中日(★2対5☆)阪神 =リーグ戦18回戦(2023.08.03)・バンテリンドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
阪神
00113000051100
中日
0000011002700
勝利投手:ビーズリー(1勝1敗0S)
(セーブ:岩崎 優(3勝1敗18S))
敗戦投手:仲地 礼亜(1勝2敗0S)
  DAZN
チケットぴあ 中日戦チケット予約 阪神戦チケット予約
◆阪神は3回表、佐藤輝の適時打で1点を先制する。2-0となって迎えた5回には、島田と梅野の適時打などで3点を加え、リードを広げた。投げては、先発・ビーズリーが6回途中4安打1失点で来日初勝利。敗れた中日は先発・仲地が試合をつくれず、打線も振るわなかった。

◆中日は、ウンベルト・メヒア投手(26)が名古屋市内の病院で検査を受け「右大胸筋損傷」の診断を受けたことを発表した。今後は医師、トレーナーの指示のもとリハビリを行う。同投手は2日阪神戦に先発したが、3回で緊急降板。3回近本に5号同点弾を許したが、3回50球3安打1失点と好投していた。6月から新戦力として加入したメヒアは、7月8日広島戦(マツダスタジアム)で初勝利。同16日阪神戦(甲子園)でも6回無失点で2勝目を挙げた。先発ローテに入り6試合で防御率1・91を維持。助っ人右腕のリタイアは借金20で最下位に沈む中日にとっては大きな戦力ダウンになる。

◆阪神秋山拓巳投手(32)が、出場選手登録を抹消された。体調不良で「特例2023」で抹消された大竹の代替選手として、前日2日の敵地中日戦で約4カ月ぶりに1軍戦で先発。しかし5回持たず3失点と踏ん張れず、今季初黒星を喫していた。試合後、岡田監督は右腕の今後については大竹ら体調不良で離脱中の選手の状況次第ということもあり、「そのへんはちょっと流動的やわ」と話していた。秋山は代替選手として登録、抹消されたため、10日以内での再登録が可能となっている。

◆阪神佐藤輝明内野手(24)が先制打を放った。両軍無得点の3回2死一、二塁、中日のルーキー仲地から右前適時打。二塁走者森下の激走もあり、1点をもぎ取った。ホームインがセーフの判定に中日立浪監督からリクエストが要求されたが、判定は覆らなかった。佐藤輝はこれで5試合連続安打。好調をキープしている。前夜は森下、大山、佐藤輝の3人で1安打に終わったクリーンアップが反撃に出た。

◆阪神近本光司外野手(28)が、4回にタイムリーを放ち3試合連続打点をマークした。1死一、三塁で中日ルーキーの仲地から左前打。133キロに体勢を崩されないよう我慢し、ちょこんと当てて左前に運んだ。これで自身9試合連続安打。好調なリードオフマンが、リードを2点に広げた。

◆阪神大山悠輔内野手(28)の「四球力」が大量得点につながった。5回先頭、この日3つ目の四球で出塁。その後、佐藤輝、島田、梅野、木浪と4連打に加え、近本の犠飛で3得点を挙げた。大山の1試合3四球は今季3度目。この時点で今季65四球はキャリアハイ、リーグ単独トップを走っている。4番の威圧感が、虎の得点力に結びついている。

◆来日初勝利のかかる阪神先発ジェレミー・ビーズリー投手(27)が、6回途中4安打1失点と力投を見せた。威力のある直球に大きく曲がる変化球を組み合わせ、打者を翻弄(ほんろう)。8つの三振を奪った。6回に併殺の間に1点を奪われたが、5回までは三塁を踏ませない投球を見せた。今季途中から先発に配置転換され、1軍戦先発は3試合目。いずれも5回を持たずに降板していた。6月23日DeNA戦以来の1軍戦で、自己最長となる5回2/3を投げきった。

◆阪神が勝利し、3カード連続勝ち越しを決めた。先発ジェレミー・ビーズリーが来日初勝利&パパ1勝目を挙げた。1点リードの3回に2死一、二塁とピンチを招いたが、細川から空振り三振に仕留めるなど、危なげない投球。5回までわずか2安打など、6回途中を4安打1失点8奪三振の好投を披露した。1日に、第1子となる長男ウエスリーくんが誕生したばかり。愛する家族にも勝利を届けた。打線は中日先発仲地をのみこんだ。3回2死一、二塁から佐藤輝明内野手(24)が右前適時打。佐藤輝はこれで5試合連続安打と好調をキープした。また、近本光司外野手(28)が3試合連続打点をマーク。自身9試合連続安打とリードオフマンとして仕事を果たした。5回は打者8人の攻撃で3点を追加。5回で2試合ぶりの2桁安打を決めて、右腕を引きずり下ろした。チームは3カード連続勝ち越しを決め、貯金は15とした。明日からは現在、13連敗中の"鬼門"横浜スタジアムでのDeNAとの3連戦。勢いそのままで連敗を阻止する。

