1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 | 11 | 1 | 3 |
ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 6 | 10 | 0 | 4 |
勝利投手:渡辺 翔太(3勝1敗0S) (セーブ:松井 裕樹(1勝2敗22S)) 敗戦投手:益田 直也(2勝2敗23S) 本塁打 |
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◆楽天が空中戦を制した。楽天は3-3で迎えた9回表、浅村と阿部の2ランで4点を挙げ、勝ち越しに成功する。投げては、先発・則本が8回途中2失点の力投。3番手・渡辺翔が今季3勝目を挙げた。敗れたロッテは、8回にポランコのこの日3本目となるソロで追いつくも、5番手・益田が誤算だった。
◆今季の楽天則本昂大はここまで71回2/3を投げて、被本塁打が4月11日オリックス戦で2番ゴンザレスから2本、7月7日ソフトバンク戦で7番栗原から1本の合計3本だけ。3~5番のクリーンアップにはまだ本塁打を許していない。特に4番には強く、対4番は昨季も被本塁打が0。4番に本塁打を許したのは21年9月24日オリックス戦の8回に杉本から浴びた2ランが最後。同年の10月7日ロッテ戦から109打席連続で4番に1発を打たれていない。
◆歌手の鈴木亜美(41)がロッテ本拠地のグラウンド内で、球団主催の真夏イベント「BLACK SUMMER WEEK supported by クーリッシュ」のスペシャルライブと始球式を行った。「今日は『プロ野球選手が夢』と言っている息子が見に来ていたので気合が入りました。そのおかげで前回よりは良い投球ができたと思います。球場のファンの皆さんの盛り上がりがとてもすごくて、私も一緒に応援させてもらいたいなと思います。マリーンズさんが優勝したその時にはぜひまた『BE TOGETHER』をお祝いとして歌いに来られたらうれしいです!」。背中には「あみ~ゴ」の文字とデビュー25周年を意味する背番号「25」を付けた黒の「BLACK SUMMER ユニホーム」を着て登場した。「選手の皆さんがめちゃくちゃ良いプレーが出来るように、皆さん盛り上げていきましょう」とあいさつ後、大ヒット曲「BE TOGETHER」を歌った。ロッテ公式チアパフォーマー「M☆Splush!!」をバックダンサーに歌い終えた球場の熱気の中、7年ぶりにマウンドに上がり始球式も行った。山なりのボールは左打席に立った角中勝也外野手(36)の外角に外れてバウンドし転がったが、佐藤都志也捕手(25)のミットに届くと、笑顔で両手を振りながらロッテファンの声援に応えた。前回の始球式を行った16年3月26日の日本ハム戦では、ロッテの白いユニホームを着用し、グレーのカジュアルなロッテキャップ姿。ショートパンツを履いた足を高く上げて投げたが、2バウンド投球だった。
◆楽天浅村栄斗内野手(32)がリーグトップの17、18号を含む5安打4打点と大車輪の活躍を見せた。本塁打2本に二塁打2本。「できすぎです。若い選手が頑張っている、そういう勢いの中で自分も打てている」。7月に入って7本塁打を量産中。楽天では自身初の5安打で、三塁打が出ればサイクル達成だった。先制弾に決勝弾、ほしいところで打った。1回2死一塁の第1打席ではロッテ美馬の141キロを左翼席へ。同点に追いつかれた直後の9回には、2死一塁から益田の外角低めへの直球を右翼席へ放り込んだ。「いい場面で打ちたいと思って毎試合挑んでいるので。最後の場面でまた救える一打を打てた」。ZOZOマリンの夏空に大輪の花火が打ち上がる中、両軍7発の空中戦を制した。3回の二塁打も右中間で、右方向に強い打球を打ち返せている。「あまり強引にいかずに、自分の間合いで最近は打てている。それがいい要因かなと思います」。チームを救い、8回に一時同点弾を浴びた鈴木翔も救った。「僕も前半戦全然打ててなかったので、みんなで助け合いです」。前夜、逆転負けで8連勝が止まった。引きずらず、今度は最後まで逃げ切った。【鎌田良美】▽楽天則本(勝敗付かずも8回途中まで2失点の粘投)「ここ3、4試合は中継ぎに迷惑を掛けていたので長い回を投げたかった」
