日本ハム(★2対3☆)楽天 =リーグ戦13回戦(2023.07.11)・エスコンフィールド北海道=
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楽天
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日本ハム
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勝利投手:田中 将大(5勝5敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝2敗19S))
敗戦投手:北山 亘基(5勝4敗0S)

本塁打
【楽天】小郷 裕哉(4号・5回表2ラン)

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◆楽天が接戦を制した。楽天は1点を先制された直後の4回表、伊藤裕の犠飛で同点とする。続く5回には小郷が2ランを放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・田中将が7回2失点の力投で今季5勝目。敗れた日本ハムは、9回に一打同点の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆楽天は7月5日オリックス戦から5連勝中だが、この間は荘司→岸→則本→辛島→藤井と、すべて先発が勝利投手。楽天の先発投手が5人連続で勝利は、08年4月22~27日(朝井→永井→岩隈→ドミンゴ→田中)09年9月8~12日(岩隈→永井→藤原→田中→青山)に並ぶ最長タイで、6人続いたケースは過去になし。今日先発する田中将も白星を挙げて球団初の快記録となるか。

◆日本ハム新庄剛志監督(51)が試合前に「1番郡司、2番五十幡」のスタメン起用を予告した。郡司の1番は、中日時代を含めプロ4年目で初めて。バント練習中の郡司には、直接助言も。「この世界は(バントを)しないといけないから」と口にした。打線の"理想型"を求めて、試行錯誤が続く。「1、2番が固定されているチームは(2人の)アイコンタクトでエンドランとかね。こっち(ベンチ)から(サインを)出すんじゃなくて、2人でやり合う。そして3、4、5番でかえしてくださいって。そういう野球が出来たら。今、1、2番が固定出来ていないから」と、悩ましげ。「サインが出ていなくても、個人個人がチームが勝つために(動くことが出来る)。(野球は)ヒットを打つゲームではない。点を取るゲームだから。みんなで、その場、その場で考えて」と、話した。

◆日本ハム新庄剛志監督(51)が試合前に予告した通り、中日から加入し8試合で20打数7安打(本塁打1)、打率3割5分と好調な郡司裕也捕手(25)が、プロ4年目で初めて1番でスタメン出場する。2番も予告通り五十幡亮汰外野手(24)。連敗ストップ目指し「GI」コンビで切り込む。

◆日本ハム新庄剛志監督(51)の、オールスター休暇の過ごし方は?監督就任1年目の昨季は、新型コロナウイルス陽性判定を受けて、自宅隔離に。1歩も外に出られなかっただけに、今季は「神戸でゆっくりしようかな」と、後半戦最初のカードが行われる敵地へ先乗りし、リフレッシュに充てる計画だ。ただ、有名人故に、旅の目的地は慎重に選ばないといけない。「神戸、何かあります? 有馬温泉は、もう何回も行ってます。温泉に行くと、あそこを見られるんですよ...。なかなか行けないですよ、もう」と苦笑い。「サウナとか、ドライブとか。リフレッシュしようと思わなくても、リフレッシュ出来る。あまりストレスをためる方じゃないですね」と話した。

◆プロ4年目で初めて1番で出場した日本ハム郡司裕也捕手(25)が、いきなり結果を出した。0-0の1回裏、カウント2-1から楽天先発田中将の外角低めスライダーを右前に運び出塁した。この日の試合前、新庄剛志監督(51)が「1番郡司」「2番五十幡」を予告。2番の五十幡亮汰外野手(24)は投前犠打を決め、1死二塁とチャンスを広げた。3番松本剛の遊ゴロの間に、二塁走者の郡司は三塁へ進塁。続く4番清宮の打球は二塁後方に上がったが、猛ダッシュしてきたセンター辰己に好捕され、先制のホームを踏むことはできなかった。郡司は3回1死で迎えた第2打席でも三塁への内野安打を放ち、2打席連続安打。2番五十幡が左前打で1死一、二塁とお膳立てすると、3番松本剛の左前適時打で、先制の生還を果たした。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(24)が、子どもたちとの約束を守った。1点差に詰め寄った5回2死一塁、カウント2ボールから楽天先発田中将の148キロストレートを右前に運び、右翼手のミスもあり2死一、三塁とチャンスを広げた。一塁ベース上では、両手の親指と人さし指を使って「Sポーズ」を決めた。今季、チームでは安打時に、塁上で両手の親指と人さし指を合わせて四角いスクリーンをつくる「ピクチャーポーズ」が定着。清宮は10日の学校訪問で訪れた札幌西園(せいえん)小の児童と、安打を放った場合に、このピクチャーポーズを変形させ、西園小の「S」を意味する「Sポーズ」を披露することを、約束していた。1回の第1打席は中飛、3回の第2打席は右飛に倒れていたが、第3打席で、この日最初の安打を放ち、「Sポーズ」。8回1死での第4打席でも中前打を放ち出塁すると、2打席連続で約束していたポーズを披露した。

