1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 | 5 | 9 | 1 | 1 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 | 1 |
勝利投手:加治屋 蓮(1勝2敗1S) (セーブ:岩崎 優(3勝1敗22S)) 敗戦投手:ビーディ(0勝6敗1S) 本塁打 |
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◆阪神は1点を追う8回表、中野にソロが飛び出し同点とする。そのまま試合は延長戦に突入し迎えた11回、木浪の適時二塁打などで3点の勝ち越しに成功した。投げては、5番手・加治屋が今季初勝利。敗れた巨人は、9回に一打サヨナラの好機をつくるも、あと1本が出なかった。
◆前夜にバットが捕手マスクに直撃した巨人大城卓三捕手(30)が、9日の試合前練習に姿を現した。小林誠司、岸田行倫と捕手練習で汗を流し、試合に向けて準備。患部に腫れこそあるものの「大丈夫」と話した。前日8日の阪神15回戦(東京ドーム)で、5回に打者・佐藤輝が空振りしフォロースルーしたバットがマスクに直撃。そのまま出場したが7回の守備から退いた。試合後に原辰徳監督は「かなり腫れていたので。大事に至らないことを願うということですね」と説明していた。
◆巨人坂本勇人内野手(34)が試合前練習で、グラウンドに姿を見せなかった。前日8日の阪神15回戦で、5点ビハインドの3回1死一塁の打席で代打中山が送られていた。遊撃の守備の際、6月に肉離れで痛め約1カ月離脱した右太もも裏を気にするしぐさを見せており、試合後に原辰徳監督は「大事には至らないとは思うんですが、今日に関しては最善の策を、というところ」と説明。この日は治療に専念したとみられ、出場選手登録は抹消されず、状態を見極めていくことになりそうだ。バックアップとして北村拓己内野手(27)が登録された。
◆阪神佐藤輝明内野手(24)が、「6番三塁」に打順を下げた。6番での出場は7月16日の中日戦以来17試合ぶり。前日8日の巨人戦では2三振を含む5打数無安打に終わっていた。5番には状態が上向きのシェルドン・ノイジー外野手(28)が入った。
◆巨人坂本勇人内野手(34)がベンチ入りメンバーに名を連ねた。試合前練習はグラウンドに姿を見せていなかった。前日8日阪神戦では5点を追う3回1死一塁の場面では代打を送られ、交代していた。遊撃守備では肉離れで1カ月戦線離脱した右太もも裏を気にするしぐさを見せていた。
◆2勝目を狙う阪神先発のジェレミー・ビーズリー投手(27)が、打席でも奮闘した。2回2死一、三塁。巨人グリフィンに2球で追い込まれたが、そこからファウルで2球粘った。懸命に食らいつく姿に岡田監督も感心していた様子だった。結果は空振り三振。来日初安打で先制打とはならなかったが、気持ちを切り替えてマウンドへ向かった。
◆スケートボード・ストリート男子の21年東京五輪金メダリスト堀米雄斗(24=MIXI)が、始球式でノーバン投球を披露した。背番号7にYUTOと書かれたユニホームを着用。ダイナミックな投球フォームから、ノーバウンドで捕手まで届かせた。「すごく緊張しましたが、ちゃんと投げることができてよかったです。練習ではうまくいくか不安でしたが、本番では届いてホッとしました。100点をつけたいと思います。また機会があれば、もっと速いボールを投げるのを目指したいです」と上々の手応えを口にした。同戦はオフィシャルパートナーであるナイキの冠試合「MOVE TYO」として開催。ナイキと契約する世界トップスケーターが伝統の一戦を盛り上げた。
◆阪神ジェレミー・ビーズリー投手(27)が"怠慢走塁"に助けられた。5回1死、巨人ブリンソンに中堅フェンス上部に直撃する大飛球を打たれた。ただ、この当たりを本塁打と思ったのか、ブリンソンは全力疾走しなかった。打球を処理した中堅近本は素早く返球し、二塁へ進塁させなかった。その後、2死一塁から8番中山に左前打を許し、ブリンソンは三塁へ進塁。ブリンソンの打席が二塁打なら本塁生還の可能性もあっただけに、救われた形となった。その後、9番投手のグリフィンを抑え、無失点で切り抜けた。
◆阪神ジェレミー・ビーズリー投手(27)が5回3安打無失点、7奪三振と力投した。2回に巨人先頭の岡本和に左翼線への安打を打たれるも、奪三振を連発。4回までは三塁を1度も踏ませなかった。5回に2死一、三塁のピンチを背負ったが、グリフィンを空振り三振に仕留めた。右腕は力強い直球と変化球を織り交ぜながら強力打線をねじ伏せた。だが、岡田監督は6回に2番手で桐敷拓馬投手(24)を投入。助っ人が力投したが、打線は5回まで巨人グリフィンに無得点と援護がなく、2勝目はおあずけとなった。
◆打線の勢い止まらん!阪神梅野隆太郎捕手(32)が先制適時打を放ち、チーム6試合連続先制点を奪った。0-0で迎えた7回。1死からノイジーが四球出塁。さらに、佐藤輝が右前打でつないだ1死一、二塁。梅野が先発グリフィンの直球を捉え、左前にタイムリー。しびれる展開が続く「伝統の一戦」第2ラウンドで、ついに均衡を破った。
◆/代走起用が大成功\しぶとくレフトへ梅野隆太郎が先制タイムリー?プロ野球(2023/8/9)??巨人×阪神??Live on DAZN#DAZNプロ野球#hanshin pic.twitter.com/9PWLhqVVEi
◆/かっこよすぎる\確信歩きからの笑顔爆発中田翔が逆転2ラン?プロ野球(2023/8/9)??巨人×阪神??Live on DAZN#DAZNプロ野球#giants pic.twitter.com/efFuP0GvTb
◆巨人中田翔内野手(34)が、一振りで試合をひっくり返した。1点を追う7回2死、ブリンソンの飛球を阪神島田が落球して2死二塁で巡ってきたチャンスに代打で登場。阪神桐敷の2球目146キロ直球を振り抜いた。打球は左中間席に飛び込む逆転の13号2ラン。起死回生の一打を豪快に決めた。中田翔は打った瞬間、柵越えを確信。ベンチに戻ると満面の笑みを浮かべてナインとハイタッチし、「無心で思いきっていきました。最高の結果になってよかったです」と喜んだ。7回1失点の投球を終えてベンチに座っていたグリフィンに白星の権利をプレゼントし、力強く抱擁を交わした。6日の広島戦(マツダスタジアム)では故郷の広島で通算300号本塁打を放っており、2試合ぶりの通算301号となった。【本塁打詳細】角度=23度打球速度=166キロ飛距離=122メートル
