいや、考えるていうか、まあ、あそこでデッドボール投げる場面でもないし、厳しいとこいくねえ、カウントとか考えるとね、おーん。非常に困りますね。あまり、そういう、骨折までいくとねえ。近本もそうだったけど」-チーム一丸で乗り切る「いやいや、普通ですよ。乗り切るていうか、誰かが1年間、ケガとかするときあるけど、まあこういうのもアクシデントかなと思うけど、ちょっとキツイですね、でもねぇ」(ペン囲み)-梅野はすぐに分かるくらいの重傷だったのか「いやいや、もう試合(終了)前に、もう出とった(診断が)。ベンチ下がった時に、こら骨折やなって。動かんかったからね。もう診断も終わった、だから。診断が、骨折や」-左手首「手首やろなあ」-代わりの捕手を「そら、キャッチャーやから上げなしょうがない。(梅野の)代わりはおらんよ。補充はできるけど」尺骨 肘から手首まである2本の前腕骨のうち、小指側にある長い管状の骨。21年10月2日にオリックスの吉田正尚(現レッドソックス)が死球を受け骨折。全治2カ月の診断を受けたが、徹底した自己管理で11月10日からのCSファイナルステージに間に合わせた例がある。

◆もう、アレへ一直線や! 阪神がヤクルトに競り勝ち、07年以来16年ぶりの10連勝を飾った。2位広島とのゲーム差を8に広げ、17年ぶりの貯金24で今季最多を更新した。1点を追う3回、約1カ月ぶりにスタメン起用された5番小野寺暖外野手(25)の2点打で逆転。先発の伊藤将司投手(27)が5回3失点で粘り、救援陣が無失点リレーを決めた。ただ、試合後には5回に死球で途中交代した梅野隆太郎捕手(32)の左尺骨骨折と今季絶望が判明。ショッキングな事実をチーム一丸で乗り切る。しぶとい。小野寺はバットを体の内側から出した。「腕が震えていました」。プレッシャーをはねのけ、右前に落とした。3回、逆転の2点適時打。伏兵がプロ初のV打を決め、07年以来、チーム16年ぶりの10連勝に導いた。「9連勝で1度も活躍することなくきていたので、ここで打ってヒーローになってやろう、と」1点ビハインドの1死満塁だった。左腕山野の132キロカットボールを仕留めた。「5番左翼」で自身約1カ月ぶり、今季6度目のスタメン出場。スタメン時の適時打はプロ初だ。チャンスを一振りでものにし、岡田監督の起用に応えた。前夜の悔しさをぶつけた。今季12球団最長となった5時間16分の激闘中、延長11回にミスを犯していた。1死一塁でスリーバントに失敗。サヨナラ劇にも簡単には笑えなかった。「何もせずに足を引っ張るだけだった。昨日のミスを取り返したい気持ちが大きかったので」一夜明け、自主トレをともにする「師匠」でもある4番大山の後ろで快音を響かせた。何があっても諦めない。ど根性を持つ男は簡単には折れない。大商大時代もそうだった。ここで打たないとスタメンを外される-。そんな場面でよく打った。ドラフト前、居酒屋で酒を飲んで感情が高ぶり、「プロ野球選手になるねん!」と大泣きしたこともある。7回には右前打で今季2度目のマルチ安打。ハングリー精神をぶつけ、打席数は少ないが打率3割7分9厘だ。前日12日は昼間に2軍戦に出場し3打数3安打。ナイターの1軍にハシゴする「親子ゲーム」で深夜まで球場にいた。この日も恒例の早出特打を敢行。「試合に出てないので体力は大丈夫」と笑い、無尽蔵のスタミナで夏を乗り切る。岡田監督も「打つ方は調子がいいと思っていた」とノイジーの代役を信じていた。梅野骨折離脱という悲しい知らせが届く中、2位広島とのゲーム差を「8」まで広げた。お立ち台で「バモス!」と叫んだ背番号60の一撃で、貯金は今季最多を更新する「24」。マツダスタジアムに乗り込んで迎える15日、さあ、優勝マジック29点灯だ。【中野椋】阪神は15日の広島戦に勝てば、優勝へのマジック29が点灯する。16日以降に広島が37試合に全勝しても、最終成績は92勝48敗3分けで勝率6割5分7厘。阪神は広島との残り9試合に全敗しても、他球団との29試合に全勝すれば92勝47敗4分けで6割6分2厘となり。広島を上回るため。

◆首位を走る阪神にまさかの緊急事態が発生した。梅野隆太郎捕手(32)が死球で左尺骨を骨折。今季中の戦列復帰が極めて難しくなった。苦痛に顔をゆがめた。5回1死。ヤクルト2番手今野の7球目、直球が左手首付近を直撃した。その場で倒れ込み、苦悶(くもん)の表情で左手をおさえた。球場全体がどよめき、虎党から「頑張れ」コールも湧き起こった。しばらくして起き上がると、駆け寄ったトレーナーに付き添われてベンチに下がった。だが、岡田監督は代走坂本を送らざるを得なかった。梅野は試合中に大阪市内の病院で診察を受け、「左尺骨骨折」と診断された。岡田監督は試合後、「きついみたいやな。ベンチ下がったときに、こら骨折やなって」と明かした上で「今年は無理でしょう」と覚悟を決めた。残りのシーズン、正捕手抜きで戦わなければならない状況となった。梅野が退き、捕手登録は坂本のみとなった。捕手経験者で昨季から内野手登録に変更した原口が控えているとはいえ、再び故障などのアクシデントがあれば捕手が不足する恐れもある。岡田監督は「そら、キャッチャー上げなしょうがない。(梅野の)代わりはおらんよ。補充はできるけど」と見通した。今季63試合でスタメンマスクをかぶった男の離脱に厳しい表情だ。とはいえ、虎には頼れる捕手がまだ存在する。この日途中出場した坂本は1点リードの7回1死一、三塁、ヤクルト星から中前適時打を記録。2試合連続打点でリードを2点に広げた。坂本は「梅野さんも悔しいと思う。いなくなって弱くなったりしたら梅野さんに歯がゆい思いをさせてしまう。早く戻ってきてもらって、それまで全員で粘って戦いたい」と言葉に力を込めた。先輩捕手の気持ちもおもんぱかりながら、1勝1勝を積み重ねる。【高垣誠】尺骨 肘から手首まである2本の前腕骨のうち、小指側にある長い管状の骨。21年10月2日にオリックスの吉田正尚(現レッドソックス)が死球を受け骨折。全治2カ月の診断を受けたが、徹底した自己管理で11月10日からのCSファイナルステージに間に合わせた例がある。

