1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 4 | 1 | 0 |
中日 | 1 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 2 | 0 | X | 7 | 13 | 0 | 0 |
勝利投手:仲地 礼亜(1勝1敗0S) 敗戦投手:ガゼルマン(3勝5敗0S) |
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◆中日が快勝。中日は1回裏、細川の適時打で1点を先制する。その後は、大島が2本の適時打を放つなど、着実に得点を重ねた。投げては、先発・仲地が6回無失点の好投でプロ初勝利。敗れたDeNAは、先発・ガゼルマンが試合をつくれず、打線も1得点と振るわなかった。
◆DeNAのガゼルマンはホームの横浜スタジアムでは3勝0敗、防御率2・67だが、ビジターは6試合に先発して0勝4敗、防御率6・11。ガゼルマンは「ホーム0敗、ビジター0勝」の内弁慶投手だ。敵地で5試合以上先発しているDeNA投手は今永、東ら5人いるが、その中でガゼルマンだけ白星がない。
◆中日石川昂弥内野手(22)がベンチ入りメンバーから外れた。試合前の練習にも参加しておらず、何らかのアクシデントがあったとみられる。三塁には高橋周が入り、4番は一塁で細川を起用。右翼には西武から移籍した川越を3番で初めて先発起用した。石川昂は昨年の左膝手術を乗り越え、今年4月にいきなり4番として1軍復帰。一時、調子を落としたが7月は月間打率3割7分5厘、5本塁打、10打点と4番としての力を発揮し始めていた。
◆DeNAガゼルマン投手が、4回途中3失点でKOされた。8日の巨人戦以来の先発マウンドだったが、初回に元チームメートの細川の適時打で先制点を献上。4回無死満塁では大島に2点適時二塁打を浴びた。斎藤チーフ投手コーチは「調子自体は普通だと思います」と話したが、約3カ月ぶりの白星を逃した。
◆中日ドラフト1位の仲地礼亜投手(22)がプロ2度目の先発で本拠地デビュー。6回1安打無失点で初勝利を挙げた。球団ドラフト1位投手の本拠地初登板勝利は98年川上憲伸以来となった。「点数を入れてもらってテンポよく投げられました」と野手に感謝した。序盤は最速151キロで内角をグイグイ攻めた。3回2死までパーフェクト。ここから突如、制球を乱して3連続四球。満塁となりヒヤヒヤさせたが、「気持ちを切り替えて腕を振りました」。宮崎を気迫あふれる150キロで空振り三振に仕留めた。5月13日、ヤクルトとのデビュー戦(神宮)は不本意な形で幕を閉じた。先発も1回2失点。左脇腹を痛め、わずか20球で降板した。そこから筋力アップに取り組み、体力強化。2軍で実戦復帰後は球数も伸び、球威も増した。再びつかんだチャンスで最高の結果を出した。お立ち台では「仲地礼亜です」と自己紹介。ウイニングボールは「両親にあげます」とほほ笑み「これからも活躍していけるように頑張ります」と力を込めた。中日2軍がキャンプを張る沖縄・読谷村で大学まで過ごした。「竜の糸」で結ばれた男は沖縄の大学(沖縄大)から初めてドラフト指名を受け、ドラゴンズに入団した。DeNAの強力打線を105球で封じ込め、最下位にあえぐチームの連敗を4で止めた。沖縄の星が一服の清涼剤を届けた。
◆3位のDeNAが、最下位の中日に完敗し、首位阪神、2位広島との差が5ゲームに広がった。先発ガゼルマンの乱調が全てだった。8日の巨人戦以来の先発マウンドだったが、初回に元チームメートの細川の適時打で先制点を献上。4回無死満塁では大島に2点適時二塁打を浴び、4回途中3失点でKOされた。ガゼルマンは「調子自体は悪くなかったですが、4回に入り、狙ったところにボールを集めることができませんでした。いい結果にならず、チームに申し訳ないです」と頭を下げた。25日の中日戦で21試合ぶりに5得点以上を記録した打線は、ルーキー仲地の前に6回1安打と沈黙。唯一のチャンスは3者連続四球でもらった3回2死満塁のみで、プロ初勝利を献上した。三浦大輔監督(49)は「(ボールが)中に入ったところをことごとく打たれた。(仲地は)ちょっと絞りきれず、積極的にいけなかった」と唇をかんだ。7月は6勝11敗1分けとなって、4試合残しながら、月間の負け越しが決まった。昨季、バンテリンドームでは10勝3敗と白星を積み重ねたが、今季は5勝3敗とすでに黒星が昨季に並んだ。
