1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 5 | 2 | 13 | 18 | 0 | 5 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 |
勝利投手:メンデス(3勝3敗0S) 敗戦投手:大瀬良 大地(4勝9敗0S) 本塁打 |
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◆一発攻勢を見せた巨人が大勝。巨人は初回、岡本和の2ランで先制する。続く2回表に長野のソロ、4回には再び岡本和のソロが飛び出すなど、終わってみれば18安打で13得点を挙げた。投げては、先発・メンデスが6回無失点の好投で今季3勝目。敗れた広島は、先発・大瀬良が試合をつくれなかった。なお、この試合で巨人・中田翔がNPB通算300本塁打を達成した。
◆巨人長野久義外野手が、かつての本拠地・マツダスタジアムで3年ぶりにアーチを描いた。「6番右翼」で9試合ぶりにスタメン出場すると、2点リードの2回先頭、広島大瀬良のカットボールをとらえ、左翼席上段へ運んだ。長野は「とにかく、(大瀬良)大地から打てたことがめちゃくちゃうれしいです」と喜びをあらわにした。同球場での本塁打は、広島に所属した20年11月5日巨人戦以来3年ぶり。試合前の時点で、後半戦は10打数4安打で打率4割と好調を維持しており、原監督も「若返ったね。ずっと夏場だったらいいのに」と、38歳の夏男に期待を寄せていた。
◆巨人中田翔内野手(34)が、史上45人目となる通算300号本塁打を達成した。現巨人の松田宣浩がソフトバンク時代の21年9月29日の西武戦(ペイペイドーム)で達成して以来となる。7点リードの8回1死二、三塁、代打で登場して広島河野から146キロ直球を左翼席に運んだ。12号3ランで大台に到達した。ベンチに戻ると、地元広島のファンから大きな拍手を受けた。自主トレをともにする弟子の秋広優人内野手から記念パネルを受け取ると、ヘルメットを脱いで深々と場内に頭を下げた。07年の高校生ドラフト1巡目で日本ハムに入団した中田翔は、3年目の7月20日ロッテ戦でプロ初本塁打を放った。21年に巨人に移籍するまで、日本ハムで254本塁打を積み上げた。巨人では3年目で46本塁打目となった。本塁打王はないものの、11年から20年まで10年連続で2ケタ本塁打を達成。球界を代表するアーチストとして君臨し続けてきた。【中田翔のシーズン別本塁打】08年=1軍出場なし09年=010年=911年=1812年=2413年=2814年=2715年=3016年=2517年=1618年=2519年=2420年=3121年=722年=24
◆巨人岡本和真内野手(27)が自身初の1試合3本塁打で、史上9人目の6年連続30本塁打を達成した。8回、広島河野のカットボールを左翼ポール際に運んだ。この試合、初回の第1打席に28号2ラン、4回先頭で29号ソロを放っており、3本塁打で一気に大台に乗せた。一役ブレークした18年から6年連続30本塁打に到達した。球団では王貞治(19年連続)、松井秀喜(7年連続)に次いで3人目となった。巨人を除くと秋山幸二(9年連続)、山本浩二(8年連続)、野村克也(7年連続)、大杉勝男(6年連続)、タイロン・ウッズ(6年連続)、小笠原道大(6年連続)とそうそうたるメンバーが名を連ねている。【岡本和真のシーズン別本塁打】15年=1本16年=0本17年=0本18年=33本19年=31本20年=31本21年=39本22年=30本
