巨人(☆11対5★)中日 =リーグ戦14回戦(2023.07.28)・東京ドーム=
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中日
20020100051101
巨人
33101003X111513
勝利投手:船迫 大雅(1勝0敗0S)
敗戦投手:涌井 秀章(3勝11敗0S)

本塁打
【中日】細川 成也(13号・1回表ソロ)
【巨人】岡本 和真(22号・1回裏3ラン),ブリンソン(7号・5回裏ソロ),大城 卓三(13号・8回裏2ラン)

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◆巨人は2点を追う1回裏、岡本和が3ランを放ち、逆転に成功する。続く2回に坂本と丸が適時打を放つと、3回には再び坂本の適時打が飛び出すなど、終わってみれば15安打で11得点を挙げた。投げては、2番手・船迫がプロ初勝利。敗れた中日は、先発・涌井が乱調だった。

◆巨人が28日中日戦から8人の入れ替えを敢行した。右太もも裏の肉離れから復帰した坂本勇人内野手(34)、打撃不振で2軍再調整していた丸佳浩外野手(34)、左手首痛から復帰したルイス・ブリンソン外野手(29)の3人の野手に加え、中継ぎ左腕の今村信貴投手(29)の計4人を昇格させた。代わって中島宏之内野手(40)、アダム・ウォーカー外野手(31)、岡田悠希外野手(23)、三上朋也投手(34)の4人が2軍合流となった。6月23日広島戦で負傷した坂本は、7月26日にイースタン・リーグ西武戦で実戦復帰し、翌27日の西武戦では離脱後初めて実戦の遊撃守備に就いていた。35日ぶり1軍復帰の準備を整えていた。

◆中日の育成ドラフト3位ルーキーで支配下選手登録された樋口正修内野手(24)が28日、東京ドームで会見に臨み、「ここ一番で代走でも守備固めでも、立浪監督からこいつなら大丈夫と思ってもらえることが目標です」と抱負を語った。背番号は97で、推定年俸は420万円。会見に同席した立浪監督は「脚力がある。ここまで2軍でケガなく試合に出続けたことも評価している。初めは代走、守備で信頼される選手になってもらいたい。二塁のレギュラーを取る選手になってほしい」と期待を寄せた。樋口はBC・埼玉から入団。50メートル5秒台の俊足が武器。2軍では全75試合に出場し、打率2割1分1厘、17犠打、4盗塁。目標の選手はソフトバンク周東と公言。6月29日のウエスタン・リーグ(タマスタ筑後)で対戦した際は、周東の2盗塁を目の当たりにし「間近で見た。やっぱこういう選手が1軍で戦っているんだなっていうのを肌で感じた。より一層頑張んなきゃいけないなと、思いました」と刺激を受けた。同じ育成選手から足のスペシャリストとして大成したヒーローを励みにする。同日、樋口は28日に出場選手登録され、巨人戦(東京ドーム)の試合前練習から新しい背番号つけ、汗を流した。

◆右太もも裏の肉離れから復帰した坂本勇人内野手(34)が「2番遊撃」で約1カ月ぶりにスタメンに名を連ねた。打撃不振で2軍再調整していた丸佳浩外野手(34)も「6番中堅」で後半戦初先発。秋広は5月25日から2カ月間守り抜いた3番から5番となり、梶谷が「3番右翼」でクリーンアップ入りした。中田翔はベンチスタートとなり、岡本和が一塁で先発。門脇が遊撃から三塁でのスタメンとなった。

◆巨人梶谷隆幸外野手(34)が中日戦前に通算1000試合出場の連盟表彰を受けた。7月5日中日戦(バンテリンドーム)で到達していた。初出場は横浜時代の09年4月9日巨人戦で、故障離脱を繰り返しながらも、プロ野球史上521人目の大台に17年目で到達した。メダルや花束など記念品を受け取り、スタンドから注がれた拍手にお辞儀し、ベンチに戻った。

◆/熱気の渦が戻ってきた\復帰初打席でいきなりフェンス直撃坂本勇人が2ベースヒット?プロ野球(2023/7/28)??巨人×中日??Live on DAZN#DAZNプロ野球#giants pic.twitter.com/QFTzExm5UQ

