巨人(☆8対1★)DeNA =リーグ戦18回戦(2023.08.13)・東京ドーム=
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DeNA
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巨人
60000011X81503
勝利投手:メンデス(4勝3敗0S)
敗戦投手:石田 健大(3勝7敗0S)

本塁打
【巨人】ブリンソン(9号・1回裏満塁),大城 卓三(14号・1回裏ソロ),岡本 和真(32号・8回裏ソロ)

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◆巨人は初回、ブリンソンのグランドスラムと大城卓のソロなどで一挙6点を先制する。その後は、7回裏に代打・梶谷の適時打、8回には岡本和のソロで得点を重ねた。投げては、先発・メンデスが6回2安打1失点の好投で今季4勝目。敗れたDeNAは、投打ともに振るわなかった。

◆プロバスケットボール選手の田臥勇太(42)とラグビー元日本代表の福岡堅樹(30)が「W始球式」で力強い球を投げ込んだ。田臥は所属するBリーグ・宇都宮ブレックスの背番号と同じ「0」を着用して、ノーバウンド投球を披露。「たくさんの方の前で投げられたので幸せ」とかみしめた。福岡は現役時代と同じ背番号「11」を背負って投球するも、ショートバウンドに。「アスリートなので厳しく。30点です」と悔しさをにじませた。「W始球式」は25日開幕の「FIBAワールドカップ」と9月8日開幕の「ラグビーワールドカップ2023」に出場する両日本代表の活躍を祈念して行われた。田臥は「とにかく一生懸命勝っていただきたい。これでバスケのW杯とラグビーのW杯を多くの人に見てもらえたら」と話し、福岡も「野球という日本でも一番メジャーなスポーツからどんどんスポーツが盛り上がっていくためにも、いろんな競技が協力していく必要がある。そういう意味でもここで投げられて、ラグビー界に良い影響を与えられれば良いなと思います」と願った。

◆巨人長野久義外野手(38)が3年ぶりの三塁打で打線に火を付けた。1回先頭、DeNA石田の初球143キロ直球に詰まった。しかし、右翼線に舞い上がった打球は右翼・大田、二塁・牧、一塁・ソトの間にポトリ。スライディングキャッチを試みた右翼大田が後逸すると、長野は一気に三塁を陥れた。長野の三塁打は広島時代の20年8月15日阪神戦以来、1093日ぶり。吉川の二ゴロで先制のホームを踏んだ。幸先よく流れを呼び込むと、一気に打線がつながった。坂本、岡本和、秋広の3連打の後、ブリンソンが9号グランドスラム。確信の小走りで、ガッツポーズしながら打球を見つめた。さらに大城卓も自己最多となる14号ソロで続いた。長野が口火を切り、初回から満塁弾を含む6安打で6得点を挙げた。

◆巨人ドラフト1位の浅野翔吾外野手(18)が、プロ2安打目を放った。6点リードの6回1死、DeNA上茶谷の2球目141キロカットボールを積極的に振りに行った。鋭い当たりで三遊間を抜ける左前打とした。これで11日のDeNA戦の5回に放ったプロ初安打以来の2安打目。スタメン出場した試合では2試合連続安打となった。

◆/完璧すぎる一撃で来日初のグランドスラム\満塁の場面でブリンソン何かを起こすこの男の打球はフェンスを越えた!!?プロ野球 (2023/08/13)??巨人×Dena??Live on DAZN#DAZNプロ野球#giants pic.twitter.com/uGwPv0hNhr

◆巨人坂本勇人内野手(34)が"幻のアーチ"に神対応を見せた。4回先頭、DeNA上茶谷の112キロカーブを捉えた。左中間席のフェンス最上段付近へと飛んでいった打球は、最前列に陣取ったファンが伸ばした手に当たり、グラウンドに押し返された。二塁打の判定に原監督がリクエストを要求した。リプレー検証後、審判団は「観客の妨害がありましたので(リプレー検証をしたが)オーバーフェンスせず二塁打で再開します」と説明。二塁ベース付近にしゃがみ込みながらリプレー検証を見届けた坂本は、クルリと1回転して悔しがりながらも、笑顔で"腕立てポーズ"を披露した。「パワー不足」と言わんばかりのパフォーマンスに、SNSでは「リアクションも神」「次の打席特大ホームラン打ってほしい」「やさしい神」「さすが俺たちのヒーロー」と絶賛する声が相次いだ。

