日本ハム(☆5対4★)ソフトバンク =リーグ戦15回戦(2023.08.04)・エスコンフィールド北海道=
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ソフトバンク
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日本ハム
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勝利投手:福田 俊(1勝0敗0S)
敗戦投手:椎野 新(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】柳田 悠岐(15号・1回表ソロ)

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◆日本ハムが劇的なサヨナラ勝利。日本ハムは逆転を許した直後の7回裏、郡司の適時打で同点とする。そのまま迎えた延長11回には、1死満塁からマルティネスが犠飛を放ち、試合を決めた。投げては、5番手・福田俊がプロ初勝利。敗れたソフトバンクは、打線が8回以降は1安打と振るわなかった。

◆日本ハム上沢直之が8月初登板。今季の上沢は5月終了時は防御率3・39だったが、6月の防御率は1・96で、7月が1・76。2カ月続けて月間防御率1点台を記録し7月15日西武戦から16イニング連続無失点中だ。防御率は良くなっているものの、勝敗は5月終了時の5勝3敗に対し、6月以降は2勝3敗の負け越し。8月は白星も増やしたい。

◆日本ハム野村佑希内野手(23)が試合前の練習中、ノックを受けている際に、イレギュラーした打球が右側頭部に直撃。一瞬、周囲をヒヤリとさせたが、「5番DH」でスタメン出場する。心配そうに様子を見ていた新庄剛志監督(51)は、トレーナーからチェックを受ける野村に近づき、両手で「×」マークを作って試合に出場できるかを確認。野村本人が出場に意欲を見せると、目尻を下げてうなずいていた。

◆左内転筋付着部の肉離れで長期離脱していた日本ハム石川直也投手(27)が、105日ぶりに1軍に復帰した。2軍では13試合に登板して防御率3・46も、直近は7試合連続で無失点。「ファウルを取れるようになったり真っすぐの質は上がってきた」と準備は整った。今季は守護神候補の1番手としてスタート。抑えとして順調に登板を重ねていたが、4月20日ロッテ戦(エスコンフィールド)の9回に登板した際に違和感を覚え、同22日に登録抹消となった。その間に、抑えには田中正義投手(29)が定着。石川は「せっかく、いいポジションに入れたのに...。また1からと思って頑張ります」と、意気込んだ。

◆北海道・足寄町出身で、日本を代表するシンガー・ソングライターの松山千春(67)が、試合前に人気曲の1つ「大空と大地の中で」を歌唱し、その後、始球式に臨んだ。この日は「"やっぱり"十勝DAYデー"」と題して開催されており、十勝出身の松山が、歌唱前に現在最下位に沈む日本ハムを鼓舞した。「日本ハムは今パ・リーグ最下位にいる。けどな、新庄監督のもと、個人個人が力をつけている。選手本人も理解していると、思います。今年このまま個の力を磨いたら、来シーズンは楽しいことになると思いますし、またソフトバンクさんと首位争いをできるような力になっていると思います。ぜひ、皆さんからも応援してあげてください」そう観客に呼びかけると「果て~し~ない~」と熱唱。美しい高音で観衆を魅了し、日本ハムの松本剛外野手(29)や清宮幸太郎内野手(24)らは、ベンチで聞き入っていた。始球式は、ワンバウンドでアウトコースに外れた。

◆/大好きなエスコンで驚愕の一撃!\連敗中の雰囲気を吹き消す一撃柳田悠岐の15号ソロホームランでソフトバンクが先制!?プロ野球 (2023/08/04)?? 日本ハム×ソフトバンク??Live on DAZN#DAZNプロ野球#sbhawks pic.twitter.com/artkPGV4gx

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(34)が、得意のエスコンフィールドで先制アーチを放った。0-0の1回2死走者なし、上沢のカーブを右翼ポール際に運んだ。15号ソロ。当地は第1打席終了時点で打率4割8分、3本塁打、8打点の好成績を残している。4月29日には延長10回に決勝3ラン、5月23日にも決勝ソロを放っている。また、チームとしても19イニングぶりの得点で、実に7試合ぶりの先制。柳田は「とにかくミートすることに徹しました。その結果が、先制ホームランといい形となって良かったです」と喜んだ。

◆5日ソフトバンク戦に先発する日本ハム伊藤大海投手が前回登板の雪辱を誓った。7月29日オリックス戦は自己最短3回で降板し「全部反省。丁寧に自分の形をつくりながら1週間過ごした。しっかり1個ずつアウトを重ねてイニングを進めたい」。4日は2日連続ブルペン入り。20球投げ、主にマウンドの傾斜の確認をした。新球場では6戦1勝4敗と苦戦。足元から見つめなおし、5月18日以来、2カ月半ぶりの本拠地白星を狙う。

