ソフトバンク(☆11対4★)楽天 =リーグ戦14回戦(2023.08.10)・福岡PayPayドーム=
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楽天
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ソフトバンク
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勝利投手:和田 毅(6勝4敗0S)
敗戦投手:田中 将大(6勝7敗0S)

本塁打
【楽天】フランコ(10号・7回表3ラン)
【ソフトバンク】甲斐 拓也(8号・3回裏ソロ),近藤 健介(17号・6回裏ソロ)

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◆ソフトバンクは3回裏、甲斐のソロと柳田の犠飛で2点を先制する。その後は5回に三森の適時二塁打、6回には近藤のソロと今宮の適時打が飛び出すなど、終わってみれば14安打で11得点を挙げた。投げては、先発・和田が6回途中1失点で今季6勝目。敗れた楽天は、先発・田中将が精彩を欠いた。

◆楽天田中将大のソフトバンク戦は通算19勝6敗。今日勝てば日本ハム戦27勝、オリックス戦20勝に次いで3カード目の20勝到達となる。今季のソフトバンク戦は楽天モバイルの4月14日、東京ドームの6月26日に次いで3度目だが、過去2度とも相手の先発が和田で、田中将が勝利投手だった。ペイペイドームでも、また和田に投げ勝ち、ソフトバンク戦20勝目を挙げられるか。

◆ソフトバンク和田毅投手(42)が、40代での奪三振数が208個に到達し、若林忠志(毎日)の206個を抜いて歴代3位に浮上した。2回に浅村、岡島から空振り三振。4回に浅村から再び空振り三振を奪い、歴代3位に浮上した。歴代1位は工藤公康(西武)の515個、2位は山本昌(中日)の422個となっている。和田は6回途中1失点、4奪三振の好投。パ初となる42歳以上でのシーズン6勝目の権利を得た。

◆/一日遅い誕生日プレゼント??\昨日が30歳のバースデー&双子の娘誕生の喜びを自らのバットで表現近藤健介の2戦連発となる17号ソロHR???#プロ野球(2023/8/10)??ソフトバンク×楽天??Live on DAZN#DAZNプロ野球#sbhawks pic.twitter.com/xnYS7ylYuE

◆楽天田中将大投手が6回途中7安打6失点で7敗目を喫した。3回に甲斐の先制ソロと柳田の左犠飛で2失点。5、6回にも失点を重ね、流れを引き渡した。前回登板の3日オリックス戦では8回1失点で6勝目を挙げていたが、この日は一転。今季はいまだ連勝がない。17登板で5失点以上は6度目。防御率は4・89と好不調がはっきりと出る。「悔しさしかないです」と唇をかんだ。

◆ソフトバンク甲斐拓也捕手がベテラン和田の6勝目をアシストした。0-0の3回に先制の8号ソロ。田中将の高めスライダーを左翼席まで運び、7試合ぶりの1発が決勝点になった。「とにかくチャンスメークと集中しました。大事な先制点を取ることができて良かったです」。和田を6回途中1失点と好リードし、バットでも左腕を盛り立てた。

◆5戦連続1番起用のソフトバンク三森大貴内野手が猛打賞&3得点の大奮闘だ。1-0の3回無死は中前打で出塁。盗塁を決め、内野ゴロの間に三進し、柳田の左犠飛で追加点のホームを踏んだ。5回1死三塁では内角膝元のボール球を捉え、右翼へ適時三塁打。8回にも中前打で今季2度目の3安打をマーク。一時は打率1割台と低迷していたが、2割7分3厘まで上昇。「毎試合、必死にプレーするだけ。勢いを与えられるようにやっていきたい」と頼もしかった。▽ソフトバンク今宮(6回1死一、二塁で中前適時打)「いい流れの中でのチャンスで、思い切っていくだけでした。チャンスを生かすバッティングができて良かったです」

◆1日遅れの"ダブル祝福アーチ"だ。ソフトバンク近藤健介外野手(30)が2戦連発となるチームトップの17号ソロ。3点リードの6回無死、楽天田中将が投じた外角のスプリットを捉え、一直線で左翼テラス席に運んだ。30歳の誕生日を迎えた9日、さらに第2子、第3子となる双子の女児が誕生した。テレビ通話では愛娘2人と"初対面"。「(自分と)似ていた」と笑い、「いい報告ができるようにと思っていた。最高の結果になった」。一夜明け、4戦3発となる会心の祝砲を届けた。1発だけでは終わらない。2点差に迫られた直後の7回無死一、二塁では、左中間を破る適時二塁打。8回には右前打を放ち、今季6度目の猛打賞と打ちまくった。今季63打点は2位柳田、楽天浅村に6差をつけてのリーグトップで、得点圏打率4割2分4厘は両リーグトップだ。「今年、打ったなかでも納得する打撃ができた」と胸を張った。6勝目を挙げた先発和田からは「おめでとう」とウイニングボールを手渡された。ベテラン左腕の粋な計らいに、近藤は「家に帰った時に渡したいなと思います」とお立ち台でにっこり。3児のパパとなったバットマンの姿は、かっこよかった。【佐藤究】

