ソフトバンク(★5対8☆)ロッテ =リーグ戦14回戦(2023.07.28)・福岡PayPayドーム=
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ロッテ
50030000081111
ソフトバンク
0220100005701
勝利投手:種市 篤暉(7勝4敗0S)
(セーブ:益田 直也(2勝2敗25S))
敗戦投手:東浜 巨(5勝7敗0S)

本塁打
【ロッテ】角中 勝也(6号・4回表3ラン)
【ソフトバンク】近藤 健介(14号・3回裏2ラン)

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◆ロッテは初回、4者連続適時打が飛び出すなど、打者一巡の猛攻で5点を先制する。その後1点差に迫られるも、4回表には角中が3ランを放ち、相手を突き放した。投げては、先発・種市が今季7勝目。敗れたソフトバンクは、先発・東浜が試合をつくれなかった。

◆ロッテが初回から打者一巡の攻撃で、ソフトバンク先発東浜から一挙5得点を奪った。1死から投安で出塁した2番友杉篤輝内野手(22)から、四球を挟んで、8番荻野貴司外野手(37)の左前適時打まで6連続安打。大きな先制パンチを浴びせた。1死満塁から中前に先制適時打を放った山口航輝外野手(22)は「先制のチャンスだったので、ランナーを返すことができて良かったです」。右太もも裏肉離れが完治して25日の西武戦で1軍復帰後、8打席目での初安打が左前適時打となった荻野も「みんなの勢いに乗せてもらいました。ランナーをかえすことができて良かったです」と笑顔を見せた。

◆チーム野手1、2のベテランで4打点だ。ロッテの37歳荻野貴司外野手は初回1死一、三塁で左前適時打。右太もも裏肉離れから1軍復帰後8打席目での初安打に「みんなの勢いに乗せてもらいました。当たりは良くなかったけれど。まだまだ背中で引っ張っていけたら」。36歳の角中勝也外野手も4回に6号右越え3ランを放ち「集中力マックスでいきました」と笑顔。ソフトバンク柳田が競走馬3頭を計約1億円で落札したことを引き合いに「馬は買えませんが、家のローンは払えそうです」と角中節も一発飛び出した。▽ロッテ吉井監督(ベテランの活躍の一方、種市の投球内容に)「種市にはものすごい怒っています。だらしなさすぎるので」▽ロッテ種市(5回5失点も通算7度目の敵地ソフトバンク戦で初勝利を挙げ今季7勝目)「5回で降りているようじゃ話にならない。野手の方にたくさん点を取ってもらったのに、なおさら。(左脇腹肉離れの佐々木)朗希どうこうより、まず自分のこと。やることは変わらない」▽ロッテ安田(初回に1死一、三塁からで右前適時打)「みんなでつないだチャンスのいい流れに乗って打つことができました。追加点を取ることができて良かったです」▽ロッテ山口(初回1死満塁から先制中前適時打)「先制のチャンスだったので、ランナーをかえすことができて良かったです」

◆ソフトバンクの連勝はあっさり止まった。敵地・大阪で首位オリックスに2連勝を飾り、球宴後初の本拠地ペイペイドームでのゲーム。12連敗の長い長いトンネルを抜け、勢いを取り戻した姿を博多っ子ファンに見せたかったが、白星を積み重ねることはできなかった。プレーボール直後。先発東浜がロッテ打線につかまった。1死から6本の安打など大量5失点。「初回がすべてですね。何やろうね。球が全体的に高かったのはあるけど、(先発は)調整期間があるんやから、その辺はしっかりしてもらいたいですね」。試合後、藤本監督は4回途中7失点と崩れた東浜に注文をつけた。今季5点差をひっくり返したことはない。打線にとっても重いビハインドだったが、2回に2点を返すと3回には近藤が2戦連発となる14号2ランを放って1点差まで詰め寄った。それだけに直後の4回に角中に6号3ランを浴びた2番手椎野にも「(角中は)初球やからね。1球の怖さが分かったんじゃないかな、と思います」と、藤本監督は苦言を忘れなかった。ジンクスも打破できない。「鷹の祭典」はこれで7連敗。3年ぶりV奪回を目指してエメラルドグリーンに染まったスタンドの盛り上がりとは対照的に勝ち星がつかめない。首位オリックスが敗れたため6ゲーム差は変わらないが、2位ロッテには5連敗で4ゲーム差。振り返れば、4位楽天にも4ゲーム差に迫られた。「連敗なんて考えていません。明日勝ちます。ハイ、さよなら」と不機嫌そうに藤本監督は会見を切り上げた。【佐竹英治】

