オリックス(☆4対3★)ロッテ =リーグ戦11回戦(2023.07.11)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
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ORIX
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勝利投手:山﨑 福也(7勝2敗0S)
(セーブ:平野 佳寿(1勝1敗14S))
敗戦投手:メルセデス(3勝5敗1S)

本塁打
【オリックス】セデーニョ(3号・3回裏満塁)

  DAZN
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◆オリックスが接戦を制した。オリックスは3回裏、セデーニョのグランドスラムで先制に成功する。投げては、先発・山崎福が5回3失点。その後は4人の継投でリードを守り、山崎福は今季7勝目を挙げた。敗れたロッテは、打線が5回以降無得点と振るわなかった。

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◆オリックスはロッテ戦に2万2939人が来場し、今季主催公式戦の観客動員数が100万人を突破。総数101万2246人となったことを発表した。40試合目での100万人突破は、現在の発表形式(実数発表)となった2005年以降では、15年、16年の41試合目を上回る球団最速の記録となった。05年以降のシーズン最多入場者数は16年の179万4475人(72試合)。

◆/1点差ゲームを制した??\最後は宜保翔がゲッツー完成で締める山﨑福也は自身6連勝&チームは3連勝?#プロ野球(2023/7/11)??オリックス×ロッテ??Live on DAZN#DAZNプロ野球#Bs2023#chibalotte pic.twitter.com/IZscr1pskb

◆オリックスは6月の月間MVPを受賞した山崎福也投手(30)が、自身6連勝で7勝目を挙げた。3回まではロッテ打線を1安打無失点に封じたが、4点の援護をもらった直後の4回に3安打を浴びて3失点。5回80球で交代し「点を取ってもらった後のピッチングという部分を反省しなければいけませんし、勝負どころでしっかりと投げきれるようにしていかなければいけないです」と反省。最少リードを守り切った試合終了の瞬間、ようやく白い歯がこぼれた。

◆ロッテの連勝が5で止まり、首位オリックスと2・5ゲーム差の3位に逆戻りした。3回2死満塁で先発のC・C・メルセデス投手(29)がセデーニョに満塁弾を浴びた。その後は持ち直して6回まで投げきったが、序盤の4点ビハインドが最後まで響いた。打線は4点取られた直後に3点をかえした。単打、単打、死球でつないだ4回無死満塁、安田尚憲内野手(24)の中犠飛で1点。なおも1死一、二塁から茶谷健太内野手(25)が内角の難しい球をさばいて中前へ運んだ。自身6月5日以来の安打で、5月24日ぶりの打点だった。続く田村龍弘捕手(29)がセーフティースクイズで1点差に詰め寄った。だが7回1死満塁で無得点に終わるなど、相手先発の山崎福の降板後、救援陣から追加点を奪えなかった。吉井理人監督(58)は「メルセデスは田村の話ではいつものコントロールがなかったみたい。その割には6回まで頑張ってくれたと思います。(4回の攻撃は)向こうがくれたチャンスをしっかりものにできた。先発が代わってからリリーバーが1イニングずつ代わっていったわけですけども、そこにうまく対応できなかった」と振り返った。▽ロッテ・メルセデス(6回4失点で5敗目)「3回に満塁本塁打を打たれてしまったが、その他の回は自分らしいアグレッシブな投球で0点に抑えられた」

◆オリックスの"新戦力"レアンドロ・セデーニョ内野手が、球団史を塗り替える快挙でチームを3連勝に導いた。3回2死満塁でロッテ・メルセデスの外角カーブを捉え、オリ党が待つ右翼スタンドへ先制の3号満塁弾。育成入団した外国人選手のグランドスラムは球団史上初で、主砲・森をケガで欠くチームの救世主となった。2戦連発にパフォーマンスははなやかだ。何度も叫び、ガッツポーズを繰り返し、ベース手前でスキップしながらホームイン。「(感触は)もう最高でした」と、笑顔を両手のハートマークで包むなんともかわいいポーズを披露。「プレッシャーのかかる場面で、気持ちも高ぶるところだけど、なるべく高ぶらないように自分の中でコントロールしながらできているのが今の好調の要因だと思います」と緊張に負けなかった。6月24日に1軍に再昇格し2試合無安打が続いたが、7月に入ると出場7試合で打率4割4分、3本塁打、12打点と長打力が目覚めた。この日ロッテに敗れていれば、チームはマイナス0・5ゲーム差で首位から陥落。セデーニョの一振りで、逆にゲーム差を2・5に広げた。中嶋監督は「今のところですね、今のところ」と手放しではほめないが、口元は緩む。救援陣の奮闘でリードを守り、今季最多の貯金15を手にした。【堀まどか】

