ヤクルト(☆3対1★)巨人 =リーグ戦11回戦(2023.07.15)・明治神宮野球場=
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巨人
0010000001301
ヤクルト
00020100X3801
勝利投手:ピーターズ(4勝3敗0S)
(セーブ:田口 麗斗(0勝2敗21S))
敗戦投手:井上 温大(0勝1敗0S)

本塁打
【巨人】吉川 尚輝(3号・3回表ソロ)
【ヤクルト】オスナ(14号・6回裏ソロ)

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◆ヤクルトは1点を追う4回裏、中村のスクイズなどで2点を奪い、逆転に成功する。そのまま迎えた6回にはオスナのソロが飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・ピーターズが7回3安打1失点の力投で今季4勝目。敗れた巨人は、打線が3安打1得点と沈黙した。

◆巨人中田翔内野手がベンチ入りメンバーから外れた。試合前練習は屋外でのフリー打撃を回避。外野で軽めのランニングのみで切り上げた。一塁は秋広優人内野手、左翼には長野久義外野手がオーダーに名を連ねた。

◆/#尚輝たまらん (打撃)\チーム初ヒットが先制点吉川尚輝が第3号ソロホームラン?プロ野球(2023/7/15)??ヤクルト×巨人??Live on DAZN#DAZNプロ野球#giants pic.twitter.com/8V3keqh47K

◆巨人吉川尚輝内野手(28)が3号先制ソロを放った。3回1死、ヤクルト・ピーターズの外角高め直球を逆らわず捉えた。左中間にはじき返した打球はスタンド最前列に飛び込んだ。チーム初安打が先制アーチとなった。試合を動かし、「(井上)温大のためにも先制できて良かったです。次の打席も打てるように頑張ります」と今季2度目の先発となった井上を援護できたことを喜んだ。

◆巨人のドラフト1位ルーキー・浅野翔吾外野手(18)が、代打で出場するも空振り三振に終わった。6回先頭の打席、投手・船迫に代わって出場。初球117キロのカーブを見逃し、2球目の直球をファウルで追い込まれた。高めのボールにバットを止めて踏みとどまり、4球目もファウルで食らい付いたが、最後はスプリットに空を切った。デビュー戦は8日DeNA戦(東京ドーム)で、2打席連続空振り三振だった。12日広島戦では代走出場。この試合が3試合目の出場だったが、これでデビューから3打席連続三振となった。

◆/華麗なるバット投げ\みんなが見送ったオスナが完璧な第14号ソロアーチ?プロ野球(2023/7/15)??ヤクルト×巨人??Live on DAZN#DAZNプロ野球#swallows pic.twitter.com/SUyTkKOCkG

◆巨人が3連敗で貯金がなくなった。3回に吉川が3号先制ソロを放ち、試合を動かした。しかし、その後は打線がヤクルト投手陣の前に沈黙した。ピーターズには7回3安打8奪三振1失点に抑えられ、8回は清水、9回は田口に封じられた。今季2度目の先発だった井上は4回4安打6奪三振の2失点だった。4回に無死満塁から一ゴロで同点とされると、さらにスクイズで決勝点を失った。6回は、この日昇格した新助っ人左腕バルドナードが来日初登板。2死からオスナに左翼ソロを浴び、痛い追加点を失った。2位DeNAに勝利した3位広島とのゲーム差は3・5に広がり、前半戦の4位ターンが確定した。

◆/まさにしてやったり\中村悠平が初球スクイズヤクルトが逆転に成功?プロ野球(2023/7/15)??ヤクルト×巨人??Live on DAZN#DAZNプロ野球#swallows pic.twitter.com/JVlKZnpQww

◆バントの名手が涼しい顔でスクイズを決めた。そこに至るまでの流れがヤクルト高津監督の目指す緻密な野球だった。1点を追う4回、主軸と下位打線が連動し、逆転に成功した。巨人先発井上から先頭の3番サンタナが中越え二塁打で出塁。4番村上は、一時はグラブで捕球した二塁吉川を吹き飛ばす強烈な右前打を放つと、5番オスナが四球を選び主軸で無死満塁をつくった。下半身のコンディション不良で離脱中のキャプテン山田に代わり、6番二塁を務める元山の一ゴロの間に同点に追いつく。そして迎えた中村悠平捕手が初球でスクイズを決め、勝ち越しに成功した。中村はこれが今季14犠打目。規定打席には未達だがチームダントツだ。この日の試合前練習、真っ先にバント練習ゾーンへやってきた中村。「バントの名手なのに今日も練習するの?」と問うと「だから練習するんですよ」とひと言。その言葉どおり、重要局面で難なくスクイズを決めた。

