巨人(★0対1☆)DeNA =リーグ戦13回戦(2023.07.09)・東京ドーム=
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DeNA
0000000000011601
巨人
0000000000000320
勝利投手:エスコバー(1勝1敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(0勝5敗20S))
敗戦投手:菊地 大稀(2勝2敗0S)

本塁打
【DeNA】牧 秀悟(14号・12回表ソロ)

  DAZN
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◆DeNAが延長戦を制した。DeNAは0-0のまま迎えた延長12回表、牧がソロを放ち、試合の均衡を破る。投げては、5番手・エスコバーが今季初勝利。最後は守護神・山崎が3人で締め、今季20セーブ目を挙げた。敗れた巨人は、散発3安打で無得点と打線が沈黙した。

◆今季の巨人とDeNAは日曜日の成績が対照的となっている。日曜日の巨人は開幕から○●●○●●●○●●○●●△の4勝9敗1分け。勝率3割8厘は中日と並んで12球団ワーストだ。対するDeNAは開幕から●○○○○●△○○○○○○の10勝2敗1分け。勝率8割3分3厘は12球団で最も高い。また、DeNAは5月28日中日戦から日曜日6連勝中で、7連勝すれば大洋時代の65年6~8月以来、58年ぶりの記録となる。

◆DeNA東克樹投手(27)が、7回無失点の好投も打線の援護がなく、リーグ単独トップの9勝目は次戦に持ち越された。1回にブリンソン、2回に吉川に安打を浴びた以降は3回から5イニング連続でノーヒットに抑えた。7回までわずか78球で、100球未満での完封を意味する「マダックス」の今季2度目の達成も視野に入ったが、0-0の8回に代打を送られた。代打楠本は強烈なライナーを放ったが、一塁の巨人中田翔がキャッチし、得点を奪えなかった。

◆DeNAが、延長12回に牧秀悟内野手(25)の決勝の14号ソロで巨人に競り勝った。0-0で迎えた延長12回1死、カウント3-1から巨人菊地のスライダーを左翼席に運んだ。打った瞬間それと分かる当たりで、打球がスタンドに入るのを見届けることもなく、ダイヤモンドを1周した。ベンチで待ち構えるナイン、左翼スタンドのファンとともに本塁打パフォーマンス「デスターシャ」を合唱した。先発東が7回無失点と好投。8回以降はウェンデルケン、伊勢、森原、エスコバーとつなぎ、山崎が20セーブ目で締めた。

◆巨人ヨアンデル・メンデス投手(28)は8回4安打無失点の好投も、打線の援護なく、2勝目はならなかった。力強い直球を軸にスライダー、チェンジアップを交え、DeNA打線を封じ込んだ。許した4安打はすべて先頭打者だったが、走者を出してからギアが上がった。7回は無死一塁から牧を148キロ直球で遊飛、ソトは149キロ直球で遊ゴロ併殺に仕留めた。「立ち上がりから大城(卓)のミットに思いきって投げ込みました。うまく大城がリードしてくれて、野手のみんなもしっかり守ってくれて、いいリズムでピッチングができました」と納得の投球だった。

◆巨人は今季8度目の完封負けを喫した。散発3安打無得点と打線が沈黙。日曜日は今季4勝10敗1分けと"ブラックサンデー"が続いている。投手陣は先発メンデスが来日後最長の8回無失点の好投、6番手の菊地が牧に決勝ソロを浴びるも、8投手で延長12回まで1失点でつないだ。原監督は「0点じゃなかなか試合を支配することはできませんね。切り替えて、また行きます」と次戦を見据えた。▽巨人メンデス(8回4安打無失点)「立ち上がりから、大城(卓)のミットに思いきって投げ込みました。うまく大城(卓)がリードしてくれて、野手のみんなもしっかり守ってくれて、いいリズムでピッチングができました」

◆DeNAが、延長12回に牧秀悟内野手(25)の決勝の14号ソロで巨人に競り勝った。0-0で迎えた延長12回1死、カウント3-1から巨人菊地のスライダーを左翼席に運んだ。DeNAは延長12回に牧が本塁打を放って1-0勝利。DeNAで延長12回に本塁打を打ったのは16年7月22日巨人戦の筒香(スコア2-2からサヨナラ弾)以来、7年ぶり。延長戦の1-0本塁打は22年4月20日阪神戦のソト以来で球団6本目だが、過去5本は10回に4本、11回に1本。延長12回以降に打った1-0本塁打は球団史上初めてだった。

