楽天(★3対5☆)ロッテ =リーグ戦14回戦(2023.08.04)・楽天モバイルパーク宮城=
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ロッテ
40000010051122
楽天
1020000003601
勝利投手:種市 篤暉(8勝4敗0S)
(セーブ:東條 大樹(0勝0敗1S))
敗戦投手:岸 孝之(4勝3敗0S)

本塁打
【ロッテ】ポランコ(14号・1回表満塁),山口 航輝(10号・7回表ソロ)
【楽天】浅村 栄斗(21号・3回裏2ラン)

  DAZN
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◆ロッテは初回、ポランコのグランドスラムで4点を先制する。3-4となって迎えた7回表には、山口がソロを放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・種市が6回3失点の好投で今季8勝目。敗れた楽天は、先発・岸が試合をつくれず、打線も中盤以降は振るわなかった。

◆ロッテの「4番DH」グレゴリー・ポランコ外野手(31)が、1回無死満塁でグランドスラムを放って先制した。平沢、中村奨が連続中前打で出塁後、山口は四球を選んで塁が埋まった好機だった。楽天先発の岸が投じた初球。甘く入った124キロのスライダーを捉え、今季14号を右中間スタンドに運んだ。ポランコは「アグレッシブに打ちに行くことができたし、ストライクゾーンで勝負してくる投手なので、良いボールが来たら打ってやろうと思っていました。甘いところに変化球が来たのでうまく打ち返すことができた。めちゃくちゃうれしい」と笑った。これで今季14本塁打中、楽天戦は6発目。5月2、3日には2戦連発、7月16日には則本、鈴木翔から1試合3発を記録している。5月2日には岸にも本塁打を浴びせている。

◆/この笑顔が愛おしい\ライトスタンドへ一直線ポランコがグランドスラム?プロ野球(2023/8/4)??楽天×ロッテ??Live on DAZN#DAZNプロ野球#chibalotte pic.twitter.com/taYLTLgBo4

◆楽天は反撃が及ばず、ロッテに敗れた。先発岸孝之投手(38)が、踏ん張れなかった。1回無死満塁のピンチを招き、ポランコに初球の甘く入ったスライダーを捉えられ、右中間席へ先制満塁弾を被弾。いきなり大量リードを許した。「失投と言ったら失投。ちゃんとここに投げてくれるだろうということでギン(炭谷)が(サインを)出してくれた。そういう期待に応えられなかった」と唇をかんだ。それでも、以降は中盤まで無失点投球。打線は1回、岡島の中犠飛と、3回の浅村の2ランで一時1点差まで迫った。しかし、7回2死から山口に左翼へソロ本塁打を浴びた。6回2/3を10安打5失点で3敗目を喫した岸は「流れから言ったら7回、あれが一番いけないですけど、結局は初回ですよね」と、立ち上がりを反省。「練習します」と次戦での巻き返しを誓った。▽楽天石井監督(1回に4失点した岸の投球について)「(ベンチから)見る限りでは、調子自体は悪くなかったし、ボールも悪くなかった。最初にヒット、ヒットとなって、リズムに乗る前にバンといかれた」