◆<中日2-5阪神>3日バンテリンドーム阪神ジェレミー・ビーズリー投手(27)が、来日初勝利を挙げた。今季最長の5回2/3を投げ1失点。1日に第1子となる長男ウエスリーくんが誕生したばかり。新米パパが大仕事をやってのけた。ビーズリーには絶対的な宝刀がある。ダイヤモンドバックス時代の20年に完成したというスライダーの曲がり幅は「15から16インチくらいだよ」。平均して40センチほど鋭角に曲がるそれは、エンゼルス大谷翔平の武器であり、大リーグでトレンドになっている「スイーパー」といえる。この日も投球の3割弱をスイーパーが占めた。3回、仲地が犠打を試みたが、外角スイーパーで阻止した。「日本のボールの方が動きやすい」と、130キロ台前半でベースの端から端まで動くから、簡単にバントもできない。鳴尾浜でトラックマンのデータをチェックした2年目の森木は「見たことない曲がり幅の数値」と目を丸くさせ、バッテリーを組んできた中川も「ビーズリーのスイーパー、えぐいっす」とうなる。2軍生活中には毎日のように若手投手にアドバイスを送ってきた。石井、森木、茨木、佐藤蓮...。球団通訳も「教えたがりなんですよ」と苦笑いするほど、炎天下でも身ぶり手ぶりを交え助言する。「モリキやサトウレンのカーブ、僕も投げてみたいと思ったんだ。彼らとは何でも教え合える、良いチームメートになりたいんだ」。異国で成功へのヒントをつかもうと、必死に毎日を過ごしてきた。森木に「サングラス変じゃない?」とイジられると放送禁止用語で応戦。「カモン!」と鳴尾浜のトレーニングルームに呼び寄せ、レスリングのポーズを取り「バトルだ!」とおどけてみせたこともある。佐藤蓮と神戸・三宮の焼き鳥屋で食事を楽しんだ際には、ストイックに? アルコール類は口にしなかった。「アスリートだから飲まないって? ノー! アルコールが好きじゃないだけだよ(笑い)」。研究熱心で、おちゃめで、愉快。絶対的な武器と愛すべきキャラクターの持ち主だ。【阪神担当 中野椋】

◆阪神先発ジェレミー・ビーズリー投手(27)が5回2/3 1失点で来日初勝利&パパ1勝目を挙げた。1日に第1子となる長男ウエスリーくんが誕生したばかり。新米パパが愛する家族に勝利をささげた。ヒーローインタビューに答えたビーズリーの一問一答は以下の通り。-初勝利「とてもよかったですし、早く息子に会いたいです。ちょっと寂しいので」-いろんな思いがあった投球「大切な1日だったので、こういう日に皆さんの前でいいピッチングをできたのはすごくよかったです」-よかったところは「梅野選手がちゃんとリードしてくれたので、長いイニングを投げることができましたし、野手が必要な時にしっかり打点を取ってくれてたことが大きかったです」-野手の援護が大きかった「チームのみんながたすけてくれましたし、自分も自分の仕事をしっかりできたので、よかったです」-ウイニングボールはどうするの?「息子にすぐ渡したいと思います」-ファンに一言「勝つために来ているので、しっかりファンの皆さんの期待に応えられるように、これから勝ち続けたいなと思います。ありがとうございました」

◆阪神が中日を下し、3カード連続勝ち越しを決めた。先発したジェレミー・ビーズリー投手が6回途中1失点の力投で来日初勝利&パパ1勝目を挙げた。打っては3回の佐藤輝明内野手の決勝打をなる先制打をマークし、11安打で5得点を積み重ねた。岡田彰布監督(65)の一問一答は以下の通り。-ビーズリーは安定していた「そうやなあ。ファームでもずうっとなあ、7回くらいな、100(球)近くくらいな、投げとったからな。コントロールようなったよな。フォアボールとか出さんようになったからな」-緩い球も使うようになった「カウント球でな、なんかスライダーっていうか、あれは曲がり大きいからな。簡単にストライクとれるよな、あれな」-これまではあまり投げなかった「だから、ストレートでなんかな、抑えにいこうっていって、それじゃ無理やっていって、スライダーええのあるんやからな」-6回はあと1死までいったが球数もかさんで「そうやなあ。あの展開やから、絶対に勝たなあかんゲームやからな。あまり投げてなかったからな、ブルペンな。後ろが。昨日、一昨日となあ。だからちょっと、投げさそうと思って。島本にしても、投げてなかったからな。岩貞も、左3人、投げてないやんか」-ビーズリーは子どもが生まれた直後に勝利「そうやな。良かった。まあ次もいけそうやし、ちょっと(自宅に)帰るけどな、生まれたばっかりやから。ちょっと顔でも見た方がええやろ」-このまま先発で使える「そうやな。大竹がもうちょっとかかりそうやから、次間に合わんから、秋山かビーズリーっていうような巨人のときも東京ドームな、これはもうビーズリーでいかんとな」-中継ぎから先発への配置転換が生きた「そうやなあ、おーん。だから結果が良かったやん、ファームでな、徐々にな。最初は力んで力んで投げとったけどな、なんかこう、まあね、80から100ぐらいの球数でな、6回くらいまでいけるっていうな、なんかそういう感覚というか、アレつかんだんちゃうかな、先発としてのな、イニングのな。目いっぱい目いっぱいじゃなしにな」-打線は初対戦の投手から序盤に「そうやなあ、まあ、(仲地は)どんなピッチャーかな思たけどなあ、まあ前回は抑えとったみたいやけどなあ、DeNAを。1安打やろ、あれ。まあ、あんまり分からんねえ、そんなお前、映像は見たけど、まあ打てそうやと思たけどなあ、スタートしてからはな」-四球が絡むと得点につながる「うーん、もうちょっとタイムリー出とったら、ヒットの割に楽やけど、なかなかそんなにうまいこといかんから」-佐藤輝は強引に行かずに「みんなでヒットは出るからよくつながるように見えるよな、無理せんとな。やっぱ近本もそうやもんな。あれうまいことレフトに打ちよったよな、あれそういう感じでつながりはな、あるよな」-ロード1発目を勝ち越したのは大きい「いや、まあそれはまた暑いとこいくからそれだけはなあ」