◆/大ブレイクの救世主?\5連勝中の良い流れは北の大地でも小郷裕哉の4号2ランHRで一気に勝ち越し?#プロ野球(2023/7/11)??日本ハム×楽天??Live on DAZN#DAZNプロ野球#RakutenEagles pic.twitter.com/E8jUbTLjOh

◆楽天田中将大投手が日米通算195勝目(日本117勝、米国78勝)。日本で三振を1個も奪わなかったのは通算237試合目で初めて。楽天は昨年4月26日~5月10日の11連勝以来となる6連勝。6連勝の勝利投手は荘司→岸→則本→辛島→藤井→田中将と、すべて先発がマークした。楽天の先発投手が6人連続で勝利は球団初。これまでは08年4月22~27日(朝井→永井→岩隈→ドミンゴ→田中)、09年9月8~12日(岩隈→永井→藤原→田中→青山)の5人が最長だった。

◆日本ハムが今季2度目の5連敗で、今季ワーストの借金10となった。3回1死、プロ初の1番で起用された郡司裕也(25)が三塁への内野安打を放ち、2打席連続安打。2番五十幡の左前打で1死一、二塁とチャンスを広げ松本剛の左前適時打で先制したが、先発の北山が4回無死満塁のピンチを招き、楽天伊藤裕の中犠飛で同点に追い付かれた。北山は5回1死二塁から小郷に右越え2ランを浴びて勝ち越され、6回途中8安打3失点で降板した。6勝目をつかめず「球数が多くなり長いイニングを投げることができず、とても悔しいです。抑えてくれた(2番手の)山本には感謝したいです」と振り返った。その裏、2死二塁から松本剛の左前適時打で1点差まで追いあげ、9回1死二塁のチャンスをつくったが、追いつくことはできなかた。

◆楽天田中将大投手(34)が、新スタイルで日米通算200勝まで5勝に迫った。今季14度目の先発登板で、投球フォームを大胆に変更。これまでは、グラブを胸の高さに上げたノーワインドアップだったが、この日は同じ形でサイン交換を行った後、1度セットポジションのように三塁側に体を向け、左足を1歩引いてプレートを踏み直した。グラブもベルト付近に下げてから投球。「投げやすさです」。安定感を求めて決断した。より、コースを厳しく突けるようになり、ストライクゾーン内で果敢に勝負した。9安打を浴びるも、7回85球。奪三振はプロ入り初めて0だったが、長打もなし。打たせて取り、2失点で今季5勝目を挙げた。それでも表情は引き締めたまま。先頭打者を出したのは3度。「勝っていけるようなピッチングではなかった。バックの守りだったり。いろいろ助けてもらいました」と仲間に感謝した。新投球フォームもこれが完成ではない。「まだまだこれからです」。チームは6連勝。課題と向き合い、さらなる高みへ-。探求心は尽きない。【湯本勝大】▽楽天石井監督(6連勝に)「しっかりと野手と投手で一丸となって戦えたかなと思います。失敗は失敗で反省してやっていければいい。今日は勝ちきったのがすごくいいのかなと思います」

