ソフトバンク(★0対9☆)日本ハム =リーグ戦19回戦(2023.08.12)・福岡PayPayドーム=
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日本ハム
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ソフトバンク
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勝利投手:伊藤 大海(6勝6敗0S)
敗戦投手:高橋 礼(0勝2敗0S)

本塁打
【日本ハム】万波 中正(17号・4回表2ラン),清宮 幸太郎(9号・5回表2ラン),万波 中正(18号・5回表ソロ)

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◆日本ハムは0-0で迎えた4回表、万波の2ランで先制する。続く5回には清宮と万波の2者連続本塁打などで4点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・伊藤が7回無失点の好投で今季6勝目。敗れたソフトバンクは、先発・高橋礼が試合をつくれず、打線もつながりを欠いた。

◆日本ハム伊藤大海は昨季までチームメートだった近藤に注意したい。今季はソフトバンク戦4試合先発して1勝1敗。柳田を12打数2安打、被打率1割6分7厘に抑えるも、近藤に対して12打数5安打、1本塁打、5打点、被打率4割1分7厘。伊藤が今季10打席以上対戦して被打率4割超えは近藤だけ。今日は天敵を無安打に抑えられるか。

◆日本ハムの五十幡亮汰外野手(24)が試合前練習の途中から合流し、練習は別メニューとなった。11日のソフトバンク戦では、5回の守備で左翼の野村と激突。後頭部を打ったが、その後もプレーを続け、2試合連続の3安打猛打賞と気を吐いていた。大事を取ってこの日は、福岡市内の病院で検査を受けてから球場入り。練習に入る際は、笑顔を見せていた。試合はスタメンを外れたが、ベンチ入りする。

◆日本ハムの新庄剛志監督(51)が3試合連続の「マルキヨマン・ノラマ」打線で、白星を狙う。7日の西武戦から3番アリエル・マルティネス捕手(27)~7番奈良間大己内野手(23)を固定。4番は清宮幸太郎内野手(24)、5番万波中正外野手(23)の「キヨマン」に6番野村佑希内野手(23)の、若きロマン砲トリオを並べた。

◆日本ハムの新庄剛志監督(51)が、1軍登録されている捕手3人全員をスタメン起用した。先発マスクは伏見寅威捕手(33)。郡司裕也捕手(25)が「1番一塁」、アリエル・マルティネス捕手(27)が「3番DH」に入った。捕手の控えがゼロだったのは、7月28日オリックス戦(エスコンフィールド)以来、2度目になる。新庄監督は前日11日、3点を追う5回にスタメンマスクの伏見に代打ハンソンを送り、その後はマルティネスが一塁から捕手に入った。試合後、指揮官は「(伏見が第1打席で)ちょっと詰まりすぎて、めちゃくちゃ右手が腫れていたんですよ」と話していたが、この日も伏見をスタメン起用。一塁でスタメン出場の郡司が、状況に応じて捕手に入る可能性もある。

◆/これぞ長距離砲の一撃\万波中正が第17号先制アーチ打球角度25度、打球速度177キロ、飛距離135m?プロ野球(2023/8/12)??ソフトバンク×日本ハム??Live on DAZN#DAZNプロ野球#lovefighters pic.twitter.com/7I1FunbkRK

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(24)が、万波に負けじと弾丸ライナーでの1発を放った。2点リードの5回2死一塁、1ボールからソフトバンク先発高橋礼の133キロストレートを捉え、右翼スタンド中段に突き刺した。球場計測で打球速度は171キロ。4回に放った万波の177キロには及ばなかったが、角度28度で飛び出す鋭い軌道での9号2ラン。「キヨマン」共演に清宮は「(個人的に)さえない試合が続いていたので、何とか1本出て良かったです!」と喜んだ。

◆/花開いたロマン砲\万波中正が2打席連発ベンチでは清宮幸太郎も驚きの表情?プロ野球(2023/8/12)??ソフトバンク×日本ハム??Live on DAZN#DAZNプロ野球#lovefighters pic.twitter.com/NTMTtfEH3z

◆日本ハム万波中正外野手(23)が驚きの弾丸ライナーを、ペイペイドームのバックスクリーン左側、スタンド中段に突き刺した。0-0の4回無死一塁、カウント1-1からソフトバンク先発高橋礼の高めストレートを捉えると、球場計測で打球速度は177キロ。角度25度で飛び出し、飛距離135メートルの大きな先制17号2ランとなった。万波の本塁打は、1日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来10試合ぶりで「打ったのはストレート。ど会心です!」とコメント。ベンチに戻ると、チームメートから、親指と人さし指で万波の「M」と思われる謎? のポーズで出迎えられた。さらに清宮幸太郎内野手(24)の9号ソロで5点差に広げた直後の5回2死で迎えた第2打席では、左越えに18号ソロ。5月30日ヤクルト戦(エスコンフィールド)以来2度目の2打席連発で6点目をたたき出し「清さん(清宮)に続くことができて良かったです」と喜んだ。