◆敵地東京ドームで悪夢が起こった。途中出場した阪神島田海吏外野手(27)の痛恨の落球で相手にチャンスを与え、直後に逆転を許した。1点リードの7回2死でのブリンソンの打席。打球が左中間方向に飛び、中堅手近本と左翼手島田が交錯。島田が捕球する形となったが、打球がグラブに収まらずポトリ。ブリンソンもすかさず、二塁へ激走した。悪い流れは止まらなかった。続く門脇の打席に代打中田が投入され、その2球目だった。2番手桐敷の直球を完璧に捉えられ、無情にも左中間へ逆転2ランを打たれた。ベンチの岡田彰布監督も厳しい表情をあらわにしていた。
◆阪神中野拓夢内野手(27)が同点の2号ソロを放った。1点ビハインドの8回2死から巨人鈴木康の変化球を右翼席へ放り込んだ。「とにかく出塁して後ろにつなぐことだけを考えていました。流れが良くない中での打席でしたが、最高の結果になってよかったです」と試合中にコメントした。7回に島田の失策から逆転2ランを浴びた直後に、飛び出したチームを救う1発。背番号51が試合を振り出しに戻した。
◆/簡単には終わらない\これが伝統の一戦中野拓夢が同点アーチ?プロ野球(2023/8/9)??巨人×阪神??Live on DAZN#DAZNプロ野球#hanshin pic.twitter.com/pzm52tN5HN
◆併殺打の少ない男が...。阪神が延長10回、強攻策で好機を逃した。無死一塁で打者は1番近本。今季ここまで併殺打がわずか3つだったリードオフマンは、二塁へのゴロで「4-6-3」のゲッツーに倒れた。俊足の近本でもゲッツー崩れとはならず、勝ち越し機を逃した。
◆阪神島田海吏外野手(27)が、ミスを取り返せなかった。8回2死一、二塁で空振り三振。勝ち越しの機会を逃した。直前の7回裏には2死から左中間への飛球を落球。まさかの失策で、直後の代打中田の逆転2ランにつながっていた。8回表に中野の2号ソロで同点に追いついたものの、絶好の挽回チャンスをものにできなかった。
◆巨人が44試合を残して自力優勝が消滅した。首位阪神に2連敗を喫し、10ゲーム差に引き離された。2-2の延長11回に3失点した。5番手のビーディが誤算。1死満塁から梅野の中ゴロで1点を勝ち越されると、さらに2死一、二塁から木浪に左中間への2点適時二塁打を浴び、リードを広げられた。1点を追う7回には中田翔の通算301号となる13号の2ランで一時は逆転に成功した。しかし、8回に中野に同点ソロを浴び、逃げ切れなかった。延長戦に持ち込まれ、阪神の勢いにのみ込まれた。貯金を吐き出し、再び勝率5割に逆戻り。これで今季阪神には4勝11敗1分け。ますます虎の背中が遠のいた。
◆/センターゴロでも\梅野隆太郎が勝ち越し打三塁はフォースアウト?プロ野球(2023/8/9)??巨人×阪神??Live on DAZN#DAZNプロ野球#hanshin pic.twitter.com/by5mPVKUfV
◆巨人坂本勇人内野手(34)が代打で出場した。3点を追う11回2死一塁で大城卓に代わって登場。カウント1-2から阪神岩崎の142キロ直球をフルスイングするも、空振り三振に倒れた。前日8日阪神戦では守備の際、6月に肉離れで約1カ月離脱していた右太もも裏を気にするそぶりを見せ、途中交代で退いていた。試合前練習ではグラウンドに姿を見せず調整。出場選手登録の抹消はせず、ベンチ入りしていた。
◆阪神が接戦を制し、今季3度目の6連勝を決めた。「伝統の一戦」に連勝し、今季巨人の自力優勝の可能性を消滅させた。夏の「長期ロード」で6連勝は15年以来、8年ぶり。同期間中は今季ここまで、7勝1敗と無類の強さを発揮している。これで5カード連続勝ち越し。今季100試合目の節目のゲームに勝利し、58勝38敗4分けで、貯金を今季最多の「20」とした。2-2で同点の延長11回。1死満塁から梅野が中前に運び、勝ち越しに成功(記録は中ゴロ)。さらに木浪が2点二塁打で続き、一挙3得点で突き放した。接戦だった。両軍無得点の7回1死からノイジーが四球で出塁。すかさず岡田監督は代走島田を送り込んだ。6番に降格した佐藤輝が右前打でチャンス拡大。1死一、二塁から、7番梅野が値千金の左前適時打を放ち、先制の成功した。ただ、7回に試練が待っていた。2番手桐敷が簡単に2死をとったが、ここからだった。6番ブリンソンの左中間への飛球を、中堅近本と代走から途中出場した左翼島田の2人が追った。最終的には、ともにグラブを出し、島田が落球。3者凡退で終わるところが、まさかの失策で走者を許した。2死一塁。続く代打中田翔への2球目、146キロを強振され、打球は左中間スタンドへ。13号2ランで逆転をひっくり返された。仲間のミスをすぐさまカバーした。8回2死、巨人2番手の鈴木康から2番中野が右翼席へ同点アーチ。今季2号ソロで試合を振り出しに戻した。先発ビーズリーは5回無失点。3回から4回2死まで5者連続三振を奪うなど、7奪三振無失点と好投した。中5日で臨んだマウンド。球数は68球だったが、6回からは2番手桐敷にスイッチした。助っ人が完璧な投球で投手戦を演出した。8月9日「野球の日」にふさわしい劇勝だった。
◆阪神島田海吏外野手(27)が試合後に号泣した。「ほんとに...しょうもないミスをしてしまったのをみんながカバーしてくれたんで、僕はもうみんなに感謝しかないです」と、涙を流しながら取材陣に応じた。試練は7回に待っていた。2番手桐敷が簡単に2死をとったが、ここからだった。6番ブリンソンの左中間への飛球を、中堅近本と代走から途中出場した左翼島田の2人が追った。最終的には、ともにグラブを出し、島田が落球。3者凡退で終わるところが、まさかの失策で走者を許した。2死二塁。続く代打中田翔への2球目だった。146キロを強振され、打球は左中間スタンドへ。13号2ランで試合をひっくり返された。「一瞬でも近本さんを見る余裕がなくて...。それでいけると思って、ああいう形になってしまった。ああなっても捕りきることができれば、ああいうことにはならなかったと思うし。球際の弱さと、近本さんを見る余裕があれば防げたかなと思います」と猛省した。チームは逆転勝利。仲間への感謝が尽きなかった。
◆巨人原辰徳監督(65)が、先制のチャンスを不意にした走塁ミスに、自らざんげを口にした。0-0の5回、ブリンソンが中越えへの大きな当たりに自ら本塁打と確信歩き。わずか数十センチ届かずフェンスに直撃すると、慌てて走り出したがシングル安打にとどまった。今季走塁ミスを何度も重ね、いっこうに改善が見られないブリンソン。原監督は「申し訳ないね。我々の指導不足だね。野球を志す少年たちにも、すべての野球人に対して私自身の指導不足ということですね。非常に恥ずかしいプレーでした」と声を絞り出した。1点を追う7回には中田翔が、一時勝ち越しとなる13号逆転2ランを放った。しかし8回に中野に同点ソロを浴び、持ち込まれた延長戦で、競り負けた。同点の延長11回に3失点を喫し、敗れたチームは44試合を残して自力優勝が消滅。首位阪神に2連敗を喫し、10ゲーム差に引き離された。貯金を吐き出し、再び勝率5割に逆戻り。これで今季阪神には4勝11敗1分け。虎の背中が大きく遠のいた。
