巨人(★6対7☆)阪神 =リーグ戦15回戦(2023.08.08)・東京ドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
阪神
11300002071401
巨人
0002020206902
勝利投手:西 純矢(5勝2敗0S)
(セーブ:岩崎 優(3勝1敗21S))
敗戦投手:菅野 智之(2勝5敗0S)

本塁打
【阪神】森下 翔太(4号・8回表2ラン)
【巨人】長野 久義(3号・4回裏2ラン),岡本 和真(31号・6回裏2ラン)

  DAZN
チケットぴあ 巨人戦チケット予約 阪神戦チケット予約
◆阪神は初回、大山の適時打で先制する。その後は2回に中野の適時打で1点を加えると、3回には西純と近本の連続適時打で3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・西純が6回4失点で今季5勝目。敗れた巨人は、打線が中盤以降に追い上げを見せるもあと一歩及ばなかった。

◆阪神石井大智投手(26)が8日、発熱のため昇格を見送られた。体調不良による「特例2023」の適用を受け、7月22日に出場選手登録を抹消。その後2軍で3試合に登板し、8日から再昇格予定だったがこの日の午前に緊急帰阪。岡田彰布監督(65)は「(2軍で)試合にも投げて準備できとったのに」と再びの離脱を残念がった。急きょ代役として及川雅貴投手(22)が出場選手登録された。

◆阪神が5試合連続となる先制点を奪取した。初回、1死から中野、森下が連打でつなぎ、4番大山悠輔内野手(28)が巨人先発菅野の外角スライダーに食らいついて中前に運び、二塁走者の中野が生還した。「(西)純矢に少しでも楽な展開で投げてもらいたかったので、打つことができてよかったです。まだ試合が始まったばかりなので、気を引き締めて頑張ります」6日のDeNA戦までの4連勝はすべて先制点を奪った。5連勝へ、首位阪神が好スタートを切った。

◆また打った! 阪神西純矢投手(21)が、2試合連続タイムリーを放った。2点リードの3回、2死一、三塁から巨人菅野の外角141キロ変化球に目いっぱい腕を伸ばし、センター前に運んだ。三塁走者を本塁へかえし、貴重な3点目を加点するセルフ援護。菅野を先発マウンドから早々に引きずり下ろした。今季3本目のタイムリーで、チームに流れを大きく引き寄せた。

◆阪神近本光司外野手(28)が、13試合連続ヒットとなる適時三塁打を放った。先発西純がタイムリーを放った直後の3回2死一、二塁から、代わったばかりの今村の甘く入った変化球を引っ張り、打球は右中間を破った。2人の走者をかえし、悠々と三塁へ。リーグトップタイとなる今季9本目の三塁打で貴重な中押し点を奪った。近本は「(西)純矢がつないでくれて、得点圏にランナーも残っていましたし、『もう1点』という気持ちでした。タイムリーになってくれてよかったです」とコメントした。

◆巨人坂本勇人内野手(34)が5点ビハインドの3回にベンチに退いた。先発菅野が3回途中7安打5失点で降板した直後の3回1死一塁、代打中山がコールされた。坂本は1回1死の第1打席、阪神西純の前に見逃し三振に倒れていた。守備中には右太もも裏を気にするしぐさもみられた。6月23日広島戦の走塁時に右足を痛め、右太もも裏の肉離れと診断を受けた。約1カ月のリハビリを経て、7月28日の中日戦(東京ドーム)で1軍に復帰。以降は10試合連続でスタメンに名を連ねていた。

◆巨人菅野智之投手(33)が、伝統の一戦で3回途中5失点でKOされた。とどめの一打は阪神の投手・西純に食らった。2回までに2点奪われ、3回2死一、三塁の場面で、西純に141キロカットボールを中前へ運ばれた。後続の今村も近本に2点適時打を打たれ、2回2/3 7安打3四死球5失点となった菅野は「先発としての役割を果たせなかったので、次回に向けて調整していきたいです」と悔しいマウンドになった。初回から苦戦を強いられた。中野と森下の連打で1死一、二塁と攻め立てられ、大山に先制中前適時打を浴びた。2回も木浪の二塁打と四球で2死一、二塁のピンチを作ると、中野に右前適時打を浴び追加点を奪われた。立ち上がりから阪神打線に攻め立てられ、74球を要する苦しい投球内容となった。

◆/虎の二刀流や!\西純矢が自らのバットで菅野をKO??前回登板時に続くタイムリー???プロ野球(2023/8/8)??巨人×阪神??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/LuqEcvq2rf

◆/東京ドームでついに出た「夢の弾道」\長野久義のホームランで反撃開始??背番号7らしい一発???プロ野球(2023/8/8)??巨人×阪神??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/g4QmCGxtKD

◆巨人長野久義外野手(38)が反撃の1発を放った。5点をリードされた4回2死一塁から阪神先発・西純の外角攻めに対して、カウント2-1から147キロツーシームを捉え、バックスクリーン左に3号2ランをたたきこんだ。反撃ののろしを上げる一打に「2点返すことができてよかったです。まだ追いついていないので、1点ずつ返していきたいです。次の打席もがんばります」と逆転を誓った。今季5年ぶりに広島から復帰し、巨人のユニホームを身にまとい、東京ドームでアーチを放ったのは18年9月28日DeNA戦以来1775日ぶり。今季は4月26日阪神戦(甲子園)で復帰1号をマークし、前回8月6日広島戦(マツダスタジアム)で2号2ランを放っており、2試合連続のアーチとなった。

◆巨人大城卓三捕手(30)にアクシデントが襲った。3点を追う5回1死一、二塁、打者の阪神佐藤輝の豪快な空振りのフォロースルーがマスクを直撃。マスクは顔から外れ、大城卓も表情をゆがめて痛がった。トレーナーや阿部ヘッド兼バッテリーコーチが慌てて駆け寄り、状態を確認。数分間の中断を経て、そのまま試合続行となり、スタンドからは温かい拍手が送られた。

◆巨人岡本和真内野手(27)が3戦連発の特大アーチをかっ飛ばした。3点を追う6回1死一塁、阪神西純に追い込まれながらも142キロフォークを捉えた。確信の一打は左翼バルコニー席に飛び込む飛距離131メートルの31号2ラン。「点差があったので、次につなごうと思った結果がいいホームランになりました」と喜んだ。6日の広島戦(マツダスタジアム)では自身初の1試合3本塁打で6年連続30本塁打の大台に到達。直近6戦9発と4番が驚異的なペースでホームランを量産している。【本塁打詳細】角度=26度打球速度=178キロ飛距離=131メートル

◆巨人高梨雄平投手(31)の登場で、東京ドームに怒号と声援が飛び交った。1点を追う8回、高梨がコールされると、左翼席スタンドの阪神ファンから、ブーイングが起こった。これに対抗するように巨人ファンから高梨コールがおこり、東京ドームは異様な雰囲気となった。高梨は7月2日の阪神戦(東京ドーム)の7回先頭、初球で近本の右脇腹付近に死球を当て、右肋骨(ろっこつ)を骨折させていた。試合後には社会人野球ENEOS時代の同学年の同僚だった阪神糸原を介して謝罪の連絡を入れ、同25日の試合前にも甲子園で直接謝罪に訪れていた。8回先頭には近本が打席に入り、死球を当てた以来、1カ月ぶりの対戦に。追い込んでからの7球目、外角146キロの直球で遊ゴロに打ち取った。