◆"ポラグッチ弾"で不敗神話だ~! ロッテの長距離砲グレゴリー・ポランコ外野手(31)と山口航輝外野手(22)が本塁打を放ち、逃げ切った。6月24日の日本ハム戦、7月6日の西武戦に続き、アベック弾は3戦3勝だ。初回無死満塁。「4番DH」ポランコが、「楽天キラー」を襲名する来日初のグランドスラムで先制した。岸が投じた甘い124キロスライダーをフルスイング。「積極的に打ちに行くことが出来たし、ストライクゾーンで勝負してくる投手なので、良いボールが来たら打ってやろうと思っていました」。右中間に弾丸ライナーで14号を突き刺し、歓喜する右翼席に右拳を突き上げた。ヒーローインタビューでは「頑張ります、明日も。最高」と日本語で誓った。7回にも左前打で、今季楽天戦は全チーム中最高の打率3割2分1厘、6本塁打、15打点。岸からは5月2日に特大弾を放ち、翌3日には内から2戦連発。7月16日には則本、鈴木翔から1試合3発も記録した。4-3の7回には「3番」山口がスライダーを捉え、左越えの10号ソロで突き放した。昨季16本に続く2年連続2桁本塁打は、チームの日本人では19年の井上以来。今季は30本を掲げており「2桁打てたのは最低限ですし、まだまだ成長していかないといけない」とあくまでも通過点だ。「自分もポランコも良い場面でまわってくる。打つべき人が打って、ランナーをかえし、チームの勝利に貢献していきたい」。得点源の"ポラグッチ弾"量産で、3ゲーム差の首位オリックスを追う。【鎌田直秀】▽ロッテ吉井監督(投打がかみ合い)「今日は打順を上に打つ人を集めてビックイニングを狙った。初回にしっかり決めてくれて助かりました。(プロ初セーブの東條には)東條、登場って言ってみたかった(笑い)。そうではなくて、もともと実力がある子なので、クローザーもいけると思っている」▽ロッテ東條(9回に登板し、1回2奪三振無失点でプロ8年目の初セーブ)「1軍で投げられていることがうれしいので、それを感じながら投げました。真っすぐの勢いが戻ってきたことが調子の良いバロメーターです」▽ロッテ種市(6回4安打3失点で自身最多タイ8勝目)「大量得点をもらった後でグダグダしてしまったので反省したい。19年の勝利数に並べたことはうれしいですが、まだシーズンは長いので満足せず1勝1勝積み重ねていきたい」

◆ロッテ東條大樹投手(31)が5-3の9回に5番手で登板し、1回2奪三振無失点に抑え、プロ8年目で初セーブを挙げた。先頭のフランコを131キロのスライダーで空振り三振に。続く西川をカーブ、シンカーと2球で追い込むと、スライダーを外角低めに制球して見逃し三振に封じた。最後は代打の辰己をシンカーで一ゴロ。仲間とハイタッチし、「1軍で投げられていることがうれしいので、それを感じながら投げました。まっすぐの勢いが戻ってきたことが調子の良いバロメーターです」と喜びの表情を見せた。昨季自己最多59試合登板で30ホールドの東條は、シーズン後の10月に右足首の手術を受け、今季は出遅れた。今季は2軍で30試合に投げたが、なかなか本調子には戻らず、ようやく今月2日に1軍登録。同日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で今季初登板を果たし、1回を無安打2奪三振無失点に抑えて上々の発進をきった。この日の試合後も「1回目と同じ感じで入れたのが良かった。どのイニングでもゼロに抑えることに集中しています」と手応えを得つつある様子だった。吉井理人監督(58)もセーブシチュエーションでの起用に、「東條、登場って言ってみたかった」と報道陣に冗談を言うほど上機嫌。「そうではなくて、益田とペルドモは今日は使わないって決めていたので、横山か東條にしたかった。もともと実力がある子。足首の手術で状態があまり上がっていなかったんですけれど、体はなんともないので、クローザーもいけると思っている」と評価した。【鎌田直秀】

◆ロッテの助っ人砲、グレゴリー・ポランコ外野手(31)が一回、今季14号となる先制の満塁本塁打をマークした。「4番・DH」で先発出場。無死満塁で左打席に入ると、岸の初球を一閃。変化球を完璧にとらえ、右翼スタンドに運んだ。悠々とダイヤモンドを一周した主砲は、ホームベース付近で仲間とハイタッチを交わし、笑顔を浮かべた。ポランコは球団を通じて、「アグレッシブに打ちに行くことができた。ストライクゾーンで勝負してくる投手なので、いいボールが来たら打ってやろうと思っていました。甘いところに変化球がきたので、うまく打ち返すことができたわ。めちゃくちゃうれしいわ!」とコメントした。

◆ロッテ・山口航輝外野手(22)が七回、2年連続の2桁本塁打となる10号ソロをマークした。1点リードの七回2死走者なしから、岸の変化球を引っ張り左翼席に運んだ。7月23日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)以来の一発が貴重な追加点を生み、「追加点がほしい場面だったので、ホームランを打つことができて良かったです」とコメントした。

