日本ハム(★2対9☆)オリックス =リーグ戦16回戦(2023.07.30)・エスコンフィールド北海道=
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ORIX
40000111292003
日本ハム
0020000002730
勝利投手:東 晃平(1勝0敗0S)
敗戦投手:ポンセ(0勝3敗0S)

本塁打
【オリックス】杉本 裕太郎(12号・1回表ソロ),紅林 弘太郎(7号・6回表ソロ),若月 健矢(3号・7回表ソロ)

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◆オリックスは初回、杉本の先頭打者本塁打などで4点を先制する。その後2点差とされるも、6回表に紅林がソロを放つと、続く7回には若月にもソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・東が5回2失点と試合をつくり今季初勝利。敗れた日本ハムは、投打ともに振るわなかった。

◆連勝を目指す首位オリックスのスタメンが発表され、前日29日にベンチスタートとなった杉本裕太郎外野手(32)が「1番左翼」に入った。杉本が1番で先発するのは、昨年7月3日の日本ハム戦(札幌ドーム)で「1番右翼」で先発して以来。また、ともに前日にベンチスタートだった頓宮裕真捕手(26)は「7番一塁」で先発となった。

◆新球場エスコンフィールド初の"ドラクエ祭り"が開催された。5月からパ・リーグ球場を回って開催されている「ドラゴンクエストウォーク×パ・リーグ6球団熱投コラボ」企画。この日はエスコンフィールドでの開催日で、通路脇やタワー11上部に、巨大なスライムが複数、置かれた。大型ビジョンは通常とは異なる城壁風のデザインが施され、人気キャラクター「スライムナイト」が日本ハムのユニホームを着た「ファイターズナイト」に扮(ふん)して登場。メンバー紹介の際にはゲームのテーマ曲が流されるなど、ドラクエ色に染まった。毎年恒例のイベントになっており、ソフトバンクのペイペイドーム、ロッテのZOZOマリン、オリックスの京セラドーム大阪では既に開催済み。エスコンフィールドでの開催後は、8月6日に楽天の楽天モバイルパークで実施される。

◆日本ハムが「ゴーきよまん」のトリプル二塁打で、2点を返した。4点を追う3回1死、まずは1番加藤豪将内野手(28)が右翼線への二塁打で出塁。2番松本剛外野手(29)の二ゴロで2死三塁にすると、3番清宮幸太郎内野手(24)が左越え二塁打を放ち、三塁から加藤豪が1点目の生還を果たした。 続く4番万波中正外野手(23)が、オリックス先発東から放ったレフトへの打球は、追いついた左翼の杉本が落球。ラッキーな適時二塁打で、二塁から清宮が生還し、2点差に詰め寄った。清宮は「守備で迷惑をかけていたのでなんとかしたかったです。次につなぐ事だけ考えていました」。万波は「打ったのはカーブ。序盤で1点取れてよかったです。ここから、また1点ずつ返していきます」とコメントした。新庄監督は26日の楽天戦から1番加藤豪、2番松本剛、3番清宮、4番万波、5番マルティネスの「ゴーゴーきよまんまる」打線を固定。以降、3勝1敗と好調で、この日も5試合連続でこの5人を上位に連ね、反撃ののろしを上げた。

◆日本ハムの先発コディ・ポンセ投手(29)が、来日後最短となる3回7安打4失点(自責3)で、はやばやと降板した。初回、先頭のオリックス杉本にいきなり左越え先制ソロを献上。味方のエラーもあり1死満塁のピンチを招くと宗に右前適時打、続く頓宮には押し出しの四球、さらに野口に中前適時打を打たれ4失点した。2、3回は無失点と立て直したが3回までに80球を費やしており降板。「なかなかうまくいかない日だったと思います。次に向けてしっかり準備します」とコメントした。前日29日は先発伊藤が先発では自己最短の3回5安打4失点降板しており、2試合連続、先発投手陣が序盤でマウンドを降りた。

◆日本ハム投手陣が今季ワースト20安打と打ち込まれ、2カード連続の勝ち越しを逃した。先発のコディ・ポンセ投手(29)が初回、先頭の杉本に左越え先制ソロを浴びるなど、いきなり4失点。来日後最短となる3回7安打4失点で降板となった。打線は3回に加藤豪、清宮、万波の3本の二塁打で2点を返すも、3番手の立野が6回に紅林に左越えソロ、4番手の山本拓は7回に若月に左中間ソロと、3投手がいずれも先頭打者に被弾し、点差を広げられた。5番手の杉浦も先頭の中川圭に中前打、1死二塁から頓宮に右翼線に適時二塁打を許し17安打。4月21日楽天戦(楽天モバイルパーク)の16被安打を抜くと、さらに9回に登板した6番手玉井も3安打2失点し、被安打20となった。6投手全員被安打、2番手の福田俊以外は全員失点となった。4回から9回まで6イニング連続で先頭打者を出塁させ、猛牛打線を勢いづかせてしまった。

