1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 1 | 0 |
巨人 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | X | 6 | 11 | 0 | 0 |
勝利投手:山﨑 伊織(8勝2敗0S) (セーブ:中川 皓太(1勝1敗3S)) 敗戦投手:髙橋 宏斗(3勝7敗0S) |
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◆巨人が3連勝。巨人は初回、丸の適時打などで2点を先制する。続く2回裏に吉川の適時打などで加点すると、5回には丸が再び適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・山崎伊が7回途中3失点の好投で今季8勝目。敗れた中日は、先発・高橋宏が試合をつくれなかった。
◆20歳の巨人秋広優人が20歳の高橋宏と対戦。2人とも高卒3年目で、高橋宏は20年のドラフト1位、秋広はドラフト5位で入団。5月7日に初めて対戦したが、ここまでは三振、二ゴロ、三ゴロ、三振、右飛、四球の5打数0安打。今季、秋広が5打数以上対戦してノーヒットは4人おり、うち1人が高橋宏。同期から初安打を打てるか。
◆中日高橋宏斗投手(20)が5回5失点で7敗目を喫した。初回に2者連続四球を含む無死満塁。秋広の内野ゴロなどで2失点。2回も1死一、二塁から連打などでさらに2点を失った。「よーいドンで4点取られて試合が決まりました。しっかり修正しないと、今後はないと思います」。6月21日楽天戦を最後に5試合続けて白星から遠ざかっており、危機感を募らせた。▽中日立浪監督(東京ドーム6連敗で借金最多19に)「威圧感のある打線だが、逃げて四球が絡むと大量失点になる」▽中日石川昂(腰の張りから7回に4試合ぶりに代打出場も二ゴロ)「問題なくバットを振ることができました」
◆巨人丸佳浩外野手が2安打2打点と連日の存在感を示した。1回2死二、三塁では二塁への適時内野安打を放ち、5回1死二、三塁では右前打で中押し点を生み出した。打撃不振で2軍調整していたが、再昇格初日だった28日の3安打に続き復調をアピール。「今まで打っていなかったので、取り返したいなと思ってやっている」と表情を引き締めた。▽巨人吉川(2安打1打点で、二塁守備でも好捕を連発)「いい準備で打席に入ることができている。初回に塁に出られることが1番の理想だと思う。今後も意識してやっていきたい」
◆巨人長野久義外野手が代打で勝負強さを発揮した。8回2死三塁から松山の高めフォークを中前適時打とした。「いい流れで打席に立てました。いい追加点になってよかったです」と重信が盗塁で広げた好機を生かした。7月は16打数6安打の打率3割7分5厘、6打点で、出塁率は5割2分4厘。夏男が3点差に広げる貴重な追加点をもたらした。
◆中日大島洋平外野手が通算2000安打にあと20に迫った。2試合ぶりに「5番左翼」で先発出場。6回2死三塁でカウント1-2から巨人先発山崎伊のカットボールを捉え、適時二塁打を放った。「追い込まれてたけど、うまく対応できました」と技ありの一打を振り返っ。4打数1安打に終わり、チームは3連敗を喫した。
◆巨人が「土用の丑(うし)の"G"」で夏バテを吹き飛ばす。中日に先制、追加点、ダメ押しの快勝でカード勝ち越しを決めた。猛暑続きの列島を横目に、3試合連続の2ケタ安打と打線が暴れ、3連勝で貯金を1とした。 吉川、坂本の1、2番&二遊間コンビが攻守で存在感を示した。原監督は「ファインプレーも出ていますし。吉川、そして門脇。勇人もそれに負けじと、やってくれているというのは大きいですね」とたたえた。1軍のチーム最年少の秋広には「守備はもうちょっとピリッとね。土用の丑(うし)の日だからさ。さんしょうがピリッと効いたような守備力になってほしいね」と夏の風物詩を引用した。 熱さを際立たせた山崎伊は6回2/3を6安打3失点で8勝目を挙げた。「バッターに向かって『打てるもんなら打ってみい』って感じで。監督からも、もっと気持ちが出てもいいんじゃないということだったので」と、闘志をあえて前面に出す投球で7月は4戦4勝。指揮官からの評価も「小細工に走らずに力投できる、汗を流せる。そういう部分からいくと成長した」とうなぎ上りだ。 うなぎといえばキャンプ地の宮崎の特産物で毎年、差し入れを受ける。贈呈式でお約束となりつつある、原監督のうなぎつかみ取りは当初は大苦戦するも今となればお手のもの。うなぎと巨人、巨人とうなぎ-。江戸時代から続く夏の風習にあやかり"真夏の逆襲"を仕掛ける。【為田聡史】
◆巨人が効果的に得点して3連勝。二回までに丸と吉川の適時打などで4点を先行し、五、八回に追加点を奪った。山崎伊が七回途中までを3失点で8勝目。中日は3連敗。高橋宏が序盤に失点を重ね、中盤からの反撃も届かなかった。