◆/見よ、この弾道\主砲・岡本和真のホームランで1点差絶好調の4番のバットが本拠地でも火を吹いた???プロ野球(2023/8/8)??巨人×阪神??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/opCV5x7r0Q

◆阪神森下翔太外野手(22)が、値千金の4号2ランを放った。1点差まで迫られた8回1死一塁。フルカウントからファウルで粘って9球目だった。巨人高梨の外角直球を強振。打球は右中間スタンドに吸い込まれた。終盤でリードを広げる一撃は、プロ初となる甲子園以外でのホームランとなった。森下は初回に遊撃への内野安打、6回にも左前打を放っており、この1発で猛打賞をマーク。3番打者としての仕事を果たした。

◆阪神が巨人に競り勝って今季3度目の5連勝。貯金を今季最多の19とした。1回から巨人菅野を攻略した。1死から中野から3連打で1点を先制。2回には中野の適時打で加点。3回には2死一、三塁から、先発の西純矢投手(21)が中前適時打を放ち、菅野をKO。さらに代わった今村から近本光司外野手(28)が右中間への適時三塁打で2点を追加。序盤で5-0とリードした。1点差に迫られた8回には、森下の4号2ランで突き放した。3点差となったその裏に1点を返され、なお無死一、二塁から、4番手馬場が岡本和に左中間を破る適時二塁打を浴びた。一塁走者までホームインし同点...と思われたが、岡田監督が本塁でのクロスプレーにリクエスト。この判定が覆ってアウト。これが効いて1点差で逃げ切った。西純は4回に長野に3号2ラン、6回には岡本和に31号2ランを浴び、1点差に迫られ6回4失点で降板したが、今季5勝目をマークした。

◆巨人投手陣が猛虎打線の勢いを止められず、再びBクラスに転落した。前回登板の1日ヤクルト戦で8回1失点と好投した菅野智之投手(33)が打ち込まれた。1回と2回に適時打で1点ずつ失点。3回には2死一、三塁から阪神先発の西純にカウント1-2から4球目の141キロカットボールを中前に運ばれマウンドから降りた。立ち上がりからリズムをつかめず2回2/3を7安打3四死球5失点で降板となった。5点を追う4回、長野久義外野手(38)の3号2ランで反撃。5年ぶりに今季広島から復帰し、巨人の選手としては東京ドームで1775日ぶりの本塁打を放った。6回にはホームランキングを独走する岡本和真内野手(27)が31号2ランを放ち、1点差に詰め寄った。再び3点差に突き放された8回にも、秋広と岡本和が適時打を放ち1点差とするも、あと1点が遠かった。6日広島戦(マツダスタジアム)で、6月24日以来43日ぶりにAクラスに返り咲いていたが、4位DeNAが勝利したため、ゲーム差なしの4位に転落した。

◆阪神カイル・ケラー投手がピンチの場面をピシャリと抑えた。1点差に迫られた8回1死一、三塁から登板。この日、本塁打を放った長野を三直に仕留めると、最後はブリンソンを直球で空振り三振に仕留めて、ガッツポーズ。7ホールド目をマークし「何とか三振にすることができてよかった。ブルペン陣で勝てたのはチームにとっても大きいかなと思います」と振り返った。

◆タッチの差であと1点に届かなかった。巨人が真夏の「伝統の一戦」初戦に競り負けた。3点を追う8回、秋広の適時打で2点差とし、なおも一、二塁で岡本和の左中間適時二塁打。一走・秋広が同点の走者として激走した。1度はセーフ判定も、リプレー検証の結果、本塁憤死のアウトに覆った。まぼろしの同点に終わり、逃げ切られた原監督は「あそこはいかせるべきだし、いいボールが返ってきたというところでしょう」と悔しさを押し殺した。n怒号と声援が入り交じる大接戦は、回を追うごとに殺気立っていった。5点を追う4回から長野の3号2ランで始まった反撃で、スコアを動かすたびに歓声が巻き起こった。8回に登板した高梨には、7月に近本が死球で骨折した因縁による大ブーイング。「しぶとくみんなで、1歩届かなかった」と原監督。チームは1試合でBクラスに転落。9日に敗れれば、自力優勝消滅の危機に立たされた。

◆/絶好調の4番は初球を狙っていた\リクエストの末同点ならずも岡本和真のタイムリーで1点差???プロ野球(2023/8/8)??巨人×阪神??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/ylNkeONQFs

◆阪神が巨人に1点差で競り勝って今季3度目の5連勝。貯金を今季最多の19とした。1回から巨人菅野を攻略し3回途中5失点でKOさせた。8回には森下の4号2ランで3点差にしたが、その裏1点差に追い上げられた。9回も岩崎が走者を2人出したが何とか逃げ切った。岡田彰布監督(65)の試合後の一問一答は以下の通り。(テレビ)-勝ち切った「まあ同点やと思っていたところをね、中継(プレー)で。まあ1回も追い越されなかったというのが大きかったですね」-リクエストが明暗をわけた「ずっとシートノックというか、連係とかね、ずっと言っていたことが一番いい時に生きたですね」-7回には加治屋が3者凡退で流れを渡さず「そう、だからね。ちょっと入れ替えで。ちょっと(昇格予定の石井が)発熱とかで、本当に今日はそれがモロに出てしまったというような、あと1イニングをどうしようかというのは、あったんだけど。まあ打たれながらも追い越されなかったというのがやっぱり大きかったですね」-先発の西純は6回4失点「いやいや、2点ね、(最初に)失ったけど。まあ、ここはホームランは出るんで。もうちょっと慎重にいってほしかったですね」-9回は岩崎がしめた「もう岩崎しかいないんで。もう信頼して出しているんで」-森下の2ランは「いやあ、もう1点差なってね。やっぱ大きかったですよ、はっきり言うて」-打って欲しいところで打っている「いやいや、もうその通りですね。(森下の2ランでリードが)3点やったんでこれで安心したんですけどね」-巨人先発菅野を5失点で3回途中KO「ずっとヒットは出てたんで、まあ、あとチャンスでもう1本というのはね。ヒットの割に点が取れてなかったのはあるんですけど」(ペン囲み)-森下はフルカウントから粘って「あそこはもうエンドランじゃなしにね、(サインは)スチール。(森下は)ゴロ打つんじゃなしにな」-8回も何とか追い越されなかった「(秋広の本塁クロスプレーは)こっちから見てもアウトと思ったけどな、前で(梅野が)タッチしとったからな」-中継プレーがチームに浸透している「いやいや、だから一番大事なところで出たようなあ、やっぱりなあ」-1死一、三塁の大ピンチをKケラーがよく抑えた。「もうなあ、石井がいてなかった、もう、本当やったら石井いっとったよ、なあ。まあ、だから、馬場にかけたけどなあ、ああいうふうになったからもう、、やっぱり三振取れんのはケラーやな、おーん。で、やっぱり何ていうの、小さいことやらんバッターになってからな、長野とブリンソンやろ。だからケラーの方がええかなと思た」-岩崎はさすが「いやいや、もうずっとね、だいぶちょっと負担かけてるけどなあ」-打線が好調で、先手先手で点を取れている「どっかでな、もう1本出たら楽なんやな。その、追加点っていうか、なんかもう、ここでね、あと1点、2点取ってたら、だいぶ、向こうも、戦闘能力なくなるみたいな。だから、ツーラン、ソロはそうでもないけど、やっぱ、(相手が)ツーラン、ツーランとかなったら、やっぱりここは、この球場は怖い」-岩貞が、ちょっと「先頭のフォアボールやろ。先頭のフォアボールやろ、絶対」-死に物狂いで巨人も来ている中、しっかり勝ち切れた「勝ち切れたというか、勝ちゲームやからな。5対0からのスタートやからな。3回までにな。いや、勝ち切れたよりも、やっぱ絶対勝たなあかんゲームになってしもうたわな、そういうのは、そういう時の方が結構しんどいよ。最初にああやって点差開いた方がな」-勝って当然と「そういう展開になるからなあ。シーソーゲームの方がまだな、楽なことは楽やわ。はっきり言うてな」-その中で貯金がまた1つ増えた「6連戦の今日な。1つ勝っておけば、ね、だいぶ後々が楽になるなと思ってたからね。結局は、落とせんゲームになってしもうたわな。結局は。落とせんゲーム言うことは、しんどいゲームになってしもうたいうことや。しのがなあかん展開になってしまうもんな、結局は。シーソーゲームの方がラクやで。どっちに転ぶかわからんゲームの方が楽や」-こういうゲームはチームを強くする「おん。強くするて、強なってるんちゃう。だから、こういうふうに負けないことが大きいわな。やっぱりな。1点差やけどな」

