ヤクルト(☆13対3★)広島 =リーグ戦18回戦(2023.08.10)・明治神宮野球場=
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広島
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ヤクルト
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勝利投手:ピーターズ(5勝3敗0S)
敗戦投手:床田 寛樹(9勝3敗0S)

本塁打
【広島】大盛 穂(1号・9回表2ラン)
【ヤクルト】サンタナ(11号・1回裏3ラン),村上 宗隆(22号・7回裏3ラン)

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◆ヤクルトは初回、村上の適時二塁打とサンタナの3ランなどで一挙6点を先制する。その後は3回に内山の適時打、6回には中村の2点適時打が飛び出すなど、終わってみれば18安打で13得点を挙げた。投げては、先発・ピーターズが7回1失点の好投で今季5勝目。敗れた広島は、投手陣が精彩を欠いた。

◆広島床田寛樹が自身初の2桁勝利を目指す。広島の左腕では15、16、18、19年にジョンソン、04年にベイルが2桁勝利を記録しているが、日本人左腕で10勝したのは01年高橋が最後。00年以降、セ・リーグで2桁勝利を挙げた日本人左腕の人数は巨人7人20度、ヤクルト4人19度、阪神6人18度、中日6人12度、DeNA5人7度に対し、広島は01年に10勝した高橋だけ。待望の日本人左腕の2桁勝利が誕生するか。

◆広島の投壊が止まらない。試合前時点で防御率1・70だった先発の床田寛樹投手(28)が1回、いきなり打者11人の猛攻を食らい、被安打7で6失点。二塁手・菊池の失策も絡み、ヤクルト4番村上に先制の2点二塁打、5番サンタナには3ラン、1番塩見に適時打を浴びた。3連敗中のチームは先発投手の炎上が続いている。6日巨人戦は大瀬良が3回までに3失点。8日ヤクルト戦は九里が3回までに4失点、9日同戦は森が3回までに8失点。投手陣は3試合で計29失点だったが、この日は頼りの左腕までも早々に大炎上した。首位阪神の背中が徐々に遠のく中、苦戦が続く。

◆広島ドラフト3位ルーキーの益田武尚投手(24)が1軍デビュー戦で2回4奪三振の完全投球を披露した。この日1軍初昇格。4回、先頭の4番村上にいきなり155キロを計測し、村上、サンタナ、中村から3者連続空振り三振を奪う。2イニング目の5回も3者凡退に仕留め、文句なしの快投でアピールした。

◆ヤクルト打線が初回から爆発した。先頭の塩見泰隆外野手(30)から、3番山田哲人内野手(31)の敵失を挟んで7番北村恵吾内野手(22)まで安打が続いた。無死満塁から4番村上宗隆内野手(23)が右翼線へ先制2点適時二塁打。無死二、三塁から5番ドミンゴ・サンタナ外野手(31)が右翼席へ11号3ラン。さらに2死一、三塁から、この回2打席目の1番塩見が適時左前打を放ち、初回に7安打で6得点を挙げた。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(23)が今季初の3戦連発を放った。9点リードの7回2死一、二塁、広島戸根の外角直球を泳ぎながらも右手1本でミートさせ、打球は広島ファンで真っ赤に染まる左翼席へ吸い込まれていった。2ナッシングと追い込まれてからファウル3つで粘り、カウント2-2から放った22号3ランに「強引に打ちにいかず、うまく打つことが出来ました」と納得の1発だった。

◆広島が投壊を止められず、大敗で4連敗を喫した。投手陣は4試合で計42失点。首位阪神とのゲーム差は5・5に開いた。試合前時点で防御率1・70だった先発の床田寛樹投手(28)さえ流れにのみこまれた。1回、いきなり打者11人の猛攻を食らい、被安打7で6失点。二塁手・菊池の失策も絡み、ヤクルト4番村上に先制の2点二塁打、5番サンタナには3ラン、1番塩見に適時打を浴びた。3回をプロワーストタイの11被安打、今季ワーストの7失点で降板した。チームは先発投手の炎上が続いている。6日巨人戦は大瀬良が3回までに3失点。8日ヤクルト戦は九里が3回までに4失点、9日同戦は森が3回までに8失点。この日は頼りの左腕までも早々に大炎上した。

◆/村神様も真夏の神宮に帰ってきた\なんと逆方向へスタンドイン!今シーズン初めての3試合連続ホームラン???????プロ野球(2023/8/10)??ヤクルト×広島??Live on #DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/HLHEBCp9RM