◆巨人ドラフト1位の浅野翔吾外野手が代打で出場も、またしても空振り三振に打ち取られた。6回先頭の打席で出場。ヤクルト・ピーターズに2球で追い込まれてから、高めのボールにバットを止めて踏みとどまり、4球目もファウルで食らい付きながら、最後はスプリットに空を切った。デビューから3打席連続空振り三振も浅野は「前よりはいい感覚というか、しっかりと振れていた。少しずつやっていければ」と前を向いた。

◆巨人が今季6度目の3連敗で貯金を吐き出した。3回に吉川の3号ソロで先制するも3失点で逆転負け。連敗中の得点は0点、1点、1点と打線の低調が続く。原監督は「そこはみんなで打破するしかないよね」と呼びかけた。中田翔が試合前練習のフリー打撃を回避し、ベンチメンバーから外れた。状態について指揮官は「今日はちょっと野球ができる状態ではなかった」と説明するにとどめた。▽巨人井上(自己最速を3キロ更新の153キロをマークも、4回4安打2失点)「直球で押していけたが、3者凡退が少なく、流れを持ってこられなかった。(153キロは)いいと思うが、抑えられていない。スピードは二の次。勝つための投球をしないと」

◆巨人の新外国人左腕アルベルト・バルドナード投手が、移籍後初登板で1発を浴びた。6回からマウンドに上がると、2死からオスナにど真ん中の球を左翼席へ運ばれた。それでも村上への2球目には154キロを計測するなど150キロ超えを連発。直球の強さを見せた左腕は「本塁打を打たれたことには悔いが残っている。スピードよりも精度を気にして投げているので、良い精度で投げられたら」と切り替えた。

◆決勝スクイズでヤクルトが巨人をたたいた。「地味でもアウト1つでも、バント1つでも点が取れるように、点が防げるように」と高津臣吾監督が掲げる理想の野球でロースコアゲームを競り勝った。「顔に当ててでも前に転がしてやろう」。中村悠平捕手はその意識でバットと一体化した。同点に追いついた直後の4回1死二、三塁。巨人井上の高めの直球に食らいつき、スクイズで試合を決めた。試合前練習。真っ先にバント練習ゾーンへやってきた。「バントの名手なのに今日も練習するの?」と問うと「だから練習するんですよ」。リーグトップ14犠打の男は涼しげな表情で言った。父克彦さんが勤務する地元福井の西尾建設が、社員旅行で神宮に駆けつけていた。「田舎から出てきてくれて良いところを見せられた」と親孝行。チームは5位と苦しむが、前半戦最後の3連戦を幸先よく白星でスタートした。▽ヤクルト・ピーターズ(7回8三振を奪い3安打1失点で4勝目)「中村選手が好リードで導いてくれた。1回しか首を振っていない。バックの守備もよく守ってくれた」▽ヤクルト・オスナ(6回2死、バルドナードから左翼席へ14号ソロ)「初見は関係なかった。(ベンチで)サンタナに球種や球の動きのアドバイスをもらった」

◆巨人・中田翔内野手(34)がベンチ入りメンバーから外れた。通算300本塁打に王手をかけている大砲は、全体とは別メニューで外野フェンス際をランニング。試合前練習では打撃練習も行わなず、球場を後にしていた。

◆巨人・増田大輝内野手(29)が「1番・中堅」で今季初先発する。足のスペシャリストは、ここまで出場10試合すべてに代走での起用。13日の広島戦(東京ドーム)で右手を痛めたとみられ途中交代していたブリンソンに代わって抜擢された。

◆コナミデジタルエンタテインメントによる冠協賛試合「パワプロ・プロスピナイター」として開催された。プロスピグランプリの秘書役に就任した、男女3人組の人気ユーチューバ「ばんばんざい」の最年少メンバー、流那(21)がプロ野球の公式戦では初の始球式を務めた。セットポジションから足を上げて投げたが、結果はワンバウンド投球。それでも、「100点で。悔いはないので」とうなずいた。他のメンバーとはストライク投球をしたら欲しいものを買ってくれる約束をしていたといい「それはゲットできなかったんですけど。認めてくれるんじゃないかなと思います」と振り返った。ちなみに、欲しかったものは、電動自転車「MATE」で「メンバーが最近買ってずっとほしいなと思っていて、『買ってあげるよ』と言ってくれたので」と流那。次回こそは成功して手に入れたい。この日は、背番号「1」のユニホームで登場。山田のファンであり「今日は休みだったので、代わりにやろうかなと思ったんですけど」と残念がったが、「いていてほしいですね。でも、早く復帰することを私は待っています」とエールを送った。

