ソフトバンク(★1対4☆)ロッテ =リーグ戦15回戦(2023.07.29)・福岡PayPayドーム=
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ロッテ
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ソフトバンク
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勝利投手:カスティーヨ(2勝2敗0S)
(セーブ:益田 直也(2勝2敗26S))
敗戦投手:大関 友久(4勝6敗0S)

本塁打
【ロッテ】和田 康士朗(1号・3回表ソロ),石川 慎吾(1号・4回表ソロ)

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◆ロッテは3回表、和田のプロ初本塁打となるソロで先制する。続く4回に石川慎のソロ、6回には山口の適時二塁打で2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・カスティーヨが5回無失点で今季2勝目。敗れたソフトバンクは、打線が相手を上回る9安打を放つも、1得点とつながりを欠いた。

◆/これがワギータだ?\先制した試合の勝率は.810(34-8-1)和田康士朗のプロ初ホームラン??#プロ野球(2023/7/29)??ソフトバンク×ロッテ??Live on DAZN#DAZNプロ野球#chibalotte pic.twitter.com/jIb3ZrvHnO

◆ロッテ和田康士朗外野手(24)がプロ初ホームランを放った。0-0の3回1死で、ソフトバンク先発大関の144キロ外角直球を捉え、右越え先制ソロ。俊足を飛ばしてダイヤモンドをあっという間に1周した。ベンチでは仲間の祝福を受け「打ったのは、ストレートです。ダイヤモンドを1周したことは無我夢中で覚えてないです。先制点を取ることができて良かったです」と笑顔があふれた。和田康士朗(わだ・こうしろう)1999年(平11)1月14日生まれ、埼玉県東松山市出身。市の川小ではドッジボールクラブに所属していたが、小4で「市の川スポーツ少年団」に入り野球を開始。東松山北中では軟式野球部でプレー。だが、股関節を痛めて野球を断念し、小川高では陸上部に入部。短距離に加え、専門は走り幅跳び。走り方の指導を受けてさらに走力アップ。同1年時、中学時代の同級生が高校野球で強豪を破った姿に心動かされ、同冬に陸上部退部。小川高野球部は人数不足だったためクラブチームの「都幾川倶楽部硬式野球団」に加入。卒業後はBCリーグ入団テストに合格し「富山GRNサンダーバーズ」入り。2年目からはレギュラーを獲得し、17年ドラフトでロッテ育成1位指名。20年6月1日に支配下登録。背番号は122から63へ。同年開幕戦ソフトバンク戦で代走で初出場し初盗塁。同8月16日の日本ハム戦では初先発し、初球にプロ初安打を放つと、次打者の初球で二盗成功、犠打ご本塁生還。3安打3得点3盗塁の先発デビュー。21年は24盗塁でBCリーグ出身者初タイトルとなる盗塁王。185センチ、77キロ。左投げ左打ち。50メートル5秒8。塁間3秒0台。今季推定年俸1800万円。独身。血液型B。6人きょうだいの4番目。父は野球、母はバスケットボール、兄は陸上競技、バスケットボール、妹はソフトボールなどスポーツ一家。趣味はゲーム。

◆ソフトバンク栗原陵矢外野手(27)が、アクシデントのため途中交代した。4回の第2打席。ロッテ先発カスティーヨの4球目、内角球を避けた際に左膝付近を痛めた模様。トレーナーが駆け付けてベンチ裏で手当ても受けたが、代打に川瀬が送られた。負傷箇所は不明だが、栗原はしきりに左膝を気にするしぐさを見せていた。昨季はシーズン序盤に左膝を手術しただけに、状態が心配される。

◆/ダイナマイト慎吾のお目覚め??\ここで飛び出た移籍後初アーチ石川慎吾の1号ソロで貴重な追加点?#プロ野球(2023/7/29)??ソフトバンク×ロッテ??Live on DAZN#DAZNプロ野球#chibalotte pic.twitter.com/YAdmRlXZ52

◆ロッテ石川慎吾外野手(30)が巨人から移籍後、初ホームランを放った。1-0で迎えた4回先頭。ソフトバンク先発大関の投じた初球122キロ内角低めスライダーを捉え、左越えソロ。「1本打つことができてうれしいです」と笑顔を見せ、左翼スタンドのロッテファンからは「シンゴ」コールが響いた。本塁打は巨人時代の20年11月7日ヤクルト戦(東京ドーム)以来、約2年ぶりだ。これでトレード移籍後25打数14安打で打率5割6分、3打点となった。