◆広島が投壊を止められず、13失点の大敗で4連敗を喫した。試合前時点で防御率1・70だった先発床田が1回、菊池の失策も絡んで被安打7で6失点。3回をプロワーストタイの11被安打、今季ワーストの7失点でKOされた。チームは先発投手の炎上が続き、連敗中の4試合で計42失点。首位阪神とのゲーム差は5・5に開いた。新井貴浩監督(46)の一問一答は以下の通り。-床田について新井監督 トコにはいつも助けてもらっている。今日はトコの日じゃなかったということ。また次の登板、頑張ってもらいたい。-投手陣が全体的に状態が良くない新井監督 やっぱり夏場ですごく疲れているときだと思うけど、チーム状態というのは波があるからね。今が底だと思うし、あとはもう上がっていくしかないので。そう思っています。-プロ初登板の益田が好投新井監督 そうだね。いいものを見せてくれたと思います。投げっぷりも堂々としていたね。-波がある中で打順変更などの打開策は新井監督 それはここでは言えないけど、今日もピーターズに対してヒット自体は7本かな。ヒットは出ていると思うので、それを得点につなげるために私が考えたい。-秋山選手が少し得点圏での物足りなさも新井監督 そこもチーム状態と一緒で、個人もリズムというのがある。アキも今から上がってくると思うし、そこは信頼しているので。

◆広島は投壊を止められず、13失点の大敗で4連敗を喫した。試合前時点で防御率1・70だった先発床田が1回、菊池の失策も絡んで被安打7で6失点。3回をプロワーストタイの11被安打、今季ワーストの7失点でKOされた。チームは先発投手の炎上が続き、連敗中の4試合で計42失点。それでも新井監督は「チーム状態には波がある。今が底だと思うし、あとはもう上がっていくしかない」と前を向いた。首位阪神とのゲーム差は5・5に開いた。▽広島益田(ドラフト3位右腕が1軍デビュー戦で2回4奪三振。最速155キロ)「いい緊張感の中で自分の投球ができた。これを継続していきたい」▽広島床田(1回に6失点するなど3回11安打7失点)「調子はいつも通りだった。全部の球種を打たれたので、何が違ったのか見直していきたい」

◆ヤクルトにDeNAからトレードで加入した右腕・阪口皓亮投手が昇格し、即リリーフとして8回のマウンドに上がった。1回1安打無失点の移籍後初登板に「名前が呼ばれたときはドキッとしました」と笑顔を見せた。高津監督は「緊張で荒れると思っていたがそれほどでもなかった。良い球を投げていた」と評価。今後の起用法については「カチッとは決めていないがリリーフメンバーの1人」と語った。

◆ヤクルト村上宗隆内野手が22号3ランを放ち、今季初の3戦連発となった。9点リードの7回2死一、二塁、広島戸根の外角直球を泳ぎながらも右手1本でミートさせ、打球は広島ファンで真っ赤に染まる左翼席へ吸い込まれていった。2ナッシングと追い込まれてからファウル3つで粘り、カウント2-2から放った1発に「強引に打ちにいかず、うまく打つことが出来ました」と納得した。56本塁打を放ち3冠王となった昨季は3戦連発が3度あったが、22年8月26~28日のDeNA戦(横浜)以来となった。初回には無死満塁から右翼線へ先制&決勝打となる2点適時二塁打。3連戦で9打点を挙げたがお立ち台では「昨日は北村くんが1日で6打点も挙げたので、まあ(自己採点は)30点ぐらいです」とおどけた。チームは今季最多の18安打で4連勝。今季4度目の同一カード3連勝と勢いに乗り、11日からの首位阪神戦に乗り込む。▽ヤクルト塩見(4安打猛打賞2打点に)「1番でしっかり出塁して、上位打線に持って行くのが一番の仕事。それができたので良かった」▽ヤクルト・ピーターズ(7回1失点で5勝目)「正直言うと状態は良くなかったが、中村選手の良いリードのおかげ」

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が一回無死満塁で先制の2点二塁打を放った。広島先発、床田の内角145キロの直球に食らいついて右翼線へ運び「チャンスだったので積極的に打ちました。先制できて良かった」とうなずいた。勢いをつける一打だった。先頭の塩見が左前打、内山が三塁線へセーフティーバントを決めると山田が二塁手の失策で出塁。いきなり好機で主砲がきっちりと仕事を果たすと、続くサンタナが11号3ランを放ち、その後も打線がつながって一回で一挙6点を奪った。