◆阪神が延長11回に3点を奪い、今季3度目の6連勝を決めた。「伝統の一戦」に連勝し、今季巨人の自力優勝の可能性を消滅させた。これで5カード連続勝ち越し。貯金を今季最多の「20」とした。試合後の岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。(テレビ)-延長戦を制した「変なゲーム言うたら、おかしいですけど。すんなりいってたらよかったですけど。9回でね」ー8回にチームを救ったのは中野のホームランでした「やっぱり嫌な流れでね、エラーからの失点だったんで。まあ、だから、ここの球場はね、(中野が)一番ホームランの可能性がね、ない選手だったかもわからないけど、ほんとに千金のホームランだったですね」-梅野、木浪と下位打線の2人が勝負強さをみせた「調子あがってきているんで。梅野もね。まあ、だからチャンスのときに結構、いい打点をあげているというかね。うん。なかなか、いい仕事をしてますよ。下位打線がね」-先発ビーズリーが5回無失点と好投「中5日でね、子どもとか生まれて病院とか行って、月曜日来る予定がちょっと退院とかで遅れたんだけど。今日はもう3回でいいと思って、3回で桐敷に替えようと思ってたんだけど。まさか5回まであんなピッチングすると思ってなかったんで。でも、今度ちょっと1回間隔開けますけど、当然、戦力として、ローテーションのピッチャーとして力あると思いますね」-明日(10日)の巨人先発は戸郷「いやいや、こっちも才木なんでね。才木久しぶりなんでね。いい投手戦になるんじゃないですか」(囲み)-嫌な流れからはね返した「中野のホームラン大きかったなあ。まあ、1点やったら何とかやりそうやったけどな、まあでも嫌な点のな。まあ、こっちもピッチャー、あっこから用意してなかった。もう桐敷最後まで行かす予定やったからな、4イニング、他のピッチャー使わんと、2人で今日は行く予定やったけどな」 -島田は声の連係か。「何? 声の連係て」-落球は、イージーミスというか「いや、イージーミスてお前、そら、その連係なってなかったんやろ? 久しぶりで。もうそれだけのことやろ? 別にええやんか(笑)。勝ったんやから、お前。そんな何も責める何もないわ、そんなもん」-連勝中はミスがあっても誰かがカバーしている「まあ、外野のな声というか、そんなんで、そら声出しのな、あれ(失策)になったんだとは思うけど、そんなんは別にお前、『どうやった? 』って聞くような問題じゃないやん。あんなん当事者が一番分かってるから別にええやん。こっちが言う必要ないよ」-同点以降もリリーフ陣が踏ん張った「そうやな。やっぱりケラーがちょっと使えるから、それが大きいわな。ほかがいない中でな、おーん」-今日もケラーはクリーンアップの打順で「そうやなあ。ちょうどええとこやったしな。言うてた通りやったからな(笑い)」-中野は初回はバント失敗で送れず「バントなあ。バント、あんまうまないよな。あんまりさせてないから、うまなれへんかもわからんけど」-それでも、8回にホームランで「まあ、それはバント失敗よりもホームランの方が価値あると思うよ。試合の流れから言うて、一番、価値あるホームランよ。今日はなあ。追いついたいうのがな。まあ、後ろのな、ブルペン陣やったら、何となくいけそうな感じはしたからな、そらな」-最後は木浪がだめ押し「おん、打っただけやんか」
◆阪神がミスをカバーし、今季3度目の6連勝を決めた。7回、左翼の島田海吏外野手が左中間への飛球を落球する失策。直後、一時逆転となる2ランを中田翔に許していた。「ほんとに...しょうもないミスをしてしまったのをみんながカバーしてくれたんで、僕はもうみんなに感謝しかないです」と、涙を流しながら取材陣に応じた。岡田監督は「お前、そら、連係なってなかったんやろ? 久しぶりで。もうほれだけのことやろ? 別にええやんか(笑い)。勝ったんやから、お前。そんな何も責める何もないわ、そんなもん」とあっけらかんと回答。「外野のな、声というか、そんなんで、そら声出しのな、あれになったんだとは思うけど。そんなんは別にお前、どうやった? って聞くような問題じゃないやん。あんなん当事者が一番分かってるから別にええやん。こっちが言う必要ないよ」とおとがめなしだった。
◆阪神島田海吏外野手(27)が試合後に号泣した。7回に左中間への飛球を落球する失策。直後、一時逆転となる2ランを中田翔に許していた。「ほんとに...しょうもないミスをしてしまったのをみんながカバーしてくれたんで、僕はもうみんなに感謝しかないです」と、涙を流しながら取材陣に応じた。「球際の弱さと、近本さんを見る余裕があれば防げたかなと思います」と猛省。チームは逆転勝利し、仲間への感謝が尽きなかった。岡田監督は「連係なってなかったんやろ? 久しぶりで。それだけのことやろ? 別にええやんか(笑い)。勝ったんやから。責めるも何もないわ、そんなもん」とあっけらかん。「どうやった? って聞くような問題じゃないやん。当事者が一番分かってるから別にええやん。こっちが言う必要ないよ」とおとがめなしだった。
◆岡田阪神が原巨人に引導を渡した。延長11回に梅野隆太郎捕手(32)が中前に運び、勝ち越しに成功(記録は中ゴロ)。今季3度目の6連勝で巨人に10ゲーム差をつけ、自力優勝の可能性を消滅させた。今季100試合目の節目のゲームに競り勝ち、貯金を今季最多の「20」とした。梅野が執念の"中ゴロ"で勝利を呼び込んだ。2-2で迎えた延長11回1死満塁。巨人ビーディの直球をフルスイングし、詰まりながらも中前に運んだ。二走・島田が三塁でアウトになったため、記録は中ゴロとなったが、勝ち越しに成功。続く木浪も2点二塁打を放ち、巨人の自力優勝の可能性を消すV打になった。「初球からどういう結果であろうとスイングしようと思った。みんながつないだチャンスを生かしたかった。延長で最高の仕事ができたかなと思います」これで復刻ユニホームでの試合は今季5連勝。「伝統の一戦」での勝負強さは敵地でも続いた。先制打も梅野だった。7回1死一、二塁で先発グリフィンの直球を左前適時打。「しっかり準備をして積極的にスイングした結果が、いい結果につながったと思います」。今季長期ロードでは、出場した5試合中4試合で打点を稼いでおり、チャンスの場面でチームに貢献している。開幕前からチャンスで打つという強い思いで臨んでいた。岡田監督は7番での起用を明言。梅野は下位打線の役割を理解していた。「岡田監督はチャンスで打ってくれる打者を期待していると思う。チャンスメーク、つなぐ、いろんな役割をどんな仕事でもしっかりやっていく」。泥くさく、全力で献身する気持ちがこの日の打球に乗り移った。守備でも奮闘した。先発ビーズリーを5回無失点と好リードすると、続く5人の中継ぎ投手陣を巧みに引っ張った。