◆DeNAが、4番の1発で「ビューティフルサンデー」を飾った。0-0の延長12回1死、牧秀悟内野手(25)が、左翼席への豪快な14号ソロで試合を決めた。チーム23イニングぶりの得点で、値千金のアーチだった。日曜日は昨年、通算5勝19敗で「魔の日曜日」と苦戦したが、今季は5月28日の中日戦から7連勝。大洋時代の65年6~8月以来58年ぶりの記録を達成した。さわやかな快音が東京ドームに響いた。0-0の延長12回1死、牧は手に残る最高の感触をかみしめながら、ゆっくりと走りだした。「打った瞬間、感触が良かったのでいったかなと思った」。高々と上がった白球は、三浦監督が「レフトスタンドのファンが引き寄せてくれた」と表現するように、青く染まった左翼席に降り注いだ。4番らしく、勝負を決める素晴らしい1発だった。前夜は今季6度目の0封負け。この日も延長11回まで無得点で、4打数無安打と沈黙した。「全然打ててなかったので、4番として、打てて良かった」。負ければ4位巨人と1・5差、3位広島に1ゲーム差に迫られる中、23イニングぶりの得点となる決勝の14号ソロで勝利に導いた。投手陣の好投に最高の結果で報いた。先発東が7回無失点と好投。8回以降は5投手の「マシンガン継投」で1発のある巨人打線をゼロに抑えた。守備陣も無失策でもり立てながら、投手陣の熱投を目に焼き付けた。「すごく粘り強く投げてくれていたので、何とか勝ちをプレゼントできて良かった」と安堵(あんど)した。昨年、通算5勝19敗と苦しみ、「魔の日曜日」とも称された日曜日が「ビューティフルサンデー」に変わった。昨季は開幕カードから9連敗を喫したが、今季は5月28日の中日戦から7連勝。大洋時代の65年6~8月以来58年ぶりの記録を達成し、三浦監督は「いいものは続けられるようにしたいです」と笑顔で話した。牧の値千金の1発に、ベンチで待ち構えるナイン、左翼スタンドのファンが本塁打パフォーマンス「デスターシャ」を大合唱した。胸はずむ日曜を勝利で飾って、11日からは阪神との3連戦。誰もが待ってる25年ぶりの優勝に向け、前半戦の大一番を迎える。【久保賢吾】▽DeNA東(7回無失点の好投も、勝敗つかず)「相手打線が積極的に打ってくることはわかっていたので、強いボールを投げる意識の元で試合を作れたことは良かったです」▽DeNA山崎(延長12回を3者凡退で締め、今季20セーブ目)「チームが勝てたことがうれしいです。日ごろからサポートしてくれるスタッフ、トレーナーに感謝したいです」

◆DeNA・三浦大輔監督(49)が試合前に慣例の報道陣の囲み取材に対応。「プラスワン投票」でのオールスター初出場を熱望するトレバー・バウアー投手(32)について「選ばれてほしいですよね。成績的にも、DeNAファンだけでなく日本の野球ファンも見たいのでは。あと一人、誰が見たいのかと。俺はバウアーが見たいな」と後押しした。チームからは監督選抜で既に今永、東の先発2投手が選出されているが、指揮官は「もちろんローテーションとか、日程的に厳しくなる可能性もあるけど、名誉なこと。本人が出たいと言っているわけだし、日本のプロ野球界が盛り上がるためにも選ばれてくれたらなと。お願いします!!」と語った。「プラスワン投票」は、ファン投票、選手間投票、監督推薦の出場選手決定後、選ばれていない選手の中から両リーグ1人ずつを再び選ぶファン投票で、投票期間は6日から12日まで。14日の午後4時に結果が発表される。

◆DeNAが接戦を制した。0―0のまま迎えた延長十二回1死で牧が菊地からソロ本塁打を放って均衡を破った。東が7回2安打無失点と快投し、5番手のエスコバーが今季初白星。山崎は20セーブに達した。巨人は3安打と打線が沈黙。

◆巨人は散発の3安打で今季8度目の零敗を喫した。延長十一回まで無失点と粘った投手陣を打線が援護できず、原監督は「見ての通り。0点ではなかなか試合を支配することはできない」と表情はさえなかった。厳しくマークされる4番の岡本和が回の先頭で四球を選んだのが2度あったが、続く大城卓が二回は空振り三振、七回は送りバント失敗と好機を演出できない。九回は2死からこの2人がそれぞれ四球と右前打で一、二塁としても中田翔が空振り三振。最後まで本塁が遠かった。

