ロッテ(★6対7☆)楽天 =リーグ戦12回戦(2023.07.16)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
20100000471113
ロッテ
10001001361004
勝利投手:渡辺 翔太(3勝1敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝2敗22S))
敗戦投手:益田 直也(2勝2敗23S)

本塁打
【楽天】浅村 栄斗(17号・1回表2ラン),浅村 栄斗(18号・9回表2ラン),阿部 寿樹(1号・9回表2ラン)
【ロッテ】ポランコ(10号・1回裏ソロ),ポランコ(11号・5回裏ソロ),ポランコ(12号・8回裏ソロ),安田 尚憲(7号・9回裏2ラン)

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◆楽天が空中戦を制した。楽天は3-3で迎えた9回表、浅村と阿部の2ランで4点を挙げ、勝ち越しに成功する。投げては、先発・則本が8回途中2失点の力投。3番手・渡辺翔が今季3勝目を挙げた。敗れたロッテは、8回にポランコのこの日3本目となるソロで追いつくも、5番手・益田が誤算だった。

◆今季の楽天則本昂大はここまで71回2/3を投げて、被本塁打が4月11日オリックス戦で2番ゴンザレスから2本、7月7日ソフトバンク戦で7番栗原から1本の合計3本だけ。3~5番のクリーンアップにはまだ本塁打を許していない。特に4番には強く、対4番は昨季も被本塁打が0。4番に本塁打を許したのは21年9月24日オリックス戦の8回に杉本から浴びた2ランが最後。同年の10月7日ロッテ戦から109打席連続で4番に1発を打たれていない。

◆歌手の鈴木亜美(41)がロッテ本拠地のグラウンド内で、球団主催の真夏イベント「BLACK SUMMER WEEK supported by クーリッシュ」のスペシャルライブと始球式を行った。「今日は『プロ野球選手が夢』と言っている息子が見に来ていたので気合が入りました。そのおかげで前回よりは良い投球ができたと思います。球場のファンの皆さんの盛り上がりがとてもすごくて、私も一緒に応援させてもらいたいなと思います。マリーンズさんが優勝したその時にはぜひまた『BE TOGETHER』をお祝いとして歌いに来られたらうれしいです!」。背中には「あみ~ゴ」の文字とデビュー25周年を意味する背番号「25」を付けた黒の「BLACK SUMMER ユニホーム」を着て登場した。「選手の皆さんがめちゃくちゃ良いプレーが出来るように、皆さん盛り上げていきましょう」とあいさつ後、大ヒット曲「BE TOGETHER」を歌った。ロッテ公式チアパフォーマー「M☆Splush!!」をバックダンサーに歌い終えた球場の熱気の中、7年ぶりにマウンドに上がり始球式も行った。山なりのボールは左打席に立った角中勝也外野手(36)の外角に外れてバウンドし転がったが、佐藤都志也捕手(25)のミットに届くと、笑顔で両手を振りながらロッテファンの声援に応えた。前回の始球式を行った16年3月26日の日本ハム戦では、ロッテの白いユニホームを着用し、グレーのカジュアルなロッテキャップ姿。ショートパンツを履いた足を高く上げて投げたが、2バウンド投球だった。

◆楽天浅村栄斗内野手(32)がリーグトップの17、18号を含む5安打4打点と大車輪の活躍を見せた。本塁打2本に二塁打2本。「できすぎです。若い選手が頑張っている、そういう勢いの中で自分も打てている」。7月に入って7本塁打を量産中。楽天では自身初の5安打で、三塁打が出ればサイクル達成だった。先制弾に決勝弾、ほしいところで打った。1回2死一塁の第1打席ではロッテ美馬の141キロを左翼席へ。同点に追いつかれた直後の9回には、2死一塁から益田の外角低めへの直球を右翼席へ放り込んだ。「いい場面で打ちたいと思って毎試合挑んでいるので。最後の場面でまた救える一打を打てた」。ZOZOマリンの夏空に大輪の花火が打ち上がる中、両軍7発の空中戦を制した。3回の二塁打も右中間で、右方向に強い打球を打ち返せている。「あまり強引にいかずに、自分の間合いで最近は打てている。それがいい要因かなと思います」。チームを救い、8回に一時同点弾を浴びた鈴木翔も救った。「僕も前半戦全然打ててなかったので、みんなで助け合いです」。前夜、逆転負けで8連勝が止まった。引きずらず、今度は最後まで逃げ切った。【鎌田良美】▽楽天則本(勝敗付かずも8回途中まで2失点の粘投)「ここ3、4試合は中継ぎに迷惑を掛けていたので長い回を投げたかった」