「本当にみんなが頑張ってナイスゲームだった。みんなでカバーし合えたゲームかなと思います」。攻守で奮闘した梅野に岡田監督も「チャンスの時にすごく打点をあげてくれて、なかなかいい仕事をしているよ」とたたえた。チームは破竹の6連勝。2位広島とのゲーム差も4・5へと広げ、貯金も今季最多20へと更新した。長期ロード期間中での6連勝は15年以来8年ぶりだ。ヒーローインタビューでは最後まで声援を送る虎党へ感謝の気持ちを伝えた。「延長まで残ってくれることは選手としては、ほんとにうれしい。明日も盛り上げていきたいです!」。宿敵を蹴落とし、さあ、アレへ突っ走る。【三宅ひとみ】阪神が今季100試合を消化し、2位に4・5差をつけた。セ・リーグでシーズン100試合時点で2位に4・5差以上の首位チームは過去40球団あり、うち38球団がそのまま優勝。もっともV逸の2チームはいずれも阪神で、56年4・5差、08年は8差をそれぞれ逆転された。今季はこのまま逃げ切りたい。■木浪続いた2点二塁打阪神木浪も巨人打線に牙をむいた。勝ち越した直後の11回2死一、二塁で右腕ビーディの変化球をフルスイング。前進守備の外野手の頭上を越える左中間越え二塁打で走者を一掃した。下位打線でも抜かりなく、トドメを刺した。「ミスしても勝てば、全然問題ないと思っています。梅野さんが打ってくれて楽になった。本当に食らいついてよかった」とほっとした表情を浮かべた。
◆仲間を、チームを救った! 阪神中野拓夢内野手(27)が、同点の2号ソロで延長11回の勝ち越し劇につなげた。逆転され、1点ビハインドになった直後の8回2死。巨人鈴木康の136キロを右翼席へ運んだ。「(本塁打は)狙ってないです」と自然体で4月30日ヤクルト戦以来、自身3カ月以上ぶりのアーチを生み出した。「とにかく出塁して後ろにつなぐことだけを考えて。流れが良くない中での打席でしたが、最高の結果になってよかったです」流れが良くない-。試練は7回に待っていた。2番手桐敷が簡単に2死をとったが、ここからだった。6番ブリンソンの左中間への飛球を、中堅近本と途中出場の左翼島田の2人が追った。最終的に、ともにグラブを出して島田が落球。3者凡退で終わるところが、まさかの失策で走者を許した。2死二塁。続く代打中田翔への2球目、146キロを強振され打球は左中間スタンドへ。13号2ランで試合をひっくり返された。ミスから、最悪な流れになっていた。だからこそ、価値ある1発だ。岡田監督も「エラーからの失点だったんで、千金のホームランやった。試合の流れから言うて、一番、価値あるホームランよ」とたたえた。ダイヤモンドを1周した背番号51は、失策を犯した島田にハイタッチ。三塁側ベンチには笑顔が戻った。「自分自身も驚いているけど、ああいう結果になってよかった。あのままズルズルいってしまうと、負けてしまっていたかなと思うので、なんとか雰囲気を変えられてよかった」言葉通り、ミスで負けていてもおかしくないゲーム。一振りで流れを引き戻し、6連勝&今季最多の貯金20に導いた。ミスを一丸で帳消しにした1勝の価値は大きい。【中野椋】■輝6番降格で奮起打阪神佐藤輝が打順降格に奮起した。17試合ぶりに打順を1つ下げ「6番三塁」で出場。2回1死ではグリフィンの変化球をたたき、右中間を破る二塁打をマーク。7回1死一塁からは右前打を放ち、直後の梅野の先制打につなげた。連日の接戦をモノにしただけに「負けそうになっても誰かが打ったり、いいプレーをして、チームでいい野球ができてるんじゃないかなと思います」と胸を張った。■大山猛打賞で100安打阪神4番大山が延長11回、決勝打を呼び込む一打を放った。無死一塁でビーディから右前打。チャンスを拡大し、梅野と木浪の殊勲打につなげた。この日は5打数3安打。8回の一打で今季100安打にも到達した。「どんな内容であれ勝つことが大事。そういう時期にきてるので、いろいろあったけど、勝ったことが一番だと思いますし、勝ちきれたのはチームとしてもすごく大きい」とうなずいた。■近本14試合連続ヒット阪神近本が今季の自己最長をさらに更新する14試合連続安打を決めた。初回、巨人グリフィンから中前への「ポテンヒット」で出塁。右肋骨(ろっこつ)骨折から復帰後、最初の2戦は無安打だったが、7月25日巨人戦から安打を放ち続けている。守備面では7回、左中間への飛球に左翼島田と連係が取れず、ともにグラブを出し島田が落球。直後に中田翔の2ランが飛び出した。
◆阪神の先発ビーズリーが5回3安打無失点、計7奪三振と好投した。150キロ台の直球と宝刀スイーパーを軸に巨人打線を翻弄(ほんろう)。3回先頭中山から立て続けに三振を奪取。内角へ鋭く切れ込むスイーパーで空振り三振に仕留めた4回の秋広まで、5者連続の奪三振ショーを繰り広げた。来日2勝目はお預けとなったが、敵地で持ち味をいかんなく発揮した。「バックもナイスプレーが多かったし、梅野さんもうまくリードしてくれたおかげで、なんとか0点で(中継ぎに)バトンを渡すことができてよかったね」今月1日に誕生したばかりの長男ウェスリーくんと夫人のサポートのため、1軍合流が予定より遅れたこともあり、岡田監督は「今日はもう3回でいいと思ってたけど、まさか5回まであんなピッチングをするとは思ってなかった」と目を丸くした。来日初勝利を挙げた前回3日の中日戦に続き、中5日で好投した右腕に「ちょっと1回間隔空けるけど、当然戦力、ローテーションのピッチャーとしての力があると思う」と評価。チャンスを再び自らの手でつかみ取った。ファームでは体調不良で離脱した大竹、再調整中の西勇らも控える。助っ人右腕の奮闘により、先発投手陣の層はさらに厚みを増した。家族のためにも、異国の地で快投を連発していく。【古財稜明】■島本安定の6戦連続0封阪神島本が緊迫した場面での1イニングを無安打無失点に抑えた。2-2の8回から登板。巨人代打の長野を変化球で遊ゴロに仕留めると、続く吉川を一ゴロ。最後は梶谷を136キロフォークで空振り三振と失点を許さなかった。これで6試合連続無失点で防御率は1・89。6ホールド目も挙げた。連日、勝ちパターンとしてブルペンの一角を担う左腕の安定感が光る。■ケラーも安定8ホールド阪神ケラーが1回を無安打無失点で抑え、8ホールド目を挙げた。2-2の9回に4番手で登板。巨人先頭のオコエを154キロ直球で空振り三振。岡本和の四球とブリンソンへの故意四球で2死一、二塁としたが、北村拓を左飛に仕留めて延長戦にこぎつけた。岡田監督は「やっぱりケラーがちょっと使えるから、それが大きいわな。他がいない中でな」と力投を続ける助っ人をたたえた。■岩崎6戦連続セーブ阪神守護神岩崎が6試合連続セーブとなる22セーブ目を挙げた。3点リードの延長11回に登板。先頭の代打岸田に中前打を許したが、オコエを見逃し三振、岡本和は捕邪飛に打ち取り、最後は代打坂本を外角高めの直球で空振り三振に斬り、ゲームを締めた。8回以降は中継ぎ陣が無失点でつなぎ「よかったですね。こういう試合を増やしたいですね」とニンマリ。7日の休日を挟んだ3連投もおかまいなし。連続無失点試合を16まで伸ばした。