◆巨人は延長戦の末に接戦を落とし、今季8度目の零封負け。カード勝ち越しとはならなかった。先発のメンデスが8回無失点と試合をつくったが、打線がDeNA先発左腕の東らの前に散発3安打と沈黙。原辰徳監督(64)は「0点じゃ、ゲームを支配することはできない」と振り返った。0-0の延長十二回に6番手・菊地がDeNA4番の牧に痛恨の決勝ソロを被弾。それでも全8投手の継投で最少失点にしのいだ。勝利にこそ結びつかなかったが、指揮官は「ピッチャーはよく頑張ったね。若い人たちもいい経験をしてくれているし、よくやっている」と投手陣をたたえた。

◆巨人・メンデスが8回4安打無失点の好投を見せた。150キロ超の直球とスライダーを駆使して、6奪三振。5度の三者凡退とテンポのいい投球でDeNA打線を翻弄した。打線の援護がなく2勝目とはならなかったが、「大城(卓)がうまくリードしてくれて、いいリズムで投球できた」と胸を張った。助っ人左腕の熱投に原監督も「非常に良かった」とたたえた。

◆最後に力尽きた。巨人は延長十二回に6番手・菊地が牧に決勝ソロを許し、今季8度目の零封負け。2015年8月7日の広島戦(東京ドーム)以来8年ぶりとなる12イニングの零封負けに、原辰徳監督(64)は渋い表情だった。「見ての通りですね。(得点が)0点ではなかなか、試合を支配することはできませんね」相手の先発・東に7回2安打に封じられ、試合を通しても計3安打しか打てなかった。4番の岡本和がイニング先頭で2度、四球を選ぶなど突破口は開いたが、一度も走者を三塁まで進められなかった。指揮官は「投手はよく頑張ったね。守りも良かった」と8回無失点のメンデスら8投手をねぎらった。最近6カードで勝ち越しは1度だけ。浮上のきっかけをつかみたい。(谷川直之)

◆リーグトップタイの8勝を挙げているDeNA先発の東克樹投手(27)は、7回2安打無失点の好投。自身に勝敗こそ付かなかったが、わずか78球のテンポの良い投球でチームの勝利に貢献し「相手が積極的に打ってくることはわかっていたので、強い球を投げる意識で試合を作れたことは良かった」とうなずいた。三浦監督は「勝ちに等しい投球をしてくれた」とたたえた。

◆4番の一振りで決めた!! セ・リーグ2位のDeNAは9日、巨人13回戦(東京ドーム)に1―0で勝利。延長十二回に牧秀悟内野手(25)が決勝14号ソロを放った。くりぬきバットを使用する「秘策」がハマり値千金の一発。チームは日曜日7連勝を飾り、4カードぶりの勝ち越しを決めた。勢いに乗って11日からビジターで阪神との首位攻防3連戦に臨む。敵地を青く染めた左翼席へと消えゆく打球を、見つめることもしなかった。会心の〝確信歩き〟。これが4番だ。22個の「0」が並んだスコアボードに刻んだ待望の「1」。総立ちの三塁ベンチを指さし、牧はダイヤモンドを一周した。「もう打った瞬間、感触も良くて、いったかなと。あの場面で打てて、長い試合を決めることができてよかった」両軍スコアレスで迎えた延長十二回、〝ドロー寸前〟の1死走者なしで迎えた第5打席。ここまで4打数無安打だった牧は、カウント3―1から6番手・菊地の甘く入ったスライダーを捉えた。「カウントがよかったので積極的にいった。全然打てていなかったので、最後に4番として打ててよかった」とスタンドのファンとともに、右肘を突き出し拳を握る本塁打パフォーマンス「デスターシャ」を披露した。延長十二回以降のソロ本塁打による1-0の勝利は球団(前身を含む)史上初だ。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
43323 0.573
(↑0.005)
-
(-)
65284
(+1)
234
(-)
39
(+1)
39
(-)
0.236
(↓0.001)
2.780
(↑0.04)
2
(-)
DeNA
42332 0.560
(↑0.006)
1
(-)
66294
(+1)
267
(-)
54
(+1)
17
(-)
0.253
(↓0.001)
3.220
(↑0.06)
3
(-)
広島
42370 0.532
(↑0.006)
3
(-)
64278
(+3)
272
(+2)
51
(+1)
39
(+1)
0.247
(-)
3.170
(↑0.02)
4
(-)
巨人
39371 0.513
(↓0.007)
4.5
(↓1)
66280
(-)
281
(+1)
87
(-)
24
(-)
0.250
(↓0.002)
3.510
(↑0.04)
5
(-)
ヤクルト
31442 0.413
(↓0.006)
12
(↓1)
66262
(-)
293
(+1)
61
(-)
41
(+1)
0.232
(-)
3.560
(↑0.02)
6
(-)
中日
30462 0.395
(↓0.005)
13.5
(↓1)
65220
(+2)
256
(+3)
33
(+1)
22
(-)
0.239
(-)
2.890
(-)