◆ソフトバンク東浜巨投手(33)は、両足がつるアクシデントで今季最短となる3回で降板した。1点リードの3回2死二、三塁、日本ハム万波にカウント2-2から外角カットボールを右前に運ばれ、2点適時打で逆転を許した。さらに、なおも2死一塁から2連打でさらに1点を失った。3回を7安打3失点で降板。前回登板の7月28日ロッテ戦は3回1/3を8安打7失点と崩れており、2試合連続で5回持たなかった。試合後に藤本監督が「両足がつったから投げさせられなかった」と説明した。4回からは2番手で武田翔太投手(30)がマウンドに上がり、エスコンフィールドで自身初登板となった。

◆プロ野球 日本ハムvsソフトバンク(2023/08/04)/業ありの一打でチームを救う!\2アウト2、3塁で打席は万波中正チャンスで回ったこの男が大仕事を果たす?プロ野球 (2023/08/04)?? 日本ハム×ソフトバンク??Live on DAZN#DAZNプロ野球#lovefighters pic.twitter.com/5T4Yh6xef9

◆日本ハムに"つなぎの神"「まつきよまんの神」が降臨し、逆転に成功した。1点を追う3回1死一塁で、2番松本剛外野手(29)が中前打を放ち1死一、二塁にすると、3番清宮幸太郎内野手(24)の一ゴロによる進塁打で、2死二、三塁。続く4番万波中正外野手(23)が、ソフトバンク東浜から右前2点適時打を放ち、逆転に成功した。シーズン100安打に残り2とした万波は「打ったのはカットボール。なんとか逆転できてよかったです。カード初戦を勝てるように、ここから頑張ります!」と気を引き締めた。さらに5番野村佑希内野手(23)の左前打で2死一、二塁にすると、6番上川畑大悟内野手(26)の左前適時打で二塁から万波が生還し、この回一挙3点を挙げ、先発の上沢を援護した。6月25日ロッテ戦以来出場20試合ぶりの打点を挙げた上川畑は「久しぶりのスタメンで、チャンスに打つ事ができて良かったです」とコメントした。

◆/みんなでもぎ取った執念のサヨナラ勝利!\チーム全員で繋いだチャンス──最後に決めたのは助っ人の一振りだった超夏祭りの開幕はファイターズが劇的なサヨナラ勝利!?プロ野球 (2023/08/04)?? 日本ハム×ソフトバンク??Live on DAZN#DAZNプロ野球#lovefighters pic.twitter.com/H6ixlZkMkX

◆日本ハムが5月17日楽天戦以来、約3カ月ぶり3度目のサヨナラ勝ちを決めた。4-4の延長11回、代打アリエル・マルティネス捕手が、ソフトバンク椎野からサヨナラ左犠飛を放ち、三塁から五十幡亮汰外野手が生還した。劇的な勝利を呼び込んだマルティネスは日本語で「やりました~! あしたも勝ちま~す」と雄たけびを挙げた。延長11回から登板した福田俊投手は、プロ初勝利を挙げた。

◆ソフトバンクが痛恨すぎる今季3度目のサヨナラ負けを喫した。4-4の延長11回裏。1死満塁で8番手の椎野が代打マルティネスに決勝犠飛を浴びた。この日は首位オリックスもサヨナラ負け。引き分け以上でゲーム差を縮められるチャンスだったが、はかなく散った。椎野は先頭野村への四球からピンチにつながった。試合後は「先頭が全てだった。球自体は悪くなかったけど、先頭を歩かせてしまったことで悪い流れになってしまった」。マルティネスにはフルカウントまで追い込んだが、6球目の直球を左翼に運ばれた。藤本監督も「先頭へのフォアボール。そこだけですね」と話した。誤算は先発東浜だった。両足がつった影響で今季最短の3回7安打3失点で降板。指揮官は「つってしまったから投げられなかった。リリーフ陣はよく頑張ってくれましたけどね...」と厳しい表情だった。最大「15」あった貯金は「1」まで減った。首位オリックスとの8・5差は変わらないが、勝利した2位ロッテとは5・5差に広がった。遠のいていく上位チームの背中。「勝負は8月」と言っていた指揮官もため息ばかりだ。12球団で唯一、8月未勝利。真夏の逆襲で、3連敗は重すぎる。【只松憲】○...今季初の1、2番コンビが存在感を示した。まずは1番三森だ。2点を追う5回1死二塁から1点差に迫る技ありのタイムリー。上沢のカーブを流し打って左前に落とした。2番柳町は2-3の7回2死一、二塁、右中間を破って一時は勝ち越しとなる2点二塁打を放った。「自分のミスを絶対に取り返す1本と集中しました」と柳町。3回の走塁ミスを帳消しにする一打だった。

