オリックス(★1対7☆)ソフトバンク =リーグ戦17回戦(2023.07.26)・京セラドーム大阪=
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ソフトバンク
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ORIX
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勝利投手:スチュワート・ジュニア(1勝2敗0S)
敗戦投手:宮城 大弥(6勝4敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】今宮 健太(4号・4回表ソロ),甲斐 拓也(6号・5回表3ラン),近藤 健介(13号・6回表ソロ)

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◆ソフトバンクは1点を追う4回表、今宮のソロで同点とする。続く5回に甲斐の3ランで勝ち越しに成功すると、6回には近藤がソロを放ち、リードを広げた。投げては、先発のスチュワート・ジュニアが6回1失点の好投で来日初勝利。敗れたオリックスは、打線が1得点のみと振るわなかった。

◆ソフトバンクのスチュワートが来日初勝利を目指す。同投手は来日5年目だが、1軍では通算15試合で0勝4敗。今季は4試合に先発して防御率1・99と好投も、まだ白星を挙げられていない。今季の先発した4試合の援護点を出すと、6月18日0点→同28日2点→7月10日0点→同17日0点。スチュワートが投げている時は23イニング攻撃して援護が2点だけ。ソフトバンクで来日初登板から5連敗した外国人投手は過去にいないが、今日は打線の援護があるか。

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◆祝砲弾。ソフトバンク今宮健太内野手(32)が、約1カ月半ぶりの4号ソロ。0-1の4回先頭、オリックス宮城の143キロ直球を左中間スタンドに運んだ。この日は母校の大分・明豊が県勢初の大会3連覇。今宮自身は2年春と、3年春夏の甲子園に出場している。試合前には「すごいことだと思います。母校なので、試合経過やライブ映像はチェックしていました。僕も頑張ります」と話していた。有言実行の同点アーチで、かっこいい先輩の姿を届けた。

◆/さあここから連勝だ!\甲斐拓也の打球はまっすぐ伸びていった??3点リードに変わる3ランホームラン???プロ野球(2023/7/26)??オリックス×ソフトバンク??Live on #DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/PHUvwmqYgP

◆ソフトバンクのカーター・スチュワート投手(23)が来日5年目で初勝利を挙げた。6回102球を投げ、6安打1失点(自責点は0)。最速159キロの直球でオリックス打線を封じた。「1球1球全力でいこうと思っていました。いつもチームメートに助けてもらっている」と打線の援護に感謝。ヒーローインタビューの最後は流ちょうな日本語で「みなさん、ありがとうございます」と締めくくった。スチュワートは18年に大リーグ・ドラフト1巡目指名を受けたが、入団合意に至らず。19年5月にソフトバンクと6年契約を結び、今年が来日5年目。今季は5試合に先発し、1勝2敗、防御率1・57と好成績を残している。チームは24日まで泥沼の12連敗を喫したが、首位オリックスとの大阪決戦で2連勝。最大「8」あったゲーム差を「6」に縮めた。カーター・スチュワート・ジュニア 1999年11月2日、米フロリダ州生まれ。18年ドラフトでブレーブスから1巡目(全体8位)指名されたが交渉難航で合意に至らず。同年秋から東フロリダ州立短大に在籍。19年5月に6年契約でソフトバンク入団。21年4月17日の敵地西武戦で救援で1軍デビュー。故障の和田に代わり、急きょ初先発した8月15日の本拠地日本ハム戦では、1回先頭浅間の死球出塁だけで、5回を無安打無失点9奪三振に抑えた。198センチ、101キロ。右投げ右打ち。愛称は「ジュニア」。背番号は投手では珍しい2。今季推定年俸1億1000万円。代理人はスコット・ボラス氏。

◆ソフトバンクがアーチ攻勢で首位オリックスに連勝した。1点を追う4回。先頭今宮健太内野手(32)が宮城から左中間スタンドに同点の4号ソロ。「真っすぐを完璧に捉えることができた」。4試合ぶりにスタメン復帰した選手会長の1発が号砲だった。試合を引き戻すと、続く5回には1死一、二塁から9番甲斐拓也捕手(30)が宮城の124キロのチェンジアップをジャストミート。中堅左へ勝ち越しの6号3ランをたたき込んだ。「何とかしようと、その思いだけでした」。6月10日の巨人戦以来、約1カ月半ぶりの1発が勝ち越し弾となった。正捕手としてマスクをかぶり続け12連敗を喫した。悔しさは心にくすぶっていた。24日のロッテ戦(ZOZOマリン)で9回2死から守護神オスナがサヨナラ被弾。誰より傷心のオスナが「気にするな」と気遣ってくれ、涙した。さらに6回には近藤健介外野手(29)もダメ押しの13号ソロを放ち、今季2度目の1試合3発。9回にも2点を追加してチームは完勝だ。「今はチームが同じ方向を向いている感じがする。チームとして新たに固まってきた気がします」。殊勲のアーチを放った甲斐は、連勝にもさらに気を引き締めるように言った。▽ソフトバンク近藤(6回にダメ押しの13号ソロ)「打ったのはスライダー。自分のスイングで仕留めることができました。前の打席で三振したボールへのリベンジができました」

