オリックス(☆6対2★)楽天 =リーグ戦14回戦(2023.08.01)・京セラドーム大阪=
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楽天
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ORIX
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勝利投手:山本 由伸(10勝4敗0S)
(セーブ:山﨑 颯一郎(0勝0敗5S))
敗戦投手:早川 隆久(5勝6敗0S)

本塁打
【オリックス】頓宮 裕真(12号・4回裏ソロ),若月 健矢(4号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスは3回裏、紅林の適時二塁打で先制に成功する。2-0で迎えた5回には、頓宮の適時打と宗の適時二塁打で3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・山本が7回無失点の好投で今季10勝目。敗れた楽天は先発・早川が試合をつくれず、打線もつながりを欠いた。

◆オリックスは1日、恒例の夏のイベント「Bs夏の陣 supported by SAMTY」(8月のホーム12試合で開催)で行われる注目イベント「キングオブコンビARフォトブース」を公開した。選手らがお笑いコンビに扮(ふん)し話題となった夏のポスター「キングオブコンビ」のビジュアルを活用したAR(拡張現実)撮影ができるブースで、一緒に映りたいコンビの選手を選び、隣で撮影したかのような写真をスマホにダウンロードできるサービス(1回1000円)。指定のハッシュタグをつけて撮影した画像をツイッターに投稿すると、選手の直筆サインボールが当たるキャンペーンも実施する。この日は球団公式ダンス&ボーカルユニット、BsGirlsのメンバーがデモンストレーションを務めた。山本由伸投手と撮影したHIYORIは「選手の方と一緒に撮れる感じがうれしかった。ファンの方もうれしいのでは」と話した。

◆スケートボードで東京五輪金メダルの西矢椛(15)が特別始球式に登板した。21年9月以来、2度目の登板。右にそれたものの、ワンバウンドだった前回と違い、見事にノーバウンドで捕手のミットに届く投球を披露し、観客席から拍手を送られた。西矢は「届いたんですが、ちょっと右にずれたんで。でも、楽しかったから全部オッケーです。(自己採点は)70点くらい」と笑顔で話した。西矢は12日に東京・有明アリーナで行われる「STREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)」の第2戦に出場予定。

◆オリックス山本由伸投手(24)が、両リーグ一番乗りとなる10勝目をマークした。昨季はリーグ最速で到達しており、2年連続のリーグ10勝一番乗りは、球団では71、72年の山田久志以来、51年ぶりの快挙だ。1回は2安打を許し2死一、二塁のピンチを迎えたが、5番フランコを空振り三振に仕留めた。楽天とは今季初対戦。「長打のあるバッターが多いイメージがあります。勝負どころでしっかりと投げ切れるように、1アウトずつ積み重ねていきたい」。登板に向けてイメージしていた通り、丁寧な投球で、7回無失点の快投だった。この日から恒例のイベント「Bs夏の陣」が始まり、緑色を基調とした特別ユニホーム姿で、楽天打線を無得点に抑え続けた。山本と「夏の陣」の相性はよく、昨季まで通算5戦3勝0敗、防御率0・87と抜群の成績。「いいイメージはありますね」と語った右腕はスイスイと投げた。打線もエースを援護した。3回2死から山足、紅林の連続二塁打で1点を先制。4回には山本と実家が近所という"お隣さん"頓宮が、左翼へ12号ソロ。頓宮は「バッティングカウントだったので、思い切って振りにいきました。感触もよかったですし、追加点になってくれてよかった」と喜んだ。さらに宗が安打で出て無死一塁となると、続く7番杉本が送りバント。21年の本塁打王・杉本が、通算1468打席目で初めて犠打を記録した。得点にこそ結びつかなかったが、エースの好投に応える執念の攻撃だった。【高垣誠】山本が自身初の両リーグ10勝一番乗り。オリックス投手の両リーグ10勝一番乗りは21年宮城以来9人、12度目。昨年の山本は7月23日にパ・リーグで最初に10勝しており、2年以上続けてパ・リーグ10勝一番乗りは67~69年鈴木啓(近鉄)71、72年山田(阪急)に次いで3人目だ。山本の2桁勝利は3年連続3度目だが、10勝到達時とその後の成績は21年10勝5敗→8勝0敗、22年10勝4敗→5勝0敗。10勝目を挙げた後は無敗で連続最多勝を獲得したが、今年はどうか。

◆楽天早川隆久投手が5回9安打5失点で6敗目を喫した。3回2死からオリックス山足、紅林に連続二塁打を浴びて先制を許すと、4回先頭の頓宮にソロを被弾。5回にも2死二塁から3連打を許し3失点。「決め球の精度を欠く部分があった」と振り返った。山本との投げ合いに敗れた左腕に、石井監督は「エースと対戦する時は、それ以上の気持ちを上回っていかないと。淡々と試合をするんじゃなく相手を食ってやろうという気持ちを持っていかないと厳しい」と奮起を求めた。▽楽天石井監督(11安打の打線について)「ヒットを個々で打てているのは悪いことじゃない。バッターはいいアプローチをしてくれたんじゃないかな」

