DeNA(★2対3☆)広島 =リーグ戦14回戦(2023.07.16)・横浜スタジアム=
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広島
0200000103701
DeNA
00000110021110
勝利投手:ターリー(5勝0敗1S)
(セーブ:矢崎 拓也(4勝0敗16S))
敗戦投手:伊勢 大夢(2勝3敗1S)

本塁打
【広島】デビッドソン(9号・2回表2ラン)

  DAZN
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◆広島は2回表、デビッドソンの2ランで先制する。その後同点とされるも、8回に野間の適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・野村が5回無失点。3番手・ターリーが今季5勝目を挙げた。敗れたDeNAは、8回に守備のミスが失点につながり、痛い敗戦を喫した。

◆湘南乃風のRED RICEがセレモニアルピッチに登板した。4月27日のヤクルト戦(横浜)でも登板したが、ワンバウンドだった。「春にワンバウンドしてしまって、悔しい思いをしました。そして、延長でライブもできず悔しい思いをしました。今日は全てきっちりリベンジしたいと思います」と宣言して登板。ところが、今回もワンバウンドしてしまい、思わずマウンドで頭を抱えた。試合後はライブが予定されている。4月の時も予定されていたが、ナイターの延長戦で長引き、制限時間をオーバー。ライブは中止された。セレモニアルピッチはリベンジならずも、この日のライブはリベンジしたいところだ。

◆/カープが来た\矢崎拓也がピンチ招くも無失点緊迫したゲームを制し2位に浮上?プロ野球(2023/7/16)??DeNA×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球#carp pic.twitter.com/HDMlIHWtiy

◆/カープが来た\矢崎拓也がピンチ招くも無失点緊迫したゲームを制し2位に浮上?プロ野球(2023/7/16)??DeNA×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球#carp pic.twitter.com/HDMlIHWtiy

◆湘南乃風によるライブが、ついに実現した。試合後、グラウンドに設置された特設ステージで開演。多くのファンが残る前で、代表曲「黄金魂」や「睡蓮花」などを熱唱した。4月27日のヤクルト戦(横浜)でも試合後のライブが予定されていたが、延長戦に突入。ナイターで4時間を超し、制限時間を過ぎたため、ライブは中止せざるを得なかった。ただ、試合後、三浦監督が湘南乃風のメンバーをロッカールームに招待。選手と一緒に「覇王樹」を大合唱し、サヨナラ勝ちの喜びを分かち合った。試合には敗れたが、今回はファンとともに横浜の夜を盛り上げた。「試合は勝ち負けだけど、人生は勝ち負けじゃない」という若旦那の呼びかけもあり、ハマスタが盛り上がった。

◆DeNA東克樹投手(27)はリーグ単独トップの9勝目はならなかった。2回1死三塁、1ボールからデビッドソンの内を狙った145キロが外に入り、右中間へ先制2ランを許した。3回以降は打たせて取り7回5安打2失点にまとめ一時同点につなげるも、打線の勝ち越しがなかった。「状態が悪いなりに何とか試合を作ることはできましたが、その中で本塁打を許した1球が悔やまれます」と振り返った。

◆DeNAは痛恨の失策で2連敗を喫し、3位に後退した。2-2の8回2死走者なしで広島上本の平凡なフライを右翼の関根大気外野手(28)が落球。二塁まで進まれ、続く野間の決勝中前打につながった。三浦大輔監督(49)は「あかんでしょう。完全に追いついていた。絶対てことはないかも知れないが、すきなのか、何なのか、絶対に捕らないといけない打球。本人が一番分かっていると思う」と厳しい言葉を並べた。打線は6回、7回と1点ずつ挙げ、2点ビハインドを追いついた。それだけに「流れ的に、あの落球がどれだけ流れを変えたか」と、落球の場面を自ら繰り返した。ただ、すぐに「関根だけじゃなく、チームとして受け止めないといけない。細かいミスも、いろいろあった。チームとして浸透できていないのは監督の責任。取り組んでいかないといけない」と続け、口元を引き締めた。▽DeNA佐野(7回2死一、三塁でターリーのスライダーを捉え、右翼線へ一時同点の適時二塁打)「追い込まれていましたが食らいついていきました」

◆2勝目はならずも、広島野村祐輔投手(34)が3試合連続の好投でチームを4連勝に導いた。初回2死一、三塁のピンチをしのぎ、5回2死三塁も切り抜けた。6月29日DeNA戦の今季初登板から通算17イニングを無四球無失点で投げ終え「ヒットが出てもゴロで自分らしい投球ができたかなと思います」と振り返った。酷暑の中での消耗を考え5回で交代も、新井監督は「今日もナイスピッチングだったと思います」と、ねぎらった。▽広島菊池(2試合連続4番を務め3安打)「前で切れたときに先頭になるので。そういう意味では先頭の役目はできたかなと思います」▽広島デビッドソン(先制9号2ランを放ち、2試合連続マルチ安打)「あまりにも前半戦良くなかったので、とにかくチームの勝ちに貢献できる仕事をこれからも心がけて。チームが勝つ状況を自分のバットでつくる、またはそういう状況にしたい」