◆オリックスが敵地でカード勝ち越しを決めた。初戦を落とし前カードから3連敗で始まったが、2戦目に勝ち、この日は先発全員安打の20安打で連勝。3連敗中は計1得点と沈んでいた打線が息を吹き返した。勢いづけたのは、主砲の1発だった。前夜ベンチスタートだった杉本裕太郎外野手(32)が、約1年ぶりに1番で先発。初回の第1打席で、先制の12号ソロを放った。初回先頭打者本塁打は、17年に放ったプロ初本塁打以来、自身2度目だった。相手の四球や失策もからみ、打者一巡の攻撃でこの回一挙4得点。4-2で迎えた6回に紅林の7号ソロ、7回に若月の3号ソロも飛び出し、リードを広げた。最終回には代打でプロ初打席に立った平野大和外野手(21)のプロ初安打からダメ押しの2得点。久しぶりの快勝となった。

◆/北斗剛掌波、発動?\初アーチ以来の先頭打者弾杉本裕太郎の先制12号ソロHR???#プロ野球(2023/7/30)??日本ハム×オリックス??Live on DAZN#DAZNプロ野球#Bs2023 pic.twitter.com/635639USeA

◆オリックスが敵地でカード勝ち越しを決めた。初戦を落とし3連敗で始まったが、先発全員安打の20安打で連勝。3連敗中は計1得点と沈んでいた打線が息を吹き返した。前夜ベンチスタートだった杉本裕太郎外野手(32)が、約1年ぶりに1番で先発。初回の第1打席で先制の12号ソロを放つと、そこから相手の四球や失策もからみ、打者一巡の攻撃で一挙4得点を挙げた。1番で約1カ月ぶりの本塁打をマークした主砲に、中嶋聡監督(54)は「何か吹っ切ってと言いますか、攻める気持ちを持ってほしいなと思っていましたし、自分自身も思いきっていけたんじゃないかなと思います」と親心を見せた。ともに前夜ベンチスタートだった頓宮裕真捕手(26)も、この日「7番一塁」で先発し2安打2打点。「ああやって、なんとかもがいていかなあかんところだと思いますし。まあ、結果がいつもいつも出るわけじゃないですけどね。いい方に取ってくれたらいいかなと思います」と復調のきっかけになることを願った。終わってみれば20安打9得点で、先発全員安打の快勝。それでも指揮官は「いやいやいやいや、それが続かないのが現状なんですよ。単発なんですよ。なんとか続いてくれるように願います」とすぐに次を見据えた。

◆日本ハム立野和明投手が1年3カ月ぶりに1軍のマウンドに立った。昨季は右肘の故障で戦線離脱。「ここ(1軍)に帰ってくるまで、どん底だった」と、一度は1軍昇格を諦めかけることもあっただけに、この日は初のエスコンフィールドでの投球を楽しんだ。「打たれても楽しく投げようと思った。1軍で投げることはないだろうなっていう思いもあった。そういう気持ちは忘れずにやっていきたい」と、苦節の日々を力に変えていく。

