ロッテ(★0対2☆)オリックス =リーグ戦13回戦(2023.08.08)・ZOZOマリンスタジアム=
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ORIX
1010000002700
ロッテ
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勝利投手:山本 由伸(11勝4敗0S)
(セーブ:平野 佳寿(3勝1敗18S))
敗戦投手:カスティーヨ(2勝3敗0S)
  DAZN
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◆オリックスは初回、中川圭の適時二塁打で先制する。その後は3回表に森が適時三塁打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・山本が7回4安打無失点の好投。その後は山崎颯、平野佳とつないで完封リレーを展開し、山本は今季11勝目を挙げた。敗れたロッテは、打線が精彩を欠いた。

◆パ・リーグ首位打者のオリックス頓宮裕真はロッテ戦で好相性。今季は38打数16安打の打率4割2分1厘を誇り、通算でも3割2分5厘と、パ・リーグ相手では唯一3割を超える得意のカード。特に敵地のZOZOマリンは今季4割2分9厘のハイアベレージで、通算でも4割4厘。同球場で通算50打席以上の選手で、打率4割以上は頓宮しかいない。ロッテキラーが得意の敵地で、今日も相性の良さを発揮するか。

◆オリックスのスタメンが発表され、この日1軍復帰した森友哉捕手(28)、太田椋内野手(22)がそろって先発に名を連ねた。左大腿(だいたい)二頭筋筋損傷から復活した森は「2番右翼」で先発。2軍では今月2日に右翼、4日に左翼の守備に就いたが、1軍では西武時代の16年9月27日の日本ハム戦で「5番右翼」で先発して以来。28歳の誕生日に快音を響かせたい。森に若月、頓宮と捕手登録の3人がスタメンとなり、左尺側手根伸筋腱炎(けんえん)から復活した太田は「1番二塁」で先発となった。

◆オリックス山本由伸投手が「運」も味方に、7回4安打無失点で両リーグトップ11勝目を挙げた。「粘られながら、ピンチの場面も運良く切り抜けられたので助かりました」。2点リードの5回1死一、三塁。この日唯一のピンチで、初球フォークをはじき返した荻野の痛烈な打球は三塁線へ飛んでいくも、宗が好捕。三塁走者のブロッソーも戻れず、わずか1球で大きな危機を脱した。「初球スイングが来るのは分かっていた。しっかりいい高さに投げられて、いいところにたまたま飛んだのでラッキーでした」。狙い通りの制球力が呼んだツキ。お立ち台では無邪気にジョークを交えて、ファンを沸かせた。「打ち取っていたんで、宗さんじゃなくても捕れたかなと。ふふふ。ウソです。運が良く、感謝しています」。カード頭で110球の熱投。エースの仕事を果たした。

◆1軍合流したオリックス森友哉捕手(28)が、復活もバースデーも、自らのバットで祝った。「復帰できて良かったですし、何より勝てたというのが良かったですね」。3回1死二塁の第2打席、チェンジアップをフルスイング。中堅への大きな大きな飛球となり、追加点をもたらした。7月1日の日本ハム戦で左太もも裏を痛め離脱。初めて負傷した箇所だった。酸素カプセルにも入りながら、1歩1歩回復を目指す日々。焦燥感はなかった。「焦りはないです。1軍強いので。戻って結果が出ないのが一番良くないので」。チームへの信頼感と自身への責任感が上回った。その中で温めていたのが外野のオプション。7月25日に実戦復帰する前から、首脳陣から外野の練習をするよう言われていた。2軍では右翼と左翼をこなし、この日は「2番右翼」で先発。1軍では約7年ぶりの外野守備も、新調したグラブで白球を追った。若月やセデーニョら、打撃好調な選手たちを最大限に生かす選択肢。中嶋監督は「こういうオプションは絶対あるなと思っていた。ここで出すことができて良かった」と口にした。森も「ワカ(若月)も調子いいですし、まずはチームが勝つために自分が何ができるかなという。結果どこであれ、試合に出られるのなら」。あらためてチーム第一を誓う。この日は28歳の誕生日。応援席からはバースデーソングも流れた。「すごい声援でしたね。たまたま誕生日に上がれたというのはうれしいです」。主砲の復帰で2位とは今季最大6ゲーム差。打線がより一層厚みを増した。【磯綾乃】○...左手首のケガから約3カ月ぶりに1軍復帰した太田が存在感を見せた。「1番二塁」で先発し、初回に初球をとらえて右翼フェンス直撃の二塁打。先制のきっかけとなり「第1打席で1本出れば楽になると思っていた。出て良かったです」と胸をなで下ろした。本塁打かギリギリの打球だったが、中嶋監督はリクエストせず。「入ってたねえ。申し訳ございませんでした」と指揮官。太田も「僕も見えてなかった。(監督から)僕も謝られました」と笑顔だった。