◆夏男に変身や!阪神佐藤輝明内野手(24)が決勝打を含む2安打1打点で長期ロード勝ち越し発進に貢献した。入団から夏場に成績を落としていたが、8月3試合で11打数5安打5打点で打率4割5分5厘と好調だ。プロ通算200打点も記録。2位広島に1・5ゲーム差とし、さあ次は4日のDeNA戦。13連敗中の鬼門横浜スタジアムでも、大暴れしてくれ。速い。佐藤輝の打球は一瞬で一、二塁間を抜けた。中日二塁手福永が腕を伸ばしても届く気配はなかった。右手ひとさし指を掲げ、三塁側ベンチの仲間にアピール。3回の先制打が、今季6度目のV打になった。「飛んだコースがよかったですし、とにかくタイムリーになってよかったです」。3回2死一、二塁。仲地の146キロをしばいた。「良い当たりではない」というが、それでも球足の速いヒット。右前適時打は5試合連続の安打となった。激走ホームインの二塁走者森下へ「翔太がよく走ってくれました」と感謝も忘れない。前夜は森下、大山、佐藤輝の3人で1安打に終わったクリーンアップが、反撃に出た。修正が生きた。初回は2死一、三塁で高め152キロに空振り三振。「高めは噴き上がる感じがあったので、そこは気をつけていました」と、初対戦の竜のドラ1右腕を分析していた。5回には中前打でマルチ安打をマーク。4連打の仲間に加わり、この回一挙3得点を演出した。悪夢を忘れない。プロ1年目の21年。8月下旬から59打席連続無安打のセ・リーグワースト記録をつくった。大不振で2軍落ちも味わった。プロ3年目。同じ轍(てつ)は踏まない。睡眠は8時間以上をキープ。「寝るのは大事ですから」と体力を蓄える。8月は3試合で11打数5安打、打率4割5分5厘、1本塁打、5打点と最高のスタートを切った。プロ通算200打点に到達し「どんどん積み重ねていけるように」と力を込めた。絶好調。この勢い、簡単には止まりそうにない。3カード連続勝ち越しで、長期ロード最初のカードを2勝1敗発進。バンテリンドームで2カード連続勝ち越しは17年以来、6年ぶりとなった。勢いに乗って昨年6月28日から13連敗中の「鬼門」横浜スタジアムに乗り込む。「そろそろ勝ちたいな」と背番号8からは本音もこぼれ出た。2位広島が引き分け1・5ゲーム差に拡大。じわりじわりと、虎が引き離しにかかる。【中野椋】

◆中日は4カード連続で負け越し、借金は21に逆戻りした。先発したドラフト1位仲地礼亜投手(22)が5回途中5失点でKOされ2敗目。0-2の5回は先頭の大山に四球を与え、3連打を浴びたところで降板となった。10安打のうち左打者に8安打を打たれた。右腕は「四球を出して連打されたり、点を取られる投球になった。今日の試合を貴重な経験として反省したい」と汚名返上を期した。打線もシーズン途中に先発転向したビーズリーの前に6回途中まで4安打に抑えられて1点しか奪えず、来日初勝利を献上した。立浪和義監督(53)は「投球の6、7割が変化球で、それを仕留められなかった。球も若干動いていた。左(打者)にはカットボールが邪魔になっていた」と分析。終盤に3点差に迫ったが、「もう1つ点を取っておければ相手にもう少しプレッシャーがかかったとは思う。少しは粘れるようにしていかないと。簡単に負けてしまわないようにやっていきたい」と唇をかんだ。この日は中日の投手で21年に急逝した木下雄介さんの命日。試合前には木下さんの登場曲だった湘南乃風の「黄金魂(おうごんソウル)」が流されたが、昨年のヤクルト戦(神宮)に引き続いて白星は届けられなかった。【伊東大介】

◆阪神梅野隆太郎捕手が自身の出場6試合ぶりにマルチ安打を放った。5回無死一、三塁。カウント3-1から中日先発仲地の直球を中前適時打。リードを4点に広げた。「バッティングカウントだったので思い切ってスイングしました。ビーズリーに少しでも楽な展開で投げてもらいたかったので、良い追加点が取れてよかったです」と胸をなで下ろしていた。

