ヤクルト(★2対5☆)中日 =リーグ戦12回戦(2023.07.11)・明治神宮野球場=
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中日
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ヤクルト
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勝利投手:柳 裕也(3勝6敗0S)
(セーブ:マルティネス(1勝1敗20S))
敗戦投手:サイスニード(5勝5敗0S)

本塁打
【中日】石川 昂弥(7号・2回表ソロ),細川 成也(11号・6回表2ラン),石川 昂弥(8号・6回表ソロ)

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◆中日は2回表、石川昂のソロで先制に成功する。そのまま迎えた6回には、細川の2ランと石川昂のこの日2本目となるソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・柳が6回2失点の好投で今季3勝目。敗れたヤクルトは、9回に2死満塁の好機をつくるも及ばなかった。

◆中日石川昂弥内野手(22)が球団通算本塁打9000号を放った。0-0の2回1死走者なしでヤクルト先発サイスニードの初球ストレートを左翼スタンドへ運ぶ先制7号ソロで決めた。NPBでは1リーグ時代を含め巨人、西武、ソフトバンクに次ぐ4球団目の達成だ。2日DeNA戦以来6試合ぶりのアーチに「先制点が取れて良かったです」と素直に喜んだ。球団通算9000号には「あっ、そうなんですか? 知らなかったです」と目を丸くしていた通算8000号は11年7月13日ヤクルト戦(神宮)で森野(現1軍打撃コーチ)が放っている。球団通算9000号=中日 11日のヤクルト12回戦(神宮)の2回、石川昂が打って達成。巨人、西武、ソフトバンクに次いで史上4球団目。球団第1号は名古屋時代の36年5月17日のセネタース戦(鳴海)で前田が記録。

◆/右の大砲はもう1人\逆方向に打球が伸びる細川成也2ランホームランでリードを広げる???プロ野球(2023/7/11)??ヤクルト×中日??Live on DAZN#DAZNプロ野球 pic.twitter.com/bt13Z6oBrB

◆ヤクルトは来日3年目で7連勝中だった中日戦で、先発サイスニードがまさかの3被弾でKOされた。石川昂には2、6回ソロ2本、細川には6回に2ランを浴び、今季中日戦は3試合無失点だったが6回4失点で降板した。前回中日戦では来日初完封。それでも気を緩めることなく「今年は幸運にも良い投球だったが、明日も自分のできることをやるだけ」と挑んだが、中日打線につかまった。

◆ヤクルトは3点を追う9回2死から3連打で防御率0・00の中日マルティネスを追い詰めたが、長岡がフルカウントまで粘るも投ゴロに終わった。高津臣吾監督は「先頭が1度も出ず、らしいチャンスがなかった。みんなバットが出なくなっている」。中日に7連勝中だった先発サイスニードが来日3年目で同カード初黒星を喫し、チームは7月に入り初の連敗。最下位中日に0・5ゲーム差に迫られた。▽ヤクルト並木(1番中堅でスタメン起用されてから13試合連続出塁に)「出塁を1番に考えている。どんな形でも塁に出たいと思ってやっている」

◆中日は石川昂弥内野手(22)が4年目で初の1試合2本塁打で勝利を呼び込んだ。2回1死でサイスニードの初球直球を捉え、左翼へ先制の7号ソロ。これが球団通算9000号となり「節目の本数を打てたのはうれしい」と喜んだ。6回には再びサイスニードから右中間へダメ押しの8号ソロ。立浪監督は「勝利に貢献できる選手に育ってほしい」と、22歳の飛躍を期待した。▽中日立浪監督(サイスニードに来日3年目で初黒星を与える)「サイスニードからあまり点を取れてなかった。4点を取れたことが良かった」▽中日柳(6回2失点で3年ぶりの神宮勝利で今季3勝目)「6回は点が入ったあとで慎重に行きすぎた。今日は直球で勝負した」

◆中日の石川昂弥内野手(22)が4年目で初の1試合2本塁打で勝利を呼び込んだ。2回1死でサイスニードの初球直球を捉え、左翼へ先制の7号ソロ。これが巨人、西武、ソフトバンクに次ぐ4球団目の通算9000号となった。「自分が打てて良かった。節目の本数を打てて、うれしい」。9000本の中には木俣達彦、江藤省三、田尾安志、落合博満、山崎武司、森野将彦ら偉大な打者が居並ぶ。球団史に名前を刻んだことを素直に喜んだ。6回は細川の11号2ランでリードを3点差に広げた後、2死から再びサイスニードから8号ソロを右中間へ。来日3年目の助っ人右腕にチームは7連敗と苦手にしてきたが、この回限りで降板に追いやった。石川昂は「2本打ててチームが勝てて良かった。1週間の初戦でいい勝ち方ができた。(今週は)全勝できるようにしたい」と何よりも勝利を喜んだ。ようやくサイスニードから白星を奪った立浪監督も笑顔を見せた。「球団の節目の本塁打を打てたのは何かの縁がある。今はまだまだ修行段階だが、本塁打もだが、チームに勝利に貢献できるように育つようにやっていきたい」。22歳への叱咤(しった)と期待の言葉も残した。【伊東大介】