◆阪神ドラフト1位森下翔太外野手が5試合ぶりにマルチ安打をマークした。3回1死一塁で山野の直球を左前打としてチャンスメークし、小野寺の適時打で生還。8回2死一塁でも大西の151キロ速球を捉え、左前打とクリーンアップにつないだ。「京セラドームに来てから、チャンスで凡退する場面が多くて悔しかった。今日は2本出たので、これからもチャンスにこだわりたいです」と気を引き締めた。

◆阪神中野拓夢内野手がチャンスにきっちり仕事をした。リクエストで判定が覆り、無死一、二塁の好機となった4回。山野のカットボールを左翼線へ運ぶタイムリーで4点目をたたき出した。「いいところに飛んでくれました」。10連勝に「みんながやるべきことをやった結果。これからも連勝を続けていければ」と充実した笑顔を浮かべた。8回の中前打で3戦連続マルチ安打とし、打率2割9分9厘。2カ月ぶりの3割が迫った。

◆阪神伊藤将司投手(27)が5回8安打3失点で7勝目を挙げた。これで自身4連勝を飾ったが「追加点を取ってもらった後に四球、本塁打と悪い形で失点を許し、5イニングで交代することになってしまい悔しいです」と唇をかんだ。初回は上々の立ち上がりだった。ヤクルト1番塩見を外角139キロ直球で空振り三振。2番並木も外角高めの141キロ直球で見逃し三振に仕留め、3番山田からは三ゴロを奪った。だが「徐々にボールが浮いてしまい、修正することができませんでした」。2回は連打から1死二、三塁のピンチを背負い、北村の右犠飛で先制点を献上した。味方打線から4点の援護をもらっても苦戦した。5回2死から並木を四球で出し、なおも2死二塁。1ボール2ストライクから山田に140キロの外角直球を左翼席まで放り込まれ、2ランで1点差に迫られた。試合前時点で9試合連続のクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)と抜群の安定感を誇っていた左腕。10試合連続とはならなかったが、先発16試合のうち14試合でクオリティースタートでチームを支えてきた。16年ぶりの10連勝がかかった大事なゲームで快投とはならなかったが、先発として懸命に腕を振った。【三宅ひとみ】

◆ヤクルトのキャプテン、山田哲人内野手(31)が10年連続の2桁本塁打を記録したが、チームは首位阪神に3タテを食らった。3点を追う5回2死二塁、阪神先発伊藤将の140キロ直球を左翼席へ運んだ。10号2ランに「追い込まれてましたし、2打席凡退してるんで、なんとか結果を出したいという気持ちと、コントロールが良くて、良い球を投げていたんで食らいついていきました」と語った。山田は履正社から10年ドラフト1位でヤクルトに入団。4年目の14年に29本塁打を記録して以来、10シーズン連続で2桁本塁打となった。広沢克実が85~94年にマークした球団記録に並んだが「知らなかった。全然意識していなかったんで1年1年勝負だと思います」と語った。プロ通算で281本となり、300本塁打まで19本に迫ったが、これについても「通算とかあまり気にしない。1本1本の積み重ねだと思います」と冷静だった。それでも首位阪神に及ばなかった。1、1、2点差と接戦だっただけに、白星を拾えなかったショックは大きい。高津監督は「この3連戦、初回は全部、3者凡退。相手はね、近本が全部フォアボールで出てる。そういうところの差があるのかなと思いますね」と分析した。得点機であと1本が出ないのが今季の苦しいところ。「そこを打たせない相手のピッチャーであったり、甘い球を待つこちらの選球眼だったり、その反対だったりね。ボール球を振らせる投手の技術であったり。ちっちゃい差かもしれないですけど、結果、勝つ負けるという風に差がつくわけなので。非常に大きな問題だと思いますね」と深いテーマを吐露した。15日からはホーム神宮で6連戦。「ストレスのたまるこの3連戦だったので。勝てそうでいけなかった3つなのでね。東京帰って、神宮帰って、頑張ります」と切り替えた。【三須一紀】

◆阪神岩崎優投手(32)が2点リードの9回を締めて24セーブ目を挙げた。先頭の代打中村を135キロ変化球で空振り三振。古賀に死球を与えた後、塩見を132キロチェンジアップで泳がせて二飛に打ち取り、代打浜田を143キロ直球で空振り三振に仕留めた。これで6月28日中日戦(甲子園)から19試合連続無失点で、20年にマークした自己最長を更新した。鉄壁ブルペン陣の一角として、チームの10連勝に大きく貢献。岡田監督は背番号13をはじめとするリリーフ陣の奮闘を「ずっとですよ。だからね、本当にいい仕事をしていると思う。そこがやっぱり0点に抑えてるので、こういう結果になってると思いますね」と褒めちぎった。