◆新井カープが、4月以来の2位に立った。ゲーム差なしで迎えた2位DeNAとの直接対決で、マット・デビッドソン内野手(32)のチーム単独トップとなる9号2ランで先制。7回に追いつかれたが、8回に敵失で2死二塁の好機をつかみ、野間峻祥外野手(30)が決勝打を放った。4連勝で今季最多の貯金8とし、首位阪神にも1ゲーム差と肉薄。勝利数では阪神を上回るリーグ最多46勝目を挙げた。2勝目はならずも、広島野村が3試合連続の好投でチームを4連勝に導いた。初回2死一、三塁のピンチをしのぎ、5回2死三塁も切り抜けた。6月29日DeNA戦の今季初登板から通算17イニングを無四球無失点で投げ終え「ヒットが出てもゴロで自分らしい投球ができたかなと思います」と振り返った。酷暑の中での消耗を考え5回で交代も、新井監督は「今日もナイスピッチングだったと思います」と、ねぎらった。広島デビッドソン(7月1号となる先制9号2ランを放ち、2試合連続マルチ安打)「あまりにも前半戦良くなかったので、とにかくチームの勝ちに貢献できる仕事をこれからも心がけて。チームが勝つ状況を自分のバットでつくる、またはそういう状況にしたい」広島菊池(2試合連続の4番で3安打)「4番ということは4番目で切れたときに先頭になるので。そういう意味では先頭の役目はできたかなと思います」

◆新井カープが、4月以来の2位に立った。ゲーム差なしで迎えた2位DeNAとの直接対決で、マット・デビッドソン内野手(32)のチーム単独トップとなる9号2ランで先制。7回に追いつかれたが、8回に敵失で2死二塁の好機をつかみ、野間峻祥外野手(30)が決勝打を放った。4連勝で今季最多の貯金8とし、首位阪神にも1ゲーム差と肉薄。勝利数では阪神を上回るリーグ最多46勝目を挙げた。熱戦を終えれば、勝利数でリーグトップに躍り出ていた。2夜連続の1点差勝負を勝ちきり、首位に立っていた4月17日以来の2位に浮上。阪神にもゲーム差1に迫り、勝利数で首位チームを上回った。「昨日も今日も1点差ゲームを勝ちきっていますし、ピッチャーも野手も球際が強くなっていますし、走塁にしても何かスキがあったら突いてやるぞという、そういう意識の高さというのが全員に見て取れる。頼もしくなっている」。笑顔で、ガッツポーズでナインを鼓舞し続けた新井監督も胸を張る、一丸の勝利だ。デビッドソンの「7月1号」で先制し、先発の野村が3試合連続無失点、無四球の好投。2点リードで前半を終えた。だが栗林、ターリーの失点で同点に追いつかれた。相手の反撃ムードが高まっていく。それを野間が押し戻した。8回、敵失で得た2死二塁の得点機。伊勢の7球目のフォークを捉え、中前へ。本塁への返球がそれる間に、二塁走者の上本が勝ち越しのホームを陥れた。野間は「三振しないように、何とか事を起こせるように、という感じでした。いい打点になって良かった」。7回から右足がつっていた。コンディション不良もはねのけ、5日阪神戦以来9試合ぶりの打点を挙げた。1点差の9回は守護神・矢崎が仁王立ち。2人の走者を出し、1死一、三塁で佐野、牧を迎える前に石原バッテリーコーチがマウンドへ。打者集中というベンチの意思を伝え、捕手目線で攻め方を確認した。最後は2死二、三塁まで攻め込まれたが、牧をフォークで空振り三振に。「絶対ヒットは打たれるし、点は取られると思ってマウンドに上がっている。打たれたらそこから学んで次に生かす」。強いメンタリティーが、接戦で生きた。攻めては少ない好機をものにし、守っては6回の2失点目を中継プレーで防いだ。全員が最善を尽くしての2位浮上。虎のしっぽもつかまえる。【堀まどか】

◆DeNAの東は7回を5安打2失点にまとめたが、リーグ単独トップの9勝目はならなかった。0―0の二回1死三塁で内角を狙ったデビッドソンへの直球が逆球となり、本塁打を許した。その後は立て直して無失点。代打を送られた七回の攻撃で味方が追い付き、黒星は免れた。6試合続けて7イニング以上を投げ、前半戦の投球回は90回?となった。八つの勝ち星よりも「イニング数を投げるのは先発としての役目。いい感じで投げられていると思う」と手応えを口にする。ストライク先行を徹底することで球数が抑えられる投球が光った。この日も無四球で、際立つ安定感は後半戦でもチームの大きな武器となりそうだ。