◆オリックス山本由伸投手(24)が、7回7安打無失点の好投で、両リーグ10勝一番乗りを果たした。この日から始まった恒例のイベント「Bs夏の陣」用の緑色を基調としたユニホーム姿で、楽天打線を抑え込んだ。1回は2安打を許し2死一、二塁のピンチを迎えたが、5番フランコを3球で空振り三振。6回は1死一、三塁のピンチで、フランコの三ゴロを宗が素早く処理して併殺で脱出。「ヒットは打たれましたが、なんとか無失点でいけたんでよかったかなと思います」。オリックスの絶対エースは、落ち着いた表情で振り返った。山本は「夏の陣」とは相性がよく、これで通算6戦4勝無敗、防御率0・74。「(ユニホームも)着てプレーするとすごくかっこよく見えた。夏の陣をしっかりいいものになるように、勝つのが一番」と喜んだ。中嶋監督も「完全に捉えられてるというか、そういう風にも見えませんでしたし。球の走りも良かった」とたたえた。2ケタ勝利は3年連続。さらに2年連続のリーグ10勝一番乗りは、球団では71、72年の山田久志以来、51年ぶり。春季キャンプなどで会った際には、アドバイスももらった大先輩に並んだ。山本は「次お会いしたときに、ほめていただけるようなピッチングができるように頑張りたい」と話した。リーグトップの10勝に、防御率1・67、勝率7割1分4厘もトップを走る。この日の7個を加え、奪三振も114。トップのロッテ佐々木朗(130)は故障で離脱しており、3年連続投手4冠も見えている。「もっともっと調子を上げて8月全部勝ちきれるように投げていきたいと思います」。お立ち台で、絶対エースは力強く宣言した。【高垣誠】

◆/5試合連続のハイクオリティ・スタート\エース山本由伸がさすがの投球回数:7球数:106安打:7四球:0三振:7失点:0?#プロ野球(2023/8/1)??オリックス×楽天??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #Bs2023 pic.twitter.com/sXqCBAaMXg

◆オリックス頓宮裕真捕手(26)が3安打2打点で、岡山の実家が近所という"お隣さん"山本を援護した。4回に左翼へ12号ソロ、5回に適時打、7回にも二塁打を放った。打率3割1分7厘とし、首位打者をキープ。一緒にお立ち台に上がった後輩の紅林が2割9分4厘と3割に迫る。「隣に高い壁があるので追い越せるように」と言われると、「隣に低い壁がいるので気にせずに頑張りたい」と切り返し、観客を笑わせた。

◆「Bs夏の陣 supported by SAMTY」が開催。緑を基調とした特別なユニホームで、この日から選手たちは8月の本拠地12試合を戦う。さらに、「キングオブコンビARフォトブース」も球場に登場。選手同士がお笑いコンビにふんし、漫才の賞レースに「キングオブコンビ」と題され、夏の公式戦を告知するポスターとなり、話題を呼んだ。そのビジュアルを活用したAR(拡張現実)撮影。一緒に隣で映りたいコンビの選手を選び、隣で撮影したかのような写真をスマホでダウンロードできる。2パターンまで撮影ができ、参加費は1000円。デモンストレーションに参加したBsGirlsのHIYORIは「選手と一緒に撮れる感じはうれしいですね。ファンの皆さまもうれしいと思う」とPRした。

◆オリックス・宮城大弥投手(21)が、2日の楽天戦(京セラ)に先発。キャッチボールなどで登板に備えた。「いつも通りというか、キャッチボールからいい球が投げられるように練習してきました」。楽天には、直近の7月5日の対戦(楽天モバイルパーク)で黒星。そこから、7月26日のソフトバンク戦(京セラ)では、自己ワーストとなる3被弾を浴び、6回8安打3失点で、4敗目(6勝)を喫し、2連敗と流れが悪い。「前回、やられてしまっていますんで、しっかり抑えたいなと思います」と誓った。

◆東京五輪スケートボード女子ストリートの金メダリスト、西矢椛(もみじ、15)が特別始球式を行った。姓にちなみ、背番号「248」のユニホームでマウンドに上がった。2021年9月にも行っており、これが自身2度目。前回はワンバウンドだっただけに、「ちょっと練習はしてきました」と腕まくり。右投げから放たれたボールは三塁側にそれたものの、ノーバウンドで捕手のミットに収まった。大役を終え、「70点ぐらい。届いたんですけど、ちょっと外れたんで悔しい。でも、楽しかったから全然オッケーです」と笑顔で振り返った。

◆オリックスが快勝で3連勝。山本が7回で7安打を浴びても無四球、無失点にまとめ、3年連続の2桁勝利に両リーグ最速で到達した。打線は頓宮、若月のソロ本塁打など11安打6得点と活発だった。楽天は早川が5回5失点で6敗目。