◆阪神桐敷拓馬投手が6回から2番手で登板し、1回2/3を無失点、3奪三振と好投した。連投も苦にせず好リリーフで3ホールド目。便利屋としてフル回転する左腕を、岡田監督は「桐敷が一番大きい。タフだし。向こうの流れを変えるところでね。イニングまたぎもいけるんで。一番助かってますね」と大絶賛。背番号47は「なんとかゼロでと思っていた」と任務を遂行しホッとした様子だった。

◆阪神梅野隆太郎捕手(32)が5回に死球を受け、左尺骨骨折で今季の出場が絶望的になった。5回1死、ヤクルト2番手今野の直球が左手首付近を直撃。その場で倒れ込み、苦悶(くもん)の表情で左手をおさえた。試合中に大阪市内の病院で診断を受け、試合後には岡田彰布監督(65)が「骨折。今年は無理だと思いますよ」と明かした。梅野は午後10時15分過ぎ、京セラドーム大阪に戻ってきた。その際に岡田監督ともすれ違い、言葉をかわした。荷物を整理し、同11時ごろに取材対応。「チームも優勝争いしているところで、戦線離脱っていうことは個人的にはめちゃくちゃ悔しいし」とコメント。「自分はこれからやれることは治療に専念してやれることをやっていくだけ。あとはチームの1勝の積み重ねでアレっていう目標に向かっていけると思うので、チームを信じてね、自分もやれることをやって努力しながら、チームが勝ちを積み重ねていくのを見届けていきたい」とし、「こういう時しかないので、しっかり、いろんな外から見るものを吸収しながら、そういうトータルでやれることをしっかりやって、チームが優勝するところまで一緒に戦っていきたい」と必死に前を向いた。尺骨 肘から手首まである2本の前腕骨のうち、小指側にある長い管状の骨。21年10月2日にオリックスの吉田正尚(現レッドソックス)が死球を受け骨折。全治2カ月の診断を受けたが、徹底した自己管理で11月10日からのCSファイナルステージに間に合わせた例がある。

◆阪神がヤクルトに競り勝ち、07年以来16年ぶりの10連勝を果たした。貯金は17年ぶりに24まで膨らみ、2位広島が敗れたため、ゲーム差は今季最大の8に広がった。岡田彰布監督(65)は試合後、梅野隆太郎捕手(32)が5回の死球で左手首(左手尺骨)の骨折を明かした。一問一答は以下の通り。(テレビインタビュー)-試合後のベンチの盛り上がりがすごい「いや、いつもですよ。いつもの通りですよ」-今日はいろいろポイントがあったが、何が一番大きかったか「伊藤(将)をもうちょっといくと思っていたんですが。今日はボールが高かったし、ここ何試合かのなかで、今日が一番悪かったと思うんだけど。まあ4点取って、スムーズに7回ぐらいまで行くと思ってんだけどね。あの(山田の)2ランで1点差になったんで。あんまりね。ピッチャーも使いたくなかったんだけど。まあ明日、(月曜で)1日空くんでね。こういう後ろ(リリーフ陣)で、伊藤は3回ぐらいやられているんで、5回でなんとか、きょうは勝ち投手をつけてやろうと思っていたんですけどね」-それができるのは複数イニングを投げられる桐敷の存在が大きい「いや、桐敷が一番大きいですね。タフだしね。えーっ。だから一番向こうの流れを変えるとところでね、イニングまたぎもいけるんで。本当に一番助かってますね」-加治屋、岩貞、岩崎投手。リリーフ陣は今日も無失点「ずっとですよ。だからね、本当にいい仕事をしていると思いますね」-5番起用の小野寺が見事な逆転タイムリー「ずっと調子が良いし、昨日(12日)もね、バントを失敗したけど、2軍で3本(安打を)打って、ホームランも打っているバッターにバントだったんだけど、そういう意味でも打つ方の調子はいいと思ってたので、まあ、ノイジーがちょっと体調が悪いというか、打順もそのままね、そこ(5番)に入れましたね」-7回は坂本がセーフティースクイズ失敗の後に1球ウエストを挟んで一塁ランナーはスタートをきったように見えた「ああ。エンドランですよ。1点差だったので、もう1点と思っていたので、どうだろう。昨日は初球に(セーフティースクイズを)やっていたので、ヤクルトのことだから初球は様子を見てくるだろうと思っていたけど、(エンドランは)外した後だったからね。あのーエンドランの方が三塁ランナーはアウトにならないじゃないですか。スクイズやったらアウトになるけど、はまればね」-梅野が死球で交代「ああ、骨折みたいですよ。今年は無理でしょう」-長期離脱に。「いやあ、もうそれは無理やと思いますよ」-来週以降に向けていろいろ考えないといけない「いやいや、考えるていうか、あそこでデッドボール投げる、そういうね、場面でもないし、厳しいとこいくねえ、カウントとか考えるとね。非常に困りますね。あまり、そういう、骨折までいくとねえ、近本もそうだったけど」-チーム一丸で乗り切る「いやいや、普通ですよ。乗り切るていうか、誰かが1年間、ケガとかするときあるけど、まあこういうのもアクシデントかなと思うけど、ちょっとキツイですね、でもね」-07年以来16年ぶり10連勝「あぁ、そうですか」-強さの要因は。「いやいや、まあ、試合に出たもんがね、本当にいい仕事をしている。まあ、打つ方もそうですけど、うまく点を取ってる場面もあるし。でも、やっぱり最後はブルペン陣ですね。やっぱりね、そこがやっぱり0点に抑えてるので、こういう結果になってると思いますね」-来週はマツダスタジアム、横浜と屋外に「いやいや、これはしょうがないです、暑いけど。しょうがないです」(ペン囲み)-梅野はすぐに分かるくらいの「いやいや、もう試合(終了)前に、もう(診断が)出とった。だから、きついみたいやな、でもな。ベンチ下がった時に、こら骨折やなって。動かんかったからね。もう診断も終わった、だから。診断が、骨折や」-左手首「おん、手首やろなあ」-ヤクルトのピッチャーに先ほども指摘されたが「まあ、そういう場面じゃないからな。ランナーもいないし。ちょっとなあ」-代わりの捕手を下から「そら、キャッチャーやから上げなしょうがない。(梅野の)代わりはおらんよ。補充はできるけど。なあ」-梅野と坂本の2人でうまくまわっていただけに「いや、そうよ。だから今日でもあそこで原口を使えないからなあ」-この時期はケガ人が「ケガ人って、そらなあ。自分で走ったりそんなんでのケガはしょうがないとこもあるけどなあ。デッドボールだけはなあ。まあ、なんかのう」-ノイジーの体調不良は「いや、前の、いつもの腰が悪い、ちょっと痛いというだけや。キャンプの時のな」