◆中日ドラフト1位の仲地礼亜投手(22)がプロ2度目の先発で本拠地デビューし、6回1安打無失点で初勝利を挙げた。球団ドラフト1位投手の本拠地初登板勝利は98年川上憲伸以来となった。序盤は最速151キロを軸に内角をグイグイ攻めた。3回2死までパーフェクト。ここから突如、制球を乱して3連続四球。満塁となりヒヤヒヤさせたが、宮崎を気迫あふれる150キロで空振り三振に仕留めた。許した安打は4回、佐野の1本。「初勝利できてうれしい気持ちでいっぱいです。ウイニングボールは両親にあげたいと思います」。初のお立ち台で声を弾ませた。5月13日、ヤクルトとのデビュー戦(神宮)は不本意な形で幕を閉じた。1回2失点。左脇腹を痛め、わずか20球で降板した。そこから筋力アップに取り組み、体力強化。2軍で実戦復帰後は球威も増した。再びつかんだチャンスで最高の結果を出した。立浪監督は「よく顔が似てる、兄弟と言われることもある」と明かしたルーキーの好投で連敗を4で止めて上機嫌。「新しい戦力として期待するピッチャー。何より勝ったことがよかった」と次回先発も約束した。仲地礼亜(なかち・れいあ)2001年(平13)2月15日生まれ、沖縄県出身。嘉手納では3年夏に沖縄大会4強。沖縄大では20年秋、21年春ベストナイン、最多勝。大学通算20勝。22年ドラフト1位で中日入団。同校からの初のプロ野球選手となった。目標とする投手は金子弌大(元日本ハム)。177センチ、83キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸は1600万円。
◆中日ベテラン大島洋平外野手が価値ある2安打3打点でルーキー仲地の初勝利を後押しした。1点リードの4回無死満塁で右翼線に2点適時二塁打を放ち、ガゼルマンをKO。5回も2死満塁で一塁へのタイムリー内野安打を放った。「頑張って投げていたので追加点が入ってよかったです」。マルチ安打で2000安打まであと24本。11月に38歳となる打撃職人。大記録へのカウントダウンが始まった。
◆DeNAは中日のルーキー仲地にプロ初勝利を許した。荒れ球に狙い球を絞りきれず、6回1安打無得点と沈黙。先発ガゼルマンも乱調で4回途中3失点でKOされた。三浦監督は「(ボールが)中に入ったところをことごとく打たれた。(仲地は)なかなか絞りきれず、積極的にいけなかった」と指摘。月間負け越しが決定し、首位阪神、2位広島との差が5ゲームに広がった。
◆DeNA・三浦大輔監督(49)が試合前に慣例の報道陣の取材に対応。第105回全国高校野球選手権大会奈良大会の準決勝で、母校の高田商が昨夏代表の天理に10-7で逆転勝ちして決勝進出したことに「感動しました」と喜んだ。宿舎の自室で一回から試合終了までネット中継を見守ったという指揮官は「先制して、ひっくり返されても最後まであきらめず、食らいついて決勝進出。時代が変われど、天理高校に勝ったというのはすごいことだと思う」とたたえた。その後、天理高出身の西浦がヤクルトからトレードでの加入が発表され「不思議な感じがしましたね。すごく縁を感じた」と語った。夏に限れば1963年以来、60年ぶりの甲子園出場をかけて28日に智弁学園との決勝を戦う後輩たちへ「60年ぶり、生まれる前か。俺も(高校時代に)決勝へ行って(甲子園には)出られなかった。あと1つ、勝って甲子園に行けるように、応援しています」とエールを送った。
