楽天(★0対1☆)オリックス =リーグ戦18回戦(2023.08.13)・楽天モバイルパーク宮城=
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ORIX
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楽天
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勝利投手:宇田川 優希(3勝0敗2S)
(セーブ:平野 佳寿(3勝1敗19S))
敗戦投手:則本 昂大(6勝5敗0S)
  DAZN
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◆オリックスは初回、1死一三塁から森の犠飛が飛び出し、幸先良く1点を先制する。投げては、先発・曽谷が3回無失点。その後は4投手の継投で完封リレーを展開し、2番手・宇田川が今季3勝目を挙げた。敗れた楽天は、先発・則本が力投を見せるも、打線が再三の好機を生かせなかった。

◆楽天則本昂大が今季7勝目を目指す。5月終了時の則本は7試合に登板して1勝4敗だったが、6月以降は9試合で5勝0敗。今日のオリックス戦に勝てば、17年4月26日ロッテ戦~6月8日DeNA戦で7連勝して以来となる自身2度目のシーズン6連勝を記録する。また、則本は本拠地の楽天モバイルで通算59勝34敗。同球場の通算勝利数は田中将の66勝が最多で、60勝以上は田中将だけ。6年ぶりの6連勝で、楽天モバイルでは史上2人目の通算60勝を達成できるか。

◆楽天則本昂大投手(32)が、好投報われず10戦ぶりに黒星を喫し、自身の連勝が5で止まった。1回先頭の太田に右前打を浴び、2番渡部に犠打で送られ、3番中川圭には左前打。いきなり1死一、三塁のピンチを招いた。4番森に右犠飛を放たれ、先制点を献上。しかし、そこからは粘った。奪三振は3にとどまったが、打たせて取る投球。2回から7回までは2安打でオリックス打線を封じた。しかし、8回1死から連打を浴び、1死一、三塁のピンチで降板となった。「(状態は)前回に比べたら全然良くなかった。抑えたという感覚はあまりない」と、7回1/3を6安打1失点で今季5敗目となった。打線の援護に報われず、自身の連勝記録も止まったが、冷静に次を見据える。「いつかは負けるので、どうってことはない。内容的にはあまり良くないので、もう1回、来週に向けてしっかり準備したいなと思います」と前を向いた。▽楽天石井監督(則本の投球に)「(得点は)取れたり、取れなかったりする。そこよりは、ノリ(則本)がしっかりと引っ張ってくれたと思います」

◆オリックス太田椋内野手(22)が途中交代した。6回の打席で左手首に違和感を感じたためで、大事を取って交代。現在、アイシングなどを行い、様子を見ているという。太田は1点リードで迎えた6回、先頭で二塁への内野安打を放つも、一塁を駆け抜けた後ベンチへ。場内には太田が治療中というアナウンスが流れたが、数分後に代走で宗が送られて交代となった。太田は今月8日、左手首のケガから約3カ月ぶりに1軍復帰したばかり。試合後、中嶋聡監督(54)は「再発にならなかったらいいですけど。ちょっと様子見ですね」と心配そうだった。

◆オリックスのドラフト1位曽谷龍平投手は、プロ3度目の先発で3回2安打無失点と粘った。「物足りないと思いますけど、先発としての入りは良かったのかなと思います」。先発予定だった12日の試合が雨天中止となりスライド登板。プロ初勝利はお預けのままで「今は経験を積むことが大事だと思う。そこで慣れて、その上で結果を出せるように」。中嶋監督も「慣れが必要な投手かなと思う」と場数を踏んで成長することを願った。