◆投打がかみ合った巨人が鬼門マツダスタジアムでの今季2勝目(7敗)を挙げた。DeNAが阪神に敗れたため、6月24日以来43日ぶりのAクラス返り咲きとなった。主砲が絶大な存在感を示した。両リーグのホームランキングを独走する4番岡本和が、1回2死一塁、広島大瀬良の内角に入ってきた146キロ直球を捉えた。左翼後方の防球ネットまで運ぶ特大の先制の28号2ランとした。さらに4回先頭、大瀬良の134キロフォークをライナーで左翼席に運ぶ2打席連発の29号ソロ。8回1死からも左翼席に30号ソロを放ち、自身初の1試合3本塁打で史上9人目の6年連続30本塁打を達成。8月に入ってからは6戦8発と異次元のペースでアーチを量産している。2回先頭では、長野がかつての本拠地マツダスタジアムで3年ぶりのアーチとなる2号ソロを描いた。6回はブリンソンの適時二塁打、7回は大城卓が押し出し四球を選びリードを広げた。8回1死二、三塁からは代打中田翔が左翼席への12号3ランを放ち、通算300号アーチを達成。5本塁打11得点で大勝した。投げては左腕のメンデスが6回4安打無失点と好投して3勝目を挙げた。直近3試合、20イニング連続無失点を継続し、2連敗を喫していたの広島打線を封じ込めた。
◆巨人岡本和真内野手(27)が真夏のヒーローになった。自身初の1試合3本塁打で、史上9人目の6年連続30本塁打を達成した。広島大瀬良から、初回に28号ソロ、4回に29号2ランを放つと、8回にダメ押しの30号ソロを運んだ。6年連続の大台は、球団では王貞治、松井秀喜に次いで3人目。主将の打棒で、チームは13得点で大勝を収め、6月24日以来43日ぶりに3位に浮上した。岡本和が自身初の3本塁打。巨人選手の1試合3本塁打は20年9月9日中日戦の坂本以来で、日本人4番では05年8月24日横浜戦の小久保以来18年ぶり。また、2日からの本塁打は2→2→0→1→3の合計8本。5試合以内で8本の固め打ちは05年8月のウッズ(中日)とガルシア(オリックス=4試合)以来5人目。巨人では84年7月のクロマティ以来で、日本人選手では史上初の本塁打ラッシュだ。6年連続のシーズン30号にも到達。岡本和は20年にセ・リーグ30号一番乗りを記録したが、両リーグ最速は自身初だ。30本を6年以上続けたのは9人目で、巨人では62~80年王の19年連続、96~02年松井の7年連続に次ぎ3人目。岡本和は22歳シーズンから続け、今年が27歳。27歳シーズンに6年連続は67年王、01年松井に並ぶ最年少記録。
◆広島大瀬良大地投手が3本塁打を浴びるなど5回4失点で、連勝を3で止めてしまった。広島に原爆が投下されてから78年がたち「ピースナイター2023」として開催された試合。長崎出身の右腕も特別な思いを持って登板したが精彩を欠いた投球に「いろんなことを考えながらマウンド上がりましたけど、初回からああいう形になってしまって申し訳ない」とうなだれた。6回以降も中継ぎ陣が失点を重ねた。8回は4番手河野が2本塁打を含む3長打などで5失点。今季ワーストとなる18安打を浴び、ワーストタイ13失点で大敗した。打線も散発4安打と反発力を欠き、今季10度目のゼロ封負け。新井監督は「広島にとっては特別な日に、このような試合になって申し訳ない。私がしっかり反省して、また来週からしっかり戦っていきたい」と責任を背負った。
◆巨人岡本和真内野手(27)が真夏のヒーローになった。自身初の1試合3本塁打で、史上9人目の6年連続30本塁打を達成した。広島大瀬良から、初回に28号2ラン、4回に29号ソロを放つと、8回にダメ押しの30号ソロを運んだ。6年連続の大台は、球団では王貞治、松井秀喜に次いで3人目。主将の打棒で、チームは13得点で大勝を収め、6月24日以来43日ぶりに3位に浮上した。4番の背中がカッコいい。岡本和が広島の夏空に3本のアーチを描いた。1回2死一塁、左翼の上本が1歩も動かない確信の先制28号2ランを放つと、4回はライナーで左翼席に運ぶ29号ソロ。2打席連発とすると、最後は8回1死、左翼席へ1試合3本目となる30号ソロをかっ飛ばした。「カープにずっとやられてましたし、なんとか今日1勝したいと思ってた」と、鬼門・マツダスタジアムで2勝目(7敗)を挙げ、意地を見せた。真夏のヒーローが本領を発揮した。打率2割2分1厘、4本塁打と苦しんだ7月を抜け、8月は6試合で打率4割1分7厘、8本塁打、11打点でOPS1・840と猛打をふるう。直近5年で3度、打率3割を上回り計31本塁打の8月に好調をキープ。夏休みのスタンドに駆けつける子どもらに「喜んでもらえたらうれしいですし、ファンあってのプロ野球。しっかりと勝って喜んでもらえるように頑張りたい」と大きな背中を見せた。