巨人(★1対6☆)広島 =リーグ戦15回戦(2023.07.13)・東京ドーム=
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広島
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巨人
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勝利投手:大道 温貴(1勝0敗0S)
敗戦投手:ビーディ(0勝5敗1S)
  DAZN
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◆広島は1点を追う6回表、松山の適時打で同点とする。そのまま迎えた延長11回には、坂倉と堂林の適時打で一挙5点を奪い、勝ち越しに成功した。投げては、6番手・大道が2年ぶりの白星。敗れた巨人は打線が中盤以降の好機を生かせず、延長11回に救援陣が崩れた。

◆NHK連続テレビ小説「らんまん」東京編にも出演中の俳優・山谷花純(26)が、始球式でワンバン投球を披露した。12月生まれに加えて「1番の横に並び1番という主役を立てる2番が好きだから」と背番号12の巨人のサードユニホームを着用し、オレンジのカーゴパンツ姿でマウンドへ。ワインドアップで長い黒髪をなびかせながら、低い軌道でワンバウンド投球を見せた。やや悔しそうな表情を浮かべながらも、場内に繰り返し礼をしてベンチへ。捕手を務めた中山と握手をして、拍手に包まれながらグラウンドを後にした。「球場の熱量の中投げるのは、これまで経験したことない新しい感覚でした。初めてにしては、よく飛んだと思うので60点です」と自己採点した。

◆巨人戸郷翔征投手(23)がアクシデントに見舞われた。同点の7回先頭、広島小園の投ゴロがワンバウンドで右膝付近を直撃。こぼれたボールをすぐに拾って一塁に送球。投ゴロに仕留めるも、苦悶(くもん)の表情を浮かべた。阿波野投手チーフコーチが、心配そうにマウンドに駆け寄るも、足を引きずりながらベンチ裏に治療に下がった。それでも数分後にはベンチ裏からダッシュでマウンドへ。投球練習して状態を確認して続投。羽月を遊ゴロに仕留め、大盛には左中間への二塁打を浴びるも、2死二塁から代打田村を空振り三振に仕留め、無失点でしのいだ。7回の打席で代打中島が送られ、109球を投げて7回7安打1失点で降板。「先制点をもらいながら、粘り切れなかったことが悔やまれます。次に向けてしっかりと調整したいです」と前を向いた。勝てばハーラー単独トップの9勝目で、17年大谷(日本ハム)以来、球団では89年桑田以来となる高卒5年目以内の通算40勝目だったが、3試合連続で勝ち星から遠ざかることになった。

◆巨人高梨雄平投手(31)が自らのバースデーを3者連続三振で祝った。同点の延長10回に4番手で登板。先頭の広島羽月から146キロ直球で見逃し三振を奪うと、続く代打堂林を146キロシュートで空振り三振。最後は菊池涼を145キロ直球で空振り三振に仕留め、「おっしゃー!」と喜びながらベンチへ下がっていった。この日は高梨の31歳の誕生日。試合前には「もうおじさんになっちゃいました」と話していた変則左腕が、11日の同戦からの3連投起用に応える好投を披露した。

◆/重苦しい試合を動かした正捕手のバット\坂倉将吾が綺麗なセンター返し延長11回に勝ち越しタイムリー?????プロ野球(2023/7/13)??巨人×広島??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/WAL85D95yI

◆広島が延長戦を制して連勝で4位巨人とのゲーム差を2・5に広げた。両先発の投手戦。先発九里は4回に先頭岡本の二塁打から1死一、三塁とし、吉川尚に先制犠飛を許した。それでも追加点を許さず、5回も3者凡退に抑えた。1点を追う6回の打席で代打が送られ同点に追いつくと、6回から勝ちパターンを投入。ターリー、栗林、島内、矢崎と9回までピンチを招きながらも無失点でバトンをつないで延長戦に入った。10回裏も6番手大道が3つのフライアウトで巨人の攻撃を退けると、直後の11回に勝ち越した。2死二、三塁から坂倉が中堅前にはじき返して、2点を勝ち越し。さらに2死満塁から堂林の左中間への走者一掃3点二塁打で一挙5点を奪って、巨人を突き放した。