◆日本ハムの長い長い1日は、ハッピーエンドだった。4時間7分に及んだ真夏の熱戦。最後はベンチスタートの"伏兵"たちが今季3度目のサヨナラ勝ちを演じ、新庄監督に白星をプレゼントした。延長11回だ。野村が四球を選んだところで代走に五十幡を送り出し、続く上川畑が"初球バント空振り"のサインで、五十幡の二盗をアシスト。2つの申告敬遠もあって1死満塁とサヨナラの絶好機で、代打マルティネスがレフトへ飛球を打ち上げた。球界屈指の俊足を誇る五十幡が、サヨナラのホームを踏むには十分だった。千葉から北海道への移動ナイター。疲労を考慮してベンチスタートの五十幡やマルティネスが、ここ一番で輝いた。新庄監督は「ナイスゲームです! でもなぜ、ナイターデーで、この試合を...」と5日のデーゲームを恨めしがりつつ、「みんなかわいいわ...本当に。いいチームだなと思います」と目を細めた。

◆北広島育ちの道産子が、北広島の新球場で初白星をつかんだ。日本ハム福田俊投手(26)が同点の延長11回から登板。3者凡退に抑えてサヨナラ勝ちをお膳立てし、プロ5年目で初勝利を挙げた。今季開業したエスコンフィールド最寄りの星槎道都大で4年間過ごし、プロへの道を切り開いた札幌出身の左腕が"第2の故郷"で、チームに大きな勝利をもたらした。思いもよらない1勝だった。プロ入り後初のお立ち台に上がった福田俊は、言葉を詰まらせた。「いや~、本当に素直にうれしいです。え~、あまりヒーローになるタイミングあまりないですけど...応援...ありがとうございます」。感極まったかと思いきや、違った。「何言えばいいのかなと。普通に言葉が出なかったです。何言ったらいいんだろうって。どうしようって」。初々しい受け答えに、スタンドから拍手が湧いた。マウンドでは動揺することなく、自身の役割をまっとうした。4-4の同点で迎えた延長11回、先頭の中村晃、続く牧原をいずれも内角へのストレートで左飛に打ち取ると、最後は川瀬を外のスライダーで空振り三振に切って取った。「左3人。求められているのは、そこをちゃんと抑えること。それができたので良かった」。欲張らない。できることを全力でマウンドで表現し、1点を争う競り合いを、勝利に結び付けた。今季はここまで15試合に登板し、5安打11奪三振無失点の防御率0・00と高い安定感を誇っている。加藤投手コーチは「昔から真っすぐのキレはいいものがあったが、先頭打者に2ボールになると崩れるようなところもあった。今はそこで持ち直せる。成長した部分」。4年目の昨季、13試合で自責1と手応えをつかんだこともあり「ちっちゃいことで一喜一憂しないようにしている」と、5年目の自信につながっている。試合前には、同じ道産子のスター松山千春が「大空と大地の中で」を熱唱し、始球式に臨んだ。「登板準備していてしっかり聞けなかったのが残念。でもそういう試合で勝てたのは本当にうれしい」。大学最寄りに出来た新球場のブルペンは外野席前にあり、「試合の雰囲気を感じながら準備できて試合に入りやすい」。大好きな"マイホーム"で好救援を続け、チームを上向かせていく。【永野高輔】

◆ソフトバンク・柳田悠岐外野手(34)が一回2死から、先制の15号ソロを放った。カウント0-1から日本ハム・上沢の127キロをとらえ、右翼席に放り込んだ。広報を通じて「打ったのはカーブ。とにかくミートすることに徹しました。その結果が、先制ホームランといい形となって良かったです。カードの頭を勝てるように頑張っていきます」とコメント。チームは2試合連続で零封負けを喫しており、実に19イニングぶりの得点となった。

◆日本ハムがサヨナラ勝ち。4―4の延長十一回1死満塁、代打マルティネスの犠飛で試合を決めた。5番手の福田俊がプロ初勝利を手にした。ソフトバンクは3連敗。藤井が七回に郡司に同点の適時打を浴び、最後は椎野が力尽きた。