岡本和自身も少年時代に憧れたスーパースターがいる。メジャー通算3139安打、508本塁打を誇るWBCベネズエラ代表のミゲル・カブレラ内野手(40)。3月の同期間中、米国フロリダのローンデポ・パークで突然オリックス山本から電話がかかってきた。「カブレラがいます!」。連絡を受けて大急ぎで直行。「ずっと見てたし、レジェンドだから会えてうれしい。もう、めちゃくちゃデカかったです」と身長193センチ、体重112キロと、一回り大きな体格と存在感に刺激された。念願の初対面で撮影した2ショット写真は宝物になった。6年連続30本塁打と大台に乗り、チームを43日ぶりのAクラス返り咲きに導いても、姿勢は変わらない。「(30本塁打は)目安にしてる数字でもありますけど、まずはチームが勝つこと。偉そうに言える立場じゃないので」。もっとカッコいい主砲であり続ける。【小早川宗一郎】■原監督「すごいですね」岡本和は指揮官にハッパを掛けられ量産態勢に入った。1日のヤクルト戦で4打数無安打に終わると、原監督から「和真、いた?」とチクリ。それでも「全然、気にしていないですよ。おもろいコメント出すなあと思って」と"激励"に奮起し、2日同戦以降5戦8発とした。この日の試合後、原監督は「すごいですね。やっぱり先制の2ランが効きましたね。続けていってほしいですね。(原動力は)責任感じゃないですか。キャプテンシーだと思いますね」と活躍をたたえた。
◆巨人中田翔が地元・広島で、史上45人目で平成生まれ初の通算300号本塁打を達成した。7点リードの8回1死二、三塁、代打で登場して広島河野から146キロ直球を左翼席に運んだ。12号3ランで大台に到達。記念プレートをスタンドに掲げた。中学時代まで過ごした広島で、しかも8月6日の達成に「広島で打てたのは縁を感じますし、家族に支えられてここにいるので、その家族みんなの前で打てたのは個人的によかった」と勇姿を届けた。プロ16年目。今季はけがなどの影響もあって、7月以降は代打起用が増えた。「スタメンで4打席あるうちの1打席目と、その日の(代打での)1打席目では全然違いますね」。中島、長野、亀井打撃コーチら、先輩打者に助言を求めながら迎えた打席。今季代打出場14打席目にして初安打が節目の本塁打になった。「広島ファンの方からも拍手をいただいたり、詰まった1日でうれしかった」と充実感に浸った。通算300本塁打=中田翔(巨人) 6日の広島18回戦(マツダスタジアム)の8回、河野から今季12号を放って達成。プロ野球45人目。初本塁打は日本ハム時代の10年7月20日のロッテ14回戦(札幌ドーム)で大嶺から。中田翔は89年4月22日生まれで、平成生まれでは初の達成。
◆巨人・岡本和真内野手(27)が2試合連続となる先制の28号2ランを放った。一回2死一塁。カウント1-1から大瀬良が投じた146キロの直球を一閃。打った瞬間、本塁打とわかる特大のアーチをかけた。2試合連続の本塁打で直近5試合で6発と量産態勢。主砲が6年連続の30本塁打まで残り2本とした。
◆巨人・長野久義外野手(38)が「6番・左翼」で9試合ぶりに先発し、4月26日以来の本塁打となる2号ソロを放った。2点リードの二回先頭で甘く入った大瀬良のカットボールを逃さず、左翼席へ運んだ。元チームメートの右腕には今季3試合で2勝を献上しており「とにかく、大地(大瀬良)から打てたことがめちゃくちゃうれしい」と声を弾ませた。
◆巨人・岡本和真内野手(27)が2打席連続本塁打となる29号ソロを放った。3点リードの四回先頭で甘く入った大瀬良のカットボールを捉え、ライナーで左翼席へ。6年連続30本塁打に王手をかけた。一回には先制2ランを放ち「しっかり捉えることができた。先制できてよかった」と振り返った。
◆広島は78回目の広島原爆の日に、核なき世界や平和を訴える16回目の「ピースナイター2023」を開催し、呉市出身のシンガーソングライター・瀬戸麻由さんが始球式を務めた。ボールは転がり捕手のミットに収まったが、スタンドからは温かい拍手が起こった。マツダスタジアムは半旗が掲げられ、試合前に球場全体で黙とうをささげた。広島の監督、コーチ、選手と審判員は平和の象徴である鳩のデザインが入ったピースワッペンをユニホームの袖に付け、試合に臨んだ。