◆すぐそこに見える巨人の勝ち越し点が果てしなく遠かった。同点の8回無死一、二塁で岡本和が遊ゴロ、なお1死一、三塁で大城卓が二飛、さらに2死満塁で吉川が遊ゴロと走者が停滞した。9回は門脇のバント安打から1死二、三塁のサヨナラの絶好機も秋広、中山が凡退した。原監督は「見ての通り、1本というのがなかなか出てないというところですね。投手がよく頑張ってると思いますよ」と決定打を欠いた打線を敗因に挙げた。赤ヘルの壁に浮上の行く手を阻まれている。今季の広島戦はここまで5勝10敗で大きく黒星が先行。4月に勝ち越した以来、同一カードの負け越しが続いている。「このところカープとずっとだよね。ここって時になんとなく出ませんね。もう少しなんていうか...研究する必要があるでしょうね」と後半戦に向けて対策をチーム全体に促した。4位広島とは2・5ゲーム差に拡大。貯金はいよいよ1つとなった。前半戦最終カードとなる15日からのヤクルト3連戦が正念場となる。【為田聡史】

◆巨人門脇誠内野手が、遊撃守備&小技で攻守に躍動した。同点の9回無死一塁、広島坂倉の痛烈な当たりを下がりながら冷静にさばいて、1回転しながら二塁へ送球して併殺を完成させた。9回先頭では一塁前へ絶妙なセーフティーバントを決め、ボールが悪送球となる間に二塁まで進塁。奇襲成功に原監督は「非常に頭を使った、いいメークチャンスだった」と称賛した。

◆巨人には"眠りの神様"がいる。戸郷翔征投手(23)が中5日のマウンドで7回7安打1失点。7回は先頭小園の打球が右膝に直撃するアクシデントにも耐えて続投した。2死二塁のピンチでは代打田村を低め132キロフォークで3球三振に仕留めた。チームは延長11回で競り負け、「先制点をもらいながら、粘り切れなかったことが悔やまれます」と反省するが、前半戦最後の登板で、しっかりゲームメークした。「一瞬で寝付けるんですよ」と笑顔で胸を張る。寝室に入り、電気を消し、目を閉じると、すぐ熟睡モードに入れる。約1年半前に退寮し、引っ越すのタイミングで、気に入った大塚家具の寝具一式を購入。布団は夏冬兼用の羽毛で、エアコンで室内の温度の調整する。音楽はかけず、無音の状態で布団にくるまれば、朝になっている。今季2度目の中5日での登板だった。ハーラートップタイの8勝をマークし、1試合平均115球を投げ、フル回転してきた。「寝ることが一番なので。時間があれば、常に寝るように」が疲労回復の流儀。間隔を詰めたマウンドも、日ごろの快眠により疲れスッキリで、109球を投げた。【上田悠太】

◆広島が延長11回に大量点を奪い、巨人に連勝した。2死二、三塁から坂倉が中堅へ2点勝ち越し打。さらに2死満塁で、堂林が左中間二塁打で走者を一掃した。新井監督は開口一番「すごい試合だったね」と興奮を隠せなかった。坂倉は捕手としても再三のピンチで投手陣をもり立てており、同監督は攻守の活躍に「彼は想像を超えるペースで成長してくれている」とうれしそうに話した。▽広島堂林(延長11回に3点二塁打)「僕自身、結果が出ていなかったので、何とか打ちたかった場面ですし、前の羽月も必死につないでくれたので、結果で応えられて良かったです」