◆右太もも裏の肉離れから1軍復帰した巨人坂本勇人内野手(34)が逆転の口火を切った。「2番遊撃」でスタメン出場。2点を追う1回1死、中日涌井の低め146キロ直球を芯で合わせ、右翼フェンス直撃の二塁打で出塁した。チャンスを演出すると、岡本和の逆転3ランで生還。ホームベースの先で、主砲を迎え入れ、満面の笑みでハイタッチを交わし、頭をポンとたたいた。6月23日広島戦で負傷して以来、リハビリを重ねてきた。7月26日のイースタン・リーグ西武戦で約1カ月ぶりの実戦復帰をしたばかり。翌27日の西武戦では離脱後、初の遊撃守備に就き、初安打をマークしていた。35日ぶりに戻ってきた1軍で、いきなり存在感を示した。

◆プロ車いすテニスプレーヤーの小田凱人(17)が、始球式でのワンバン投球を悔しがった。巨人のレプリカユニホームに「TOKITO」の文字と、世界ランク1位から「01」の背番号姿でマウンドへ。車いすに乗りながら、大きくテイクバックして投げ込むも、ホームベース手前でバウンドしてワンバウンドとなった。やや悔しがりながらもガッツポーズを見せ、ファンの声援に応えた。少年時代には友人たちと遊びの野球を楽しみ、坂本や中田翔に憧れた。ブルペンでは戸郷に指導を受けて、握り方や投球の感覚を教わった。20球以上を投げ込むもワンバウンド投球はなかったが、本番では痛恨のワンバウンド投球。「テニスでも、いろいろなグランドスラムの決勝とかを経験してきましたけど、単純に会場が大きいので、迫力がすごかったです。テニスでも経験したことのない人数と規模の大きさだった。良い経験にはなりましたけど、またすぐにチャレンジしたい」と悔しさをにじませながら、リベンジを誓った。

◆右太もも裏の肉離れから1軍復帰した巨人坂本勇人内野手(34)が復帰後、初のタイムリーを放った。1点リードの2回無死一、二塁、中日涌井の内角低め143キロシュートを左翼線への2点適時二塁打とした。3点差に広げ、満面の笑みで二塁ベース上で右手を上げた。「いい形でつないでくれたので、何とかかえすことができてよかったです」と中押し点を生み出した。「2番遊撃」で即スタメン出場。1回1死でも右翼フェンス直撃の二塁打を放ち、岡本和の逆転3ランの呼び水となった。2打席目までに、ともに得点につながる2本の二塁打。攻守の要が35日ぶりに戻ってきた1軍で、打線に火を付けた。

◆/底は抜けた\5試合連続ヒット4試合連続打点岡本和真が逆転3ランホームラン?プロ野球(2023/7/28)??巨人×中日??Live on DAZN#DAZNプロ野球#giants pic.twitter.com/xrweV9z1i0

◆巨人岡本和真内野手(27)が1発で試合をひっくり返した。初回2点を失い迎えた第1打席。1死一、二塁で、中日涌井の初球スライダーを強振した。右方向に伸びた打球はフェンスを越えてスタンドに着弾。飛距離119メートルの22号3ランは、今季初めての右越え弾となり「取られた後すぐに逆転できてよかったです」。ダイヤモンドを1周し、ホームでは坂本勇人内野手(34)に笑顔で出迎えられた。右太もも裏肉離れから約1カ月ぶりの復帰戦に即スタメン出場し、二塁打を放ち二走として生還した坂本とハイタッチ。4番の仕事にスタンドは歓声とともにどよめきが起こった。

◆/背番号6がかっこよすぎる\NPB歴代4位に浮上坂本勇人が通算181回目の猛打賞?プロ野球(2023/7/28)??巨人×中日??Live on DAZN#DAZNプロ野球#giants pic.twitter.com/gglpVygQSQ

◆右太もも裏の肉離れから1軍復帰した巨人坂本勇人内野手(34)が、野村克也を抜いて歴代単独4位となる通算181度目の猛打賞を記録した。4点リードの3回2死二塁、中日砂田の外角低めに落ちるシンカーを拾い上げて中前に落とす適時打。この日ここまで、3打数3安打とし「次の1点が大事だと思っていたので、いい追加点になってよかったです」とうなずいた。「2番遊撃」で35日ぶりに1軍復帰。1回1死の第1打席で右翼フェンス直撃の二塁打を放って、岡本和の3ランを呼び込むと、1点リードの2回無死一、二塁には左翼線への2点適時二塁打を放ち「いい形でつないでくれたので、何とかかえすことができてよかったです」と話していた。猛打賞は2本塁打を放った5月25日DeNA戦(東京ドーム)以来、2カ月ぶりで今季3度目となった。【通算猛打賞ランキング】1位 張本勲(ロッテ)=2512位 川上哲治(巨人)=194度3位 長嶋茂雄(巨人)=1864位 坂本勇人(巨人)=1815位 野村克也(西武)=1806位 福本豊(阪急)=1786位 松井稼頭央(西武)=1788位 立浪和義(中日)=1759位 王貞治(巨人)=17110位 広瀬叔功(南海)=169