◆巨人の主力がアクシデントに見舞われた。坂本勇人内野手(34)が5点ビハインドの3回1死一塁、代打中山と交代でベンチへ。守備中には右太もも裏を気にするしぐさもみられたが、原監督は「大事には至らないとは思うんですが、今日に関しては最善の策を、というところ」と説明した。大城卓三捕手(30)は5回1死一、二塁、阪神佐藤輝の空振りのフォロースルーのバットが頭部のマスクを直撃。そのまま出場したが、7回の守備から交代。原監督は「かなり腫れていたので。大事に至らないことを願うということですね」と話した。

◆岡田阪神がからくも逃げ切り、5連勝で首位を守った。敵地での伝統の一戦は5-0の楽勝ペースから暗転し、8回には岡本和の適時打で7-7に追いつかれたかに思われた。だが、秋広の本塁生還を巡る岡田彰布監督(65)のリクエストが成功して1点リードを保持。9回にも岩崎が一打サヨナラのピンチを招いたが踏ん張り、貯金を今季最多の貯金19に増やした。敗れた2位広島とのゲーム差を3・5に拡大。粘り腰発揮で大きな1勝をつかんだ。球審の両手が真横に広がり、ついに7-7に追いつかれたかと思われた。だが"同点"にG党が沸き返る中、岡田監督は自信を持って審判団にリクエストした。「こっちから見てもアウトと思ったけどな。前でタッチしとったからな」。2点リードの無死一、二塁。4番手馬場が岡本和に左中間を破られた。同点の一塁走者、秋広が一気に本塁突入。阪神は中堅近本-遊撃木浪-捕手梅野と懸命につないだ。そしてリプレー検証の結果、判定が「アウト」に覆って1点リードが確定すると、左翼、三塁側の虎党から大歓声が起きた。紙一重のプレーは練習のたまものだった。「ずっとシートノックというか、連係とか、ずっと言っていたことが一番いい時に生きた」。就任直後の秋季安芸キャンプから必ずカットマンを通し、素早く、低めにと徹底的に鍛えてきた中継プレー。ここ一番で結実のビッグプレーが飛び出した。それでも、流れはまだ巨人だった。馬場が岸田に左前打を許し、なお1死一、三塁の大ピンチ。たまらず指揮官はケラーを投入した。それでも同点はやむなしか...。だが、助っ人右腕は渾身(こんしん)の投球で長野を三直に仕留め、ブリンソンは高めの150キロで空振り三振に斬った。「やっぱり三振取れるのはケラーやな。(相手が)小さいことやらんバッターになってたからな、(馬場より)ケラーの方がいいと思った」。何とかリードを保って9回の岩崎につないだ。「本当やったら石井いっとったよ。だから馬場に懸けたけどなあ」。この日再昇格させるはずだった石井が発熱で緊急帰阪。そんな状況の中で懸命にやりくりし7-6で逃げ切った。3回までに5-0とした試合で負けるわけにはいかなかった。「1回も追い越されんかったからな。絶対に勝たなあかんゲームになってしもうた」とナインの粘りをほめた。今日も勝てば、宿敵巨人は自力優勝が消滅する。貯金は今季最多の19。2位広島も敗れ3・5ゲーム差に広がった。チームは5連勝。「強なってるんちゃう。こういう風に負けないことが大きいわな。やっぱりな。1点差やけどな」と成長を感じている。大きな1勝を手に18年ぶりの「アレ」に突き進む。【石橋隆雄】阪神は最短で15日に優勝マジックが点灯する。9日から阪神が5連勝で広島が5連敗と仮定。15日の直接対決で阪神が広島に○ならM28、△でもM29がともる。なお球団最速は03年の76試合目で、7月8日にM49がついた。

◆阪神の4番大山がチーム5試合連続の先制適時打を放った。1回1死から、中野と森下が安打でつないだ一、二塁。カウント1ボール2ストライクから、菅野の136キロ外角スライダーに食らいつき、中前に放った。これが結果的に決勝点で、今季は菅野との対決3試合でオールV打点をマーク。勝利打点11はチームトップだ。「(西)純矢に少しでも楽な展開で投げてもらいたかったので、打つことができてよかったです」と胸をなで下ろしていた。■適時打含む猛打賞阪神の2番中野が猛打賞の活躍で勝利に貢献した。1回に巨人菅野から右前打で出塁し、大山の適時打で先制のホームを踏むと、2回には2死一、二塁から右前適時打。リードを2点に広げた。「みんながつないでくれて、良い流れで打席に入ることができました」。1点リードの8回には中前打で出て森下の4号2ランを呼び込んだ。猛打賞は今季7度目。1番近本とともに打線を引っ張っている。