◆ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手が来日初の1試合3発も空砲となった。初回に則本から右越えソロ。5回には左翼へ。8回には代わった鈴木翔から右翼席への同点弾を放ったが、9回に益田が2被弾で勝ち越された。球団では昨年9月22日オリックス戦の山口以来24度目で、外国人では13年4月8日楽天戦でのホワイトセル以来10年ぶり。「3本は野球人生で初めて。うれしいし興奮したけれど、最後に僕が打って勝てなかったことが悔しい」。9回裏に1点差に迫り、なお2死二塁では空振り三振に倒れ、最後の打者となった。▽ロッテ吉井監督(投打がかみ合わなかった黒星に)「昨日相手がやったフォアボール、長打のミスを、うちがやっちゃったので。ポランコは合っていましたけれど、打線は則本のフォークが良くて打てなかったです」▽ロッテ美馬(5回7安打3失点で降板)「ピッチングのリズムが悪く、なかなか攻撃の流れを作ることができなかった」
◆楽天阿部寿樹内野手(33)が移籍1号の2ランでダメ押しした。浅村の2ランで勝ち越した9回、なおも2死一塁からロッテ益田のスライダーを左中間に運び、リードを広げた。「後ろにつなげる気持ちでいきましたけど、いったかなと思った。なかなか打ててなかったんで、打ててよかったです」。今季中日からトレードで加入し、効果的な1発となった。
◆楽天・浅村栄斗内野手(32)が「4番・DH」で先発出場し、先制17号2ランを左翼席に放った。0―0の一回2死一塁。ロッテ先発、美馬の4球目を仕留めた。球団広報を通じて「打った球はよく分からないです。打ててよかったです」とコメントした。試合前の段階で、パ・リーグ本塁打争いで1位の浅村は16本、2位の万波(日本ハム)は15本。この時点で2本差となった。
◆〝恐怖の2番〟だ。ロッテの助っ人砲、グレゴリー・ポランコ外野手(31)が今季2度目の「2番」に座り存在感を示した。0-2の一回1死走者なしで迎えた第1打席。1ボールから則本のスライダーを豪快に引っ張り、弾丸ライナーで右翼席へ。来日から2年連続2桁アーチとなる10号ソロをマークした。「相手はストライク先行の投手。今日はストレートが良さそうだったので、ストレートを狙っていこうかと思いましたが、打てるポイントにスライダーが入ってきたので、うまく反応することができました。初回から援護点が取れてよかったわ!」。技ありの一発で反撃ののろしをあげた。パ・リーグ2位のロッテは、今季77試合目で77通りの打順を組む。日替わり打線を形成しており、ポランコは7月12日のオリックス戦(京セラ)に続き、2度目の2番打者を務めた。前回2番で起用された際は5打数3安打1打点。吉井監督はポランコの2番起用について「打てる人を上位に並べて、たくさん打順が回ってくるように」と意図を説明する。左の大砲は期待に応えるように第2打席には中前打、第3打席には左翼席へソロを放ち、今季初の1試合複数本塁打を記録した。八回にはこの日3本目となる12号ソロ。夏のスペシャルイベント「BLACK SUMMER WEEK」の一環で、ロッテの選手が本塁打を放つと花火が打ち上がる。ポランコが3発の花火も打ち上げた。
◆乾いた打球音がスタンドに響く。楽天・浅村栄斗内野手(32)が一回、先制の17号2ランを左翼席に突き刺した。「打った球はよく分からないです。打ててよかったです」。0-0の一回2死一塁。ロッテ先発、美馬の4球目、141キロのシュート回転した球を仕留めた。試合の流れを引き寄せ、同学年の先発・則本を援護した。試合前の時点で、パ・リーグ本塁打争いで1位の浅村は16本、2位の日本ハム・万波は15本。この時点で2本差となった。2020年以来、自身2度目の本塁打王を狙う。「チームの勝利が第一で、その結果として最終的にいい位置でタイトル争いができれば」と浮かれるそぶりはない。三回の第2打席は、右中間二塁打を放って得点に絡んだ。五回の第3打席も左翼線二塁打。七回にも左前打で1試合4安打をマークした。