◆ソフトバンクの来日5年目右腕、カーター・スチュワート投手(23)が来日初勝利を挙げた。敵地オリックス戦で6回102球を投げ、6安打1失点(自責0)。18年に全米ドラフト1巡目指名を受けた金の卵が、NPB通算16試合目で記念すべきプロ1勝をつかんだ。チームは24日まで泥沼の12連敗を喫したが、首位オリックスとの大阪決戦で2連勝。最大「8」あったゲーム差を「6」に縮め、反撃態勢に入った。ソフトバンク田之上慶三郎2軍投手コーチ(51)が、やんちゃだったスチュワートの素顔を明かした。4年前。当時19歳で単身日本にやってきたが「入ってきた時は自信満々。『俺はいつでも1軍で投げられるぞ』という感じだった」と振り返る。登板後に2軍首脳陣が話しかけると、両肘を後ろに掛け、座りながら耳を傾けていたという。「最初は話を聞く姿勢がそんな感じだったね。ちゃんと話を聞けないというか。なかなか耳に入っていかない部分はあった」。試合で打たれても「でも僕はこれだけ三振を取ったからいいんだ」と常に"ポジティブ"。「でも今は1軍では通用しないでしょ?」と問いかけても「いや、今日は調子が良かった」と、自分を否定する言葉には耳を貸さなかったという。転機はサファテ、ムーア、バンデンハークら歴代助っ人たちとの出会いだった。礼儀、言葉遣い、日本の常識を指導された。田之上コーチは「それから変わってきたんだよね。ありがたかった」と証言。まだあどけなさも残る23歳は、心身ともに成長途上中だ。【ソフトバンク担当=只松憲】

◆ソフトバンクの来日5年目右腕、カーター・スチュワート投手(23)が来日初勝利を挙げた。敵地オリックス戦で6回102球を投げ、6安打1失点(自責0)。18年に全米ドラフト1巡目指名を受けた金の卵が、NPB通算16試合目で記念すべきプロ1勝をつかんだ。チームは24日まで泥沼の12連敗を喫したが、首位オリックスとの大阪決戦で2連勝。最大「8」あったゲーム差を「6」に縮め、反撃態勢に入った。来日5年目。流ちょうになった日本語で、スチュワートは喜びを表現した。「ミナサン、アリガトウゴザイマス。ガチデ、ガンバリマス!」。鳴り物入りで海を渡ってきた剛腕が、NPB通算16試合目で来日初勝利を挙げた。顔に生やしたひげは「威圧感を与えるため」。意気揚々とオリックス打線をねじ伏せた。1回、3番中川圭への5球目にこの日最速の159キロを計測。「初球から全力でいこうと思っていたからね」。失策が絡んで先制点を献上したが、2回以降は無失点にまとめ、6回6安打1失点(自責0)。堂々たる結果でウイニングボールを手にした。18年に全米ドラフト1巡目指名を受けたが、交渉が難航して契約合意に至らず。19歳だった19年、ソフトバンクと異例の6年契約を結んだ。「世界一の球団」を目標に掲げるホークスにとって、全米ドラ1右腕を10代の頃から契約して育てるという新たな試みは、未来へのロールモデルとしての期待も大きかった。初勝利まで5年かかり、本人も「もっと早く勝てたら」と話した。時間を要した分だけ、金の卵をふ化させた事実も尊い。「しっかり自分の目標を持ってやれば、必ずこういう日がくると証明できたと思う」。スチュワートに自信もつき、球団の育成も報われた。直球の回転数は2700超。メジャー一線級投手と同等かそれ以上の数値だ。米スカウトも熱視線を送るが、花開いた右腕に球団は契約延長を検討しているという。2軍時代を知っている藤本監督も「だいぶ成長したかな」と目を細めた。チームは24日まで12連敗を喫したが、20日ぶりに2連勝。首位オリックスを連倒して6ゲーム差に迫り、反撃態勢に入った。スチュワートは「連敗した分、連勝する」とチームの思いを代弁。「つなぐことができたのでうれしいね」。真夏の反攻のシンボルになる。【只松憲】

