ロッテ(☆2対1★)ソフトバンク =リーグ戦13回戦(2023.07.24)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
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ロッテ
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勝利投手:西村 天裕(2勝0敗0S)
敗戦投手:オスナ(2勝1敗16S)

本塁打
【ロッテ】角中 勝也(5号・9回裏2ラン)

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◆ロッテが2試合連続となるサヨナラ勝利。ロッテは1点ビハインドで迎えた9回裏、2死一塁から代打・角中の2ランが飛び出し、試合を決めた。投げては、4番手・西村が今季2勝目。敗れたソフトバンクは、守護神・オスナが痛恨の一発を浴び、泥沼の12連敗を喫した。

◆ロッテ佐々木朗希は6月27日オリックス戦から3試合続けて2桁奪三振を記録中。昨年は3~4月に4試合連続をマークしており、今日も10個以上奪えば自身2度目になる。過去に2桁奪三振を4試合以上続けたのは13人いるが、複数回記録したのは野茂(近鉄)8度、ダルビッシュ(日本ハム)3度、伊良部(ロッテ)2度の3人だけ。佐々木朗が史上4人目となる2度目の4試合連続2桁奪三振を達成できるか。

◆/怪物攻略の糸口となるか\昨日に続き4番起用の中村晃2死からのタイムリーで幸先よく先制??#プロ野球(2023/7/24)??ロッテ×ソフトバンク??Live on DAZN#DAZNプロ野球#sbhawks pic.twitter.com/Fu2DNTT9nM

◆悪夢だ。ソフトバンクが2夜連続でサヨナラ負け。12連敗。15連敗した南海時代の69年以来54年ぶり。7月7日、七夕の夜から始まった黒星街道を抜け出せない。1-0の9回、守護神オスナが打たれた。2死一塁。あと1死で連敗脱出だったが、代打角中に右翼へサヨナラ逆転2ランを浴びた。オスナは移籍後初黒星。試合前まで防御率0・32だった絶対的守護神が、古巣に手痛い1発を浴びた。前日23日の同戦は、延長10回の末にサヨナラ負けを喫した。これで球宴を挟み、4カード連続で同一カード3連敗。明日25日のオリックス戦、相手先発は難攻不落のエース山本。悪夢は終わるのか。【動画】ソフトバンク・オスナは両手に膝つきうなだれる ロッテが2夜連続の劇的すぎる幕切れ 代打・角中勝也のサヨナラ2ラン

◆/吉井マジックの最高傑作?\2夜連続の劇的な幕切れ代打・角中勝也の逆転サヨナラホームラン?#プロ野球(2023/7/24)??ロッテ×ソフトバンク??Live on DAZN#DAZNプロ野球#chibalotte pic.twitter.com/IaUaSfDi2v

◆ロッテ角中勝也外野手(36)がプロ17年目で初のサヨナラ弾を放ち、連夜の劇的勝利を演出した。角中が9回2死から代打逆転サヨナラ本塁打。角中のサヨナラ打は16年8月14日ソフトバンク戦(延長10回に犠飛)以来通算6度目だが、サヨナラ本塁打は自身初めてだ。代打逆転サヨナラ本塁打は20年6月25日阪神戦の西浦(ヤクルト)以来で、ロッテでは73年5月30日南海戦の榊に次いで50年ぶり2度目。榊は9回1死からの逆転3ランで、最終回の2死から代打逆転サヨナラ弾は球団史上初めて。

◆ロッテ角中勝也外野手(36)がプロ17年目で初のサヨナラ弾を放ち、連夜の劇的勝利を演出した。0-1で迎えた9回。仲間の走塁ミスで1死三塁が、2死一塁となった場面での代打だった。1ストライクからソフトバンク守護神オスナの152キロ内角高め直球を捉え、右翼スタンドに逆転サヨナラ2ラン。「相手がオスナだったんで、打てんくてもしょうがないと思って打席に立った。普段と違う待ち方をしました。さすがに、打った瞬間っすね」。プロの極意は企業秘密にしたが、ベテランの存在感を示した。真夏イベントで祝福の花火が上がる中、ダイヤモンドを一周。本塁でウオーターシャワーを待ち構える仲間を前に「水かかりたくなかったんで、どうしようかなと。テンパって...」。思わず飛び出したのはヘッドスライディングだった。「あれはダサかったなと思います」と苦笑い。「野球選手なら分かってくれると思うんですけれど、今日おろしたばっかりの手袋がめちゃくちゃぬれて、もう使えないんでそれがショック」と角中節は続いた。チームは後半戦3連勝発進。「上のチームが負けてくれないので、1個も落とせない感じでやっています。もっと勝って優勝までいきたい」。日本一を知る男は頼りになる。【鎌田直秀】▽ロッテ吉井監督(角中の代打起用に)「角中1択でした。1発狙っているようなスイングだったので、オスナもそれを察知して何か違うボールを投げてくると思ったけれど、真っすぐまともに来て、それを仕留めてくれたので良かった」