◆巨人ヨアンデル・メンデス投手(28)が24イニングぶりの失点を喫した。6点リードの4回1死二、三塁、DeNA牧に中堅への犠飛を浴びた。7月16日ヤクルト戦の4回以来の失点となった。7月23日DeNA戦は7回無失点、同30日中日戦は7回無失点、8月6日広島戦は6回無失点と好投を続ける左腕。この日も4回に1点こそ失ったが、3回まで完全投球と完璧な立ち上がりだった。

◆巨人岡本和真内野手(27)が8月で10発目となるアーチを描いた。8回先頭、DeNA宮国の高め139キロ直球を捉えた。豪快に引っ張り込み、角度35度で高々と舞い上がった打球は左翼バルコニー席までぶっ飛んだ。キングを独走する32号ソロとなった。「何とか1本(ホームラン)出せて良かったです」。5試合ぶりのアーチながら、これで8月は驚異の12試合で10本塁打となった。【本塁打詳細】飛距離=131メートル打球速度=174キロ角度=35度

◆巨人が初回の猛攻のリードを保ったまま逃げ切った。3カードぶりのカード勝ち越しで3位DeNAに1ゲーム差に迫った。1回先頭、リードオフマンの長野が3年ぶりの三塁打で打線に火を付けた。詰まりながらも、右翼線への飛球は右翼・大田、二塁・牧、一塁・ソトの間にポトリ。一気に三塁を陥れた。長野の三塁打は広島時代の20年8月15日阪神戦以来、1093日ぶり。吉川の二ゴロで先制のホームを踏んだ。幸先よく流れを呼び込むと、一気に打線がつながった。坂本、岡本和、秋広の3連打の後、ブリンソンが9号満塁本塁打。確信の小走りで、ガッツポーズしながら打球を見つめた。さらに続く大城卓も自己最多となる14号ソロで2者連発。1回から今季最多の6安打で6得点を挙げた。3回1死からはドラフト1位の浅野が、スタメン2試合目でプロ2安打目を放って先発野手全員安打を達成した。7回には代打梶谷の適時二塁打でリードを広げると、8回には岡本和がリーグ単独トップを独走する32号の特大ソロで追加点を挙げた。先発のメンデスは3回まで打者1巡目を完全投球で立ち上がった。6点リードの4回1死二、三塁、牧の犠飛で1点を返され、24イニングぶりの失点を喫するも、粘りの投球は健在だった。6回2安打1失点8奪三振の好投で4勝目を挙げた。

◆/なんだこれは...規格外アーチはHR王への放物線\大量リードの終盤、岡本和真のバットに火が付いたレフト方向への大飛球はなんと上段へ!!?プロ野球 (2023/08/13)??巨人×DeNA??Live on DAZN#DAZNプロ野球#giants pic.twitter.com/ZoqCDfw882

◆DeNA石田健大投手が今季最短の2回途中7安打6失点で7敗目を喫した。1回に1点を先制され、なお1死満塁からブリンソンに満塁弾を浴びた。続く大城卓にもソロを浴び、いきなり6失点。「初回に大量失点してしまい、早いイニングでマウンドを降りることになりチーム、中継ぎ陣に申し訳ないです」と振り返った。三浦監督も「ヨーイドンで6点。コースも高さも全部甘かったと思います」と苦言を呈した。▽DeNA宮城(5回からプロ初登板し2回を1安打無失点)「向こうは僕のことを何も知らないと思うので。食ってやるぞ、くらいの気持ちでマウンドに上がった。そこが良かった要因でもあると思います」▽DeNA三浦大輔監督(4連勝後に2連敗となり)「仕切り直しというかね。今は毎試合毎試合、勝っていくしかないですから。来週、しっかりと準備してやっていきます」

◆巨人大城卓三捕手がキャリアハイとなる14号ソロを放った。1回1死、DeNA石田の高めスライダーをバックスクリーンに運んだ。13試合ぶりの1発。「ルー(ブリンソン)の満塁弾のおかけでいい雰囲気の中、打席に入ることが出来ました。メンデスのためにも、いい追加点になって良かったです」と先発メンデスを強力援護した。