◆首位オリックスが2位ロッテとの直接対決初戦に勝利し、ゲーム差を今季最大の6に広げた。先発の山本由伸投手(24)が、7回4安打無失点の好投で両リーグトップの11勝目。「初回から先制点を取ってもらったので、何とかテンポよくいきたかったんですけど、粘られながら、ピンチの場面もまあ運良く切り抜けられたので助かりました」。2点リードの5回、この日唯一の1死一、三塁のピンチで、初球フォークをはじき返したロッテ荻野の痛烈な打球は三塁線へ飛んで行くも、宗が好捕。三塁走者のブロッソーも戻れず、わずか1球で大きなピンチを脱した。お立ち台では、ユーモアたっぷりに感謝。「打ち取っていたんで、宗さんじゃなくても捕れたかなと。ふふふ。ウソです。運が良く、感謝しています」。ベンチで聞いていた宗も、笑顔で反応していた。

◆1軍復帰した2選手もすぐさま活躍し、オリックスが2位ロッテとの直接対決で完封勝ちした。左尺側手根伸筋腱炎(けんえん)から復帰した太田椋内野手(22)が「1番二塁」で、左大腿(だいたい)二頭筋筋損傷から復帰した森友哉捕手(28)は「2番右翼」でそろって先発した。太田は初回の第1打席で、初球を捉えて右翼フェンス直撃の二塁打。先制点のきっかけをつくった姿に、中嶋聡監督(54)は「積極的にいくタイプなんで。久々に見ましたけど、いい感じではあると思います」と話した。3回に2点目をもたらす中堅への適時三塁打を放った森は、約7年ぶりに外野で先発。「今日もし風が強かったら(外野で)行ってなかったかもしれないですけど。こういうオプションは絶対あるなと思っていたので。ここで出すことができて良かったと思います」。復帰した森に加えて若月、セデーニョら打撃好調の選手を最大限に並べるオプションが生きた。これで2位ロッテとは今季最大の6ゲーム差。「本当に目の前のことをやっていかないといけない。本当に一喜一憂せずにしっかり目の前の試合にこだわっていきたいと思います」。慢心なく、1試合の1勝を目指す。

◆ロッテは守備のミスが響き、今季11度目の0封負けで3連敗を喫した。「9番中堅」で1軍復帰した藤原恭大外野手が1回2死二塁、中川圭の大飛球に頭上を越され先制点を許すと、3回1死二塁では森の打球を見失い後方にポトリ。適時三塁打となり序盤で2点目を献上した。吉井監督は「捕って欲しいフライだったと思いますけども。次は捕れるように練習してもらいたいと思います」と振り返った。

◆オリックス・宮城大弥投手(21)が9日のロッテ戦(ZOZOマリン)に先発する。試合前には雨が降ったため、室内練習場でダッシュなどで調整した。2位・ロッテとの直接対決だが、「あまり意識せず。直接対決ではありますけど、一戦一戦大事なので一生懸命やりたいなと思います」と意気込んだ。ここまで15試合に登板し、6勝4敗。6月18日のヤクルト戦(神宮)以来、5試合白星から遠ざかっている。「内容がよければ、絶対白星はくると思いますので、まずは自分のいいピッチングして、勝って喜びたいなと思います」と力を込めた。

◆本拠地ZOZOマリンで行われる首位オリックスとの直接対決。ロッテの助っ人右腕、ルイス・カスティーヨ投手(28)が「6連戦の頭で、しかも首位チーム相手の非常に重要な登板になる」と意気に感じて大事な一戦のマウンドに立った。堂々と山本と投げ合った。190センチの長身からスリークオーターで投じるドミニカ共和国出身の右腕。切れ味鋭いスライダーを軸に、丁寧に低めに投球を集めて、強力オリックス打線を封じた。一回は先頭の太田に初球の直球をフェンス直撃の右越え二塁打とされ、いきなりのピンチ。だが、この回の失点は、4番・中川圭の中越え適時二塁打による1点のみに抑えて踏ん張った。三回は1死二塁から森をチェンジアップで中飛に打ち取ったかに思われたが、中堅手の藤原が打球を見失い、中越え適時三塁打となった。不運な当たりに泣かされながらも、6回90球を投げて6安打2失点。粘り強く試合をつくった。打線は五回に1死一、三塁としたが、荻野が三直に倒れた際、三走のブロッソーが塁に戻れず併殺に。カスティーヨは頭を抱えて悔しがった。打線の援護に恵まれず、2点ビハインドのまま降板。今季3勝目をつかむことはできなかったが、チームを鼓舞する力強い投球を示した。打線は今季11度目の完封負け。3連敗でオリックスとは6ゲーム差に広がった。

◆オリックスが3連勝。一回に中川圭の適時二塁打で先制し、三回には森の適時三塁打で加点。山本が7回を単打4本に抑え、無失点で両リーグトップの11勝目を挙げた。平野佳が18セーブ目。ロッテは最後まで本塁を踏めず3連敗。