◆阪神梅野隆太郎捕手(32)が5回に死球を受け、左尺骨骨折で今季の出場が絶望的となった。5回1死。ヤクルト2番手今野の7球目、直球が左手首付近を直撃。その場で倒れ込み、苦悶(くもん)の表情で左手をおさえた。 試合後、岡田彰布監督(65)は「骨折。今年は無理だと思いますよ」と明かした。指揮官は「試合(終了?)前に、もう出とった(診断が)。だから、きついみたいやな。ベンチ下がった時に、こら骨折やなって。動かんかったからね」と大きなけがであることは覚悟していたようだ。阪神の捕手登録は梅野と坂本2人だけ。捕手経験者は内野手登録の原口もいるが、危機的状況に陥った。岡田監督は「そら、キャッチャーやから上げなしょうがない。(梅野の)代わりはおらんよ。補充はできるけど」と離脱を嘆いた。一方、梅野は試合後、京セラドーム大阪に戻ってきた。「チームも優勝争いしているところで、戦線離脱っていうことは個人的にはめちゃくちゃ悔しいし」とコメント。「自分はこれからやれることは治療に専念してやれることをやっていくだけ。あとはチームの1勝の積み重ねでアレっていう目標に向かっていけると思うので、チームを信じてね、自分もやれることをやって努力しながら、チームが勝ちを積み重ねていくのを見届けていきたい」とし、「こういう時しかないので、しっかり、いろんな外から見るものを吸収しながら、そういうトータルでやれることをしっかりやって、チームが優勝するところまで一緒に戦っていきたい」と必死に前を向いた。尺骨 肘から手首まである2本の前腕骨のうち、小指側にある長い管状の骨。21年10月2日にオリックスの吉田正尚(現レッドソックス)が死球を受け骨折。全治2カ月の診断を受けたが、徹底した自己管理で11月10日からのCSファイナルステージに間に合わせた例がある。

◆阪神梅野隆太郎捕手(32)が5回に死球を受け、左尺骨骨折で今季の出場が絶望的となった。5回1死。ヤクルト2番手今野の7球目、直球が左手首付近を直撃。その場で倒れ込み、苦悶(くもん)の表情で左手をおさえた。 試合後、岡田彰布監督(65)は「骨折。今年は無理だと思いますよ」と明かした。尺骨 肘から手首まである2本の前腕骨のうち、小指側にある長い管状の骨。21年10月2日にオリックスの吉田正尚(現レッドソックス)が死球を受け骨折。全治2カ月の診断を受けたが、徹底した自己管理で11月10日からのCSファイナルステージに間に合わせた例がある。

◆首位を走る阪神に衝撃が走った。梅野隆太郎捕手(32)が死球で左尺骨を骨折。今季中の戦列復帰が極めて難しくなった。午後10時15分過ぎ。大阪市内の病院から京セラドーム大阪に戻ってきた梅野は、岡田監督とすれ違い、言葉を交わした。荷物を整理した後の同11時ごろ、報道陣に対応した。梅野 チームも優勝争いしているところでの戦線離脱は、個人的にはめちゃくちゃ悔しい。このために常に頑張ってきているものなので、個人としては。自分がこれからやれることは、治療に専念してやれることをやっていくだけ。正直に悔しさを表しながらも、懸命に気持ちを切り替えた表情は決して暗くはなかった。「外から見ることはこういう時しかない。しっかり、いろんな外から見られるものを吸収しながら。チームが優勝するところまで一緒に戦っていきたい」。仲間を思う言葉に力を込めたが、虎にとってショッキングな1日となったのは間違いない。悲劇に見舞われたのは5回1死だった。ヤクルト2番手今野の7球目の直球が左手首付近を直撃。大阪市内の病院で診察を受け「左尺骨骨折」と診断された。岡田監督は試合後「今年は無理でしょう」と明かした。「あそこで死球を投げる場面でもないし、厳しいとこにいくねえ。非常に困りますね」。指揮官の苦々しい表情が現実の重さを物語っていた。今季ここまで63試合でスタメンマスクをかぶる正捕手の離脱は痛い。指揮官は「代わりはおらんよ。補充はできるけどな」と表現した。現在1軍で捕手登録は坂本のみ。捕手経験者で昨季から内野手登録に変更した原口が控えているとはいえ、梅野抜きで18年ぶりの「アレ」へ向けた大事な終盤戦を迎えることとなった。【石橋隆雄】尺骨 肘から手首まである2本の前腕骨のうち、小指側にある長い管状の骨。21年10月2日にオリックスの吉田正尚(現レッドソックス)が死球を受け骨折。全治2カ月の診断を受けたが、徹底した自己管理で11月10日からのCSファイナルステージに間に合わせた例がある。