◆日本ハム先発の伊藤大海投手(25)が、7月4日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)以来、約1カ月ぶりの白星をつかんだ。1、2、3回と連続で先頭打者を出塁させるも要所を締め無失点。4、5回を3者凡退に抑えると徐々にリズムをつかみ、7回108球を投げ6安打無四球無失点。8回から2番手の玉井に継投した。7月29日のオリックス戦は3回5安打4失点、5日のソフトバンク戦(いずれもエスコンフィールド)は4回2/3 10安打5失点と、2試合連続5回持たずにKOされていた。崖っぷちの状況からはい上がり6勝目を挙げ「今日は(伏見)寅威さんが僕のイケイケどんどんの性格をうまくリードしてくれ、いい結果につながりました」と同じ道産子の先輩捕手に感謝した。

◆3試合固定されている日本ハムの中軸「マルキヨマン」が3人で8打点を荒稼ぎした。3番アリエル・マルティネス捕手(27)が9回1死一、二塁で中堅へ適時二塁打を放つなど2打点。4番清宮幸太郎内野手(24)は5回に右越え9号2ラン、9回1死二、三塁で右前適時打を放つなど3安打3打点。5番万波中正外野手(23)は4回に先制の17号2ラン、5回に2打席連発となる18号ソロを放つなど2安打3打点と爆発した。

◆日本ハム万波中正外野手が17、18号と2打席連続本塁打を放ち、ソフトバンク近藤を抜きリーグ2位に浮上した。まずは0-0の4回無死一塁で、高橋礼の高め直球を弾丸ライナーでバックスクリーン左へ運んだ。打球角度25度、打球速度177キロの"高速弾"となり「最高の1本」。5回2死で迎えた第3打席では直前の4番清宮の右越え2ランと「キヨマン」連弾で「結構うれしかったですね」と喜んだ。"お尻改革"でスイッチが入った。1日ロッテ戦以来10試合ぶりの本塁打に「左側のおしりだったりブレーキをかけなければいけないところが、しっかり止まれていなかった。ちょっとずつ意識を変えたり、話を聞いたりとかして」と修正した。本塁打トップの楽天浅村には3差。「1日でも早く追いつけるように毎打席フルスイングして頑張ります」と、高みを見据えた。○...清宮が3安打3打点と気を吐いた。猛打賞は7月2日オリックス戦(エスコンフィールド)以来約1カ月ぶりで「ちょっと全然ヒットが出ていなかったので、まあ久々に打てて良かったです」。5回2死一塁では4試合ぶりとなる右越え9号2ランを放ち「切れないでくれという感じで」と振り返った。直後に5番万波が2打席連発で続き「すごかったです」と驚いていた。○...11日のソフトバンク戦で野村と接触し後頭部を打った五十幡が、この日の試合前に、福岡市内の病院で検査を受けた。練習は別メニューで行い、ベンチには入ったが試合は欠場した。新庄監督は「軽いむち打ちって言ってたんですけど、結構(症状が)出ていると思う。その意識があって走っていたら、足とか痛めたら嫌だなと。今日と明日は休ませる」と説明した。▽日本ハム新庄監督(5回の清宮、万波の連続アーチに)「夢しかないホームランありがとう。(点が)欲しいところでね。あそこで野村君も続かないと(笑い)。角度上がんなかったけど、いいツーベースだったし。打線になった今日は」▽日本ハム郡司(ソフトバンク高橋礼から3安打)「(中日時代)ウエスタン・リーグでやったことあって、打ったことなかったのでちょっと不安でしたけど、思い切っていきました」

◆ソフトバンクが日本ハムの1発攻勢に撃沈した。開幕6戦目以来、約4カ月ぶりに先発した高橋礼投手(27)が、自己ワーストの3被弾。5回をともに自己ワーストタイの10安打6失点でKOされた。「1発のある打者が多い」と警戒して臨んだ一戦で2敗目を喫し、「今日の結果は自分自身でしっかりと受け止めないといけない」と肩を落とした。4回は無死一塁から5番万波に先制2ランを献上。真ん中高め135キロ直球をバックスクリーン左へ運ばれた。5回は右ゴロの間に1点を失い、なお2死一塁で4番清宮に右翼席中段まで2ランを運ばれ、万波には2打席連発のソロ。ともに甘く入った球を仕留められた。藤本博史監督(59)は「ゾーンで勝負はできていたけれど、打たれたコースが甘かった」とがっくり。ウエスタン・リーグでは7月以降の先発5試合で、計27回1/3を無失点と安定していたが、1軍で結果を残せなかった。チームとしてもこれで日本ハムにカード別最多の25被弾となった。前日11日に15安打で7得点とかみ合った打線も7安打を放ちながら好機で1本が出ず、今季10度目となる0封負け。連勝は2で止まった。2位ロッテと3ゲーム差に広がり、試合のなかったオリックスとは8・5差と遠のく首位の背中...。振り向けば4位楽天に3差に迫られる。逆転Vへと望みをつなぐためにも、藤本ホークスが真夏の正念場を迎えている。【佐藤究】

