ソフトバンク(★2対3☆)オリックス =リーグ戦13回戦(2023.07.15)・福岡PayPayドーム=
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ORIX
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ソフトバンク
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勝利投手:山本 由伸(9勝3敗0S)
(セーブ:宇田川 優希(2勝0敗1S))
敗戦投手:有原 航平(3勝2敗0S)

本塁打
【オリックス】頓宮 裕真(11号・6回表ソロ)
【ソフトバンク】三森 大貴(2号・7回裏ソロ)

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◆オリックスは1回表、頓宮が適時打を放ち先制に成功する。その後は6回に頓宮のソロ、9回には野口の適時二塁打が飛び出しリードを広げた。投げては、先発・山本が8回1失点9奪三振の快投で今季9勝目。敗れたソフトバンクは、打線が最終回に1点差まで迫るも及ばなかった。

◆ソフトバンクは現在6連敗中。今日のオリックス戦で黒星を喫すれば2年ぶり7連敗となるが、この連敗中の得点は7月8日楽天戦から1→1→1→2→2。今日も2点以下で6試合連続2点以下だと、97年8月10~16日(2→2→2→2→1→2)以来、球団26年ぶりの貧打記録となってしまう。難敵のオリックス山本を攻略して不名誉記録を回避できるか。

◆お笑いコンビの博多華丸・大吉が、「鷹の祭典2023」のセレモニアルピッチを行い、24年2月10日にペイペイドームでスペシャルライブイベント『博多華丸・大吉 presents 華大どんたく』を開催すると発表した。チケット販売は8月下旬に詳細を発表。華丸と大吉は「大阪や東京よりも大きなイベントになると思います。楽しみにしてください」と告知した。サブタイトルは「愛と人脈の総力戦」となっており、出演者に関しては「33年の芸人生活で培った人脈をフルに使いますので、お楽しみに!」と話した。セレモニアル・ピッチは華丸が行い、ワンバウンド投球。「ブルペンでもダメだったので(今日の先発は)有原投手に代わってもらいました。藤本さんからは『いけるところまでいけ』と言われたんですけどね。今日はちょっと有原さんに...ということを僕からお願いしました」と、笑いを誘った。

◆/今日は首位打者の独擅場\攻め倦ねた有原から中盤に貴重な追加点頓宮裕真の昨季に並ぶ11号HR???#プロ野球(2023/7/15)??ソフトバンク×オリックス??Live on DAZN#DAZNプロ野球#Bs2023 pic.twitter.com/w5mPmx2i8X

◆ソフトバンクが本拠地ペイペイドームでジェット風船の応援を4年ぶりに復活させた。広島に続き2球団目。風船2つと専用の空気入れポンプ1本をセットにして販売し、先着5000人には無料配布した。7回裏。「いざゆけ若鷹軍団」の曲とともに、風船が揺らいだ。発射前に"あるある"だった破裂音も復活。ソフトバンクのラッキーセブンの攻撃開始と同時に「鷹の祭典2023」仕様のエメラルド風船が舞い上がった。ジェット風船は新型コロナの感染対策で、3年間中止になっていた。飛沫(ひまつ)拡散を抑えるために風船をふくらませるポンプをつける対策を立てた。

◆/エース攻略の第一歩\鷹の祭典に強い軍師が魅せた三森大貴の2号ソロHRで反撃開始???#プロ野球(2023/7/15)??ソフトバンク×オリックス??Live on DAZN#DAZNプロ野球#sbhawks pic.twitter.com/yDsdurO9Th

◆オリックス山本由伸投手(24)が8回6安打1失点9奪三振の好投で、両リーグトップ9勝目を挙げた。1点の援護を受けた初回、先頭の中村晃に右前打を浴びるも後続を3者凡退。2、3回は危なげなく3人で攻撃を終わらせた。4回は牧原大、近藤の連打で無死一、三塁のピンチも、続く4番柳田を154キロ直球でつまらせ左飛。栗原は初球のフォークで一ゴロに打ち取り、三本間で挟殺すると、最後はデスパイネを157キロの直球で見逃し三振に仕留めた。打線は初回2アウトから一、二塁のチャンスをつくると、5番頓宮裕真捕手(26)が有原のツーシームを捉えて先制の右前適時打。6回には11号ソロで追加点を奪う活躍を見せた。山本と頓宮は岡山県の実家が隣同士。「おとなりさん」が投打の活躍で勝利に導いた。