◆ソフトバンク栗原陵矢外野手(27)が、アクシデントのため途中交代した。4回の第2打席。ロッテ先発カスティーヨの4球目、内角球を避けた際に左膝を痛めた。トレーナーが駆け付けてベンチ裏で手当ても受けたが、代打に川瀬が送られた。昨季はシーズン序盤に左膝を手術。古傷の再発が心配されたが、藤本監督は「足が引っ掛かったということ。本人は『いく』と言ったけど、無理するなっていうことで外しました。そんな大したことはないと...。本人は『行かせてください』と言ってたけど、無理して大事になるよりはやめさせたほうがいい」と説明した。

◆ソフトバンク先発大関友久投手が8回8安打4失点で6敗目を喫した。3回1死から和田に先制となるプロ初アーチを被弾。4回にも先頭石川慎に移籍初となる1号ソロを献上した。6回は山口に2点適時二塁打を許した。「自分で何とかしていくしかないので、切り替えて頑張ります」。98球の粘投だったが、チームを白星に導く投球ができず、悔しさをかみしめた。

◆ロッテ和田康士朗外野手(24)がプロ6年目で初ホームランを放った。速度を落としてホームを踏んだ。0-0の3回1死、相手先発大関の144キロ外角低め直球を捉え、右越え先制ソロ。「感触も覚えてないです。入ると思わなかったので一生懸命走っていました」。歓声や相手守備陣の表情で察知し減速。「勝てたことが何よりうれしい」。ベンチでは吉井監督と笑顔でグータッチし、最後はチーム最多12発のポランコに祝福のハグを受けた。21年の盗塁王など快足は絶大な信頼を得てきた。今季は打力開眼を目的に2軍でサブロー監督らに強いゴロとライナーを打つ徹底指導を受けた。内田臨時コーチからはバットを850グラムから1020グラムに重くして振り回さない新打法を助言。「やってきたことが少しずつ出来てきた」。大振りしないフォームが固まってきたことで、さらにスイングスピードが上がる900グラムに今週から変更した矢先の1発だった。股関節痛の影響で高校では野球を離れ陸上部へ。再びクラブチームで再開してNPB入りした。フルスイングする姿がソフトバンク柳田のようで「和ギータ」と呼ばれたこともあったが「ここでホームランバッターみたいにブンブン振っていたら今までやってきたことが台無しになる。やってきたスイングをしっかり」。両親にプレゼントする記念球は手にしたが、地に足つけて俊足と強い打球で勝利を導く。【鎌田直秀】▽ロッテ吉井監督(和田のプロ初本塁打に)「ホームランは期待していなかった。低いライナーを打ってほしいなと思っていたので、結果ホームランになったんですけれど、狙うんではなく、たまたまというのが和田の目指すところだと思う」▽ロッテ・カスティーヨ(1回無死満塁のピンチを脱して5回6安打無四球無失点で2勝目)「自分の持ち味を出して、しっかり仕事は出来たかなと思います」

◆ロッテ石川慎吾外野手(30)が巨人からトレード移籍後、出場12試合目で初ホームランを放った。1-0の4回先頭で、初球の122キロ内角低めスライダーを左越えソロ。「まだまだ貪欲にやっていかないといけない立場。1本打つことができてうれしい」。巨人時代の20年11月7日ヤクルト戦(東京ドーム)以来の1発だけでなく、今季2度目の猛打賞。打率も5割5分6厘と結果を出し続けている。