◆巨人ルイス・ブリンソン外野手(29)が走った。1回1死満塁、DeNA石田の内角スライダーをコンパクトに振り抜いた。左翼ポール際への9号満塁弾を小走りしながら見届けた。一塁側ベンチに向かって力強くガッツポーズ。「とても最高な気分です。しっかり自分の仕事ができたなと思いました」と来日後初のグランドスラムを豪快に決めた。満塁時は打率5割5分6厘、11打点と存在感を強める。自らのミスを認めて前に進む。9日阪神戦では中堅への飛球に確信歩きしたが、打球はフェンスを越えずに単打に終わった。「間違いなく自分の言い訳できないミスだったので、自分の中で整理して反省して同じことを繰り返さないようにしています」と反省を胸に刻み、8回1死の左翼フェンス直撃の当たりでは、全力疾走で二塁打。「弾道が低かったので、本塁打は難しいかなと思ったので全力疾走しました!」と失敗を糧にした。"怠慢走塁"後、原監督は「申し訳ないね。我々の指導不足だね。非常に恥ずかしいプレーでした」と断じていたが、この日の全力疾走をベンチから見届けた。「しっかり目をこらしてみていましたよ。少し薬が効いてきたんじゃないかな」とミス以降、13打数6安打6打点と奮闘する助っ人をたたえた。3安打4打点で3カードぶりのカード勝ち越しに導いたブリンソンは、2日連続のお立ち台で誓った。「ファンの皆さまのために全力でプレーすることを約束します」。もう同じ過ちは繰り返さない。【小早川宗一郎】

◆DeNA宮城滝太投手(23)が、プロ初登板を果たし、2回を1安打無失点に抑えた。1-6の5回から3番手でマウンドへ。最速152キロの直球を軸に、力強い投球で3三振を奪った。宮城は18年育成ドラフト1位入団。21年に右肘クリーニング手術を受け、22年7月に支配下登録を勝ち取った。この日初めて1軍に昇格し、いきなりつかんだチャンスで結果を出した。

◆巨人はドラフト1位・浅野翔吾外野手(18)=高松商高=が「8番・右翼」でプロ2度目、2日ぶりのスタメン入り。高校通算68本塁打の右打者は、11日の第1戦でプロ初スタメン出場し、初安打をマーク。DeNAの左腕、石田が先発する試合で再びチャンスが巡ってきた。12日に決勝の2点二塁打を放ったブリンソンは8番から6番に昇格した。

◆巨人・長野久義外野手(38)が珍しい〝ポテン三塁打〟で先制点を呼び込んだ。「1番・左翼」で先発した好調のベテランは一回、DeNA・石田の初球、高めの直球に差し込まれ、右方向にフラフラっと打ち上げた。DeNAの二塁手、一塁手、右翼手が追いかけたが、打球はちょうど中間あたりの右翼線上に落下。ファウルゾーンを転々とする間に、長野は俊足を飛ばして三塁へ滑り込み、3年ぶり通算26本目の三塁打をマーク。次打者・吉川の二ゴロで先制のホームを踏んだ。

◆巨人・大城卓三捕手(30)が、一回に5点を先行してなお1死走者なしで自己最多を更新する14号ソロを放った。9号満塁本塁打を放ったブリンソンとの2者連発。フルカウントから浮いたカットボールを逃さず、バックスクリーンにたたき込んだ。

◆巨人のルイス・ブリンソン外野手(29)が一回、9号満塁本塁打を放った。1点を先制した直後の一回1死から坂本、岡本和、秋広の連打で満塁。ブリンソンはDeNA・石田の甘く入ったスライダーを豪快に左翼席へほうり込んだ。前日12日に決勝の2点二塁打を放った助っ人に、原監督は「たまに打ってくれるんですね(笑)。いつでも打ってほしいな。守れる人なので、何かいいきっかけになってくれるといいなと思います」と好不調の波がある打棒を評していたが、打順が8番から6番に昇格された期待に見事な一発回答を見せた。

◆巨人・坂本勇人内野手(34)が、リプレー検証へのお茶目なリアクションでスタンドを喜ばせた。6-1とリードして迎えた四回。先頭の坂本は、上茶谷のカーブを左中間へ。本塁打かと思われたが、打球は跳ね返ってきたため、リプレー検証へ。実際には最前列のファンが伸ばした手に打球が当たって跳ね返っており、二塁打の判定は変わらず。審判員がマイクを通して場内に説明すると、二塁ベース付近でしゃがんで聞いていた坂本は、笑顔でころりんと転がり、客席からは笑いが起きた。その後、味方ベンチに向かって、「もっとパワーをつけます」と言わんばかりに腕を押すしぐさを見せていた。