◆8日の阪神戦で途中交代した巨人・坂本勇人内野手(34)は試合前練習でグラウンドに姿を見せなかった。ただ、出場選手登録は抹消されなかった。北村拓己内野手(27)が登録された。7月28日に右太もも裏肉離れから復帰した坂本は、8月8日に「2番・遊撃」で出場したが、三回の守備中に右太もも裏を気にする仕草を見せ、ベンチに戻ってトレーナーらと相談。その裏に代打を送られた。原監督は試合後「大事に至らないとは思うんですが、今日に関しては最善の策を取った」と説明していただけに、離脱するほどの異変ではなかったとみられる。17年目の正遊撃手は、6月23日の走塁中に右太もも裏を肉離れし、約1カ月後に実戦復帰。2軍戦2試合の出場を経て1軍に戻り、好調のバットでチームを引っ張っている。
◆両軍のスターティングメンバーを発表。阪神は「5番・左翼」でシェルドン・ノイジー外野手(28)、「6番・三塁」に佐藤輝明内野手(24)と打順を入れ替えた。助っ人がクリーンアップで先発するのは3番に座った7月23日のヤクルト戦(神宮)以来。直近5試合で打率・381(21打数8安打)と好調で、相手先発のグリフィンからは7月26日の一戦(甲子園)で先制の2点二塁打を放っている。阪神先発のジェレミー・ビーズリー投手(27)は前回登板した3日の中日戦(バンテリンドーム)で5回2/3を投げ4安打1失点。うれしい来日初勝利をマークした。勢いそのままに自身2勝目、チームを6連勝に導く。
◆スケートボード男子ストリートで2021年東京五輪金メダルの堀米雄斗(24、MIXI)が始球式に登場し、見事なワンバウンド投球を披露した。この日は巨人のオフィシャルパートナー、NIKEの冠試合「MOVE TYO」として開催。同社と契約する世界的スケーターは、背番号7が入った巨人のユニホームを着て投球。捕手役の大城卓と握手を交わして退場した。堀米は昨年6月には、米国のエンゼルスタジアムで行われたエンゼルス―マリナーズでも始球式を務めた。
◆阪神の先発、ジェレミー・ビーズリー投手(27)が序盤に抜群の内容をみせた。一回は先頭の吉川を左飛、梶谷は二塁・中野の好守で二ゴロに仕留めると、秋広も左飛に抑え、三者凡退の立ち上がり。二回先頭の岡本和に左前打を浴びたが慌てない。大城卓は犠打で1死二塁。ここからブリンソンを3球で三振に斬ると、門脇は1球で捕邪飛に抑えた。三回は3者連続三振と圧巻の投球。テンポのいい投球で巨人打線を翻弄している。
◆阪神の先発、ジェレミー・ビーズリー投手(27)は5回3安打無失点でマウンドを降りた。得意のカットボールを軸に、カウントを整えると決め球に大きく変化するスライダーを駆使し巨人打線を翻弄する。三回先頭の中山からは5者連続三振と圧巻。五回に2死二、三塁のピンチを背負ったが、グリフィンを空振り三振に抑えて切り抜けた。相手先発グリフィンと白熱の投手戦を繰り広げ、五回まで両チームがスコアボードにゼロを並べる。阪神打線が六回の攻撃を無得点で終えたところで、ビーズリーは降板。勝ち負けこそつかなかったが、次戦につながる内容をみせた。継投に入った阪神投手陣は六回から2番手で桐敷が登板。1番・吉川から始まる好打順を三者凡退に抑えた。
◆阪神・梅野隆太郎捕手(32)が七回に先制の左前適時打を放った。1死からノイジーが四球で出塁すると、代走・島田が送られる。佐藤輝が右前打でつないで一、二塁。梅野が打席に向かった。カウント1-0から2球目。苦しんできたグリフィンの142キロカットボールを引っ張った。三遊間をしぶとく破る一打に二走・島田が一気にホームへと生還。執念の先制打に梅野は塁上で両手を高く掲げた。六回まで両軍ゼロ行進と白熱の投手戦。虎の女房役が均衡を破る殊勲打を放った。
◆巨人のルイス・ブリンソン外野手(29)の怠慢走塁に原辰徳監督(65)が苦笑いする場面があった。0―0の五回1死、ブリンソンはビーズリーの直球を捉えて中越えへ大きな飛球を放った。柵越えの手応えを得たのか、ゆっくりとした足取りで一塁へ。しかし、打球はフェンス上部に直撃して跳ね返り、中堅手から内野手のもとへ。慌てて加速したブリンソンだったが、二塁には行けず単打となった。ベンチの原監督は思わず苦笑いを浮かべ、何やらぼやいていた。スタンドの観客もざわついた。このあと後続の打者に安打が出て好機を作ったが先制はならず。結果的にブリンソンの走塁が悔やまれる展開となってしまった。
◆阪神が七回に逆転を許した。2死からブリンソンの打球は平凡なフライ。中堅・近本が落下地点に入ったが、直前に代走から左翼の守備についていた島田もボールをおいかけ、そのまま落球。島田の失策で2死二塁のピンチを背負うと、桐敷が代打・中田翔に左翼席へ逆転の2ランを浴びた。まさかの形で逆転され、左翼席の虎党からはどよめきと悲鳴にも似た声が上がった。
◆巨人・中田翔内野手(34)が1点を追う七回2死二塁で代打として起用され、左中間へ逆転の13号2ランを放った。1点を先取された直後の七回の攻撃。2死からブリンソンの左翼への飛球が相手の失策を誘い、2死二塁。ここで門脇に代わってコールされた中田翔が、桐敷の146キロの低め直球を完璧に捉えた。6日の広島戦(マツダ)で平成生まれ初、史上45人目となる通算300本塁打を達成した右の大砲。301本目のアーチで、西武・中村剛也(464本)に次いで同僚の松田宣浩と並び、現役選手では2位の本塁打数となった。
◆阪神・中野拓夢内野手(27)が1-2と逆転された直後の八回2死から同点の2号ソロを放った。カウント2-1から4球目、鈴木の136キロスライダーを一閃。白球は右翼席へと着弾した。4月30日のヤクルト戦(神宮)以来の一発で試合を振り出しに。直前の守備で落球し、逆転の契機を作ってしまった島田を救う一発となった。
◆勢いが止まらない。主砲のバットがまた快音を響かせた。巨人・岡本和真内野手(27)が二回の第1打席で左前打で出塁。連続試合安打を「7」に伸ばした。「残り試合も少ないので、1つでも多く勝てるように頑張っていきたい」。カウント2-1からビーズリーが投じた149キロの速球をはじき返した。左中間席上部の看板直撃弾を放つなど、2本塁打を記録した2日のヤクルト戦(東京ドーム)から7試合連続でHランプを灯した。相手投手にとって恐ろしい存在だ。6日の広島戦(マツダ)で自身初とある1試合3本塁打を放ち、球団では王貞治、松井秀喜に次ぐ6年連続で30本塁打に到達。試合前までの直近6試合で9本塁打と驚異的なペースでアーチを量産しているが「本当に謙虚に頑張っていきたい」と慢心はない。謙虚な姿勢を崩さない主砲は、全試合に4番で出場するチームの顔として背中でチームを引っ張っている。頼れる若き主将の奮闘に、大将も続いた。1点を先制された直後の七回。2死二塁から代打で出場した中田翔が、桐敷の146キロの直球を捉え、左中間へ逆転の13号2ランをたたき込んだ。2死から相手の失策でできた好機を逃さなかった。試合前まででチーム本塁打数で両リーグトップの120本塁打を放ってきた重量打線を支える大砲2人のバットが、首位を走る阪神に襲い掛かった。しかし、八回に中野のソロアーチを浴びて2―2の同点に。試合は延長戦に突入した。