◆巨人・吉川尚輝内野手(28)が先制の3号ソロを放った。0-0の三回1死でヤクルト先発・ピーターズの投じた直球を強振。大きな放物線を描いて左中間席まで運んだ。6月23日の広島戦(マツダ)以来の一発で、今季初勝利を目指す井上に援護点をプレゼントした。

◆神宮の夜空に大きなアーチを架けた。0-0の三回1死無塁。巨人・吉川尚輝内野手(28)が先制の3号ソロを放った。「打ったのはストレート。(井上)温大のためにも先制できて良かった」カウント1-0からヤクルト先発・ピーターズの直球を一閃。大きな放物線を描いた打球が左中間席に着弾した。6月23日の広島戦(マツダ)以来、自身15試合ぶりの一発。「すごい打者がたくさんいるので、自分がつなげて何とか得点、ホームに帰ってこられるようにやっています」と語ってきた正二塁手が、先発の井上に貴重な援護点をプレゼントした。この日、通算300本塁打に王手をかけている中田翔が、コンディション不良とみられベンチ入りメンバーから外れた。それにともない、代走での起用が主な増田大が「1番・中堅」で今季初先発し、左翼を守っていた秋広が一塁に回り、左翼にはベテランの長野が入った。伏兵が抜擢(ばってき)に応えた。1番で出場した増田大は、1-0とした三回の第2打席で左前打で出塁。続く丸の打席で二盗を成功させた。後続が倒れ、得点には結びつかなかったが、持ち味の足で相手を揺さぶった。正遊撃手の坂本が右太もも裏の肉離れで離脱しているだけに、これ以上主力が抜けるのはチームにとって痛手だが、〝ワンチーム〟で燕に立ち向かった。(樋口航)

◆ヤクルト・高橋奎二投手(26)が、神宮外苑で短距離ダッシュなどを行い、先発する16日の巨人戦(神宮)に向けて調整。前半戦最後となる登板に向けて「ここ最近徐々に自分のピッチングができてきているので、最後しっかりいい形で終われたらいい」と意気込んだ。8年目の今季はここまで10試合に登板し3勝5敗、防御率3・59。3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では3大会ぶりの世界一に貢献したが、チームに合流後は投球フォームの微妙なズレに悩んだ。「ちょっと速い球を投げようという意識が強すぎて、どうしても体のバランスであったりとか、フォームのばらつきであったり、そういうところが目立った。徐々にですけど良くなってきているので、後半(戦)はそこを継続してやっていければいい結果につながってくるかなと思います」まずは、目の前の巨人戦で勝利を呼ぶ好投をすることが第一。「何とか1点でも少なく抑えられれば」と誓った。

◆巨人は、16日のヤクルト戦にメンデス投手(28)が先発する。前回9日のDeNA戦(東京ドーム)では自己最長の8回を投げ、4安打無失点。勝敗はつかなかったが、2試合連続でクオリティスタート(6回以上、自責点3以下)を達成する好投を見せた。初対戦となるヤクルトから2勝目を狙う助っ人左腕は「積極的な投球をしていきたい」と闘志を燃やした。

◆ヤクルトは0―1の四回に内野ゴロの間に同点とし、中村のスクイズで勝ち越した。六回にはオスナのソロで加点。ピーターズは7回3安打1失点で4勝目を挙げた。田口が21セーブ目。巨人の井上は試合をつくれず、チームは3連敗。

◆ヤクルトは0―1の四回に内野ゴロの間に同点とし、中村のスクイズで勝ち越した。六回にはオスナのソロで加点。7回3安打1失点で4勝目を挙げたピーターズのヒーローインタビューは以下のとおり。--4勝目を挙げた今の気持ち「今、とてもすごくいい気分です。(捕手の)中村選手もいいリードしてくださって、バックの皆さんもいい守備をしてくださって、いいピッチングができました」--中村のリードはどんなところが良かったか「きょうは七回まで中村選手の好リードで、導いていただきましたし、首振ることはほとんどなく、いいリードをしていただきました」--4勝はすべて本拠地・神宮球場「ヤクルトファンの皆様、ホームのファンの皆様のおかげで、ここまで勝ててます。これからもビジターでも応援よろしくお願いします」--日本語でぜひファンにメッセージを「ガンバリマス」