◆オリックスが5投手でつなぎ、連敗を2で止めた。リーグ最速で60勝に到達した。先発したドラフト1位の曽谷龍平投手(22)が3回2安打無失点でスタートすると、宇田川、山岡が2イニングずつを無失点。8回を山崎颯、最終回を守護神の平野佳が締めた。初回に奪った唯一の1点を守り抜いての白星。中嶋聡監督(54)は「きのう中止になって、あした試合がないものですから。全員行こうと思っていたので。もうちょっと点を取ってくれるかなと思っていたので、まさかの展開ですね」と振り返った。1-0での勝利は5月2日以来。0でつないだ投手全員をたたえた。「(曽谷は)緊張したと思うし、スライドなんで。なかなかないと思う。それでもよくゼロで帰ってきたと思いますよ。(宇田川は)ランナーよう出しますけど、それでもよくゼロで帰ってきた。(山岡は)本当に良かったと思います。1ー0は本当に難しいゲームだと思いますけど、平野にしろ、颯一郎(山崎)にしろ、ほんとに良く投げたと思います」今カード初戦は、楽天の用具車が事故渋滞に巻き込まれた影響で試合開始が1時間45分遅れ、試合は完封負け。2戦目は雨天により試合開始が午後6時から30分遅れる予定だったが、降りやまず同40分に中止が決まった。「いろいろありましたよね。きつかった、いろいろ」と指揮官が振り返る敵地で、最後に連敗をストップ。週明けからホームで再び、リーグ3連覇への戦いに挑む。

◆首位オリックスが5人の継投で3連敗を阻止し、リーグ最速で60勝に到達した。中嶋監督は「きのう中止になって、あした試合がないものですから。全員行こうと思っていた」。総動員で1点を守り抜いた。先発曽谷の後を受け登板した宇田川は4回を3者連続三振。5回は四球を出して1死一、二塁のピンチを招くも慌てなかった。マウンドに来た平井投手コーチから「明日休みあげるから頑張れ」と言われると「オフです」と返し、緊張をほぐして後続2人を連続三振。「最近大事なところで1本打たれたり、チームに迷惑かけてますし、監督の期待も裏切ってしまっていた。どうにか挽回したいと思って」。指揮官の期待にしっかり応えた。1-0の勝利は5月2日以来で「スミ1」は今季初。指揮官は「1ー0は本当に難しいゲームだと思いますけど、ほんとに良く投げたと思います」と投手陣をねぎらった。首位を走るリリーフ陣の強さを見せた。

◆スタートでつまずいた。一回1死一、三塁。則本昂大投手(32)が投じた130キロのスライダーを森に右犠飛とされ、先制を許した。初回こそ失点したが、二回以降は立ち直った。観衆2万0526人の前で、気迫を前面に押し出し、右腕を振った。味方の援護を待つも、八回1死一、三塁のピンチを招いたところで降板した。5試合連続で投球回を7回以上投げた。右腕は「ある程度、最近は長いイニングを投げられている。(前回登板から)疲れを抜く作業と、継続して高いパフォーマンスを維持できるように調整してきた」と臨み、有言実行した。ベンチから見守った永井投手コーチは「オリックス打線が早打ち傾向にある中で、初球の配球も考えながらいい選択ができている。走者を背負っても粘り強い投球」と評価していた。7回1/3を6安打1失点。自身6連勝となる7勝目はならなかった。

◆オリックスがリーグ最速の60勝到達。5投手が無失点でつなぎ、一回に森の犠飛で挙げた1点を守り抜いた。先発の曽谷を3回で代えて継投し、2番手の宇田川が3勝目。九回は平野佳が締めた。楽天は好投の則本を援護できなかった。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
60392 0.606
(↑0.004)
-
(-)
42381
(+1)
319
(-)
86
(-)
31
(-)
0.256
(-)
2.960
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
52424 0.553
(↑0.005)
5.5
(-)
45354
(+3)
353
(+2)
68
(-)
55
(+2)
0.236
(↓0.001)
3.340
(↑0.02)
3
(-)
ソフトバンク
50482 0.510
(↓0.005)
9.5
(↓1)
43373
(+3)
360
(+5)
71
(+1)
48
(-)
0.247
(↓0.001)
3.340
(↓0.02)
4
(-)
楽天
48521 0.480
(↓0.005)
12.5
(↓1)
42357
(-)
395
(+1)
86
(-)
72
(-)
0.240
(↓0.001)
3.520
(↑0.03)
5
(-)
西武
45551 0.450
(↓0.005)
15.5
(↓1)
42295
(+2)
329
(+3)
68
(+1)
61
(-)
0.234
(-)
2.900
(-)
6
(-)
日本ハム
44610 0.419
(↑0.006)
19
(-)
38351
(+5)
370
(+3)
80
(+2)
59
(+1)
0.233
(-)
3.130
(-)