◆阪神は巨人との延長十一回の激闘を制して6連勝。貯金を今季最多の20とした。先発・ビーズリーが5回無失点。七回には梅野の左前打で先制したが、直後の守備で左翼・島田がブリンソンの打球を落球。代打・中田翔に左翼へ逆転弾を浴びて試合をひっくり返された。だが八回に中野が同点の2号ソロ。延長十一回1死満塁から、梅野の打球が中前に落ちる際に勝ち越し(記録は中堅ゴロ)。さらに木浪の左中間への2点二塁打で突き放した。敗れた巨人は自力優勝が消滅した。
◆巨人は首位・阪神に延長戦の末に敗れ、2連敗で自力優勝の可能性が消滅した。原辰徳監督(65)は「私自身の指導不足」とルイス・ブリンソン外野手(29)の走塁に苦言を呈した。0―0の五回1死。ブリンソンは阪神・ビーズリーの直球を捉えて中越えへ大飛球を放った。柵越えの手応えを得たのか、ゆっくりとした足取りで一塁へ。しかし、打球はフェンス上部に直撃し、慌てて加速したが、二塁には行けず単打となった。1点を争う展開での怠慢走塁に、ベンチで苦笑いを浮かべた指揮官は「(プロ野球を)志す少年たちに対しても、すべての野球人に対して申し訳ないね。私自身の指導不足というところで、恥ずかしいプレーでした」と話した。
◆延長戦を制した阪神が6連勝。今季100試合目で貯金は最多の「20」に到達した。十一回1死満塁、梅野隆太郎捕手(32)が中前に落として勝ち越し(二走の三塁封殺で記録は中堅ゴロ)。さらに木浪聖也内野手(29)の2点二塁打で突き放した。1点リードの七回2死、ルイス・ブリンソン外野手(29)の飛球を代走から左翼に就いた島田海吏外野手(27)が落球。桐敷拓馬投手(24)が中田翔内野手(34)に逆転2ランを浴びた。しかし八回、中野拓夢内野手(27)の4月30日のヤクルト戦(神宮)以来の2号ソロで追いつき、最後は競り勝った。今季の延長戦は5勝3敗4分。巨人の自力優勝の可能性が消滅した。5カード連続勝ち越しで2位広島と4・5差とした岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=58勝38敗4分、観衆=4万716人)。★テレビインタビュー編ーー延長戦を制した「変なゲーム言うたら、おかしいですけど。すんなり行ってたらよかったですけど。九回で」ーービーズリーにもひと言を「中5日でね、子どもとか生まれて病院とか行って月曜日来る予定が退院とかで遅れたんだけど。今日はもう三回でいいと思って、桐敷に代えようと思ってたんだけど。五回まであんなピッチングすると思ってなかったんで。1回間隔あけますけど、戦力として、ローテーションのピッチャーとして力あると思いますね」★囲み編ーー嫌な流れからハネ返した「中野のホームラン大きかったなあ。1点やったら何とかやりそうやったけどな。嫌な点のな、こっちもピッチャー、あっから用意してなかった。桐敷最後まで行かす予定やったからな、4イニング、他のピッチャー使わんと、2人で今日は行く予定やったけどな」ーー島田は声の連係か「何? 声の連係て」ーー落球ですけど、まあ...「何? まあて」ーーイージーミスというか「イージーミスてお前、そら連係なってなかったんやろ? 久しぶりで。それだけのことやろ? 別にエエやんか(笑)。勝ったんやから、お前。責める何もないわ、そんなもん」ーー連勝中はミスがあっても誰かがカバーしている「そんなんは別にお前、どうやった? って聞くような問題じゃないやん。あんなん当事者が一番分かってるから別にエエやん。こっちが言う必要ないよ」ーー同点以降もリリーフ陣が踏ん張った「そうやな。やっぱりケラーが使えるから大きいわな。他がいない中でな」ーー今日もケラーはあの打順で(3番からの攻撃)「そうやなあ。ちょうどエエとこやったしな。言うてた通りやったからな(笑い)」ーー中野は一回はバント失敗で送れず「バント、あんまうまないよな。あんまりさせてないから、うまなれへんかもわからんけど」ーーそれでも、ホームランで「バント失敗よりもホームランの方が価値あると思うよ。試合の流れから言うて、一番、価値あるホームランよ。追いついたいうのがな。ブルペン陣やったら、何となく行けそうな感じはしたからな」ーー最後は木浪がダメ押し「おん、打っただけやんか」
◆阪神で1994年に新人王に輝き、米大リーグのアスレチックス、ジャイアンツ、楽天と渡り歩き、日米通算91勝をマークしたサンケイスポーツ専属評論家の藪恵壹氏(54)は5回3安打無失点で降板した阪神・ジェレミー・ビーズリー投手(27)の降板に疑問の声を挙げた。接戦をモノにする力が阪神にはある。大きな1勝だと思う。とはいえ、驚いたのがビーズリーの5回68球での交代だった。岡田監督は早いイニングでの交代を考えていたのだろうが、巨人打線は岡本和を除いて、曲がり過ぎるスライダーに全く対応できていなかった。てのひらの大きな外国人投手ならでは、だろう。星野監督時代に在籍したリガン、最近ではジョンソンが同じような特長の持ち主だが、手が大きいから、メジャー使用球より小さな日本の公式球で投げる変化球が、より大きく変化するのだ。打者は思い描く変化より大きいから、戸惑ってしまう。中でも左打者は軒並み、曲がり過ぎるスライダーに苦労していた。六回は1番からの好打順。1番から3人並んでいた左打者は、全くビーズリーに合っていなかった。普通に抑えられたのでは? と予想できてしまう。正確な状態は分からないが、この投球ができるなら、長いイニングも可能に映るし、ローテも任せることができると感じた。2番手・桐敷は六回こそ抑えたが、七回に失点した。不運な味方のミスによるピンチではあったが、走者を出しての投球は、まだまだ信頼しきれない面を持つ。夏場の連戦という事情を考慮し、ビーズリーを相手が嫌がっていた現状も合わせて考えれば、もう1イニング投げさせても良かったのでは、と思う。
◆加治屋が40試合目の登板で、今季初勝利を挙げた。2-2の延長十回に登板し、1安打無失点で切り抜けると、十一回にチームが勝ち越し、白星が転がり込んだ。「ザキ(岩崎)がいつも言うように『ブルペンで勝つぞ』ということが出た試合かなと。(今後も)中継ぎでしっかりつないで、1試合でも勝てるように頑張ります」とチームの勝利優先を強調した。