◆ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手が来日初の1試合3発も空砲となった。初回に則本から右越えソロ。5回には左翼へ。8回には代わった鈴木翔から右翼席への同点弾を放ったが、9回に益田が2被弾で勝ち越された。球団では昨年9月22日オリックス戦の山口以来24度目で、外国人では13年4月8日楽天戦でのホワイトセル以来10年ぶり。「3本は野球人生で初めて。うれしいし興奮したけれど、最後に僕が打って勝てなかったことが悔しい」。9回裏に1点差に迫り、なお2死二塁では空振り三振に倒れ、最後の打者となった。▽ロッテ吉井監督(投打がかみ合わなかった黒星に)「昨日相手がやったフォアボール、長打のミスを、うちがやっちゃったので。ポランコは合っていましたけれど、打線は則本のフォークが良くて打てなかったです」▽ロッテ美馬(5回7安打3失点で降板)「ピッチングのリズムが悪く、なかなか攻撃の流れを作ることができなかった」

◆楽天阿部寿樹内野手(33)が移籍1号の2ランでダメ押しした。浅村の2ランで勝ち越した9回、なおも2死一塁からロッテ益田のスライダーを左中間に運び、リードを広げた。「後ろにつなげる気持ちでいきましたけど、いったかなと思った。なかなか打ててなかったんで、打ててよかったです」。今季中日からトレードで加入し、効果的な1発となった。

◆楽天・浅村栄斗内野手(32)が「4番・DH」で先発出場し、先制17号2ランを左翼席に放った。0―0の一回2死一塁。ロッテ先発、美馬の4球目を仕留めた。球団広報を通じて「打った球はよく分からないです。打ててよかったです」とコメントした。試合前の段階で、パ・リーグ本塁打争いで1位の浅村は16本、2位の万波(日本ハム)は15本。この時点で2本差となった。

◆〝恐怖の2番〟だ。ロッテの助っ人砲、グレゴリー・ポランコ外野手(31)が今季2度目の「2番」に座り存在感を示した。0-2の一回1死走者なしで迎えた第1打席。1ボールから則本のスライダーを豪快に引っ張り、弾丸ライナーで右翼席へ。来日から2年連続2桁アーチとなる10号ソロをマークした。「相手はストライク先行の投手。今日はストレートが良さそうだったので、ストレートを狙っていこうかと思いましたが、打てるポイントにスライダーが入ってきたので、うまく反応することができました。初回から援護点が取れてよかったわ!」。技ありの一発で反撃ののろしをあげた。パ・リーグ2位のロッテは、今季77試合目で77通りの打順を組む。日替わり打線を形成しており、ポランコは7月12日のオリックス戦(京セラ)に続き、2度目の2番打者を務めた。前回2番で起用された際は5打数3安打1打点。吉井監督はポランコの2番起用について「打てる人を上位に並べて、たくさん打順が回ってくるように」と意図を説明する。左の大砲は期待に応えるように第2打席には中前打、第3打席には左翼席へソロを放ち、今季初の1試合複数本塁打を記録した。八回にはこの日3本目となる12号ソロ。夏のスペシャルイベント「BLACK SUMMER WEEK」の一環で、ロッテの選手が本塁打を放つと花火が打ち上がる。ポランコが3発の花火も打ち上げた。

