ヤクルト(☆5対4★)広島 =リーグ戦16回戦(2023.08.08)・明治神宮野球場=
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広島
2100001004701
ヤクルト
03100010X5901
勝利投手:山本 大貴(2勝0敗0S)
(セーブ:田口 麗斗(1勝2敗27S))
敗戦投手:ターリー(6勝1敗1S)

本塁打
【広島】坂倉 将吾(10号・2回表ソロ)
【ヤクルト】村上 宗隆(20号・3回裏ソロ)

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◆ヤクルトは3-3で迎えた3回裏、村上のソロが飛び出し、勝ち越しに成功する。その後同点とされるも、7回に山田が適時二塁打を放ち、再びリードを奪った。投げては、4番手・山本が今季2勝目。敗れた広島は最終回に一打同点の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆/この音、この弾道。\夏の暑さを吹き飛ばす村上宗隆が20号勝ち越しアーチ?プロ野球(2023/8/8)??ヤクルト×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球#swallows pic.twitter.com/jztsMKb19o

◆ヤクルトの主砲、村上宗隆内野手(23)が球団史上5人目となる5年連続の20号本塁打を達成した。3-3の同点で迎えた3回先頭。フルカウントから広島先発九里の126キロスライダーを右翼席へ運んだ。神宮の夜空に高々と打ち上がった勝ち越しとなる20号ソロに、燕党から大歓声が起こった。7月は7本塁打と量産態勢に入ったかに思われたが、8月に入り7試合目にして初アーチ。「前の回に同点に追いついて、勝ち越すことが出来て良かったです」と喜んだ。ヤクルトの5年連続20本塁打は01~07年ラミレス、88~93年池山、14~19年山田、90~94年広沢に次いで5人目となった。

◆広島は2連敗で首位阪神とのゲーム差が3・5に広がった。右脇腹肉離れから復帰した4番西川の適時打などで2回までに3点をリード。だが先発九里が4失点で逆転された。7回表に小園の適時内野安打で同点としたが、直後の7回裏に先頭への四球と捕逸からヤクルト山田に決勝打を浴びた。この日は6日巨人戦で首を痛めた野間がベンチ外。8回に打球を右手に当てた中崎も大事を取って緊急降板した。新井貴浩監督(46)の一問一答は以下の通り。-九里が序盤リズムに乗りきれなかった新井監督 今日はなかなか本当にその通り、彼のリズムじゃなかったと思う。その辺りはしっかり修正してもらって。いつもいつも、いいピッチングができるわけじゃない。修正して次の登板に備えてほしい。-西川が復帰し、打線はいい形で先手を奪った新井監督 そうだね。まずは龍馬が復帰して初めての試合だった。問題なくプレーできていたので、そこは安心しています。-今日は野間がベンチ外新井監督 首の方を少しね。なので今日は上がりにして、治療してくれという形。また明日の状態を見て判断したい。-いつ痛めたのか新井監督 日曜の試合。最後少し出たときに。無理はさせられないのでね。-中崎も右手に打球が新井監督 ザキも状態がすごくいい。本人はいけますと言ったけど、そこは止めました。アドレナリンが出ているから行きますと言ったけど、止めました。-打線は最後まで粘ってチャンスは作った新井監督 もちろん。最後の最後まで、当然だけど諦めてなかったし、また明日しっかり頑張りたい。

◆令和初の3冠王、ヤクルト村上宗隆内野手(23)がまた1つ歴史に名を刻んだ。7月は7発と勢いに乗ったが、今月は7試合目にしての初アーチで球団史上5人目となる5年連続の20号本塁打を達成。夏の風物詩「村神様の神宮花火大会」が幕を開けた。3-3の同点で迎えた3回先頭。フルカウントから広島九里の126キロスライダーを大きな放物線で右翼席へ運んだ。「良いホームランが打てた」。神宮の夜空に高々と打ち上がった一時勝ち越しとなる20号ソロを、燕党は大歓声で迎え入れた。ヤクルトの5年連続20本塁打は01~07年ラミレス、88~93年池山、14~19年山田、90~94年広沢に次いで5人目。それを伝え聞いても「もっともっと打つことを目指しているので」と、満足とはほど遠いトーン。昨季56号を放った男は、先を見据えている。8月2、3日の巨人戦(東京ドーム)。世界一に輝いたWBCから「師匠」と呼んで慕う巨人岡本和に、2試合連続のマルチ本塁打を見せつけられた。「僕は僕なので」とあえて強い意識はしないが、11本差をつけられている本塁打ランキングで「岡本のところを狙って行くか」と問われ「そうですね。頑張ります」と力強く言った。猛暑が続く日本の夏。「しっかり寝て、食べて、体のケアをしてます」と万全を維持している。昨季まで8月通算33本塁打の"花火師"が、アーチ量産の号砲を鳴らした。【三須一紀】○...キャプテン山田が試合を決めた。4-4の同点で迎えた7回1死二塁、広島ターリーから左翼線へ決勝適時二塁打を放った。「ファーストストライクから球種を問わず振っていこうと思った」と2球目を捉えた。8月に入っても5位という位置にいるが「やっぱり何が起こるか分からないのが野球という世界。優勝を目指して1戦1戦勝ちにこだわる」と力強く語った。