◆巨人・岡本和真内野手(27)が1試合3本塁打を放ち、6年連続30本塁打を達成した。球団では19年連続の王貞治、7年連続の松井秀喜に次いで3人目。八回に甘く入ったカットボールを逃さず、左翼席へ30号ソロ。一回には左翼席上段へ先制2ラン、四回には左翼席へライナーでソロを放った。
◆巨人・中田翔内野手(34)が、八回に12号3ランを放ち、史上45人目、平成生まれでは初となる通算300本塁打に達成した。7-0の八回1死二、三塁の好機で代打で出場。広島4番手・河野が投じた高め、146キロの直球をはじき返し、左翼席に突き刺した。11日の広島戦(東京ドーム)以来の一発。プロ16年目の大砲が、地元・広島で節目の大台に到達した。
◆巨人が5本塁打を含む今季最多18安打13得点で3位浮上。序盤から岡本和の2打席連発や長野のソロなどで得点を重ね、八回には代打中田翔の3ラン、岡本和の1試合3本目となるソロなどで5点を加えた。広島は連勝が3でストップ。
◆「原爆の日」という特別な日に広島は13失点の大敗だった。被安打は今季ワーストの18。先発の大瀬良大地投手は3本塁打を浴びて5回8安打4失点で9敗目を喫し、本拠地での巨人戦では通算20戦目で初黒星となった。被爆地長崎県出身の大瀬良は「小さい頃から歴史を学んできた。そういった日に投げられるのは特別なこと」と意気込んで臨んだが、好結果につながらなかった。救援の4投手全員が失点し、攻撃も六回以降は無安打に封じられた。試合の主導権を相手に渡してしまった大瀬良は「非常に申し訳ない」と責任を負った。
◆巨人・岡本和真内野手(27)が1試合3本塁打を放ち、6年連続30本塁打を達成した。?巨人・岡本和が1試合3本塁打を放ち、両リーグ30号一番乗り。巨人の選手が両リーグ最速で30号に到達したのは、2008年のラミレス以来15年ぶり8人目(18度目)。日本選手では00年の松井秀喜以来23年ぶり6人目(16度目)。?18年から6年連続30本塁打。巨人の選手で6年以上続けて30本以上を放ったのは、王貞治(1962-80年=19年)、松井秀喜(96-02年=7年)に次いで3人目で、右打者では初めて。他球団では秋山幸二(西武、85-93年=9年)、山本浩二(広島、77-84年=8年)、野村克也(南海、62-68年=7年)、大杉勝男(東映・日拓、68-73年=6年)、T・ウッズ(横浜→中日、03-08年=6年)、小笠原道大(日本ハム→巨人、05-10年=6年)の6人。?巨人の選手の1試合3本塁打は20年9月9日の坂本勇人(対中日)以来3年ぶり。?2日のヤクルト戦(東京ドーム)からの5試合で計8本塁打(2→2→0→1→3)と量産。5試合で8本塁打はプロ野球タイ記録で、79年のヤクルト・スコット(5月23-27日=2→1→1→2→2)、84年の巨人・クロマティ(7月4-10日=3→1→2→0→2)、05年の中日・ウッズ(8月6-11日=3→1→1→2→1)、同年のオリックス・ガルシア(4試合、8月10-13日=3→3→0→2)に次いで18年ぶり5人目で、日本選手では初めて。?5試合で1試合複数本塁打を3度記録したのは、昨季のヤクルト・村上宗隆(6月19-24日=2→0→0→2→2)がマーク。巨人では84年のクロマティ以来39年ぶり。
◆巨人は6日、広島18回戦(マツダ)に今季最多得点となる13-0で大勝し、6月24日以来の3位に浮上した。中田翔内野手(34)は史上45人目で平成生まれ初となる通算300本塁打を成し遂げた。生まれ育った故郷で節目のアーチを架けた。中田翔が八回1死二、三塁に代打で出場し、左翼2階席に飛び込む12号3ラン。地元・広島でプロ野球45人目となる通算300本塁打を達成し「いろんな意味ですごく縁を感じますし、その中で家族の前で打てたことはうれしかった」と喜んだ。忘れられない一日となった。「原爆の日」のこの日は世界平和を訴える「ピースナイター」として開催。試合前には黙?(もくとう)がささげられた。7月中旬から背中の張りの影響で代打起用が増え、同11日を最後に本塁打がなかった。代打経験が豊富な長野らに話を聞くなど試行錯誤する中、中学時代までを過ごした地で広島ファンからも拍手を送られ「個人的にはいろいろ詰まった一日だった」と感慨深く振り返った。(樋口航)