◆乾いた打球音がスタンドに響く。楽天・浅村栄斗内野手(32)が一回、先制の17号2ランを左翼席に突き刺した。「打った球はよく分からないです。打ててよかったです」。0-0の一回2死一塁。ロッテ先発、美馬の4球目、141キロのシュート回転した球を仕留めた。試合の流れを引き寄せ、同学年の先発・則本を援護した。試合前の時点で、パ・リーグ本塁打争いで1位の浅村は16本、2位の日本ハム・万波は15本。この時点で2本差となった。2020年以来、自身2度目の本塁打王を狙う。「チームの勝利が第一で、その結果として最終的にいい位置でタイトル争いができれば」と浮かれるそぶりはない。三回の第2打席は、右中間二塁打を放って得点に絡んだ。五回の第3打席も左翼線二塁打。七回にも左前打で1試合4安打をマークした。

◆楽天の浅村が5安打4打点と活躍した。一回に2ランを放ち、同点の九回に勝ち越し2ランを放った。渡辺翔が3勝目、松井裕が22セーブ目。ロッテは益田が4失点の誤算。ポランコの3本塁打が勝利に結びつかなかった。

◆楽天・浅村栄斗内野手(32)が、2本塁打を含む5安打4打点。一回は左翼席に先制の17号2ラン。三回は右中間二塁打を放って得点に絡んだ。五回にも左翼線二塁打。七回は左前打。九回に右中間へ決勝の18号2ランを放った。試合後、報道陣の取材に応じた一問一答は以下の通り。--3-3、九回2死一塁から決勝弾となる18号2ランを右中間席に放った「うれしいです。最後、甘い球をしっかりと仕留められた。いい場面で打ちたいと思って毎試合挑んでいる。最後の場面で、チームを救えるような一打というのを」--チームも、八回に同点ソロを喫した鈴木翔天(そら)も救われた「いつも頑張っている翔天も、登板して打たれるときもある。誰でもミスはあるし、誰でも打たれる。僕も前半戦、全然打てなかった。皆で助け合うことが大切です」--これで、7月は7本塁打、20打点を挙げた「出来すぎです。たまたまです。これがずっと続くわけではないので、しっかりリセットして、また明日、頑張ります」--打球が右中間方向にとぶようになった「ここ最近、ホームランも右(逆)方向にしっかり打ち返せている。気持ち的にも、いい調子のバロメーターになっていると思います」

◆楽天の阿部が中日から移籍後初アーチをマークした。九回に浅村の2ランで勝ち越した後、なお2死一塁で迎えた打席で益田の変化球を捉えて左中間席へ。裏に反撃されて1点差勝利となっただけに貴重な追加点となった。二回の二塁打、三回の安打と合わせて1試合3安打も楽天で初めて。石井監督は「ホームラン打者ではないが、長打というところで二塁打は数多く打てる選手。その辺を発揮してくれた」と称賛した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
48322 0.600
(↑0.005)
-
(-)
61317
(+2)
261
(+1)
69
(+2)
28
(-)
0.255
(↓0.001)
3.000
(↑0.03)
2
(-)
ロッテ
42314 0.575
(↓0.008)
2.5
(↓1)
66280
(+6)
272
(+7)
55
(+4)
46
(-)
0.233
(↑0.001
3.350
(↓0.05)
3
(-)
ソフトバンク
43362 0.544
(↓0.007)
4.5
(↓1)
62298
(+1)
278
(+2)
56
(-)
35
(-)
0.247
(↓0.001)
3.190
(↑0.02)
4
(-)
楽天
38431 0.469
(↑0.006)
10.5
(-)
61284
(+7)
331
(+6)
69
(+3)
61
(-)
0.236
(↑0.001
3.590
(↓0.02)
5
(1↑)
西武
34471 0.420
(↑0.007)
14.5
(-)
61228
(+2)
278
(-)
54
(+1)
51
(+2)
0.229
(-)
3.050
(↑0.04)
6
(1↓)
日本ハム
35490 0.417
(↓0.005)
15
(↓1)
59263
(-)
265
(+2)
62
(-)
49
(+1)
0.228
(↓0.001)
2.840
(↑0.01)