◆楽天は今季初の6連勝を決めた。先発田中将大投手(34)は、今季自己最長タイの7回2失点と粘った。9安打で奪三振は0ながら、85球と少ない球数。ストライクゾーン内で果敢に勝負し、日本ハム打線を打たせて取った。今季5勝目で日米通算200勝まであと5に迫った。打線は1点を追う4回無死満塁で、伊藤裕の中犠飛で同点に追いつき、5回1死二塁で小郷が右中間へ決勝の4号2ラン。8回は酒居、9回は守護神松井裕が無失点で封じ、逃げ切った。投打がかみ合って勝利。石井監督は「しっかりと野手と投手で一丸となって戦えたかなと思います」と選手たちをねぎらった。これで球団史上初の先発6投手が連続で勝利投手となった。石井監督は「先発が白黒つくところまでしっかりと結果を出しているというのは、一番理想的なこと」と先発陣の奮起を評価した。

◆出て来い、救世主!日本ハムは11日、楽天戦(エスコンフィールド)で2-3と逆転負けを喫し、4試合連続の1点差負け。今季2度目の5連敗で、借金は今季ワーストの10に膨らんだ。新庄剛志監督(51)は、起爆剤としてプロ初の1番に前中日の郡司裕也捕手(25)を起用。「キーポイントになって爆発してくれる人を今、探している。まあ、見といて下さいよ」と逆襲へ自信を見せた。ほんの少しの差に、届きそうで、届かない。4試合連続で1点差負けを喫した新庄監督は「こういう僅差のゲームの時に、誰か1人、流れを変えてくれる選手が必要。誰かキーポイントになって爆発してくれる人を今、探しているところ」と、救世主を強く求めた。1点を追う8回2死一塁で代打野村は二ゴロに倒れ、9回2死二塁では、この日2安打でプロ初の1番起用に応えていた郡司へ打席がまわったが、楽天守護神・松井裕の前に捕邪飛に倒れて試合終了。郡司は「狙い球を絞って行ったけど...。やっぱり、いい投手でした」と悔しがったが、新庄監督は「面白い1番。出塁してくれる。意外と三振も少ないしね」と、6月中旬に中日からトレードで獲得したばかりの新戦力に、光るものを見つけたようだ。借金は、ついに今季初の2桁に到達したが、チームに悲愴(ひそう)感は全くない。新庄監督は「若いチームだしね。1つでも勝てば、ドカーンと行く可能性はある。選手を信じて。誰かが爆発してくれる」と、前向きだ。「1点差負けが続くということは、1点以上の何かが足りないと思う」と現状を冷静に受け止めた郡司は、「新加入の僕とかが、どんどんいい流れを持って来られるようにしたい」と、気を引き締めた。今季1点差での勝敗は、これで9勝22敗となった。「負けが続いていますけど、いい経験をしていますよ、選手は」と、うなずいた新庄監督は「まあ、見といて下さいよ。逆になるから、必ず」。自信ありげに、不敵に笑った。【中島宙恵】

◆栄光をつかむために目の前の敵に立ち向かえ! 楽天小郷裕哉外野手(26)が、一振りで今季初の6連勝を決めた。日本ハム戦の同点で迎えた5回1死二塁、カウント3-1から、北山の146キロ直球を捉えた。右中間席へ運ぶ4号決勝2ラン。「1打席目、2打席目はチャンスで凡退していた。なんとか打点を挙げたいと思っていました」と会心の打撃を喜んだ。5年目の今季は3番に定着。打率2割6分8厘、4本塁打、23打点とブレークしつつある。今季途中から、日本一戦士のOB枡田慎太郎の応援歌を継承。主軸として、首脳陣やファンからも期待を寄せられている。逆襲の後半戦へ向けて、「試合に出ている以上、取り返すチャンスはあると思う。そこは逃さないように頑張りたい」と意気込んだ。伸び盛りの活躍に、石井監督は「バッティングはすごくセンスを持っている子。今やりがいを持ってやってくれるのかなと思う」。1戦1戦集中し、勝利を決めるスイングをしていく。【湯本勝大】