◆緑の葉が生い茂る葉月。夏本番にいつもとは違う緑の戦闘服に身を包み、マウンドへ歩を進めた。真夏の恒例イベント「Bs夏の陣」の開幕。先陣を切って、オリックス・山本がまずは犬鷲軍団と対峙(たいじ)した。8月の本拠地12試合で着用する緑を基調とし、金のストライプが入った特別なユニホーム。3連覇へ熱くなる試合に勢いをつける。一回は、2安打を許し、2死一、二塁と得点圏に走者を背負うも、5番・フランコを3球三振で立ち上がった。ここまで9勝4敗とリーグ最多の勝ち星を挙げている右腕。3年連続となる2桁勝利に王手をかけていた。残り50試合あまりとなるが、今季初対戦の楽天にも臆することなく攻めた。自慢の直球と質の高い変化球を駆使し、相手に仕事をさせず。5-0の六回無死から小深田に右翼への二塁打を浴び、1死から浅村の中前打で一、三塁とされたが、フランコを三併殺で仕留め無失点。ガッツポーズを作った。そんな右腕を〝相棒〟が援護する。漫才の賞レース風に「キングオブコンビ」と題し、実家が隣同士であることから公式戦を告知するポスターで「おとなりさん」として山本と一緒にコンビを組んでいる頓宮が、四回に5階席に飛び込む自己最多の12号ソロ。夏のイベントでも主役級の2人が、まずは真夏の大阪を盛り上げた。(北池良輔)

◆楽天・早川隆久投手は、同学年の剛腕山本との投げ合いで5回5失点と試合をつくれず黒星先行の6敗目。三、五回はともに2死後に失点するなど踏ん張れず「決め球で精彩を欠く場面があった」と課題を口にした。石井監督は「チェックポイントを淡々と振り返りながら試合をするのではなく、相手の投手の大きさを見て『食ってやろう』という気持ちを持っていかないと厳しい」と話し、闘志が見られなかったエース候補に注文をつけた。

◆まばゆい緑に身を包み、マウンドでひときわ目立った。淡々とゼロを刻み、オリックスのエース・山本がまた一つ快挙を成し遂げた。今季初対戦となった相手にも臆することなく7回無失点。自身初となる両リーグ10勝一番乗りだ。「全員で戦えている結果だと思う。チームもすごくいい順位にいますし、すごくうれしく思います」立ち上がりに2本の安打で得点圏に走者を背負うも、無失点で勢いをつけた。五回をのぞき、7個の三振をすべて空振りで奪い、「いい高さだったり、いいコースに投げられたボールが多かった」とうなずいた。パ・リーグ2年連続の最速10勝は、1971、72年の山田久志(阪急)以来、51年ぶり3人目。レジェンドと肩を並べたが、「次に会ったときに褒めていただけるようなピッチングができるように頑張りたいと思います」と慢心はない。8月は本拠地12試合で「Bs夏の陣」と題し、緑を基調とした金ストライプの特別なユニホームで臨む。山本は「斬新なというか。意外と着てプレーしてみるとすごいかっこよく見えた」とにんまり。「もっともっと勢いに乗っていきたいです」と原動力にする。前回7月25日のソフトバンク戦(京セラ)で4敗目を喫してから、チームは3連敗。2回連続で失敗しないのが、背番号18だ。しっかり立て直したエースが流れを作り、2位・ロッテが敗れたため、4ゲーム差に広げた。着々と3連覇への道を歩む。「とにかく一つずつやってこられたので、いい結果につながってよかった。もっともっと調子を上げていけるように頑張りたいです」天下分け目の試合が続く8月。今年も〝由伸の夏〟にしてみせる。(北池良輔)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
54352 0.607
(↑0.005)
-
(-)
52352
(+6)
293
(+2)
80
(+2)
31
(-)
0.257
(↑0.001
2.990
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
47364 0.566
(↓0.007)
4
(↓1)
56315
(+2)
305
(+3)
60
(-)
49
(+1)
0.236
(↑0.001)
3.330
(-)
3
(-)
ソフトバンク
46432 0.517
(↓0.006)
8
(↓1)
52328
(-)
315
(+5)
63
(-)
41
(-)
0.246
(-)
3.180
(↓0.01)
4
(-)
楽天
43481 0.473
(↓0.005)
12
(↓1)
51316
(+2)
364
(+6)
77
(-)
65
(-)
0.239
(↑0.001
3.550
(↓0.03)
5
(-)
西武
40501 0.444
(↑0.006)
14.5
(-)
52260
(+5)
299
(-)
60
(-)
59
(+1)
0.232
(-)
2.930
(↑0.03)
6
(-)
日本ハム
39550 0.415
(↑0.006)
17.5
(-)
49299
(+3)
309
(+2)
70
(+2)
53
(-)
0.230
(-)
2.990
(↑0.01)