◆敵地の仙台で〝楽天キラー〟が本領を発揮した。ロッテの助っ人砲、グレゴリー・ポランコ外野手(31)が一回、今季14号となる先制の満塁本塁打をマークした。悠々とダイヤモンドを一周し、代名詞のパワーポーズを披露。お決まりの関西弁でコメントした。「アグレッシブに打ちにいくことができた。ストライクゾーンで勝負してくる投手なので、いいボールが来たら打ってやろうと思っていた。めちゃくちゃうれしいわ!」「4番・DH」で先発出場。0-0の一回無死満塁で左打席に入ると、岸が投じた初球の変化球を振り抜いた。完璧にとらえた打球はぐんぐん伸びて、右中間席に突き刺さった。試合開始早々に飛び出した一発に「甘いところに変化球がきたので、うまく打ち返すことができたわ!」とうなずいた。試合前までの今季の楽天戦の打率は・306。7月16日の楽天戦(ZOZOマリン)では、1試合3本塁打を記録するなど、この日の第1打席までに放った今季14本塁打のうち、6本が楽天戦だ。試合前までの岸との対戦成績は打率・750と投手との相性もよかった。ドミニカ共和国出身の〝楽天キラー〟が仙台での戦いを盛り上げる。二回以降は追加点を奪えなかった打線だが、七回に山口の2年連続2桁アーチとなる10号ソロで2点差に広げた。3連敗のあと2連勝。先発の種市は6回3失点で今季8勝目(4敗)をマークした。

◆ロッテが逃げ切った。一回にポランコの14号満塁本塁打で先制し、4―3の七回に山口の10号ソロで加点した。種市が6回3失点で自己最多に並ぶ8勝目。東條が8年目でプロ初セーブを挙げた。楽天は岸が七回途中5失点で3敗目。

◆楽天・浅村栄斗内野手(32)が三回に21号2ランを右翼席に流し打った。本塁打と57打点は、ともにパ・リーグ1位をキープ。「長打を狙っていた。内角球はレフトに引っ張り、外角球は反対(右翼)方向にバットを振れている」と静かに振り返った。チームは競り負けたものの、石井監督は「浅村の2ランで1点差に迫り、攻撃陣は粘り強かった」と評価した。

◆ロッテ・種市篤暉投手(24)が6回4安打3失点。2019年の自己最多に並ぶ8勝目を挙げた。前回7月28日のソフトバンク戦(ペイペイD)は、一回に5点の援護をもらいながら安定感を欠き、5回5失点で笑顔のない7勝目だった。この日も一回にポランコの満塁弾で援護されながら、三回までに浅村の2ランなどで3失点した。しかし、同じ轍は踏まない。四回以降はゼロを並べた。六回の2死二塁も、150キロのストレートで鈴木を遊ゴロに抑えた。種市は「8勝目はうれしいが、満足せずに積み重ねていきたい」と初の2桁勝利を射程に入れた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
55372 0.598
(↓0.006)
-
(-)
49358
(+2)
307
(+3)
80
(-)
31
(-)
0.256
(↓0.001)
3.040
(-)
2
(-)
ロッテ
49374 0.570
(↑0.005)
3
(↑1)
53333
(+5)
321
(+3)
66
(+2)
51
(+1)
0.237
(-)
3.350
(↑0.01)
3
(-)
ソフトバンク
46452 0.505
(↓0.006)
8.5
(-)
50332
(+4)
322
(+5)
64
(+1)
42
(+1)
0.243
(↓0.001)
3.180
(↓0.01)
4
(-)
楽天
44501 0.468
(↓0.005)
12
(-)
48330
(+3)
373
(+5)
81
(+1)
65
(-)
0.240
(-)
3.530
(↓0.01)
5
(-)
西武
42501 0.457
(↑0.006)
13
(↑1)
50265
(+3)
301
(+2)
62
(+2)
60
(+1)
0.232
(-)
2.890
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
41560 0.423
(↑0.006)
16.5
(↑1)
46317
(+5)
326
(+4)
70
(-)
55
(+1)
0.232
(-)
3.000
(↑0.02)