◆日本ハム伊藤大海投手(25)が39日ぶりの白星となる今季6勝目(6敗)を挙げた。天敵のソフトバンク近藤を完璧に封じ込めるなど、気迫あふれる投球で7回6安打無失点。打線の援護も受けて、負のスパイラルから脱出した。周囲のアドバイスも聞き入れてフォームは昨季までの2段モーションに戻し、リズムとテンポも意識した快投で、苦しんでいた道産子右腕が復活ののろしを上げた。伊藤は初回から、ほえた。1回2死一塁で近藤を二ゴロに抑えると「シャーッ!」。気合が、あふれ出た。試合前まで近藤には被打率4割1分7厘。4回先頭で中飛に抑えた時も叫び、6回2死二塁の場面で空振り三振を奪うとガッツポーズ。天敵を3打数無安打に抑えたことについては「もちろん、そうですね」と多くは語らずも、この日の快投の軸は近藤封じだった。投球フォームの修正も快投の土台にあった。直近2試合は5回も持たずに降板。建山投手コーチとボールの出どころが見えにくいフォームを追求し、昨季までと同じ2段モーションに修正した。「自分の中で、しっくりくる形ではある。毎日、体が万全なわけではない。いろんな(体調の)エラーがある中で1年間戦っていかなきゃいけない」と、現状に合う投げ方で今季最速の153キロも計測した。リズムとテンポも快投のアクセントになった。ヒントは上沢との会話から。「こないだ、上沢さんがチラッと『先発投手はリズムゲームをやっている感覚で"音ハメ"していく』みたいなことを言っていた。すごい今日は体現できた」。的確に「"イケイケどんどん"で」と心地よいリズムを刻んで快投劇が進んだ。もう1つ意識したのは「今日、山田コーチから『トライがどういう意図でボールを要求しているのか、もっと考えたらリズムも良くなる』と、お話があった」という助言。バッテリー間の"アンサンブル"も見事に決まり、自然とテンポよくゲームメークできた。この投球を続けたい。「たかが1回、いいピッチングをしただけ」と気を引き締めた伊藤なら、続けられるはずだ。【木下大輔】▽日本ハム新庄監督(6勝目の伊藤に)「言ったでしょ、今日いいピッチングするって(笑い)。いいピッチャーだから修正してくるタイミングなので。伊藤君のテンポも良かった。いつも言うように、テンポが良かったら点数は入る」▽日本ハム建山投手コーチ(伊藤について)「ボールが見やすくなっている傾向があったので、そこは意識してやろうかということで。立ち上がりから飛ばしていたと思うんですけど、まあ良かったです」

◆日本ハムの5番に座った万波が10試合ぶりとなる本塁打を放った。0―0の四回無死一塁、高めのつり球を見極めた後、甘めに浮いた速球を逃さず強振。「ど会心です」と打った瞬間にそれと分かる17号のアーチを中堅左へ運んだ。五回には4番を担う1年先輩の清宮も負けじと2ラン。3―0となり、さらに2死一塁で、右翼ポール際へ特大の9号を放った。清宮がけがで一時離脱していたこともあり、左右の長距離砲が同じ試合で本塁打をマークするのは、ともに今季1号を打って以来、約4カ月ぶり。久々の共演で気をよくしたか、万波も2打席連発となるソロで続いた。

◆日本ハムが3本塁打で快勝した。四回に万波の17号2ランで先制。五回は清宮の9号2ラン、万波の2打席連発となるソロなどで4点を加えた。伊藤が7回無失点で7月4日以来の白星となる6勝目。ソフトバンクは今季10度目の零敗。

◆日本ハムの伊藤が7回を連打なしの単打6本に封じて無失点と好投した。7月4日以来の白星で6勝目をつかみ「今日はすごく楽しく投げられた」とほほ笑んだ。昨季までの2段モーションに戻し「自分の中でしっくりきている形」と球威が復活。150キロ超の直球を軸にどんどんと押していった。長いトンネルを抜けて息をつきつつ「たかが1回いいピッチングをしただけなので、また気を引き締めてしっかり準備したい」と次戦へ目を向けた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
59392 0.602
(-)
-
(-)
43380
(-)
319
(-)
86
(-)
31
(-)
0.256
(-)
2.990
(-)
2
(-)
ロッテ
51424 0.548
(↑0.005)
5.5
(↑0.5)
46351
(+3)
351
(+2)
68
(-)
53
(-)
0.237
(-)
3.360
(↑0.01)
3
(-)
ソフトバンク
50472 0.515
(↓0.006)
8.5
(↓0.5)
44370
(-)
355
(+9)
70
(-)
48
(-)
0.248
(-)
3.320
(↓0.05)
4
(-)
楽天
48511 0.485
(-)
11.5
(-)
43357
(-)
394
(-)
86
(-)
72
(-)
0.241
(-)
3.550
(-)
5
(-)
西武
45541 0.455
(↓0.004)
14.5
(↓0.5)
43293
(+2)
326
(+3)
67
(+1)
61
(-)
0.234
(↓0.001)
2.900
(-)
6
(-)
日本ハム
43610 0.413
(↑0.005)
19
(↑0.5)
39346
(+9)
367
(-)
78
(+3)
58
(-)
0.233
(↑0.001
3.130
(↑0.03)