◆25日に連敗を12で止めたソフトバンクが、一発攻勢で試合をひっくり返した。0-1の四回、先頭の今宮健太内野手(32)が宮城から左翼へ4号同点ソロ。広報を通じて「真っすぐを完璧に捉えることができました。とにかくチャンスメークと打席に入りましたが、同点に追いつく最高の結果となって良かったです。いい打席、いいスイングを続けられるように、そしてチームの勝ちに繋げられるように頑張っていきます」とコメントすると、続く五回だ。1死一、二塁で甲斐拓也捕手(30)がバックスクリーンに勝ち越しの6号3ラン。「打ったのはチェンジアップです。何とかしよう、とその思いだけでした。カーター(スチュワート)に勝ちをつけられるよう頑張っていきます」。さらに六回には近藤健介外野手(29)も中堅へ13号ソロを放ち「打ったのはスライダーです。自分のスイングで仕留めることができました。前の打席で三振をしたボールのリベンジができました。追加点となる一本となって良かったです」と、一気に試合の主導権を握った。

◆ソフトバンクが一発攻勢で快勝した。0―1の四回に今宮のソロで同点。五回に甲斐の3ランで勝ち越し、六回は近藤がソロ。九回にも2点を加えた。6回1失点のスチュワートが来日5年目で初勝利。オリックスは宮城が乱調だった。

◆オリックスはエース山本が黒星を喫した25日に続いて、投打がかみ合わず2連敗。一回に幸先よく先制したが、宮城が自己ワーストタイの3本塁打を浴び、6回5失点と粘れなかった。4敗目を喫したサウスポーは「勝負どころで投げ切れなかった」と悔やんだ。五回の甲斐の勝ち越し3ランと六回の近藤のソロは、ともに初球を中越えへ運ばれた。中嶋監督は「逃げたわけじゃない。じゃあ、初球はボール球から入ったら次は何をいくか、という話になる。そんなに簡単じゃない」とおもんぱかった。

◆ソフトバンクのスチュワートが6回6安打1失点(自責点0)で、待望のプロ初勝利を挙げた。入団5年目の23歳の右投手は、待望のウイニングボールを手にし「努力を怠らず目標を持ち続ければ、こういう日が来ると証明できた」と実感を込めた。一回に味方の失策が絡み、適時打で先制を許すも崩れなかった。二回以降は、150キロ台の速球を軸に打ち取っていく。変化球の精度も高く、わずか1四球と安定していた。米大リーグのドラフト会議で1巡目指名を受けたことのある逸材。ようやく花開きつつあり「これからも頑張っていきたい」と気持ちを新たにした。

◆左脇腹の肉離れから復帰したソフトバンクの藤井が5―1の七回に登板し、1回を無安打無失点とした。2死一、二塁のピンチでは、中川圭に変化球を打たせ投ゴロ。ただ、2四球を与えたことに不満顔で「ゼロで終われたことしかない」と話した。今季から先発転向し、チームトップタイの5勝をマーク。だが、6月の巨人戦で負傷し戦列を離れた。その間にセットアッパーのモイネロが故障で離脱。代役として、後半戦からは昨季躍動した持ち場に戻る。藤本監督は「強い球を投げていた」と一定の評価をした。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
51342 0.600
(↓0.007)
-
(-)
56333
(+1)
282
(+7)
75
(-)
30
(-)
0.254
(↓0.001)
3.020
(↓0.05)
2
(-)
ロッテ
45344 0.570
(↓0.007)
3
(-)
60296
(+3)
290
(+5)
57
(-)
47
(-)
0.233
(-)
3.320
(↓0.03)
3
(-)
ソフトバンク
45402 0.529
(↑0.005)
6
(↑1)
56316
(+7)
293
(+1)
60
(+3)
39
(-)
0.246
(↑0.001
3.110
(↑0.04)
4
(-)
楽天
41451 0.477
(↓0.005)
10.5
(-)
56298
(+2)
341
(+3)
73
(+1)
62
(-)
0.236
(-)
3.490
(-)
5
(-)
西武
38481 0.442
(↑0.007)
13.5
(↑1)
56247
(+5)
288
(+3)
60
(+2)
57
(+1)
0.230
(-)
2.980
(-)
6
(-)
日本ハム
36530 0.404
(↑0.006)
17
(↑1)
54278
(+3)
289
(+2)
66
(+1)
51
(-)
0.227
(↓0.001)
2.970
(↑0.01)