◆巨人は序盤に4点を先取して逃げ切り、3連勝。好守連発の二塁手・吉川や故障から復帰2戦目の遊撃手・坂本ら堅守が光った中、原辰徳監督(64)は「あとは秋広ぐらいかな」と、左翼で出場した秋広優人外野手(20)をチクリ。この日も5番に座るなどレギュラーに定着した202センチの有望株に、あえて苦言を呈す。秋広は六回の守備で、1死一塁で岡林の左前打を処理する際、一瞬の隙を突かれ、送球もそれる形で一塁走者の三塁進塁を許した。前日の試合でも返球がそれる場面があった。原監督は「秋広の守備はもうちょっと何というか、(30日が)『土用の丑の日』だから、山椒がピリッと効いたような守備力になってほしいね」とジョークも交えて指摘した。成長を認めているから求めるものも高くなる。「でも彼はいつも言うけどスタートしたばかりですから。まだまだ伸びる要素はウンとある。守備であろうが、走塁であろうが、バッティングであろうが、バントであろうが、貪欲にね。一日一日を糧としてやってもらいたい。われわれも甘やかした目で見てしまうと、(打率が)何割だとか、何番を打っているとか。そういうものは抜きに育てていきたい。あえて厳しく言ったけどね」と、期待を込めて〝愛のムチ〟を振るった。
◆巨人・坂本勇人内野手(34)が29日、写真共有アプリの「インスタグラム」の公式アカウントを開設した。この日の中日戦に勝利した後、自身の写真と岡本和の宣材写真などとともに「#俺」と初投稿した。さらに、チームメートの重信が自身のアカウントで「【速報】勇人さん遂にインスタ開設しました」と〝宣伝〟したのを機に、フォロワー数は急増。初投稿から約30分で1万人を超えた。坂本が公式SNSアカウントを開設するのは初めて。球界屈指の人気を誇る選手だけに、フォロワー数の増加は続きそうだ。
◆巨人・山崎伊織投手(24)が先発登板し、七回途中6安打3失点で8勝目(2敗)をマーク。7月は4戦全勝と月間MVPを視野に入れる活躍を見せ、同僚の戸郷翔征投手(23)らハーラートップまで1勝に迫った。チームの3連勝に貢献した。押すか否か。進境著しい山崎伊は、勝負どころを心得ている。アクセルを踏んだのは2点リードの七回だ。ベンチの後押しもあり、ボールに気迫を乗せた。「『打てるもんなら打ってみい』と。そういう気持ちが出てもいいんじゃないかということだったので」六回に2点を失っており、さらなる失点は許されない。2死から二塁打を浴びて救援を仰いだが、闘志を前面に出した右腕が降板すると客席から拍手が降り注いだ。シュートやスライダーで左右に揺さぶる持ち味に加え、今季はフォークボールもさえる。的を絞らせない投球で三回まで無安打と主導権を握り、7月は4戦全勝を飾った。試合前練習が始まって間もなく、阿部ヘッド兼バッテリーコーチを中心に投手陣が円陣を組んだ。輪の中で伝えられたのは、捕手主導にとどまらないコミュニケーション。投手から積極的に声を掛け、投球の組み立てを考えるよう指示された。兵庫・明石商高から東海大を経て2021年にドラフト2位で入団。今や先発陣の柱となった24歳は「(捕手の)大城さんと普段からたくさん話している。意図を少しでも感じながら投げられるように」と自覚十分。阿波野投手チーフコーチは「(4月に2軍から)昇格したての頃は捕手の指示に従って投げる様子だったが、今はボールに意思を感じる」と目を細めた。チームは3連勝で貯金1。試合後に原監督から「何勝目だ」と問われた山崎伊は「8です」と返した。すかさず指揮官は言った。「あと5つぐらい勝ちたいな」。若き右腕の本領発揮は、ここからだ。(鈴木智紘)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
50 | 37 | 4 | 0.575 (-) | - (-) |
52 | 338 (+2) | 282 (+2) | 45 (+1) | 45 (-) |
0.239 (-) | 2.810 (↑0.02) |
2 (-) |
広島 |
52 | 39 | 1 | 0.571 (-) | 0 (-) |
51 | 320 (+2) | 301 (+2) | 56 (-) | 51 (+3) |
0.248 (-) | 2.960 (↑0.02) |
3 (-) |
DeNA |
46 | 42 | 2 | 0.523 (↓0.006) | 4.5 (↓0.5) |
53 | 326 (+3) | 314 (+5) | 61 (+1) | 20 (-) |
0.248 (↑0.001) | 3.200 (↓0.01) |
4 (-) |
巨人 |
45 | 44 | 1 | 0.506 (↑0.006) | 6 (↑0.5) |
53 | 340 (+6) | 341 (+3) | 105 (-) | 31 (+1) |
0.253 (↑0.001) | 3.670 (↑0.01) |
5 (-) |
ヤクルト |
37 | 51 | 2 | 0.420 (↑0.006) | 13.5 (↑0.5) |
53 | 322 (+5) | 351 (+3) | 78 (+2) | 49 (+3) |
0.236 (-) | 3.660 (↑0.01) |
6 (-) |
中日 |
35 | 54 | 2 | 0.393 (↓0.005) | 16 (↓0.5) |
52 | 267 (+3) | 309 (+6) | 41 (-) | 26 (-) |
0.243 (↓0.001) | 3.040 (↓0.01) |
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