◆阪神ジェレミー・ビーズリー投手(27)が来日初勝利を挙げた。今季最長の5回2/3を投げ1失点。1日に第1子となる長男ウエスリーくんが誕生したばかり。新米パパが大仕事をやってのけた。岡田監督は試合後、「ビーズリーに子どもが生まれた」と振られると「そうやな。よかった」と祝福。さらに「まあ次もいけそうやし」と次回先発も約束。「ちょっと帰るけどな、生まれたばっかりやから。ちょっと顔でも見た方がええやろ」と、次回先発までチームを離れ、愛息との時間を過ごす"育休プラン"を明かした。

◆阪神岡田彰布監督(65)が、来日初勝利を挙げたビーズリーの魔球を絶賛した。勝負どころで投げ込んだスライダーは鋭角に曲がり大きな変化を生み出す。エンゼルス大谷翔平が得意とし、メジャーでもトレンドの「スイーパー」とも呼べる宝刀だ。「なんかスライダーっていうか、あれは曲がり大きいからな。簡単にストライクとれるよな、あれな」と指揮官。これまでは直球を多投する傾向があったが「ストレートで抑えにいこうっていって、それじゃ無理やって言って」と分析し「スライダーええのあるんやからな」とアドバイスを送っていた。自信のあるスイーパーでつかんだ1勝だ。

◆阪神ドラフト1位森下翔太外野手が本塁激走で先制劇を呼び込んだ。3回2死一、二塁で佐藤輝が右前適時打。二走森下が三塁を蹴った後、うまく足を本塁へ入れ込んでスライディングした。中日立浪監督からリクエストが要求されたが、セーフの判定は覆らず。ガツガツプレーで1点をもぎ取った。「チームとして役割を果たせたので、あそこでしっかり点に絡めてよかったです」と振り返った。

◆阪神の守護神岩崎優投手が1回ピシャリで今季18セーブ目を挙げた。3点リードの9回に登板。先頭川越をスライダーで二ゴロに料理し、福永は外角へのチェンジアップで見逃し三振。最後は高橋周を3球外角攻めで空振り三振で締めた。「1試合1試合積み重ねて頑張ります」。これで12試合連続無失点で、防御率は1・00。経験豊富の左腕が抜群の安定感をみせている。

◆阪神近本光司外野手が、今季自己最長9試合連続ヒットを技ありの一打で決めた。1点リードの4回1死一、三塁。中日ドラフト1位右腕仲地の133キロスライダーに体勢を崩されないようにグッと我慢した。「イメージしているボールじゃなかったので、ああいう形になった」と言いながらも、タイミングを合わせて当てた左前適時打。リードを広げた。「どんな形でもランナーをかえしたいという気持ちでした。タイムリーになってくれてよかった」これで3試合連続で打点を記録。「しっかり打ちにいけている部分ではいいと思います」と納得顔だった。5回1死満塁でも砂田から左翼への犠飛を飛ばし、ダメ押しの追加点も奪った。前日2日には本塁打を放つなど、右肋骨(ろっこつ)骨折から復帰後も絶対的なリードオフマンとしてチームを支えている。岡田監督も「やっぱ近本もそうやもんな。あれ(4回の適時打は)うまいことレフトに打ちよったよな」とたたえた。好調なバットでカード勝ち越しに貢献。「しっかり勝ち切るのと、先制をモノにするのが大事なので、明日も1試合1試合頑張ります」。横浜スタジアムでも切り込み隊長として奮闘する。【三宅ひとみ】

◆8試合ぶりにスタメン起用された阪神島田海吏外野手が、約2カ月ぶりのタイムリーで期待に応えた。2点リードの5回無死一、三塁。中日仲地から右翼前に落とすしぶとい当たりを放ち、6月7日楽天戦以来の適時打とした。「きれいなヒットではなかったですが、必死に食らいついた結果がいいところに落ちてくれたと思います。ビーズリーを援護できてよかったです」と、泥くさいヒットに胸を張った。

◆阪神木浪聖也内野手が今季9度目の猛打賞を決めた。2、4、5回に単打で出塁。下位打線からチャンスをつくり、攻撃の起点になった。「本当に(3連戦)勝ち越したかったので、今日結果を残せてよかった」と納得顔。初対戦の仲地から2打数2安打で「ストレートもなかなか速い投手だったので、そのストレートを捉えられてすごく良かった」とうなずいた。