◆ソフトバンクが恒例「鷹の祭典2023」で、全敗の危機に立たされた。1回に無死満塁の絶好機を逃すなど、相手を上回る9安打を放ちながら1得点。2位ロッテを本拠地に迎えたが、2カードぶりの負け越しが決まった。同イベントは今季残り1試合を残して8戦8敗。30日の最終戦こそ白星で締める。鷹党の歓喜が一瞬でため息に変わった。初回だ。1番中村晃から3連打を放ち、無死満塁の絶好機をつくった。ここで主砲柳田を迎えたが、3球三振。次打者の柳町は併殺打に倒れ、まさかの無得点。最大のチャンスははかなく散った。ベンチでは厳しい表情だった藤本監督だが、ナインを責めることはなかった。「みんな一生懸命やっている。仕方ないです」。柳田の三振についても「いいバッターでも100回(打席に)立ったら、70回は失敗するので」とかばった。吉本打撃コーチは「あの場面で4番だから。(打てなかったら)仕方がないです」。柳田は打率3割7厘、101安打、14本塁打、52打点はチーム4冠。打線をけん引しているだけに責められないのは確かだが、先制機を逃し、主導権を握り損ねたのも確か。主砲の快音が聞きたかった。恒例「鷹の祭典」で勝てない。これで今季の同イベントは8戦8敗。昨季からは11連敗、直近20試合で見ると1勝19敗という惨事だ。30日のロッテ戦は「鷹の祭典2023」の最終戦になる。3試合以上になった06年以降、同イベント全敗は例がない。指揮官は「明日は勝ちましょう」と話した。ロッテを上回る9安打を放ちながら、得点は内野ゴロの間に挙げた1得点だけ。2位ロッテを本拠地に迎えたがカード負け越しで、首位オリックスとは7ゲーム差。最近は12連敗、2連勝、2連敗。波に乗れない。【只松憲】

◆ロッテ沢村拓一投手(35)が8回に4番手で登板し、2四球を与えたものの、1回2奪三振無失点に抑えて勝利に貢献した。投球回数ではロッテ、巨人でのNPB通算895回2/3。21年からボストン・レッドソックスに2年間所属したMLBでは通算103回2/3のため、日米通算999回1/3に。1000投球回まで、あと2/3回と迫り"王手"をかけた。沢村は試合後、「(1000投球回数は)目指してきたものではないので、現実的になっても別に意識はしていないですね。目の前のことだけに集中しているので、チームスポーツだから勝つためにやっている」。与えられた役割を果たす姿勢に揺るぎはない。今季は勝ちパターンや接戦で1イニングを任されることが多く、早ければ30日のソフトバンク16回戦(午後1時開始、ペイペイドーム)で達成する可能性がある。

◆ロッテの6年目、和田がプロ初本塁打を放った。0―0の三回1死で大関の外角低めの速球を右越えへ運んだ。6月8日のヤクルト戦以来となる安打が会心の当たりとなり「ダイヤモンドを一周したことは無我夢中で覚えてない」とベンチに戻ると笑顔を見せた。2018年に育成ドラフト1位で入団し、20年6月に支配下登録された24歳の左打者。高校時代は陸上部という変わり種で、自慢の俊足を生かし、21年には盗塁王に輝いた。オフは苦手な打撃を磨いて今季に臨んでおり「盗塁はもちろんだが、一番は打席に立ちたい」と、外野の定位置獲得が目標だ。

◆ロッテが2連勝。三回に和田のプロ初本塁打で先制し、四回は石川慎が移籍後1号となるソロを放った。六回には山口の2点二塁打で加点した。ソフトバンクは一回無死満塁で無得点に終わるなど好機を逃し、大関は6敗目を喫した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
52352 0.598
(↑0.005)
-
(-)
54337
(+4)
289
(+3)
75
(-)
31
(+1)
0.253
(-)
3.010
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
47344 0.580
(↑0.005)
2
(-)
58308
(+4)
296
(+1)
60
(+2)
47
(-)
0.234
(-)
3.310
(↑0.03)
3
(-)
ソフトバンク
45422 0.517
(↓0.006)
7
(↓1)
54322
(+1)
305
(+4)
61
(-)
41
(+1)
0.246
(-)
3.180
(↓0.01)
4
(-)
楽天
42471 0.472
(↓0.005)
11
(↓1)
53309
(+1)
354
(+3)
77
(+1)
65
(-)
0.237
(↓0.001)
3.510
(↑0.01)
5
(-)
西武
39491 0.443
(↑0.006)
13.5
(-)
54251
(+3)
294
(+1)
60
(-)
58
(-)
0.231
(↑0.001)
2.950
(↑0.02)
6
(-)
日本ハム
38540 0.413
(↓0.005)
16.5
(↓1)
51294
(+3)
298
(+4)
68
(+1)
53
(-)
0.230
(-)
2.960
(-)