◆両軍のスターティングメンバーが発表。阪神は伊藤将司投手(27)が先発する。ここまでヤクルトとは4度対戦し、1勝1敗、防御率は2・63。いずれもクオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)を達成するなど試合を作っている。7月23日のヤクルト戦(神宮)で勝利してから、後半戦は3戦3勝。抜群の安定感を誇る左腕が、チームを今季最長10連勝へと導く。また、「5番・左翼」には小野寺暖外野手(25)が入った。

◆阪神の先発・伊藤将司投手(27)が先制点を奪われた。二回1死からサンタナに右前打を浴びると、続く内山にも右翼線へ運ばれ1死二、三塁のピンチ。打席にヤクルトのドラフト5位・北村(中大)を迎えた。北村の放った打球は、中大の同期、阪神のドラフト1位・森下のもとへ。右翼から矢のような送球を投げた森下だったが、判定はセーフ。リプレー検証も判定は変わらなかった。森下は中大時代に3番で副主将、北村は4番で主将と互いに意識するライバルがグラウンドでみせたプロの戦いにスタンドから大きな拍手が送られた。

◆阪神が逆転。「5番・左翼」で先発した小野寺暖外野手(25)が0-1で迎えた三回1死満塁で右中間へ2点打を放った。カウント1-0から左腕・山野の132キロカットボールを捉えた。右前に運ぶ逆転打に一塁ベースで大きく右手を突き上げる。小野寺はノイジーに代わって7月15日の中日戦(甲子園)以来のスタメン出場。5時間16分にも及んだ激闘となった12日は守備から途中出場するも、延長十一回に犠打を失敗していた。リベンジの機会をくれた岡田監督の起用に結果で応えた。

◆阪神の守備陣が好守で先発の伊藤将を盛り立てた。3-1と逆転した直後の四回。1死から伊藤将が連打で一、二塁のピンチを背負う。迎えた北村の打席。痛烈な打球が三遊間を襲った。この打球に三塁・佐藤輝が横っ飛び。ボールをグラブにおさめ、素早く二塁へ送球した。併殺こそとれなかったが、大きなファインプレーで2死一、三塁。続く武岡は初球を捉えるも、ダッシュした右翼・森下が華麗なスライディングキャッチ!こちらも白球をグラブにおさめ、スタンドから大歓声が沸き起こった。

◆「5番・左翼」で先発した阪神・小野寺暖外野手(25)が0―1で迎えた三回、1死満塁で右中間へ逆転の2点打を放った。「打ったのはたぶんスライダー。昨日のミスを取り返したい気持ちが大きかったです。チャンスで打つことができてよかったです」。12日のヤクルト戦は守備から途中出場するも、延長十一回に犠打を失敗していた。リベンジの機会をくれた岡田監督の起用に結果で応えた。

◆阪神がリクエストで好機を勝ち取った。3-1の四回。先頭の伊藤将が中前打で出塁すると、続く近本の打球は中堅へ。鋭い打球にヤクルトの中堅・塩見が懸命にグラブを伸ばす。判定はアウト。打球の行方を見届けてから一走・伊藤将は二塁へと走っており、ボールは一塁に送られてダブルプレーが成立...かと思われた。ここで岡田監督がリプレー検証を要求。責任審判の有隅が「ノーバウンドと確認できましたため、一、二塁でプレーを再開」とアナウンスする。球場の阪神ファンから大きな声が飛ぶと、有隅は「失礼しました。ワンバウンドと確認できましたため、一、二塁でプレーを再開します」と再度説明した。岡田監督がリクエストで好機を勝ち取り、無死一、二塁から中野が左前適時打で追加点。4-1とリードを広げた。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(31)が1-4の五回2死二塁で10号2ランを放った。阪神先発、伊藤将の外角高め140キロの直球を捉えて左翼席へ運んだ。これで1985―94年に広沢克己が記録した球団最長記録に並ぶ10年連続となる2桁本塁打を達成。今季は下半身のコンディション不良で離脱するなどアクシデントもあったが、頼れる主将が記念すべき一発を放った。

◆阪神・梅野隆太郎捕手(32)がアクシデントに見舞われた。五回1死走者なしでヤクルト2番手・今野の7球目が内角に入り、梅野はとっさに腕を引こうとしたが、左手に直撃。しばらく倒れ込むと、トレーナーが駆け付け、そのままベンチへ。数分後に交代のアナウンスが流れて坂本が代走に入ると、観客席の虎党からは心配と憤りが含んだどよめきが広がった。

◆阪神・坂本誠志郎捕手(29)が4-3の七回に貴重な追加点となる中前適時打を放った。1死一、三塁で打席へ。星の149キロ直球に食らいついた。中前に運ぶ適時打でリードは2点差に。坂本は五回に死球で負傷した梅野に代わって代走から途中出場。その後はマスクをかぶってリリーフ陣を引っ張り、バットでも貢献した。

◆阪神打線は0―1の三回に1死満塁の好機を作ると、7月15日の中日戦(甲子園)以来のスタメンとなった小野寺が逆転の2点打。12日の同戦では途中出場から犠打失敗のミスをしており、そのリベンジを果たした。さらに梅野の犠飛で追加点を挙げると、四回には中野、七回には梅野の負傷で途中出場した坂本が適時打を放った。先発の伊藤将は二回に犠飛で先制点を献上。五回には山田に2ランを放たれ、1点差に迫られたが、5回8安打3失点で今季7勝目(4敗)をマークした。阪神は今季最長の10連勝で貯金は24。2位広島が敗れたため、ゲーム差は8に広がり、直接対決となる15日の広島戦(マツダ)で勝てば阪神の優勝へのマジックナンバーが点灯する。