◆ヤクルトは0―1の四回に内野ゴロの間に同点とし、中村のスクイズで勝ち越した。六回にはオスナのソロで加点。ピーターズは7回3安打1失点で4勝目を挙げた。田口が21セーブ目。お立ち台に上がった中村のインタビューは以下のとおり。--ナイスリード「非常に緩急もうまく使えましたし、ピーターズもストライク先行で、投げてくれたので、リードがうまくできました」--四回、スクイズの場面「顔に当ててでも前に転がしてやるっていう気持ちで。それぐらいの気持ちで、食らいつきました」--巨人との3連戦初戦を取った「オールスターブレイク前の最後の3連戦。最低でも勝ち越しとみんなでも言ってましたんで、その大きな初戦を取ることができて、本当によかったです」--今シーズン最多、3万人近い観客が入った「明日、明後日と相当暑いみたいですけれども、熱中症対策を十分にして、明日も熱い応援よろしくお願いします。そして、個人ではあるんですけど、僕の親父の会社が慰安旅行として、きょう見に来てくれたんで。でも応援は三塁側にしてたんで、ヤクルトファンなんかな?と思って。でも今日はね、せっかく田舎から出てきてくれて、いいところを見せられたんで良かったです」

◆巨人は打線が散発3安打と沈黙し、3連敗。貯金をすべて吐き出し、3位・広島がDeNAに勝利したため前半戦の4位ターンが決まった。ヤクルトの先発左腕・ピーターズの前に三回に吉川尚輝内野手(28)の3号ソロで先制したが、秋広、岡本和、大城卓のクリーンアップが無安打と鳴りを潜め、3試合連続で1得点以下に終わった。大久保打撃チーフコーチは「何だか迷って打席に立っている気がします。それも含めて俺が悪い」と攻略の糸口を見いだそうともがく選手たちをかばった。その上で「中軸に1本も出ないというのは打線にならない。毎日1点、2点じゃ勝てない」と話した。

◆巨人のドラフト1位・浅野翔吾外野手(18)=高松商高=がデビューから3打席連続三振を喫した。1-2の六回に代打で出場。ヤクルト先発・ピーターズの前に空振り三振に倒れた。プロ初出場した8日のDeNA戦では、代打から途中出場し、2打席連続三振。3打席連続でバットは空を切ったが、積極性を見せたホープは「三振はしたんですけど、前よりは良い感覚というか、しっかりと振れていた。そんな簡単な世界ではないと思うので、少しずつやっていければ」と前を向いた。

◆巨人は逆転負けで3連敗を喫した。6月10日以来の貯金ゼロとなり、前半戦2試合を残して4位ターンが確定。最近7試合中、1得点以下が5度目となった打線に原辰徳監督(64)は「みんなで打破するしかないよね」と険しい表情だった。わずか3安打。ピーターズに7回で8三振を喫し、得点は吉川の3号ソロのみ。適時打は11日の広島戦の七回を最後に30イニングも出ていない。この日は秋広、岡本和、大城卓の中軸が計11打数無安打に封じられ、大久保打撃チーフコーチは「中軸に1本も出ないと打線にならない。それも含めて俺が悪い」と責任を背負った。正遊撃手の坂本が右脚の肉離れで戦列を離れている中、この日は中田翔が上半身のコンディション不良を訴えたとみられ、ベンチから外れた。13日の広島戦でスイングして左手を痛めたブリンソンも出場せず。戦力がそろわない今こそ、中軸の奮起が求められる。(谷川直之)