◆父親としての"初登板"を勝利で飾った。阪神ジェレミー・ビーズリー投手(27)はウイニングボールにキスし、思いを巡らせた。「大切な1日だった。いいピッチングできたのはすごくよかったよ」。決戦2日前に神戸市内の病院で第1子の長男ウェスリーくんが誕生。出産を終えたブルック夫人と体重約4200グラムの愛息を見ると、涙があふれ出た。来日3度目の先発で1軍最長の5回2/3を投げ、4安打8奪三振1失点の力投。息子の名前入りグラブで、5回までは三塁すら踏ませなかった。「家族の力」を原動力に来日初勝利をつかんだ。昨年11月に結婚した夫人との出会いは19年。エンゼルス時代に肘の手術の関係で訪れたロサンゼルスの空港だった。初対面ながら「親友みたいに話せた」と、1歳下の彼女に一目ぼれ。その場で連絡先を交換するなど意気投合し、その後交際がスタートした。遠征で各地を飛び回る毎日。寂しさを感じつつ、遠距離恋愛を受け入れてくれたパートナーには感謝が尽きなかった。「理解のある奥さんにめぐまれたというのは幸せ。家族が僕の全てです」。これまで米国、ドミニカ共和国、カナダでプレーし、日本は4カ国目。妊娠が分かったのはチームとの契約後だった。土地、言語、文化...。心配だらけの異国での生活にも夫人は「ちょっと心配だけど、一緒に違う土地に行って一緒に頑張っていこう」。2人で来日を決断し、無事に出産。背中を押された一言が、ジャパニーズドリームへの決意となった。岡田監督は「(体調不良の)大竹がもうちょっとかかりそうやから。巨人の時も東京ドームな、これはもうビーズリーでいかんとな」と、次回は9日巨人戦の登板が有力だ。「ちょっとでも顔みた方がええやろ」と、遠征を離れて家族の元への一時帰宅も容認した。ウイニングボールは息子へ渡す予定。大きな節目の1勝となった。【波部俊之介】

◆阪神のジェレミー・ビーズリー投手(27)が中日戦に先発するため、出場選手登録された。今季は13試合に登板して、1敗、防御率は2・84。先発としてはこれが3試合目の登板となる。 代わって秋山拓巳投手(32)が出場選手登録を抹消された。

◆両軍のスターティングメンバーが発表。阪神はジェレミー・ビーズリー投手(27)が先発する。前回登板した6月23日のDeNA戦(横浜)は3回2失点で敗戦。1日には神戸市内で待望の第1子となる男の子が誕生した。パパとなっての初登板。快投で生まれたばかりの息子に来日初勝利を届ける。

◆阪神が先制。佐藤輝明内野手(24)が右前適時打を放った。0-0の三回。2死から森下が激走で三塁内野安打をもぎ取ると、大山が四球でつなぎ、一、二塁の好機。佐藤輝が打席へ向かった。カウント1-0から2球目は一塁線へ痛烈なファウル。3球目、146キロツーシームを捉えた。一、二塁間を破る一打に、二塁から再び森下が激走。先制のホームへとかえってきた。森下の生還に中日ベンチはリクエストを要求も判定は変わらず。佐藤輝は一回2死一、三塁の好機で仲地の152キロ直球に空振り三振。第2打席でしっかりとリベンジを果たし、ルーキー右腕にプロの洗礼を浴びせた。「打ったのはツーシームかな。(森下)翔太がよく走ってくれました。良い当たりではなかったですが、飛んだコースがよかったですし、とにかくタイムリーになってよかったです」と広報を通じてコメントした。

◆阪神・近本光司外野手(28)がリードを広げる左前適時打を放った。1-0で迎えた四回。先頭の梅野が中前打を放つと、木浪が右前打で続いて無死一、三塁の絶好機を作った。ビーズリーは犠打失敗で1死一、三塁。それでも、近本が仲地の133キロスライダーにバットをうまく合わせた。左前に運ぶ一打で追加点。近本は今季最長の9試合連続安打とした。

◆阪神・近本光司外野手(28)が四回に貴重な追加点をあげる左前適時打を放った。「梅野さんと(木浪)聖也が良い形でチャンスメイクしてくれたので、どんな形でもランナーをかえしたいという気持ちでした。タイムリーになってくれてよかったです」。1-0の四回1死一、三塁で仲地の133キロスライダーにバットを合わせた。選手会長の一打で勢いに乗った猛虎打線は続く五回に猛攻をみせる。先頭の大山がこの日3個目の四球で出塁すると、佐藤輝が中前打でつないで無死一、三塁。島田が右前にポトリと落とすヒットを放って3-0とした。さらに無死一、三塁で梅野が中前にはじき返して4点目。中日先発・仲地をノックアウトした。猛虎打線の攻撃は続く。2番手・砂田から木浪が右前打を放って4連打。無死満塁からビーズリーは三振に倒れたが、近本がしっかりと左犠飛を放ち、5-0と大きくリードを広げた。

◆阪神の先発、ジェレミー・ビーズリー投手(27)が五回までを3安打無失点で投げ切り、来日初勝利の権利を手にした。一回先頭の大島は137キロスプリットで3球三振。岡林を遊ゴロ、細川を投ゴロで三者凡退に抑えた。三回は2死一、二塁のピンチを招くも、細川を142キロカットボールで空振り三振に仕留めて咆哮。何度もグラブをたたいて喜びを表現した。味方の援護点にも恵まれ、四回、五回は危なげなく三者凡退。1日に第1子が誕生した新米パパは来日初勝利の権利を手にし、マウンドで躍動している。