◆/おかえりなさい\今日、帰ってきたブリンソンが代打本塁打?プロ野球(2023/7/28)??巨人×中日??Live on DAZN#DAZNプロ野球#giants pic.twitter.com/GKAqSnDsom

◆左手首痛から復帰したルイス・ブリンソン外野手(29)が、復帰後初スイングで7号ソロをかっ飛ばした。3点リードの5回2死、代打で2週間ぶりに1軍復帰すると、カウント2-1から中日田島の145キロシュートをフルスイング。打球は左中間席中段に飛び込む4週間ぶりの1発となった。ベンチに戻ると、右手をクルクルと回すポーズでナインと喜びを共有した。ブリンソンは「思い切って自分のスイングをする事を心がけていきました。いい追加点になってよかったです」と振り返った。13日広島戦で、ファウルを打った際、左手首を痛めた。16日に登録抹消された。27日のイースタン・リーグ西武戦(ジャイアンツ球場)で実戦復帰し、1打数無安打だった。この日昇格し、初スイングで豪快アーチを描いた。【本塁打詳細】打球角度=25度打球速度=168キロ飛距離=129メートル

◆/今日帰ってきた3人が揃い踏み\坂本勇人が猛打賞、ブリンソンは一発そして丸佳浩も猛打賞?プロ野球(2023/7/28)??巨人×中日??Live on DAZN#DAZNプロ野球#giants pic.twitter.com/hCK3JfROhV

◆巨人岡本和真内野手が今季初の逆方向アーチをかけた。2点を追う1回1死一、二塁、中日涌井の初球外角スライダーを捉えて、右中間への22号3ラン。8回1死からも右中間へ二塁打を放ち、15試合ぶりのマルチ安打を達成した。「どこに打ってもうれしいですけど、元々は逆方向にも打ってましたしね。変わらずしっかり打てるように頑張りたい」と力を込めた。

◆中日は連敗で借金が今季最多の18に膨れ上がった。先発の涌井秀章投手(37)が西武時代の05年以来18年ぶりとなる自己最短タイの1回0/3でKOされ、6失点。立浪和義監督(53)は「球自体の走りとかいいふうに映ったが制球がつかなかった。1回(出場選手登録を)外して調整させる」と語り、11敗目のベテランに再調整を求めた。打線は11安打5得点と反攻をみせたが、リリーフ陣も失点を重ねた。指揮官は「なかなか勝ちパターンの投手をつぎ込むことができない状況で、結果的に(5回)2死から(ブリンソンに代打)ホームランを打たれたり。ジャブのような追加点を取られて、最後ダメ押しされた」と肩を落とした。後半戦に入って借金は減るどころか増え続け、6年ぶりの借金18となっている。「当然減らさないといけない。何とか勝つために必死にやっていかないといけない。日々色んな課題が出るが、克服していけるように、また明日から頑張っていく」。2年目も最下位に苦しむ立浪監督は、言葉を振り絞った。【伊東大介】

◆巨人秋広優人内野手(20)が規定打席に乗った。3点リードの8回1死二塁、遊飛に倒れたが、この日5打席に立ち、今季276打席に到達。チーム89試合目時点での規定打席のラインをクリアした。この時点でチームトップの打率2割9分6厘をマークし、10本塁打、31打点。身長2メートルの"メガゴジラ"が目標の1つに掲げていた規定打席の達成にぐっと近づいた。▽原監督(5番に起用した秋広が規定打席到達)「彼の勝負強さで3番から昇格した。4番を助けるカバーする役目もある。まだまだ荷は重いかもしれないけど、なんとか超えてほしい」

◆巨人原辰徳監督(65)が、先発しながらも4回途中に降板した井上温大投手(22)に苦言を呈した。初回に2失点、4回にも先頭から3連打を浴び、3回1/3 6安打4失点で降板を告げられた。原監督は「ちょっとコントロールが悪すぎますね。1番バッターへの初球、積極的なバッターに簡単にあれだけの打球を打たれるというのは果たしてどうなのか」と首をかしげた。今季3度目の先発で、いずれも4回以内での交代を余儀なくされ、いまだ白星を勝ち取れていない井上。チャンスをもらいながら、その期待に応えられていない投球が続いている。「ファームのピッチャーたちは彼のことを非常にうらやましがっていると思うんですよね。そこをやっぱり期待に応えるというかね。我々も責任を感じているところはありますね。もう少し成長してもらいたい選手ですね」と、期待をかけているからこそ厳しい言葉を続けた。