◆楽天の浅村が5安打4打点と活躍した。一回に2ランを放ち、同点の九回に勝ち越し2ランを放った。渡辺翔が3勝目、松井裕が22セーブ目。ロッテは益田が4失点の誤算。ポランコの3本塁打が勝利に結びつかなかった。
◆楽天・浅村栄斗内野手(32)が、2本塁打を含む5安打4打点。一回は左翼席に先制の17号2ラン。三回は右中間二塁打を放って得点に絡んだ。五回にも左翼線二塁打。七回は左前打。九回に右中間へ決勝の18号2ランを放った。試合後、報道陣の取材に応じた一問一答は以下の通り。--3-3、九回2死一塁から決勝弾となる18号2ランを右中間席に放った「うれしいです。最後、甘い球をしっかりと仕留められた。いい場面で打ちたいと思って毎試合挑んでいる。最後の場面で、チームを救えるような一打というのを」--チームも、八回に同点ソロを喫した鈴木翔天(そら)も救われた「いつも頑張っている翔天も、登板して打たれるときもある。誰でもミスはあるし、誰でも打たれる。僕も前半戦、全然打てなかった。皆で助け合うことが大切です」--これで、7月は7本塁打、20打点を挙げた「出来すぎです。たまたまです。これがずっと続くわけではないので、しっかりリセットして、また明日、頑張ります」--打球が右中間方向にとぶようになった「ここ最近、ホームランも右(逆)方向にしっかり打ち返せている。気持ち的にも、いい調子のバロメーターになっていると思います」
◆楽天の阿部が中日から移籍後初アーチをマークした。九回に浅村の2ランで勝ち越した後、なお2死一塁で迎えた打席で益田の変化球を捉えて左中間席へ。裏に反撃されて1点差勝利となっただけに貴重な追加点となった。二回の二塁打、三回の安打と合わせて1試合3安打も楽天で初めて。石井監督は「ホームラン打者ではないが、長打というところで二塁打は数多く打てる選手。その辺を発揮してくれた」と称賛した。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ORIX |
48 | 32 | 2 | 0.600 (↑0.005) | - (-) |
61 | 317 (+2) | 261 (+1) | 69 (+2) | 28 (-) |
0.255 (↓0.001) | 3.000 (↑0.03) |
2 (-) |
ロッテ |
42 | 31 | 4 | 0.575 (↓0.008) | 2.5 (↓1) |
66 | 280 (+6) | 272 (+7) | 55 (+4) | 46 (-) |
0.233 (↑0.001) | 3.350 (↓0.05) |
3 (-) |
ソフトバンク |
43 | 36 | 2 | 0.544 (↓0.007) | 4.5 (↓1) |
62 | 298 (+1) | 278 (+2) | 56 (-) | 35 (-) |
0.247 (↓0.001) | 3.190 (↑0.02) |
4 (-) |
楽天 |
38 | 43 | 1 | 0.469 (↑0.006) | 10.5 (-) |
61 | 284 (+7) | 331 (+6) | 69 (+3) | 61 (-) |
0.236 (↑0.001) | 3.590 (↓0.02) |
5 (1↑) |
西武 |
34 | 47 | 1 | 0.420 (↑0.007) | 14.5 (-) |
61 | 228 (+2) | 278 (-) | 54 (+1) | 51 (+2) |
0.229 (-) | 3.050 (↑0.04) |
6 (1↓) |
日本ハム |
35 | 49 | 0 | 0.417 (↓0.005) | 15 (↓1) |
59 | 263 (-) | 265 (+2) | 62 (-) | 49 (+1) |
0.228 (↓0.001) | 2.840 (↑0.01) |
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