◆広島が2連敗を喫し、首位阪神とのゲーム差が3・5に広がった。右脇腹肉離れから復帰した4番西川の適時打などで2回までに3点をリード。だが先発九里が4失点で逆転された。7回表に小園の適時内野安打で同点としたが、直後の7回裏に先頭への四球と捕逸からヤクルト山田に決勝打を浴びた。6日巨人戦で首を痛めた野間がベンチ外。8回に打球を右手に当てた中崎も大事を取って緊急降板。新井監督は「最後の最後まで諦めていなかった。また明日しっかり頑張りたい」と一丸野球を貫く。▽広島西川(右脇腹肉離れからの復帰戦で1回に右前適時打も敗戦)「その後の打席で打っていないので」

◆広島大瀬良大地投手(32)の次回登板が15日の阪神戦(マツダスタジアム)に決まった。前回6日の巨人戦は3被弾で5回8安打4失点。中8日で優勝を争う阪神との本拠地3連戦の初戦を任される。新井監督は「予定通り。火曜日の1発目、タイガース戦に行ってもらうよ、というのはだいぶ前に伝えてある」と変わらぬ信頼を強調。13日の敵地中日戦は2軍調整中の遠藤らが先発候補となる。

◆主砲が節目にたどり着いた。ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が、3―3の三回先頭で右中間席への20号ソロを放った。これで、プロ2年目の2019年シーズンから5年連続で20本塁打に到達した。広島先発・九里のスライダーを完璧に捉え、スタンド中段に飛び込む大きなアーチ。一時、不振に陥った時期もあったが、シーズン終盤で調子を上げてきた。

◆ヤクルト・石川雅規投手(43)が5回1/3を投げ,6安打3失点の粘投で先発の役目を果たした。立ち上がりに先制を許したが、大崩れはせず無四球投球を披露。三回以降は広島打線を1安打に抑え、六回先頭・西川を二ゴロに仕留めたところで降板した。試合前の時点で神宮球場で通算91勝。「何とか攻めていきたい」と意気込んでいたベテランが内角もうまく使う攻めの投球を見せた。勝利投手の権利をもって救援陣につないだが、七回に試合が振り出しに戻り、今季3勝目をならなかった。

◆大きな放物線を描いた打球は、燕党が陣取った右中間席に吸い込まれた。3―3の三回先頭でヤクルト・村上宗隆内野手(23)が20号ソロ。悠々とダイヤモンドを一周した主砲は、両手に残る感触を確かめながらうなずいた。「前の回(二回)に同点に追いついて、(三回に)勝ち越すことができてよかった」。甘く入ってきた1球を逃さなかった。広島先発・九里のスライダーを完璧に捉え、7試合ぶりで8月に入って初アーチ。5年連続でシーズン20本塁打の大台に到達した。心はブレず、前だけを向いて進んできた。3月には第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表として3大会ぶりの世界一に貢献。昨季、日本選手最多のシーズン56本塁打を放ち、史上最年少で三冠王に輝いた燕の主砲は大きな期待を背負って2023年シーズンに突入した。だが、一時は打率が1割台に沈むなど不振の期間が続いた。「感覚がどこかズレていたんだと思う。勝負事なので相手も研究してきますし、それを僕が上回れなかったという部分もある」。トレーニング、打撃フォーム、バットの重さなど、あらゆるものを試行錯誤しながら現状打破に励んだ。それでも好転しない現状に情けなさを感じたこともあった。凡事徹底―。「『やることはやる』ということ。自分ができる準備をして毎日の試合に臨む。その繰り返しです」と村上。当たり前のことを繰り返し、本来の姿に近づいてきた。シーズンが終わったときに笑顔でいられればいい。その日までブレずに戦い抜く。試合は4―4の七回、山田哲人内野手(31)の適時二塁打で勝ち越し。主軸の両輪が意地を見せ勝利をもぎ取った。