◆優勝戦線にはなくてはならない男が帰ってきた。離脱していたオリックス・森友哉捕手が28歳の誕生日に1軍に復帰。2位ロッテをさらに突き放し、独走態勢を築く上で欠かせないピースだ。7月1日の日本ハム戦(エスコン)で左太もも裏を痛め、2日に筋損傷で出場選手登録を抹消された。そこから4週間後の25日のウエスタン・中日戦(杉本商事BS)に指名打者として実戦復帰。外野手、捕手と段階を踏み、満を持して1軍の舞台となった。試合前には3度のスコールに見舞われ、練習は室内へ。チームでのウオーミングアップを行い、左右の打撃投手を相手に感触を確かめる29スイングで汗をかき、天候が回復するとグラウンドでは右翼の守備位置に就いた。シーズン開幕前には中嶋監督が「捕手一本」との考えを示唆していたが、復帰戦でオプションがさく裂。そのまま「2番・右翼」で起用され、西武時代の2016月以来、7年ぶりに外野のフィールドを踏んだ。左翼席の応援団がバースデーソングを歌う中、第1打席は左飛。しっかりと振り切り、元気な姿をアピールした。待望の瞬間は1-0の三回、1死二塁から中堅への飛球を中堅手が目測を誤り、適時三塁打となりHランプをともした。先発の山本は7回4安打無失点と粘り強い投球を続けた。攻守ともにロッテにゆるぎない強さを見せつけ、6ゲーム差に広げた。オリックスが独走態勢に入った。

◆ロッテは散発5安打で今季11度目の零敗を喫した。相手エースの山本に球数を投げさせ、後半勝負に持ち込む作戦を敢行。予定通り7回110球を投げさせる展開となったが、三回に中堅手の藤原が森の飛球を見失い、中越え適時三塁打となるなど守備のミスで序盤に失点した。吉井監督は「0-0できて後半勝負だった。この作戦だとちゃんと守らないと駄目。守備の差で負けた」と苦言を呈した。3連敗で首位オリックスとのゲーム差は今季最大の6に広がった。

◆鬼に金棒、オリックスに森。頼れる背番号4が表舞台に戻ってきた。幕張の地に足を踏み入れ、7月1日の日本ハム戦(エスコン)以来の1軍。「2番・右翼」という7年ぶりの〝サプライズ〟も難なくこなし、2位ロッテとの直接対決に先勝。6ゲーム差とさらに突き放した。「めちゃくちゃ緊張しました。終始、緊張してました」左太もも裏筋挫傷からの復帰戦。捕手ではなく、DHでもない。西武に在籍していた2016年9月27日の日本ハム戦(西武プリンス)以来となる外野での出番だった。首脳陣から「練習しといて」と言われていたと明かし、確かに4日のウエスタン・阪神戦(ほっと神戸)では左翼も就いていた。借り物だった外野用のグラブも新調。3度の守備機会も無難にこなしたが、心の中はずっとドキドキしていた。この日は28歳の誕生日でもあった。ビジターにもかかわらず、左翼席を陣取った応援団からバースデーソングが流れた。第1打席は左飛に終わったが、待望の瞬間は1-0の三回に訪れた。1死二塁から中堅への飛球を藤原が目測を誤ってしまうラッキーな適時三塁打。「ヒットはヒットなんで、うれしいです」と即Hランプをともした。38試合に出場した扇の要ではなくとも「試合に出れるならという感じです」と勝利を最優先する。開幕前、中島監督は森の捕手起用について「他のポジションで使う気は全くない」と語っていたが、FA戦士にもマジックをかけ、さらに戦力に厚みが増している。「復帰できてよかったですし、何より勝てたというのが良かったですね」と森。これで3連勝。貯金21は今季最多を更新した。圧倒的な強さ。主力が続々と戦線に戻り、3年連続リーグ優勝へと着実に歩む。弱点は見当たらない。(北池良輔)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
58372 0.611
(↑0.005)
-
(-)
46371
(+2)
308
(-)
84
(-)
31
(-)
0.256
(↓0.001)
2.960
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
49404 0.551
(↓0.006)
6
(↓1)
50340
(-)
332
(+2)
67
(-)
52
(-)
0.237
(↓0.001)
3.350
(↑0.01)
3
(-)
ソフトバンク
48462 0.511
(↓0.005)
9.5
(↓1)
47352
(+3)
338
(+9)
67
(+1)
44
(-)
0.245
(↓0.001)
3.250
(↓0.06)
4
(-)
楽天
47501 0.485
(↑0.006)
12
(-)
45348
(+9)
383
(+3)
83
(+1)
71
(-)
0.242
(↑0.002)
3.520
(↑0.01)
5
(-)
西武
43521 0.453
(↑0.006)
15
(-)
47272
(+6)
315
(+3)
63
(+1)
61
(-)
0.233
(-)
2.940
(-)
6
(-)
日本ハム
41590 0.410
(↓0.004)
19.5
(↓1)
43327
(+3)
349
(+6)
75
(+2)
55
(-)
0.232
(-)
3.110
(↓0.03)