西武(☆2対1★)楽天 =リーグ戦13回戦(2023.07.22)・ベルーナドーム=
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楽天
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西武
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勝利投手:今井 達也(5勝2敗0S)
(セーブ:増田 達至(3勝1敗16S))
敗戦投手:辛島 航(1勝3敗0S)
  DAZN
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◆接戦を制した西武が7連勝。西武は0-0で迎えた4回裏、長谷川の適時二塁打で先制する。直後に同点を許すも、5回には源田の適時三塁打で1点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、先発・今井が7回1失点9奪三振の好投で今季5勝目。敗れた楽天は、打線が沈黙した。

◆楽天は1点差負けで後半戦黒星スタートとなった。先発辛島は4回に2死無走者から呉念庭への四球と長谷川の適時二塁打で先制点を献上。同点に追い付いた直後の5回2死二塁では源田に決勝の適時三塁打を浴びて3敗目を喫した。打線は1点を追う5回に阿部、辰己の連打と失策で無死満塁から好調の1番村林が同点右前適時打...と思われた。だが、ライナー性の打球にスタートが遅れた一塁走者の太田が二塁でフォースアウト。右ゴロの間の得点という珍しい形で試合は振り出しに戻したが、続く小深田のセーフティースクイズは失敗するなど追加点を挙げられなかった。試合後の石井一久監督(49)の主な一問一答は以下の通り。-5回は追いついた後に、もうひと押ししたかった石井監督「まあ、そうですね。まあ"たられば"になっちゃうんで、そこは話すつもりはないですけど...」-右ゴロになった場面は、二塁でアウトとなった一塁走者の太田はライナーバックでしょうがない?石井監督「もう1回、映像は見ますけど、ライナーに近い打球だったんで。そこら辺は、その判断というところは本人がしないといけないですけど...あれをインパクトゴー(打った瞬間にスタート)をして、二塁に間に合ったかなっていうぐらいのとこだったんですけど」-先発辛島について石井監督「フォアボールがもったいなかったですね。要所、要所で球が高くなったところが捉えられたかなと思います。振り返ってもらえば、分かると思うんですけど、打たれたボールは高くなってしまったので。あとは辛島のゾーンにしっかりと投げられたと思います」

◆115球目、西武今井は気迫の三振で締めた。7回2死、楽天太田に外角低めへのスライダーで空を切らせると力強くほえた。「前半戦、チームがいい流れで終わっていたので、切らさないようにと思っていました」。7回1失点で5年ぶりの7連勝に導いた。3者連続空振り三振と最高の立ち上がりでスタート。5回無死満塁のピンチは右ゴロ間の1点でこらえた。岸や呉の好守が光り「苦しいところを助けてもらった。守備にミスが出た時は僕がカバーしたい」と感謝した。楽天戦は自身6連勝で、21年10月15日4回以来の失点。「悪いイメージでマウンドに上がることはない」と依然39回2/3、自責ゼロを継続している。4回にこの日最速の155キロを計測したほか、7回になっても150キロ超を連発。「イニングをクローザーの気持ちで投げている」と1球1球の積み重ねでねじ伏せた。4月に同い年の女性と結婚していたことが明らかになってから、初のマウンドだった。祝福の声は多く届いたが「やることは変わらないので。報告? 試合見てると思うんで、特にないです」。7月の3試合はいずれも7回以上、自責2以下。変わらずベストを尽くした。【鎌田良美】

◆レスリング女子で五輪3連覇を果たした吉田沙保里さん(40)が始球式を務めた。個人戦206連勝を誇る「霊長類最強女子」は、21日までに7連勝と勢いに乗る西武にとって、心強い存在。平石ヘッドコーチらと親交があり、今年2月の宮崎・南郷キャンプにもプライベートで訪れた。この日は世界大会16連覇にちなんだ背番号16のユニホームから投げ、惜しくもショートバウンド。「緊張しました。久しぶりにこれだけのたくさんの方の前で。マウンドに立つと距離がすごく長いので、遠いな~と思いました」と振り返っていた。