◆今季3度目の先発マウンドに臨んだ中日のD1位・仲地礼亜投手(22)=沖縄大=が五回途中10安打4失点でKO降板。6回無失点でプロ初勝利をあげた7月26日のDeNA戦(バンテリンD)に続く2勝目を狙って首位阪神に挑んだが、敢えなく相手打線にはね返された。立ち上がりから直球は最速152キロをマーク。制球がばらつき走者は出しながらも球威で押し、一回と二回はゼロを並べてすべりだした。しかし三回、2死から森下の内野安打と大山への四球で一、二塁とされると、続く佐藤輝に右翼にタイムリーを許して先制点を献上。四回には先頭から連打で招いた1死一、二塁で近本に左前へ運ばれ、追加点を奪われ0-2。五回には序盤の粘りは消え、一気に崩れた。先頭の大山へ四球、佐藤輝の安打で無死一、二塁とされると、島田に右翼へのタイムリーを打たれて0ー3。続く梅野にも中前へのタイムリーを許して0-4と点差を広げられ、なお無死一、二塁で交代を告げられた。代わった砂田が1死満塁から犠飛を許して0-5と前半で大きくビハインドを背負う展開となった。仲地は「連打されてしまったり、四球だったりして点を取られてしまう投球になってしまいました。今日の試合を貴重な経験となるようにしっかりと反省したいと思います」とうなだれた。四死球は3。打者を追い込んでから勝負どころで球が上ずるなど、制球に課題を残す悔しいマウンドとなった。

◆阪神が逃げ切った。先発したジェレミー・ビーズリー投手(27)は5回2/3を投げ、4安打1失点で来日初勝利をマーク。1日に第1子が誕生したばかりの新米パパが、愛息に最高のプレゼントを届け、ヒーローインタビューでは「早く息子に会いたい」と話した。 打線は三回に佐藤輝が右前適時打を放って先制。四回には近本が適時打、五回は島田、梅野の連続適時打、近本の犠飛と効果的に得点を重ねた。11安打5得点とつながり、3カード連続で勝ち越した。

◆阪神が快勝し、首位を守った。ジェレミー・ビーズリー投手(27)が5回2/3を投げ、1失点で来日初勝利を飾った。打線は三回に佐藤輝明内野手(24)の右前打で先制し、四回には近本光司外野手(28)の左前打で加点。さらに五回には4連打と犠飛などで、3点を追加した。岩崎優投手(32)は18セーブ目。3カード連続で勝ち越したチームは4日、昨季から13連敗中の横浜スタジアムに乗り込んで、DeNA3連戦に向かう。2位広島と1・5差に広げた岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=53勝38敗4分、観衆=2万5670人)。ーービーズリーは安定していた「そうやなあ。ファームでもずっと、7回くらい、100近く投げとったからな。コントロールようなったよな。フォアボールとか出さんようになったからな」ーー緩い球も使うようになった「カウント球でな。何かスライダーっていうか、アレは曲がり大きいからな。簡単にストライク取れるよな、アレな」ーーこれまでは、あまり投げなかった「ストレートで何かな、抑えに行こうっていって、それじゃ無理やっていって、スライダー、エエのあるんやからな」ーー六回は2死まで行ったが「あの展開やから、絶対に勝たなアカンゲームやからな。あまり投げてなかったからな、ブルペンな。後ろが。昨日、一昨日となあ。ちょっと投げさそうと思って。島本にしても、投げてなかったからな。岩貞も、左3人、投げてないやんか」ーービーズリーは子どもが生まれた「良かった。次も行けそうやし、ちょっと帰るけどな、生まれたばっかりやから。ちょっと顔でも見た方がエエやろ」ーーこのまま先発で使える「大竹がもうちょっとかかりそうやから、次間に合わんから、秋山かビーズリーっていうような巨人の時も東京ドームな。これはもうビーズリーで行かんとな」ーー中継ぎから先発への配置転換が生きた「結果が良かったやん、ファームでな。徐々にな。最初は力んで力んで投げとったけどな、80から100ぐらいの球数で六回くらいまで行けるっていう感覚というか、つかんだんちゃうかな。先発としてのな。目いっぱい目いっぱいじゃなしにな」ーー打線は初対戦の中日・仲地から序盤に「どんなピッチャーかな思たけどな。前回は抑えとったみたいやけどな、DeNAを。1安打やろ、アレ。あんまり分からんねえ。映像は見たけど、打てそうやと思たけどなあ、スタートしてからはな」ーー四球が絡むと得点につながる「もうちょっとタイムリー出とったら、ヒットの割に楽やけど、そんなにうまいこと行かんから」ーー佐藤輝は強引に行かずに「みんなでヒットは出るから、よくつながるように見えるよな、無理せんとな。近本もそうやもんな。うまいことレフトに打ちよったよな」ーーロードの最初のカードを勝ち越した「それはまた暑いとこ行くから、それだけはな」