◆広島新井貴浩監督(46)が想定したゲームプランを選手が実行した。先発九里から中継ぎ6投手をつないで最少失点にしのぐと、11回に得た得点機を生かして一挙5得点。4番西川が離脱して得点力が落ちる中、ロースコアに持ち込む戦術で粘り勝った。5回まで2安打1失点の九里を代えた。すでに6勝を挙げ、球宴出場も決めている先発の柱の1人。球数もまだ74球だった。新井監督は「今日は少々のビハインドの展開でもブルペン(勝ちパターン)行くぞと伝えていました」とプランを明かす。前日までの2試合は勝ちパターンを1人も使わず、翌日は休養日。総動員できる状況を生かした。離脱した西川だけでなく、11日に死球を受けた菊池も代打での出場が精いっぱい。スタメンだけでなく、選手交代のベンチワークも難しい状況。投手戦に持ち込み、勝機をうかがう戦術を選んだ。6回は2死一、二塁。8回は1死一、三塁。9回も1死満塁と、ピンチの連続だった。それでも本塁を踏ませなかった中継ぎに「耐えて、耐えて、つないで、最後の勝ちにつながった」と指揮官は称賛をおしまなかった。攻撃ではこれまで早めの交代策が目立った新井監督がこの日は動かず、得点機を探った。粘って持ち込んだ延長11回が勝負どころ。先頭死球から野間のエンドラン、秋山のバントが内野安打となって無死満塁とした。2死二、三塁と局面が変わるも、坂倉の中前2点適時打で勝ち越し、さらに堂林の3点二塁打で試合を決めた。主力を欠きながら4位巨人に連勝し、ゲーム差を2・5に広げた。新井監督は「戦いながら強く、戦いながら成長していると思います。球際が開幕の頃と比べて明らかに強くなっている。見ていてうれしいですし、頼もしい」と目を細める。1ゲーム差で追う2位DeNAとの3連戦へ、弾みをつけた。【前原淳】▽広島九里(先発して5回1失点)「相手に先に点を与えてしまった。そこをどうにか粘れれば良かった。中継ぎの投手がいい投球をして抑えてくれた。何とかチームが勝てて良かった」▽広島大道(延長10回を3者凡退に抑えて今季初勝利)「僕は自分ができることをやるだけ。今日は結果的に3人で抑えることができて良かった」

◆広島が延長戦を制して連勝で4位巨人とのゲーム差を2・5に広げた。先発九里が5回1失点に抑え、6回からは継投策。中継ぎ陣6投手が最少失点でつないだ。11回2死二、三塁から坂倉が中堅前にはじき返して、2点を勝ち越し。さらに2死満塁から堂林の左中間への走者一掃3点二塁打で一挙5点を奪って、巨人を突き放した。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。-すごい試合新井監督 すごい試合だったよね、本当に。まずは九里が中5日でしっかりと試合をつくってくれましたし、ブルペンも耐えて、耐えて、つないで、最後の勝ちにつながったと思います。-早めの継投はプラン通りか新井監督 もちろん、もちろん。今日は少々のビハインドの展開でもブルペン行くぞと伝えていましたので。-延長11回は併殺で流れが止まりかけたところで1本新井監督 よく打ちましたね、サク(坂倉)が本当に。初回からピッチャーを引っ張ってくれて、サヨナラのピンチでもすごい投手を引っ張ってくれていましたし、ワンバウンドもしっかり止めてくれて。前も言ったかも知れないですけど、捕手に戻って、彼にとっては大変なシーズンになると思ったんですけど、自分の想像をはるかに超えるペースで成長してくれているのでうれしいです。二人三脚でやっている石原コーチも、すごく喜んでいるんじゃないですか。-西川離脱後に連勝新井監督 今日も選手全員で勝ち取った勝利だと思う。龍馬の代わりというのはいないけど、そこに若い選手がどんどん出て力を付けてもらいたいなと思います。-そういうチーム状況で、こういう展開の試合を勝ち切ったことが大きい新井監督 大きいですね。いつも言っているけど、戦いながら強くなっていると思う。戦いながら成長していると思います。本当、野手にしても投手にしても球際が、開幕のころと比べて明らかに強くなっている。見ていてうれしいですし、頼もしい。-11日に右前腕に死球を受けた菊池選手が代打出場新井監督 明日また1日空く。その状態を見て、明後日(の出場が)いけるか判断したい。今日は(バットを)振れるけど、投げる方がきついということで。-いい形で前半戦最後のカードを迎える新井監督 そうだね。ラストカードになる。3つともいい投手が来ますし、1戦1戦、戦っていくだけ。