◆ソフトバンクが7連敗を喫した。2年ぶりだが、引き分けを挟まずとなれば08年以来15年ぶりの屈辱。「鷹の祭典2023」は東京、大阪、北九州開催に続いて本拠地ペイペイドームでも勝てず、このイベントも昨季から7連敗となった。0-1の4回に無死一、三塁の好機をつくったが無得点。4番柳田が左飛、5番栗原が一ゴロ、6番デスパイネが見逃し三振に倒れた。1-3の9回は無死一、二塁もデスパイネが三ゴロ併殺。三森が右前適時打を放ったが、あと1点及ばなかった。先発の有原は7回2失点と粘ったが、打線の援護がなかった。さらにこの連敗中の得点は7月8日楽天戦から1→1→1→2→2→2。6試合連続2点以下は、97年8月10~16日(2→2→2→2→1→2)以来、球団26年ぶりの貧打記録となった。

◆オリックス山本由伸投手(24)が8回6安打1失点9奪三振の好投で、両リーグトップ9勝目を挙げた。 「立ち上がりからなんとか0点で入れたんで、途中1点差に迫られましたけど、なんとか集中して投げられたのが良かったと思います」1点の援護を受けた初回、先頭の中村晃に右前打を浴びるも後続を3者凡退。2、3回は危なげなく3人で攻撃を終わらせた。4回は牧原大、近藤の連打で無死一、三塁のピンチも、続く4番柳田を154キロ直球でつまらせ左飛。栗原は初球のフォークで一ゴロに打ち取り、三本間で挟殺すると、最後はデスパイネを157キロの直球で見逃し三振に仕留めた。ソフトバンクと前回対戦した6月23日(ペイペイドーム)は、6回4失点で3敗目。「前回負けていましたし、上位を争っているチームなので、すごく気合が入っていました」。見事にリベンジを果たした。前半戦最後の3連戦で、しっかりカード頭を取った。ヒーローインタビューでは白星を競い合うチームメート、16日先発の宮城大弥投手(21)へのバトンも忘れなかった。「応援していただいたおかげで、最後もしっかり粘って勝つことができたと思います。明日、宮城が勝たないと3連勝はないので、宮城の応援よろしくお願いします。また頑張ります」。エースが連勝の道筋を作った。

◆前半戦最後のマウンドで、エースの無邪気な笑みがはじけた。オリックス山本由伸投手(24)が8回6安打1失点9奪三振の好投で、両リーグトップ9勝目を挙げた。「前半はすごくいい力感でなんとか打ち取っていけた。後半は失速することなく、しっかり力強いピッチングができたのが良かったと思います」。4回2死一、二塁で、デスパイネをこの日最速157キロの直球で見逃し三振に仕留めるなど、要所を抑える安定感が光った。WBCに出場し例年とは異なる調整となった今季。左足を上げない新フォームにも挑戦した。試行錯誤を繰り返し、開幕直後こそ黒星が続く時期もあったが、気づけば勝ち星争いをけん引。「良くないピッチングも何試合かありましたけど、今はすごく状態が良くなってきてますし、もっともっといいボールが投げられそうな感覚もあります」。充実感をにじませると、いたずらっぽく笑った。2番手で9回に登板し、1点差に詰め寄られた山崎颯は同期入団。「同い年の投手がしっかりしてほしいなって思います」とにやり。ヒーローインタビューでは「明日、宮城が勝たないと3連勝はないので、宮城の応援よろしくお願いします」。白星争いをするチームメート、16日先発の左腕にジャブを打った。「一応、ライバルじゃないっていうのは伝えています(笑い)」。屈託なく言えるのも、チームの雰囲気がいいからこそだ。優勢でも劣勢でも。山本はマウンドを降りた後は必ず、ベンチの最前列でエールを送る。「どんな状況でも最後まで応援するのは当たり前のこと。最後までどうなるか分からないので」。野球を始めた頃から何年たっても変わらない姿。明るくひたむきなエースが、3連勝締めの道筋をつけた。【磯綾乃】