◆ベテラン左腕がダブルの快挙で自力Vの再復活を導いた。ソフトバンク和田毅投手(42)が、楽天打線を6回途中1失点に抑え、2カ月ぶり白星となるチーム単独トップの6勝目。42歳以上でのシーズン6勝はパ・リーグ史上初の快挙だ。40代での奪三振数も208個に到達し、若林忠志(毎日)の206個を抜いて歴代3位に浮上した。首位オリックスが敗れてゲーム差が「9」となり、再び自力優勝の可能性が復活。和田さまさまの会心ナイトになった。和田が元メジャー対決で意地を見せた。8学年下の楽天田中将と今季3度目の投げ合い。過去2戦はともに敗れていた。「田中投手に3回連続で投げ負けるわけにはいかなかったので、気持ちを込めて投げました。そこは意識しました」。6回途中1失点。日米通算196勝の右腕に「三度目の正直」でリベンジ。負けじと日米通算161勝だ。球速は140キロ台後半。スライダーやチェンジアップも織り交ぜ、楽天打線を封じた。4回に4番浅村を空振り三振に仕留め、40代での奪三振数が207個に到達。若林忠志(毎日)の206個を抜いて歴代3位に浮上した。「相手のキーになる選手。抑えるのと打たれるのは大きな違いだった」。次打者の阿部はこの日4個目の三振となる見逃しで奪い、通算208奪三振。「スライダーもコントロールも良かったです。そこはうまく(甲斐)拓也がリードしてくれました」と女房役に感謝した。不惑を超えたベテランには自然と記録がついてくる。白星は6月9日の巨人戦以来、約2カ月ぶりだが、チーム単独トップの6勝目。42歳以上でのシーズン6勝はパ・リーグ史上初で、奪三振と合わせてダブルの快挙を同日達成した。「年も年ですし、同じ成績なら若い子を使うと思う。抜けた結果を出さないといけないと常に思っています。ダメならやめるだけなので」。現状に満足しない危機感が和田を突き動かしている。台風6号の影響で試合が中止となった一夜明け。テンポのいい投球が打線にリズムももたらし、14安打11得点の猛攻に一役買った。首位オリックスが敗れ、ゲーム差は「9」に縮まった。勝利したホークスは再び自力優勝の可能性が復活。藤本博史監督(59)は「1位とはだいぶ離されているけど、まだまだチャンスはある。選手も諦めていない。選手にハッパをかけながらやっていくのは僕らの仕事」と手綱を締めた。可能性がある限り、かつての王者は3年ぶりのリーグ優勝を狙う。松坂世代最後の現役選手が、チームに希望の光をともした。【只松憲】

◆ソフトバンクの甲斐が0―0の三回先頭で田中将から8号ソロを放った。4試合ぶりの安打が豪快なアーチとなり「とにかくチャンスメークと集中した」と息をついた。今季、チームは田中将に2試合計12回をわずか1得点に抑えこまれていた。そんな難敵の高めに浮いたスライダーを見逃さない。打った瞬間に本塁打と分かる打球で左翼席へ放り込んだ。2019年から3年連続で2桁本塁打をマークしていたが、昨季は1本にとどまった。今季途中から引っ張る打撃を意識して長打力が向上。2年ぶりの10本塁打も射程圏内に入ってきた。

◆ソフトバンクが14安打11得点で大勝。三回に甲斐の8号ソロなどで2点を先制し五~七回に各2得点、八回に3点を加えた。和田が六回途中1失点で6月9日以来の白星を挙げ、チームトップの6勝目。楽天は田中将が6失点で7敗目。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
59382 0.608
(↓0.007)
-
(-)
44380
(+1)
314
(+3)
86
(-)
31
(-)
0.257
(↓0.001)
2.960
(-)
2
(-)
ロッテ
50414 0.549
(↑0.005)
6
(↑1)
48346
(+3)
341
(+1)
68
(+1)
53
(+1)
0.237
(-)
3.370
(↑0.03)
3
(-)
ソフトバンク
49462 0.516
(↑0.005)
9
(↑1)
46363
(+11)
342
(+4)
69
(+2)
46
(+2)
0.247
(↑0.002
3.260
(↓0.01)
4
(-)
楽天
47511 0.480
(↓0.005)
12.5
(-)
44352
(+4)
394
(+11)
84
(+1)
71
(-)
0.241
(↓0.001)
3.580
(↓0.06)
5
(-)
西武
44531 0.454
(↓0.004)
15
(-)
45283
(+5)
321
(+6)
64
(+1)
61
(-)
0.233
(↓0.001)
2.920
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
42600 0.412
(↑0.006)
19.5
(↑1)
41333
(+6)
360
(+5)
75
(-)
57
(+1)
0.231
(-)
3.130
(↓0.02)