ソフトバンク(★2対4☆)西武 =リーグ戦12回戦(2023.07.12)・北九州市民球場=
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西武
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ソフトバンク
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勝利投手:今井 達也(4勝2敗0S)
(セーブ:増田 達至(2勝1敗14S))
敗戦投手:板東 湧梧(3勝2敗0S)
  DAZN
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◆西武は2点を追う5回表、長谷川の適時二塁打などで同点とする。続く6回にマキノンの適時打で勝ち越すと、7回には外崎の適時打で追加点を挙げた。投げては、先発・今井が7回2失点の好投で今季4勝目。敗れたソフトバンクは、打線が3回以降は2安打と振るわなかった。

◆/レフトからレーザービーム!\先制を許した直後の好プレー鈴木将平が見事なバックホーム???#プロ野球(2023/7/12)??ソフトバンク×西武??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #seibulions pic.twitter.com/MTiHPsPRFd

◆21歳の西武長谷川信哉外野手が1軍昇格して即、結果を出した。5回、チーム初安打の中村を二塁に、四球のマキノンを一塁に置き、左中間への適時二塁打を放った。「高めに浮いた球を仕留めようと決めていたので、実行できて良かったです」。プロ3年目の今季は5月にプロ初本塁打を放ったものの、成績低下と守備ミスが重なり、7月2日に2軍再調整に。最短での再昇格となった若獅子が元気な姿を見せた。

◆最下位西武が連勝した。地方球場ならでは(?)の事態にも負けず、ソフトバンク投手陣から得点を重ねた。4回までソフトバンク板東に1人の走者も出せず。しかし5回、先頭の中村剛也内野手(39)がチーム初安打でようやく空気を変えると、長谷川信哉内野手(21)の適時二塁打などで2-2の同点に追いついた。さらに6回にはデビッド・マキノン内野手(28)が、7回は外崎修汰内野手(30)がそれぞれ適時打を放ち、リードを広げた。福岡県などに降った大雨の影響で、北九州市民球場は前日から試合開催へのグラウンド整備に追われていた。水が完全には抜けきっておらず、試合前の練習は限られた。ビジターで、しかも地方球場。西武には近隣ですぐに使用できる屋内施設もなかった。試合前の打撃練習は、一塁側内野席と右翼席の間にあるわずかな空間で、2人ずつティー打撃をするだけにとどまった。この日から1軍昇格しすぐに結果を出した長谷川信哉内野手(21)は、ティー打撃のみで試合に入ったことについて「(試合に入る)気持ち的にはそんなに良くはないですけど」としつつ「自分の中でしっかり投手をイメージしてバッティングできたので良かったと思います」とコメント。いつもと違う環境だからこそ「もっと丁寧にやっていくというのを心がけてやりました」と振り返った。松井稼頭央監督(47)は「こういう状況なので、しっかりと試合前の準備としてはいい準備をしてくれたと思いますし、逆にバッティングしなかったという少しの不安が、いい緊張感をもたらしたかもしれないし」とコメント。高山久1軍打撃コーチ(41)は「地方球場でトリッキーなことはあるけど、しっかり汗を流してくれました」と打線が試合前からしっかりと対応したことを評価していた。【金子真仁】

◆西武今井達也投手(25)が7回2失点で、4月28日楽天戦(ベルーナドーム)以来の白星となる今季4勝目をつかんだ。初回、2四球などでいきなり30球を要し、先制を許した。2回にも追加点。「ちょっとやばいなと思ったんですけど、捕手の古賀がいいリードしてくれたんで、なんとか。古賀に助けられました」。開き直って、最速155キロの直球を軸に攻めていった。「真っすぐありきの投手なんで」。その思いを表現した。試合前にティー打撃しかできなかった打線も、2巡目でソフトバンク板東をとらえた。流れに乗るように今井も4回、5回、6回と3アウト目を三振で切る。完全にペースをつかんだ。暑いのは苦手ではないものの「昔から本当、湿気のある日がダメで」という。「ちょうど5回くらいからなくなり始めました」。長い髪をサラッとさせながら7回まで投げ抜き、チームの連勝にも貢献した。【金子真仁】