◆阪神・梅野隆太郎捕手(32)が五回、左手首付近に死球を受けて途中交代。試合後、岡田彰布監督(65)は「骨折です。今年は無理でしょう」と語った。五回に今野龍太投手(28)から死球を受けた梅野はそのまま病院に向かって精密検査を受け、球団広報は「左尺骨骨折」と発表した。大黒柱の離脱に「あそこで死球投げる、そういう場面ではない、厳しい所に行くという...カウントとか考えると、非常に困りますね。骨折まで行くと」と岡田監督は〝不快の念〟を示していた。

◆4連勝で乗り込んだヤクルトは、首位阪神に力の差を示され、同一カード3連戦3連敗を喫した。先発山野は4回7安打4失点。前回登板でプロ初勝利を挙げた勢いを持ち込めず「球をコントロールすることができなかった。試合をつくれず悔しい」と唇をかんだ。打線は伊藤将から3点を奪ったが、救援陣を打ち崩す反発力はなく六回以降は無得点。高津監督は「あと一本というところが出なかった。ストレスのたまる3連戦だった」と話した。

◆阪神が2007年以来の10連勝。DeNA、巨人に続いて、同一カード3連勝を飾った。三回に小野寺暖外野手(25)の2点打と梅野隆太郎捕手(32)の犠飛で勝ち越すと、四回は中野拓夢内野手(27)の左前打で加点。1点差に迫られたが、五回に左手首付近に死球を受けて退いた梅野に代わった坂本誠志郎捕手(29)の七回の適時打がダメ押しとなった。5回3失点の伊藤将司投手(28)が自身4連勝で7勝目(4敗)。19試合連続無失点の岩崎優投手(32)は24セーブ目を挙げた。岡田政権下で藤川球児の「10連投」が話題を呼んだ07年8月30日広島(甲子園)から9月9日巨人戦(東京D)以来となる2桁連勝で2位広島とは8差。15日のマツダでの直接対決に勝てば、優勝マジック「29」が点灯する。岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=62勝38敗4分、観衆=3万6025人)。★テレビインタビュー編ーー小野寺が見事な逆転タイムリー「ずっと調子が良いし、昨日(12日)もバントを失敗したけど、2軍で3本(ヒットを)打って、ホームランも打っているバッターにバントだったんだけど、そういう意味でも打つ方の調子はいいと思ってたので、まあ、ノイジーがちょっと体調が悪いというか、打順もそのままね、そこ(5番)に入れましたね」ーー梅野が死球「骨折みたいですよ。今年は無理でしょう」(球団発表は左尺骨骨折)ーー長期離脱に「もうそれは無理やと思いますよ」ーーいろいろ考えないといけない「考えるていうか、あそこでデッドボール投げる、そういう場面でもないし、厳しいとこ行くカウントとか考えるとね、おーん。非常に困りますね。骨折までいくとねえ、近本もそうだったけど」★ペン囲み編ーー梅野はすぐに分かるくらいの「もう試合(終了)前に、もう出とった(診断が)。きついみたいやな。ベンチ下がった時に、骨折やなって。動かんかったからね。もう診断も終わった、だから。診断が、骨折や」ーー左手首「おん、手首やろなあ」ーーヤクルトの投手陣に指摘していたが「そういう場面じゃないからな。ランナーもいないし。ちょっとなあ、おーん」(4ー3で迎えた五回一死無走者での死球)ーー代わりの捕手を下から「キャッチャーやから上げなしょうがない。(梅野の)代わりはおらんよ。補充はできるけど。なあ」ーー坂本との2人で回っていただけに「だから今日でも、あそこで原口を使えないからなあ」ーーこの時期はけが人が「けが人って、自分で走ったり、そんなんでのけがはしょうがないとこもあるけどなあ。デッドボールだけはなあ。まあ、何かのう」ーーノイジーの体調不良は「前の、いつもの腰が悪い、ちょっと痛いというだけや。キャンプの時のな」

◆阪神が2007年以来の10連勝。DeNA、巨人に続いて同一カード3連勝を飾った。?阪神が勝ち、自力優勝の可能性を残す広島が敗れたため、最短で15日にも阪神に優勝へのマジックナンバーが点灯する。15日の広島との直接対決に勝つことが条件で、優勝マジック29が出る。?シーズン2桁連勝は2007年8月30日の広島戦-9月9日の巨人戦(10連勝)以来16年ぶり。球団最多連勝は1937年秋と46年の14連勝。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(31)が1―4の五回2死二塁で10号2ランを放った。山田が今季10号本塁打。2014年から10年連続2桁本塁打とした。ヤクルト(前身を含む)の選手でシーズン2桁本塁打を10度以上記録したのは若松勉(12度=1972-74、76-83、85年)、池山隆寛(11度=87-95、97、98年)、広沢克己(10度=85-94年)、古田敦也(10度=91-93、95、96、99-2001、03、04年)に次いで5人目で、10年連続は広沢と並ぶ球団記録。連続シーズン2桁本塁打のプロ野球記録は21年で、野村克也(南海)、王貞治(巨人)、清原和博(西武など)がマーク。