◆ソフトバンクが2夜連続のサヨナラ負けで12連敗。15連敗した南海時代の69年以来54年ぶり。7月7日、七夕の夜から始まった黒星街道を抜け出せない。1-0の9回、守護神オスナが打たれた。2死一塁。あと1死で連敗脱出だったが、代打角中に右翼へサヨナラ逆転2ランを浴びた。オスナは移籍後初黒星。試合前まで防御率0・32だった絶対的守護神が、古巣に手痛い1発を浴びた。ソフトバンクが7日楽天戦から12連敗。ソフトバンクの12連敗は南海時代の69年6月4~26日に喫した15連敗に次いで球団史上2度目。8日楽天戦から続く11試合連続3得点以下は、球団ではダイエー時代の98年9月17日~10月4日以来となった。オスナの被本塁打は通算3本目。角中の前打者岡まで来日通算205人と対戦し、本塁打はロッテ時代に22年7月17日のデスパイネ(ソフトバンク)、ソフトバンク移籍後は今年6月11日の丸(巨人)に打たれた計2本だけだった。ソフトバンクが最終回2死から相手の代打に逆転サヨナラ弾を浴びたのは、南海時代の54年4月4日に中谷信夫が伊藤庄七(東映)に3ラン、71年5月6日に村上雅則が宮寺勝利(西鉄)に3ランを許したのに次いで52年ぶり3度目。

◆今季ここまで苦しい投球が続いていたソフトバンクの石川が、7回4安打無失点と好投した。4試合連続で3失点以上していただけに、明るい兆しを示し「投げていきながら修正できた」と納得の表情だった。ピンチでも直球に力があった。一回1死三塁で、安田とポランコを速球で詰まらせ片付ける。二回無死一、二塁では茶谷を147キロで二ゴロ併殺打に打ち取り、流れを渡さなかった。奮闘むなしくチームは逆転サヨナラ負けで12連敗となり「複雑。もっとできた悔しさもある」と率直に話した。

◆令和の怪物〟の後半戦がスタートした。ロッテ・佐々木朗希投手(21)が先発し、6回93球を投げ4安打1失点。1点ビハインドの場面でマウンドを降りたため、8勝目はならなかった。先発として18球を投げ、1回無失点2奪三振に抑えた19日のオールスター第1戦から中4日。「いつも通り自分らしいピッチングでチームの勝利に貢献できるように頑張ります」と決意を込めていた右腕が、立ち上がりでつかまった。一回、先頭の牧原大の左前打と二盗で1死二塁のピンチ。3番・柳田は144キロのフォークボールで空振り三振に斬ったが、続く4番・中村晃に高めに浮いたフォークボールを右前に適時打され先制を許した。前半戦6試合に登板し、5勝0敗、防御率0・45と得意とする本拠地ZOZOマリンのマウンド。最速165キロを誇る速球が魅力の一つだが、この日の160キロ超えは六回先頭の柳田に投じた4球目の160キロのみだった。それでも、3番・柳田、5番・栗原からともに2三振を奪うなど9奪三振を記録した。3盗塁を許すなど足を絡められ、ピンチをつくる場面もあったが、二回以降は危なげない投球で六回まで投げ抜いた。

◆ソフトバンクで今季2試合目の4番に座った中村晃が、佐々木朗から0―0の一回に適時打を放った。2死二塁で、4球目の高めに浮いた変化球を逃さず右前へ。仕事を果たし「最初のチャンスをものにできて良かった」と安堵の表情を浮かべた。先頭の牧原大が左翼線を破る安打で出塁し、二盗に成功。近藤と柳田が三振に倒れるも、中村晃は「とにかく勝つんだという気持ち」と闘志を燃やし甘い球を仕留めた。剛腕の相手投手に対して以前、「球種を判断する時間はない。反応で打つしかない」と難しさを語っていた。大型連敗の要因になっている得点力不足解消のため、23日から4番を務める好打者が勝負強さを発揮した。

◆ロッテが2試合連続のサヨナラ勝ち。0―1の九回2死一塁から、代打角中の5号逆転2ランで試合を決めた。4番手の西村が2勝目。先発の佐々木朗は6回4安打1失点と好投した。ソフトバンクは12連敗。オスナが初黒星を喫した。