◆レアンドロ・セデーニョ内野手(24)=前ダイヤモンドバックス傘下=が三回に第3号の満塁弾を放ち先制した。「変化球にうまく反応することができたし、なんとかスタンドまで届いてくれてよかったよ」三回、1死から9番・若月の左前打を皮切りに好機が広がり、2死満塁で打席へ。左腕・メルセデスに対し、カウント1-0からの2球目、121キロの外角のカーブを捉えると、オリックスファンが待つ右翼席に飛び込んだ。9日の西武戦(京セラ)では、3ランを含む来日最多の5打点と大暴れの助っ人。7月は試合前まで打率・429と好調だ。週の初戦となることが多い火曜日は9連勝中のチームに勢いをもたらした。

◆まさに〝起爆剤〟の活躍だ。3日に巨人からトレードで加入したロッテ・石川慎吾外野手(30)が、移籍後初出場した6日の西武戦(東京ドーム)から4試合連続安打をマーク。新天地で自慢の打力を発揮している。「3番・右翼」で先発出場。一回の第1打席は空振り三振に倒れたが、第2打席に快音を響かせた。三回にオリックスの4番・セデーニョに先制の満塁弾を許した直後の四回だ。先頭で右打席に入ると、山崎福の初球たたいてしぶとく右前に落とした。試合の流れを引き戻す一打から、無死満塁のチャンスをつくると、安田の中犠飛で生還。この回の3得点につなげた。パンチ力を生かした打撃スタイルで〝ダイナマイト・シンゴ〟の愛称で親しまれる右打者。6日の西武戦で代打で移籍後初出場を果たすと、中前打を記録。8日の日本ハム戦(エスコン)では七回2死一、三塁の好機で代打起用され、決勝打を放って移籍後初打点をマークした。「7番・右翼」で先発出場した翌9日の同戦では4打数1安打。この日はついにクリーンアップに名を連ね、結果をだした。「やってきたことしか出せない。どんな結果が出てもそれが自分の実力だと真摯(しんし)に受け止めて、何ができるのか、何が最善かを考えて一日一日を大切に生きていきたい」。闘志を燃やす石川慎。18年ぶりのリーグ優勝を目指すチームをバットで勢いづける。

◆首位攻防戦とプレッシャーがかかる中でも、オリックス・山崎福は冷静沈着だった。頼もしさを増した1カ月を経て、6月10日のDeNA戦以来となった本拠地のマウンドで、自らの役割をまっとうした。「安定した成績を残したいというのはあるので。どの試合も変わらない気持ちはあります」5月27日の西武戦(ベルーナ)から5連勝と勢いに乗る。一回から持てる力を存分に発揮した。威力のある速球に、多彩な変化球を織り交ぜ、2つの三振を奪って抜群の立ち上がりを見せた。試合前にはうれしい知らせも届いた。明大から2014年にD1位で入団し、9年目で初めて月間MVPを受賞。「取りたいなっていう気持ちはありました」と目標にしていたタイトルだった。6月は4戦4勝で防御率2・33。「もう少し防御率をよくできればよかった」と悔しさものぞかせたが、抜群の安定感で首位を争うチームを支えた。得意の打撃でも交流戦で2安打を放って、充実したひと月を駆け抜けた。監督選抜で自身初の球宴出場も決めており、「ご褒美なんじゃないですか」と夢舞台にも胸を高鳴らせている。三回にセデーニョ(前ダイヤモンドバックス傘下)の満塁弾で4点の援護をもらった。直後の四回に無死満塁のピンチを背負い3点を返された山崎福だったが、落ち着いてなんとかリードを守った。5回4安打3失点での降板となったが、前半戦のチームを支えてきた左腕が、球宴前最後の登板を上々の内容で締めくくった。(北池良輔)

◆オリックスが3連勝。三回にセデーニョの満塁本塁打で先制し、計5投手の継投で逃げ切った。山崎福は自身6連勝で7勝目を挙げた。ロッテの連勝は5でストップ。四回に1点差に迫ったが、七回の満塁機を生かせなかった。