◆ナインの執念を体現した。梅野に続けと、ダメ押しの2点打を放ったのは木浪だった。「梅野さんが打ってくれて、本当に楽になったっていうのと、1点だけじゃあれだったんで。ほんと、食らいついていったのが良かったです」充実感を漂わせた。3-2の延長十一回2死一、二塁でビーディの外角低めのチェンジアップを捉え、前進守備の間を抜く左中間への2点二塁打。直前に梅野の中ゴロで勝ち越しに成功。そして、8月の月間打率・393(28打数11安打)と絶好調の〝恐怖の8番打者〟が決めた。今季延長戦は5勝3敗4分けとなり、粘り強さを発揮している。1試合を通して遊撃の守備位置から何度も投手へ声掛けし、ときには〝黒子〟として守り勝つ野球の中心にいる木浪の存在も、岡田虎に欠かせない。得点圏打率は・309。下位打線でも相手投手は力を抜くことすらできない。「本当に勝つっていうことで全て報われる。ミスしたり何しても、勝てば全然問題ないと思ってるので。今日、本当、勝てたっていうことは、すごく良かった」どんな試合展開でも、最後は勝利をつかんで笑って終われる強さが今のチームにはある。攻守で木浪が引っ張り、首位をがっちりキープしている。(新里公章)
◆岩崎が延長十一回を締め、今季22セーブ目。先頭の代打・岸田に中前打を許したが、オコエを三振、岡本和を捕邪飛、最後は代打・坂本を三振に斬った。2試合連続登板にも「1試合1試合です」と淡々。16試合連続無失点とブルペン陣をまとめる守護神は、中継ぎが踏ん張ってもぎとった勝利に「よかったです。こういう試合を増やしたいです」とうなずいた。
◆六回から登板した桐敷がイニングをまたいだ七回2死二塁から、代打・中田翔に一時逆転となる2ランを浴び、2回2失点(自責0)。ブリンソンの左飛を島田が落球した直後だったが「試合は(野手と)カバーのし合いだと。自分があそこでゼロで抑えることが一番重要」と反省。直後の八回に中野が同点弾を放ち、延長十一回の末に勝利したことに「中野さんや野手の方に感謝です。次に(気持ちを)切り替えてやっていきたい」と神妙に語った。
◆中5日で先発したビーズリーは5回3安打無失点。「五回までは投げ切りたいと思っていた。スムーズに投げることができてよかった」。切れのある変化球を軸に5者連続を含む7三振を奪った。1日に長男ウエスリーくんが誕生し、3日の中日戦で来日初勝利をあげた。その後、長男の退院などで慌ただしかっただけに、岡田監督も「3回まででいいと思っていた」というが...。「まさかあんなピッチングをするとは。当然ローテーションのピッチャーとして力がある」。一度、登録を抹消されるが、今後も先発として起用される。
◆敗戦ムードが漂い始めた敵地を、放物線が切り裂いた。阪神・中野拓夢内野手(27)が試合を振り出しに戻す2号ソロ。プロ3年目にして東京ドームで初本塁打だった。「まっすぐ系を狙いに行って、変化球がたまたま乗った。自分自身も驚いてはいますけど、ああいう結果になってよかったかなと思います」1点リードの七回に島田の失策から中田翔に2ランを浴びる、まさかの展開だった。八回の攻撃も代打・糸原、近本が簡単に打ち取られて2死となり中野は「なんとか塁に出ようということだけ考えて入った」という。カウント2―1から、2番手・鈴木の甘く入ったカットボールを鮮やかにすくい上げる。4月30日のヤクルト戦(神宮)以来の一発。岡田監督が「(中野が)一番ホームランの可能性がない選手だったかも」と驚くほど、逆転勝利に向けての機運を高めた。守備でも躍動した。一回、梶谷の打球が二遊間を襲う。逆シングルでつかみ捕り、ジャンピングスローで一塁へ。中5日で先発したビーズリーを美技でもり立てた。五回にも大城のゴロに対しても再現するかのようにさばき、存在感を放った。中野のパワーの源は〝故郷の味〟にある。幼い頃から山形県の郷土料理、芋煮が大好きだった。「(関西で市販されている)しょうゆだと、いつもの味がでないですね。そのしょうゆでずっと育ってきたので、それだと実家の味に近づける。おいしいですよ」と声を弾ませる。プロに入っても父が中野に荷物を送るときに必ず入れるのが、山形市にあるしょうゆ醸造所「丸十大屋」の「味マルジュウ」というしょうゆだ。慣れ親しんだ逸品が、フルイニング出場を続ける中野の活躍を支えている。「チーム的にも嫌な流れで、あのままズルズル行ってしまうと、負けてしまっていた試合かなと思っている。なんとか雰囲気を変えられるような一打が打ててよかった」今季打率を・296とし、3割も見えてきた。どんなに苦しい展開でも、中野が勝利に導く。(中屋友那)
◆涙の1勝! 阪神は延長十一回、梅野隆太郎捕手(32)の中ゴロなどで巨人に連勝、5カード連続勝ち越しの6連勝とした。今季100試合目で貯金は20。1点リードの七回に島田海吏外野手(27)が落球し、代打・中田翔の一時逆転2ランが飛び出した展開を全員野球でひっくり返した。島田は涙、涙...。アレ間違いなしや!バットに込めた執念は最後の一押しに変わる。ふらふらっと舞い上がった白球はポトリと落ち、外野芝生で弾んだ。ナイン全員でミスをカバーし勝ち取った涙の1勝は輝く。落としたのは白球だけ。梅野がこぼれた涙と勝ち星をすくいあげた。「(佐藤)輝が申告敬遠を食らって、どういう結果であろうと初球からスイングしていこうと。最高の仕事ができたんじゃないかと思います」2-2で迎えた延長十一回1死満塁の好機。ビーディの147キロツーシームに食らいつく。決してきれいな当たりではない。打球の行方を見届けてからスタートした二走・島田が三塁封殺となったため記録上は中ゴロ。ヒットでもない。ただ、これがまぎれもない勝ち越し打で決勝の打点。大歓声に包まれながら、ヒーローになった。「自分うんぬんというより、ピッチャー陣が本当に頑張ってくれた。それに尽きます。みんな、頑張ってくれた。本当にナイスゲームだった」もし、負けていれば、今季のターニングポイントになりかねない。そんな激戦だった。中盤までは先発同士の投手戦。均衡を破ったのも梅野。七回に左前適時打で先制した。しかし、その直後、悪夢が待っている。七回2死、ブリンソンの平凡なフライを、代走から左翼守備に入った島田がまさかの落球。どよめく東京ドーム。負の連鎖を止められず、完璧にリリーフしていた桐敷が代打・中田翔に逆転2ランを浴びた。流れは完全に巨人。見えた白星が一転して黒く染まった。
◆小さな隙が勝機を遠ざけた。4位の巨人は44試合を残して自力優勝の可能性が消滅。原辰徳監督(65)が〝謝罪〟を交えて苦言を呈したのは、ブリンソンの怠慢プレーだった。「何というか、申し訳ないね。(プロ野球を)志す少年たち、全ての野球人に対して。私自身の指導不足。恥ずかしいプレーでしたね」0-0の五回1死、ブリンソンは中越えへ飛球を放つと柵越えを確信し、ゆっくりと一塁へ。だが、打球はフェンス上部に直撃。慌てて加速しても、単打に。指揮官はベンチであきれたような苦笑いを浮かべた。後続の打者に安打が出たが、得点に結び付けられず、先制機を逃した。延長十一回にはビーディが相手打線につかまった。指揮官は「3点目が重かった」と言葉少なだった。来日1年目のブリンソンは長打力と俊足を備える一方、暴走や凡ミスが少なくない。逆転Vを狙うには、凡事徹底が必須なのは言うまでもない。(谷川直之)