◆1球ずつ、1死ずつ高まる球場のボルテージにも表情を変えず、まるで息をするように打者を打ち取っていく。岩崎が最後のアウトを奪うと、いつものフレーズとともに安どの表情を見せた。「(仕事ができて)よかったです」2点リードで迎えた九回に登板し、まずは先頭の代打・中村を3球で空振り三振。続く古賀には死球を与えるも、塩見を二飛、最後は代打・浜田を空振り三振に仕留めて任務を完了させた。これで今季24セーブ目を記録。さらに6月28日の中日戦(甲子園)から自己最長となる19試合連続無失点とした。最終回のマウンドに立ち、虎のために淡々と腕を振る姿は、同じく10連勝をマークした2007年の藤川球児(現阪神SA)の姿と重なる。虎のレジェンドストッパーは同年に炎の10連投でチームの10連勝に導いた。岩崎も休養を挟みながらではあるが、藤川に劣らぬ獅子奮迅の活躍を見せている。ただ、当の本人はチームの連勝にも「普通にやるだけです」と常に冷静に足下を見つめる。五回には同期で同学年の梅野が死球を受けて戦線離脱。チームに衝撃が走ったが、一丸で戦う。「まだ先はありますけど、防げるものは防いで。けがなり、体調のことだったり、そういったものはみんなで気をつけながらやっていかないといけない」ミスも、ピンチも全員でカバーする。ブルペン最年長32歳のタフネスは「みんな頑張ってますね、みんなすごいです」とたたえた。絶対的なストッパーが広島との大一番でも仁王立ちする。(織原祥平)

◆球団史に残る記録を打ち立てた。ヤクルト・山田哲人内野手(31)が五回に10号2ラン。高卒4年目の2014年から10年連続となる2桁本塁打を達成し、1985―94年に広沢克己が記録した球団最長記録に並んだ。「(記録は)意識していなくて、一年一年が勝負だと思ってやっている。その積み重ねだと思います」阪神先発、伊藤将の外角高め140キロの直球を捉え、1日の巨人戦(東京ドーム)で下半身のコンディション不良から復帰後初の一発となった。高津監督は「これが(復調の)きっかけになってくれたら。大事な打線のポジションである3番打者を担っているので、非常に期待値は高い」とさらなる奮起を促した。チームは3試合連続で2点差以内の試合を競り負けて、同一カード3連戦3連敗。打線は2桁安打するも3得点のみで、山田のアーチは空砲に終わった。15日のDeNA戦からは今季最後の神宮6連戦が始まる。リーグ5位からの上位猛追へ、山田は「8月が勝負の月になる。切り替えてホームで頑張っていきたい」と言葉に力を込めた。(森祥太郎)

◆カウントダウンが始まる! 阪神はヤクルトに5-3で勝ち、2007年以来の10連勝を決めた。「5番・左翼」に抜擢された小野寺暖外野手(25)が1点を追う三回に逆転2点打。あす15日の広島戦(マツダ)で勝てば18年ぶりのリーグ優勝へのマジックナンバー29が点灯する。梅野隆太郎捕手(32)が死球を受けて左尺骨骨折というアクシデントもあったが、アレに向かってチーム一丸で突き進む!首位をひた走る岡田虎に、ラッキーボーイまで誕生した。小野寺の執念が、逆転勝利をもたらした。ノイジー欠場に梅野離脱のアクシデントがあっても、この勢いは止まらない。伏兵が輝き、ついに10連勝に到達。〝アレ〟へのマジック点灯スイッチに手をかけた。「前日もミスしましたし、9連勝に何も貢献していなかったので、チームのために何かできればと思っていた」0-1で迎えた三回1死満塁。山野の132キロスライダーに食らいつく。持ち味の逆方向への右前打。走者2人の生還を見届けると、右手を突き上げ、雄たけびをあげた。5時間16分の激闘を繰り広げた12日は、途中出場から延長十一回1死一塁で犠打を失敗。悔しさをバットに込め、一夜で汚名を返上した。「チームがこのまま勝つことが一番いいんですけど、何かあったときとか、代打とか。そういうチャンスを一発でモノにできるように準備というところをしっかりやっていきたい」

◆梅野の代わりはいないし、離脱はかなり痛い。だが、これまでも坂本が好リードをみせ、梅野といい競争をしてきたことが、チームを助けるだろう。さあ困ったとなるのではなく、経験のある坂本には頑張ってもらわないといけない。ただ、坂本一人では乗り越えられない局面も出てくる。長坂や栄枝ら、2軍から捕手を補充すると思う。バックアップする選手らの奮起にも期待したい。梅野に投球が当たった瞬間、ボールが足下に落ち、手首付近を抑えた。普通なら当たっても跳ねたりするものだ。これはよくないと思った。衝撃を、まともに受けた可能性があったからだ。私は左尺骨の骨折の経験はなかったが、現役時代の捕手としての経験からいうと、手首の故障はキャッチングに影響が出る。捕球する瞬間、小指が締まる動作も左手首が関わってくる。捕手だからこそ、時間がかかる部分でもある。骨折が治るまで故障箇所を動かすこともできず、リハビリは長引くかもしれない。バットの操作にも影響がある。野球人生を長く続けるためにも、梅野にはしっかりと治してほしい。(サンケイスポーツ専属評論家)

◆昼過ぎに汗をぬぐいながら難波の本社に着くと、編集局が熱を帯びていた。阪神の新外国人、ブルワーが初登板でとんでもない投球を披露したのか!? それとも、全国高校野球選手権大会で大きな注目を集める花巻東の佐々木麟太郎が、ついに甲子園1号を放ったのか!?どちらも違った。思わぬところといえば失礼だけど、バンテリンドームで行われた広島戦で先発した中日・柳が〝主役〟だった。テレビ画面に目を移すと、6回まで無安打投球。1イニングずつ快挙に近づくたびに、編集局内のテレビチャンネルが高校野球から中日戦に替わっていった。結局、9回を無安打で投げ切ったものの、打線の援護がなく、快挙は逃した。さらにチームは0―0の延長十回に1点を先制されたが、2者連続アーチで逆転サヨナラ勝利。高校野球のように劇的な幕切れだった。現地で取材していた広島担当・柏村翔の声もどこか上ずっていた。「終盤は柳が一人ずつ抑えるたびに地鳴りのような歓声が上がって、すごい雰囲気でした。一回に岡林が連続試合安打の球団記録を更新しましたし、ドラゴンズファンの喜怒哀楽をすべて見た感じですね」試合後は急きょ、その柳の取材に走った。「ヒーローが多かったので、記者が僕を含めて5人ほどだったんですが、それを見て『ノーヒットノーランを達成したのに少ないですねえ』というのが第一声でした。終始、淡々としていましたね」