◆巨人は6日、広島18回戦(マツダ)に今季最多得点となる13-0で大勝し、6月24日以来の3位に浮上した。岡本和真内野手(27)が自身初の1試合3本塁打を放ち、6年連続30本塁打を達成。8月は6戦8発と量産態勢に入り、69に伸ばした打点との2冠を堅持した。止まらない。止められない。岡本和のバットが泣く子も黙る快音を奏でている。8月は6戦8発で6年連続30本塁打を成し遂げ、3位浮上の立役者となった。「一つの目安にしている数字。カープにやられていたので、何とか1勝したいと思っていた」酷暑の名残がある夕日が西の空に浮かんだ一回。左翼席の上を越える先制2ランで号砲を鳴らした。四回に左翼席へ一直線に伸びる当たりで大瀬良から2打席連発のソロ。八回にまたしても左翼席へソロを放ち、球団では19年連続の王貞治、7年連続の松井秀喜に次いで3人目の節目に到達した。広島市は連日の猛暑日。主砲は2日続けて試合前に屋外でフリー打撃を行わず、体調管理を優先した。昨季は調子を落とした8月から4番を外れ、最後まで打線の中心に戻ることはなかった。だからこそ「謙虚に」と言い聞かせる。マツダスタジアムでの負け越しが決まった前夜は試合後に選手でミーティングを行い、主将としてナインを導く決意を新たにした。30本塁打のうち、右方向は1本。懐を突かれてもコマのように体を回し、巧みにはじき返す。大久保打撃チーフコーチは「バットが内から出ている。最高の打ち方。この1週間は神がかっている」とうなり、原監督は好調の要因を「責任感じゃないですか。キャプテンシーだと思う」と分析した。今季最多18安打13得点の大勝。反撃ののろしを上げた巨人の顔は「喜んでもらえたらうれしい。優勝を目指している。これからも打てるように頑張る」と勝ってかぶとの緒を締めた。(鈴木智紘)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
56 | 38 | 4 | 0.596 (↑0.005) | - (-) |
45 | 373 (+3) | 298 (+2) | 49 (-) | 51 (-) |
0.242 (↓0.001) | 2.750 (-) |
2 (-) |
広島 |
55 | 42 | 2 | 0.567 (↓0.006) | 2.5 (↓1) |
44 | 340 (-) | 331 (+13) | 60 (-) | 54 (-) |
0.247 (↓0.001) | 3.020 (↓0.11) |
3 (1↑) |
巨人 |
49 | 47 | 1 | 0.510 (↑0.005) | 8 (-) |
46 | 374 (+13) | 356 (-) | 118 (+5) | 32 (-) |
0.255 (↑0.002) | 3.550 (↑0.04) |
4 (1↓) |
DeNA |
47 | 47 | 3 | 0.500 (↓0.005) | 9 (↓1) |
46 | 344 (+2) | 343 (+3) | 64 (-) | 20 (-) |
0.248 (↓0.001) | 3.220 (↑0.01) |
5 (-) |
ヤクルト |
40 | 55 | 2 | 0.421 (↑0.006) | 16.5 (-) |
46 | 339 (+3) | 382 (+1) | 79 (-) | 52 (-) |
0.234 (-) | 3.680 (↑0.03) |
6 (-) |
中日 |
38 | 58 | 2 | 0.396 (↓0.004) | 19 (↓1) |
45 | 290 (+1) | 335 (+3) | 45 (-) | 28 (-) |
0.244 (-) | 3.090 (↑0.01) |
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