◆近鉄、西武で主砲として465本塁打&2452安打をマークし、西武コーチ時代には清原和博らを育てたサンケイスポーツ専属評論家・土井正博氏(79)は3安打をマークした木浪聖也内野手(29)を高く評価すると同時に、岡田彰布監督(65)の姿勢を絶賛した。これだけ打線につながりができれば、負ける要素はない。理想的な攻撃を見せた阪神の勝利だった。最大の要因が「8番・木浪」。四回、五回の安打では好機を広げて、近本が打点を挙げた。二回の安打で打順を9番(投手)まで回して、次の回が1番(近本)から始まる巡りにした。今季はファウルで粘れるし、少ない球数で打ち取られるケースが激減している。何より素晴らしいのは、どれだけ打っても岡田監督は木浪の打順を上位に上げないこと。中野の二塁コンバートと並ぶ岡田野球のクリーンヒットが木浪の8番固定だ。長く野球界で見てきたが、過去に同様の采配は記憶にないし、大発明といっていい。大山の3四球も評価したい。振りに行かないし、落ち着いて、ドシッと構えている。前の打者が四球が増えると、次の打者の成績がアップする。要するに2人連続で歩かせるのは避けたいから、どうしてもストライクゾーンに甘く入ってしまいがち。佐藤輝はその球を狙い打てばいいのだ。スタメンの理想は、長打がある選手が3人、しつこい選手が2~3人、足の速い選手が2~3人。阪神は、長打のあるクリーンアップ3人が揃っている。足のある選手が近本、中野、島田の3人。そして、しつこい梅野、木浪。理想が現実になっている。このバランスの良さがあれば、この先も大きく落ち込むことは考えにくい。

◆阪神・梅野が攻守で勝利に貢献した。「チームのためにつなげてよかった」。五回無死一、三塁で仲地の高めの直球をとらえ、7月22日のヤクルト戦(神宮)以来となる適時打とした。四回にも得点につながる中前打でマルチ安打を記録。守備では先発のビーズリーを好リードし、「いろいろな球を交えながら投げられていた。一生懸命投球してくれた」とねぎらった。

◆3度目の先発で決めた来日初勝利は、産声をあげたわが子へ届ける記念の白星。六回途中4安打1失点だった阪神のジェレミー・ビーズリー投手(27)が、助っ人として、パパとしての1勝をつかみ取り、笑顔を輝かせた。「大切な一日だった。みなさまの前でしっかりといいピッチングができたということはよかった」ともに4回以下で交代した過去2度の先発登板の反省を踏まえ、自分の力をぶつけることに集中した。さえ渡ったのは鋭く曲がるスライダー。竜打線に五回までは三塁を踏ませなかった。六回には無死一、三塁でのピンチを招くも、与えたのは遊ゴロ併殺の間の1点のみ。直後に安打を浴びて交代が告げられたが、見違えた姿を示す83球だ。岡田監督は「(特例抹消中の)大竹がもうちょっとかかりそうやから。次、間に合わんから。巨人のときも東京ドームな、これはもうビーズリーでいかんとな」と次回先発に合格サイン。10日の伝統の一戦第3戦を任されることが濃厚だ。

◆阪神・島本が1点を返された六回2死一塁で登板。宇佐見をわずか2球で左飛に仕留め、中日に傾きかけた流れを引き戻した。「あの回しっかりゼロで抑えられれば次、リリーフ陣につなげられるので、(抑えれられて)よかったです」。後半戦11試合の内、7試合に登板。イニング途中での起用にも応える貴重な左腕として、存在感を増している。

◆阪神の守護神・岩崎は圧巻の3人斬りで試合を締めた。「よかったです」。先頭の川越を外角のスライダーで二ゴロに仕留めると、福永を外角のチェンジアップで見逃し三振、最後は高橋周を3球すべて直球で空振り三振に料理し、今季18セーブ目を挙げた。12試合連続無失点も「1試合1試合頑張ります」と冷静。抜群の安定感が光る。

◆7月25日の巨人戦(甲子園)以来、出場4試合ぶりに先発した阪神・島田が追加点を挙げて貢献した。「なんとか食らいつこうと思って振った」。五回無死一、三塁で仲地の内角直球を右前へ運んで適時打とした。同5日の広島戦(マツダ)以来、1カ月ぶりに記録した自身の打点より仲間の力投をたたえ「ビーズリーも頑張って投げてくれていたので、いい追加点になってよかった」と話した。

◆阪神・森下翔太外野手(22)が走った。次の塁だけを狙い、がむしゃらに突き進んだ。必死に右足をホームベースに伸ばすと、白煙が上がる。土にまみれながら先制のホームインを決め、チームに闘魂を注入した。「(本塁に)いくつもりではいた。サードコーチも腕を回していたので思い切って行った」三回2死、同じ2023年ドラフト1位入団の仲地の外角の直球を引っ張った。全力疾走で一塁を駆け抜け、内野安打をもぎ取った。森下のハッスルは終わらない。その後、一、二塁とチャンスが広がった場面で佐藤輝の右前打で二塁から本塁を狙った。「2アウトだったので打った瞬間、いった」。右翼手・川越からの好返球を受けた捕手・宇佐見にタッチされる前に、生還。際どいタイミングに中日ベンチはリクエストを要求したが、判定は覆らず、得点を記録した。「リクエストがあったので(判定が)どっちかなと思ったけど、点が入ってよかった。点に絡めてよかった」