◆日本ハム投手陣が、3年ぶりに20安打を浴びた。先発のコディ・ポンセ投手(29)が1回、オリックス杉本裕太郎外野手(32)に先頭打者本塁打を許すと、味方守備の乱れもあって一挙4失点。その後、救援陣も炎上が続いた。また野手も、この日の3失策で、12球団断トツのシーズン63失策に。チームは2連敗で、2カード連続の勝ち越しを逃した。大敗は、長い長い1回の守りから始まった。日本ハムの守備は、試合開始から20分以上も終わらなかった。先発ポンセが、オリックス杉本に、甘く入った変化球を左翼席上段まで運ばれる不吉なスタート。先頭打者弾を浴びた後、制球が定まらず、安打と四球で走者をためたところで、味方守備に痛恨のミスが出た。1死一、二塁で、三塁を襲った強い打球を清宮がはじいて満塁に。押し出し四球を挟む2連続適時打で、あっさり4点を失った。今季3戦全敗となったポンセは「自分でコントロール出来ることではないし、野球の一部」と守備の乱れを意に介さなかったが、前回先発した23日オリックス戦に続き、チームは3失策。ここ数試合、安定した三塁守備が目立った清宮だったが「エラーにはならなかったけど、もう1個、捕れたのに捕れなかったので...。また僕たちが足を引っ張っちゃったな、みたいな」。3回に7試合連続となる適時二塁打を放ったものの、表情はさえなかった。失策数は12球団断トツの63と、笑えない状況だ。飯山内野守備走塁コーチは「大悟(上川畑)のはイレギュラーと勝負に行ってのミス。幸太郎(清宮)も軽率なプレーをしたわけではない」と、この日の3失策を振り返った上で「1個ミスが出ると、連鎖的に出てしまうところが気がかり。流れを止めるようなプレーを、みんなが心がけてくれたら」と指摘した。チームは、20年9月27日オリックス戦以来の20被安打で2連敗。新庄監督は「相手に20本も(安打を)打たれたら、コメントが見つからない」と球団広報を通じてメッセージを残し、足早に球場を後にした。【中島宙恵】▽日本ハム清宮(7試合連続安打も1回に失点に絡む失策)「(打球を)捕ってあげたかったのが一番ですし、そこから、また(相手の攻撃が)続いちゃったんで申し訳ないなと思います」

◆今季初先発したオリックス東晃平投手が5回2失点で今季初勝利を挙げた。「1試合目で1勝できたのはでかいなと思います」。この日最速153キロの直球で押し込み、要所で曲がる変化球が効いた。17年育成ドラフト2位で入団した右腕。この日は19年育成4位の平野大もプロ初安打を放ち、中嶋監督は「2人が育成で頑張っていたので、2人が1軍で...。なかなか面白いです」とうれしそうだった。

◆日本ハム万波中正外野手が2安打で、7試合連続安打を記録した。好調な打撃について「タイミングをしっかり取れているのが大きな要因」と分析。打率は2割7分9厘まで上げてきた一方、本塁打は4日ソフトバンク戦で放った15号で止まっている。「ホームランとか長打とか(の数が)最近さみしい。(本塁打と打率の)両方を高い数字に上げていけるように」と、長距離砲としての自覚を新たにした。

◆指揮官の親心が主砲のバットを目覚めさせた。オリックス打線の1番に座ったのは、前夜ベンチスタートだった主砲の杉本裕太郎外野手(32)。初回、ポンセのカットボールを軽快に振り抜くと、いきなり打球が左翼席で弾んだ。昨年7月3日の日本ハム戦以来、約1年ぶりの1番起用には、中嶋監督の思いが込められている。「何か吹っ切ってと言いますか、攻める気持ちを持ってほしいなと思っていましたし。思いきっていけたんじゃないかなと思います」。開幕から主軸として活躍を続けてきたが、6月28日を最後にアーチも止まっていた。1番起用に応えるように、プロ初安打だった17年9月9日以来の先頭打者本塁打を放つと、約3週間ぶりのマルチ安打。杉本は「自分もびっくりしましたが、いろいろと考えていただいているので、なんとか次につなげていけるようにしていきたいです」と、きっかけにするべく力を込めた。主砲の12号ソロから初回に打者一巡で4点を挙げ、先発全員安打の20安打9得点。前日にスタメンを外れた頓宮も2安打2打点と貢献した。「ああやって、なんとかもがいていかなあかんところだと思いますし。いい方に取ってくれたらいいかなと思います」と指揮官。3連敗から敵地で連勝し、再び全員で上昇気流に乗りたい。【磯綾乃】

◆4点を追いかける三回、日本ハムのクリーンアップが反撃ののろしを上げた。まずは「3番・三塁」で8試合連続スタメンの清宮幸太郎内野手(24)。2死二塁で左越え適時二塁打を放った。「次につなぐことだけ考えていました」オリックス先発右腕、東(あずま)の初球、153キロの直球をフルスイング。左翼手・杉本の頭上を越える痛烈なライナーを放った。4点を奪われた一回の三塁守備で失策を犯していた清宮。「守備で迷惑をかけていたので何とかしたかったです」と振り返った。4番・万波中正外野手(23)も続いた。なおも2死二塁で左越え適時二塁打。2連連続二塁打で2点差に詰め寄り「打ったのはカーブ。序盤で1点取れてよかったです。ここから、また1点ずつ返していきます」と語った。