◆負の連鎖は止まらなかった。3位ソフトバンクの連敗は2年ぶりに7まで伸びた。引き分けを挟まない連敗では15年ぶりの屈辱。首位オリックスとの3連戦初戦を落とし3・5ゲーム差となり、前半戦の首位ターンは消えた。1点差を追う4回に無死一、三塁としたが4番柳田、5番栗原、6番デスパイネの中軸が凡退。3連休の初日、大歓声のペイペイドームが数分間でため息に変わった。2点差を追った9回は無死一、二塁でデスパイネが三塁へ痛烈なゴロを放つも併殺。その後三森が右前適時打を放っただけに、痛かった。藤本監督は「デスパがちょっとブレーキになってるというかね。同点より逆転を狙ったから打たせたんですけど、それは仕方がない。いい当たりやったけどね」と責めることはなかった。オリックス山本を攻略できず、球団26年ぶりの6試合連続2点以下。2-3の9回2死一、二塁で川瀬の痛烈に引っ張った打球は一直となり、ヘルメットをグラウンドにたたきつけて悔しがった。指揮官は「ハードラックな当たりだった。連敗中ということでツイていのか。川瀬の当たりでも、デスパイネの当たりでもねいい当たりだったけどね」。運を味方につけることはできなかった。恒例の「鷹の祭典」は昨季から7連敗。今季は東京、大阪、北九州に続いて本拠地でも勝てなかった。藤本監督は「9回のつながり、あれをもっと早い回でやっていこうという気持ちで」。強いホークスが見たい。【只松憲】ソフトバンク三森が3安打2打点と気を吐いた。2点差の7回に山本から右翼席へ2号ソロ。高めに浮いたフォークを逃さなかった。「とにかく出塁して、つなぐことだけを考えました。結果的にホームランと最高の形となって良かったです」。2点差の9回2死三塁では右前適時打。藤本監督も「状態がよくなってる。タイミングが取れてきてる」とうなずいた。5勝でチーム勝ち頭のソフトバンク東浜が、16日のオリックス戦(ペイペイドーム)に先発する。前回8日楽天戦は4回途中6失点でKO。前半戦ラスト登板に向けて「前回ああいうピッチングをして、悔しい思いのまま1週間を過ごした。その思いを晴らすには試合しかない。しっかり1イニング1イニング投げていきたい」と雪辱を誓った。

◆オリックス・山本由伸投手は8回6安打1失点で、両リーグトップの9勝目。要所で9三振を奪った。宇田川がプロ初セーブ。頓宮が一回に先制の適時打、六回には11号ソロを放った。ソフトバンクは四回など逸機が響き、7連敗となった。

◆ソフトバンクは首位オリックスに競り負け、2年ぶりの7連敗で、ゲーム差は3・5に広がった。7回2失点で降板した先発の有原航平投手(30)は広報を通じて「今日のような試合で先制点を取られてはいけなかった。二回以降は切り替えて投げることに集中しました。六回(頓宮に被弾)は、ホームランだけは絶対に避けなければいけない場面だっただけに悔しい。本当に申し訳ないし、反省しないといけない」とコメント。チームは1-3の九回に1点を返すも及ばず、有原は2敗目(3勝)を喫した。

◆オリックスの頓宮が2打点で勝利に貢献した。一回は2死一、二塁から速球に詰まりながらもしぶとく右前への先制適時打。六回には甘く入った変化球を捉え、自己最多に並ぶ11号ソロで貴重な追加点を挙げた。岡山県の実家が隣同士だという山本を援護し「先発投手を勝たせられて良かった」と胸を張った。好調を維持し、打率を3割2分4厘に上昇させた。打率リーグトップでのシーズン折り返しも見えてきたが「(シーズン)最後まで出られるように、必死にやっている」と慢心なく足元を見詰めた。

◆オリックスの宇田川がプロ初セーブを挙げた。九回、1点差に迫られなお2死一、二塁のピンチで登板し、川瀬に4球目のフォークボールを捉えられたが、一直でゲームセット。「縮こまったりびびったりするのは嫌だった。しっかり勝負にいけた」と笑った。昨季後半に台頭し、3月にはワールド・ベースボール・クラシックにも出場。今季はコンディションが上がらず、4月下旬から2カ月近く2軍で調整した。「まだ状態がいいとは言えないけど、最近は自分の投球ができている」と自信をつけてきた様子だ。