◆DeNA・森原康平投手(31)がベンチ入りメンバーから外れた。前日25日の試合では、5―1の九回に2番手で登板。守護神の山崎が配置転換となる中で、セーブシチュエーションではないものの、リードした九回のマウンドに上がったが、3安打2失点で追い上げを許し、なお2死満塁のピンチで途中降板していた。
◆中日の細川が5試合ぶりの打点を挙げた。一回2死二塁でガゼルマンの外寄りの変化球を捉え、右前適時打とし「点を取れて良かった」と安堵の表情を浮かべた。現役ドラフトでDeNAから加入し、新天地で持ち前の打力が開花した。初出場したオールスター戦では本塁打競争で決勝に進出。DeNAファンにも声をかけてもらったことがうれしかったそうで「いいところを見せられたら恩返しになる」と意気込んで迎えた後半戦。古巣との対戦でさっそく活躍する姿を披露した。
◆中日が連敗を4で止めた。新人の仲地は直球に切れがあり、6回を1安打無失点の好投でプロ初勝利を挙げた。打線は一回に細川の適時打で先制し、四回以降も大島の2本の適時打などで着々と加点した。DeNAは投手陣が崩れた。
◆5連敗ストップから一夜明け、再び貧打に苦しんだ。DeNAは打線が4安打1得点。初対戦の仲地にプロ初勝利を献上し、三浦大輔監督(49)は「絞り切れず、積極的にいけなかった。投打ともに防戦一方だった」と唇をかんだ。三回2死から3連続四球で満塁の好機を得たが、頼みの宮崎が空振り三振で無得点。ルーキー右腕に対し、六回まで佐野の1安打に抑えられた。先発のガゼルマンは好相性のバンテリンドームでも四回途中3失点で自身5連敗。後続の投手も失点し、最後まで悪い流れを断ち切れなかった。全く見せ場なく完敗。首位阪神、2位広島とのゲーム差は5に広がった。指揮官は「何とかカードを勝ち越せるように」と気持ちを切り替えた。(浜浦日向)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
49 | 36 | 3 | 0.576 (↑0.005) | - (-) |
55 | 323 (+8) | 269 (+5) | 42 (-) | 44 (-) |
0.238 (↑0.002) | 2.830 (↓0.03) |
2 (-) |
広島 |
51 | 38 | 0 | 0.573 (↑0.005) | 0 (-) |
54 | 312 (+5) | 291 (+3) | 56 (+2) | 48 (-) |
0.248 (-) | 2.980 (↑0.03) |
3 (-) |
DeNA |
44 | 41 | 2 | 0.518 (↓0.006) | 5 (↓1) |
56 | 316 (+1) | 304 (+7) | 58 (-) | 20 (-) |
0.248 (↓0.001) | 3.200 (↓0.03) |
4 (-) |
巨人 |
42 | 44 | 1 | 0.488 (↓0.006) | 7.5 (↓1) |
56 | 314 (+5) | 327 (+8) | 101 (-) | 28 (-) |
0.248 (↓0.001) | 3.640 (↓0.06) |
5 (-) |
ヤクルト |
36 | 49 | 2 | 0.424 (↓0.005) | 13 (↓1) |
56 | 312 (+3) | 339 (+5) | 74 (+1) | 46 (+1) |
0.236 (↓0.001) | 3.650 (↓0.01) |
6 (-) |
中日 |
35 | 51 | 2 | 0.407 (↑0.007) | 14.5 (-) |
55 | 258 (+7) | 290 (+1) | 40 (-) | 26 (-) |
0.243 (↑0.002) | 2.950 (↑0.02) |
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