◆巨人・岡本和真内野手(27)が32号ソロを放った。6点リードで迎えた八回先頭の5打席目で、甘く入った宮国の直球を完璧に捉え、左翼席最上段にたたき込んだ。2打席目から3打席連続三振に倒れており、飛距離131メートルの特大弾で鬱憤を晴らした。

◆巨人が勝率を5割に戻した。一回にブリンソンの満塁本塁打、大城卓のソロなどで6点を先行し、七回は代打梶谷の適時二塁打、八回は岡本和の32号ソロで加点した。メンデスが6回1失点で4勝目。DeNAは石田が序盤で崩れた。

◆巨人・原辰徳監督(65)が左膝の蜂窩織(ほうかしき)炎で離脱している巨人・丸佳浩外野手(34)について言及。「名古屋に行くようにしています」と、次戦15日の中日戦(バンテリンドーム)から1軍に合流させる見通しを明かした。8月3日に出場選手登録を外れた丸は、12日のイースタン・リーグのロッテ戦(ジャイアンツ球場)で実戦復帰し、この日の同カードにも出場(3番・右翼で2打数無安打)した。

◆巨人・坂本勇人内野手(34)が珍しい二塁打を放った。5点リードで迎えた四回先頭で左中間へ放った飛球は、スタンド最前列の観客が伸ばした手に当たりフィールドに跳ね返った。リプレー検証の結果、二塁打と判定された。試合後に取材に応じた責任審判の敷田審判員は「お客さんが身を乗り出し、フェンスオーバーしていない打球に触れた。(触れなかった場合に)打者走者がどこに行くかということで二塁打にした」と説明した。

◆巨人・原辰徳監督(65)が〝隠れ殊勲打〟に挙げたのは、一回無死三塁で2番・吉川尚輝内野手(28)が放った「二ゴロ」だった。「2番バッターもああいう守備隊形の中で、追い込まれながらしっかりと打点を挙げた。あれも大きい。やはり(その後の大量得点は)必然的な部分というのはあるのではないかなと思います」巨人は一回に一挙6点を先取して主導権を握った。先頭の長野が右翼線三塁打で口火を切った。そこで打席に立った吉川は、カウント1ー2から石田の内角直球を思い切り引っ張り、二ゴロで三塁走者を生還させた。前進守備を敷いていた相手内野陣も本塁は間に合わないと判断して一塁に送球せざるを得なかった。直後、3番の坂本から3連打で満塁とし、ブリンソンが9号満塁弾。大城卓も14号ソロで続いて6得点を刻んだ。ド派手な攻撃の中で、指揮官はあえて吉川のチーム打撃をたたえた。

◆プレーボール開始20分で大勢が決した。序盤から劣勢の展開に立たされたDeNA・三浦大輔監督(49)は「ヨーイドンで6点。立ち上がりはどの投手も難しいといわれますけど、それにしても内容が悪い」と先発の石田を責めた。石田は一回に2本塁打含む6安打を集中されて6失点。1回2/3でノックアウトされた。7月以降で今永、バウアー、東以外の投手が先発登板した試合は2勝。7月13日に石田が5回無失点とした試合と今月10日に浜口が1失点完投しただけで、14敗と著しく勝率が低い。大貫、平良、ガゼルマンらはファームでの調整を経て、1軍の登板機会を得ているものの結果が伴っていない。カード負け越しで4位巨人とのゲーム差は1となり依然、首位阪神の背中は遠い。「毎試合、勝っていくしかない」と指揮官。残された試合は40となった。(横山尚杜)

◆DeNA・牧秀悟内野手(25)が四回に中犠飛を放ち、7試合連続打点をマーク。74打点でリーグトップをキープした。新人から3年連続で20号を放った12日に「4番としてチャンス場面での打点にはこだわっていきたい」と話していた。シーズン100打点ペース。勝負強さを発揮している。