◆バットで菅野をKOだ!! 阪神西純矢投手(21)が、2試合連続タイムリー&5勝目を挙げる得意の二刀流で白星を呼び込んだ。2点リードの3回、2死一、三塁の好機でマウンドは巨人菅野。追い込まれてからの4球目だ。外角141キロのカットボールに両手を目いっぱいに伸ばして食らいつき、中前へ運んだ。セルフ援護で貴重な3点目をたたき出し、菅野をマウンドから引きずり下ろした。「(打撃は)おまけみたいなもんですけど、(菅野さんは)沢村賞を取られてる投手ですし、チャンスで打てたのはよかったです」今季早くも3本目のタイムリーで年間自己最多の5打点目。NPB投手では単独トップの"打点王"に君臨する。7月17日中日戦での中前打、8月1日同戦での右越え3点打、そしてこの日...。いずれの打点も、7月中旬から手にしたカブス鈴木誠也が広島時代に使用していたモデルの新相棒から飛び出した。2回の打席では内角を攻められる場面もあった。恐怖の9番を野手並みに警戒している証拠だが、その包囲網を切り裂いて快音を奏でている。本業の投手ではジャスト100球を投げ、6回5安打4失点と踏ん張った。5点リードの4回2死一塁からは長野に中越えの2ランを被弾。3点リードの6回1死一塁からは岡本和に甘いフォークを左翼バルコニー席まで運ばれたが、リードを死守した。「中継ぎのみなさんには申し訳ない気持ちでいっぱいです」。反省も尽きないが、自身今季初の2試合連続勝利で東京ドームは無傷の3連勝だ。「新火曜の男」が存分に存在感を発揮した東京ナイトになった。【古財稜明】■15戦連続無失点阪神の守護神岩崎がリーグ3位タイの21セーブ目を手にした。1点リードの9回に登板。2死一塁から代打梶谷に中前打を許したが、秋広を外角低め146キロ直球で見逃し三振。マウンド上で激しくガッツポーズを決めた。「最悪あそこ(一、二塁)までとは思っていたので。抑えられてよかったです」。岡田監督は「もうずっと(いい)ね。だいぶ負担かけてるけどなあ」と感謝感謝だ。これで5試合連続セーブで、15試合連続無失点。防御率は0・92まで良化させた。

◆阪神ドラフト1位の森下翔太外野手(22)が値千金の4号2ランで5連勝を呼び寄せた。1点差に迫られて迎えた8回1死一塁。フルカウントから3球粘り、外から入ってきた変速左腕高梨の144キロシュートをガツン。逆方向の右中間へ豪快なアーチをかけた。「すごい声援が後押しとなってホームランが伸びてくれた。打った瞬間、良い手応えがあったので、良かったかなと思います」再びリードを3点に広げ、虎党にも感謝した今季4号は、甲子園以外でのプロ初アーチ。伝統の一戦でも記念の1号だ。試合前まで、東京ドームでは8打数無安打。セ・リーグ6球団の本拠地球場では唯一無安打だったが、この1発で今季3度目の猛打賞も決めた。ヒーローインタビューでは岡田監督の"魔法の言葉"があったことも明かした。「試合前に監督から『右中間に打ってこい』というアドバイスがありました」。打席でも頭に浮かんだ指揮官のメッセージ。打席でも頭に浮かんだ指揮官のメッセージ。最高の結果で応えたルーキーに岡田監督も満面の笑顔だ。「いやあ、もう1点差なってね。やっぱ大きかったですよ、はっきり言うて」。最後は再び追い上げられて結果的に1点差で逃げ切っただけに価値は高い。「もうその通りですね。そら大きいよ、あそこは」とほめちぎった。中大魂を見せつけた。昨年12月、母校中大主催の激励会に参加。「伝統と言われるところで1本出したい。こだわっていきたい」。宣言したのは巨人戦で勝利を呼ぶホームランだ。相手ベンチには大学の大先輩の阿部ヘッドがいる。「長打力を見習いたい」と尊敬してやまない先輩の前で、有言実行のアーチを描いた。初回には、東海大相模の先輩菅野から先制につながる内野安打を放ち、6回には船迫から左前打。定着した3番13試合で打率3割2分2厘と絶好調だ。新人ながら首位快走に欠かせない存在になっている。「しびれる試合で1本出たのはよかった。ここで終わらず、これからもしっかり打っていきます」。高校球児に甲子園を明け渡した長期ロードでも、背番号1が輝き続けている。【三宅ひとみ】

◆その背中が、また大きくなった。巨人岡本和真内野手(27)が、6回に3試合連発となる31号2ランを放った。6日広島戦で自身初の1試合3発の勢いそのまま2日ヤクルト戦から6戦9発とし、王貞治、バレンティンが持つ7戦9発のプロ野球記録を塗り替えた。チームは「伝統の一戦」で大接戦の展開にあと1点届かず惜敗し、首位阪神と9ゲーム差。43日ぶりに3位に浮上してからわずか1試合で、Bクラスに転落した。岡本和がバットで歴史を築いた。3点を追う6回1死一塁、阪神西純に追い込まれながら、142キロフォークをバットの芯で捉えた。確信の一打は左翼バルコニー席に飛び込む飛距離131メートルの31号2ラン。「点差があったので、次につなごうと思った結果がいいホームランになりました」と、プロ野球史上初となる6戦9発を豪快に決めた。8月をド派手にアーチで彩り続けている。2日ヤクルト戦から2試合連続2本塁打とすると止まらない。前カードの広島戦では自身初の3本塁打と、勢いそのままに本拠地での「伝統の一戦」で特大の1発。驚異的なペースでホームランを量産している。この6試合の間、打率5割、14打点と神がかっている。夏男が夏のメロディーに乗せた。3打席目の登場曲を8月2日ヤクルト戦からサザンオールスターズ「盆ギリ恋歌」に変更した。毎年、年越しライブをテレビで欠かさず見るほどの桑田佳祐ファンで「球場に来た人に好きになってもらいたいと思って流している部分もある」。7月リリースの新曲に「気分転換です」と変更後は、東京ドームで3打数2本塁打と効果を発揮している。歴史的アーチも笑顔はなかった。1点を追う9回2死一、二塁、サヨナラのチャンスで3番秋広が見逃し三振に倒れて試合終了。次打者席で悔しさをかみ殺した。勝つためには打つしかない。主将で4番。その背中で巨人軍をけん引する。【小早川宗一郎】岡本和が3試合連続の31号。これで2日ヤクルト戦から2本→2本→0本→1本→3本→1本と6試合で9本の固め打ち。64年4~5月、70年6月、72年9月の王(巨人)と13年8月のバレンティン(ヤクルト)が7試合で9本塁打しているが、「6戦9発」はプロ野球史上初めてだ。この9本はすべて左方向。昨年の方向別本数は左16本、中6本、右8本だったが、今季は左27本、中3本、右1本。21年は右へ11本、20年も右へ9本と、これまでは広角に打っていた岡本和が、今季は引っ張り打法で本塁打を量産している。

◆8日の巨人戦(東京ドーム)に先発する阪神・西純は7日、甲子園室内で行われた投手指名練習に参加し、ショートダッシュなどで調整した。今季2度目となる菅野との投げ合いへ「菅野さんよりも長いイニングを投げれるように」と闘志を燃やした。巨人には今季3試合の対戦で1勝0敗、防御率2・00。ただ、前回対戦の7月25日(甲子園)は岡本和にソロを被弾しただけに「低めに(集めて)ゴロを打たせる投球ができたら」と警戒した。