◆うっひょ~! 虎が真夏に10連勝!! 2位広島との差が広がる、広がる。もうアレ(優勝)決定で御堂筋パレードのリハーサルでもやりまっか~!?やることなすこと、全てが思い通りにいっている岡田采配は怖いくらいなのだ。12日の勝負どころでバント失敗をした若虎・小野寺をスタメン起用すれば、逆転の2点打を含む2安打の活躍!! 2年目の左腕、桐敷を中継ぎで使えば連日、好投をするし...。しかし、俺はまだアレを信じていないのだ!!なぜ? その答えは阪神タイガースだからなのだ!! 過去、どれほどこのチームが、虎党にぬか喜びを与え、そして裏切ってきたことか...。俺がアレを信じるとしたら、次の広島戦に勝ち越し、ゲーム差をさらに広げたときかなと思っていたら、梅野の骨折のニュースが入ってきた。前言撤回!! 広島にいくら勝とうが、優勝のゴールテープを切るそのときまで、俺はアレを信じない!! 猛虎軍団もその気持ちで戦ってくれー!!

◆阪神・佐藤輝明内野手(24)が2試合ぶりのマルチ安打と好守で勝利に貢献し、「いい流れのなかで打てたので、よかった」と声を弾ませた。三回は中前打でチャンスメークし直後の梅野の犠飛、七回は右前打で一、三塁とし、直後の坂本の適時打につながった。四回は北村の三遊間への強烈なゴロを捕球し、倒れ込みながら二塁封殺した。梅野は骨折で離脱したが、「梅野さんがいなくてもしっかり勝てるように、やることは変わらない」と気合を入れ直した。

◆阪神D1位・森下翔太外野手(22)=中大=が攻守で奮闘した。打撃では三、八回に左前打でチャンスメーク。5試合ぶりの複数安打にも「チャンスにもっとこだわって、これからしっかりとやっていきたい」とどん欲だった。守備では四回2死一、三塁でライナー性の打球を前へ猛チャージして好捕。筒井外野守備走塁コーチの指導にも感謝しながら「京セラでいいプレーが続いたのはよかった」と胸を張った。

◆阪神・中野拓夢内野手(27)が適時打でチームを勢いづけた。3―1の四回無死一、二塁で山野の変化球を左前へはじき返し「うまく打てたかな」と振り返った。八回にも中前打を放ち、3試合連続マルチ安打。チームの戦いは「個人個人がやるべき役割をやっている結果が10連勝」と手応えを語った。

◆阪神・伊藤将司投手(28)は5回を投げて規定投球回に到達したが、8安打3失点と精彩を欠いた。「調子は悪くなかったが、直球も変化球も高めにいった」。援護もあって、後半戦は無傷の4戦4勝。今季7勝目(4敗)をマークした。五回に2死から四球を与え、山田の2ランで1点差に迫られた場面に「四球でホームランは一番よくない。そこは反省して、次回、頑張りたい」と猛省した。

◆阪神・坂本誠志郎捕手(29)が負傷した梅野隆太郎捕手(32)に代わり、代走で途中出場し、攻守で躍動した。「1点勝っていたので、何とか勝ち切ることを考えながらいきました」。好リードで六回以降を無得点に封じれば、七回の打席では中前へタイムリーを放ち、リードを広げた。梅野の不在をナイン全員でカバーし「梅野さんが帰ってくるまで、しっかりとみんなで戦ってまた一緒に野球をやりたい」と話した。

◆阪神・桐敷拓馬投手(24)が六回から登板。1回2/3を投げ、1安打無失点と仕事を果たした。2日連続の複数イニング登板にも「疲れは特にないです」とサラリ。「ゼロで抑えることを意識して投げた」とうなずいた。連日の好リリーフに、岡田監督は「桐敷が一番大きい。タフだしね。一番、向こうの流れを変えるところで、イニングまたぎもいける。一番助かっている」と最大級の賛辞を贈った。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
62384 0.620
(↑0.004)
-
(-)
39401
(+5)
315
(+3)
53
(-)
54
(+1)
0.245
(↑0.001
2.720
(-)
2
(-)
広島
55473 0.539
(↓0.006)
8
(↓1)
38358
(+1)
368
(+2)
67
(+1)
58
(+1)
0.243
(↓0.002)
3.170
(↑0.02)
3
(-)
DeNA
51493 0.510
(↓0.005)
11
(↓1)
40370
(+1)
365
(+8)
69
(-)
21
(-)
0.247
(↓0.001)
3.250
(↓0.05)
4
(-)
巨人
51511 0.500
(↑0.005)
12
(-)
40399
(+8)
379
(+1)
127
(+3)
37
(+1)
0.255
(↑0.001)
3.550
(↑0.02)
5
(-)
ヤクルト
43582 0.426
(↓0.004)
19.5
(↓1)
40375
(+3)
405
(+5)
86
(+1)
53
(+1)
0.238
(↑0.001
3.680
(↓0.01)
6
(-)
中日
40613 0.396
(↑0.006)
22.5
(-)
39305
(+2)
361
(+1)
48
(+2)
29
(-)
0.242
(-)
3.140
(↑0.03)