◆「3番・左翼」で先発出場した日本ハム・松本剛外野手(29)が三回の第2打席で先制の左前適時打を放ち、4連敗中のチームに先制点をもたらした。「初回のチャンスで打つことができず、2打席目もチャンスで巡ってきたので絶対に打つと決めていました」第1打席の借りを返した。一回1死二塁の先制機で楽天先発右腕、田中将の初球、144キロのツーシームを打ち損じ、遊ゴロに倒れた。2打席目は1死からの連打による一、二塁で迎え、1ストライクから135キロの低めのスプリットに合わせた。しぶとくゴロで三遊間を破り「今日は泥臭く勝ちます」と試合中の広報コメントで気合を入れた。新選手会長として若手が大半を占めるチームを牽引(けんいん)している。「僕が普段からチームを引っ張っていくような選手にならないといけない」。昨季まで打線の主軸を担った近藤がFA移籍で退団。今季から背番号も7に変わり、自覚を口にする男が7試合連続の3番起用に自慢のバットで応えた。ただ、先発の北山がピリッとせず。先制点をもらった直後の四回、伊藤裕の中犠飛で同点とされた。続く五回には小郷に勝ち越しの2ランを被弾した。松本は1―3の五回の第3打席でも再び左前適時打を放ち、20打点目をマークしたが...。4位楽天とは1・5ゲーム差に広がった。

◆楽天が競り勝ち6連勝。0―1の四回に伊藤裕の犠飛で追い付き、五回に小郷の2ランで勝ち越した。田中将が7回2失点と粘投し、5勝目。日本ハムは11安打全て単打で攻めきれず、5連敗で借金が今季最多の10となった。

◆楽天・田中将大投手(34)が7回9安打2失点、1四球&奪三振0で5勝目(5敗)を挙げた。?楽天・田中将が今季5勝目。日米通算195勝(日117、米78)となり、同200勝にあと5。この日は7回を投げて奪三振0で勝利投手。NPB通算237試合目の登板で三振を1つも奪わなかったのは初めて。楽天の投手が先発で7回以上を投げ奪三振0で勝利投手になったのは球団史上初。?チームは5日のオリックス戦から6連勝でいずれも先発投手に白星が付いた。チーム6連勝全て先発投手が勝利投手になったのは球団史上初。

◆日本ハムは4試合連続の1点差負けで今季2度目の5連敗。借金が今季ワーストの「10」に膨らんだ。先発の北山は六回途中まで96球を投げ、8安打3失点で4敗目(5勝)。2年目右腕は「球数が多くなり長いイニングを投げることができず、とても悔しいです」と肩を落とした。打線は五回に3番・松本剛の2打席連続左前適時打で1点差に詰め寄るも、追い上げもここまでだった。2―3の九回は1死二塁の同点機を作ったが、楽天の守護神・松井裕の前に山田、郡司が凡退。あと1本が出なかった。1点差負けはこれで今季22試合目。それでも新庄監督は「1点差でも5点差でも負けは負けなので」とキッパリ。「かみ合ってきますよ。まだ半分あるんでね、シーズンも。まあ、見といてくださいよ。若いチームにガンガンいってもらって」と巻き返しを誓った。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
46312 0.597
(↑0.005)
-
(-)
64309
(+4)
253
(+3)
66
(+1)
28
(-)
0.257
(↑0.001)
3.020
(-)
2
(1↑)
ソフトバンク
43322 0.573
(-)
2
(↓0.5)
66291
(-)
265
(-)
55
(-)
34
(-)
0.250
(-)
3.190
(-)
3
(1↓)
ロッテ
40304 0.571
(↓0.009)
2.5
(↓1)
69260
(+3)
255
(+4)
49
(-)
46
(-)
0.231
(-)
3.270
(↓0.01)
4
(-)
楽天
35421 0.455
(↑0.008)
11
(-)
65263
(+3)
311
(+2)
62
(+1)
55
(+1)
0.231
(-)
3.520
(↑0.02)
5
(-)
日本ハム
35450 0.438
(↓0.005)
12.5
(↓1)
63258
(+2)
255
(+3)
61
(-)
46
(+1)
0.229
(↑0.001
2.850
(-)
6
(-)
西武
30471 0.390
(-)
16
(↓0.5)
65217
(-)
274
(-)
53
(-)
49
(-)
0.227
(-)
3.160
(-)