◆下克上に弾みをつける。セ・リーグ3位の巨人・菅野智之投手(33)が8日の阪神戦(東京ドーム)に先発する。8ゲーム差で追う首位チームとの直接対決。7日は川崎市のジャイアンツ球場で最終調整し「優勝を狙っている以上、(3連戦は)最低でも勝ち越さないといけない。しっかり先頭を切れるように」と覚悟を示した。前回7月25日の対戦では、大山に逆転2ランを浴びるなど六回途中3失点。今季の阪神戦は2試合で防御率2・92だが、勝ち星に恵まれず「必要以上に考えすぎずに投げます」と静かに闘志を燃やした。シーズンは残り46試合。阪神との直接対決は11試合を残し、菅野は今回を含め3試合登板する可能性がある。原監督も「(追う立場の)ビハインドのチームは強い。プレッシャーの高まる一試合一試合があるのは大事」と語気を強めた。第2戦目はグリフィン、同3戦目は戸郷が登板する見込み。菅野は「ここで勝っておけば、9月にいい形で臨める」と意気込んだ。(樋口航)

◆両軍のスターティングメンバーを発表。阪神は西純矢投手(21)が先発する。今季は巨人戦3試合に登板し1勝で対戦防御率は2・00。東京ドームでは2度登板し、いずれもクオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)をマークするなど好相性だ。前回登板の1日の中日戦(バンテリンドーム)では、6回2失点で今季4勝目をマークし、打っては走者一掃の二塁打を放つなど3打点と得意のバットでもみせた。二刀流の活躍でチームを5連勝に導く。

◆阪神が先制。4番の大山悠輔内野手(28)が中前適時打を放った。一回先頭の近本は左翼へ大飛球も秋広の好守に阻まれ左飛。それでも中野が菅野から右前打を放つと、森下が遊撃内野安打で1死一、二塁の好機を作った。打席には4番・大山。カウント1-2から5球目だった。菅野の136キロスライダーをはじき返すと打球は中前へ。二走・中野が一気に先制のホームを踏んだ。試合開始からわずか7分、2番・中野から3連打であっさりと先制。4連勝中の勢いそのままに、東京ドームの虎党を沸かせた。

◆阪神・中野拓夢内野手(27)が二回に右前適時打を放って追加点をあげた。1死から木浪が右中間を破る二塁打を放つと、2死とし近本が四球で一、二塁。中野が菅野の132キロスライダーを引っ張った。一、二塁間を破る一打で木浪が生還。7月30日の広島戦(甲子園)以来、7試合ぶりの打点で貴重な追加点をマークした。

◆阪神の先発・西純矢投手(21)がまたバットでみせた。2-0で迎えた三回2死一、三塁の好機。菅野の141キロカットボールに体を泳がせながらもバットを合わせた。打球は中前に弾む適時打。西純は前回登板した1日の中日戦(バンテリンドーム)でも自らを援護する3点二塁打を放っており、これで出場2試合連続で適時打を放った。西純の一打で菅野をノックアウトした阪神打線は、続く近本が代わったばかりの今村から2点三塁打。リードオフマンが今季最長をまた更新する13試合連続安打で5-0とし、大きくリードを広げた。

◆巨人・菅野智之投手(33)が先発し、2回2/3を7安打5失点で降板した。一回に大山、二回に中野に適時打を許し、2点を先行された。三回に投手の西純に適時打を浴びたところで交代を告げられ、代わった今村が近本に2点三塁打を許した。菅野はコースを突いたボールを見極められて3四死球を与え、74球を投じる苦しい投球となった。

◆巨人・坂本勇人内野手(34)が三回の第2打席で代打・中山を送られ途中交代した。5点ビハインドを追いかける展開での突然の代打のアナウンスに場内もどよめいた。三回の遊撃の守りで中野のゴロをさばいてベンチへ戻ると、トレーナーと話し込んでいただけに、コンディション面のアクシデントが起きたとみられる。守備の際に、6月23日に肉離れした右太もも裏をさするなど気にしていただけに、同カ所に異変が生じた可能性もある。

◆阪神の先発・西純矢投手(21)が六回につかまった。1死から秋広に右前打を浴びると、続く4番・岡本和に左翼席へ特大の31号2ランを浴びた。自身のタイムリーなどもあって三回までに5-0と大きくリードを広げていたが、四回に長野に2ラン。そして、岡本和にも痛恨の一発を浴び、5-4と1点差に迫られた。

◆巨人・岡本和真内野手(27)が3試合連発となる31号2ランを放った。3点を追う六回1死一塁で阪神・西純の浮いたフォークボールを逃さず、左翼バルコニー席にたたき込んだ。飛距離131メートルの特大弾。6日の広島戦(マツダ)で1試合3本塁打を放っており、8月はこれで7戦9発となった。

◆東京ドームに詰めかけた阪神ファンからブーイングの嵐だ。5-4で迎えた八回。巨人の4番手で高梨がコールされると、左翼席の虎党から大ブーイングが起こった。7月2日の巨人戦ではここ東京ドームで阪神・近本光司外野手(28)が高梨から右脇腹付近に死球を受け、右肋骨骨折と診断。長期離脱を余儀なくされた。それ以来となる東京ドームでの伝統の一戦。八回の先頭打者がその近本ということもあってファンはヒートアップした。近本は遊ゴロに倒れた。

◆阪神・森下翔太外野手(22)が5-4の八回に値千金の4号2ランを放った。1死から中野が中前打を放つと、森下が打席へ。フルカウントからファウルで粘って9球目、高梨の144キロシュートを捉えた。持ち味の逆方向への強い打球は失速することなく右中間スタンドへ。7月30日の広島戦(甲子園)以来、ビジター初アーチとなる一撃は勝利をグッと手繰り寄せる一発となった。

◆巨人・大城卓三捕手(30)がアクシデントで七回の守備からベンチに下がった。六回1死一、二塁。打席の佐藤輝が空振りした際に、バットが大城卓の頭部付近を直撃した。捕手用のマスクが吹っ飛ぶほどの勢いで、大城卓は苦悶の表情を浮かべた。佐藤輝も心配そうに様子を伺い、ベンチから阿部ヘッド兼バッテリーコーチも出てきて状態を確認した。ほどなくして試合は再開し、大城卓もプレーを続けたが、その回の裏の打席で二ゴロを放って交代した。

◆幾筋もの汗が首筋を伝う。首位阪神と8ゲーム差で迎えた勝負どころの3連戦。初戦の先発を託された巨人・菅野智之投手(33)は「優勝を狙っている以上、最低でも勝ち越さないといけない」とマウンドに上がったが、早々に追いつめられた。一回に大山、二回に中野に適時打を許し、2点を先行された。コースを突いたボールは見極められ、主導権を握られる。三回に投手の西純に適時打を献上。ここでたまらずベンチを飛び出した原監督から交代を告げられた。2回2/3を7安打5失点。3四死球で74球を要した。選手たちが「伝統の一戦」の起源とされる1936年当時をモデルにした復刻ユニホームを着用した試合で踏ん張れず、代わった今村も近本に2点三塁打を許した。菅野が警戒する打者として挙げていたのが、適時打を放った大山、中野、近本だった。大山には前回7月25日の対戦で決勝の本塁打を許しており「前にランナーを出さないことが重要」と自らに言い聞かせていた。下位が好機を演出し、上位がかえすのが阪神打線の得点パターンの一つ。細心の注意を払っていたが、その展開通りに失点を喫した。「先発としての役割を果たせなかった」。宿敵のペースで試合を進められ、投球を立て直せないまま降板を強いられた。今季3勝目は遠かった。