◆ヤクルトは4-4で迎えた七回、山田哲人内野手(31)が決勝二塁打を放ちチームを連勝に導いた。以下、山田のヒーローインタビュー。--久々のお立ち台「嬉しいです」--ファンからの声援に「今日も暑い中、最後までご声援いただき感謝の気持でいっぱいです」--勝ち越し打を振り返って「ファーストストライクから球種を問わずどんどん振っていこうと思って、積極的にいきました」--打球は三塁線を抜けた「とりあえず走ることに必死だったので二塁まで頑張って走りました」--勝ち越した瞬間は「ほっとした気持ちです」--チームを救う一打となった「試合に勝ててよかったです」--広島との3連戦で初戦に勝利「残り50試合を切ってますし、8月が勝負だと思うので1戦1戦勝利を積み重ねていきたいなと思ってます」--ファンに一言「明日も勝てるように打てるように頑張ります」

◆ヤクルトが接戦を制し2連勝とした。3―3の三回に村上宗隆内野手(23)が右中間席へ20号ソロを放った。5年連続での20本塁打は球団の左打者では歴代最長記録。4―4に追いつかれた七回には山田哲人内野手(31)が三塁線を破る決勝の適時二塁打を放った。先発の石川雅規投手(43)は六回途中3失点と粘投したが、歴代単独最多となる神宮球場通算92勝目はお預け。高津臣吾監督(54)の主な一問一答は以下の通り。――石川は立ち上がりに捕まったが、大崩れしなかった「まあ立ち上がりの一、二回はどうなるかと思って、二回に打順がまわったところでいろいろ考えたんだけど、早めに1点とって、バントのケースになったら続投しようとかと考えてました。それでその通りになったので、二回に追いつけたのは大きかったですね。先発があそこまで投げられたというのは」――石川が三回以降失点しなかったので試合が引き締まった「そうですね。誰も立ち上がりは難しいですし、手探りの状態があったかもしれないですが。三回以降は『らしさ』というか、しっかり球は遅いですけど、攻めた投球がよくできたんじゃないですか」――交代は右打者が続いたり、球数を考慮してか「そうですね。西川までと決めていましたので」――打線がつながりを見せた「最終回もそうですけど、先頭のフォアボールっていうのは点に絡むなと。それが取れたイニングもありましたし、それで失点したイニングもありましたし。まあ、つながれたといういいところと、反省するところがあると思いますね」――二回は長岡の犠飛から2死後に塩見の適時打は大きかった「壮真(内山)は(無死二、三塁の二走で長岡の右犠飛の際に三進できず)タッチアップしないといけないよね。なにやってんだと思ったけど。まあスーパープレーがあるので(笑)」――七回1死二塁で左翼線を抜けるかという打球を内山がダイビングで好捕した。すごいプレーだった「こっちから見えないので抜けた思ったので、すごいね、あいつは。思い切りの良さと、何をやらせてもそれなりにこなせてしまうセンスを持っていますね。今は経験させて勉強させてという段階ですけどね。まあいろんな場面にでくわしてね、苦い経験もいいプレーも経験して欲しいですね」――村上も大きな一発だった「あれは先頭でホームラン狙っていいところだと思ったし、甘いかどうか分からないですけど、いい打球だったんじゃないですか、いいバッティングだったと思います」――山田にも当たりが戻ってきた「ライトに飛んだ打球はあまりいい打球ではなかったですけど、2本出たのが大きいですね。フォアボールはもともと取るんですけど、打っても1本っていうのが続いていたので。2本目が打点つきで、いいバッティングだったので。2本出たっていうのが大きかったです」――明日はロドリゲスが来日初先発「生で見るのが初めてなので、『僕は楽しみにしてます』って伝えましたけど。初めての国の野球で緊張もあるでしょうし、違うところ、戸惑うところもあるだろうし、まあいいスタートをきってほしいなと思います」――欲を言えば石川に勝ちをつけたかった「チームとして勝ちがついたっていうのが本人も喜んでいるんじゃないですか」