◆巨人ドラフト5位の26歳オールドルーキー船迫大雅投手がプロ初勝利を挙げた。3点リードの4回1死一塁から2番手で登板。鵜飼を二邪飛、代打石橋を148キロ直球で空振り三振に封じ、5回も無失点に抑えた。開幕は1軍で迎えるも、降格を味わい、15日に昇格した。聖光学院(福島)には身長165センチに満たない体ながら、自己推薦で入学し、エースに成長。グラブには「小さな巨人」と刻む。174センチの変則右腕は「最高です。まだまだ未熟だが、2軍落ちして、前よりはレベルアップして1軍に戻ってこられた」とかみしめた。ルーキー船迫がプロ初勝利を挙げ、今季の巨人新人の白星は松井(1勝)田中千(2勝)に次いで3人目。巨人の新人3人が勝利したのは、97年以来2度目の球団最多タイ(プロ野球初年度の36年を除く)。同年は三沢が3勝、入来、小野が各1勝を挙げた。

◆巨人に大将が帰ってきた。右太もも裏の肉離れから1軍復帰した巨人坂本勇人内野手(34)が、昇格即スタメンで抜群の存在感を発揮した。4打数3安打3打点。復帰後初打席の1回1死からは右翼フェンス直撃の二塁打で、岡本和の逆転3ランをお膳立てした。2回無死一、二塁からは左翼線への2点適時二塁打、3回2死二塁は中前適時打。「1カ月離れてチームに迷惑かけていたので、結果を出せて良かったです」と試合を終えて一息ついた。6月23日広島戦で負傷。7月上旬は1歩1歩をかみしめるようにランニングした。猛暑のジャイアンツ球場で「サウナや」と口にしながら、シャツを汗びっしょりにしてバットを振った。3軍戦を見つめていると、ファンからカメラを向けられ「試合を見て」と照れながら「見てもらえるうちが花やな」。離脱中、チームは8勝13敗1分け。1軍復帰を誰よりも待ちわびたのは坂本自身だった。通算181度目の猛打賞で、野村克也氏を抜いて歴代単独4位に躍り出た。その姿に原監督は「ウチの大将ですから。いい時間を使ってくれたのかな」と納得の表情。坂本は「これからは今までの分をしっかり取り返せるように、勝利に貢献できるように頑張っていきたいです」と復帰をかみしめながら反攻を誓った。【上田悠太】▽巨人丸(2軍再調整から即スタメンで3安打2打点)「得点圏の場面で打てて良かった。ファームで意識してきたことを胸に刻みながらやりました」▽巨人ブリンソン(5回2死、代打で出場し、左手首痛から復帰後初スイングで7号ソロ)「思い切って自分のスイングをすることを心がけていきました」

◆巨人山崎伊織投手(24)が7回途中6安打3失点で8勝目を挙げた。最速151キロの直球にシュート、フォーク、スライダーを効果的にちりばめた。「先制点を取られないことと、まずは1巡目をしっかり抑えて、1アウトずつ取っていこうと思いました」と3回まで無安打投球に抑え、試合に主導権を渡さなかった。7月は4戦4勝。巨人戸郷、広島床田の9勝に次ぐ8勝目(2敗)で最多勝争いにも食い込んできた。「戸郷が頑張って引っ張ってくれているんですけど、何とかそれに食らいついていきたいとの思いでやっている。勝ち星もそうですけど、しっかり先発としてゲームをつくって、最後まで投げ切りたい」と戸郷に負けじと白星を積み重ねていく。

◆巨人は坂本勇人内野手(34)が「2番・遊撃」で先発する。6月23日の広島戦(マツダ)で走塁中に右太もも裏の肉離れを起こし、リハビリと2軍戦2試合(1試合はDHで出場)を経て待望の復帰を果たす。同じく2軍から昇格した丸佳浩外野手(34)は「6番・中堅」。3番に梶谷、5番に秋広が入る新オーダーで臨む。

◆右太もも裏の肉離れから戦線復帰した巨人・坂本勇人内野手(34)が、0-2の一回の第1打席で右翼フェンス直撃の二塁打を放った。故障した6月23日の広島戦(マツダ)以来の打席。本拠地の大歓声に迎えられた坂本は、1死走者なしで中日・涌井の2球目、低めいっぱいの146キロの直球を強振した。逆方向となる右翼フェンスの上部を襲う二塁打とし、いきなりHランプを灯した。この一打を口火に、チームはこのあと4番・岡本和の22号3ランで逆転に成功した。プロ17年目の坂本はジャイアンツ球場でのリハビリ、2軍戦2試合(1試合はDHで出場)の出場を経てこの日1軍に昇格し、「2番・遊撃」で先発した。