◆強烈なスイングで攻撃の口火を切った。ヤクルト・村上が、一回無死満塁で先制となる右翼線への2点二塁打。さっそうと二塁ベースに到達すると夕焼けに照らされて笑顔が映えた。「チャンスだったので積極的に打ちました。先制できてよかった」一気に畳みかけた。先頭の塩見が左前打、内山が三塁前へセーフティーバントを決めると山田は二塁手の失策で出塁。好機で主砲がきっちりと仕事を果たすと、続くサンタナも11号3ランを放つなど初回から打者11人、7安打で6点を奪う猛攻をみせた。三回にも内山の適時打で1点を追加し、試合前時点でリーグトップの防御率1・70だった広島先発、床田を三回まででノックアウトさせた。夏休み真っただ中。たくさんの子供たちが球場に足を運ぶ中、この日は「つば九郎DAY」の3日目で、神宮球場正面の広場ではスワローズグッズが景品の射的やつば九郎柄のオリジナルヨーヨー釣りなどができる縁日も開催された。五回終了時には約300発の打ち上げ花火も上がり、夏を満喫できるイベントが盛りだくさんだった。燕キッズの応援が力となった。試合前時点でリーグ最下位のチーム打率・236と苦しんでいた打線だったが、2試合連続で三回までに7点を奪取。七回には村上が3戦連発となる駄目押しの3ランを逆方向の左翼線スタンドへほうり込んだ。たくさんの笑顔が球場全体に咲き誇った。(森祥太郎)

◆ヤクルトが18安打13得点で大勝。ヤクルト・村上宗隆内野手(23)は一回に先制の2点二塁打を放つと、七回には駄目押しとなる22号3ランを放った。大量援護をもらった先発・ディロン・ピーターズ投手(30)は7回1失点の好投で5勝目(3敗)を挙げた。試合後の村上のヒーローインタビューは以下の通り。--一回のチャンスではどんなことを考えて打席に向かった「なんとか先制点を取りたいなという思いと、昨日北村選手が満塁ホームランを打って6打点で『90点』って言ってたので、僕も満塁ホームラン打って『90点』って言いたいなと思いながら打席に立った。ヒットだったので30点ぐらいです」--でも22号3ランを打った「ありがとうございます。でもそれも3ランだったので、5打点で。昨日北村くん6打点で『90点』って言ってたので30点ぐらいです」--非常に難しいボールだったと思いますが、あのスイングはどうだった「良かったです。ありがとうございます」--3試合連続ホームランで3連戦で9打点「昨日北村くん1試合で6打点挙げてるので、30点ぐらいです」--次のカードで北村選手を超えてください「次も頑張ります」--チームの状態はどう感じてる「次も頑張ります」

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が10―1の七回2死一、二塁で今季初の3試合連続本塁打となる22号3ランを放った。広島・戸根の外角直球にバットを当てただけに見えたが低空飛行で飛んでいくと、そのまま左翼スタンド最前列に吸い込まれていった。思わず球場全体も目を丸くするほど驚愕(きょうがく)のアーチ。類まれなパワーにベンチでは長岡が頭を抱え、高津監督は「えー」と声を漏らすほどだった。周りを驚かせた一発に主砲は「強引に打ちにいかず、うまく打つことができた」とうなずいた。

◆ヤクルト・阪口皓亮投手(23)が八回から2番手で移籍後初登板。1回1安打無失点に抑えた。この日、出場選手登録をされると早速、出場機会が回ってきた。先頭の秋山を二ゴロ、続く西川には二塁打を浴びたが、デビッドソンを空振り三振、堂林を遊ゴロに仕留めて安堵の表情をみせた。最速は153キロを計測した。北海高から2018年にドラフト3位でDeNAに入団。188センチの長身から投げ下ろす最速154キロの直球を武器に、19年にプロ初登板を果たし、21年にはプロ初勝利をマークした。今年7月に西浦直亨内野手(32)との交換トレードでヤクルトに加入。以降は2軍で調整し、移籍後はイースタン・リーグ2試合に登板し、計3回2安打無失点の成績だった。

◆ヤクルトが18安打13得点で大勝。初回にヤクルト・村上宗隆内野手(23)の先制2点二塁打、サンタナの11号3ランなどで6点を奪う猛攻を見せると、その後も打線が止まらなかった。大量援護をもらった先発・ディロン・ピーターズ投手(30)は7回1失点の好投で5勝目(3敗)を挙げた。試合後のピーターズのヒーローインタビューは以下の通り。--今日のピッチングを振り返って「野手の方々に大量援護をもらったのですごく投げやすかったですし、バックの皆さんもすごいいいプレーをしてくださって、(捕手の)中村選手もいいリードしてくださって投げ切ることができました」--今日はどういう点が良かったと感じてる「正直言いますと、そこまで状態は良くなかったんですけど、中村選手がいいリードをしてくれたおかげで7回1失点という結果になりました」--5回無死一、二塁のピンチを抑えた場面では気持ちがあふれ出ていたようにみえた「やっぱり中村選手のリードを信じて、しっかりミットめがけて投げることを意識した。結果、投げ切ることができました」--今日も厳しい暑さの中での投球となった「昨日の方が暑かったと思う。昨日じゃなくて良かったです」--ファンへメッセージを「ツギモガンバリマス(日本語で)」