◆阪神が絶体絶命のピンチを切り抜けた。7ー4の八回。3番手の岩貞が精彩を欠く。先頭の吉川に四球を与えると、続く中山に右前打で無死一、三塁。秋広に左前に運ばれ7-5とされたところで降板した。続いてマウンドに上がった馬場が岡本和に左中間を破られ二走が生還。一走・秋広もホームへかえってきた。それでもここは中堅・近本から遊撃・木浪、そして捕手・梅野へと流れるような中継プレー。一度はセーフの判定も、阪神側のリクエストで判定が覆り7-6で1死二塁としのいだ。しかし、馬場が岸田に左前打を浴びてまたも1死一、三塁。岡田監督はケラーをマウンドへ送る。ケラーは長野を三直で2死。最後はブリンソンを空振り三振で切り、何とかリードを守り切った。

◆阪神が逃げ切った。打線は一回に4番・大山が中前適時打を放ち、幸先よく先制すると、二回には中野が右前適時打、三回は先発の西純が中前適時打を放つなどし、5-0とリードを広げた。1点差に迫られて迎えた八回には、森下翔太外野手(22)が右中間席へ4号2ランを放って試合を決めた。 先発の西純は2本の2ランを浴びるなど6回4安打4失点も何とか試合を作って、今季5勝目(2敗)。7-6と迫られた八回1死一、三塁では、ケラーが長野を三直、ブリンソンを空振り三振に切った。阪神は5連勝で貯金は今季最多の19。2位広島が敗れ、ゲーム差を3・5とした。

◆巨人・原辰徳監督(65)が三回に途中交代した坂本勇人内野手(34)について「大事に至らないとは思うんですが、まあ今日に関しては最善の策を取ったということですね」と語った。「2番・遊撃」で先発した坂本は三回の第2打席で代打・中山を送られた。直前の守備中には6月23日に肉離れした右太もも裏をさするなど気にする仕草を見せていた。遊ゴロを処理したがベンチへ戻ると、トレーナーや阿部ヘッドコーチと話し込み、交代となった。17年目の正遊撃手は、6月23日の走塁中に右太もも裏を肉離れし、約1カ月後に実戦復帰。2軍戦2試合の出場を経て7月28日に1軍に復帰し、スタメン出場を続けていた。

◆阪神が5連勝で貯金を今季最多の「19」とした。D1位・森下翔太外野手(22)=中大=の4号2ランで3点リードの八回、岩貞祐太投手(31)が適時打を浴び、2点差。さらに無死一、二塁から馬場皐輔投手(28)が岡本和真内野手(27)に二塁打を許し、一走・秋広優人内野手(20)の生還はセーフと判定されたが、岡田彰布監督(65)のリクエストでリプレー検証の結果、ジャッジが覆り、何とか逃げ切った。九回を締めた岩崎優投手(32)は15試合無失点で21セーブ目。巨人は9日の16回戦も落とせば、自力優勝の可能性が消滅する。8月6勝1敗で2位広島に3・5差とした岡田監督の主な一問一答は以下の通り(成績=57勝38敗4分、観衆=4万905人)。★テレビインタビュー編(抜粋)ーーリクエストが明暗をわけた「シートノックというか、連係とかね、ずっと言っていたことが一番いい時に生きたですね」ーー森下のホームラン「1点差なってね。やっぱ大きかったですよ、はっきり言うて」★囲み編ーー森下はフルカウントから粘って「あそこはエンドランじゃなしにね、スチール...ゴロ打つんじゃなしにな」ーー八回も追い越されなかった「こっちから見てもアウトと思ったけどな、前でタッチしとったからな」ーー中継プレーがチームに浸透(岡本和の二塁打を近本ー木浪ー梅野とつなぐ)「だから一番大事なところで出たようなあ、やっぱりなあ」ーーケラーもよく抑えた(八回1死一、三塁で登板し、窮地脱出)「(発熱で登録を見送られた)石井がいてなかった。ホントやったら石井行っとったよ、だから馬場に賭けたけどな。ああいうふうになったから(八回無死一、二塁から連打を許す)。三振取れんのはケラーやな。小さいことやらんバッターになってからな。長野とブリンソンやろ。だからケラーの方がエエかなと思た」ーー九回を抑えた岩崎はさすが「もうずっとね、だいぶちょっと負担かけてるけどなあ」ーー打線が好調で、先手先手で点を取れている「どっかで、もう一本出たら楽なんやな。追加点っていうか、あと1点、2点取ってたら、向こうも戦闘能力なくなるみたいな。だから、ツーラン、ソロはそうでもないけど、ツーラン、ツーランとかなったら、この球場は怖い」ーー岩貞が「(八回の)先頭のフォアボールやろ。先頭のフォアボールやろ、絶対」ーー巨人に勝ち切れたのは大きい「勝ち切れたというか、勝ちゲームやからな。5ー0からのスタートやからな。三回までにな。勝ち切れたよりも、絶対勝たなアカンゲームになってしもうたわな、そういう時の方が結構しんどいよ。最初にああやって点差開いた方がな」ーー勝って当然みたいな「そういう展開になるからなあ。シーソーゲームの方がまだな、楽なことは楽やわ。はっきり言うてな」ーー貯金が増えた「6連戦の今日な。1つ勝っておけば、後々が楽になるなと思ってたから。結局は落とせんゲームになってしもうたわな。落とせんゲームいうことは、しんどいゲームになってしもうたいうことや。しのがなアカン展開になってしまうもん。シーソーゲームの方が楽やで。どっちに転ぶかわからんゲームの方が楽や」ーーこういうゲームはチームを強くする「強くするて、強なってるんちゃう? だから負けないことが大きいわな。やっぱりな。1点差やけどな」

◆巨人・大城卓三捕手(30)が六回の守備で打者の佐藤輝が空振りしたバットを頭部付近に受け、七回の守りから交代した。原監督は「かなり腫れていた。大事に至らないことを願う」と心配した。マスクが取れるほどの勢いで直撃。それでも直後の攻撃で打席に立ち、二ゴロに倒れていた。

◆巨人は序盤の大量失点が響き、競り負けて4位に後退した。先発の菅野智之投手(33)が2回2/3を7安打5失点と振るわず、5敗目を喫した。打線は最大5点差から1点差にするのが精いっぱいだった。原監督は「やっぱり主導権を握るというのは大事なことでしょうね」と振り返った。4番の岡本和は六回に3試合連発となる左越え31号2ランを放った。8月は7戦9発と勢いが止まらない。八回の好機では代わったばかりの馬場の初球を捉えて左中間を破る適時二塁打。指揮官は「いい場面で初球から打てるというのは素晴らしい」と評価した。