◆「鷹の祭典」を「由伸の祭典」に変えた。打者も打席内で立ち尽くすほど、圧巻の一言。どれを取っても背番号18の存在感が際立った。オリックス・山本が8回6安打1失点でソフトバンク相手にリベンジ。リーグ単独トップの9勝目を手にし、球宴へ向かう。「前回、負けていましたし、上位を争っているチームなので、すごく気合が入っていました」前回対戦の6月23日は6回4失点で黒星。今度は負けられないという気持ちが全身にみなぎった。1-0の四回に無死一、三塁のピンチを背負うも、デスパイネに対し外角へ157キロをズバッ。糸を引いた速球で見逃し三振に封じ込めた。2-0の七回に三森に今季2本目の被弾を許して1点差に詰め寄られたが、冷静さは失わない。100球を超えても150キロ後半の速球で八回を三者三振に仕留めた。この日、ペイペイドームでは今季初の「鷹の祭典」が開催。球場一体がエメラルドグリーンに染まった。4年ぶりにジェット風船も復活し、6連敗中のソフトバンクを後押しすべく盛り上がりを見せたが、主役は山本だった。14日にはファンによるプラスワン投票で球宴に選出され、1日遅れの御礼星を挙げた。前半戦は12試合に登板し9勝。昨季の10勝には届かなかったが、レベルの高い投手陣の先頭に立っている。「何とか戦力になれるように必死にやってきたので、ここからあと半分、頑張りたいと思います」チームは今季最多タイの貯金15とした。優勝争いが激化していく後半戦も、エースとしての期待を一身に背負ってマウンドに立つ。(北池良輔)

◆オリックス・頓宮裕真捕手(26)が昨季の自己最多に並ぶ11号ソロなど2打点で山本を援護した。「先発投手を勝たせられたので、よかったです」。一回2死一、二塁から右前への先制打を放つと、1-0の六回2死では、有原の変化球を捉え、左中間のテラス席にほうりこんだ。打撃に磨きがかかり、打率・324で首位打者だが、「最後まで出られるように、必死にやっていきます」と慢心はない。

◆3-2の九回2死一、二塁から3番手としてマウンドに上がったオリックス・宇田川優希投手(24)は、代打・川瀬を一直に抑え、プロ初セーブを挙げた。「負けたくなかったんで、自分の投球をして抑えると思って投げました」。昨季後半に台頭し、今年3月にはWBCにも出場した右腕。記念すべき日を山本、山崎颯との同級生のリレーで完結し、「そこで初セーブができたのはうれしいです」と白い歯をみせた。

◆待ちに待った球宴がやってくる。首位を走る勢いそのままに、オリックスからはパ・リーグ最多となる8選手が出場を予定。プロ野球ファンの心をがっちりつかんでいる。「選ばれることもすごい。すごい選手がいっぱいいる中でいろいろ経験したい。いつも通り自分らしいピッチングをできればいい」そう語るのは、中継ぎ部門で初選出となる山崎颯一郎投手(25)。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表にも選出された右腕は、5月22日から始まったファン投票の中間発表でトップに立ってから、一日も首位を譲らず、54万8265票を集めて、2位のモイネロ(ソフトバンク)に約23万票の差をつけた。山崎颯と言えば、女性ファンによる球団イベントのオリメン投票でも1位を獲得するなど、チームきってのイケメン。野球以外では、「夏でも乾燥するので、乾燥しないように」と美意識は高い。テレビの全国中継で顔がアップで映されることにも触れ、「スキンケアはちゃんとしようかな」と対策は怠らない。今季、ここまでチーム最多の34試合に登板し、5月7日の西武戦(京セラ)から21試合連続無失点だったが、15日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)では、2点リードの九回に登板し、?回を1失点。ただ、防御率1・57とブルペン陣の屋台骨を支えている。「お祭りっちゃ、お祭りなんで。楽しくできたらいいな」「吹田の主婦」として名をはせている若き剛腕。胸を躍らせる祭典は19日(バンテリンドーム)、20日(マツダ)に開催。日本を代表する選手が集結する日が楽しみだ。(北池良輔)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
47322 0.595
(↑0.005)
-
(-)
62315
(+3)
260
(+2)
67
(+1)
28
(-)
0.256
(-)
3.030
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
42304 0.583
(↑0.006)
1.5
(-)
67274
(+9)
265
(+7)
51
(+1)
46
(-)
0.232
(-)
3.300
(↓0.03)
3
(-)
ソフトバンク
43352 0.551
(↓0.007)
3.5
(↓1)
63297
(+2)
276
(+3)
56
(+1)
35
(-)
0.248
(-)
3.210
(-)
4
(-)
楽天
37431 0.463
(↓0.005)
10.5
(↓1)
62277
(+7)
325
(+9)
66
(+1)
61
(+1)
0.235
(↑0.001)
3.570
(↓0.08)
5
(-)
日本ハム
35480 0.422
(↓0.005)
14
(↓1)
60263
(-)
263
(+1)
62
(-)
48
(-)
0.229
(↓0.001)
2.850
(↑0.02)
6
(-)
西武
33471 0.413
(↑0.008)
14.5
(-)
62226
(+1)
278
(-)
53
(-)
49
(-)
0.229
(-)
3.090
(↑0.04)