◆先発したヤクルト・サイスニード投手(30)は6回6安打4失点で降板し、対中日8連勝を飾ることはできなかった。失点はすべて本塁打。二回1死で石川昂に先制の左越えソロを浴びると、六回1死一塁では細川に右越え2ランを献上。さらに2死走者なしから再び石川昂に右中間へソロを被弾し、計3本塁打で4失点となった。サイスニードは来日から中日戦は通算7勝0敗で、今季は3勝、21イニング連続無失点と相性のよさを発揮していた。

◆お得意さまのはずが一発に泣いた。ヤクルトはサイスニード投手(30)が6回6安打4失点。計3被弾で5敗目を喫した。「中日に今年は幸運なことにいい投球ができている。真っすぐを投げ切ること。あとは変化球を生かすことを意識して自分の投球に集中したい」意気込み通りとはいかず唇をかんだ。先発予定だった7日の阪神戦(甲子園)が雨天中止に。自身7連勝中と好相性の中日戦に回ることになったが、二回は石川昂に高めの直球を捉えられて左越えソロ、六回は細川に右越え2ラン、そして再び石川昂に直球を狙われて右越えソロを浴び、試合を優位に進めることができなかった。気温30度超えの熱帯夜。湿度が高くジメジメした気候が続くが対策はばっちりだった。「水分をたくさんとって、質のいい食事をとって、質のいい睡眠をとることが大事」。それだけでなく同僚の小川らが夏バテ対策に梅干しを食べると聞いて「食べたことはないですが、食べてみようかな」と明かしていた。〝竜キラー〟で6月23日の中日戦(バンテリンドーム)では6安打無失点で投げ切り、来日3年目で初完封勝利を挙げていた。2度目の再現を狙ったが、悔しい結果に終わった。打線は2―5の九回に2死からの3連打で満塁の好機を作ったが無得点に。最下位・中日とのゲーム差は0・5に縮まった。

◆中日が本塁打攻勢で先手を奪った。二回に石川昂のソロで先制し、六回は細川の2ラン、石川昂の2本目のソロで加点した。柳は6回を2失点で3勝目、マルティネスは20セーブ目を挙げた。ヤクルトはサイスニードが不安定だった。

◆中日の柳は6回を2失点で、約1カ月ぶりの3勝目を手にした。フォームに変化を付けて打者のタイミングをずらし、五回までは1安打。「五回までいい形で投げられた。野手と中継ぎのみなさんに勝たせてもらった」と謙虚に話した。六回は2失点した後に1死一、二塁で迎えた村上を力強く直球で二ゴロ併殺打に打ち取った。最近は全体的に変化球を打たれる場面が目立っていたとあって「今日は直球で勝負した」とこだわりを話した。

◆ヤクルト・サイスニード投手(30)が6回6安打4失点で5敗目(5勝)。中日戦は一昨年の来日から7連勝中だったが、3被弾など踏ん張れなかった。高津監督は「神宮で風はいいし、外野に飛べば入る確率は高い。今日は全体的に真っすぐが捉えられた」と振り返った。これでチームの被本塁打74は両リーグワーストとなった。打線は柳の前に六回に2点を返すのがやっと。指揮官は「思い通りの投球をされた」と相手を褒めるしかなかった。

◆ヤクルトは中日に敗れて2連敗。来日初対戦から中日戦では無傷の7連勝中だった先発のサイスニード投手(30)が、3被弾するなど6回6安打4失点と踏ん張れなかった。高津臣吾監督(54)は「神宮で風はいいですし、外野に飛べば入る確率は高い。今日は全体的に真っすぐが捉えられた」と振り返った。これでチームの被本塁打74は両リーグワーストに。一発攻勢から傾いた試合の流れを取り戻せなかった。打線は柳の前に五回までわずか1安打に抑えられ、六回に2点を返すのがやっとだった。指揮官は「カウント球でカウントを取られ、決め球で決められた。思い通りの投球をされた」とお手上げだった。12日も敗れると再び最下位に転落する。投打に奮起し、白星を手繰り寄せる。(箭内桃子)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
44323 0.579
(↑0.006)
-
(-)
64291
(+7)
236
(+2)
39
(-)
39
(-)
0.237
(↑0.001)
2.770
(↑0.01)
2
(-)
DeNA
42342 0.553
(↓0.007)
2
(↓1)
65296
(+2)
274
(+7)
54
(-)
17
(-)
0.253
(-)
3.230
(↓0.01)
3
(-)
広島
42380 0.525
(↓0.007)
4
(↓1)
63278
(-)
276
(+4)
51
(-)
40
(+1)
0.247
(-)
3.190
(↓0.02)
4
(-)
巨人
40371 0.519
(↑0.006)
4.5
(-)
65284
(+4)
281
(-)
90
(+3)
24
(-)
0.249
(↓0.001)
3.460
(↑0.05)
5
(-)
ヤクルト
31452 0.408
(↓0.005)
13
(↓1)
65264
(+2)
298
(+5)
61
(-)
41
(-)
0.232
(-)
3.570
(↓0.01)
6
(-)
中日
31462 0.403
(↑0.008)
13.5
(-)
64225
(+5)
258
(+2)
36
(+3)
22
(-)
0.238
(↓0.001)
2.880
(↑0.01)