◆低いライナーが正面に来た。迷う。いや、そんな時間はない。反応の世界。「最後は球際、気持ちっていうのも2軍にいる時、熊代コーチに言われたので。良かったと思います」つかんだ。グラブを上げる。二塁塁審の手も上がる。7回1死。センターを守る西武長谷川信哉内野手(21)が見事なファインプレーに成功し、ピンチの芽を摘んだ。この日、1軍に戻ってきた。適時打に好守。「うれしく思います。前回、ホークス戦で2エラーして負けにつなげてしまったので。今日、たまたま相手がホークスで、やり返しできたかなと思います」と表情にも1つの達成感が浮かぶ。7月1日のソフトバンク戦(ベルーナドーム)。長谷川が言うように、2失策を記録した。バックホームが高く浮いて本塁生還を許した場面もあった。うなだれた。それを取り返した。松井稼頭央監督(47)もたたえた。「守備にしても、ああいう思い切ったプレーも含めて、めちゃくちゃに思い切りやってもらいたい」1日の2失策は判断の迷いにも起因した。打率も下降気味。かといって、その後すぐの登録抹消に切り替え、リフレッシュの意味などはなかった。松井監督の目の色が変わった。「(登録抹消は)リフレッシュじゃないです」続ける。「そういう姿でやらないといけないし、これからそういう可能性のある選手だと思う。3年やって1人前ってよく言いますけど、まだそこにも来てないわけですから。今そういう姿でやらないといつやるんだという話なので。そういう意味では今日の姿は非常に良かったと思う。もちろんミスはあると思うけども、目の色変えてやってくれる姿が一番と思います」結果は出たが、松井監督は「自信が過信にならないように、まだまだまだまだと思って、貪欲にやってもらいたいと思います」と求めるところは高い。2日に登録抹消し、最短の12日に1軍に戻した。その事実だけでも、球団が長谷川にかける将来の期待がいかに大きいかを、雄弁に伝えている。【金子真仁】

◆この日、1軍に再合流した西武・長谷川信哉内野手(21)が適時二塁打を放った。2点を追う五回1死一、二塁からソフトバンク・坂東の初球・カットボールを左中間にはじき返し「打った瞬間、外野手の間を抜けるなと思いました。見逃せばボールだったかもしれない球でしたが、この打席は高めに浮いた球を仕留めようと決めていたので実行できてよかったです」と振り返った。なおも1死二、三塁から古賀の遊ゴロで三走が生還し、2-2の同点に追いついた。

◆西武が逆転勝ちした。0―2の五回に長谷川の適時二塁打などで追い付くと、六回はマキノンの適時打で勝ち越した。今井は直球に威力があり、7回2失点で4月28日以来の勝ち星となる4勝目を挙げた。ソフトバンクは5連敗。

◆西武の今井は7回6安打2失点で4勝目を挙げた。一、二回は制球が乱れて1点ずつを失ったが、三回以降は無四球と安定した内容に。2―2の五回2死三塁では柳田を低めのスライダーで空振り三振に仕留め、直後の勝ち越し点を呼び「昔から湿気のある日がだめで。ちょうど五回ぐらいからなくなり始めて、良くなってきた」と喜んだ。5月下旬から不振で2軍落ちしたが、今月4日に1軍に復帰し8回無失点と好投していた。復調したことを再び印象づけて、4月28日以来の白星をつかみ「裏方さんがいつも一生懸命データを取ってくださっている。そういう方々に感謝したい」と実感を込めた。

◆西武・今井達也投手(25)が7回6安打2失点で、4月28日以来となる4勝目を挙げた。「調子自体は普通でした。ただ初回は力任せに投げてしまって、ストレートも変化球も思うようにコントロールできませんでした。五回以降くらいからコンディションも良くなってきたという感じです。最低限の仕事はできたかなと思います」 立ち上がりに苦しんで序盤に2点の先制を許したが、そこから立ち直ってさらなる失点を防いだ。今季は開幕ローテ入りも5月24日のロッテ戦(ZOZOマリン)で三回途中3被弾を含む8失点と打ち込まれ、翌25日に登録抹消された。ファームでの調整を経て、約6週間ぶりの登板となった前回4日の同カードでも8回1安打無失点の好投を見せた。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
46322 0.590
(↓0.007)
-
(-)
63312
(+3)
258
(+5)
66
(-)
28
(-)
0.256
(↓0.001)
3.050
(↓0.03)
2
(1↑)
ロッテ
41304 0.577
(↑0.006)
1.5
(↑1)
68265
(+5)
258
(+3)
50
(+1)
46
(-)
0.232
(↑0.001)
3.270
(-)
3
(1↓)
ソフトバンク
43332 0.566
(↓0.007)
2
(-)
65293
(+2)
269
(+4)
55
(-)
34
(-)
0.249
(↓0.001)
3.200
(↓0.01)
4
(-)
楽天
36421 0.462
(↑0.007)
10
(↑1)
64267
(+4)
314
(+3)
64
(+2)
56
(+1)
0.232
(↑0.001)
3.510
(↑0.01)
5
(-)
日本ハム
35460 0.432
(↓0.006)
12.5
(-)
62261
(+3)
259
(+4)
61
(-)
47
(+1)
0.229
(-)
2.870
(↓0.02)
6
(-)
西武
31471 0.397
(↑0.007)
15
(↑1)
64221
(+4)
276
(+2)
53
(-)
49
(-)
0.227
(-)
3.150
(↑0.01)