◆巨人・岡本和真内野手(27)が逆転の22号3ランを放った。2点を追う一回1死一、二塁。中日先発・涌井が投じた初球の変化球を一閃。G党が陣取る右翼席最前列に突き刺した。25日の阪神戦(甲子園)以来、3試合ぶりの一発で今季初勝利を狙う井上を援護した。正遊撃手の坂本が1軍復帰し、「2番・遊撃」でスタメン出場。第1打席で右翼フェンス直撃の二塁打で出塁。前主将が演出した好機を主砲が一振りで返した。新旧主将が一回からいきなり躍動した。

◆右太もも裏の肉離れから戦線復帰した巨人・坂本勇人内野手(34)が、第1打席から怒涛の3打席連続安打をマークし、野村克也を抜いて歴代単独4位に立つ通算181度目の猛打賞を達成した。一回の第1打席で右翼フェンス直撃の二塁打を放つと、二回無死一、二塁での第2打席では左翼線へ2点二塁打。さらに三回2死二塁でも中前適時打。リハビリを経て2軍戦わずか2試合での調整で1軍に戻ったが、ブランクを感じさせない暴れっぷりで本拠地を沸かせた。坂本は6月23日の広島戦(マツダ)以来となる1軍昇格を果たし、「2番・遊撃」で先発していた。

◆巨人のルイス・ブリンソン外野手(29)が7号ソロを放った。7-4の五回2死から代打で出場。田島の145キロのシュートを捉え、左翼席に特大の一発をたたき込んだ。13日の広島戦(東京ドーム)でスイングをした際に左手首を痛め、途中交代。16日に出場選手登録を抹消されていた助っ人が1軍復帰初打席でいきなり結果を出した。

◆巨人が打ち勝った。三回までに岡本和の3ラン、坂本の2本の適時打などで7―2とリード。以降も2本塁打などで加点した。2番手の船迫がプロ初勝利。中日の涌井は1回0/3でKOされ6失点。チームの借金は今季最多の18となった。

◆巨人は復帰組の躍動で2連勝を飾った。右太もも裏の肉離れで離脱していた坂本勇人内野手(34)が歴代単独4位に浮上する通算181度目の猛打賞3打点の活躍。ファーム再調整していた丸佳浩外野手(34)も3安打2打点、左手首痛から復活したルイス・ブリンソン外野手(29)も復帰初打席で7号ソロをマークした。15安打11得点の猛攻の口火を切るなど存在感を示した坂本に、原辰徳監督(65)は「うちの大将ですからね。けがをして時間を使うということは褒められたことではないけれども、ファームのスタッフも含めてしっかりと時間を使ってくれた」と完全復活した大黒柱をたたえた。

◆巨人のドラフト5位・船迫大雅投手(26)=西濃運輸=が2番手で1回2/3を1安打無失点。プロ初勝利を挙げた。巨人の新人投手がプロ勝利を挙げたのは、5月21日の松井颯(対中日、1勝)、同25日の田中千晴(対DeNA、2勝)に次いで今季3人目。巨人で同一シーズンに新人3投手がプロ初勝利をマークするのは、1997年(三沢興一3勝、入来祐作、小野仁が各1勝)以来26年ぶり。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
阪神
50373 0.575
(↑0.005)
-
(↓1)
53336
(+7)
280
(+2)
44
(-)
45
(+1)
0.239
(↑0.001)
2.830
(↑0.01)
2
(1↓)
広島
52390 0.571
(↓0.007)
0
(-)
52318
(+2)
299
(+7)
56
(-)
48
(-)
0.248
(↓0.001)
2.980
(↓0.03)
3
(-)
DeNA
46412 0.529
(↑0.006)
4
(↑1)
54323
(+5)
309
(+4)
60
(+1)
20
(-)
0.247
(-)
3.190
(↓0.01)
4
(-)
巨人
44441 0.500
(↑0.006)
6.5
(↑1)
54334
(+11)
338
(+5)
105
(+3)
30
(+1)
0.252
(↑0.002
3.680
(↓0.01)
5
(-)
ヤクルト
36512 0.414
(↓0.005)
14
(-)
54317
(+4)
348
(+5)
76
(+2)
46
(-)
0.236
(↑0.001)
3.670
(↓0.01)
6
(-)
中日
35532 0.398
(↓0.004)
15.5
(-)
53264
(+5)
303
(+11)
41
(+1)
26
(-)
0.244
(↑0.001
3.030
(↓0.1)