◆ヤクルトが今季最多18安打。13得点で4連勝とした。一回に村上の2点二塁打、サンタナの3点本塁打などで6点を先制。村上は七回に3試合連発の22号3ランを放った。ピーターズが7回1失点で5勝目。床田が崩れた広島は4連敗。

◆村神様の勢いが止まらない!! ヤクルトは10日、広島18回戦(神宮)に13―3で大勝。今季最多の18安打を記録し、4連勝とした。村上宗隆内野手(23)が一回に先制の2点二塁打を放つと、七回には左翼席へ芸術的な流し打ちで今季初の3試合連続となる22号3ラン。六回には右前打を記録し、3安打5打点で、同一カード3連戦3連勝に貢献した。芸術的な一発に野球ファンが目を丸くした。村上はバットに当てただけ? いや、両手でしっかりと押し込んでいた。七回2死一、二塁で広島・戸根の外角直球に泳がされながらもスイングすると、捉えた打球は低空飛行で左翼スタンドに吸い込まれた。今季初の3戦連発となる22号3ランに胸を張った。「強引に行かずにうまく合わせることができた。これ(外角の球を打てること)が僕の長所。これからも続けて頑張っていきたい」類いまれなパワーにベンチでは長岡が苦笑いしながら頭を抱え、高津監督は「えー」と思わず声を漏らすほど。指揮官を「あれがスタンドに入っちゃうのは彼(村上)だけかもしれない。全方向に長打が打てるのが彼の魅力」といわしめた。攻撃の口火を切ったのも村上だった。塩見、内山の連打などで一回無死満塁とすると、主砲が右翼線へ先制の2点二塁打。続くサンタナも11号3ランを放つなど一回から打者11人、7安打で6点を奪う猛攻をみせた。その後も打線はつながり、今季最多の18安打をマークし、13得点。村上は六回にも右前打を放ち、3安打5打点でチームをけん引した。夏休み真っただ中。多くの子供が球場に足を運ぶ中、夢を与えるアーチをかけた。昨季三冠王に輝いたスラッガーの原点は少年時代にあった。「本数は決めずにとにかく全力で限界まで振ること」。村上少年が自分に課したルールだ。いつでもバットを振れるようにするため、熊本県内の実家にはバットがいたるところに置いてあったという。そのため手はいつもカチカチ。数に制限を設けず、己が納得するまでひたすら振ってパワーを身につけた。チームは4連勝で、今季3度目の同一カード3連戦3連勝。リーグ5位で、4位・巨人に5・5ゲーム差とした。11日からは首位・阪神と対戦する。「1番から9番までみんな良い役割をしながらやれている。明日も試合に集中して勝てるようにやっていきたい」と村上。自身のバットで、真夏をさらに熱くする。(森祥太郎)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
59384 0.608
(↑0.004)
-
(-)
42390
(+5)
308
(+2)
53
(+2)
51
(-)
0.243
(-)
2.740
(↑0.01)
2
(-)
広島
55452 0.550
(↓0.006)
5.5
(↓1)
41352
(+3)
360
(+13)
64
(+1)
56
(+2)
0.247
(-)
3.200
(↓0.09)
3
(-)
DeNA
50473 0.515
(↑0.005)
9
(-)
43364
(+5)
350
(+1)
66
(-)
21
(-)
0.250
(-)
3.200
(↑0.02)
4
(-)
巨人
49501 0.495
(↓0.005)
11
(↓1)
43384
(+2)
373
(+5)
122
(+1)
35
(+2)
0.254
(-)
3.590
(-)
5
(-)
ヤクルト
43552 0.439
(↑0.006)
16.5
(-)
43368
(+13)
394
(+3)
84
(+2)
52
(-)
0.239
(↑0.003
3.690
(↑0.01)
6
(-)
中日
38612 0.384
(↓0.004)
22
(↓1)
42297
(+1)
355
(+5)
45
(-)
29
(-)
0.243
(↓0.001)
3.190
(↓0.02)