1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 11 | 0 | 0 |
広島 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | X | 4 | 6 | 0 | 0 |
勝利投手:森 翔平(4勝1敗0S) (セーブ:矢崎 拓也(4勝0敗21S)) 敗戦投手:濵口 遥大(0勝5敗0S) |
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◆広島は初回、上本の適時打で先制する。その後2-1となって迎えた8回裏には、代打・松山と小園の適時打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・森が6回1失点の好投で今季4勝目。敗れたDeNAは、打線が相手を上回る11安打を放つも、つながりを欠いた。
◆DeNA浜口遥大が今季初勝利を目指す。今季は5試合に先発して0勝4敗で、昨年10月2日巨人戦から自己ワーストとなる5連敗中。広島戦は通算5勝9敗と負け越しているが、マツダスタジアムでは好投している。この球場は通算4勝1敗、防御率3・09で、18年9月11日から4連勝中。相性の良いマツダスタジアムで昨年から続く連敗を止められるか。
◆広島が先発森の粘りの投球もあり、接戦をものにして連敗を止めた。先発森は6回まで8安打を許すも、1失点で4勝目。1回に3番上本の右前適時打で先制すると、2回無死二塁から2つの内野安打で加点。1点差に迫られながら8回に2点を加えた。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-接戦を制しての勝利新井監督 森はヒットを打たれましたけど、ホームは踏ませないという、いいピッチングだったと思います。-4回は4連打を浴びた後、6回まで続投新井監督 しっかりと腕も振れていましたし、DeNAは強力打線なんですけど、向かって行っていたので、期待して送り出しました。-8回の2点が大きかった新井監督 大きかったですね。松山さんも足、速いですね。大きかったです。-4番の上本選手は先制打に犠打も新井監督 前も言ったけど、本当に欠かすことのできない貴重な選手。今日は打点も挙げてくれましたし、送ってくれますし、本当に素晴らしい選手だと思います。-最近は1点差で推移する試合が続いて中で、2回にリードを2点とした新井監督 大きかったね。結果的に森が追い込まれながらもよくバットに当ててくれて。ショートゴロの間に小園が(本塁に)かえって来てくれたんですけど、あそこは小園の走塁が素晴らしかった。二塁からショートへの当たりで迷うことなく三塁へ行った走塁も素晴らしかったですし、森が何とか当てたときの三塁から本塁へのスタートも、すごくいいスタートだった。最近(バットが)振れてきて、彼本来のバッティングになっているんですけど、打つことだけじゃなく、打つ、守る、走る。すべての面で彼の成長を感じた試合でした。-森投手は4回に1点を取られましたが、あの回を最少失点にしのいだのが大きい新井監督 走者を背負いながら、ヒットはたくさん打たれたと思うんですけど、強力打線にしっかりと向かって行っていた。ホームを踏ませなかったらいいんだという感じで、かわすんじゃなくて向かって行っていたと思います。彼もどんどん成長してくれているなと感じます。-中継ぎは安定新井監督 いつものことですけど、ブルペンもしっかり頑張ってくれているので、僅差の試合をものにできるんだと思います。-大型連勝から連敗が続いたが新井監督 全然気にしてないし、関係ない。勝負ごとなので、連勝することもあれば連敗することもある。目の前の1戦1戦。
◆広島の4番上本が一回に先制の適時打を放った。1死一、三塁でサウスポー浜口の外角高めの直球を右前にはじき返して7試合ぶりの打点。「初回から森への援護点を取ることができてよかった」と喜んだ。新井監督は「クレバーな選手。チャンスメーク、つなぎもできて勝負強さもある」と、右脇腹の肉離れで離脱している西川の代役として4番に抜てきしている。状況に応じた打撃はこの日も光った。今季初対戦の投手を相手に大振りすることなく、逆方向へミートに徹したことが好結果につながった。昨季10年目で自己最多94試合に出場した32歳のベテランは、これが今季66試合目。首位を争うチームに貢献している。
◆DeNA・バウアー投手(32)=前ドジャース=が3日の広島戦に先発する。中6日での登板に「前回投げたことを覚えていないくらい」と冗談を飛ばしながらも「とにかく勝たなければいけない。目の前の試合全てで勝つつもりでやっていかないといけない」と視線を鋭くした。8勝目を目指し、球宴で登板して以来となる広島のマウンドに上がる。
◆日暮れ前のマツダスタジアムが真っ赤に沸いた。3位のDeNAとの直接対決、第2戦。先制打を放ったのは広島の新4番、上本崇司内野手(32)だった。「ランナーをかえすことができて、初回から森の援護点を取ることができてよかったです」一回に先頭の菊池が右前打を放つと野間も四球で続いた。秋山の一ゴロで1死一、三塁となり、打席には上本。左腕、浜口の外角高めの直球を鮮やかに右前へ運んだ。7月12日に右脇腹の肉離れで離脱した西川に代わって4番に座る熱い男のバットで、鯉が勢いよく先制点を奪った。二回にも先頭の小園が左中間二塁打を放ち、末包の遊ゴロの間に三進。続く投手の森の遊ゴロの間に2点目を奪うなど、序盤からゲームの主導権を握った。チームは7月12日の巨人戦(東京ドーム)から4年ぶりの10連勝をマークしたが、28日の阪神3連戦(甲子園)から1分けを挟み3連敗。それでも、逆転負けを喫した1日のDeNA戦後も新井監督は「良い内容が多かった。打線は上向いてきているんじゃないかと思う」と打線の復調を感じ取っていた。その言葉通りに、序盤から2点を先取した。投げてはプロ2年目の左腕、森が初対戦のDeNA打線を相手に粘り強い投球を続けた。2点リードの四回に先頭の宮崎から4連打を浴び1点を失ったが、後続を抑えて最少失点でしのいだ。自己最長の六回を投げ抜き、8安打1失点で先発の役割を果たした。(柏村翔)