◆ヤクルト先発の石川雅規投手(43)は5回1/3を投げ6安打3失点と粘投したが、今季3勝目、歴代単独最多となる神宮通算92勝目はお預けとなった。一回に秋山と西川の連続適時打で2点を先制され、二回には坂倉に中越えソロを被弾。三回以降は1安打に抑えて試合は作った。「やっぱり出だしであの2点が大きかったので、あれがちょっと本当に悔やまれます。『よーいドン』で2点は駄目」と反省が口をついた。

◆スーパープレーで救った。「6番・左翼」で先発したヤクルトの高卒3年目で捕手登録の内山壮真(21)が、1点リードの七回1死二塁の守備で左翼線への打球に飛び込んで好捕。ピンチの拡大を防ぎ、この回の相手の反撃を同点止まりにした。「捕れて良かった。あの場面は1点もやれないところ、一か八かの勝負をしかけるところなので」と胸を張った。高津監督は「抜けた思ったので、すごいね、あいつは」と感嘆した。

◆真夏の神宮に村神様が降臨!! セ・リーグ5位のヤクルトは8日、広島16回戦(神宮)に5―4で逆転勝ちし、2連勝とした。3―3の三回先頭で村上宗隆内野手(23)が右中間席へのソロ本塁打を放ち、入団2年目の2019年から5年連続シーズン20本塁打に到達。球団では5人目、左打者では初となり、またも球団史に名を刻んだ。七回には山田哲人内野手(31)が決勝の適時二塁打を放つなど〝ヤク者〟に快音が戻ってきた。暑さが増せば、村上の季節だ。真夏の神宮で大歓声と拍手を一身に受けた。3―3の三回先頭で、燕党が陣取る右中間席へ20号ソロ。大きな放物線を描いた打球を見つめながら、悠々とダイヤモンドを回った。「いいホームランが打てました。もっともっと打つところを目指してるので、もっともっと打てるように頑張りたい」自画自賛の一発だった。先発・九里の甘く入ってきたスライダーを完璧に捉え、7月30日のDeNA戦(神宮)以来7試合ぶりで、8月に入って初アーチ。セ・リーグの本塁打ランキングではトップの岡本和(巨人)と11本差で「僕は僕なので」としたが、「負けずに頑張りたい」と負けん気の強さものぞかせた。また一つ、球団史に名を刻んだ。入団2年目の2019年から5年連続20本塁打に到達。球団では山田哲人以来5人目だが、左打者では通算233本塁打の助っ人、ペタジーニらを抜いて歴代最長記録となった。夏本番―。村上も、打線も本来の姿に戻りつつある。今季は、打率が一時1割台に落ち込むなど開幕からなかなか状態が上がらない日々が続いた。だが、昨年も6―8月に3カ月連続で月間MVP賞に輝くなど〝夏男〟で、今年も7月は打率・312、7本塁打、17打点と復調。この日は主砲の一撃だけでなく、塩見や山田ら故障で離脱していた選手にも当たりが出て、強力打線のつながりを見せつけた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
57384 0.600
(↑0.004)
-
(-)
44380
(+7)
304
(+6)
50
(+1)
51
(-)
0.244
(↑0.002)
2.780
(↓0.03)
2
(-)
広島
55432 0.561
(↓0.006)
3.5
(↓1)
43344
(+4)
336
(+5)
61
(+1)
54
(-)
0.246
(↓0.001)
3.030
(↓0.01)
3
(1↑)
DeNA
48473 0.505
(↑0.005)
9
(-)
45351
(+7)
347
(+4)
66
(+2)
21
(+1)
0.249
(↑0.001)
3.230
(↓0.01)
4
(1↓)
巨人
49481 0.505
(↓0.005)
9
(↓1)
45380
(+6)
363
(+7)
120
(+2)
32
(-)
0.255
(-)
3.580
(↓0.03)
5
(-)
ヤクルト
41552 0.427
(↑0.006)
16.5
(-)
45344
(+5)
386
(+4)
80
(+1)
52
(-)
0.235
(↑0.001
3.690
(↓0.01)
6
(-)
中日
38592 0.392
(↓0.004)
20
(↓1)
44294
(+4)
342
(+7)
45
(-)
29
(+1)
0.244
(-)
3.130
(↓0.04)