◆本拠地・エスコン初先発の日本ハムのコディ・ポンセ投手(29)は来日最短の3回7安打4失点(自責3)。今季初勝利はお預けとなった。「なかなかうまくいかない日だったと思います」出ばなをくじかれた。一回、1番・杉本に先頭打者本塁打を被弾。さらに安打、四球、味方の失策も絡み、打者一巡の攻撃でこの回一挙、4点を奪われた。二、三回は無失点に抑えたが3回80球で降板。助っ人左腕は「次に向けてしっかり準備します」と前を向いた。

◆オリックスが20安打で大勝した。一回に杉本の先頭打者本塁打や宗の適時打など打者一巡の攻撃で4点を先制。六回は紅林、七回は若月がソロを放った。東が5回2失点で今季初白星。日本ハムは序盤の拙守でリズムを崩した。

◆わが生涯に〝1番〟でも悔いなし!オリックス打線が、北の大地で暴れまくった。低迷していた打線がウソのように打ちまくり、先発全員20安打。1番に杉本裕太郎外野手(32)を置いたのがナカジマジックの始まりだった。「今日は1番バッターでビックリしたんですけど、打ててよかったです」一回先頭、ラオウが目を丸くしながら、ポンセの5球目を振り抜いた。1年ぶりの1番に入り、プロ初安打が初本塁打となった2017年9月9日の楽天戦(コボスタ宮城)以来となる初回先頭打者アーチ。試合前の段階で7月打率・200と落ち込み、前日はスタメンから外れていた男が〝荒療治〟で目を覚まし、先制の12号ソロ。打線は手を緩めることなく、一回から打者一巡4得点。六回には紅林が7号ソロ、七回は若月が3号ソロを放つなど、ワンサイドゲームにしてみせた。「感触もすごくよかったですし、東さんが頑張って投げていたので、なんとか援護することができてよかったです」と紅林。投げては先発した東が5回を投げ、5安打2失点で今季初勝利。神戸弘陵高から2018年育成ドラフト2位で入団した若き苦労人を野手陣全員でもり立てたわけだ。ソフトバンクに敗れた2位ロッテとの差は3ゲームに拡大。九回には19年育成D4位で日章学園高から入団した21歳の平野大にもプロ初打席安打が飛び出すおまけつき。杉本のような実績組も育成出身の若手も活躍するのがオリックスの強み。3連覇へ、混戦のパ・リーグを抜け出してきた。

◆日本ハムは首位・オリックスに2連敗でカード負け越し。そんな中でも「4番・右翼」で先発出場の万波中正外野手(23)が7試合連続安打をマークした。「バッティングの感じとしては、かなりいいんじゃないかなと。そういうところまで来ている感じがあります」三回の第2打席に左越え適時二塁打を放つと六回の第3打席では中前打。「タイミングを少しだけ早めに取って今は打ちに行っている。それがこの3連戦は特にいい結果につながっている」とこれで直近5試合の打率を・526(19打数10安打)とした。ただ本塁打は7月4日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)での15号を最後に18試合連続不発。若き右の強打者は「ホームラン、長打が最近、寂しいところではある。(打率と)どっちも並行して上げていきたいとバッターとして目指している。できるだけ両方、高い数字にできるようにしていきたい」と意欲を示した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
53352 0.602
(↑0.004)
-
(-)
53346
(+9)
291
(+2)
78
(+3)
31
(-)
0.256
(↑0.003
3.000
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
47354 0.573
(↓0.007)
3
(↓1)
57313
(+5)
302
(+6)
60
(-)
48
(+1)
0.235
(↑0.001)
3.330
(↓0.02)
3
(-)
ソフトバンク
46422 0.523
(↑0.006)
7
(-)
53328
(+6)
310
(+5)
63
(+2)
41
(-)
0.246
(-)
3.170
(↑0.01)
4
(-)
楽天
43471 0.478
(↑0.006)
11
(-)
52314
(+5)
358
(+4)
77
(-)
65
(-)
0.238
(↑0.001)
3.520
(↓0.01)
5
(-)
西武
39501 0.438
(↓0.005)
14.5
(↓1)
53255
(+4)
299
(+5)
60
(-)
58
(-)
0.232
(↑0.001)
2.960
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
38550 0.409
(↓0.004)
17.5
(↓1)
50296
(+2)
307
(+9)
68
(-)
53
(-)
0.230
(-)
3.000
(↓0.04)