ロッテ(☆3対1★)オリックス =リーグ戦15回戦(2023.08.10)・ZOZOマリンスタジアム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ORIX
0000000011710
ロッテ
00201000X3701
勝利投手:種市 篤暉(9勝4敗0S)
(セーブ:益田 直也(2勝3敗28S))
敗戦投手:ワゲスパック(3勝6敗2S)

本塁打
【ロッテ】ブロッソー(1号・3回裏2ラン)

  DAZN
チケットぴあ ロッテ戦チケット予約 ORIX戦チケット予約
◆ロッテは3回裏、ブロッソーの来日初本塁打となる2ランで先制に成功する。その後は、5回に1死二塁から藤岡が適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・種市が7回4安打無失点の好投で今季9勝目。敗れたオリックスは、打線が7安打1得点とつながりを欠いた。

◆オリックス茶野篤政外野手(24)に、一瞬ひやりとするアクシデントが起きた。0-0で迎えた3回2死の第2打席。2ストライクからロッテ種市の150キロ直球が、右足を直撃した。茶野はそのまま倒れ込むと、トレーナーとコーチに両脇を抱えられながらベンチ裏へ。誰もが心配そうに待っていたが数分後、茶野は駆け足でグラウンドへ。元気そうに戻ってきた姿に、球場からは拍手が送られた。直後の3回裏も、そのまま左翼の守備に就き、大事には至らなかった様子だ。

◆/幕張の夜空に先制花火??\ついに出た真夏の救世主の一撃ブロッソーの来日初ホームラン??#プロ野球(2023/8/10)??ロッテ×オリックス??Live on DAZN#DAZNプロ野球#chibalotte pic.twitter.com/nJaZ8vkTYk

◆ロッテ新外国人マイク・ブロッソー内野手が来日1号となる先制2ランを放った。3回2死一塁、オリックス・ワゲスパックのツーシームを左翼席へ。今月1日の加入から出場9試合、33打席目での快音に「手応え十分。打った瞬間行ったなと。思い出に残る1発です」と振り返った。

◆オリックスが6試合ぶりに黒星を喫した。7月に先発に回ったワゲスパックが粘投するも、3回に2ランを浴びるなど5回途中6安打3失点で6敗目。それでも、中嶋聡監督は「あのホームランですね。でも、今までの長いイニングを投げていた時とは全く違う、いい内容だったと思います」と次戦につながる兆しを見た。2位ロッテとの直接対決を2勝1敗で終え、4カード連続の勝ち越し。それでも指揮官は「勝ち越したからどうのこうのじゃなく、1つ1つと言っていますからね。明日、しっかりいきたい」と足元を見つめた。

◆5回に勝ち越しの犠飛を放った日本ハム清宮幸太郎内野手は「(4番の)仕事が出来て良かったです」。先発した根本の今季初勝利をアシストする形となった。試合後には新庄監督に監督通算100勝の記念球をプレゼント。「監督になってから試合に出られるようになったし、今年も頑張れているので感謝の思いで。あとは『もっと働きます』という思い」と、2つの意味を込め、成長を誓った。▽日本ハム五十幡(快足を生かした三塁打にバント安打2本でチャンスメーク)「1本目(のバントヒット)はサインで、2本目は自分で考えた。3人で終わらないよう、なんとか塁に出て追加点を取れたら大きいと思ったので」

◆プロ初の中5日で先発したロッテ種市篤暉投手(24)が、7回4安打無失点で自己最多の9勝目マーク。チームの連敗を4で止めた。力強い直球を軸に4者連続を含む7奪三振。今季123奪三振で単独2位に浮上し、1位の同僚・佐々木朗まであと「7」に接近。首位オリックスとの3連戦で一矢報いる力投に、「何とか(連敗を)止めることが出来て良かった。中5日だったので、7回投げ切れて良かったです」と振り返った。不安はなかった。佐々木朗が離脱し、台所事情も苦しい8月。吉井監督から「中5日」を打診された際も、「シーズン序盤より体も慣れて、肘肩の不安も全くないので。行かせてくださいと」と本拠地のマウンドへ上がった。得意の直球に加えてツーシームやスライダーを効果的に織り交ぜ、95球の0封に「いずれ中5日で回ってみたいと思っていた。中5日でいける自信にもなれたのでよかったです」とうなずいた。7月20日の球宴第2戦の試合前には、中5日、中4日を日常とするDeNAバウアーとも話した。アドバイスの詳細こそ明かさなかったが、「やっぱり基本的な部分だと思います。睡眠、食事とかそっち系です」と、投球以外のコンディション面の重要さを学んだ。疲れの出てくるこの時期でも「まったく問題なくきています。体はばっちりです」。これからもチームのためにフル回転を続けていく。【鈴木正章】▽ロッテ吉井監督(種市の好投に)「種市はメジャーに憧れてるので中5、中4で投げたい子ですね。朗希と並んで、種市と小島にはチームを引っ張って行って欲しいと思ってるので、本当に良かったです」