◆最高の形で後半戦に弾みをつける。リーグトップタイの8勝を挙げている巨人・戸郷翔征投手(23)が前半戦最後のマウンドに上がった。「いい結果で終わることが一番。もう1つ勝って、前半戦9勝できればいい折り返しになると思うので、そこを思いながら勝てるようにやっていければ」テンポのいい投球で、今季初対戦の広島を手玉にとった。三回までは三者凡退と上々の立ち上がり。決め球のフォークボールがさえわたり、五回まで3安打に封じ込んだ。四回に1点の援護をもらったが、この日初めて走者を三塁に背負った六回2死一、三塁で松山に同点の適時内野安打を浴びた。前回7日のDeNA戦(東京ドーム)では、WBC日本代表でともに戦った今永との投げ合い。両者譲らぬ投手戦を繰り広げる中、7回2失点の力投を見せたが、味方の援護がなく2敗目を喫した。開幕から安定した投球を見せ、自身6連勝を挙げるなどここまで8勝をマークするが、6月14日以来勝ち星から遠ざかっている。「僕の不本意な投球というのが少し見られているので、直していければ」。七回には先頭・小園が放った打球が右脚に直撃。アクシデントもあり一度はベンチに下がったが続投。2死二塁のピンチで代打・田村を3球三振に仕留めた。その裏の打席で代打を告げられ、9勝目はお預けとなったが、7回109球、7安打1失点ときっちり先発としての役割を果たした。

◆広島が1―1の延長十一回に5点を奪って試合を決めた。2死二、三塁から坂倉の中前打で2点を勝ち越し、さらに満塁として堂林が走者一掃の二塁打。大道が2年ぶりの勝利。巨人は九回1死満塁のサヨナラ機を生かせなかった。

◆巨人・原辰徳監督(64)が途中交代したルイス・ブリンソン外野手(29)について言及。左手を痛めたとみられる助っ人の状態について「バットがベストの状態で振れないということで」と説明した。「1番・中堅」で先発したブリンソンは、五回の打席で九里が投じた変化球をファウルにした際に左手を押さえて苦悶(くもん)の表情を浮かべた。一度はトレーナーとともにベンチに下がり、再び打席に戻ったが空振り三振を喫した。その後は七回まで守備についたが、その裏の打席で代打を送られていた。

◆巨人は12残塁の拙攻で2連敗を喫した。そんな中でもドラフト4位・門脇誠内野手(22)=創価大=の好プレーが光った。「8番・遊撃」で先発したルーキーは同点の九回の守備、無死一塁で坂倉の強烈なハーフバウンドの打球を左回りに体を回転させながらうまくさばいて遊ゴロ併殺に仕留めた。場内が大きくどよめくファインプレーに、原監督は二塁手、吉川も含め「あの二遊間は素晴らしいと思いますね」とたたえた。その直後の攻撃では、先頭でセーフティーバントを決め、相手の失策が絡んで二塁へ到達。後続が倒れてサヨナラ生還は果たせなかったが、門脇が試合の流れを動かしていた。打率・173ながら、攻守で勝負強さを発揮する門脇に、原監督は「あれ(セーフティーバント)なんかも非常に頭を使った、いいメークチャンスだった」と絶賛した。

◆巨人は12残塁の拙攻で2連敗。同点の八、九回ともに満塁機で無得点に終わった。原監督は延長十一回に5失点した救援陣を責めず、「『ここ』というときに(決定打が)出ませんね。もう少し(広島を)研究する必要あるでしょうね。投手はよく頑張っている」と打線の奮起を求めた。最近7カードで勝ち越しは1度のみ。貯金は「1」に減り、5勝10敗と相性が悪い3位・広島とは2・5ゲーム差に開いた。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
45333 0.577
(↓0.007)
-
(-)
62296
(-)
244
(+4)
40
(-)
40
(-)
0.237
(-)
2.800
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
43352 0.551
(↑0.006)
2
(↑1)
63304
(+4)
279
(-)
57
(+1)
18
(-)
0.254
(↑0.001)
3.200
(↑0.04)
3
(-)
広島
44380 0.537
(↑0.006)
3
(↑1)
61286
(+6)
277
(+1)
52
(-)
41
(+1)
0.246
(-)
3.110
(↑0.04)
4
(-)
巨人
40391 0.506
(↓0.007)
5.5
(-)
63285
(+1)
289
(+6)
90
(-)
25
(+1)
0.248
(↓0.002)
3.460
(↓0.02)
5
(-)
ヤクルト
32462 0.410
(↓0.006)
13
(-)
63274
(+2)
307
(+4)
66
(+2)
43
(+1)
0.232
(↓0.001)
3.570
(-)
6
(-)
中日
32472 0.405
(↑0.008)
13.5
(↑1)
62234
(+4)
268
(+2)
38
(+1)
24
(-)
0.240
(-)
2.930
(↑0.01)