◆日本ハム5年目の福田俊投手がプロ初白星をつかんだ。延長十一回に5番手で登板すると、中村晃と牧原大をともに速球で押し込んで左飛とする。川瀬からはスライダーで空振り三振を奪って三者凡退。サヨナラ勝ちを呼び込み「それまでの投手が粘り強く投げていたので、自分もゼロでという思いだった。本当にうれしい」と笑顔で話した。遠征から戻ってすぐの試合を総力戦で制した。新庄監督は「リリーフ陣がよく粘ってくれた。勝つと負けるのでは大違い」と喜んだ。

◆3連戦の初戦に8投手をつぎ込んだソフトバンクは延長十一回に力尽きた。疲労の色が濃い敗戦で最大15あった貯金が1に。最後は椎野が先頭への四球から犠飛でサヨナラ負けとなり、藤本監督は「先頭への四球。それだけ」と力なく話した。柳町の2点二塁打で4―3とした七回は、今季途中に先発から中継ぎに転向した藤井が適時打を浴び、同点とされたのも痛かった。

◆4時間7分の熱戦を制した。4-4の延長十一回、日本ハムのアリエル・マルティネス捕手(27)が代打で試合を決める左犠飛。チームを今季3度目のサヨナラ勝ちに導き、仲間から手荒い祝福を受けた。「いろんな人が自分の前にチャンスメークをしてくれて、それが自分の責任感につながった」代走・五十幡の盗塁、江越の犠打に申告敬遠が絡み、1死満塁。体調を崩した影響で後半戦では初のベンチスタートとなったマルティネスが代打でコールされた。際どい変化球を見極め、フルカウントから椎野の直球を左翼へ運んだ。のどの調子が悪いという助っ人は「試合には支障は出ていない。絶対、自分がヒーローになるしかないと思っていた」とかすれ声で打席を振り返った。今季、中日から新加入し、日本球界6年目を迎えた。〝勝負メシ〟はチャーハンで試合前に食べ、前カードのロッテ3連戦では打率・429、1本塁打、5打点と大暴れ。ただこの日は鶏肉料理を食べたようで「チャーハンを食べていたらホームランだったかな」と笑い飛ばした。チームは3カード連続で初戦白星スタート。マルティネスについて新庄監督は「大事なとき、最後の最後に取っておいた」とニヤリ。「勝つと負けるじゃ明日の疲れが全然違う。選手たちの喜びを見て、いいチームだなと思いました」と目を細めた。(加藤次郎)

◆日本ハムの5年目左腕、福田俊(すぐる)投手(26)が大学時代を過ごした北広島でプロ初勝利を挙げた。4-4の延長十一回に5番手として登板。三者凡退に斬り、チームの今季3度目のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。「本当に素直にうれしいです」。左の好打者が並ぶソフトバンク打線に対し強気で攻めた。イニングの先頭・中村晃、続く牧原大をいずれも直球で左飛。2死から最後は川瀬を外角低め131キロのスライダーで空振り三振に仕留めた。日本ハムの新球場・エスコンと同じ北海道・北広島市にある星槎道都大出身の福田俊。「ゆかりのある地で、しかもホームゲームで勝てたことがうれしいです」と声を弾ませた。ウイニングボールについては「ここまで育ててくれた両親に渡したい」と道産子左腕。両親に「『やったよー』って言いたいです」と白い歯をこぼした。(加藤次郎)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
55372 0.598
(↓0.006)
-
(-)
49358
(+2)
307
(+3)
80
(-)
31
(-)
0.256
(↓0.001)
3.040
(-)
2
(-)
ロッテ
49374 0.570
(↑0.005)
3
(↑1)
53333
(+5)
321
(+3)
66
(+2)
51
(+1)
0.237
(-)
3.350
(↑0.01)
3
(-)
ソフトバンク
46452 0.505
(↓0.006)
8.5
(-)
50332
(+4)
322
(+5)
64
(+1)
42
(+1)
0.243
(↓0.001)
3.180
(↓0.01)
4
(-)
楽天
44501 0.468
(↓0.005)
12
(-)
48330
(+3)
373
(+5)
81
(+1)
65
(-)
0.240
(-)
3.530
(↓0.01)
5
(-)
西武
42501 0.457
(↑0.006)
13
(↑1)
50265
(+3)
301
(+2)
62
(+2)
60
(+1)
0.232
(-)
2.890
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
41560 0.423
(↑0.006)
16.5
(↑1)
46317
(+5)
326
(+4)
70
(-)
55
(+1)
0.232
(-)
3.000
(↑0.02)