◆幕張の夜空に奇跡の放物線が描かれた。劇的すぎるドラマに鳥肌が立つ。ダイヤモンドを駆けるロッテ・角中勝也外野手(36)が、球場の大歓声、熱視線を独り占めにした。0―1の九回だった。先頭のポランコが右翼線二塁打、山口の遊ゴロで1死三塁と同点機を迎えた。このあと、岡の投ゴロで三走・小川はギャンブルスタートを切るものの、三本間で引き返し三塁に頭から戻ったがタッチアウトに。リプレー検証でも判定は覆らない。このとき、おそらく敗戦を覚悟したファンもいたことだろう。「いやあもう、オスナ(相手投手)だったんで、別に打てなくてもしょーがないやって感じで打席に入りました。手応え? さすがに打った瞬間スね」お立ち台の角中も興奮が収まらない。代打で登場すると2死一塁で仕切り直し。1ストライクからの2球目だった。外角に構えたミットの逆球、内角152キロを振りぬくと、打球は逆転サヨナラの5号2ランとなって歓喜に沸く右翼スタンドへ。ソフトバンクは凍り付く。連敗が「11」で止まる寸前でまさに悪夢のひと振り。角中はホーム付近にできた歓喜の輪の中に頭から突っ込んだ。「(サヨナラ弾は)おそらく初めて。すごく不思議な気持ちだったんですけど、最後のヘッドスライディング、あれはダサかったですね」。お立ち台で炸裂する〝角中節〟に球場が笑いに包まれた。今季はスタメン、代打で存在感を発揮(これで26打点、打率・248)しているが、この一打の劇的度は間違いなくMAXだ。ロッテは前夜23日に続くサヨナラ勝ちで、球宴後の後半戦3連勝スタート。貯金は今季最多の「13」になった。首位オリックスに3ゲーム差を近づいた。

◆パ・リーグ2位のロッテは24日、ソフトバンク13回戦(ZOZOマリン)に2-1で2試合連続のサヨナラ勝ちを飾った。角中勝也外野手(36)が九回2死一塁から代打で逆転の5号2ランを放った。先発した佐々木朗希投手(21)は6回1失点。投打がかみ合って後半戦最初のカードで3連勝し、首位オリックスとのゲーム差を3に縮めた。一振りで試合をひっくり返した36歳が、仲間の待つ本塁に頭から滑り込んだ。花火が打ち上がり、熱狂に包まれるZOZOマリン。角中はバケツの水をかけられ、ユニホームはびしょぬれだ。「ヘッドスライディングはダサかったな。水がかかりたくなかったので。でもうれしかった」0-1の九回2死一塁。代打で登場したベテランは、元同僚の守護神オスナが投じた内角高めの152キロを振り抜き、ロッテファンで埋まった右翼席へプロ初となるサヨナラ弾をたたき込んだ。今季5号はチームを2試合連続のサヨナラ勝ちに導く一発となった。四国IL高知から入団して17年目。2012、16年と2度の首位打者に輝いた打撃職人の支えは、入団以来書き記してきた野球ノートだ。「メモの中から当てはまりそうなものを選んでやっている」。現在はスマホに内容を移行しているが、コンパクトなスイングと体の回転で打つ意味の「ボディーターン」など、若手時代に指導を受けた金森栄治氏(現早大助監督)の言葉などが書かれている。ロッテ、楽天などで打撃コーチを務め、西武時代には和田一浩(現中日打撃コーチ)を育てた名伯楽の金森氏は「角中のスイングは〝カクカク〟している。力をうまく伝えるため、体の使い方を丸くしろと。角中ではなくて〝丸中〟になれと話していた」と回想する。師の教えを守り、角中は今でもバットを短く持ち、下半身を深く沈め、背中を丸めて構え〝丸中〟になる。チームは3位ソフトバンクに3連勝し、貯金は今季最多の13に膨らんだ。後半戦で好スタートを切り「もっともっと勝って優勝まで行きたい」と角中。18年ぶりのリーグ優勝へ、頼もしいベテランがチームを鼓舞する。(武田千怜)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
51322 0.614
(-)
-
(-)
58332
(-)
270
(-)
75
(-)
30
(-)
0.255
(-)
2.960
(-)
2
(-)
ロッテ
45324 0.584
(↑0.005)
3
(↑0.5)
62293
(+2)
282
(+1)
57
(+1)
47
(+1)
0.234
(-)
3.290
(↑0.03)
3
(-)
ソフトバンク
43402 0.518
(↓0.006)
8
(↓0.5)
58304
(+1)
292
(+2)
57
(-)
39
(+3)
0.245
(↓0.001)
3.180
(↑0.02)
4
(-)
楽天
40441 0.476
(-)
11.5
(-)
58293
(-)
337
(-)
70
(-)
62
(-)
0.236
(-)
3.520
(-)
5
(-)
西武
36481 0.429
(-)
15.5
(-)
58239
(-)
285
(-)
58
(-)
54
(-)
0.230
(-)
3.020
(-)
6
(-)
日本ハム
35520 0.402
(-)
18
(-)
56274
(-)
284
(-)
65
(-)
51
(-)
0.228
(-)
2.970
(-)