◆阪神・西純がバットで難敵・菅野を〝KO〟だ。6回4失点と苦しんだが、1打点で自らを助け、今季5勝目をものにした。「やっぱり沢村賞をとられている投手ですし、打てたことがよかったです」笑顔はなかったが、勝利には確かに貢献した。2-0の三回2死一、三塁で、菅野の外角カットボールを泳ぎながらも中前適時打し降板させた。菅野の2回?での降板は、阪神戦では自己ワーストの屈辱だった。投球では5-0の四回に長野に2ラン、六回にも岡本和に左翼へ2ランを浴びて1点差に迫られたが、登板2試合連続タイムリーとなる今季5打点目が最後まで効いた。岡田監督は「ここはホームランは出る。もうちょっと慎重にいってほしかった」と苦言。西純も「中継ぎの方たちにすごい申し訳ない気持ちがあります」と反省したが、勝って反省出来ることは大きい。この経験を糧に成長し続ける。(新里公章)

◆誤算に次ぐ誤算-。起こることすべてに、最悪の結末まで導かれているようにさえ思えた。落ちていく寸前の岡田虎をつなぎとめたのは、阪神・ケラーの右腕だ。1点リードの八回1死一、三塁という危機を託され、無失点で切り抜けてみせた。「テル(佐藤輝)が素晴らしいプレーでカバーしてくれたし、(最後は)三振といういい形で抑えられて、本当によかった」森下の一発で3点差に広げた直後、マウンドに上がった岩貞が四球と連打で失点し、1死も取れずに降板。火消しに挑んだ馬場も岡本和に適時二塁打を浴びて、同点ホームこそ防いだが、さらに岸田に左前打を許した。もう、ケラーに頼るしかなかった-。ここまでの窮地に至るほどの誤算は、実は試合前から始まっていた。当初は、前日7日に出場選手登録を抹消された浜地に代わって、体調が回復した石井をこの日から1軍昇格する予定だった。だが、不測の事態が起こる。岡田監督は球場入り時から「石井はきのう(東京の)宿舎に入ったけど、熱が出て。浜地を(2軍に)落とさんかったらよかった」と嘆き、始まった試合だった。展開を呪うしかなかったが、ケラーが見事に応えた。痛烈な当たりを許しながらも長野を三直に打ち取ると、続くブリンソンは150キロ直球で空振り三振に仕留め、激しくガッツポーズだ。試合後の岡田監督は「本当にきょうは、それ(石井の不在)がモロに出てしまったというような...。ほんとやったら石井が(八回に)いっとったよ。馬場にかけたけど、ああなったらやっぱり、三振取れるのはケラーやな、おーん」と胸をなで下ろした。同じ右腕の新外国人・ブルワーが来日したが、俺を忘れちゃ困るとばかりにケラーの剛腕が輝いた。「(救援陣が)助け合って勝てたことは本当に大きい」。アクシデントに見舞われた虎、指揮官を救った。(三木建次)ケラーの好救援に阪神・安藤投手コーチ 「きょうは本当にケラーさまさま。力ある投球でしっかり投げていけば、どんどん信頼できる。きょうは助かりました」

◆値千金の初G倒弾や! 阪神は巨人の反撃を7-6で振り切り、5連勝で今季最多を更新する貯金19とした。5点リードから1点差まで迫られた八回に、ドラフト1位の森下翔太外野手(22)が右中間へ4号2ラン。その後また1点差とされただけに、チームを救う巨人戦初アーチとなった。敗れた広島とは3・5ゲーム差に。勢いのまま、9日も勝って巨人の自力優勝の可能性を消滅させる!右中間スタンドに突き刺さる放物線を見届け、大きく人さし指を突き上げる。そして本塁打だと誇るようにクルクルと回してみた。敵地初、右方向へも初、そして巨人戦初となった森下の4号2ランに、左翼スタンドの虎党が熱く沸いた。「すごい声援が後押しして、ホームランが伸びてくれた。試合前に監督から右中間に打ってこいというアドバイスがあったので、その通りいきました」三回までに5点をリードするも、2本の2ランで1点差に詰め寄られ重たい空気で迎えた八回。1死から中前打で出塁した中野を一塁において打席に立った。「インコースをよく攻められるのが分かっていた。そこのスライダーだったり真っすぐを意識しながら、外はもうコースに逆らわずにという形で」と打席に立つと、カウント3―2と追い込まれてから3球ファウルで粘り、9球目。高梨の外角の144キロシュートを振り抜いた。広い甲子園で3度アーチを架けた男にとっては、打った瞬間疑いようのない一発。食らいつく巨人にダメージを与えた。一回には大山の先制打につながる遊撃への内野安打で東京ドーム初安打をマークすると、六回にも左前打。「これが持ち味」といずれも初球を捉えてのヒットだった。これで1日の中日戦(バンテリンドーム)以来の1試合3安打。2度の2軍落ちがウソだったかのように、首位を走る虎をけん引している。

◆同期の絆が紡いだ連係が光った。阪神・近本から木浪へ-。流れるように白球はホームへとかえってくる。悲鳴にも似た声が歓声に変わった。起死回生の中継プレーで接戦をモノにし、近本はホッと息を吐いた。「結果的にアウトになったのはよかったと思います。けど、もう少し、連係とかもあると思うので、はい。連係ですね」7-5と2点差に迫られ、なおも無死一、二塁のピンチ。巨人の4番・岡本和が放った打球は左中間を突き破る。二走が生還し、1点差。さらに、一走・秋広もホームへと向かってきた。ボールを手にした近本は遊撃深くに位置する同期へ。送球を受けた木浪は振り返った。「近本がつないでくれた。自分のベストな球だったのであれでセーフになったら仕方ない」きわどいタイミングのタッチプレー。判定はセーフ。岡田監督がリプレー検証を要求する。場内ビジョンに映像が流れるたび、虎党は大きな歓声をあげた。

◆カード初戦の先発を託された巨人・菅野智之投手(33)が、2回2/3を7安打5失点と精彩を欠いた。一回に大山、二回に中野と警戒していた打者に適時打を許し、三回に投手の西純に適時打を浴びたところで降板。3四死球を与えて74球を要し、5敗目(2勝)を喫した。コースを突いても見極められ「先発としての役割を果たせなかったので、次回に向けて調整していきたい」と声を振り絞った。