◆真夏のベルーナドームで、自慢の長髪をなびかせた。西武・今井達也投手(25)がチーム後半戦初戦のマウンドで躍動した。「前半戦、チームはいい流れで終わっているので、その流れを切らないようなピッチングをしたい。登板間隔が少し空いたが、自分のできること、ベストを尽くすだけ」そう意気込んで臨んだ中9日の登板。前半戦を6連勝でフィニッシュしたチームの流れを右腕が引き継いだ。持ち前の真っすぐを前面を押し出し、一回は3者連続空振り三振に斬って取る圧巻の立ち上がり。そのリズムに乗って、四回までわずか1安打無失点で切り抜けたが、1-0の五回に捕まった。先頭から連打を浴び、味方の失策で無死満塁とされた後、村林に右前に運ばれ同点とされたが後続を断って最少失点で抑えた。今季は開幕ローテーション入りも、不振で5月25日に登録抹消された。ファームでの調整を経て約6週間ぶりの登板となった4日のロッテ戦(ZOZOマリン)で、8回1安打無失点の快投を見せ復活。前回12日のソフトバンク戦では7回2失点で4勝目を挙げた。プライベートでは4月に同じ年の一般女性と結婚。守るべき家族が増え、最速159キロ右腕がチームのためにもギアを上げる。(石井孝尚)

◆西武・源田壮亮内野手(30)が勝ち越し適時三塁打を放った。1-1の四回2死二塁から、楽天左腕・辛島のチェンジアップを捉えて左中間を破る貴重な一打を放ち「追いつかれたあとすぐに勝ち越せてよかったです」と振り返った。

◆西武が競り勝って7連勝。四回に長谷川が先制二塁打を放ち、1―1の五回に源田の適時三塁打で勝ち越した。今井が7回を3安打1失点で5勝目を挙げた。楽天は打線が振るわず、五回無死満塁の好機も1点止まりだった。

◆自慢の長髪をなびかせ躍動した。西武・今井達也投手(25)が7回3安打1失点、9奪三振の好投で5勝目。チームの7連勝に貢献し、「後半戦も初戦から流れよく先手で行きたいと思っていたので勝ち切れてよかった」とうなずいた。持ち前の真っすぐを武器に一回は3者連続空振り三振に斬る圧巻の立ち上がり。七回2死から115球目のスライダーで太田を空振り三振に仕留めるとほえて、2番手・平井にマウンドを託した。今季は結果が伴わず5月25日に登録抹消されたが、ファームでの調整を経て約6週間ぶりの登板となった4日のロッテ戦(ZOZOマリン)で、8回1安打無失点の快投で復活。この日を含め7月は3度の登板でいずれも7回以上を投げ2失点以下と好投を続けている。プライベートでは4月に同じ年の一般女性と結婚。公表後初の白星となった。「やることは変わらないので」と話す今井。そのクールな性格の奥に潜む熱い闘志でチームのここからの巻き返しに一役買う。(石井孝尚)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
50322 0.610
(↑0.005)
-
(-)
59325
(+5)
265
(+4)
73
(+3)
29
(-)
0.254
(-)
2.930
(↑0.04)
2
(-)
ロッテ
43324 0.573
(↑0.005)
3.5
(-)
64287
(+5)
278
(+2)
55
(-)
46
(-)
0.234
(↑0.001)
3.330
(↑0.02)
3
(-)
ソフトバンク
43382 0.531
(↓0.007)
6.5
(↓1)
60300
(+2)
286
(+5)
56
(-)
35
(-)
0.246
(-)
3.190
(-)
4
(-)
楽天
39441 0.470
(↓0.006)
11.5
(↓1)
59289
(+1)
335
(+2)
69
(-)
62
(+1)
0.236
(↓0.002)
3.540
(↑0.01)
5
(-)
西武
36471 0.434
(↑0.007)
14.5
(-)
59237
(+2)
281
(+1)
58
(-)
53
(-)
0.231
(-)
3.000
(↑0.04)
6
(-)
日本ハム
35510 0.407
(↓0.005)
17
(↓1)
57269
(+4)
277
(+5)
63
(-)
51
(+2)
0.228
(↓0.001)
2.920
(↓0.02)