◆ヤクルトは球宴前最後の3連戦となった初戦で白星スタートを決めた。先発のディロン・ピーターズ投手(30)が7回3安打1失点で4勝目をマーク。打っては1―1の四回1死二、三塁で中村悠平捕手(33)が勝ち越しのスクイズを決めた。高津臣吾監督(54)の主な一問一答は以下の通り。――大きな1勝となった「この3試合でオールスター前のゲームがすべて終わるということで、すべてを出し尽くしたいと。この3試合に全部を出して少しだけ休憩があって後半戦に入っていきたいという気持ちで、この3連戦の初戦はすごく大事にしていました。そういう意味ではいい形で試合を進められたのかなと思います」――ピーターズ「良かったですね。まずコントロールに苦しむことがなかった。四球も一つで、球にも力がありましたし、非常に制球よくいい投球ができたんじゃないかなと思います」――四回は主軸で満塁を作ってスクイズも絡めて逆転した「ゲームの流れの中の得点であったり、作戦なので、まあ何とも言えないですけど、その時の状況だったり、いろんなことが絡むので次は同じことがあったらやるかどうかはわからないですけど、やっぱり1点でも勝ち越して、いい状況で中盤を迎えたいという気持ちは強かったです」――中村へのバントは信頼している「みんな信頼しています(笑)」――オスナがソロ。巨人の新外国人から初対戦で仕留めた「もう会心じゃないですか。素晴らしい当たりでしたね。その1点というのが非常に大きくて、なんとか1点、どうにか1点と思いながら。一振りで1点をとってくれたので、非常に大きなホームランだったと思います」――七回のバント失敗などの攻撃はもったいなかった「大反省ですね。よくできたところと、ちょっと大きな反省、ミスが出ました」――巨人とは乱打戦が神宮では多かったが、救援陣もしっかりと抑えて引き締まった試合になった「でも、ピーターズじゃないですか。七回まで3安打でホームラン1本に抑えてゲームを作ったので、やっぱりそこが一番大きいと思いますね。そういう先発ピッチャーがしっかりとゲームメークをすれば後ろにはしっかりとしたリリーフがいますので、こういう展開にはなってもおかしくないと思います」――守備もよく並木や元山が良く守った「元山もよく守りましたし、外野手もよく守りましたし、やっぱり取れるアウトをしっかりと取って。最初のアウトから3つ目のアウトを重ねていくのがすごく大事だなと思いますね」――守り抜く野球ができた「確かに派手さはいらないといったらあれですけど、地味でもアウト一つでもバント一つでも点が取れるように点を防げるように、もっともっと鍛えていかないといけないなと思いますね」――清水、田口がきっちりと抑えてくれるのはありがたい「そうですね。多少の調子の波はあるんですけど、しっかりと体をケアして、自分の持ちイニングをしっかりと守り切ってくれるすごく頼もしい2人だと思いますね」

◆セ界を代表するクローザーだ!! セ・リーグ5位のヤクルトは15日、巨人11回戦(神宮)に3―1で勝利。2点差の九回は今季から抑えを務める田口麗斗(かずと)投手(27)が三者凡退で締め、リーグ2位の21セーブ目をマークした。19日から始まる「マイナビオールスターゲーム2023」にも出場する守護神の安定感ある投球で、11年目を迎えた「TOKYO燕プロジェクト」の初戦を勝利で飾った。鮮やかな緑色で埋め尽くされた神宮球場のボルテージは、最高潮に達していた。2点リードの九回。守護神・田口が三者凡退で抑えて21セーブ目を挙げ、笑顔を見せた。「1つ上の順位(4位)の相手なので、何とか食らいついて、みんなで差を詰めたいというところでもあったので、本当に最後勝ちで締められてよかったと思う」巨人3連戦は「TOKYO燕プロジェクト」として開催され、この日が初戦。「さあ、ミドれ。」の合言葉とともに黄色ならぬ、〝緑色〟の声援が、チームのムードメーカーでもある田口の背中を押した。先頭・丸を直球で左飛に打ち取ると、シーズン初対戦となった秋広は5球連続で外角を攻め、最後は内角のスライダーで見逃し三振。最後は主砲・岡本和を直球で中飛に抑えた。古巣の主力を完璧に封じた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
45343 0.570
(↓0.007)
-
(-)
61300
(+4)
250
(+6)
40
(-)
40
(-)
0.237
(-)
2.810
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
43362 0.544
(↓0.007)
2
(-)
62305
(+1)
281
(+2)
57
(-)
18
(-)
0.252
(↓0.002)
3.190
(↑0.01)
3
(-)
広島
45380 0.542
(↑0.005)
2
(↑1)
60288
(+2)
278
(+1)
53
(+1)
42
(+1)
0.246
(-)
3.090
(↑0.02)
4
(-)
巨人
40401 0.500
(↓0.006)
5.5
(-)
62286
(+1)
292
(+3)
91
(+1)
26
(+1)
0.247
(↓0.001)
3.460
(-)
5
(-)
ヤクルト
33462 0.418
(↑0.008)
12
(↑1)
62277
(+3)
308
(+1)
67
(+1)
43
(-)
0.233
(↑0.001
3.540
(↑0.03)
6
(-)
中日
33472 0.413
(↑0.008)
12.5
(↑1)
61240
(+6)
272
(+4)
38
(-)
25
(+1)
0.241
(↑0.001)
2.940
(↓0.01)