◆この日の観衆は2万2939人で、オリックスは今季主催試合の観客動員数が100万人を突破したと発表した。40試合目での到達で、球団によると、実数での発表となった2005年以降では球団最速。

◆ロッテは競り負けて連勝が5で止まった。0―4の四回に茶谷の適時打などで1点差に迫ったが、その後は継投にかわされた。吉井監督は「先発が代わってからのリリーバーにうまく対応できなかった」と渋い表情だった。七回に1死満塁の好機をつくるも、石川慎が左飛、ポランコが見逃し三振に倒れて反撃ムードがしぼんだ。

◆ロッテは勝てばオリックスを勝率で上回り、首位に浮上できたが一発に泣いた。0―0の三回、先発のメルセデスが1死からの連打と四球などで2死満塁のピンチ。ここで4番のセデーニョに右翼席へ満塁弾を浴びた。この一発が最後まで重くのしかかった。直後の四回には無死満塁から安田の犠飛、茶谷の適時打、田村のセーフティースクイズで3点を返した。だが、七回1死満塁では石川慎が左飛、ポランコが見逃し三振であと1本が出なかった。全て1点差で5連勝のあとは1点差負け。3位に後退。吉井監督は「できることをしっかりやっていってほしい」と立て直しを促した。12日は佐々木朗が7勝目を目指して、前半戦最後のマウンドに上がる。

◆右翼席のファンに招かれ、打球はフェンス際でもうひと伸びした。オリックスのセデーニョが、球団最速で観客動員100万人を突破した記念すべき試合で、値千金の3号満塁弾を放った。「とても興奮して叫んでしまいました」0-0の三回2死満塁で打席へ。メルセデスの121キロの外角のカーブを捉え、鋭い弾道で右翼席最前列へ放り込んだ。育成契約で今季入団し、5月に支配下登録を勝ち取った助っ人砲が、5打点を挙げた9日の西武戦(京セラ)に続いての2試合連続アーチで、また大暴れした。七回終了時には大型ビジョンに「観客動員100万人突破」を告げる文字が躍った。この日の観衆は2万2939人で、今季の動員数が101万2246人となった。40試合目での大台突破は、2015、16年の41試合目を上回り、実数での発表となった05年以降では球団最速だった。大きな拍手が本拠地を包み、そこからは自慢の救援陣が踏ん張って、4-3で逃げ切って花を添えた。21年に25年ぶりのリーグ優勝をつかむまでは苦しい日々も続いた。22年には2連覇と26年ぶり日本一を達成。着実に選手が力をつけ、今年3月にはWBC日本代表に4選手を送り込んだ。多彩なイベントも開催し「オリメン」企画などで女性ファンも魅了した。ファンの力が、開幕から好調なチームの〝原動力〟といっても過言ではない。3連勝で2位のソフトバンクとは2ゲーム差。貯金も今季最多の15だ。「また球場に来ていただいて、応援よろしくお願いします」セデーニョが力強く呼びかけた。今季も、最高のファンとともに頂点を目指す。(北池良輔)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
46312 0.597
(↑0.005)
-
(-)
64309
(+4)
253
(+3)
66
(+1)
28
(-)
0.257
(↑0.001
3.020
(-)
2
(1↑)
ソフトバンク
43322 0.573
(-)
2
(↓0.5)
66291
(-)
265
(-)
55
(-)
34
(-)
0.250
(-)
3.190
(-)
3
(1↓)
ロッテ
40304 0.571
(↓0.009)
2.5
(↓1)
69260
(+3)
255
(+4)
49
(-)
46
(-)
0.231
(-)
3.270
(↓0.01)
4
(-)
楽天
35421 0.455
(↑0.008)
11
(-)
65263
(+3)
311
(+2)
62
(+1)
55
(+1)
0.231
(-)
3.520
(↑0.02)
5
(-)
日本ハム
35450 0.438
(↓0.005)
12.5
(↓1)
63258
(+2)
255
(+3)
61
(-)
46
(+1)
0.229
(↑0.001)
2.850
(-)
6
(-)
西武
30471 0.390
(-)
16
(↓0.5)
65217
(-)
274
(-)
53
(-)
49
(-)
0.227
(-)
3.160
(-)