オリックス(★1対9☆)楽天 =リーグ戦16回戦(2023.08.03)・京セラドーム大阪=
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楽天
20201400091202
ORIX
1000000001600
勝利投手:田中 将大(6勝6敗0S)
敗戦投手:ワゲスパック(3勝5敗2S)

本塁打
【楽天】小郷 裕哉(6号・5回表ソロ),村林 一輝(2号・6回表3ラン)

  DAZN
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◆楽天は初回、浅村の適時打と岡島の犠飛で2点を先制する。その後は3回表に鈴木大の適時打で2点を加えると、6回には村林の3ランなどで4点を挙げ、相手を突き放した。投げては、先発・田中将が8回1失点の快投で今季6勝目。敗れたオリックスは、投打ともに振るわなかった。

◆ケガで離脱していたオリックス田嶋大樹が5月31日広島戦以来の登板。田嶋の通算成績は34勝27敗だが、楽天からは全勝利数の約3分の1に当たる11勝をマーク。今季の楽天戦は3勝0敗、防御率1・88で、このカードは21年9月16日から10連勝中。得意カードで復帰する田嶋が、楽天戦の連勝を伸ばすことができるか。

◆この日先発予定だったオリックス田嶋大樹投手(27)が発熱を伴う体調不良のため、登板を回避した。代わって、ジェイコブ・ワゲスパック投手(29)の先発が決まった。今季ここまで4勝3敗の田嶋は、6月6日に左前腕の張りで出場選手登録を抹消され、2軍調整を続けていた。この日先発すれば約2カ月ぶりの1軍復帰だった。ワゲスパックは先月13日に出場選手登録を抹消。同26日のウエスタン・リーグ中日戦(杉本商事BS)に先発し、5回無失点だった。

◆元乃木坂46メンバーのタレント秋元真夏(29)が、始球式に登場し、しっかり? ホームベースへ白球を届けた。オリックスのユニホームに、白いショートパンツ姿で登場。柔らかい笑みでマウンドに上がると、ワインドアップ投球。ボールは少し横にそれたが、コロコロと転がってキャッチャーミットに収まった。自己採点は「24点」と辛め。昨年4月の楽天-ソフトバンク戦(楽天生命パーク)で始球式を行った際には、誤って1度中堅方向を向いて投球しかけたことが話題になった。「今日はまずはそれだけを考えて、絶対にホームベースに投げようっていうのがまず第一目標で、何度も何度もイメトレをする中でちゃんとバッターの方とキャッチャーの方がいる方を見るって決めてたので大丈夫でした」。1つ目標を達成し、笑顔で胸を張った。父が野球好きで、実家にいる時は一緒に野球中継を見ていたという。この日は、キャッチボール相手をオリックス石川亮捕手(28)が務め「ちゃんと足をまっすぐ投げたい方に向けるとまっすぐ行くよと教えてくれました」とアドバイスをもらったことを明かした。現在、リーグ3連覇を目指し首位に立つオリックス。「勝利の女神ではないですけど、ちょっとでも私の力をお貸しできるように全力で応援したいと思いますので、オリックスのみなさんも頑張ってほしいなと思います」とエールを送った。この日の試合は、卒業アルバムのトップメーカー、ダイコロ株式会社(本社・大阪府枚方市)協賛の「ダイコロ70周年&『卒業アルバムの日』記念ナイター」として開催。秋元は、自身のラジオ番組『秋元真夏 卒アルラジオ』を通して、7月24日を『卒業アルバムの日』として同社と連名で一般社団法人日本記念日協会に申請し、認定を受けている。「懐かしい」の語呂に合わせて、秋元は「724」の背番号をつけて始球式を行った。

◆怪人ブーマーが、日本に凱旋(がいせん)した。阪急(現オリックス)で84年に外国人初の3冠王に輝いたブーマー・ウェルズ氏(69)が3日、京セラドーム大阪でのオリックス-楽天戦の試合前に始球式を行った。今回の来日は、一般社団法人日本プロ野球外国人OB選手会(JRFPA)の招きによって実現したもの。20年にも計画されたが、新型コロナウイルスの影響で中止となっていた。現役当時は200センチ、100キロ。球史に残る巨漢として、ファンに絶大な人気を誇った。のっしのっしと歩く様は、現役時代そのままだ。外国人の後輩セデーニョを捕手に、そして背番号44の後輩頓宮を打席に立たせて投球すると、観衆から盛んな拍手が沸き起こった。投げ終えた後で、自身が出演していた湿布のCMを引き合いに出し「肩が痛い。パスタイム下さい」とにっこり。打者役の頓宮に「いずれ3冠王を取れるような打者に育ってほしい」。セデーニョには「引っ張るだけでなく、広角に打ち返すといいよ」と温かいまなざしを向けた。現在は米ジョージア州で、2人の孫らと悠々自適の生活を送っている。たまに近くの高校生に打撃指導を行う程度だが「職場復帰」への意欲は満々。「野球に関わる仕事がしたいね。オリックスからスカウトの話があれば、喜んで受けるよ」と売り込みも忘れなかった。これに先立ち京セラドーム大阪内で行われたイベントでは、約50人のファンを前に軽快なトークを展開。「阪急のキャンプ地高知は、フロリダのような南国だと聞いていた。でも空港に降りたら雪が降っていて、びっくりした」「近鉄戦で、体に近いところに投げられてカッとなった。そこでレフトスタンドをバットでさして『ホームランを打つ』と予告してやった。そして実際に打ったのが一番の思い出だよ」と当時を懐かしんでいた。