◆ロッテは、チーム野手1、2のベテランで4打点だ。37歳の荻野貴司外野手は4点を奪ったあとの初回1死一、三塁でソフトバンク先発東浜の初球カットボールを左前適時打。右太もも裏肉離れ完治から1軍復帰後8打席目での初安打に「みんなの勢いに乗せてもらいました。なんとかです。当たりは良くなかったけれど、抜けてくれて良かったです。まだまだ背中で引っ張っていけたらいいかなと思っています」。25日の西武戦で昇格即スタメン後の初勝利に安堵(あんど)の表情だった。36歳の角中勝也外野手も、4-5と1点差に迫られた直後の4回1死一、二塁で6号右越え3ランを放ち「嫌な雰囲気になっていたので、集中力マックスでいきました」と笑顔を見せた。2番手椎野に代わった初球の148キロ直球を捉え「落ちる系の球を待っていたので少し詰まりましたが、ボディーターンで打つことができました」。ソフトバンク柳田が競走馬3頭を計約1億円で落札したことを引き合いに「馬は買えませんが、家のローンは払えそうです」と角中節も一発飛び出した。吉井理人監督(58)も「代わりっぱなを初球からしっかり振ってくれたので。さすがベテランです。彼は真剣に取り組んでくれてくれているので、選手たちがどこまで気づいているか分からないですけれど、若手に良い影響があると思っています」とたたえた。荻野に対しても「我々が期待していたのはもっとボカスカ打つイメージなんですけれど」と苦笑いを浮かべつつ、「これから状態を上げてくれると思います」とさらなる期待を寄せた。【鎌田直秀】

◆ロッテが打ち勝ち連敗を2で止めた。一回に山口や中村奨の適時打などで5点を挙げ、5―4の四回には角中の6号3ランで突き放した。種市が5回5失点で7勝目、益田が25セーブ目。ソフトバンクは東浜が四回途中7失点と崩れた。

◆ロッテ・角中勝也外野手(36)が「3番・左翼」で先発し、6号3ランなど3安打でチームを勝利に導いた。中でも効果絶大だったのが四回1死一、二塁からの3ラン。投手が先発の東浜から椎野に代わったあとの初球を左翼席に運んだ。一回に5点を先制したあと、5―4と1点差に迫られた直後で、流れを引き戻す大きな一発となった。ヒーローインタビューでは「嫌な雰囲気だったので集中力MAXでいきました」と納得顔。「落ちるタマを狙ってたんすけど、ちょっと詰まったすけど、いいボディーターンができました。詰まったけど行くと思ったのでよかった」と自画自賛だった。24日の同じソフトバンク戦(ZOZOマリン)では、逆転サヨナラ2ランを放つなど頼りになるベテラン。それでも「まあ、調子は悪くはないです。絶好調って感じでもないんで」と控えめ。チームは連敗を2で止め、首位オリックスに2ゲーム差に肉迫した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
51352 0.593
(↓0.007)
-
(-)
55333
(-)
286
(+4)
75
(-)
30
(-)
0.253
(↓0.001)
3.020
(-)
2
(-)
ロッテ
46344 0.575
(↑0.005)
2
(↑1)
59304
(+8)
295
(+5)
58
(+1)
47
(-)
0.234
(↑0.001
3.340
(↓0.02)
3
(-)
ソフトバンク
45412 0.523
(↓0.006)
6
(-)
55321
(+5)
301
(+8)
61
(+1)
40
(+1)
0.246
(-)
3.170
(↓0.06)
4
(-)
楽天
42461 0.477
(↑0.006)
10
(↑1)
54308
(+5)
351
(+1)
76
(+1)
65
(+1)
0.238
(↑0.001)
3.520
(↑0.03)
5
(-)
西武
38491 0.437
(↓0.005)
13.5
(-)
55248
(+1)
293
(+5)
60
(-)
58
(+1)
0.230
(-)
2.970
(↑0.01)
6
(-)
日本ハム
38530 0.418
(↑0.007)
15.5
(↑1)
52291
(+4)
294
(-)
67
(-)
53
(-)
0.230
(↑0.001)
2.960
(↑0.03)