◆幕張の夜空に〝先制花火〟を打ち上げた。8月1日に加入したロッテの助っ人、マイク・ブロッソー内野手(29)が三回、来日1号となる先制2ラン。ロッテの選手が本塁打を打った際の演出で打ち上げられる花火をバックに悠々とダイヤモンドを一周した。「種市投手が先発として頑張ってくれていたし、この試合は先制点が重要だと思っていたので、先に点が取れて良かった。ボールをしっかり捉えて、来日初ホームランを打てたことをうれしく思います」「3番・三塁」で先発出場。出場9試合目で初めてクリーンアップに名を連ねると、早速結果を残した。三回2死一塁でワゲスパックが投じた真ん中高めのツーシームをコンパクトにたたき、左翼席に運んだ。来日33打席目で豪快な一発。米大リーグ通算26本塁打の実力を発揮し、チームを勢いづけた。8月1日の入団会見で好きなすしのネタを聞かれ、「マグロ、サーモン...。なんでも好き。今一番楽しみなのは牛タンを食べに行くこと」と日本食に興味を示していた助っ人。仙台遠征では念願の牛タンを堪能したものの、「まだまだ野球に専念しているので、食の文化は勉強できていない」と、現在は日本の「食」よりも、日本の野球に順応することに必死。勤勉な性格が3試合連続安打につながっている。試合前の時点で8月は8試合で2勝6敗。ブロッソーが苦しむチームの救世主になる。(武田千怜)

◆オリックス・山崎福也投手(30)が11日の楽天戦(楽天モバ)に先発。一足先に仙台へと向かった。ここまで自己最多タイの8勝(2敗)を挙げ、キャリアハイの9勝が目前に迫った。広報を通じ、「チームもいい雰囲気で来ていますので、いつも通り自分のピッチングをする事だけ考えて、投げていきます」と談話を残した。今季初の球場にも「マウンドや球場の確認もしっかりしていきたいと思います」と準備に余念はなかった。

◆ロッテが連敗を4で止めた。三回にブロッソーの来日初本塁打となる2ランで先制し、五回に藤岡の適時打で加点。種市は7回を4安打無失点7奪三振の好投で自己最多の9勝目を挙げた。オリックスは連勝が4でストップ。

◆気迫のこもった95球でチームを救った。ロッテ・種市篤暉投手(24)がプロ入り後初めて中5日で先発し、7回4安打無失点で自己最多の9勝目をマーク。チームの連敗を4で止め、滴る汗を笑顔で拭った。「(同一カード3連戦)3連敗をなんとか阻止できてよかった」オリックスに連敗して迎えた3戦目。エース格の佐々木朗が7月下旬に左脇腹の肉離れで戦線離脱し、先発陣の台所事情が苦しい中、吉井監督は「(この3連戦で)誰か一人、強い投手を」と、2020年9月に右肘の手術を受け、今季本格復帰した種市に中5日での登板を相談した。7年目の右腕は「肘、肩の不安も全くなく、体の状態がすごくいいので行かせてください」と快諾してマウンドへ。「誰からとは言えないが、2日前に教えてもらった」というツーシームを効果的に使い、「真っすぐを待っている打者を打ち損じさせられた」と笑顔を見せた。チームトップの9勝目を挙げた種市について、指揮官は「勝負根性のある子。なんとかチームを勝たせようと一生懸命やった結果かな」と目を細めた。「まずは2桁勝利を目指していく」。24歳がチームを支える。(武田千怜)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
59382 0.608
(↓0.007)
-
(-)
44380
(+1)
314
(+3)
86
(-)
31
(-)
0.257
(↓0.001)
2.960
(-)
2
(-)
ロッテ
50414 0.549
(↑0.005)
6
(↑1)
48346
(+3)
341
(+1)
68
(+1)
53
(+1)
0.237
(-)
3.370
(↑0.03)
3
(-)
ソフトバンク
49462 0.516
(↑0.005)
9
(↑1)
46363
(+11)
342
(+4)
69
(+2)
46
(+2)
0.247
(↑0.002)
3.260
(↓0.01)
4
(-)
楽天
47511 0.480
(↓0.005)
12.5
(-)
44352
(+4)
394
(+11)
84
(+1)
71
(-)
0.241
(↓0.001)
3.580
(↓0.06)
5
(-)
西武
44531 0.454
(↓0.004)
15
(-)
45283
(+5)
321
(+6)
64
(+1)
61
(-)
0.233
(↓0.001)
2.920
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
42600 0.412
(↑0.006)
19.5
(↑1)
41333
(+6)
360
(+5)
75
(-)
57
(+1)
0.231
(-)
3.130
(↓0.02)