◆27歳の誕生日を迎えた楽天小郷裕哉外野手が、バースデー弾を放った。4-1の5回1死走者なし。オリックス2番手小木田の5球目、内角高め147キロ直球を強振。右翼席ギリギリに飛び込む6号ソロで、中盤で貴重な追加点を呼び込む1発に「誕生日は自分で祝うスタイルです。勝てるように頑張ります。オ・ゴー」と喜んだ。

◆オリックスの連勝は4で止まり、球団通算5500勝は持ち越しとなった。この日先発予定だったオリックス田嶋大樹投手(27)が発熱を伴う体調不良のため、登板を回避。代わって、ジェイコブ・ワゲスパック投手(29)が急きょ先発したが、3回4失点で5敗目。2番手小木田も3回5失点を喫するなど、中継ぎ陣も流れを止められなかった。7月に先発調整に回ったばかりの助っ人を、中嶋聡監督(54)は「いま先発して2試合目かな。なので、どうしようもなかったとしか」と責めず。アクシデントで急きょ出番が回ってきた投手陣を「切り替えていくしかないですよね。本当に投手はかわいそうだったですけどね」とおもんぱかった。4日西武戦(ベルーナドーム)から、3カード連続でビジター9試合が続く。8日からは2位ロッテとの3連戦(ZOZOマリン)が控えており、リーグ3連覇へ向けて勝負どころとなりそうだ。▽オリックス・ワゲスパック(体調不良の田嶋に代わって急きょ先発も3回4失点で5敗目)「フォアボールを出してしまったこともそうだし、その後のところをなんとか抑えないといけなかった」

◆楽天田中将大投手(34)が、今季最長の8回を5安打1失点で6勝目。日米通算196勝目で大台200勝へのカウントダウンに突入した。直球は最速149キロながら、テンポよく変化球を低めに集めた。首位オリックスから今季初白星でチームの連敗も2で止め、「全体的に良かった。気持ちをしっかり整えて、1球1球、投げていきました」と冷静に振り返った。試合前まで、今季オリックス戦は2戦2敗で計16失点、防御率は15・75。7月4日の前回対戦では4回11安打9失点と打ち込まれた。だが、どんなに苦しい状態に追い込まれても変わらない信念がある。「常にそのことから目を背けない。自分が今置かれている立場、状況と向き合って、それを乗り越えていくためのことをしていく。そこはずっと変わらないです」。プロ17年目。良い時も悪い時も、常に自らを客観視して理解し、打開策を模索する。その繰り返しで、大小さまざまな波を「乗り越えてきた」という自負が、心の支えとなっている。また1つの波を越えて、「最近ずっと言ってますけど、次の登板が大事なので。またしっかり頑張りたい」。立ち止まらず、すぐに先を見据えた。【鈴木正章】▽楽天石井監督(田中将の投球に)「援護のある中でゲームメークしてくれた。安定感が出てくれば、試合にも安定感が出てくる。経験ある選手なので、そういう工夫、努力はやってくれると思います」○...27歳の誕生日を迎えた楽天小郷がバースデー弾を放った。4-1の5回1死。オリックス小木田の内角高め147キロ直球を右翼席ギリギリに運ぶ6号ソロ。中盤で貴重な追加点を呼び込み「誕生日は自分で祝うスタイルです」とニッコリ。チームの連敗も2で止まり「ここから勢いにのってくれれば」と力強く話した。

◆楽天打線が小郷裕哉外野手の27歳バースデー弾など、12安打9得点と機能し、田中将の日米通算196勝目をアシストした。まずは1回1死二、三塁、浅村がオリックス・ワゲスパックの初球を左前にはじき返す先制打。なお1死一、三塁から岡島が左犠飛を放ち、幸先よく2点を先制。3回2死満塁では、鈴木大が中前に2点適時打を放ち「チャンスで打ててよかったです」と喜んだ。さらに5回1死では、誕生日の小郷が、小木田から右翼席ギリギリに放り込む6号ソロ。6回にも1番村林に2号3ランが飛び出すなど4点を追加。6回までに9点を奪い、流れを大きく引き寄せた。最近は3番に定着しつつある小郷だが、「全然、まだまだ他のチームの3番に比べれば、数字的にも物足りないですし。チャンスで打点を稼いでチームの勝利に貢献するのが役割なので」とキッパリ。4番浅村の前という重要な位置で、さらなる成長を目指していく。【鈴木正章】