◆5番から6番に打順が下がった佐藤輝が2安打1四球。二回に右中間を破る二塁打を放つと、七回は1死一塁から右前打を放って、梅野の先制打をおぜん立てした。延長十一回1死二、三塁では申告敬遠と、3出塁で勝利に貢献。「負けそうになっても、チームで、いい野球ができているかなと思います」。10日の巨人3戦目に向けて「(同一カード)3連勝したい」と語気を強めた。
◆終盤以降の勝負になると、リリーフ陣の差で負ける...で片づけてしまえば、それまでだが、巨人がクライマックスシリーズを目指す上で見過ごせないポイントがあった。当たり前のことは当たり前にやる。監督の意図はしっかりくみ取る。この2点だ。五回1死、ブリンソンが中堅への当たりを本塁打と決めつけ、走ることを怠ったのは明らかに罰金もの。フェンス上部直撃の高い放物線を描いた打球でシングル止まりとは、原監督がいうように恥ずべきプレー。十回無死一塁では、長野がバントを2球ファウルしてから空振り三振。原監督が主軸やベテランにも送りバントをさせることは、分かっているはず。犠打を決めようという心構えと準備は常に必要ではないか。相手にプレッシャーを与えるのはもちろん、自軍の士気を上げるためにも、できることは確実にこなす。その意識を強くしたい。(サンケイスポーツ専属評論家)
◆ブリンソンがホームランだと思い込み、一生懸命に走っていなかった。中越えの打球で、まさかの一塁ストップ。こんなヤツがいるチームに負けるはずがないと思った。梅ちゃんのタイムリーで、それみたことか!と浮かれていたら、えっ、島田落球、えっ、中田翔がホームラン...。負けじと、まさかの中野の一発!何度となく見せられてきた、東京ドームの空中戦の恐ろしさ。でも、阪神にだって味方することもある。そしてドラマチックに延長で勝ち越し。東京ドームでは、いつも予測できない試合を見せてもらえる。激闘ナイターの数時間前。夏休み明けの実にサッパリした顔で、当番デスク席に座っていたのは阿部祐亮。40歳の夏の思い出を作るために、友人2人と北海道へ出掛けたそうだ。「エスコンフィールドものぞいてきました。ちょうど試合のない日だったのですが、そんな日でも一般公開しているんです。しかも、超満員でして。ちょっとした観光地よりこんでいたかも」熱狂的な虎党の友人と、日本ハムの本拠地の右翼席に並んで座って、大声で大山のヒッティングマーチを歌ってきたという。野球好きは、未踏のスタジアムは訪れたくなるもんだ。はしゃぎたくなるもんだ。夢が膨らむから。初めて踏み入れた東京ドームの感動を伝えてきたのはルーキー記者・中屋友那。子供の頃から本格的に野球をプレーしており、小学校の時は神宮球場で、中学校の時は横浜スタジアムで、高校になって甲子園で実際にプレーしてきた。まさに王道を歩んできた野球少年。が、東京ドームだけは〝まだ見ぬ憧れの空間〟だったらしい。
◆「岡田、なんで好投ビーズリーを五回で代えたんやァ!!」「まだ68球やないか~!!」と激高した虎党も多かったのではないだろうか? いや、あれこそアレ(優勝)のための岡田采配なのだ!!岡田さんは野球のコワサを知り尽くしているんです。そりゃそーでしょう、2008年に13ゲーム差を巨人にひっくり返されたんだから...。勝負の時はまだ先! 目先の1勝にがっつくべからず!! だったのだ。アレが近づけばそのプレッシャーから、どんな苦しみがあるか分からないのだ。例えば、一番信用のおける先発投手陣が崩壊しないと誰が断言できます!? 『転ばぬ先のつえ』。その時に備えて、気持ちの良いままビーズリーを降板させたということです。と、思ったら七回2死から島田の落球から中田翔の逆転2ランって...。そんな、そんな急いで野球のコワサ見せてくれるなよー。と、言いつつも延長で勝って貯金がついに20!! アレ内定やー!!
◆4位の巨人は44試合を残して自力優勝の可能性が消滅。五回、ブリンソンが中越えフェンス直撃の打球を本塁打と決めつけて走らず、一塁止まり。後続の安打が先制点にならず、原監督は「申し訳ないね、全ての野球人に対して。私自身の指導不足。恥ずかしいプレーだった」と嘆いた。元巨人監督の堀内恒夫氏(75)は10日、自身のブログで「試合をひっくり返す力っていうのかな。今年の阪神の強さだね」と指摘する一方、「今日はもう細かいことはやめておこう。ブリンソンの走塁のこともきっと誰かが指摘しているだろうし」と控えめだった。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
58 | 38 | 4 | 0.604 (↑0.004) | - (-) |
43 | 385 (+5) | 306 (+2) | 51 (+1) | 51 (-) |
0.243 (↓0.001) | 2.750 (↑0.03) |
2 (-) |
広島 |
55 | 44 | 2 | 0.556 (↓0.005) | 4.5 (↓1) |
42 | 349 (+5) | 347 (+11) | 63 (+2) | 54 (-) |
0.247 (↑0.001) | 3.110 (↓0.08) |
3 (-) |
DeNA |
49 | 47 | 3 | 0.510 (↑0.005) | 9 (-) |
44 | 359 (+8) | 349 (+2) | 66 (-) | 21 (-) |
0.250 (↑0.001) | 3.220 (↑0.01) |
4 (-) |
巨人 |
49 | 49 | 1 | 0.500 (↓0.005) | 10 (↓1) |
44 | 382 (+2) | 368 (+5) | 121 (+1) | 33 (+1) |
0.254 (↓0.001) | 3.590 (↓0.01) |
5 (-) |
ヤクルト |
42 | 55 | 2 | 0.433 (↑0.006) | 16.5 (-) |
44 | 355 (+11) | 391 (+5) | 82 (+2) | 52 (-) |
0.236 (↑0.001) | 3.700 (↓0.01) |
6 (-) |
中日 |
38 | 60 | 2 | 0.388 (↓0.004) | 21 (↓1) |
43 | 296 (+2) | 350 (+8) | 45 (-) | 29 (-) |
0.244 (-) | 3.170 (↓0.04) |
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