◆2017年D1位の阪神・大山が仲地から3打席連続で四球を選んだ。一回2死三塁ではボール球を見極めて好機を拡大。三回2死一塁でも出塁し、先制機を演出した。五回先頭ではリーグトップの65個目となる四球を選び、その後、島田の適時打で生還。渋い働きで〝つなぎの4番〟をこなした。

◆オカダを超えた! 阪神は中日に5-2で勝利。5番・佐藤輝明内野手(24)が三回に先制打を放ち、阪神入団3年目としては岡田彰布(現監督、199打点)を超え、初めて200打点に到達した。チームは3カード連続の勝ち越しを決め、DeNAと引き分けた2位広島との差は1・5ゲームに拡大。18年ぶりのアレへ、88年の球団史を塗り替えたスラッガーにお任せアレ!夏バテ知らずの打球は鋭く一、二塁間を破った。後輩ドライチ・森下の激走を見届けた佐藤輝が、三塁ベンチの歓声に人さし指を上げて応える。プロ3年目で刻んだ通算200打点は勝利を導く先制打。進化の兆しをみせた8月を最高のスタートで切った。「(仲地は)高めが〝吹きあがる〟感じがあったのでそこは気を付けながら。いい球がきていたので、しっかり振り負けないように、というのを意識していました」三回2死一、二塁で迎えた先制機。第1打席で空振り三振に倒れていた中日のドラフト1位・仲地(沖縄大)の直球を意識しつつ、低め146キロツーシームを捉えた。右前に弾ませる一打で二走・森下がホームへ。「翔太がよく走ってくれた」と激走をたたえた。

◆今季自己最長を更新する9試合連続安打&2打点。阪神の2019年ドラフト1位・近本光司外野手(28)が11安打を放った打線を引っ張った。「しっかり打ちに行けているという部分ではいいと思います。しっかり勝ち切ること、先制点をものにすることが大事だと思っていました」1-0の四回1死一、三塁。下位打線がつないだチャンスで仲地の低めのスライダーを鮮やかに逆方向へ弾き返す左前適時打。五回は砂田から左犠飛をマークした。7月25日の巨人戦(甲子園)から毎試合、Hランプを灯し、右肋骨(ろっこつ)骨折で一時離脱した影響を感じさせない。「明日(4日)も、1試合1試合頑張ります」3位DeNAとの3連戦へ気合を入れた。今季は対戦打率・391(46打数18安打)も、横浜スタジアムでは打率・190(21打数4安打)と苦戦。だが、今の近本ならどこでも打ちまくる。夏男が真価を発揮する。(新里公章)

◆阪神・木浪は今季9度目の猛打賞を記録し、下位打線からチャンスを作った。0-0の二回2死から中前打、1-0の四回無死一塁で右前打、4-0の五回無死一、二塁では代わったばかりの左腕・砂田のスライダーを捉えて、右前打を放った。打率・273と安定し、守備での貢献度も高い。「本当に勝ち越したかったんで」と夏の長期ロードの好発進を喜んだ。

◆ビーズリー、ダブル誕生オメデトウ!! 1日のベビー誕生&この日の来日初勝利、この幸せ者~!!この中日との3連戦はアレ(優勝)固めへの先発試験だったのだ。負けてもいい...。という訳じゃないけど、それ以上に岡田監督がこだわったのは『勝負は8月後半から9月』という揺るがない意思だと思う!!この中日戦、並みの監督なら首位に立っているのに、中4カ月の秋山を投げさせるか~!? 未勝利のビーズリーを先発で使いまっか~!?ペナントレースを制そうとするとき、多くの監督が陥る失敗...。それは、弱いところを強化しようとすることだが、岡田野球は強いところ(阪神は投手陣)をさらに強化しようという意識なのだ!! それが、本日のビーズリーなのだ!! 191センチの巨人なのに曲げる、落とす、かわす。こーいう秘密兵器を発掘することが、アレにたどり着く采配でもあるのだ!!最下位中日との3連戦。そりゃ勝ち越すやろ!! と言う以上に、大きな大きな勝ち越しだったのだ!!

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
53384 0.582
(↑0.004)
-
(-)
48358
(+5)
291
(+2)
48
(-)
46
(-)
0.240
(↑0.001
2.780
(↑0.01)
2
(-)
広島
53412 0.564
(-)
1.5
(↓0.5)
47329
(-)
312
(-)
57
(-)
54
(+1)
0.247
(↓0.001)
2.940
(↑0.05)
3
(-)
DeNA
47443 0.516
(-)
6
(↓0.5)
49337
(-)
328
(-)
62
(-)
20
(-)
0.249
(↓0.001)
3.200
(↑0.04)
4
(-)
巨人
48451 0.516
(↑0.005)
6
(-)
49355
(+2)
345
(+1)
112
(+2)
32
(+1)
0.253
(-)
3.540
(↑0.02)
5
(-)
ヤクルト
39532 0.424
(↓0.005)
14.5
(↓1)
49333
(+1)
366
(+2)
79
(-)
50
(-)
0.235
(-)
3.640
(↑0.02)
6
(-)
中日
36572 0.387
(↓0.004)
18
(↓1)
48274
(+2)
329
(+5)
42
(-)
28
(+1)
0.243
(-)
3.130
(↓0.02)