◆どんな形であれ、今は白星がイチバン大事。この試合も、反省点は山ほどあるけれど、最終的に勝ったことが大きい。八回の森下の右方向への一発。東京ドームはどう打撃をすればいいのか。空中戦を体感できたことだけでも貴重だ。その裏の近本-木浪-梅野の中継。少しでもズレていたら、セーフだったわけで、この試合をモノにできた最高殊勲のプレーだった。そして、反省点。最初に挙げるのは八回、岩貞が先頭を歩かせてしまったこと。岩貞とはいえ、毎試合毎試合、完ぺきに抑えることはできない。時には点を失う。ただし、3点リードで、先頭打者への四球は、ベテランらしくない。追い込んでからの四球だから、なおさら良くない。先頭を歩かせると、後続の打者は「もう歩かせられない」という投手心理を読めてしまう。思い切って甘いコースに絞れるのだ。中山に打たれた右前打は、引っ張れる球を待たれた証拠。悪循環に陥ってしまった。慌てて投入した馬場が、打者2人に2安打。厳しい場面で使いずらくなってしまった。Kケラーが何とか抑えたが、長野の三直はカーブを読み切られての、一歩間違えば...の打球。ブリンソンには力のある球を投げていたので、期待はしたいが、怖さは残る。振り返って、この薄氷の継投になった原因が、一番の問題だろう。先発・西純が六回で交代してしまったことだ。岡田監督が週の頭、火曜日の先発を託しているのは、少しでも長いイニングを投げてもらいたいから。この日は6回100球だったが、せめて七回まで。120球ぐらいは投げてもらわないと、この先、救援陣はまた苦しくなる。西純が七回まで投げていれば、加治屋は八回に使えた。ただ、六回に岡本浴びた一発を見せられると、ベンチは交代に踏み切らざるを得ない。西純という投手は、フォークでストライクが取れるところが特長。細かな制球はなくても、カウントを稼げるフォークは有効な球だ。これが諸刃の件でもある。イニングが長くなると、低めへのフォークが甘く入る確率が高くなる。この球は、中軸には見逃してもらえない。この日も見せた打撃は、投手のレベルを超えている。長いイニングを投げる条件は揃っている。甘く入るフォークに気を付けて、少しでも長いイニングを。それができる投手なのだから。とはいえ、何度も言うが、こんな試合も勝った。これがイチバン大事なことだ。(サンケイスポーツ専属評論家)

◆エースの菅野が打ち込まれ、ズルズルと負ける展開になるかと思ったけど、よく追い上げた。でも最終的に追いつき、勝ち越せないのが、残念ながら今年の巨人の弱さかもしれないね。両チームとも1936年の(復刻)ユニホームを着ていたそうだが、さすがの私も38年生まれで当時のユニホームは分からない。でも私の現役時代、すでに阪神戦は特別なものだった。川上哲治監督も、長嶋茂雄さんも「絶対に負けられないぞ!」とベンチで選手に声をかけていた。ファン同士もお互いに殺気立っていて、負けようものなら「阪神に負けるな」「何とかしろ」などとヤジを飛ばされた。重圧はすごいが、その分、必死に戦っていい試合をファンに見せることはできていたと思う。そういった意味では岡本和はいい場面で打った。勝負強く、巨人の4番打者としてふさわしい打撃でファンを喜ばせていた。ただし、伝統の一戦のカード負け越しは許されない。それは巨人のユニホームを着ている者の使命でもある。(サンケイスポーツ専属評論家)

◆ドームだけど勝利を呼び込む森下の打ち上げ花火の2ランホームランに、星がきらめく真夏の夜空が虎党にはハッキリと見えたのだ!! 虎のミスター3番、森下翔太まぶしいぜー!!「何がリクエストや! 審判は神様やろ!! 百歩譲って例え誤審であろうが人間がやってるから野球は面白いんや!! そこにドラマがあるんや!!」と、全面的にリクエストに反対し続けてきた俺だったが、本日、八回に同点のホームインと判定された秋広に対し阪神のリクエストが成功してアウト!! 「そやろー!! サッカーW杯でも1ミリの映像判定で日本は勝ったやないか!! 映像バンザーイ!! リクエストサイコー!!」と叫んだ俺は最低でしょう...。でも阪神勝ったからこれでいいのだ!!ちなみに本日、俺は自宅で阪神の漢字タオルを書いている書道家の晃鳳くんと観戦していたけど、森下のホームラン直後に発した言葉は「これで今夜は森下のタオルが売れまんがな~」で満面の笑み...。こんな心の汚れた大人2人だけど、今季最多の貯金19とした勝利の瞬間は涙を流さんばかりに抱き合って喜んだのだ!! その純粋さに免じて許してくれ~!!

◆阪神・大山悠輔内野手(28)が攻守で勝利に貢献した。打っては一回1死一、二塁で菅野の外角へのスライダーを捉えて中前適時打。得点圏打率・319とチャンスに強く、「明日の試合も、入りからいけるようにしっかり準備したい」と気合を入れ直した。1点リードの七回1死の一塁守備では、重信の高いバウンドのゴロをジャンピングキャッチし、守備でも魅了した。

◆阪神・中野拓夢内野手(27)は3安打で、7月29日の広島戦(甲子園)以来、今季7度目の猛打賞。「ヒットを打ったこともそうですが、どちらかと言うと得点を取れたということが良いことだった」と2得点に満足げだった。一回に右前打で出塁し、先制ホームを踏むと、二回は2死一、二塁から右前適打。八回には1死から中前打で森下の2ランにつなげた。「みんながしっかり打つべきボールを打って、後ろにつなぐという意識が強い」と好調の打線に自信をのぞかせた。

◆カード初戦の先発を託された巨人・菅野智之投手(33)が、2回2/3を7安打5失点と精彩を欠いた。一回に大山、二回に中野と警戒していた打者に適時打を許し、三回に投手の西純に適時打を浴びたところで降板。3四死球を与えて74球を要し5敗目(2勝)を喫した。元巨人監督の堀内恒夫氏(75)は9日、自身のブログで「たまに投げる真っ直ぐのスピードはなく バッターはスライダーを待っている。待たれていることがわかる菅野 よほど自分が投げるボールに自信がないんだろう。投げづらそうだ。マウンド上で見せる仕草 きゅうきゅうとした表情」と指摘。「繰り返し言おう。野球がやりたいのなら今を越えるしかない。諦めず根気よく、だ」とエールを送っていた。

◆巨人は5―7の八回無死一、二塁で岡本和の打球が左中間を破った。一走秋広の生還に東京ドームは大いに沸いたが、この判定は阪神のリクエストでアウトに覆った。同点ならずに後続も倒れ、逆転優勝への望みを懸けた3連戦の初戦を落とした。元巨人監督の堀内恒夫氏(79)は9日、自身のブログで「秋広のスライディングは中途半端で上半身立ったままのおかしなものだった」と指摘。「阪神の外野からの連携プレーも良かったがそれを抜きにしてこの秋広の走塁がダメ。若さゆえの経験不足 ここはコーチがしっかりと指導してほしい」と苦言を呈していた。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
57384 0.600
(↑0.004)
-
(-)
44380
(+7)
304
(+6)
50
(+1)
51
(-)
0.244
(↑0.002
2.780
(↓0.03)
2
(-)
広島
55432 0.561
(↓0.006)
3.5
(↓1)
43344
(+4)
336
(+5)
61
(+1)
54
(-)
0.246
(↓0.001)
3.030
(↓0.01)
3
(1↑)
DeNA
48473 0.505
(↑0.005)
9
(-)
45351
(+7)
347
(+4)
66
(+2)
21
(+1)
0.249
(↑0.001)
3.230
(↓0.01)
4
(1↓)
巨人
49481 0.505
(↓0.005)
9
(↓1)
45380
(+6)
363
(+7)
120
(+2)
32
(-)
0.255
(-)
3.580
(↓0.03)
5
(-)
ヤクルト
41552 0.427
(↑0.006)
16.5
(-)
45344
(+5)
386
(+4)
80
(+1)
52
(-)
0.235
(↑0.001)
3.690
(↓0.01)
6
(-)
中日
38592 0.392
(↓0.004)
20
(↓1)
44294
(+4)
342
(+7)
45
(-)
29
(+1)
0.244
(-)
3.130
(↓0.04)