◆広島が4連勝で2位に浮上した。二回にデビッドソンの2ランで先制。一度は追い付かれたが、八回に野間の適時打で勝ち越した。3番手のターリーが5勝目、矢崎が16セーブ目。DeNAは守備のミスが響いて3位に後退した。

◆DeNAが連敗で3位転落。同点の八回2死、伊勢大夢投手が上本を右翼への飛球に打ち取るも、右翼手の関根大気が落球。二塁への進塁も許し、続く野間に中前適時打を浴びて勝ち越しを許した。九回は2死二、三塁の一打逆転サヨナラのチャンスを作るも、牧秀悟内野手が三振に倒れて無得点に終わった。三浦大輔監督の試合後の一問一答は以下の通り。--試合を振り返って「よく追いつきましたけど、ミスからの失点が痛かったですね」--関根の落球「あれはもうね、捕らないといけない打球だったと思います」--打線の追い上げ「なかなかチャンスがなかったですけど、あそこでよく追いついたと思います」--投手陣も頑張った「東が先制されましたけど、よく踏ん張ったと思います」--前日の敗戦からの流れ「ミスからの失点なんで。しっかりと隙を見せないようにしていかないと勝ちに近づいていかないので。そういうところも明日しっかりやっていきます」--あすオールスター前最後の試合「そういうところをしっかりできるように、チーム全体で取り組んでいかないと勝てないと思うんで」

◆DeNAは痛すぎるミスが出て3位に転落した。1―2の七回に佐野の適時二塁打で追い付き、逆転ムードをつくって迎えた八回の守備。伊勢が簡単に2死を奪ったが、上本を打ち取ったと思われた飛球を右翼手の関根が落球。この間に二塁まで進まれ、続く野間に勝ち越し打を許した。外野守備に定評のある関根の今季初失策に、三浦監督は「あれはあかんでしょ。絶対に捕らないといけない打球」と厳しく指摘。2試合続けて1点差で敗れ「関根だけではなく、全員が受け止めないと。隙を見せないようにしないと上には行けない」と語気を強めた。

◆広島の野間が転がり込んできた思わぬ好機で決勝打を放った。2―2の八回2死走者なし、上本の平凡な飛球を右翼手関根が落球して打者走者は二塁へ。野間は粘って伊勢の変化球を中前にはじき返し、「何とか食らいついて、つなぐ意識だった。いい打点になって良かった」とほっとしていた。2位に浮上し、首位阪神に1ゲーム差に迫った。野間は「先を見ずに、自分たちの野球を一試合一試合、積み重ねていきたい」と自然体を強調した。

◆DeNAは広島に敗れて2連敗。4月22日以来となる3位に転落した。決勝点に絡んだ関根のミスに三浦大輔監督(49)は「あれはあかんでしょ。捕らないといけない打球だった。ボーンヘッド」と切り捨てた。七回に佐野の適時二塁打で追い付き、逆転ムードをつくって迎えた八回の守備。伊勢が2死を奪った後、上本を打ち取ったと思われた飛球を右翼手・関根が落球。この間に二塁まで進まれ、続く野間に勝ち越し打を許した。外野守備に定評のある関根の今季初失策が痛かった。15日に8回無失点と好投した今永に続き、東も7回2失点。しかし、この日も打線は11安打を放ちながら2得点。4得点以下の試合は17試合連続となった。三浦監督は試合前、15日にリードを守れずに6敗目を喫した山崎について「クローザーを外します」と明言。リーグ3位の20セーブを挙げているが防御率4・50、被打率・270と安定感に欠ける。後半戦はブルペンでの序列を落として登板させる見込み。「関根だけじゃなくて全員が受け止めないと。隙を見せないようにしないと上には行けない」と三浦監督。Aクラスにいるがチームの雰囲気は重くなってきている。(横山尚杜)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
45353 0.563
(↓0.007)
-
(-)
60300
(-)
253
(+3)
40
(-)
40
(-)
0.235
(↓0.002)
2.810
(-)
2
(1↑)
広島
46380 0.548
(↑0.006)
1
(↑1)
59291
(+3)
280
(+2)
54
(+1)
45
(+3)
0.246
(-)
3.070
(↑0.02)
3
(1↓)
DeNA
43372 0.538
(↓0.006)
2
(-)
61307
(+2)
284
(+3)
57
(-)
19
(+1)
0.253
(↑0.001
3.170
(↑0.02)
4
(-)
巨人
40411 0.494
(↓0.006)
5.5
(-)
61289
(+3)
302
(+10)
93
(+2)
27
(+1)
0.247
(-)
3.550
(↓0.09)
5
(-)
ヤクルト
34462 0.425
(↑0.007)
11
(↑1)
61287
(+10)
311
(+3)
68
(+1)
44
(+1)
0.234
(↑0.001)
3.530
(↑0.01)
6
(-)
中日
34472 0.420
(↑0.007)
11.5
(↑1)
60243
(+3)
272
(-)
39
(+1)
25
(-)
0.241
(-)
2.910
(↑0.03)