◆オリックスの予告先発だった田嶋大樹投手(27)が発熱を伴う体調不良のため、登板を回避。予告先発がワゲスパック投手(29)に変更され、出場選手登録された。田嶋は、6月6日に左前腕の張りで登録を抹消。今季は9試合に登板し、4勝3敗の成績を残していた。5月31日の広島戦(京セラ)以来、約2カ月ぶりの先発を予定していたが、不運に見舞われた。

◆試合前の特別始球式に元阪急のブーマー・ウェルズ氏(69)が登場。来日は2012年以来、11年ぶりとなった。阪急時代のユニホームで背番号「44」でマウンドへ。打者役には同じ背番号「44」を継承する頓宮、捕手には助っ人のセデーニョが務めた。200センチ、100キロの巨体から、ワンバウンドでセデーニョのミットに収まると、京セラドームで万雷の拍手が起こった。ただ、始球後には、「肩が痛い」と苦笑いを浮かべた。1984年に打率・355、37本塁打、130打点で外国人選手としては初の三冠王に輝き、NPB10年で277本塁打を放ち、愛された伝説の助っ人。リーグ3連覇を目指すチームには「とてもよくやっていると思うので。リラックスして、このままいってほしい」とエールを送った。

◆オリックス・山崎福也投手(30)が4日の西武戦(ベルーナ)に備え、京セラで調整した。夏本番を迎え、湿度も高く独特のマウンドにも「ムシムシしているんでね、水分補給をしっかりしてやっていきます」と対策を口にした。ここまで、自身7連勝と勢いに乗り、チームメートの山下と並び8勝(2敗)をマーク。リーグ最多の同僚・山本の10勝につぎ勝ち頭となっている。「自分のピッチングをするだけなので。いい順位にいることはいいと思うんですけど、自分のことをしっかり考えて投げていきます」と意気込んだ。

◆楽天が快勝した。一回に浅村の適時打などで2点を先取し、三回は鈴木大が2点打。五回に小郷がソロ、六回は村林が3ランを放って突き放した。田中将が8回1失点の力投で6勝目。オリックスは投手陣が崩れ、連勝が4で止まった。

◆まさかの大敗を食らったが、伝説の助っ人OBが〝ブーマー劇場〟で京セラドームを盛り上げ、リーグ3連覇を目指す首位オリックスにエールを送った。「とてもよくやっていると思う。リラックスして、このままいってほしい」200センチ、100キロ超の巨体がユニホームからはちきれんばかりだった。阪急ブレーブスの背番号44のユニホームに身を包んだブーマー氏が特別始球式に登場。同じ背番号とヒッティングマーチを継承する頓宮が打者役、セデーニョが捕手役を務め、巨体からの投球はワンバウンドになったが、69歳となっても元気な姿を披露した。2012年以来、11年ぶり来日ということで、試合前から視線を独り占めに。チームメートだった54歳の中嶋監督と再会して「俺の方が若く見えるだろう」と冗談を飛ばしたかと思えば、1歳半の孫を自慢して「彼は次のブーマーになってほしいね」と目尻を下げる。現在は老後を謳歌(おうか)しているそうだが、「スカウトなり何なり、とにかく野球に関する仕事がしたい。もしオリックスからオファーがあれば、喜んでやりたいね」とちゃっかり売り込んだ!?外国人選手として初の三冠王に輝き、ファンに愛されたスーパー助っ人にあやかりたかったが、チームは田中将の前に不発。体調不良で予告先発を回避した田嶋の代わりとなったワゲスパックが3回4失点、2番手・小木田も3回5失点と投手陣も誤算だった。それでも、背番号44の大先輩に対面できた頓宮は「会えてよかった。でかいな、と思った」と感激。チームに与えた刺激は大きかった。連勝は4で止まったが、2位ロッテとはまだ4ゲーム差。3カード連続でビジターが続くが、偉大なレジェンドからのエールを胸に再出発だ。(北池良輔)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
55362 0.604
(↓0.007)
-
(-)
50356
(+1)
304
(+9)
80
(-)
31
(-)
0.257
(-)
3.040
(↓0.07)
2
(-)
ロッテ
48374 0.565
(↑0.005)
4
(↑1)
54328
(+7)
318
(+5)
64
(+3)
50
(+1)
0.237
(↑0.001)
3.360
(-)
3
(-)
ソフトバンク
46442 0.511
(-)
8.5
(↑0.5)
51328
(-)
317
(-)
63
(-)
41
(-)
0.244
(-)
3.170
(-)
4
(-)
楽天
44491 0.473
(↑0.006)
12
(↑1)
49327
(+9)
368
(+1)
80
(+2)
65
(-)
0.240
(↑0.001
3.520
(↑0.02)
5
(-)
西武
41501 0.451
(-)
14
(↑0.5)
51262
(-)
299
(-)
60
(-)
59
(-)
0.232
(-)
2.900
(-)
6
(-)
日本ハム
40560 0.417
(↓0.004)
17.5
(-)
47312
(+5)
322
(+7)
70
(-)
54
(+1)
0.232
(↑0.001)
3.020
(↓0.05)