◆何とも憎めない存在だ。巨人のブリンソンが一回に来日初の満塁本塁打を放って勝率5割復帰に貢献した。ワンサイドゲームの展開でも集中を切らさず3安打。先制の2点二塁打を放った12日に続いて上がったお立ち台で「ファンの皆さまに、全力でプレーすることを約束する」と宣言した。9日に本塁打と決めつけて走らなかった打球が柵越えせず、単打になり、原監督に「申し訳ないね、全ての野球人に対して」とまで言われた。これまでもアウトカウントを間違えるなど失態を重ねてきたが、さすがに深く反省し「言い訳できないミス。自分の中で整理し、同じことを繰り返さないようにしている」。左翼フェンス上部に当てた3本目も、打った直後から全力疾走で二塁打。監督は「目を凝らして見ていましたよ。少し薬が効いてきたかな」と笑った。(東京ドーム)

◆DeNAの宮城が5年目でプロ初登板を果たし、2回を1安打無失点3奪三振と好投した。1―6の五回にマウンドに上がると、2死二塁と走者を背負ったが坂本を二ゴロで切り抜け、六回は岡本和を変化球で空振り三振に仕留めた。主軸相手にも「びびったら上に行けない。食ってやるぐらいの気持ちで投げた」と堂々の投球だった。沖縄県出身で滋賀学園高から育成選手として入団し、昨年7月に支配下選手登録された。チームが大敗した中で数少ない収穫となり「そこまで緊張せず投げられたし、ボールの強さもあった」と手応えを口にした。(東京ドーム)

◆セ・リーグ4位の巨人・岡本和真内野手(27)が八回に自身月間最多10本塁打目となる駄目押しの32号ソロを放った。左翼照明下の客席最上段に飛び込む飛距離131メートルの特大弾。先発野手全員安打となる15安打で飾った8-1の快勝劇を締めくくり、3位DeNAとのゲーム差を1に縮めた。歓声、また歓声。試合開始直後から沸きに沸いた観衆を最後に絶叫させたのは、やはり岡本和だった。東京ドームの天井を沿うように飛んだ打球は、左翼照明下の客席最上段へ。飛距離131メートルの特大弾。主砲は自身月間最多10発目にもクールだった。「数字は意識していません。チームが勝つために打つだけです」。6点リードの八回に甘く入った直球を完璧に捉え、本塁打王争いを独走する32号ソロ。2打席目から3打席連続三振に倒れていたが、最終5打席目で鬱憤を晴らす駄目押し弾を放った。超積極的な攻撃陣を引っ張る。打線は一回に2発を含む6安打を集め、一挙6点を先行した。初球を捉えた岡本和ら安打を放ったうち5人がファーストストライクからスイング。大久保打撃チーフコーチは「振らない方が罪」と攻めた結果の凡打を責めない。個々が先手を打ち、強烈な先制パンチを決めた。

◆巨人-DeNAは両軍ともに毎回の11三振。2リーグ制(1950年)以降、両軍毎回三振は昨年8月6日のソフトバンク(10三振)-楽天(11三振)以来、7度目。セでは2004年4月30日の広島(14三振)-巨人(10三振)、16年7月24日の広島(11三振)-阪神(10三振)に次いで7年ぶり3度目。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
62384 0.620
(↑0.004)
-
(-)
39401
(+5)
315
(+3)
53
(-)
54
(+1)
0.245
(↑0.001)
2.720
(-)
2
(-)
広島
55473 0.539
(↓0.006)
8
(↓1)
38358
(+1)
368
(+2)
67
(+1)
58
(+1)
0.243
(↓0.002)
3.170
(↑0.02)
3
(-)
DeNA
51493 0.510
(↓0.005)
11
(↓1)
40370
(+1)
365
(+8)
69
(-)
21
(-)
0.247
(↓0.001)
3.250
(↓0.05)
4
(-)
巨人
51511 0.500
(↑0.005)
12
(-)
40399
(+8)
379
(+1)
127
(+3)
37
(+1)
0.255
(↑0.001
3.550
(↑0.02)
5
(-)
ヤクルト
43582 0.426
(↓0.004)
19.5
(↓1)
40375
(+3)
405
(+5)
86
(+1)
53
(+1)
0.238
(↑0.001)
3.680
(↓0.01)
6
(-)
中日
40613 0.396
(↑0.006)
22.5
(-)
39305
(+2)
361
(+1)
48
(+2)
29
(-)
0.242
(-)
3.140
(↑0.03)