◆赤黒く日焼けし、長髪をなびかせ、ワイルドなあごひげ。一変した風貌でDeNA・浜口遥大投手(28)が1軍のマウンドに帰ってきた。2位広島相手に負けられない一戦で6回3安打2失点。一、二回に1点ずつを失ったが粘りの投球で役割を果たした。今季は開幕ローテーション入りしたが、開幕から3戦3敗。ファームでの調整期間を経て5月6日のヤクルト戦で先発するも、2回2/3で5安打4失点。6月16日のロッテ戦にも先発したが五回途中2安打3失点で降板し、白星がない。「やってみて駄目だったらしようがない。あまり考えすぎず、気が入り過ぎないようにほどほどの気持ちでいこうかなと思っている」と自らに言い聞かせるように自然体を強調した。2軍では試行錯誤の日々で「腕を下げてみたり、変化球の使い方を変えてみたりやってみたけど、結局自分のやりたいようにやったときが結果としてよかった」と振り返った。3位のチームは2位広島、首位阪神と続く勝負の6連戦。試合前の練習をマツダスタジアムに隣接する室内練習場で行った。この日は気温34度まで上昇し、1日も36度まで上昇。先発した今永が五回1死で左ふくらはぎに違和感を覚え、ベンチ裏に下がった際につってしまい交代を余儀なくされるアクシデントもあった。うだるような暑さとも戦いながら、夏場を乗り切る。(横山尚杜)
◆広島が連敗を3で止めた。一回に上本の適時打で先制。2―1の八回は代打松山と小園の連続適時打で突き放した。森は6回8安打1失点と粘り4勝目、矢崎が21セーブ目。DeNAは11安打を放ちながら2得点とつながらなかった。
◆鯉の新4番が「縁日ナイター」でにぎわう本拠地を、バットとトークで盛り上げた。広島が連敗を3で止め、首位・阪神にゲーム差を1に再接近。3位・DeNAとの直接対決で殊勲打を放った上本は、お立ち台で笑いをかっさらった。「僕に4番のプレッシャーは知ったこっちゃない。西川龍馬、早く帰って来てくれ、頼む。君がいないと本当にヤバイ」4番で出場し、一回1死一、三塁で左腕の浜口の外角直球に踏み込み、右前へ先制打を放った。2─1の六回無死一、二塁では初球で送りバント成功。1点リードのまま迎えた八回2死一塁では左前打でつなぎ、その後の2得点を呼び込んだ。チームは7月12日の巨人戦(東京ドーム)から4年ぶりの10連勝で首位に立ったが、28日の阪神3連戦(甲子園)から1分けを挟み3連敗。大型連勝のあとの反動を乗り越えた新井監督は「連敗は全然関係ない。勝負ごとなので連勝することもあれば連敗することもある。目の前の一戦」と力強く言い切る。8月22日に33歳を迎える上本にとって発奮材料がある。7月29日に母校・広陵高が広島商を破り5年ぶりに夏の甲子園出場を決めた。インターネットで後輩の奮闘ぶりをチェックしていた上本は「暑い中で頑張っている姿を見ておじさんも頑張らないといけない」と気合を入れ、この日2安打1打点の活躍で勝利に貢献した。チームは5試合ぶりに勝利を挙げ貯金12に戻した。花火の季節に虎と鯉の火花を散らすペナントレース。7月12日に右脇腹の肉離れで離脱した西川が帰ってくるまで-。170センチ、73キロの小兵が4番の代役を演じ切る。(柏村翔)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
52 | 38 | 4 | 0.578 (↓0.006) | - (-) |
49 | 353 (+1) | 289 (+3) | 48 (+1) | 46 (-) |
0.239 (↓0.001) | 2.790 (↓0.01) |
2 (-) |
広島 |
53 | 41 | 1 | 0.564 (↑0.005) | 1 (↑1) |
48 | 329 (+4) | 312 (+2) | 57 (-) | 53 (-) |
0.248 (-) | 2.990 (↑0.01) |
3 (-) |
DeNA |
47 | 44 | 2 | 0.516 (↓0.006) | 5.5 (-) |
50 | 337 (+2) | 328 (+4) | 62 (-) | 20 (-) |
0.250 (-) | 3.240 (↓0.01) |
4 (-) |
巨人 |
47 | 45 | 1 | 0.511 (↑0.006) | 6 (↑1) |
50 | 353 (+9) | 344 (+2) | 110 (+5) | 31 (-) |
0.253 (↑0.001) | 3.560 (↑0.04) |
5 (-) |
ヤクルト |
39 | 52 | 2 | 0.429 (↓0.004) | 13.5 (-) |
50 | 332 (+2) | 364 (+9) | 79 (-) | 50 (-) |
0.235 (↓0.001) | 3.660 (↓0.07) |
6 (-) |
中日 |
36 | 56 | 2 | 0.391 (↑0.006) | 17 (↑1) |
49 | 272 (+3) | 324 (+1) | 42 (-) | 27 (+1) |
0.243 (↑0.001) | 3.110 (↑0.02) |
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